JP5175180B2 - 良好な白化抵抗を有するポリオレフィン性組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、機械的特性の良好なバランスを有するポリオレフィン組成物及び当該組成物を調製する方法に関する。特に、当該組成物は、良好な剛性、耐衝撃性及び応力白化抵抗を示す。
本発明によるポリオレフィン組成物は、バッテリーケース及び家庭用品などの射出成形により調製される成形品用途及び熱成形プロセスに適用される。
知られているように、アイソタクチックポリプロピレンは、優れた特性の特別に優れた組み合わせに恵まれているが、比較的低い温度での不充分な耐衝撃性を有するという欠点がある。
従来技術の教示によれば、ゴム及びポリエチレンをポリプロピレンに正確に添加することにより、他の重合体特性に目立った影響を与えることなく、このような欠点を取り除き、白化抵抗を維持することが可能である。
欧州特許出願86300は、いわゆる「インパクトポリプロピレン組成物」に関し、改良された耐衝撃性及び高い剛性を有するポリプロピレンブロック共重合体を開示する。
米国特許4,521,566号明細書は、結晶質プロピレン重合体、非晶質共重合性部分及びエチレン−プロピレン結晶質共重合性部分を含むポリプロピレン組成物に関する。開示された組成物は、高い剛性及び良好な耐衝撃性を示す。しかし、実施例に例示されているように、この組成物は非常に剛性である場合に周囲温度にて低い耐衝撃性を有し、耐衝撃性を増加させると剛性が低下するという欠点を有する。
米国特許4,734,459号明細書には、良好な白化抵抗を有するポリプロピレン組成物が開示されている。この従来技術の教示によれば、エチレン−プロピレン共重合体ゴムをエチレン−ブテン−1共重合体ゴムで置換することにより白化抵抗を改良することが可能である。
さて、驚くべきことに、低い温度でさえも高い耐衝撃性に恵まれ、むしろ高い剛性を発現するという事実にもかかわらず良好な白化抵抗に恵まれたポリプロピレン組成物を得ることが可能であることを知見した。
特性のバランスは、特異な特性を発現する特異な重合体成分を特異な比率で有するポリプロピレン組成物を製造することによって達成される。
ゆえに、本発明の実施形態は、
a)25℃におけるキシレン不溶分を 13 C−NMRにより測定したアイソタクチックペンタド(mmmm)が97.5mol%よりも多く、5〜10の範囲にある多分散性指数を有する結晶質プロピレン重合体65〜77wt%、好ましくは70〜77wt%;
b)30〜70%、好ましくは35〜60%の範囲にあるエチレン由来の繰り返し単位を有し、周囲温度においてキシレン中に部分的に溶解し、周囲温度におけるキシレン可溶重合体部分は2〜4dl/gの範囲にある極限粘度値を有する、エチレンとプロピレンとの弾性共重合体8〜13wt%未満、好ましくは9〜12wt%;及び
c)1.5〜4dl/gの範囲にある極限粘度値を有し、場合によっては10%未満の量でプロピレン由来の繰り返し単位を有する、ポリエチレン10〜23wt%、好ましくは10〜20wt%
を含むポリプロピレン組成物からなる。
本明細書において用語「共重合体」は、1個の鎖の中に2種の異なる繰り返し単位を有する重合体及びターポリマーなど2種よりも多い異なる繰り返し単位を有する重合体の両者を意味する。
典型的には、組成物は、少なくとも18wt%、好ましくは25wt%よりも多い成分(b)と成分(c)との含量、及び少なくとも12wt%、好ましくは18wt%以上、より好ましくは少なくとも20wt%の共重合されたエチレンの総量を有する。
組成物は、典型的には0.50〜10g/10min、好ましくは0.10〜5g/10min、より好ましくは1.3〜4g/10minの範囲にあるメルトフローレート値を有する。
組成物は、典型的には弾性共重合体(b)と当量以上のポリエチレン(c)を有し、好ましくはポリエチレン(c)と共重合体(b)との質量比は少なくとも1.4である。
典型的には、本発明の組成物は、少なくとも1300MPa、好ましくは1350MPaよりも高い、たとえば1400〜1600MPaなどの曲げ弾性率値、76cm高さから落下するラムによって引き起こされる最大限1.7cmの白化領域直径に対応する応力白化抵抗値、20cm高さから落下するラムによって引き起こされる最大限1.2cmの白化領域直径に対応する応力白化抵抗値、14kJ/m2よりも大きく、好ましくは30kJ/m2よりも大きい23℃におけるアイゾット衝撃抵抗値、及び少なくとも5kJ/m2、好ましくは6.5kJ/m2よりも大きく、より好ましくは7.5kJ/m2以上の−20℃におけるアイゾット衝撃抵抗値を示す。
結晶質プロピレン重合体(a)は、プロピレンホモポリマー及び最大限3wt%のエチレン又はC4〜C10α−オレフィン又はこれらの組み合わせを含むプロピレンの共重合体から選択される。特に好ましくは、プロピレンホモポリマーである。
典型的には、結晶質プロピレン重合体(a)は、GPCによって測定した質量平均分子量と数平均分子量との間の比率、すなわちMw/Mnによって表される分子量分布7.5以上、特に8〜20を示す。結晶質プロピレン重合体(a)のメルトフローレートは、典型的には1〜60g/10minの範囲にある。
典型的には、結晶質プロピレン重合体(a)は、少なくとも3.5、好ましくは4、より好ましくは5、たとえば9〜10のGPCによって測定した数平均分子量に対する平均分子量の比率の値、すなわちMz/Mwを示す。
弾性エチレン−プロピレン共重合体(b)は、任意にジエンを含んでいてもよい。存在する場合には、ジエンは典型的には、共重合体(b)の質量を基準として0.5〜10wt%の範囲の量である。ジエンは、共役していてもしていなくてもよく、たとえばブタジエン、1,4−ヘキサジエン、1,5−ヘキサジエン及びエチリデン−ノルボルネン−1から選択される。
共重合体(b)は、典型的には45wt%未満、好ましくは25wt%以下の周囲温度におけるキシレン不溶分を示す。共重合体(b)のキシレン不溶重合体部分は、エチレンが豊富であり;エチレンの量は典型的には55wt%よりも多い。
ポリエチレン(c)は結晶質又は半結晶質であり、エチレンホモポリマー又はコモノマーの平均含量が10wt%未満であるエチレン−プロピレン共重合体から選択される。共重合体(c)の極限粘度値は、好ましくは2.0〜3.5dl/gの範囲内にある。
本発明の組成物は、逐次共重合方法によって得られる。
したがって、本発明は、上述のポリオレフィン組成物の調製プロセスにも関する。本プロセスは、各後続の重合は直前の重合反応中に形成された重合性物質の存在下で行われる少なくとも3の逐次重合ステージを具備する。ここで、プロピレンから結晶質重合体(a)への重合ステージは少なくとも1のステージで行われ、次いでエチレンとプロピレン(及び場合によってはジエン)との混合物から弾性重合体(b)への共重合ステージ及び最後にエチレンからポリエチレン(c)への重合ステージが行われる。重合ステージは、立体特異的チーグラーナッタ(Ziegler−Natta)触媒の存在下で行われてもよい。
好ましい実施形態によれば、全重合ステージは、トリアルキルアルミニウム化合物、場合によっては電子供与体を含む触媒、及びTiのハライド又はハロゲン−アルコラート及び無水塩化マグネシウム上に担持されている電子供与体化合物を含む固体触媒成分の存在下で行われる。上記特徴を有する触媒は、特許文献により周知であり、特に有益な触媒は米国特許USP4,399,054号明細書及び欧州特許出願公開EP−A−45 977号公報に記載されている。他の例は米国特許USP4,472,524号明細書に見られる。
好ましくは、重合触媒は、a)Mg、Ti及びハロゲン及び電子供与体(内部供与体)、b)アルキルアルミニウム化合物、及び場合によっては(しかし好ましくは)c)1以上の電子供与体化合物(外部供与体)を含有する固体触媒成分を含むチーグラーナッタ(Ziegler−Natta)触媒である。
内部供与体は、好ましくは安息香酸エステル、マロン酸エステル、フタル酸エステル及びある種のコハク酸エステルなどのモノカルボン有機酸エステル又はジカルボン有機酸エステルから選択される。これらは、たとえば米国特許4522930号明細書、欧州特許45977及び国際特許出願パンフレットWO 00/63261及びWO 01/57099に記載されている。特に適切であるのは、フタル酸エステル及びコハク酸エステルである。ジイソブチル、ジオクチル及びジフェニルフタレート及びベンジル−ブチルフタレートなどのアルキルフタレートが好ましい。
コハク酸エステルの中でも、好ましくは下記式(I):
Figure 0005175180
(式中、基R1及びR2は互いに同一又は異なっていてC1〜C20直鎖又は分枝アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基、アリールアルキル基又はアルキルアリール基であり、場合によってはヘテロ原子を含み;基R3〜R6は互いに同一又は異なっていて水素又はC1〜C20直鎖又は分枝アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基、アリールアルキル基又はアルキルアリール基であり、場合によってはヘテロ原子を含み、同じ炭素原子に結合している基R3〜R6は一緒に結合して環を形成し;ただし、R3〜R5が同時に水素である場合にはR6は3〜20個の炭素原子を有する一級分枝、二級又は三級アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アリールアルキル基又はアルキルアリール基から選択される基である)
又は下記式(II):
Figure 0005175180
(式中、基R1及びR2は互いに同一又は異なっていてC1〜C20直鎖又は分枝アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基、アリールアルキル基又はアルキルアリール基であり、場合によってはヘテロ原子を含み、基R3は場合によってはヘテロ原子を含む少なくとも4個の炭素原子を有する直鎖アルキル基である)
のコハク酸エステル群から選択される。
助触媒として用いられるAl−アルキル化合物は、Al−トリエチル、Al−トリイソブチル、Al−トリ−n−ブチル及びO原子、N原子、SO4基もしくはSO3基によって互いに結合している2以上のAl原子を含有する直鎖又は環式Al−アルキル化合物などのAl−トリアルキルを含む。Al−アルキル化合物は、1〜1000のAl/Ti比の量で一般に用いられる。
外部供与体(c)は、式(I)又は(II)のコハク酸エステルと同じタイプでもあるいは異なるタイプでもよい。適切な外部電子供与体化合物としては、ケイ素化合物、エーテル類、フタル酸エステル、安息香酸エステル、式(I)又は(II)とは異なる構造を有するコハク酸エステルなどのエステル類、アミン類、複素環式化合物、特に2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、ケトン類及び一般式(III):
Figure 0005175180
(式中、RI及びRIIは同一又は異なっていてC1〜C18アルキル基、C3〜C18シクロアルキル基又はC7〜C18アリール基であり;RIII及びRIVは同一又は異なっていてC1〜C4アルキル基である)
の1,3−ジエーテル類又は2位炭素原子が5個、6個又は7個以下の炭素原子からなる環式構造又は多環式構造に属し、2個又は3個の不飽和を含む1,3−ジエーテル類を挙げることができる。
このタイプのエーテル類は、欧州特許出願公開361493号公報及び728769号公報に記載されている。
外部供与体として用いることができる好ましい電子供与体化合物としては、少なくとも1個のSi−OR結合(式中、Rは炭化水素基である)を含有する芳香族ケイ素化合物を挙げることができる。特に好ましい外部供与体化合物は、式Ra 7b 8Si(OR9c(式中、a及びbは0〜2の整数であり、cは1〜3の整数であり、合計(a+b+c)は4であり;R7、R8及びR9はC1〜C18炭化水素基であり、場合によってはヘテロ原子を含む)のケイ素化合物である。特に好ましいのは、aが1で、bが1で、cが2であり、R7及びR8の少なくとも一方は、場合によってはヘテロ原子を含む3〜10個の炭素原子を含む分枝アルキル基、アルケニル基、アルキレン基、シクロアルキル基又はアリール基から選択され、R9はC1〜C10アルキル基、特にメチル基であるケイ素化合物である。このような好ましいケイ素化合物の例は、シクロヘキシルトリメトキシシラン、t−ブチルトリメトキシシラン、t−ヘキシルトリメトキシシラン、シクロヘキシルメチルジメトキシシラン、3,3,3−トリフルオロプロピル−2−エチルピペリジル−ジメトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、メチル−t−ブチルジメトキシシラン、ジシクロペンチルジメトキシシラン、2−エチルピペリジニル−2−t−ブチルジメトキシシラン、(1,1,1−トリフルオロ−2−プロピル)−メチルジメトキシシラン及び(1,1,1−トリフルオロ−2−プロピル)−2−エチルピペリジニルジメトキシシランである。さらに、aが0であり、cが3であり、R8が場合によってはヘテロ原子を含む分枝アルキル基又はシクロアルキル基であり、R9がメチル基であるケイ素化合物もまた好ましい。ケイ素化合物の特に好ましい特定の例は、(tert−ブチル)2Si(OCH32、(シクロヘキシル)(メチル)Si(OCH32、(フェニル)2Si(OCH32及び(シクロペンチル)2Si(OCH32である。
好ましくは、電子供与体化合物(c)は、0.1〜500、より好ましくは1〜300及び特に3〜100の有機アルミニウム化合物と電子供与体化合物(c)との間のモル比を与える量で用いられる。
上述したように、固体触媒成分は、上記電子供与体に加えて、Ti、Mg及びハロゲンを含む。特に、触媒成分は、少なくとも1個のTi−ハロゲン結合を有するチタン化合物及びMgハライド上に担持されている上述の電子供与体化合物を含む。マグネシウムハライドは、好ましくはチーグラーナッタ(Ziegler−Natta)触媒用の担体として特許文献により広く知られている活性形態のMgCl2である。米国特許USP4,298,718号明細書及びUSP4,495,338号明細書が最初にチーグラーナッタ(Ziegler−Natta)触媒におけるこれらの化合物の使用を記載した。これらの特許文献から、オレフィン重合用触媒成分の担体又は助担体として用いられる活性形態のマグネシウムジハライドは、X−線スペクトルによって特徴づけられ、非活性ハライドのスペクトルに現れる最も強度の高い回折線の強度が低下し、最大強度がより強度の高い回折線の角度よりも小さい角度にシフトするハロによって置換されることが知られている。
好ましいチタン化合物はTiCl4及びTiCl3であり、さらに式Ti(OR)n-yy(式中、nはチタンの原子価であり、yは1とnとの間の数であり、Xはハロゲンであり、Rは1〜10個の炭素原子を有する炭化水素基である)のTi−ハロアルコラートを用いることができる。
固体触媒成分の調製は、当該分野において周知で記載されている数種の方法によって行うことができる。
好ましい方法によれば、固体触媒成分は、式Ti(OR)n-yy(式中、nはチタンの原子価であり、yは1とnとの間の数である)のチタン化合物、好ましくはTiCl4と、式MgCl2・pROH(式中、pは0.1と6との間の数、好ましくは2〜3.5であり、Rは1〜18個の炭素原子を有する炭化水素基である)の付加化合物から誘導される塩化マグネシウムとの反応により調製することができる。付加化合物は、付加化合物の融点(100〜130℃)にて撹拌条件下で、付加化合物と不混和性の不活性炭化水素の存在下で、アルコールと塩化マグネシウムとを混合することにより、球形に適切に調製することができる。次いで、エマルジョンを迅速に急冷することによって、球形粒子形態で付加化合物を固化させる。
この手順で調製される球形付加化合物の例は、米国特許USP4,399,054号明細書及びUSP4,469,648号明細書に記載されている。こうして得られた付加化合物は、Ti化合物と直接反応させてもよいし、あるいはアルコールのモル数が一般に3未満、好ましくは0.1と2.5の間である付加化合物を得るように熱制御脱アルコール(80〜130℃)に予め供してもよい。Ti化合物との反応は、付加化合物(脱アルコールしたもの又はそのまま)を冷TiCl4(一般に0℃)に懸濁させ;混合物を80〜130℃まで加熱してこの温度を0.5〜2時間維持することによって行うことができる。TiCl4による処理は、1回以上行うことができる。TiCl4による処理の間に電子供与体化合物を添加してもよい。
用いられる調製方法にかかわらず、電子供与体化合物の最終量は、好ましくはMgCl2に対するモル比が0.01〜1、より好ましくは0.05〜0.5となるような量である。
これらの触媒成分及び触媒は、国際出願公開パンフレットWO 00/63261及びWO 01/57099に記載されている。
触媒は、少量のオレフィンと予め接触して(予備重合)、触媒を炭化水素溶媒中に懸濁させたまま維持し、周囲温度〜60℃の温度で重合し、こうして触媒の質量の0.5〜3倍の量の重合体を調製することもできる。操作は液体モノマー中で行ってもよく、この場合には触媒の質量の1000倍の量の重合体を製造する。
上述の触媒を用いることによって、ポリオレフィン組成物は球状形態で得られ、この粒子は約250〜7,000ミクロンの平均直径、30秒未満の流動性及び0.4g/mlよりも大きな嵩密度(圧縮)を有する。
重合ステージは、液相中、気相中又は液−気相中で生じてもよい。好ましくは、結晶質重合体(a)の重合を液体モノマー中(たとえば、液体プロピレンを希釈剤として用いる)で行い、弾性共重合体(b)及びポリエチレン(c)の共重合ステージを気相中で行う。あるいは、全3種の逐次重合ステージを気相中で行うこともできる。
結晶質重合体(a)の調製用の重合ステージ及び弾性共重合体(b)及びポリエチレン(c)の調製における反応温度は同一でも異なっていてもよく、好ましくは40〜100℃;より好ましくは反応温度は重合体(a)の調製時には50〜80℃の範囲であり、重合体成分(b)及び(c)の調製時には70〜100℃の範囲である。
重合体(a)を調製するための重合ステージの圧力は、液体モノマー中で行われる場合には、用いられる運転温度での液体プロピレンの蒸気圧と競合する圧力であり、触媒混合物を供給するために用いられる少量の不活性希釈剤の蒸気圧によって、任意のモノマーの過圧によって及び分子量調節剤として用いられる水素によって調節されてもよい。
重合圧力は、液相中で行われる場合には好ましくは33〜43barの範囲であり、気相中で行われる場合には5〜30barの範囲である。2種のステージに関する滞留時間は重合体(a)と(b)及び(c)との間の所望の比率に依存し、通常は15分間〜8時間の範囲でよい。連鎖移動剤(たとえば、水素又はZnEt2)などの当該分野で公知の慣用の分子量調節剤を用いてもよい。
成核剤、油展、無機充填材及び他の有機及び無機顔料などのオレフィン重合体に通常用いられる慣用の添加剤、充填材及び顔料を添加してもよい。特に、タルク、炭酸カルシウム及び無機充填材などの無機物充填材は、曲げ弾性率及びHDTなどの機械的特性の改良をももたらす。タルクは、さらに成核効果をも有し得る。
成核剤は、本発明の組成物に、たとえば、総量を基準として0.05〜2wt%の範囲の量、より好ましくは0.1〜1wt%の範囲の量で添加する。
以下の実施例により詳細を説明するが本発明はこれらに限定されない。
詳細な説明及び実施例に報告した特性を決定するために下記分析方法を用いた。
エチレン:IR分光分析
25℃でのキシレン可溶分及びキシレン不溶分:重合体2.5gを135℃で撹拌しながらキシレン250mL中に溶解させる。20分後、まだ撹拌しながら溶液を25℃まで冷却し、次いで30分間、沈殿させる。沈殿物を濾紙で濾過して、溶液を窒素流中で蒸発させ、残渣を真空下80℃で一定質量に達するまで乾燥させる。こうして、室温(25℃)で可溶重合体及び不溶重合体のwt%を計算する。
極限粘度[η]:テトラヒドロナフタレン中、135℃で測定した。
分子量(平均)(M n 、M w 、M z :1,2,4−トリクロロベンゼン中ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)で測定した。
アイソタクチックペンタド含量の決定:各キシレン不溶分50mgを0.5mLのC22Cl4中に溶解させた。
13C NMRスペクトルは、Bruker DPX−400(100.61MHz、90°パルス、パルス間遅れ12秒)で取得した。約3000の過渡信号を各スペクトルについて記録した。;mmmmペンタドピーク(21.8ppm)を対照として用いた。
微細構造分析は、文献(Polymer, 1984, 25, 1640, by Inoue Y. et Al. and Polymer, 1994, 35, 339, by Chujo R. et Al.)に記載されているところに従って行った。
多分散性指数:0.1rad/secから100rad/secまで増加する振動数で運転する平行板レオメーターモデルRMS−800(RHEOMETRICS(USA)製)を用いて、200℃の温度で決定した。交差係数(crossover modulus)から式:
P.I.=105/Gc
(式中、Gcは、G’=G”での(式中、Gは貯蔵弾性率であり、G”は損失弾性率である)値(Paで表される)として規定される交差弾性率(crossover modulus)である)
によりP.I.を得ることができる。この方法は、20g/10min以下のMFR値を有する重合体に用いられる。
多分散性指数:重合体の分子量分布の測定。PI値を決定するために、0.01rad/secondから100rad/secondまで増加する振動数で運転するにRMS−800平行板レオメーターモデル(Rheometrics(USA)製)を用いて、200℃の温度で、損失弾性率値、たとえば500Paにおける弾性率分離を決定する。弾性率分離値から、下記式:
PI=54.6×(弾性率分離)-1.76
(式中、弾性率分離(MS)は以下のように規定される:
MS=(G’=500Paでの振動数)/(G”=500Paでの振動数)
式中、G’は貯蔵弾性率であり、G”は損失弾性率である)
を用いてPIを得ることができる。この方法は、20g/10minを超えるMFR値を有する重合体に用いられる。
メルトフローレート:ISO 1133(230℃、2.16kg)に従って決定した。
曲げ弾性率:ISO 178に従って決定した。
アイゾット衝撃抵抗:ISO 180/1Aに従って決定した。
応力白化抵抗:白化抵抗は、4cm直径を有し、試験される重合体から射出成形により調製された76g質量の小型ディスクを有するラムの衝撃に晒すことによって決定した。装置によって許容される白化を生じさせるために必要な最小高さ(h)から最大高さまで、及び白化領域の幅(直径)の両者を記録した。
[実施例1及び2]
混合液体−気体重合技術に従い連続的に運転されるプラントにおいて、Table 1に示す条件下で実験を行った。
重合は、触媒系の存在下で、1個の反応器からすぐ隣の反応器に生成物を搬送する装置を具備する3個の反応器の列で行った
[固体触媒成分の調製]
窒素パージされた500mlの4首丸底フラスコに、250mlのTiCl4を0℃で導入する。撹拌しながら、10.0gの微小球形MgCl2・1.9C25OH(米国特許USP4,399,054号明細書の実施例2に記載されている方法に従って、ただし10000rpmの代わりに3000rpmで運転して調製した)及び9.1mmolのジエチル2,3−(ジイソプロピル)サクシネートを添加する。温度を100℃に昇温し、120分間維持する。次いで、撹拌を止めて、固体生成物を沈殿させ、上澄み液をサイフォンで除く。次に、250mlの新鮮なTiCl4を添加する。混合物を120℃で60分間反応させ、次いで上澄み液をサイフォンで除く。固体を60℃の無水ヘキサン(6×100ml)で6回洗浄する。
[触媒系及び予備重合処理]
上述の固体触媒成分をアルミニウムトリエチル(TEAL)及び外部電子供与体成分としてのジシクロペンチルジメトキシシラン(DCPMS)と12℃で24分間接触させた。TEALと固体触媒成分との間の質量比及TEALとDCPMSとの間の質量比はTable 1に示す。
次いで、触媒系を第1重合反応器に導入する前に、液体プロピレン中に、20℃で約5分間、懸濁させ続けることによって予備重合する。
[重合]
重合実験は、1個の反応器からすぐ隣の反応器に生成物を搬送する装置を具備する3個の反応器の一列において連続的に行う。第1反応器は液相反応器であり、第2及び第3反応器は流動床気相反応器である。重合体(a)は第1反応器内で調製され、重合体(b)及び(c)はそれぞれ第2及び第3反応器内で調製される。
温度及び圧力は、反応経路全体にわたり一定に維持する。水素は分子量調節剤として用いられる。
気相(プロピレン、エチレン及び水素)は、ガスクロマトグラフィーによって連続的に分析する。
実験の最後に、粉末を排出し、窒素流下で乾燥させる。
次いで、重合体粒子をツインスクリューエクストルーダー(Wernerタイプエクストルーダー)に導入し、635ppmのIrganox 1010、635ppmのIrgafos 168、2450ppmのジステアリルチオ−ジプロピオネート及び270ppmの合成ヒドロタルサイトと混合する。Irganox 1010はペンタエリトリチルテトラキス−3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパノエートであり、Irgafos 168はトリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)ホスファイトであり、いずれもCiba−Geigyから上市されている。重合体粒子は、ツインスクリューエクストルーダー内で、回転速度250rpm、溶融温度200〜250℃、窒素雰囲気下で押し出される。
[比較例1(1c)]
触媒成分を、ジエチル−2,3−(ジイソプロピル)サクシネートの代わりにジイソブチルフタレートを含有する触媒成分で置換した点を除いて、実施例1を繰り返した。
Figure 0005175180
Figure 0005175180
最終組成物の特徴及び全体組成物の特性をそれぞれTable 3及び4に示す。
Figure 0005175180
Figure 0005175180
上記データは、本発明による重合体組成物が剛性と耐衝撃性の間の改良されたバランス、特に低温での剛性と耐衝撃性の両者がより高くなること;ラムがより高い高さから落下するテストで白化抵抗も改良されること及びラムがより低い高さから落下するテストでほぼ同じであることを示す。

Claims (4)

  1. a)25℃でのキシレン不溶分における13C−NMRによる測定で97.5mol%よりも多い量のアイソタクチックペンタド(mmmm)及び5〜10の範囲にある多分散性指数を有する結晶質プロピレン重合体65〜77wt%;
    b)30〜70wt%の範囲にある量のエチレン由来の繰り返し単位を有し、周囲温度でキシレン中に部分的に溶解し、周囲温度でのキシレン可溶重合体部分は2〜4dl/gの範囲にある極限粘度値を有するエチレンとプロピレンとの弾性共重合体8〜13wt%未満;及び
    c)1.5〜4dl/gの範囲にある極限粘度値を有するエチレンホモポリマー、または1.5〜4dl/gの範囲にある極限粘度値を有し、10%未満の量のプロピレン由来の繰り返し単位を含有するエチレン−プロピレン共重合体 10〜23wt%を含み、以下の特性:
    1300MPaよりも高いISO 178に準拠した曲げ弾性率値、
    76cmの高さから落下するラムによって引き起こされる白化領域の直径が1.7cm以下、及び20cmの高さから落下するラムによって引き起こされる白化領域の直径が1.2cm以下である応力白化抵抗値、及び
    14kJ/m2よりも大きな23℃におけるISO 180/1Aに準拠したアイゾット衝撃抵抗値及び少なくとも5kJ/m2の−20℃におけるISO 180/1Aに準拠したアイゾット衝撃抵抗値を示すポリプロピレン組成物。
  2. 重合体組成物全体に対して、結晶質プロピレン重合体(a)は70〜77wt%であり、弾性共重合体(b)は9〜12wt%であり、エチレンホモポリマーまたはエチレン−プロピレン共重合体(c)は10〜20wt%である、請求項1に記載のプロピレン組成物。
  3. 結晶質プロピレン重合体(a)、弾性重合体(b)及びエチレンホモポリマーまたはエチレン−プロピレン共重合体(c)が、第1工程を除いて直前の重合ステージにて形成された重合性物質及び使用された触媒の存在下で行われる後続の別個のステージにおいて調製される、少なくとも3の逐次重合ステージを包含する請求項1のポリオレフィン組成物の調製のための重合方法。
  4. 使用された触媒は、電子供与体成分が下記式(I):
    Figure 0005175180
    (式中、基R1及びR2は互いに等しいか又は異なっていて、任意にヘテロ原子を含んでいても良いC1〜C20直鎖又は分枝アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基、アリールアルキル基又はアルキルアリール基であり;基R3〜R6は互いに等しいか又は異なっていて、水素又は任意にヘテロ原子を含んでいても良いC1〜C20直鎖又は分枝アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基、アリールアルキル基又はアルキルアリール基であり、同じ炭素原子に結合している基R3〜R6は一緒に連結されて環を形成してもよく;ただし、R3〜R5が同時に水素である場合には、R6は3〜20個の炭素原子を有する一級、二級又は三級アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アリールアルキル基又はアルキルアリール基から選択される基である);
    又は下記式(II):
    Figure 0005175180
    (式中、基R1及びR2は互いに等しいか又は異なっていて、任意にヘテロ原子を含んでいても良いC1〜C20直鎖又は分枝アルキル基、アルケニル基、シクロアルキル基、アリール基、アリールアルキル基又はアルキルアリール基であり、基R3は任意にヘテロ原子を含んでいても良い少なくとも4個の炭素原子を有する直鎖アルキル基である)
    のコハク酸エステル群から選択されるコハク酸エステルである、触媒成分を含む、請求項
    3の重合方法。
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