JP5173334B2 - 顔料組成物、これを用いた着色組成物およびカラーフィルター - Google Patents

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Description

本発明は、顔料組成物、着色組成物およびカラーフィルターに関する。
高分子有機化合物の着色剤として顔料を用いる例は多数知られていて、例えば、グラビア印刷インキなどの各種印刷インキ、サイジングカラー、バインダーカラー、コーティング剤、各種塗料、電子写真用乾式トナーまたは湿式トナー、熱転写記録用インキ、筆記具用インキなどが挙げられる(例えば、特許文献1および2)。
しかし、カラーフィルターの画素形成用塗布液やインクジェットインクに求められる高い透明性や色の鮮明性などの特性を十分に満足させる顔料着色剤は知られていない。これらの用途に用いられる顔料の1次粒子径を数十乃至数百nmレベルに微細化させ、透明性や鮮明性を向上させようとすると、微細化により顔料粒子自体の再凝集力が強まり、顔料の分散性および分散安定性が悪くなる。そこで、分散剤などを使用した例(例えば、特許文献3〜5)も知られているが、上記用途で求められる特性を得るには未だ不十分である。そのため上記従来技術で調製された顔料着色剤では、現状において分散性、分散安定性、透明性および鮮明性などの全てを十分には満足させることができていない。
特開平8−20731号公報 特開平8−27391号公報 特開平9−122470号公報 特開平9−137075号公報 特開2003−66224公報
従って本発明の目的は、分散性、分散安定性、透明性および鮮明性などに十分に優れた顔料組成物、該顔料組成物を含む着色組成物およびカラーフィルターを提供することである。
上記目的は以下の本発明によって達成される。すなわち、本発明は、有機顔料と、下記一般式(3)で表される化合物とを含むことを特徴とする顔料組成物を提供する。
Figure 0005173334
前記一般(3)中、Xは、それぞれ独立して水素原子、または1個もしくは複数個の任意の置換基を表す。但し、前記一般式(3)で表される化合物は、少なくとも1個のCOOMまたはSO3M(Mは、水素原子、金属原子、アンモニウム基、有機アミン基または4級アンモニウム基を表す。)で表される置換基を有する。)
上記本発明の顔料組成物においては、前記一般式(3)中、Xが、水素原子、−NO 2 、−OH、−CONHR、−SO 2 NHR、−SO 2 NR、−SO 2 CH 2 R(Rは置換基を有していてもよいフェニル基又はアルキル基を示す)、アルコキシ基、アルキル基、またはハロゲン原子であること;前記有機顔料が、C.I.ピグメントイエロー138、C.I.ピグメントイエロー150、C.I.ピグメントグリーン7、C.I.ピグメントグリーン36、C.I.ピグメントレッド122およびC.I.ピグメントバイオレット19から選ばれる少なくとも1種であること;前記有機顔料の1次粒子径が、100nm以下であること;前記有機顔料100質量部に対して、前記一般式(3)で表される化合物(以下「本発明の酸基導入色素」という場合がある)を0.1〜30質量部の配合割合で含むことが好ましい。
また、本発明は、前記顔料組成物と被膜形成材料とを含むことを特徴とする着色組成物を提供する。該着色組成物は、カラーフィルター画素形成用塗布液またはインクジェットインクとして特に有用である。また、本発明は、上記着色組成物を用いて形成された画素を備えることを特徴とするカラーフィルターを提供する。
本発明によれば、分散性、分散安定性、透明性および鮮明性などに十分に優れた顔料組成物、該顔料組成物を含む着色組成物およびカラーフィルターを提供することができる。
次に好ましい実施の形態を挙げて本発明をさらに詳細に説明する。
本発明で使用する前記本発明の酸基導入色素は、ジアゾ成分として下記一般式(4)、(5)または(6)で表される化合物のジアゾニウム塩と、下記一般式(7)で表される化合物をカップラー成分として用いて、公知のカップリング方法で得ることができるが、その製造方法は特に限定されない。
Figure 0005173334
(式中、Xは前記と同意義を有する。)
上記一般式(4)〜(6)で表される化合物としては、例えば、2−アミノ−4−メチル−5−クロロベンゼンスルホン酸、3−アミノ−6−クロロベンゼンスルホン酸、4−アミノベンゼンスルホン酸、3−アミノ−4−メトキシベンズアニライド、2−アミノナフタレンスルホン酸、1−アミノ−4−ブロモアントラキノン−2−スルホン酸などが挙げられるが、これらに限定されない。但し、上記のカップリング反応に際しては、得られる一般式(1)、(2)および(3)で表される化合物は、それぞれ、少なくとも1個のCOOM基またはSO3M基を有するように、一般式(4)、(5)、(6)、(7)で表される化合物を選択して使用することが必要である。
Figure 0005173334
(式中、Xは前記と同意義を有する。)
上記一般式(7)で表される化合物としては、例えば、アセト酢酸アニライド、アセト酢酸−o−トルイダイド、アセト酢酸−o−アニシダイド、アセトアセト−4−スルファニル酸、アセトアセト−2−メチル−4−スルファニル酸などが挙げられるが、これらに限定されない。
前記一般式(1)〜(7)において、カルボン酸基およびスルホン酸基以外の任意の置換基としては、例えば、−NO2、−OH、−CONHR、−SO2NHR、−SO2NR、−SO2CH2R、−OCH3などのアルコキシ基、−CH3などのアルキル基、およびハロゲン原子などの置換基が挙げられるが、これらに限られない。Rは、任意の置換基を有していてもよいフェニル基やアルキル基を表す。また、カルボン酸基およびスルホン酸基と塩を形成する金属としては、例えば、Li、Na、Kなどのアルカリ金属、Ca、Ba、Al、Mn、Sr、Mg、Niなどの多価金属が挙げられるが、これらに限られない。また、カルボン酸基およびスルホン酸基と塩を形成する有機アミンとしては、例えば、(モノ、ジまたはトリ)アルキルアミン、置換または未置換のアルキルアミンなどが挙げられるが、これらに限られない。上記本発明の酸基導入色素における酸基としては、スルホン酸基またはその塩の基が特に好ましく、スルホン酸基の数は、1分子当たり1個が好ましい。また上記酸基は前記化合物(4)〜(7)のいずれか由来でもよい。
本発明において使用される有機顔料としては、例えば、アゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、キナクリドン系顔料、ペリレン・ペリノン系顔料、イソインドリノン系顔料、イソインドリン系顔料、ジオキサジン系顔料、キノフタロン系顔料、ジケトピロロピロール系顔料、アンスラキノン系顔料、チオインジゴ系顔料、金属錯体系顔料などが挙げられるが、これらに限られない。
これらの有機顔料の中でも特にC.I.ピグメントイエロー138、C.I.ピグメントイエロー150、C.I.ピグメントグリーン7、C.I.ピグメントグリーン36、C.I.ピグメントレッド122およびC.I.ピグメントバイオレット19から選ばれる少なくとも1種が好ましい。
また、本発明で用いられる有機顔料は、1次粒子径が100nm以下であるか、微粒化処理により1次粒子径を100nm以下にした有機顔料を用いることが、得られる着色物の透明性や鮮明性の向上という観点から好ましい。顔料の微粒化処理法としては、例えば、食塩の存在下でミル摩砕を行うソルトミリング法など(例えば、特開2001−220520公報および特開2001−264528公報)が挙げられるが、これらに限られない。
本発明の顔料組成物は、前記有機顔料と前記本発明の酸基導入色素とを従来公知の方法(例えば、特開2001−271004公報および特開2004−91497公報)により混合して製造することができ、例えば、前記有機顔料と前記本発明の酸基導入色素との粉末同士を混合する方法、水や溶解力のある有機溶媒に分散させた前記有機顔料と前記本発明の酸基導入色素とのサスペンジョン同士を混合する方法、有機顔料の製造工程中の任意の工程に前記本発明の酸基導入色素を加える方法などが挙げられるが、製造方法は特に限定されない。上記顔料製造工程中の任意の工程としては、例えば、ソルトミリングが挙げられるが、これに限られない。前記本発明の酸基導入色素を加える際の状態としては、粉末、ペースト、サスペンジョンの形態が挙げられるが、これに限られない。
また、本発明の顔料組成物の配合割合は、有機顔料100質量部に対して前記本発明の酸基導入色素が、0.1〜30質量部の割合が好ましく、さらに好ましくは1〜20質量部の割合である。前記本発明の酸基導入色素の配合割合が少なすぎると、目的とする効果が十分に得られにくくなる。また、前記の配合割合が多すぎても、それに比例した効果は得られず、顔料組成物およびそれを用いた着色組成物の諸物性を低下させ、本来の色相を大きく変化させてしまう要因になる。
本発明において前記本発明の酸基導入色素が有機顔料に対して有用な働きをする理由としては以下の機構が考えられる。本発明に用いる前記本発明の酸基導入色素は分子骨格に芳香環を含有しているため、芳香環骨格を有する有機顔料表面にπ電子の相互作用により効果的に吸着すると考えられる。さらに、前記本発明の酸基導入色素の分子量が小さいことから、お互いの立体障害を抑えてより効率的に吸着できると考えられる。このとき前記本発明の酸基導入色素のスルホン酸基またはカルボン酸基などの極性基は、吸着した有機顔料表面に出て顔料表面の負の表面電位が増大し、静電気的反発力により初期の顔料分散性および経時の分散安定性が増大するためと考えられる。
前記本発明の酸基導入色素は、従来公知の分散剤、例えば、ロジン、高分子系分散剤、界面活性剤または極性基を導入した顔料誘導体などと併用することもできる。ロジンとしては、例えば、ロジン誘導体、ロジン変性マレイン樹脂、ロジン変性フェノール樹脂、ロジン変性フマル樹脂などが挙げられるが、これらに限られない。高分子系分散剤としては、例えば、市販されているBYK社のディスパビック160、161、162、163、164、182、184、アビシア社のソルスパース22000、24000、28000、楠本化成社のディスパロンDA−234、325、375、725などが挙げられるが、これらに限られない。顔料誘導体としては、例えば、市販されているアビシア社のソルスパース5000、2200などが挙げられるが、これらに限られない。
本発明の顔料組成物は、例えば、各種印刷インキ、サイジングカラー、バインダーカラーやコーティング剤、各種塗料、電子写真用乾式トナーまたは湿式トナー、熱転写記録用インキ、筆記具用インキ、カラーフィルター画素形成用塗布液、インクジェットインクなどの着色剤として利用できる。それらの中でも特に分散性、分散安定性、透明性および鮮明性の要求レベルが高いカラーフィルター画素形成用塗布液やインクジェットインク用に有用である。
一般に、カラーフィルター画素形成用塗布液は、顔料に、例えば、感光性ポリアクリレート系樹脂、感光性アクリル系樹脂、感光性ポリアミド系樹脂、感光性ポリイミド系樹脂など、或いは不飽和ポリエステル系樹脂などの感光性樹脂ワニス、またはこれらにさらに反応希釈剤としてモノマーまたはオリゴマーが加えられたワニス、光開始剤(必要に応じて増感剤とともに)、溶剤などを加えた後、高分散させて製造される。その際、上記顔料として本発明の顔料組成物を用いることで、分散性、分散安定性、透明性および鮮明性に優れたカラーフィルター画素形成用塗布液が得られる。
上記モノマーまたはオリゴマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリルアミド、酢酸ビニル、スチレン、(メタ)アクリロニトリル、(メタ)アクリレートオリゴマーなどが挙げられるが、これらに限られない。上記光開始剤としては、例えば、アセトフェノン系、ベンゾイン系、ベンゾフェノン系、チオキサントン系、トリアジン系、カルバゾール系、イミダゾール系などが挙げられるが、これらに限られない。上記増感剤としては、例えば、アシルフォスフィンオキサイド、メチルフェニルグリオキシレート、キノン系、アンスラキノン系、イソフタロフェノン系、エステル系、ベンジル系、ベンゾフェノン系などが挙げられるが、これらに限られない。溶剤としては、例えば、(ポリ)アルキレングリコールモノアルキルエーテル、(ポリ)アルキレングリコールモノアルキルエーテルアセテート、エーテル、ケトン、乳酸アルキルエステル、エステル、芳香族炭化水素、アミドなどが挙げられるが、これらに限られない。
一般に、インクジェットインクは、顔料に、例えば、水、水溶性樹脂や界面活性剤および水溶性溶剤などを加えて構成され、さらに保存性、吐出安定性などを向上させる目的で、表面張力調整剤、粘度調整剤、比抵抗調整剤、消泡剤、防黴剤などを加えた後、高分散させて製造される。その際、上記顔料として本発明の顔料組成物を用いることで、分散性、分散安定性および透明性や鮮明性に優れたインクジェットインクが得られる。
上記水溶性樹脂としては、例えば、アクリル系、アクリル−スチレン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリウレタン系樹脂などが挙げられるが、これらに限られない。上記界面活性剤としては、例えば、アニオン系、非イオン系、両性系、カチオン系などの界面活性剤などが挙げられるが、これらに限られない。上記水溶性溶剤としては、例えば、アルコール、多価アルコール、多価アルコールエーテル、アミン、複素環、スルホキシド、スルホン、アセトニトリルなどが挙げられるが、これらに限られない。
次に、合成例、実施例および比較例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、文中「部」とあるのは質量基準である。
酸基導入色素の合成例
ジアゾ成分として2−アミノ−4−メチル−5−クロロベンゼンスルホン酸21.0部と、カップラー成分としてアセト酢酸アニライド27.5部とを公知の方法により反応させて下記表1に記載の酸基導入色素Aを45.5部得た。
ジアゾ成分およびカップラー成分を変えた他は酸基導入色素Aの合成例に従って同様に反応させて下記表1の酸基導入色素B〜酸基導入色素Gを得た。
以上の合成結果の一覧を表1に示した。
Figure 0005173334
[顔料組成物の実施例]
参考例1
C.I.ピグメントイエロー138の顔料20部を含む水性サスペンジョンに、酸基導入色素Aの3部を含む水性サスペンジョンを加えた。混合液を30分間攪拌させた後、混合液をろ過、水洗し、取り出した顔料ペーストを一昼夜乾燥させ、粉砕し、目的の顔料組成物21部を得た。
参考例2
参考例1の酸基導入色素Aの代わりに酸基導入色素Bを用いて、参考例1と同様の方法で行った。
参考例3
参考例1の酸基導入色素Aの代わりに酸基導入色素Cを用いて、参考例1と同様の方法で行った。
参考例4
参考例1の酸基導入色素Aの代わりに酸基導入色素Dを用いて、参考例1と同様の方法で行った。
参考例5
参考例1の酸基導入色素Aの代わりに酸基導入色素Eを用いて、参考例1と同様の方法で行った。
参考例6
参考例1の酸基導入色素Aの代わりに酸基導入色素Fを用いて、参考例1と同様の方法で行った。
実施例7
参考例1の酸基導入色素Aの代わりに酸基導入色素Gを用いて、参考例1と同様の方法で行った。
比較例1
参考例1で使用した酸基導入色素Aは添加せずに同様の操作で行い未処理顔料を得た。
参考例8
C.I.ピグメントグリーン36の顔料20部を含む水性サスペンジョンに、酸基導入色素Aの2.4部を含む水性サスペンジョンを加えた。混合液を30分間攪拌させた後、混合液をろ過、水洗し、取り出した顔料ペーストを一昼夜乾燥させ、粉砕し、目的の顔料組成物21部を得た。
参考例9
参考例8の酸基導入色素Aの代わりに酸基導入色素Dを用いて、参考例8と同様の方法で行った。
参考例10
参考例8の酸基導入色素Aの代わりに酸基導入色素Eを用いて、参考例8と同様の方法で行った。
参考例11
参考例8の酸基導入色素Aの代わりに酸基導入色素Fを用いて、参考例8と同様の方法で行った。
実施例12
参考例8の酸基導入色素Aの代わりに酸基導入色素Gを用いて、参考例8と同様の方法で行った。
比較例2
参考例8で使用した酸基導入色素Aは添加せずに同様の操作で行い未処理顔料を得た。
[カラーフィルター画素形成用塗布液の調製、試験および評価]
参考例1〜6、8〜11、実施例7、12で調製した顔料組成物、および比較例1、2で調製した未処理顔料を用い、以下のようにしてカラーフィルター画素形成用塗布液を調製し、粘度、保存安定性および明彩度性の試験を行った。
[カラーフィルター画素形成用塗布液の調製]
参考例13
250mlガラスビンにジルコニアビーズ180部を入れた後、参考例1で調製した顔料組成物、アクリル系樹脂、高分子系分散剤、およびプロピレングリコールモノアセテート(PGM−Ac)を加え、プレミキシングで簡単に混ぜた後、ペイントコンディショナーを用いて3時間分散させて分散液100.0部を得た。その後、250mlガラスビンに先ほど得られた分散液、アクリル系樹脂、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)ブタノン−1、2,4−ジエチルチオキサントン、およびPGM−Acを加え、十分攪拌した後、メンブレンフィルターで濾過を行いカラーフィルター画素形成用塗布液150.0部を得た(詳細の配合は下記表を参照)。
Figure 0005173334
Figure 0005173334
参考例14
参考例1で調製した顔料組成物の代わりに参考例2で調製した顔料組成物を用いて、参考例13と同様の方法で行った。
参考例15
参考例1で調製した顔料組成物の代わりに参考例3で調製した顔料組成物を用いて、参考例13と同様の方法で行った。
参考例16
参考例1で調製した顔料組成物の代わりに参考例4で調製した顔料組成物を用いて、参考例13と同様の方法で行った。
参考例17
参考例1で調製した顔料組成物の代わりに参考例5で調製した顔料組成物を用いて、参考例13と同様の方法で行った。
参考例18
参考例1で調製した顔料組成物の代わりに参考例6で調製した顔料組成物を用いて、参考例13と同様の方法で行った。
実施例19
参考例1で調製した顔料組成物の代わりに実施例7で調製した顔料組成物を用いて、参考例13と同様の方法で行った。
参考例20
参考例1で調製した顔料組成物の代わりに参考例8で調製した顔料組成物を用いて、参考例13と同様の方法で行った。
参考例21
参考例1で調製した顔料組成物の代わりに参考例9で調製した顔料組成物を用いて、参考例13と同様の方法で行った。
参考例22
参考例1で調製した顔料組成物の代わりに参考例10で調製した顔料組成物を用いて、参考例13と同様の方法で行った。
参考例23
参考例1で調製した顔料組成物の代わりに参考例11で調製した顔料組成物を用いて、参考例13と同様の方法で行った。
実施例24
参考例1で調製した顔料組成物の代わりに実施例12で調製した顔料組成物を用いて、参考例13と同様の方法で行った。
比較例3
参考例1で調製した顔料組成物の代わりに比較例1で調製した未処理顔料を用いて、参考例13と同様の方法で行った。
比較例4
参考例1で調製した顔料組成物の代わりに比較例2で調製した未処理顔料を用いて、参考例13と同様の方法で行った。
[カラーフィルター画素形成用塗布液の試験および評価]
<粘度および保存安定性>
参考例13〜18、20〜23、実施例19、24および比較例3、4で得られたカラーフィルター画素形成用塗布液を25℃中にて一時間静置した。その後、B型粘度計((株)トキメック製、商品名:BL型、30rpm値)を用いて粘度を測定し、この測定値を初期粘度とした。次に、初期粘度を測定後、その試料を25℃中にて1週間保持した後、初期粘度の測定と同様にして経時粘度を測定し、保存安定性の判定として、保存安定性に全く問題ないレベルを◎、使用可能なレベルを○、増粘のため使用にやや難があるレベルを△、著しい増粘のため使用不可能なレベルを×の四段階の評価とした。
<明彩度性>
参考例13〜18、20〜23、実施例19、24および比較例3、4で得られたカラーフィルター画素形成用塗布液をスピンコータ(ABLE社製)にセットしたガラス板上の中心に適量滴下させ、ガラス板上にカラーフィルター画素形成用塗布液をコーティングした。その後でプレベイクを行った。作成したガラスを分光色彩計(ミノルタ(株)製、商品名:CM−3600d(型))を用いて標準光源C、縦視野角2度で色度を測定し、CIE標準表色系の(Y、x、y)を求めた。また、同時にコントラストも測定し、比較例の数値をそれぞれ100%として実施例の数値を換算し、明彩度性を算出した。
以上の試験結果を表2および表3に示した。
Figure 0005173334
Figure 0005173334
表2および表3にて本発明の酸基導入色素を添加したものと添加していないものの評価結果を表しているが、本発明の酸基導入色素を用いたカラーフィルター画素形成用塗布液は、本発明の酸基導入色素を用いないカラーフィルター画素形成用塗布液に比べ、初期粘度が下がっていた。また、経時の粘度変化も殆ど見られず、保存安定性に優れていた。さらにコントラストの値では比較例のコントラストに対して5〜30%程度上昇していた。
[顔料組成物の実施例]
参考例25
C.I.ピグメントレッド122の顔料30部を含む水性サスペンジョンに、酸基導入色素A 1.5部を含む水性サスペンジョンを加えた。混合液を15分間攪拌させた後、混合液をろ過、水洗し、取り出した顔料ペーストを一昼夜乾燥させ、粉砕し、目的の顔料組成物27部を得た。
比較例5
参考例25で使用した酸基導入色素Aは添加せずに同様の操作を行い未処理顔料を得た。
[インクジェットインクの調製、試験および評価]
参考例25で調製した顔料組成物、および比較例5で調製した未処理顔料を用い、以下のようにしてインクジェットインクを調製し、分散粒度、粘度、保存安定性、明彩度性の試験を行った。
[インクジェットインクの調製]
参考例26
250mlガラスビンにジルコニアビーズ120部を入れた後、参考例25で調製した顔料組成物、水溶性スチレンアクリル系樹脂およびイオン交換水を加えプレミキシングで簡単に混ぜた後、ペイントコンディショナーを用いて5時間分散させて分散液60.0部を得た。その後、250mlガラスビンに先ほど得られた分散液、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、グリセリン、サーフィノール、イオン交換水、メタノールおよび10%グリセリル化キトサン(脱アセチル化度80%、グリセリル置換度1.1)水溶液を加え、十分攪拌した後、ポアサイズ5ミクロンのメンブレンフィルターで濾過を行い、インクジェットインク100.0部を得た(詳細の配合は下記表を参照)。
Figure 0005173334
Figure 0005173334
比較例6
参考例25で調製した顔料組成物の代わりに比較例5で調製した未処理顔料を用いて、参考例26と同様の方法で行った。
[インクジェットインクの試験および評価]
<分散粒径および粒径安定性>
参考例26および比較例6で得られたインクジェットインクを25℃中にて一時間静置した。その後、レーザー散乱方式粒度分布計(ベックマンコールター社製、商品名:N5 Submicron Particle Size Analyzer)を用いてインクジェットインク中の顔料の平均粒径を測定し、この値を初期粒径とした。次にこのインクジェットインクを50℃中にて10日間保持した後、初期粒径の測定と同様にしてインク中の顔料の平均粒径を測定し、この値を経時粒径とした。粒径安定性の判定として、初期粒径(φ1)と経時粒径(φ2)の比(φ2/φ1)が1.5以下のものを○、1.5を超えるものを×と評価した。
<粘度および保存安定性>
参考例26および比較例6で得られたインクジェットインクを25℃中にて一時間静置した。その後、E型粘度計((株)東京産業製、商品名:RE80型、50rpm値)を用いて粘度を測定し、この測定値を初期粘度とした。次に、初期粘度を測定後、その試料を50℃中にて10日間保持した後、初期粘度の測定と同様にして粘度を測定し、経時粘度を測定し、保存安定性の判定として、初期粘度(η1)と経時粘度(η2)の比(η1/η2)が2.0以下のものを○、2.0を超えるものを×と評価した。
<色相および透明性>
作成したインクジェットインクを隠蔽力試験紙(日本テストパネル工業(株))に、バーコーター規格6番で展色を行い、グロスメータ(BYK社 ヘイズ・グロスメータ)にて60度のグロスを測定した。また、透明性はインクジェットインクを市販インクジェット用OHPフィルムにバーコーター規格6番で展色を行い目視にて透明性評価を行った。評価は良好:○、半透明:△、透明性なし:×とした。
以上の試験結果を表4、5に示した。
Figure 0005173334
Figure 0005173334
本発明の酸基導入色素を用いたインクジェットインクは、小さな初期粒径と経時変化の殆どない優れた経時粒径安定性を示した。流動性においても低い初期粘度と優れた経時粘度安定性を示している。また、従来品と比較して透明性に優れ、高いグロスを有していた。
本発明により、分散性、分散安定性および透明性や鮮明性に優れた着色組成物およびそれに用いられる顔料組成物を提供することができた。本発明の顔料組成物およびそれを用いた着色組成物は、例えば、各種印刷インキ、サイジングカラー、バインダーカラーやコーティング剤、各種塗料、電子写真用乾式トナーまたは湿式トナー、熱転写記録用インキ、筆記具用インキ、カラーフィルター画素形成用塗布液用、インクジェットインク用などに利用することができる。それらの中でも特に分散性、分散安定性および透明性や鮮明性の要求レベルが高いカラーフィルター画素形成用塗布液用やインクジェットインク用に有用である。

Claims (8)

  1. 有機顔料と、下記一般式(3)で表される化合物とを含むことを特徴とする顔料組成物。
    Figure 0005173334
    前記一般(3)中、Xは、それぞれ独立して水素原子、または1個もしくは複数個の任意の置換基を表す。但し、前記一般式(3)で表される化合物は、少なくとも1個のCOOMまたはSO3M(Mは、水素原子、金属原子、アンモニウム基、有機アミン基または4級アンモニウム基を表す。)で表される置換基を有する。)
  2. 前記一般式(3)中、Xが、水素原子、−NO 2 、−OH、−CONHR、−SO 2 NHR、−SO 2 NR、−SO 2 CH 2 R(Rは置換基を有していてもよいフェニル基又はアルキル基を示す)、アルコキシ基、アルキル基、またはハロゲン原子である請求項1に記載の顔料組成物。
  3. 前記有機顔料が、C.I.ピグメントイエロー138、C.I.ピグメントイエロー150、C.I.ピグメントグリーン7、C.I.ピグメントグリーン36、C.I.ピグメントレッド122およびC.I.ピグメントバイオレット19から選ばれる少なくとも1種である請求項1または2に記載の顔料組成物。
  4. 前記有機顔料の1次粒子径が、100nm以下である請求項1〜3のいずれか一項に記載の顔料組成物。
  5. 前記有機顔料100質量部に対して、前記一般式(3)で表される化合物を0.1〜30質量部の配合割合で含む請求項1〜4のいずれか一項に記載の顔料組成物。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の顔料組成物と被膜形成材料とを含むことを特徴とする着色組成物。
  7. カラーフィルター画素形成用塗布液またはインクジェットインクである請求項6に記載の着色組成物。
  8. 請求項7に記載の着色組成物を用いて形成された画素を備えることを特徴とするカラーフィルター。
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