JP5173588B2 - 樹脂モールド装置 - Google Patents
樹脂モールド装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5173588B2 JP5173588B2 JP2008134578A JP2008134578A JP5173588B2 JP 5173588 B2 JP5173588 B2 JP 5173588B2 JP 2008134578 A JP2008134578 A JP 2008134578A JP 2008134578 A JP2008134578 A JP 2008134578A JP 5173588 B2 JP5173588 B2 JP 5173588B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- container
- liquid resin
- liquid
- syringe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
また、吐出口136を複数有するディスペンサ130は、先端部分の重量が増えるため、ディスペンサ130を移動させるための移動装置が大型になり、取り扱いが不便であるという課題も有している。
また、1ショットで同時に成形される樹脂モールド成形品間の品質のばらつきを抑えることが可能な樹脂モールド装置の提供を第2の目的としている。
また、前記樹脂供給制御手段は、前記容器に収容されている液状樹脂の液面位置に合わせて前記抽出体を前記容器に接近させることを特徴とする。
これらにより、それぞれの抽出体による液状樹脂の抽出条件を均一にすることができ、抽出体に抽出される液状樹脂の量を等しくすることができるため好都合である。
また、前記遮蔽手段には、不活性ガス注入装置、冷却装置、除湿装置のうちの少なくとも1つが設けられていることを特徴とする。
これらにより、液状樹脂を良好な状態で収容することができるため、ポットへの供給前における液状樹脂の劣化を最小限に抑えることができ、高品位な樹脂モールド成形品を製造することができる。
そして複数のポットに同量の液状樹脂を同時に供給することができるので、1ショットで得られる樹脂モールド成形品の品質のばらつきを抑えることもできる。
(樹脂供給手段)
以下に、本発明の好適な実施形態について図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本実施形態における樹脂供給手段が液状樹脂を収容する容器に接近した状態を示す正面図である。図2は、樹脂供給手段が液状樹脂を収容する容器から液状樹脂を抽出している状態を示す正面図である。図3は、図2中のA−A線における端面図である。
図1に示すように、本実施形態における樹脂供給手段10は、液状樹脂22を収容する容器20と、容器20に収容された液状樹脂22を抽出する抽出体30と、抽出体30を駆動(動作)させる駆動部40と、駆動部40の動作を制御する樹脂供給制御手段50と、抽出体30および駆動部40とを保持する保持部60と、を有している。
本実施形態においては液面センサ24を1つだけ配設した形態を示しているが、複数の液面センサ24を配設し、それぞれの液面センサ24が検出した液面高さ位置の平均値に基づいて補充制御部28が液状樹脂補充部26の動作を制御する形態とすることもできる。
上支持アーム62と下支持アーム64とには鉛直方向に延伸するガイドロッド41A,41Bがガイドロッド41A,41Bの中心軸(鉛直軸)周りに回転可能に保持されている。図1に示すように、ガイドロッド41A,41Bは同図中左右にそれぞれ設けられた上支持アーム62と下支持アーム64とに保持されている。それぞれのガイドロッド41Aの外周面には、螺旋条41Zが形成されていて、螺旋条41Zに螺合可能なナットである移動体42が螺着されている。螺旋条41Zは上支持アーム62と下支持アーム64との範囲に形成されているので、移動体42は螺旋条41Z形成範囲内で上下方向に移動可能である。
これに対してガイドロッド41A,41Bの上端部には、いずれにも上支持アーム62と螺旋条41Zの上端部との間の高さ位置にプーリ44C,44Dが装着されていて、プーリ44C,44D間には動力伝達ベルト45Zが掛け渡されている。
また、移動体42,42にはシリンジ32内を往復動させるピストン34を保持するためのピストン保持部47が移動体42,42どうしを橋渡しした状態で取り付けられている。
すなわち、下支持アーム64,64に取り付けられているシリンジ保持部46に一括保持されているシリンジ32は、保持部60が移動しない限りにおいては高さ位置が固定されているのに対し、移動体42に固定されているピストン保持部47およびピストン保持部47に一括保持されているピストン34は、駆動モータ43の動作による移動体42の移動に伴って上下方向に移動することが諒解される。続いて、スライダ60Bを上方に移動させることによってシリンジ32を保持部60内に収納することにより、保持部60は平面方向に移動可能な状態となる。
図1に示すように、シリンジ32の先端部分を容器20内の液状樹脂22内に沈めた状態とし、先述のように駆動モータ43を作動してガイドロッド41A,41Bを同期させて所定の方向に回転させると、図2、図3に示すように移動体42が同期した状態で上方に移動する。すなわち、移動体42に取り付けられているピストン保持部47がシリンジ保持部46に対して平行状態を維持しながら移動することになる。これにより、ピストン保持部47に一括して保持されているすべてのピストン34が同期した状態で同じ距離ずつ上方に移動し、それぞれのシリンジ32において同じ条件で容器20内の液状樹脂22を抽出することができる。
本実施形態においては、図2に示すように4本のシリンジ32を一括に保持しているが、シリンジ32どうしの配設間隔を調整することにより、シリンジ保持部46が保持するシリンジ32の本数を調整することが可能である。ピストン保持部47が一括保持するピストン34の保持本数の調整についても、シリンジ保持部46と同様にすることで適宜調整可能である。すなわち、多種のマルチポット方式の樹脂モールド金型70において各ポット73への液状樹脂の供給方法に対して柔軟に対応することができるため好都合である。
図5は、本実施形態における樹脂モールド金型の概略構成図である。図6は、樹脂モールド金型を型開きして被樹脂モールド成形品を下型にセットしている状態を示す概略側面図である。図7は、樹脂モールド金型を型開きして保持部をセットした状態を示す概略側面図である。図8は、図7中の矢印B方向から臨んだ概略正面図である。図9は、ポットに液状樹脂を吐出した状態を示す概略正面図である。図10と図11は、樹脂モールド成形時における樹脂モールド金型部分を示す側面図である。
図5〜図11には、樹脂供給手段10の構成要素である容器20、液面センサ24、液状樹脂補充部26、補充制御部28は示されていない。
先の実施形態においては、容器20に収容されている液状樹脂22が樹脂モールド金型70の熱による影響を回避するために、樹脂モールド金型70から離れた場所にセットした形態について説明したが、容器20を周辺環境から隔離するための遮断手段を配設すれば、樹脂モールド金型70との離間距離を短縮することができ、樹脂モールド装置200を小型化することができるため好都合である。また、容器20に収容されている液状樹脂22も好条件下で管理することができるためなお好適である。
図12は、第2実施形態における樹脂供給手段の概略構成を示す正面図である。図13は、遮蔽手段の形態例を示す正面図である。
本実施形態における遮蔽手段110は、樹脂モールド金型70の熱による効果を防ぐため、断熱性を有する材料により容器20を覆う箱型に形成されている。また、遮蔽手段110には、窒素等の不活性ガスを供給する不活性ガス供給手段112や、遮蔽手段110の内部空間における温度および湿度を調整する冷却装置114、除湿装置116などが配設されていて、遮蔽手段110内の閉塞空間が、液状樹脂22に対して好適な条件(熱硬化しない温度および低湿度)となるように維持可能になっている。
また、ピストン保持部47を固定し、ピストン保持部47に対してシリンジ保持部46を接離動させる形態や、シリンジ保持部46とピストン保持部47の両者を互いに接離動させることで抽出体30の液状樹脂22の抽出・吐出動作を制御する形態を採用することももちろん可能である。
また、本実施形態においては、補充制御部28と樹脂供給制御手段50とをそれぞれ独立させた形態について説明しているが、樹脂供給制御手段50に補充制御部28の制御動作を実行させる形態とすることももちろん可能である。
そして本発明は、以上に説明した第1および第2実施形態と、他の実施形態について、各構成の組み合わせのすべてについては具体的な説明を行っていないが、いずれの組み合わせであっても本発明の技術的範囲に含まれるものであることはもちろんである。
20 容器
22 液状樹脂
24 液面センサ
26 液状樹脂補充部
28 補充制御部
30 抽出体
32 シリンジ
34 ピストン
40 駆動部
41A,41B ガイドロッド
41Z 螺旋条
42 移動体
43 駆動モータ
43A 出力軸
44A,44B,44C,44D プーリ
45A 駆動ベルト
45Z 動力伝達ベルト
46 シリンジ保持部
47 ピストン保持部
50 樹脂供給制御手段
60 保持部
62 上支持アーム
64 下支持アーム
70 樹脂モールド金型
71 上型
72 下型
73 ポット
74 ランナ
75 プランジャ
76 キャビティ
80 ローダ
81 ハンド
82 アンローダ
90 被成形品
92 樹脂モールド成形品
110 遮蔽手段
112 不活性ガス供給手段
114 冷却装置
116 除湿装置
118 上面
118 固定板
119 移動板
118A,119A 通過孔
200 樹脂モールド装置
Claims (9)
- 複数ポットのそれぞれに供給された液状樹脂を、各ポットに収容されたプランジャにより対応するキャビティに押し出すことにより被成形品を樹脂モールドするマルチポット式の樹脂モールド装置であって、
前記液状樹脂を前記各ポットに供給する樹脂供給手段として、
前記液状樹脂を収容する容器と、前記各ポットの配設間隔と同じ配設間隔でシリンジ保持部に保持されたシリンジおよび該シリンジに装着されたピストンを備えて前記容器から前記液状樹脂を抽出可能に構成された複数の抽出体と、
該抽出体を前記容器と前記ポットとの間で一括して移動させると共に、当該複数の抽出体を一括して駆動させる駆動部を備える抽出体駆動機構と、を有し、
前記抽出体駆動機構は、前記容器から抽出した液状樹脂を、前記抽出体から前記各ポットに対して同量ずつ供給すべく、前記駆動部の動作を制御する樹脂供給制御手段を有することを特徴とする樹脂モールド装置。 - 前記樹脂供給制御手段は、前記各抽出体により前記容器から前記液状樹脂を抽出する動作を同時に実行させるように制御することを特徴とする請求項1記載の樹脂モールド装置。
- 前記抽出体駆動機構は、シリンジとピストンとを一括して支持するシリンジ保持部とピストン保持部とを有し、
前記樹脂供給制御手段は、液状樹脂の抽出と前記抽出した液状樹脂の前記各ポットに対する供給とにおいて前記シリンジ保持部と前記ピストン保持部の少なくとも一方を他方に対して相対的に移動させるように制御することを特徴とする請求項1または2記載の樹脂モールド装置。 - 前記樹脂供給制御手段は、前記抽出体に抽出させる液状樹脂の量が、一回の樹脂モールド成形に必要な量となるように前記抽出体駆動機構の動作を制御することを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の樹脂モールド装置。
- 前記シリンジ保持部と前記ピストン保持部とは、前記シリンジと前記ピストンとのそれぞれを任意の位置で保持可能に形成されていることを特徴とする請求項3または4記載の樹脂モールド成形装置。
- 前記容器には液状樹脂の液面位置が常時所定の液面位置となるように容器に液状樹脂を補充する液状樹脂補充手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜5のうちのいずれか一項に記載の樹脂モールド装置。
- 前記樹脂供給制御手段は、前記容器に収容されている液状樹脂の液面位置に合わせて前記抽出体を前記容器に接近させることを特徴とする請求項6記載の樹脂モールド装置。
- 前記容器には、前記抽出体による抽出時を除いて、容器内に収容されている液状樹脂の外気接触を遮蔽する遮蔽手段が設けられていることを特徴とする請求項1〜7のうちのいずれか一項に記載の樹脂モールド装置。
- 前記遮蔽手段には、不活性ガス注入装置、冷却装置、除湿装置のうちの少なくとも1つが設けられていることを特徴とする請求項8記載の樹脂モールド装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008134578A JP5173588B2 (ja) | 2008-05-22 | 2008-05-22 | 樹脂モールド装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008134578A JP5173588B2 (ja) | 2008-05-22 | 2008-05-22 | 樹脂モールド装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009279843A JP2009279843A (ja) | 2009-12-03 |
JP5173588B2 true JP5173588B2 (ja) | 2013-04-03 |
Family
ID=41450825
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008134578A Expired - Fee Related JP5173588B2 (ja) | 2008-05-22 | 2008-05-22 | 樹脂モールド装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5173588B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6333175Y2 (ja) * | 1980-10-24 | 1988-09-05 | ||
JP3282988B2 (ja) * | 1997-05-01 | 2002-05-20 | アピックヤマダ株式会社 | 樹脂モールド方法及び樹脂モールド装置 |
JPH11188759A (ja) * | 1997-12-26 | 1999-07-13 | Tsukuba Seiko Kk | 封止成形用タブレット供給装置 |
JP2002228671A (ja) * | 2001-02-05 | 2002-08-14 | Nippon Laser & Electronics Lab | 試料溶液スポッティング装置の吸引吐出切換装置 |
JP2008221810A (ja) * | 2007-03-16 | 2008-09-25 | Takara Seisakusho:Kk | 成形装置及び成形方法。 |
-
2008
- 2008-05-22 JP JP2008134578A patent/JP5173588B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009279843A (ja) | 2009-12-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7413425B2 (en) | Resin sealing mold and resin sealing method | |
KR101761689B1 (ko) | 대형 유리성형물 성형장치 | |
US5297897A (en) | Single-strip molding apparatus | |
EP0428792A2 (en) | Single strip molding apparatus | |
JP5387646B2 (ja) | 樹脂封止装置 | |
JP2007253168A (ja) | 竪型鋳造装置及び竪型鋳造方法 | |
JP5403012B2 (ja) | 樹脂封止装置 | |
JP5173588B2 (ja) | 樹脂モールド装置 | |
EP1154465B1 (en) | Device for encapsulating electronic components | |
JP6695215B2 (ja) | 熱硬化性プラスチックの成形装置 | |
KR100857474B1 (ko) | 사출 성형기 | |
EP2024160A1 (en) | Machine for molding rubber and plastics | |
JP2013035008A (ja) | ダイカスト鋳造装置及びダイカスト鋳造方法 | |
JP5965003B1 (ja) | 樹脂供給装置、電子部品モールド装置、および、樹脂成形方法 | |
JP4836901B2 (ja) | 電子部品の樹脂封止成形方法及び金型 | |
JP4815283B2 (ja) | 成形・成膜システム | |
JP3822535B2 (ja) | 成形機 | |
JP3860908B2 (ja) | 均等圧ユニット及び該均等圧ユニットを備えたトランスファ機構 | |
KR20130138498A (ko) | 다이캐스팅용 원료 공급장치 및 원료 공급방법 | |
WO2023149016A1 (ja) | 樹脂封止装置及び樹脂封止方法 | |
KR100553668B1 (ko) | 수지봉지용 금형장치 및 수지봉지방법 | |
JP2018167452A (ja) | 射出成形機 | |
JP4299707B2 (ja) | 樹脂タブレット供給ユニット | |
WO2005072041A1 (en) | Encapsulating device with displaceable table, and method of encapsulation | |
JP2706914B2 (ja) | 電子部品の樹脂封止成形方法及び金型 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110322 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20121205 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121218 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121227 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160111 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |