JP5179310B2 - 固体電解コンデンサの絶縁層形成装置及び固体電解コンデンサの絶縁層形成方法 - Google Patents

固体電解コンデンサの絶縁層形成装置及び固体電解コンデンサの絶縁層形成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5179310B2
JP5179310B2 JP2008250902A JP2008250902A JP5179310B2 JP 5179310 B2 JP5179310 B2 JP 5179310B2 JP 2008250902 A JP2008250902 A JP 2008250902A JP 2008250902 A JP2008250902 A JP 2008250902A JP 5179310 B2 JP5179310 B2 JP 5179310B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
insulating layer
solid electrolytic
electrolytic capacitor
liquid insulating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008250902A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010004004A (ja
Inventor
ジェジュン パク
ファソン ファン
テフン カン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Samsung Electro Mechanics Co Ltd
Original Assignee
Samsung Electro Mechanics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Samsung Electro Mechanics Co Ltd filed Critical Samsung Electro Mechanics Co Ltd
Publication of JP2010004004A publication Critical patent/JP2010004004A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5179310B2 publication Critical patent/JP5179310B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G9/00Electrolytic capacitors, rectifiers, detectors, switching devices, light-sensitive or temperature-sensitive devices; Processes of their manufacture
    • H01G9/004Details
    • H01G9/008Terminals
    • H01G9/012Terminals specially adapted for solid capacitors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G9/00Electrolytic capacitors, rectifiers, detectors, switching devices, light-sensitive or temperature-sensitive devices; Processes of their manufacture
    • H01G9/004Details
    • H01G9/08Housing; Encapsulation
    • H01G9/10Sealing, e.g. of lead-in wires
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G9/00Electrolytic capacitors, rectifiers, detectors, switching devices, light-sensitive or temperature-sensitive devices; Processes of their manufacture
    • H01G9/15Solid electrolytic capacitors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Description

本発明は、固体電解コンデンサに関するものであり、より詳細には、非接点飛散方式によって絶縁層が設けられた固体電解コンデンサの絶縁層形成装置及び固体電解コンデンサの絶縁層形成方法に関するものである。
一般に、固体電解コンデンサは、電気を蓄積する機能を有し、それに加えて直流電流を遮断し、交流電流を通過させるという目的にも使われる電子部品であり、その代表として、タンタルコンデンサは一般産業機器用はもちろん、定格電圧の使用範囲の小さい応用回路にも使われ、特に周波数特性が問題になる回路や携帯通信機器の雑音減少のために多く使われるようになってきている。
図1に示すように、このような固体電解コンデンサは、コンデンサの容量及び特性を決定する誘電体粉末素材からなるコンデンサ素子11と、コンデンサ素子11に挿入突設された陽極ワイヤ12と、コンデンサ素子11の表面に陰極層(図示せず)を設けるための化学的工程にて発生する化学物質が陽極ワイヤ12によってコンデンサ素子11に乗り上げることを防止すべく、陽極ワイヤ12の外周面を取り囲むように設けられた固状のプラスチック絶縁剤13とを備える。
そして、図に示されていないが、陽極ワイヤ12には陽極リードフレームが溶接によって電気的に接続され、該陽極リードフレームの下部には陽極電極が設けられる。また、コンデンサ素子11の表面に設けられた陰極層の下部には、前記陽極電極に対応する陰極電極が導電性物質を介して設けられ、上記の各構成要素を保護すべく、モールディング部がコンデンサ素子11を取り囲むように設けられる。
しかしながら、前述のように固状のプラスチック絶縁剤13を備える場合、該プラスチック絶縁剤13が厚さ略0.13mmを有するため、陽極ワイヤ12と陽極リードフレームとを溶接させる際に、現在の製造技術上、固状のプラスチック絶縁剤13が溶接干渉を引き起こし、短絡やショット不良、または溶接により接合性を低下させる等の不都合があった。
勿論、該陽極ワイヤ12の突設長さをより長くする場合、絶縁剤13による溶接干渉をある程度防止することができるが、そのような場合には、陽極ワイヤ12の突設長さが長くなった分だけ、固体電解コンデンサのサイズが増大し、その増大分だけコンデンサ素子のサイズは小さくなり、静電容量が低下するという不都合があった。
一方、図2のように、コンデンサ素子21の一側に挿入突設された陽極ワイヤ22に、液状絶縁剤吐出器24を接触した状態で液状の絶縁剤23を塗布してコーティングすることによって、陽極ワイヤ22を取り囲むような絶縁層を設けることができる。
しかし、このような場合も、図3のように、液状絶縁剤吐出器24が陽極ワイヤ22に接点された状態で液状絶縁剤23を塗布コーティングするため、陽極ワイヤ22に設けられる絶縁層の形状が不均一で、厚さが厚くなり、絶縁層の形成後、陽極ワイヤ12と陽極リードフレームとの溶接の際に溶接干渉を引き起こし、短絡やショット不良、または溶接による接合性を低下させる等の不都合があった。
このような場合であっても、陽極ワイヤ12の突設長さをより長くして溶接干渉をある程度防止することができるが、前述のように、陽極ワイヤ12の突設長さが長くなった分だけ、固体電解コンデンサのサイズが増大し、その増大分だけコンデンサ素子のサイズが小さくなり、静電容量が低下するという不都合があった。
従って、本発明は上記の問題点に鑑みて成されたものであって、本発明は、非接点飛散方式によって絶縁層を設けることによって、薄膜の均一な絶縁層の形成を可能とし、工程単純化による作業性向上及び製造費用の節減、さらに小型化及び静電容量の極大化を可能とし、陽極ワイヤと陽極リードフレームとの溶接時に絶縁層の溶接干渉を防止することができ、溶接性を向上させ短絡及びショート不良を防止することができる、固体電解コンデンサの絶縁層形成装置及び固体電解コンデンサの絶縁層形成方法を提供することを目的の一つとする。
本発明の好適な実施態様によれば、陽極の極性を有するコンデンサ素子と、一側が前記コンデンサ素子の内部に挿設され、他側が前記コンデンサ素子の外部に突設される陽極ワイヤとを含む固体電解コンデンサの絶縁層形成装置において、前記陽極ワイヤの上部に離設され、前記陽極ワイヤの突設された終端側に設けられ、該終端側に液状絶縁剤を噴射することによって、大面積を有する部位に凝集する毛細管現象のような凝集現象によって前記コンデンサ素子の一面とこれに隣接した陽極ワイヤの露出部位とに液状絶縁剤を非接点飛散方式によって塗布して絶縁層を設ける液状絶縁剤吐出器と、前記液状絶縁剤吐出器と対向し、前記陽極ワイヤの下部に離設される液状絶縁剤貯蔵容器と、を含むことを特徴とする固体電解コンデンサの絶縁層形成装置が提供される。
好ましくは、前記液状絶縁剤貯蔵容器が、上部が開かれた筺体の形態として設けられ、前記液状絶縁剤吐出器から噴射されて前記陽極ワイヤの下部に滴下する液状絶縁剤を収容する。
また、好ましくは、前記液状絶縁剤貯蔵容器と前記液状絶縁剤吐出器との間に連設され、前記液状絶縁剤貯蔵容器に収容された液状絶縁剤を前記液状絶縁剤吐出器へ再供給する液状絶縁剤循環流路をさらに含む。
更に、好ましくは、前記液状絶縁剤循環流路上に設けられ、前記液状絶縁剤貯蔵容器から前記液状絶縁剤吐出器へ再供給される液状絶縁剤の流れを調節する液状絶縁剤調節器をさらに含む。
更にまた、好ましくは、前記液状絶縁剤吐出器と連設され、前記液状絶縁剤吐出器へ液状絶縁剤を供給する液状絶縁剤供給器をさらに含む。
本発明の他の好適な実施態様によれば、固体電解コンデンサの陽極ワイヤの突設された終端が、液状絶縁剤吐出器の吐出口に位置するように固体電解コンデンサを設けるローディングステップと、前記液状絶縁剤吐出器から噴射される液状絶縁剤が飛散し、大面積を有する部位に凝集する毛細管現象のような凝集現象によって前記固体電解コンデンサのコンデンサ素子の一面とこれに隣接した陽極ワイヤの露出部位とに塗布されることによって絶縁層を設ける絶縁層形成ステップと、を含むことを特徴とする固体電解コンデンサの絶縁層形成方法が提供される。
好ましくは、前記絶縁層形成ステップの後に、前記絶縁層をレーザ加工によりトリミングする絶縁層トリミングステップをさらに含む。
また、好ましくは、前記絶縁層形成ステップの後に、液状絶縁剤貯蔵容器に収容された液状絶縁剤を前記液状絶縁剤吐出器へ再供給する絶縁剤再供給ステップをさらに含む。
更に、好ましくは、前記ローディングステップの後に、前記液状絶縁剤吐出器へ液状絶縁剤を供給する絶縁剤供給ステップをさらに含む。
前述のように、本発明によれば、非接点飛散方式によって絶縁層を設けることによって、薄膜の均一な絶縁層の形成を可能とし、工程単純化による作業性向上及び製造費用の節減が可能で、小型化及び静電容量を極大化することができ、陽極ワイヤと陽極リードフレームとの溶接時に絶縁層の溶接干渉を防止することができ、溶接性を向上させ短絡やショート不良を防止することができるという効果が奏する。
本発明のさらに他の目的、本発明によって得られる利点は、以下において図面を参照して説明される実施の形態から一層明らかになるであろう。
図4は、本発明の一実施の形態による固体電解コンデンサを概略的に示した図であり、図5は、本発明の一実施の形態による固体電解コンデンサの絶縁層形成装置を概略的に示した図であり、図6は、図5の絶縁層形成装置により絶縁層が設けられた固体電解コンデンサの一部を概略的に示した図であり、図7は、本発明の一実施の形態による固体電解コンデンサの絶縁層形成方法を順に示した工程図である。
<固体電解コンデンサの一実施の形態>
まず、添付図面を参照して、本発明の一実施の形態による固体電解コンデンサについてより詳細に説明する。図4に示すように、本発明の一実施の形態による固体電解コンデンサは大きく、陽極の極性を有するコンデンサ素子110と、一側がコンデンサ素子110の内部に挿設され、他側がコンデンサ素子110の外部に突設される陽極ワイヤ120と、コンデンサ素子110の一面とこれに隣接した陽極ワイヤ120の露出部位に塗設され、液状絶縁剤が非接点飛散方式にて塗設される絶縁層130とを含んで構成される。
そして、前記固体電解コンデンサは、陽極ワイヤ120の突設された終端下部に溶接によって電気的に接続される陽極リードフレーム140と、該陽極リードフレーム140の下部に設けられる陽極電極150と、コンデンサ素子110の表面に設けられた陰極層(図示せず)の下部に電気的に接続される伝導性物質160と、該伝導性物質160の下部に設けられる陰極電極170と、これらの各構成要素を保護するべく、前記コンデンサ素子110を取り囲んで設けられるモールディング部180とを、さらに含んで構成できる。
ここで、コンデンサ素子110の一面とこれに隣接した陽極ワイヤ120の露出部位とに設けられた絶縁層130は、液状絶縁剤が非接点飛散方式によって塗設され、また、前記液状絶縁剤は飛散性及び塗布性が最適になるように絶縁剤原液と純水とが40:60の比率で混合されることが望ましい。
そして、絶縁層130は液状絶縁剤が非接点飛散方式によって塗設されるため、コンデンサ素子110の一面から薄肉の薄膜形態に設けられることができ、望ましくは0.03〜0.05mmの厚さで設けられる。一方、絶縁層130は非接点飛散方式によって設けられるため、液状絶縁剤の飛散時、陽極ワイヤ120において絶縁層が不要な部位に塗布される液状絶縁剤を除去するために、レーザ加工の方法でトリミングを行ってもよい。
<固体電解コンデンサの絶縁層形成装置の一実施の形態>
次に、添付図面を参照して、本発明の一実施の形態による固体電解コンデンサの絶縁層形成装置についてより詳細に説明する。図5に示すように、本発明の一実施の形態による固体電解コンデンサの絶縁層形成装置は大きく、固体電解コンデンサのコンデンサ素子110に挿入され突設された陽極ワイヤ120の上部に離設される液状絶縁剤吐出器200と、該液状絶縁剤吐出器200と対向し、陽極ワイヤ120の下部に離設される液状絶縁剤貯蔵容器210とを含んで構成される。
ここで、液状絶縁剤吐出器200は、陽極ワイヤ120の上部に離設され、陽極ワイヤ120の突設された終端側に設けられ、その終端側に液状絶縁剤220を噴射することによって、コンデンサ素子110の一面とこれに隣接した陽極ワイヤ120の露出部位とに液状絶縁剤220を非接点飛散方式によって塗布し、絶縁層130を設けることが望ましい。
そして、液状絶縁剤貯蔵容器210は、上部が開かれた筺体の形態で設けられ、液状絶縁剤吐出器200から噴射されて陽極ワイヤ120の下部に滴下する液状絶縁剤220を収容することができる。
即ち、陽極ワイヤ120と非接点方式で設けられた液状絶縁剤吐出器200から陽極ワイヤ120の突設された終端側へ噴射された液状絶縁剤220の一部は、大面積を有する部位に凝集する毛細管現象のような凝集現象によって、コンデンサ素子110の一面及びこれに隣接した陽極ワイヤ120の外周面一部とに塗布されて絶縁層130を設けるようになり、飛散しない陽極ワイヤ120の下部に滴下する残りの液状絶縁剤220は、液状絶縁剤貯蔵容器210に収容、貯蔵される。
要するに、本発明によれば、非接点飛散方式で絶縁層130を設けることによって、図6のように、薄膜の均一な絶縁層の形成が可能で、工程を単純化したことによる作業性の向上及び製造費用の節減を図ると共に、小型化及び静電容量の極大化を可能とし、陽極ワイヤ120と陽極リードフレームとの溶接時に絶縁層130の溶接干渉を防止することができ、溶接性を向上させ短絡やショート不良の防止を図ることができる。
一方、前記固体電解コンデンサの絶縁層形成装置は、液状絶縁剤貯蔵容器210と液状絶縁剤吐出器200とを連結し、液状絶縁剤貯蔵容器210に収容された液状絶縁剤220を前記液状絶縁剤吐出器200へ再供給する液状絶縁剤循環流路230をさらに備えることができる。詳しくは、液状絶縁剤循環流路230を介して液状絶縁剤貯蔵容器210に収容された液状絶縁剤220を再び希釈し、液状絶縁剤吐出器200へ再供給することによって、飛散され絶縁層130を設けて残った液状絶縁剤220を再活用することができる。
ここで、液状絶縁剤循環流路230上には液状絶縁剤調節器240が設けられ、液状絶縁剤貯蔵容器210から液状絶縁剤吐出器200へ再供給される液状絶縁剤220の流れを調節することができる。詳しくは、液状絶縁剤調節器240によって、液状絶縁剤貯蔵容器210から液状絶縁剤吐出器200へ液状絶縁剤220を再供給するかまたは遮断することができる。
一方、図に示していないが、前記固体電解コンデンサの絶縁層形成装置は、液状絶縁剤吐出器200と連設され、液状絶縁剤吐出器200へ液状絶縁剤220を供給する液状絶縁剤供給器をさらに含むことができる。詳しくは、液状絶縁剤吐出器200内の液状絶縁剤220が設定値以下で滴下する場合、液状絶縁剤吐出器200で作業者が直接観察して液状絶縁剤220を追加して供給してもよいが、前記液状絶縁剤供給器を設け、液状絶縁剤吐出器200内に収められた液状絶縁剤220の収容量に応じて自動に液状絶縁剤吐出器200へ液状絶縁剤220を供給してもよい。
<固体電解コンデンサの絶縁層形成方法の一実施の形態>
次に、添付図面を参照して、本発明の一実施の形態による固体電解コンデンサの絶縁層形成方法をより詳細に説明する。図7に示すように、本発明の一実施の形態による固体電解コンデンサの絶縁層形成方法は大きく、陽極ワイヤ120(図5参照)が液状絶縁剤吐出器200(図5参照)と液状絶縁剤貯蔵容器210(図5参照)との間に介在するように固体電解コンデンサを設けるローディングステップと、液状絶縁剤吐出器200から前記液状絶縁剤貯蔵容器210の方に液状絶縁剤220(図5参照)を噴射し、前記固体電解コンデンサのコンデンサ素子110(図5参照)の一面とこれに隣接した陽極ワイヤ120の露出部位とに非接点飛散方式で絶縁層130(図5参照)を設ける絶縁層形成ステップと、を含んで構成される。
ここで、前記ローディングステップは、前記固体電解コンデンサの陽極ワイヤ120の突設された終端が、液状絶縁剤吐出器200の吐出口に位置するようにするステップによってなされることができる。
そして、前記絶縁層形成ステップは、液状絶縁剤吐出器210から噴射される液状絶縁剤220が飛散し、前記固体電解コンデンサのコンデンサ素子110の一面とこれに隣接した陽極ワイヤ120の露出部位とに塗布されることによって、絶縁層130を設けるステップによってなされる。詳しくは、液状絶縁剤吐出器200が陽極ワイヤ120と非接点で離間した状態で、陽極ワイヤ120の突設された終端側に液状絶縁剤220を噴射することによって、液状絶縁剤吐出器200を通じて噴射される液状絶縁剤220がコンデンサ素子110と陽極ワイヤ120とが非接点の状態で飛散し、コンデンサ素子110の一面及びこれに隣接した陽極ワイヤ120の外周面一部とに塗布されることによって、絶縁層130が常に薄膜形態で一様に設けられる。
一方、前記固体電解コンデンサの絶縁層形成方法は、前記絶縁層形成ステップの後に行われ、絶縁層130をレーザ加工によりトリミングする絶縁層トリミングステップをさらに含むことができる。詳しくは、絶縁層130は、液状絶縁剤220が非接点飛散方式によって塗設されるため、液状絶縁剤220の飛散時に陽極ワイヤ120における絶縁層130の不要な部位に塗布された液状絶縁剤を除去するために、レーザ加工方法で不要な液状絶縁剤を取り除いてトリミングすることができる。
一方、前記固体電解コンデンサの絶縁層形成方法は、前記絶縁層形成ステップの後に行われ、液状絶縁剤貯蔵容器210に収容された液状絶縁剤220を液状絶縁剤吐出器200へ再供給する絶縁剤再供給ステップをさらに含むことができる。詳しくは、液状絶縁層循環流路230(図5参照)及び液状絶縁剤調節器240(図5参照)において、液状絶縁剤貯蔵容器210に収容された液状絶縁剤220を再希釈して液状絶縁剤吐出器200へ再供給することによって、飛散され絶縁層130を設けて、残った液状絶縁剤220を再活用することができる。
そして、前記固体電解コンデンサの絶縁層形成方法においては、固体電解コンデンサの絶縁層形成が前記ローディングステップの後に行われ、液状絶縁剤220が液状絶縁剤吐出器200へ供給される絶縁剤供給ステップをさらに含むことができる。詳しくは、液状絶縁剤吐出器200内の液状絶縁剤220が設定値以下で滴下する場合、液状絶縁剤吐出器200を作業者が直接観察して液状絶縁剤220を追加で供給するか、または液状絶縁剤供給器を設けて液状絶縁剤吐出器200内に収容された液状絶縁剤220の収容量に応じて自動的に液状絶縁剤220を液状絶縁剤吐出器200へ供給することができる。
今回開示された実施の形態は例示にすぎず、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、前記した実施の形態の説明に記載された範囲ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
従来の固状のプラスチック絶縁剤に絶縁層を設けた固体電解コンデンサを示した概略図である。 従来の液状絶縁剤吐出器に固体電解コンデンサの絶縁層を設けるステップを示した概略図である。 図2のステップによって陽極ワイヤに設けられた絶縁層の形態を示した概略図である。 本発明の一実施の形態による固体電解コンデンサを概略的に示した構成図である。 本発明の一実施の形態による固体電解コンデンサの絶縁層形成装置を概略的に示した構成図である。 図5の絶縁層形成装置により絶縁層が設けられた固体電解コンデンサの一部を示した概略図である。 本発明の一実施の形態による固体電解コンデンサの絶縁層形成方法を順に示した工程図である。
符号の説明
110 コンデンサ素子
120 陽極ワイヤ
130 絶縁層
140 陽極リードフレーム
150 陽極電極
160 伝導性物質
170 陰極電極
180 モールディング部
200 液状絶縁剤吐出器
210 液状絶縁剤貯蔵容器
220 液状絶縁剤
230 液状絶縁剤循環流路
240 液状絶縁剤調節器

Claims (9)

  1. 陽極の極性を有するコンデンサ素子と、一側が前記コンデンサ素子の内部に挿設され、他側が前記コンデンサ素子の外部に突設される陽極ワイヤとを含む固体電解コンデンサの絶縁層形成装置において、
    前記陽極ワイヤの上部に離設され、前記陽極ワイヤの突設された終端側に設けられ、該終端側に液状絶縁剤を噴射することによって、大面積を有する部位に凝集する毛細管現象のような凝集現象によって前記コンデンサ素子の一面とこれに隣接した陽極ワイヤの露出部位とに液状絶縁剤を非接点飛散方式によって塗布して絶縁層を設ける液状絶縁剤吐出器と、
    前記液状絶縁剤吐出器と対向し、前記陽極ワイヤの下部に離設される液状絶縁剤貯蔵容器と、を含むことを特徴とする固体電解コンデンサの絶縁層形成装置。
  2. 前記液状絶縁剤貯蔵容器が、
    上部が開かれた筺体の形態として設けられ、前記液状絶縁剤吐出器から噴射されて前記陽極ワイヤの下部に滴下する液状絶縁剤を収容することを特徴とする請求項に記載の固体電解コンデンサの絶縁層形成装置。
  3. 前記液状絶縁剤貯蔵容器と前記液状絶縁剤吐出器との間に連設され、前記液状絶縁剤貯蔵容器に収容された液状絶縁剤を前記液状絶縁剤吐出器へ再供給する液状絶縁剤循環流路をさらに含むことを特徴とする請求項に記載の固体電解コンデンサの絶縁層形成装置。
  4. 前記液状絶縁剤循環流路上に設けられ、前記液状絶縁剤貯蔵容器から前記液状絶縁剤吐出器へ再供給される液状絶縁剤の流れを調節する液状絶縁剤調節器をさらに含むことを特徴とする請求項に記載の固体電解コンデンサの絶縁層形成装置。
  5. 前記液状絶縁剤吐出器と連設され、前記液状絶縁剤吐出器へ液状絶縁剤を供給する液状絶縁剤供給器をさらに含むことを特徴とする請求項に記載の固体電解コンデンサの絶縁層形成装置。
  6. 固体電解コンデンサの陽極ワイヤの突設された終端が、液状絶縁剤吐出器の吐出口に位置するように固体電解コンデンサを設けるローディングステップと、
    前記液状絶縁剤吐出器から噴射される液状絶縁剤が飛散し、大面積を有する部位に凝集する毛細管現象のような凝集現象によって前記固体電解コンデンサのコンデンサ素子の一面とこれに隣接した陽極ワイヤの露出部位とに塗布されることによって絶縁層を設ける絶縁層形成ステップと、を含むことを特徴とする固体電解コンデンサの絶縁層形成方法。
  7. 前記絶縁層形成ステップの後に、前記絶縁層をレーザ加工によりトリミングする絶縁層トリミングステップをさらに含むことを特徴とする請求項に記載の固体電解コンデンサの絶縁層形成方法。
  8. 前記絶縁層形成ステップの後に、液状絶縁剤貯蔵容器に収容された液状絶縁剤を前記液状絶縁剤吐出器へ再供給する絶縁剤再供給ステップをさらに含むことを特徴とする請求項に記載の固体電解コンデンサの絶縁層形成方法。
  9. 前記ローディングステップの後に、前記液状絶縁剤吐出器へ液状絶縁剤を供給する絶縁剤供給ステップをさらに含むことを特徴とする請求項に記載の固体電解コンデンサの絶縁層形成方法。
JP2008250902A 2008-06-18 2008-09-29 固体電解コンデンサの絶縁層形成装置及び固体電解コンデンサの絶縁層形成方法 Expired - Fee Related JP5179310B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR10-2008-0057337 2008-06-18
KR1020080057337A KR100975921B1 (ko) 2008-06-18 2008-06-18 고체 전해 콘덴서, 그리고 고체 전해 콘덴서의 절연층 형성장치 및 고체 전해 콘덴서의 절연층 형성 방법

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010004004A JP2010004004A (ja) 2010-01-07
JP5179310B2 true JP5179310B2 (ja) 2013-04-10

Family

ID=41431036

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008250902A Expired - Fee Related JP5179310B2 (ja) 2008-06-18 2008-09-29 固体電解コンデンサの絶縁層形成装置及び固体電解コンデンサの絶縁層形成方法

Country Status (3)

Country Link
US (2) US8092556B2 (ja)
JP (1) JP5179310B2 (ja)
KR (1) KR100975921B1 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020026053A (ko) 2000-09-30 2002-04-06 노승권 음료용 식물성 스테롤의 분산방법 및 이를 함유하는 음료
JP2018032768A (ja) * 2016-08-25 2018-03-01 株式会社村田製作所 固体電解コンデンサ素子、固体電解コンデンサ、固体電解コンデンサ素子の製造方法、及び、固体電解コンデンサの製造方法
JP6729179B2 (ja) 2016-08-25 2020-07-22 株式会社村田製作所 固体電解コンデンサ素子、固体電解コンデンサ、固体電解コンデンサ素子の製造方法、及び、固体電解コンデンサの製造方法

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3739983A1 (de) * 1987-11-25 1989-06-08 Siemens Ag Verfahren und vorrichtung zur herstellung eines fest-elektrolytkondensators
JP2784124B2 (ja) * 1992-12-15 1998-08-06 ローム株式会社 リード線への液状絶縁材のコーティング法
JP2001203128A (ja) * 2000-01-18 2001-07-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 固体電解コンデンサの製造方法
JP4487395B2 (ja) * 2000-07-31 2010-06-23 Jfeスチール株式会社 溶融亜鉛めっき鋼板の製造設備
JP2004071633A (ja) * 2002-08-01 2004-03-04 Rohm Co Ltd 固体電解コンデンサにおけるコンデンサ素子及びこのコンデンサ素子の製造方法並びにこのコンデンサ素子を用いた固体電解コンデンサ
JP2005243889A (ja) * 2004-02-26 2005-09-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 固体電解コンデンサおよびその製造方法
JP5093870B2 (ja) * 2005-07-07 2012-12-12 富士フイルム株式会社 固体電解質複層フィルムの製造方法
TWI479509B (zh) * 2006-02-09 2015-04-01 信越聚合物股份有限公司 導電性高分子溶液、導電性塗膜、電容器,以及電容器之製造方法
JP2007227485A (ja) * 2006-02-22 2007-09-06 Nichicon Corp 固体電解コンデンサおよびその製造方法
KR100828964B1 (ko) * 2006-08-07 2008-05-16 주식회사 디지털텍 절연성 수지 국부 코팅을 이용한 적층형 고분자 콘덴서용단위전극의 양극 분리 방법
KR100783740B1 (ko) * 2006-10-25 2007-12-07 주식회사 디지털텍 고분자 콘덴서 리드단자의 제조 방법

Also Published As

Publication number Publication date
US20120060335A1 (en) 2012-03-15
KR100975921B1 (ko) 2010-08-13
US8092556B2 (en) 2012-01-10
KR20090131449A (ko) 2009-12-29
JP2010004004A (ja) 2010-01-07
US20090316338A1 (en) 2009-12-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5003747B2 (ja) 電気二重層キャパシタ及びその製造方法とこれを用いた電子機器
JP5179310B2 (ja) 固体電解コンデンサの絶縁層形成装置及び固体電解コンデンサの絶縁層形成方法
CN102822920A (zh) 电容器用电极体和其制造方法及使用了该电极体的电容器
JP2022043237A (ja) ハイブリッド高分子アルミニウム電解コンデンサ及びコンデンサの製造方法
JP2008192540A (ja) 予備ドープ前リチウムイオン電池、およびリチウムイオン電池の製造方法
KR20160007498A (ko) 수퍼커패시터 구조물
KR101682903B1 (ko) 표면 처리용 선형 유전체 장벽 방전 플라즈마 발생장치
CN101952908A (zh) Ptc器件及其制造方法和具有该ptc器件的电气装置
KR102368085B1 (ko) 연결부재를 갖는 이차 전지
JP2009212283A (ja) 電解コンデンサおよびその製造方法
US11633923B2 (en) Apparatus and method for applying adhesive
CN203415820U (zh) 离子产生器
JP6952302B2 (ja) 洗浄装置及び洗浄方法
KR20020003227A (ko) 메모리 셀 커패시터 구조에서 메모리 셀 커패시터 판을형성하는 방법
KR20000020534A (ko) 이차전지의 제조방법
KR20170024176A (ko) 레독스 흐름 전지의 충방전 제어 방법
JP4609145B2 (ja) 静電霧化装置
JP6775178B2 (ja) 電解コンデンサの製造方法
KR100383511B1 (ko) 금속막이 형성된 전기에너지 저장장치 및 그 제조 방법
KR102210873B1 (ko) 수동부품 도금 방법
US10392719B2 (en) Electrolytic treatment apparatus and electrolytic treatment method
JP2004095817A (ja) 電解コンデンサ
JP4004121B2 (ja) 有極性アルミニウム電解コンデンサ
JP2006108132A (ja) 固体電解コンデンサ及びその製造方法
JP2021169659A (ja) 電解処理方法及び電解処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20091126

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100107

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20100108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110125

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110425

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110428

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110525

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110530

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110609

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110802

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111128

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20111205

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20120120

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130109

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5179310

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees