JP5174766B2 - 自動分析装置 - Google Patents

自動分析装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5174766B2
JP5174766B2 JP2009197572A JP2009197572A JP5174766B2 JP 5174766 B2 JP5174766 B2 JP 5174766B2 JP 2009197572 A JP2009197572 A JP 2009197572A JP 2009197572 A JP2009197572 A JP 2009197572A JP 5174766 B2 JP5174766 B2 JP 5174766B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
filter
discharge
reaction tank
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2009197572A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011047838A (ja
Inventor
弘之 三島
晃大 山野
仁 時枝
正治 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi High Technologies Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi High Technologies Corp filed Critical Hitachi High Technologies Corp
Priority to JP2009197572A priority Critical patent/JP5174766B2/ja
Publication of JP2011047838A publication Critical patent/JP2011047838A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5174766B2 publication Critical patent/JP5174766B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、臨床検査に供される、生体試料中の特定成分の定性・定量分析を行う自動分析装置に関する。
近年、臨床検査室はコストの削減を求められており、少数のオペレータが複数の検査機器を操作・管理することが一般化してきた。したがって、一人当たりのオペレータに要求される作業量は、増加している。
一方、患者の血液,尿等の生体試料中に含まれる成分を分析する臨床検査では、試料と試薬を反応させ、反応液の色の変化を吸光度変化として測定し、目的成分の定性・定量分析をする方式が一般的である。このような臨床用分析装置では、装置構成部品に関わるメンテナンスが必要であるが、反応容器を恒温状態で維持するための反応槽を清潔に保つことも重要なメンテナンス事項のひとつである。反応槽には、液体を充填して用いることが一般的であるが、装置の周囲に浮遊する埃やゴミなどの異物が当該液体に混入する。反応槽の液体に混入した異物を除去するために排出口に、フィルターを配置している。オペレータは、定期的に当該フィルターを清掃する必要があるが、従来の自動分析装置においては、排出口に配置されたフィルターの状態を認識する手段が無かった。そのため、オペレータは反応槽の清掃周期を記録し、フィルターについても作業記録を管理する必要があった。また、当該フィルターの清掃については、オペレータによる手作業であるため、個人差が発生していた。
一方、一般的にフィルターの状態(フィルターへの異物の付着状態)を検出する方法としては、フィルターを備えた配管上に流量センサを取り付けて、その流量に基づいてフィルターの目詰まりを検知する方法が特許文献1に開示されている。
特開平6−18401号公報
特許文献1のようにフィルターを通過した後の流路に流量計を設置すれば、単位時間当たりの排出量を得ることができるが、フィルターの目詰まりを検知するためだけに流量計を設置することによって装置全体のコストが増大してしまう。
本発明の目的は、流量計を用いずに、反応槽の排出口に配置されたフィルターの状態を単位時間あたりの排出量を用いて把握し、オペレータにフィルターの状態を知らせる機能を備えた自動分析装置を提供することである。
上記目的を達成するための本発明の特徴は以下の通りである。
反応槽と、前記反応槽内に供される液体と、前記反応槽に配置され前記液体を排出する排出口と、前記排出口に配置されるフィルターと、前記反応槽内の液体の高さを検出するセンサを備えた自動分析装置において、単位時間当たりに前記反応槽から前記排出口を介して排出される液体の排出量を用いて、排出口に配置された前記フィルターの状態を判定する判定部を備える。

本発明によれば、上記構成により、反応槽内からフィルターと排出口を介して排出される液体の単位時間当たりの排出量を求めることによって、単位時間あたりの排出量からフィルターの汚れ状態を検出することができる。更に、オペレータにフィルターの状態を知らせる機能を備えれば、オペレータがフィルターの清掃状態を逐次把握する手間を省いた装置を提供することができる。
本発明を適用した自動分析装置における構成図の一例。 本発明を適用した自動分析装置における処理フローの一例。 排出フィルターの状態の違いによる、排出開始からの経過時間と反応槽内の液体の高さ推移を示すグラフ。 排出フィルターの状態の違いによる、排出開始からの経過時間と反応槽内の液体の高さ推移を示すグラフ。 排出フィルターの状態の違いによる、排出開始からの経過時間と反応槽内の液体の高さ推移を示すグラフ。
以下、本発明にかかる実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用した自動分析装置における構成図の一例である。
図1において、自動分析装置は、3のインターフェイス,1の操作部,2の分析部によって構成されている。操作部1は、4のコンピュータ,5のハードディスク,6の入力手段,7の表示部により構成される。一方、分析部2は、8の試料容器,9の試料分注機構,10の反応セル,11の光度計,12の試薬容器,13の試薬ディスク,14の試薬分注機構,15の試薬プローブ,16の撹拌機構,17の反応槽,18の吸入流路,19の排出流路,20の排出フィルターによって構成される。
分析部2は、インターフェイス3を介して、コンピュータ4によって制御される。
自動分析装置の動作は、下記のように試料分注,試薬分注,撹拌,インキュベーション,測光,データ処理の順番に実施される。
試料容器8に入っている試料は、試料分注機構9により吸引され、反応槽17に配置された反応セル10に吐出される。次に、試薬ディスク13に配置された試薬容器12から、試薬分注機構14の先端に配置され液面センサを備えた、試薬プローブ15によって、試薬が吸引され、前記反応セル10に吐出される。尚、当該試薬プローブ15は、試薬容器12と反応槽17にアクセス可能な位置に配置され、試薬容器12内の試薬の液面位置と、反応槽17内の液体の位置検出が可能である。
次に撹拌機構16により、当該反応セル10内の試料と試薬の混合液の撹拌が実施される。撹拌後の反応セル10は、反応槽17内でインキュベーションが実施される。
反応槽17内は、インキュベーションに必要な恒温状態を維持するために必要な流体で満たされている。当該流体は、吸入流路18から反応槽17に供給され、排出フィルター20を経由して、排出流路19に排出される。通常、吸入・排出の動作は、循環用のポンプで実施する。
光度計11は、光軸を通過する反応セル10の吸光度を測光し、当該吸光度を用いて、コンピュータ4は、濃度演算などのデータ処理を行う。データ処理の結果は、表示部7に出力される。
図2は、本発明を適用した自動分析装置における処理フローの一例である。
ステップ1は、初期液面高さの検出である。すなわち、反応槽内の液体の液面高さを液面センサにより検出する。
ステップ2は、反応槽内の液体の排出開始である。
ステップ3は、排出時間の計測である。
ステップ4は、判定用液面高さの検出である。すなわち、排出開始から所定時間経過後、反応槽内の液体の液面高さを液面センサにより検出する。
ステップ5は、単位時間あたりの排出量の算出である。すなわち、ステップ1で求めた「初期液面高さ」と、ステップ4で求めた「判定用液面高さ」の差を、ステップ3の「排出時間」で除することにより求める。
ステップ6は、判定である。すなわち、ステップ5で求めた「単位時間あたりの排出量」と、予め求めてある「正常なフィルター状態での単位時間あたりの排出量」を比較し、フィルターの状態を判定する。判定の結果、「単位時間あたりの排出量」が「正常なフィルター状態での単位時間あたりの排出量」を下回る場合には、フィルターは汚れた状態(異常状態)であるとの判断を下し、ステップ7に示すアラームを発生させる。
図3は、排出フィルターの状態の違いによる、排出開始からの経過時間と反応槽内の液体の高さ推移を示すグラフである。
図3において、縦軸は、反応槽内の液体の液面高さを表す。横軸は、排出開始からの経過時間を表す。排出フィルターが汚れている場合は、排出フィルターが正常な場合と比較して、ゆるやかな右下がりのグラフになる。すなわち、T1のタイミングにおける反応槽内の液面高さは、排出フィルターが汚れている場合は、L2となり、排出フィルターが正常な場合は、L1となる。したがって、L2>L1の関係が成立する。
図4は、排出フィルターの状態の違いによる、排出開始からの経過時間と反応槽内の液体の高さ推移を示すグラフである。
図4を用いて、反応槽内の液体の置換作業、すなわち、排出後の吸入を行う場合を説明する。
図4において、Lsは排出開始前の反応槽内の液体高さ、Leは排出後の吸入開始を行うのに適した反応槽内の液体の高さである。Leが適切な高さよりも高い状態で、吸入を開始すると、反応槽内の液体が置換えされる割合が低下してしまう。そこで、T1における反応槽内液体高さが、L2の場合、すなわち排出フィルターが汚れている場合には、T3のタイミングで吸入を開始する。T1における反応槽液体高さが、L1の場合、すなわち排出フィルターが正常な場合には、T2のタイミングで吸入を開始する。尚、T1=T2としても良い。
図5は、排出フィルターの状態の違いによる、排出開始からの経過時間と反応槽内の液体の高さ推移を示すグラフである。
図5において、Lsは排出開始前の反応槽内の液体高さ、Leは排出後の吸入開始を行うのに適した反応槽内の液体の高さである。T4のタイミングで、反応槽内液体の排出を停止し、反応槽内液体の吸入を開始した場合、排出フィルターが汚れている場合は、T5のタイミングで、排出フィルターが正常な場合は、T6のタイミングで反応槽内液体の高さが初期の高さになる。そこで、Δ(T5−T4)とΔ(T6−T4)を比較することにより、排出フィルターの状態を判定する。
1 操作部
2 分析部
3 インターフェイス
4 コンピュータ
5 ハードディスク
6 入力手段
7 表示部
8 試料容器
9 試料分注機構
10 反応セル
11 光度計
12 試薬容器
13 試薬ディスク
14 試薬分注機構
15 試薬プローブ
16 撹拌機構
17 反応槽
18 吸入流路
19 排出流路
20 排出フィルター

Claims (2)

  1. 反応槽と、
    前記反応槽内に供される液体と、
    前記反応槽に配置され前記液体を排出する排出口と、
    前記排出口に配置されるフィルターと、
    前記反応槽内に液体を供給する供給口と、
    前記反応槽内の液体の高さを検出するセンサを備えた自動分析装置において、
    前記排出口を介して反応槽内の液体を一定時間排出した後前記供給口を介して液体を供給開始する場合に、供給開始から前記センサが前記反応槽内の液面を検知するまでの時間を用いて、排出口に配置された前記フィルターの状態を判定する判定部を備えたことを特徴とする自動分析装置。
  2. 請求項1に記載の自動分析装置において、
    前記判定部が判定するフィルターの状態は、当該フィルターの汚れの状態であることを特徴とする自動分析装置。
JP2009197572A 2009-08-28 2009-08-28 自動分析装置 Active JP5174766B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009197572A JP5174766B2 (ja) 2009-08-28 2009-08-28 自動分析装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009197572A JP5174766B2 (ja) 2009-08-28 2009-08-28 自動分析装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011047838A JP2011047838A (ja) 2011-03-10
JP5174766B2 true JP5174766B2 (ja) 2013-04-03

Family

ID=43834309

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009197572A Active JP5174766B2 (ja) 2009-08-28 2009-08-28 自動分析装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5174766B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106662594B (zh) * 2014-06-26 2019-01-22 株式会社日立高新技术 自动分析装置
JP7139171B2 (ja) * 2018-07-10 2022-09-20 キヤノンメディカルシステムズ株式会社 自動分析装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6385334A (ja) * 1986-09-30 1988-04-15 Toshiba Corp 分析装置用恒温装置
JPS63101734A (ja) * 1986-10-18 1988-05-06 Toshiba Corp 自動化学分析装置
JPH01285859A (ja) * 1988-05-13 1989-11-16 Toshiba Corp 自動化学分析装置
JPH09318635A (ja) * 1996-05-30 1997-12-12 Hitachi Ltd 自動分析装置
JP3381023B2 (ja) * 1997-12-10 2003-02-24 株式会社日立製作所 化学分析装置
JP4360171B2 (ja) * 2003-02-04 2009-11-11 コニカミノルタホールディングス株式会社 トナー製造方法
JP2007248413A (ja) * 2006-03-20 2007-09-27 Toshiba Corp 自動分析装置及びその水平出し方法
JP2007252445A (ja) * 2006-03-21 2007-10-04 Kimiya Furuta 手足用温浴装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011047838A (ja) 2011-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5865633B2 (ja) 自動分析装置
JP4117181B2 (ja) 自動分析装置
EP2876449B1 (en) Automatic analysis device
WO2014119525A1 (ja) 自動分析装置
US9513305B2 (en) Multiple cleaning stations for a dispensing probe
JP5236612B2 (ja) 自動分析装置
US8734721B2 (en) Analyzer
US9989549B2 (en) Automatic analyzer
JP5736280B2 (ja) 自動分析装置
US8968680B2 (en) Cleaning device and automatic analyzer
WO2007132631A1 (ja) 洗浄装置および自動分析装置
WO2007119785A1 (ja) 自動分析装置の分析支援用液体の品質管理方法および自動分析装置
JP2011232249A (ja) 自動分析装置
JP5174766B2 (ja) 自動分析装置
JP6847200B2 (ja) 自動分析装置
JP6242252B2 (ja) 自動分析装置及び異常検出方法
JP5912787B2 (ja) 自動分析装置
JP3121828U (ja) 自動分析装置
JP6121743B2 (ja) 自動分析装置
WO2007132632A1 (ja) 洗浄装置および自動分析装置
JP5134452B2 (ja) 自動分析装置
JP2014066730A (ja) 自動分析装置
JP2013246055A (ja) 自動分析装置
WO2022185919A1 (ja) 自動分析装置、および検体の分注方法
JP5372646B2 (ja) 自動分析装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110805

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110805

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120911

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120912

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121108

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121228

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5174766

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350