JP5173258B2 - 粉末化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は、粉末化粧料に関するものであり、特に、優れた保湿効果と高い安定性を有する粉末化粧料に関するものである。
従来の粉末化粧料は、タルク、マイカ、セリサイト等の体質顔料、酸化鉄等の着色顔料、油分、界面活性剤、香料、酸化防止剤、防腐剤等よりなり、おしろい、ファンデーション、頬紅、アイシャドーのようなメーキャップ化粧品やベビーパウダーなどが上市されている。これらの製品は肌に塗布した時の粉っぽさを抑える目的と中皿に固型状に成型するための粘結剤として油分を数%から30%程度配合するのが一般的である。
しかし、このような固型状粉末化粧料は保湿性がなく、肌に対するトリートメント効果が低いという欠点があった。そこで種々の保湿剤を配合する検討がなされている。しかしながら、粉末化粧料に十分な保湿効果を与えるために保湿剤成分を高配合させると、特に加湿環境下で長時間保存したときに、成形品の硬度の変化量が大きいということが問題となっていた。具体的には保存後の成形品が軟化し、この強度低下により、落下等の衝撃に著しく弱く割れてしまうという不都合が生じていた。また、保存後の成形品表面に水滴が発生したりする等の不具合も発生しており、製品としての品質劣化が問題となっていた。このような問題は、保湿剤が本来高い吸湿性を有していることに起因している。
保湿剤を配合した粉末化粧料としては特許文献1〜3が知られている。このうち特許文献1では全粉末量中の特定割合以上の粉末を疎水化することにより保湿剤を安定に配合している。特許文献2ではトレハロースを配合することにより、肌へのしっとりさやみずみずしさを付与している。特許文献3では特定のポリエチレングリコール、ポリオキシエチレンメチルグルコシドまたはポリオキシプロピレンメチルグルコシドを配合することで肌に対してのうるおい効果を付与している。
しかしながら、かかる特許文献に記載された発明においてはいずれも十分な保湿効果を発揮しつつ加湿環境下に長時間保存された際に、上記したような問題点を解決できるものではなかった。
また、特許文献4は本発明で用いられる焼成粘土鉱物に関する技術であるが、これは油分と粘土鉱物との共存による欠点を解決することを主眼としており、保湿剤を高配合したものではない。
特開平6−219925号公報 特開平6−40845号公報 特開平10−175823号公報 特開昭57−169412号公報
そこで本発明者らは、粉末状化粧料の配合成分についての検討を行い、十分な保湿効果を発揮し、更には加湿環境下に長時間保存された際にも成型硬度が軟化せず、優れた品質を維持できる粉末化粧料を提供することを目的とする。
本発明者は体質顔料の種類により前述した課題に程度の差があることが分かり、保湿剤と体質顔料の組合せを詳細に検討したところ、焼成粘土鉱物を配合することで保湿効果を保持しながら上記課題を解決できることを見出した。
本発明は、(a)焼成粘土鉱物5〜70質量%と、(b)下記の測定条件で示す吸湿性を有する保湿剤成分3〜20質量%とを配合してなることを特徴とする粉末化粧料である。
吸湿性の測定条件:保湿剤成分を5g精秤して20mlのスクリュー管に入れ、37℃相対湿度98%に一昼夜静置した際の質量変化率が0.2%以上,30%以下である。
また本発明による粉末化粧料の製造方法は、焼成粘土鉱物および保湿剤を含む化粧料成分に、水、低級アルコールから選ばれる一種または二種以上を混合してスラリー状とし、内部が加熱・乾燥状態となっているチャンバー内に前記スラリーを注入してミスト状とし、次いで該ミストを回収・成型してなることを特徴とする。
本発明によれば、高い保湿効果を発揮するのに十分な量の保湿剤を配合しても、成型硬度が軟化したり、その結果落下強度が低下することがなく、また成形品表面に水滴が発生したりすることもない粉末状化粧料を提供できる。
以下に、本発明の最良の実施の形態について説明する。
本発明の粉末化粧料は、(a)焼成粘土鉱物5〜70質量%と、(b)下記の測定条件で示す吸湿性を有する保湿剤成分3〜20質量%とが配合されているものである。
上記吸湿性測定条件とは、20mlのスクリュー管に、(b)の保湿剤成分を5g精秤し、37℃相対湿度98%に一昼夜静置したときの重量変化率が0.2%以上,好ましくは0.5%以上で,30%以下であるものとする。
先ず、(a)の焼成粘土鉱物について説明する。
焼成粘土鉱物としては、焼成セリサイト、焼成マイカまたは焼成タルクを適用でき、これらを疎水化して用いてもよく、また単独であっても組み合わせて用いてもよい。中でも焼成セリサイト、焼成マイカが効果の点で優れており好ましく、また油分との共存で色ぐすみが少ない点で特に焼成セリサイトが好ましい。
焼成粘土鉱物は硬度変化抑制効果の高いものであり、焼成粘土鉱物を配合した粉体化粧料とすることにより、高湿度環境下で長時間保存させても硬度の変化量が極めて少なくなる。また、従来の粉末化粧料においては、高湿度環境下で長時間保存すると固形状態としたとき表面に水滴状のものが発生する等の問題があったが、焼成粘土鉱物を配合した本発明の粉末化粧料においては、このような問題はない。
すなわち、焼成粘土鉱物を含有させたことにより、従来の粉末化粧料に比較して高い品質安定性が得られる。
また焼成粘土鉱物は、吸油量が大きいため、油分の多い系に適用しても、ケーキングを防止できる。また肌に塗布した際にも、仕上がりは粉っぽくなく、くすみも無く、固めた状態からの取れ量も十分に確保でき、使用性の良好なものである。
上記焼成粘土鉱物は、所定の材料を、電気炉中で例えば1000℃、2時間焼成処理を行い、その後、水洗処理、乾燥処理、粉砕処理を施すことにより得られる。
焼成粘土鉱物の配合量は、化粧料全量に対して5〜70質量%であり、好ましくは10〜50質量%である。焼成粘土鉱物の配合量が5質量%未満であると、長時間保存後の硬度変化が大きくなり、また強度の低下が著しい。焼成粘土鉱物の配合量が70質量%を超えるとしっとりさや、伸びなどの使用性が悪化する。
また焼成粘土鉱物は、化粧料中の粉末成分に対し10質量%以上、80質量%以下の範囲で配合されることが硬度変化や使用性の点から好ましい。
次に、(b)の保湿剤成分について説明する、
保湿剤としては、例えば、グリセリン、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンジメチルエーテル、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、ジグリセリン、ジプロピレングリコール、キシリトール、トレハロース、エリスリトール、ヒアルロン酸および尿素から選ばれる一種または二種以上が挙げられる。このうちポリオキシエチレンポリオキシプロピレンジメチルエーテルとしては、ポリオキシエチレン−9−ポリオキシプロピレン−2−ジメチルエーテル、ポリオキシエチレン−14−ポリオキシプロピレン−7−ジメチルエーテル、ポリオキシエチレン−36−ポリオキシプロピレン−41−ジメチルエーテル、ポリオキシエチレン−55−ポリオキシプロピレン−28−ジメチルエーテル等が挙げられる。
これらは単独で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。
保湿剤成分の配合量は、3〜20質量%であり、好ましくは5〜15質量%である。
保湿剤成分の配合量が3質量%未満であると十分な保湿効果が発揮できず、また落下強度が弱くなる。保湿剤成分の配合量が20質量%を超えると、成型品を擦ったときの取れ具合が悪く、長時間保存後の硬度変化も大きくなる。従来、グリセリン等の保湿剤を5質量%以上パウダリーファンデーション等の粉末化粧料に配合することは、ケーキング、水滴発生のため不可能であったが、本発明では5質量%以上の配合が可能である。
本発明の粉末化粧料に適用する保湿剤成分は、下記の測定条件で所定の吸湿性を満たすものである。
測定条件とは、20mlのスクリュー管に保湿剤成分を5g精秤し、37℃,相対湿度98%に一昼夜静置したとき、質量変化率が0.2%以上,30%以下であることとする。
質量変化率が0.2%未満の保湿剤成分では粉っぽくなり、質量変化率が30%を超える保湿剤成分では、べたついて化粧崩れ等の原因となる。
具体的な保湿剤材料の上記条件における吸湿性を下記に示す。
表1においては、各材料を上記方法により2回づつ測定した際に、吸湿により増加した質量(g)と、質量増加率(%)と、質量増加率の平均値(%)を示している。
Figure 0005173258

※2:シリコーンKF56(信越化学社製)
表1によると、上記に挙げた具体的な保湿剤はいずれも上記条件を満たしていることが確かめられた。
一方、スクワラン、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、メチルフェニルポリシロキサンは、上記条件を満たさず、本発明の粉末化粧料の保湿剤としては不適切である。よって、炭化水素油、エステル油、シリコーン油は上記条件を満たさず、不適切であるといえる。
本発明の粉末化粧料は、常法により製造することができるが、高分散保持に適した乾燥機により調製するウエット・アンド・ドライ法により製造することが特に好ましく、具体的には次の方法による。
原料成分、すなわち所定の焼成粘土鉱物、無機粉末、顔料、活性剤、及び保湿剤成分等を水、低級アルコールから選ばれる一種または二種以上を溶媒として混合しスラリー状とする。次に、内部が乾燥状態で、下部より熱風が送入され、かつプロペラの回転により攪拌状態となっているチャンバー内に上記スラリーを注入する。原料スラリーはミスト状となり、攪拌により乾燥し、微細粉末となる。続いてサイクロン装置により微細粉末を回収し、容器に充填することにより本発明の粉末化粧料が得られる。ここで、低級アルコールとしてはエタノールが好ましい。
かかるウエット・アンド・ドライ法を適用することにより、従来の乾式成型法に比べて硬度軟化のなさ、水滴発生のなさなどの効果をより発揮する粉末化粧料が得られる。
本発明の化粧料には上記した必須成分に加えて、必要により適宜、油分、上記以外の粉末、界面活性剤、増粘剤、ビタミン類等の薬剤、香料、酸化防止剤、防腐防黴剤など通常化粧料に用いられる成分を発明の効果を損なわない範囲で配合することができる。
例えば、油分としては、アボガド油、ツバキ油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン等の液体油脂、カカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パーム核油、豚脂、牛骨脂、モクロウ核油、硬化油、牛脚脂、モクロウ、硬化ヒマシ油等の固体油脂、ミツロウ、カンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、ジョジョバロウ、硬質ラノリン、セラックロウ、 POEラノリンアルコールエーテル、 POEラノリンアルコールアセテート、 POEコレステロールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、 POE水素添加ラノリンアルコールエーテル等のロウ類、流動パラフィン、オゾケライト、スクワレン、プリスタン、パラフィン、セレシン、スクワレン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等の炭化水素、合成エステル油としては、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、 12-ヒドロキシステアリル酸コレステリル、ジ-2- エチルヘキシル酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N-アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ-2- ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ-2- エチルヘキシル酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ-2- エチルヘキシル酸ペンタンエリスリトール、トリー2-エチルヘキシル酸グリセリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル2-エチルヘキサノエート、2-エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ-2- ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オイル、セトステアリルアルコール、アセトグリセライド、パルミチン酸2-ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、N-ラウロイル -L-グルタミン酸 -2-オクチルドデシルエステル、アジピン酸ジ-2- ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セバチン酸ジ−2-エチルヘキシル、ミリスチン酸2-ヘキシルデシル、パルミチン酸2-ヘキシルデシル、アジピン酸2-ヘキシルデシル、セバチン酸ジイソプロピル、コハク酸2-エチルヘキシル、酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル、クエン酸トリエチル等、シリコーン類としては、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン等の鎖状ポリシロキサン、デカメチルポリシロキサン、ドデカメチルポリシロキサン、テトラメチルテトラハイドロジェンポリシロキサンなどの環状ポリシロキサン、3次元網目構造を形成し得るシリコン樹脂およびシリコンゴム等が挙げられる。
上記以外の粉末としては、タルク、セリサイト、マイカ、カオリン、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、マグネシウム、シリカ、ゼオライト、硫酸バリウム、焼成硫酸カルシウム、リン酸カルシウム、フッ素アパタイト、ヒドロキシアパタイト、金属石鹸、窒化ホウ素、ナイロンパウダー、ポリエチレンパウダー、セルロースパウダー、シリコーン系粉末、亜鉛華等の体質顔料;カーボンブラック、酸化チタン、酸化亜鉛、群青、紺青、酸化クロム、有機タール系色素、レーキ等の着色剤;雲母チタン、酸化鉄コーテッド雲母等の複合顔料;これらの粉末をシリコーン化合物、フッ素変性シリコーン化合物、フッ素化合物、高級脂肪酸、高級アルコール、脂肪酸エステル、金属石鹸、アミノ酸、4級アンモニウム塩、アルキルフォスフェート等により疎水化処理したもの等が含まれる。
粉末を疎水化処理する方法としては、前記粉末を疎水化できる方法であればいかなる方法でもよく、例えば、気相法、液相法、オートクレーブ法、メカノケミカル法等、通常の表面処理方法を用いることができる。
例えば、疎水化処理剤を原料粉末に添加して処理を行う場合、適当な溶媒(ジクロロメタン、クロロホルム、ヘキサン、エタノール、キシレン、揮発性シリコーン等)に希釈して添加してもよく、あるいは直接添加しても良い。粉末と処理剤の混合撹拌には、ボールミル、ホジャーサイトボールミル、振動ボールミル、アトライター、ポットミル、ロッドミル、パンミル、ホモミキサー、ホモディスパー、ヘンシェルミキサー、ナウターミキサー等も使用することができる。このほかにも、粉末表面の活性を利用し、気相反応により100℃以下の低温で環状オルガノシロキサンを粉体表面上で重合させる方法(特公平1−54380号公報)や、前記方法の後に表面のシリコーンポリマーのSi−H部分にグリセロールモノアリルエーテル等のペンダント基を付加させる方法(特公平1−54381号公報)等も用いることができる。このような疎水化処理に関する技術的事項は疎水化処理された焼成粘土鉱物についても同様とする。
疎水化処理粉体としては、例えば脂肪酸デキストリン処理粉末、トリメチルシロキシ珪酸処理粉末、フッ素変性トリメチルシロキシ珪酸処理粉末、メチルフェニルシロキシ珪酸処理粉末、フッ素変性メチルフェニルシロキシ珪酸処理粉末、ジメチルポリシロキサン、ジフェニルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン等の低粘度〜高粘度油状ポリシロキサン処理粉末、ガム状ポリシロキサン処理粉末、メチルハイドロジェンポリシロキサン処理粉末、フッ素変性メチルハイドロジェンポリシロキサン処理粉末、メチルトリクロルシラン、メチルトリアルコキシシラン、ヘキサメチルジシラン、ジメチルジクロルシラン、ジメチルジアルコキシシラン、トリメチルクロルシラン、トリメチルアルコキシシラン等の有機シリル化合物あるいはそれらのフッ素置換体による処理粉末、エチルトリクロルシラン、エチルトリアルコキシシラン、プロピルトリクロロシラン、プロピルトリアルコキシシラン、ヘキシルトリクロルシラン、ヘキシルトリアルコキシシラン、長鎖アルキルトリクロルシラン、長鎖アルキルトリエトキシシラン等の有機変性シランあるいはそれらのフッ素置換体処理粉末、アミノ変性ポリシロキサン処理粉末、フッ素変性ポリシロキサン処理粉末、フッ化アルキルリン酸処理粉末、フッ化アルキルリン酸エステル処理粉末等が挙げられる。
本発明の(a)焼成粘土鉱物を含めた粉末の配合量は、好ましくは60〜95質量%である。
親油性非イオン界面活性剤としては、例えば、ソルビタンモノイソステアレート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレート、ソルビタンセスキオレエート、ソルビタントリオレエート、ペンタ-2-エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン、テトラ-2-エチルヘキシル酸ジグリセロールソルビタン等のソルビタン脂肪酸エステル類、モノ綿実油脂肪酸グリセリン、モノエルカ酸グリセリン、セスキオレイン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリン、α, α'-オレイン酸ピログルタミン酸グリセリン、モノステアリン酸グリセリンリンゴ酸等のグリセリンポリグリセリン脂肪酸類、モノステアリン酸プロピレングリコール等のプロピレングリコール脂肪酸エステル類、硬化ヒマシ油誘導体、グリセリンアルキルエーテル等が挙げられる。
親水性非イオン界面活性剤としては、例えば、 POEソルビタンモノオレエート、POE-ソルビタンモノステアレート、POE-ソルビタンモノオレート、POE-ソルビタンテトラオレエート等の POEソルビタン脂肪酸エステル類、POE-ソルビットモノラウレート、POE-ソルビットモノオレエート、POE-ソルビットペンタオレエート、POE-ソルビットモノステアレート等の POEソルビット脂肪酸エステル類、POE-グリセリンモノステアレート、POE-グリセリンモノイソステアレート、POE-グリセリントリイソステアレート等の POEグリセリン脂肪酸エステル類、POE モノオレエート、POE ジステアレート、POE モノジオレエート、システアリン酸エチレングリコール等のPOE 脂肪酸エステル類、POE ラウリルエーテル、POE オレイルエーテル、POE ステアリルエーテル、POE ベヘニルエーテル、POE2- オクチルドデシルエーテル、POE コレスタノールエーテル等のPOE アルキルエーテル類、POE オクチルフェニルエーテル、POE ノニルフェニルエーテル、POE ジノニルフェニルエーテル等のPOE アルキルフェニルエーテル類、ブルロニック等のプルアロニック型類、 POE・POPセチルエーテル、 POE・POP2 -デシルテトラデシルエーテル、 POE・POP モノブチルエーテル、 POE・POP 水添ラノリン、 POE・POPグリセリンエーテル等の POE・POP アルキルエーテル類、テトロニック等のテトラ POE・テトラ POPエチレンジアミン縮合物類、 POEヒマシ油、 POE硬化ヒマシ油、 POE硬化ヒマシ油モノイソステアレート、 POE硬化ヒマシ油トリイソステアレート、 POE硬化ヒマシ油モノピログルタミン酸モノイソステアリン酸ジエステル、POE 硬化ヒマシ油マレイン酸等のPOE ヒマシ油硬化ヒマシ油誘導体、POE ソルビットミツロウ等のPOE ミツロウ・ラノリン誘導体、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド、ラウリン酸モノエタノールアミド、脂肪酸イソプロパノールアミド等のアルカノールアミド、POE プロピレングリコール脂肪酸エステル、POE アルキルアミン、POE 脂肪酸アミド、ショ糖脂肪酸エステル、POE ノニルフェニルホルムアルデヒド縮合物、アルキルエトキシジメチルアミンオキシド、トリオレイルリン酸等が挙げられる。
ビタミン類としてはビタミンAパルミテート等のビタミンA類、塩酸ピリドキシン等のビタミンB類、Lーアスコルビン酸、Lーアスコルビン酸硫酸塩、Lーアスコルビン酸リン酸塩等のビタミンC類、コレカルシフェロール、エルゴカルシフェロール等のビタミンD類、δートコフェロール、ビタミンEアセテート等のビタミンE類等が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、例えば、パラアミノ安息香酸 (以下 PABA と略す) 、PABAモノグリセリンエステル、N,N-ジプロポキシPABAエチルエステル、N,N-ジエトキシPABAエチルエステル、N,N-ジメチルPABAエチルエステル、N,N-ジメチルPABAブチルエステル、N,N-ジメチルPABAメチルエステル等の安息香酸系紫外線吸収剤、ホモメンチル-N- アセチルアントラニレート等のアントラニル酸系紫外線吸収剤、アミルサリシレート、メンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレート、オクチルサリシレート、フェニルサリシレート、ベンジルサリシレート、p-イソプロパノールフェニルサリシレート等のサリチル酸系紫外線吸収剤、オクチルシンナメート、エチル-4- イソプロピルシンナメート、メチル-2,5- ジイソプロピルシンナメート、エチル-2,4- ジイソプロピルシンナメート、メチル-2,4- ジイソプロピルシンナメート、プロピル-p- メトキシシンナメート、イソプロピル-p- メトキシシンナメート、イソアミル-p- メト キシシンナメート、オクチル-p- メトキシシンナメート(2- エチルヘキシル-p- メトキシシンナメート) 、2-エトキシエチル-p- メトキシシンナメート、シクロヘキシル-p- メトキシシンナメート、エチル- α- シアノ−β- フェニルシンナメート、2-エチルヘキシル-α- シアノ- β- フェニルシンナメート、グリセリルモノ-2- エチルヘキサノイル- ジパラメトキシシンナメート等の桂皮酸系紫外線吸収剤、3-(4'-メチルベンジリデン)-d,1- カンファー、3-ベンジリデン-d,1- カンファー、ウロカニン酸、ウロカニン酸エチルエステル、2-フェニル-5- メチルベンゾキサゾール、2,2'- ヒドロキシ-5- メチルフェニルベンゾトリアゾール、2-(2'-ヒドロキシ-5'-t-オクチルフェニル) ベンゾトリアゾール、2-(2'-ヒドロキシ-5'-メチルフェニルベンゾトリアゾール、ジベンザラジン、ジアニソイルメタン、4-メトキシ-4'-t-ブチルジベンゾイルメタン、5-(3,3- ジメチル-2- ノルボルニリデン)-3-ペンタン-2- オン等が挙げられる。
防腐剤としては、例えば、メチルパラベン、エチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン、フェノキシエタノール、N−ヤシ油脂肪酸アシルL−アルギニンエチルDL−ピロリドンカルボン酸塩、デビドロ酢酸ナトリウム、エチルヘキシルグリセリン、(銀/亜鉛/アンモニウム)ゼオライト等が挙げられる。
本発明の粉末化粧料は、パウダリーファンデーション、プレストパウダー、アイシャドウ、ルースパウダー、頬紅等の粉末多量配合の種々の形態の化粧料に適用できる。
以下、具体的な実施例を挙げて説明するが、本発明は以下の例に何ら限定されるものではない。なお、配合量は特記しない限り質量%で示す。
実施例1〜7、比較例1〜4
粘土鉱物として、焼成あるいは未焼成のセリサイトを使用し、下記表2に示す処方の粉末化粧料を常法により調製した。
続いて、これらの粉末化粧料の特性評価を行った。その結果を表2に併せて示す。評価項目は、硬度変化、硬度変化、使用性であり、評価方法を下記に示す。
(硬度変化)
37℃、相対湿度90%の環境下で静置した後、Ueshina社オルゼン硬度計を用いて硬度値を測定し、初期値との差(硬度変化量)を算出した。5以内であれば、実用上良好な値であり、20以上は実用的に許容できない値である。
A:硬度変化量0〜10
B:硬度変化量11〜15
C:硬度変化量15〜20
D:硬度変化量20以上
(落下強度)
粉末化粧料を成型し、その後、製品表面を下向きにして30cmの高さから繰り返し落下した際の強度を評価した。
A:十分な強度を有する
B:やや十分な強度を有する
C:やや強度が不十分
D:強度が不十分
(使用性)
パネルテスト10名による官能評価を行った。
A:しっとりする、あるいはのびがよい、あるいは仕上りが均一と答えた人が7名以上。
B:しっとりする、あるいはのびがよい、あるいは仕上りが均一と答えた人が3〜6名。
C:しっとりする、あるいはのびがよい、あるいは仕上りが均一と答えた人が2名以下。
Figure 0005173258
※1:シリコーンKF6015(信越化学社製)
表2に示すように、本発明に係る粉末化粧料である実施例1〜7においては、硬度変化、落下強度、及び使用性のいずれの評価も良好であった。
他方、焼成セリサイトの配合量が極めて少量で、未焼成セリサイトを多く配合させた比較例1〜3においては、硬度変化量が大きく、また実用上十分な強度も得られず、低品質であった。また、焼成セリサイトを多量に含有させた比較例4においては、使用性が悪化した。
実施例8〜14、比較例5〜8
粘土鉱物として、焼成あるいは未焼成マイカを使用し、下記表3に示す処方で粉末化粧料を調製した。続いて、これらの粉末化粧料の特性評価を行った。その結果を表3に併せて示す。
評価項目は、硬度変化、落下強度、使用性であり、評価方法及び評価基準は、上述と同様とした。
Figure 0005173258
※1:シリコーンKF6015(信越化学社製)
表3に示すように、本発明に係る粉末化粧料である実施例8〜14においては、硬度変化、落下強度、及び使用性のいずれの評価も良好であった。
他方、焼成マイカの配合量が極めて少量で、未焼成マイカを多く配合させた比較例5〜7においては、硬度変化量が大きく、また実用上十分な強度も無く、製品として低品質であった。また、焼成マイカを多量に含有させた比較例8においては、使用性が悪化した。
実施例15〜18、3、4、6、比較例9〜11
粘土鉱物として焼成セリサイトを使用し、保湿剤の配合量を調節し、その他の成分は、下記表4に示す処方で粉末化粧料を調製した。続いて、これらの粉末化粧料の特性評価を行った。その結果を表4に併せて示す。
評価項目は、硬度変化、落下強度、使用性、及び取れ量である。前三者の評価方法及び評価基準は、上述と同様とした。取れ量の評価方法を下記に示す。
(取れ量)
成型後、パフにて製品表面を100回こすったときの取れ具合を以下の基準で評価した。
A:よく取れる
B:取れる
C:取れにくい
Figure 0005173258
※1:シリコーンKF6015(信越化学社製)
表4に示すように、本発明に係る粉末化粧料である実施例15〜18、3、4、6においては、硬度変化、落下強度、使用性、及び取れ量のいずれの評価とも実用上良好であった。
他方、保湿剤配合量が極めて少量である比較例9においては、落下強度について実用上十分な評価が得られず、使用性も悪化した。また、保湿剤配合量が多大である比較例10、11においては、取れ量について実用上良好な評価が得られなかった。
実施例19〜22、10、11、13、比較例12〜14
粘土鉱物として焼成マイカを使用し、保湿剤の配合量を調節し、その他の成分は、下記表5に示す処方で粉末化粧料を調製した。続いて、これらの粉末化粧料の特性評価を行った。その結果を表5に併せて示す。
評価項目は、硬度変化、落下強度、使用性、及び取れ量とし、上記と同様の手法で評価した。
Figure 0005173258
※1:シリコーンKF6015(信越化学社製)
表5に示すように、本発明に係る粉末化粧料である実施例19〜22、10、11、13においては、硬度変化、落下強度、使用性、及び取れ量のいずれの評価とも実用上良好であった。
他方、保湿剤配合量が極めて少量である比較例12においては、落下強度について実用上十分な評価が得られず、使用性も悪化した。また、保湿剤配合量が多大である比較例13、14においては、取れ量について実用上良好な評価が得られなかった。
実施例23,24、比較例15,16
シリコーン処理タルク、シリコーン処理セリサイト、シリコーン処理マイカの少なくともいずれかを使用し、さらに粘土鉱物として、焼成セリサイトあるいは未焼成セリサイトを使用し、その他の成分は下記表6に示す処方で粉末化粧料を調製した。続いて、これらの粉末化粧料の特性評価を行った。その結果を表6に併せて示す。
評価項目は、硬度変化、落下強度、使用性、取れ量、及び外観安定性とする。外観安定性の評価方法を下記に示す。その他の評価は、上記と同様とする。
(外観安定性)
37℃、相対湿度98%に静置した際の外観を目視で評価する。
○:問題なし
×:「水滴の発生」や「もり上がり」、「ヒビの発生」などの問題が発生した。
Figure 0005173258
※1:シリコーンKF6015(信越化学社製)
表6に示すように、本発明に係る粉末化粧料である実施例23,24においては、硬度変化、落下強度、使用性、取れ量、及び外観安定性のいずれも実用上良好な評価が得られた。
他方、粘土鉱物として焼成セリサイトを用いず、未焼成セリサイトを用いた比較例15,16においては、硬度変化、落下強度、取れ量、及び外観安定性について実用上十分な評価が得られなかった。なお、比較例15,16は従来技術で述べた特許文献1に相当する粉末化粧料である。
実施例25、比較例17
粘土鉱物として焼成または未焼成タルクを使用し、その他の成分は下記表7に示す処方で粉末化粧料を調製した。続いて、これらの粉末化粧料の特性評価を行った。その結果を表7に併せて示す。
評価項目は、硬度変化、落下強度、使用性であり、評価方法及び評価基準は、上述と同様とした。
Figure 0005173258
※1:シリコーンKF6015(信越化学社製)
表7に示すように、本発明に係る粉末化粧料である実施例25においては、硬度変化、落下強度、及び使用性のいずれの評価も実用上良好であった。
他方、焼成タルクの配合量が極めて少量で、未焼成タルクを多く配合させた比較例17においては、硬度変化量が大きく、また実用上十分な落下強度も無く、製品として低品質であった。
次に、本発明の粉末化粧料の処方例を示す。
実施例26〜46 パウダリーファンデーション
次の表8、9に示すような処方でパウダリーファンデーションを調製した。得られたパウダリーファンデーションはいずれも硬度軟化がなく、使用性も良好であった。
Figure 0005173258

※1:シリコーンKF6015(信越化学社製)
Figure 0005173258

※1:シリコーンKF6015(信越化学社製)
実施例47,48 おしろい
次の表10に示すような処方でおしろいを調製した。得られたおしろいはいずれも硬度軟化がなく、使用性も良好であった。
Figure 0005173258
実施例49 アイシャドウ
次の表11に示すような処方でアイシャドウを調製した。得られたアイシャドウはいずれも硬度軟化がなく、使用性も良好であった。
Figure 0005173258

※2:シリコーンKF56(信越化学社製)
実施例50 アイシャドウ
次の表12に示すような処方でアイシャドウを調製した。得られたアイシャドウはいずれも硬度軟化がなく、使用性も良好であった。
Figure 0005173258

※2:シリコーンKF56(信越化学社製)
<実使用による保湿効果試験>
29名の女性パネルに事前に1週間洗顔だけでスキンケアせずに過ごしてもらい、保湿効果のない下地と本願の粉末化粧料(表9実施例36の処方のパウダリーファンデーション)を1日2回、4週間の間、通常の使用方法で続けて使用してもらった。なお通常の使用方法とは、朝に保湿効果のない石鹸で洗顔し、保湿効果のない化粧水を塗布したあと、試験品を塗布し、昼食後に試験品を再度塗布することを指す。
連用前、1週間後、2週間後、4週間後の角層中の水分量(電気容量(a.u.))を皮膚水分量測定機(コルネオメータ:Corneometer CM 825)〔Courage+Khazaka社〕で測定した。その結果を表13および図1に示す(統計方法:Anova)。ベースライン(Baseline)は連用前の角層水分量(電気容量(a.u.))を示す。
Figure 0005173258
表13および図1の結果からわかるように、本品を連用した場合角層中の水分量が有意に上昇していることがわかる。
このように、本発明による粉末化粧料は、粉末を多量配合した化粧料において皮膚に十分なうるおいを与えることができる高配合量の保湿剤を安定に配合することができる。また、マットな仕上がりのメーキャップをしながら、連用することにより皮膚に十分なうるおいを与えることができるものである。
本発明による試験品の連用前後における角層中の水分量(電気容量(a.u.))を測定した結果を示す図である。

Claims (3)

  1. (a)焼成粘土鉱物5〜70質量%と、(b)下記の測定条件で示す吸湿性を有する保湿剤成分3〜20質量%とを配合し、
    前記(a)の焼成粘土鉱物が焼成セリサイト、焼成マイカおよび焼成タルクから選ばれる一種または二種以上であり、
    前記(b)の保湿剤成分が、グリセリン、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンジメチルエーテル、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、ジグリセリン、ジプロピレングリコール、キシリトール、トレハロース、エリスリトール、ヒアルロン酸および尿素から選ばれる一種または二種以上であることを特徴とする粉末化粧料。
    吸湿性の測定条件:保湿剤成分を5g精秤して20mlのスクリュー管に入れ、37℃相対湿度98%に一昼夜静置した際の質量変化率が0.2%以上,30%以下である。
  2. 前記焼成粘土鉱物を含む粉末成分を化粧料全体に対して60〜95質量%配合してなることを特徴とする請求項1に記載の粉末化粧料。
  3. 請求項1又は2に記載の粉末化粧料の製造方法であって、
    焼成粘土鉱物および保湿剤を含む化粧料成分に、水、低級アルコールから選ばれる一種または二種以上を混合してスラリー状とし、内部が加熱・乾燥状態となっているチャンバー内に前記スラリーを注入してミスト状とし、次いで該ミストを回収・成型してなることを特徴とする粉末化粧料の製造方法。
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