JP7381309B2 - 粉末固形化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は、粉末固形化粧料に関する。より詳しくは、弾性球状粉末を実質的に配合しなくても優れた使用性を実現でき、なおかつ、高い耐衝撃性を備える粉末固形化粧料に関する。
粉末固形化粧料は、ファンデーションやアイシャドウ等のメーキャップ化粧料に汎用されている化粧料基剤である。一般に粉末固形化粧料は、主成分である粉末とその結合剤または付着剤として作用する油分とによって構成されている。粉末部分は、化粧料の主要な基材となるため、肌上での伸び、なめらかさ、均一な仕上がりといった使用性に大きな影響を与える。なかでも球状粉末は、皮膚上で転がることにより滑り性を向上させ、伸び広がりが軽く、さらっとした仕上がり感を実現するうえで重要な役割を有する。
球状粉末として、パウダーファンデーション等の粉末固形化粧料においては、特に感触のなめらかさや柔らかさを向上させるために、ポリメチルメタクリレート(PMMA)粉末、ナイロン粉末、ウレタン粉末等の合成樹脂粉末が用いられることが多い。
しかしながら、これらのうち比較的柔軟性の高い弾性球状粉末は、球状のため他の粉末との接触面が小さくなるうえに、その弾力性により固化が難しく成形性に劣る。このため、粉末固形化粧料に優れた使用性を付与することはできても、同時に十分な耐衝撃性を実現することは難しい。
これまでに、弾性球状粉末を含む粉末固形化粧料の耐衝撃性を改善する多くの試みがなされている。例えば、結合剤としてガス中蒸発法により微粒化された固形油粉末を用いること(特許文献1)、球状ポリオレフィン樹脂粉末を配合すること(特許文献2)、特定構造の回転翼対向型混合装置を用いること(特許文献3)などが提案されている。しかし、特定の原料や特定の装置を用いなければならないといった制限を受けるほか、耐衝撃性を十分なレベルにまで改善することは依然として難しい。
このような事情から、弾性球状粉末を配合することなく、優れた使用性と耐衝撃性とを両立するための新しい技術が求められている。
特開2005-272427号公報 特開2006-169207号公報 特開2009-167181号公報
本発明は、前記実情に鑑みてなされたものであり、弾性球状粉末を配合した場合と同様の使用性を有しながら、十分な耐衝撃性を備える粉末固形化粧料を提供することを目的とする。
本発明者らは上記の課題を解決すべく鋭意研究を行った結果、雲母、球状無水ケイ酸、及び、窒化ホウ素を所定の配合量条件を満たすように配合することにより、優れた使用性と耐衝撃性とを両立した粉末固形化粧料を実現できることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、次の成分(A)~(C):
(A)雲母、
(B)球状無水ケイ酸、及び
(C)窒化ホウ素、
を含有し、成分(A)~(C)の配合量が、
(A)+(B)+(C)=37~67質量%、
(A)+(C)=35~53質量%、及び
(B)+(C)=11~46質量%
を満たす、粉末固形化粧料を要旨とするものである。
本発明は、従来の粉末固形化粧料において使用性改善粉末として汎用されていた弾性球状粉末を配合しなくても十分な使用性を有し、なおかつ、耐衝撃性にも優れた粉末固形化粧料を実現することができる。
本発明の粉末固形化粧料は、雲母、球状無水ケイ酸、及び、窒化ホウ素を所定の条件の下で含有する。以下、詳しく説明する。
<(A)雲母>
本発明で用いる(A)雲母は、天然雲母であっても、合成雲母であってもよく、天然雲母と合成雲母との併用でもよい。(A)雲母としては、特に限定されず、例えば、白雲母、金雲母、鉄雲母、絹雲母、黒雲母、合成金雲母鉄等が挙げられる。
また、疎水化処理が施されているものを用いることもできる。表面処理は、例えば、シリコーン化合物処理、フッ素変性シリコーン化合物処理、フッ素化合物処理、高級脂肪酸処理、高級アルコール処理、脂肪酸エステル処理、金属石鹸処理、アミノ酸処理、アルキルホスフェート処理等が挙げられる。
ただし、本発明で用いる(A)雲母は、光輝性粉体を含まないことが好ましい。光輝性粉体とは、雲母等の燐片状の母粉体の上に、酸化チタン、酸化鉄、酸化亜鉛、酸化ケイ素等の被覆層が形成された多層構造の粉体であり、例えば、雲母チタン、酸化鉄被覆雲母、酸化鉄被覆雲母チタン、酸化チタン被覆合成金雲母、酸化鉄・酸化チタン被覆合成金雲母等が該当する。光輝性粉体は入射する白色光に対して多重の干渉光を発色するため、化粧料に配合すると過剰な光沢(ぎらつき)や不自然な感じを与えることがある。
(A)雲母の平均粒子径は、特に限定されるものではないが、1μm~150μm、さらには5μm~60μmが好適である。
なお、本明細書中における「平均粒子径」とは、レーザー回折・散乱法によって求めた粒度分布における累積の50%粒子径を意味する。
(A)雲母は市販品を用いてもよく、例えば、PDM-150S、PDM-9WA、PDM-5L、PDM-10L、マイカ PDM-9L-20(いずれもトピー工業株式会社)、マイカパウダー#800、マイカパウダー#5500(いずれも脇田砿業株式会社)等を用いることができる。
本発明において(A)雲母の配合量は、適度なツヤ感を与える点から化粧料全体に対して3質量%以上が好ましく、5質量%以上がさらに好ましく、10質量%以上がより好ましく、また、39質量%以下が好ましく、36質量%以下がさらに好ましい。
<(B)球状無水ケイ酸>
(B)球状無水ケイ酸は、通常の化粧料に用いられるものであれば特に制限されずに使用することができる。
(B)球状無水ケイ酸の形状は球状であることが必要であるが、厳密に真球状である必要はなく、例えば、断面が楕円形でもよい。よりさらさらして好ましい感触が得られるという点では、真球状であることが好ましい。本発明において真球状とは、いずれの方向から投影して見た場合にも概略真円状を示すものであって、粒子径の最小値が最大値の80%以上、より好ましくは90%以上であることを意味する。
(B)球状無水ケイ酸は、市販品を用いることができ、例えばSILDEX L-51(AGCエスアイテック社)、SATINIERM-5(日揮触媒化成株式会社)、球状シリカP-1500(日揮触媒化成株式会社)等を好適に用いることができる。
また、(B)球状無水ケイ酸として、疎水化処理が施されているものを用いることもできる。疎水化処理剤としては、特に限定されるものではないが、例えばオルガノシラン系化合物、シリコーン化合物、フッ素化合物等で覆うことにより調製することができる。より具体的には、ジメチルシリル化無水ケイ酸、トリメチルシリル化無水ケイ酸、オクチルシリル化無水ケイ酸、シリコーンオイル処理無水ケイ酸、メチルポリシロキサン処理無水ケイ酸等が例示される。
(B)球状無水ケイ酸の平均粒子径は、伸び広がりの良さの点から、0.05μm以上が好ましく、0.5μm以上がより好ましく、1μm以上がさらに好ましく、また、20μm以下が好ましく、15μm以下がより好ましく、10μm以下がさらに好ましい。
なかでも、(B)球状無水ケイ酸として、少なくとも
(b-i)吸油量10~100ml/100gの球状無水ケイ酸、及び
(b-ii)吸油量100~200ml/100gの球状無水ケイ酸
を含むことが好ましく、さらには、(B)球状無水ケイ酸が、(b-i)及び(b-ii)のみから構成されることが特に好ましい。
吸油量の異なる上記2種の球状無水ケイ酸を配合することにより、特に優れた使用性及び耐衝撃性を実現することができる。
本明細書中における「吸油量」とは、JIS K5101-13-2:2004(煮あまに油法)に従って測定した数値である。具体的には、以下の方法により得られる。
まず、試料である球状無水ケイ酸1.5gを薬包紙に採取し、ガラス測定板に移す。次に、煮あまに油(JIS K 5101に規定するもの)をビュレットから1回に4、5滴ずつ試料に滴下し、その都度、全体をパレットナイフで充分に練り合わせる。この滴下と練り合わせを繰り返し、全体が硬いパテ状の塊となったら1滴ごとに練り合わせて、最後の1滴でパレットナイフを用いてらせん形に巻くことができる状態になったときを終点とし、以下の式にて、試料100g当たりの吸油量を算出する。
吸油量(ml/100g)=(A/W)×100
(Aは煮あまに油の滴下量(mL)、Wは試料の採取量(g)を表す)
上記(b-i)群に属する球状無水ケイ酸と(b-ii)群に属する球状無水ケイ酸は、含有質量比((b-i):(b-ii))が、0.1:20~20:0.1の範囲が好ましく、0.5:15~15:0.5の範囲がさらに好ましい。
本発明において(B)球状無水ケイ酸の配合量は、伸び広がりと耐衝撃性に影響を及ぼす点から、化粧料全体に対して5質量%以上が好ましく、6質量%以上がさらに好ましく、また、32質量%以下が好ましく、30質量%以下がより好ましく、28質量%以下がさらに好ましい。
<(C)窒化ホウ素>
(C)窒化ホウ素としては、通常の化粧料に用いられるものであれば特に制限されずに使用することができる。なかでも、使用性の点から、板状の結晶構造を有する六方晶のものが好ましい。
(C)窒化ホウ素の平均粒子径は、使用感触の良さの点から、0.1μm以上が好ましく、0.5μm以上がより好ましく、1μm以上がさらに好ましく、また、30μm以下が好ましく、25μm以下がより好ましく、20μm以下がさらに好ましい。
(C)窒化ホウ素としては、市販品を使用することができ、例えば、ルーブシャイン#500、SHP-3、SHP-6(いずれも水島合金鉄株式会社)等を挙げることができる。
(C)窒化ホウ素は、そのまま使用することができるが、疎水化処理したものであってもよい。疎水化処理としては、シリコーン処理、アルキルシラン処理、脂肪酸処理、N-アシルアミノ酸処理等が挙げられる。
(C)窒化ホウ素の含有量は、なめらかな使用感触と適度なツヤを実現する点から、化粧料全体に対して2質量%以上が好ましく、4質量%以上がより好ましく、10質量%以上がさらに好ましく、また、42質量%以下が好ましく、39質量%以下がより好ましい。
<(A)~(C)成分の配合量条件>
上記成分(A)~(C)の配合量は化粧料全体に対して以下の3つの条件:
(A)+(B)+(C)=37~67質量%、
(A)+(C)=35~53質量%、及び
(B)+(C)=11~46質量%
を全て満たす必要がある。
なかでも、配合量条件(A)+(B)+(C)は42質量%以上がより好ましく、65質量%以下がより好ましい。また、配合量条件(A)+(C)は50質量%以下がより好ましい。
上記配合量条件のいずれかを満たさない場合には、優れた使用性と耐衝撃性とを両立することができない。特に、配合量条件(A)+(B)+(C)や、配合量条件(B)+(C)は、上記数値範囲の下限に満たないと使用性に劣る傾向があり、上限を超えると耐衝撃性に劣る傾向がある。
本発明の粉末固形化粧料は、以上の配合量条件を満たす必要があるが、さらに優れた効果を達成するには、これらに加えて、(A)+(B)が10質量%以上、さらには12質量%以上であることが好ましく、また、57質量%以下、さらには55質量%以下であることが好ましい。
また、上記(A)~(C)成分の配合量は、以下の比率(質量比)を満たすことが好ましい。
(A)/(C)=0.07~12、さらに好ましくは0.13~9。
(B)/(C)=0.16~4、さらに好ましくは0.18~3.5。
(A)/(B)=0.43~5.4、さらに好ましくは0.7~5.2。
<任意配合成分>
本発明の粉末固形化粧料には、上記(A)~(C)成分以外に、本発明の効果を妨げない範囲で、化粧料に通常用いられる成分を配合することができる。
例えば、上記以外の粉末成分、油性成分、界面活性剤、紫外線防御剤等を必要に応じて適宜配合することができる。
上記以外の粉末成分としては、一般的な化粧料に用いられ得るものであれば特に限定されるものではないが、例えば、無機粉末(例えば、タルク、カオリン、バーミキュライト、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、珪藻土、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸ストロンチウム、タングステン酸金属塩、ヒドロキシアパタイト、ゼオライト、セラミクスパウダー等);有機粉末(例えば、ポリアミド樹脂粉末(ナイロン粉末)、ポリエチレン粉末、ポリメタクリル酸メチル粉末、ポリスチレン粉末、スチレンとアクリル酸の共重合体樹脂粉末、ベンゾグアナミン樹脂粉末、ポリ四弗化エチレン粉末、セルロース粉末等);無機白色顔料(例えば、酸化亜鉛等);無機赤色系顔料(例えば、チタン酸鉄等);無機紫色系顔料(例えば、マンゴバイオレット、コバルトバイオレット等);無機緑色系顔料(例えば、酸化クロム、水酸化クロム、チタン酸コバルト等);無機青色系顔料(例えば、群青、紺青等);金属粉末顔料(例えば、アルミニウムパウダー、カッパーパウダー等);ジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料(例えば、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色205号、赤色220号、赤色226号、赤色228号、赤色405号、橙色203号、橙色204号、黄色205号、黄色401号、及び青色404号、赤色3号、赤色104号、赤色106号、赤色227号、赤色230号、赤色401号、赤色505号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、黄色202号、黄色203号、緑色3号及び青色1号等);天然色素(例えば、クロロフィル、β-カロチン等)等が挙げられる。
油性成分としては、一般的な化粧料に用いられ得るものであれば特に限定されるものではないが、液体油脂、固体油脂、ロウ類、炭化水素油、高級脂肪酸、高級アルコール、合成エステル油、シリコーン油等が挙げられる。
以下の説明において、POEはポリオキシエチレン、POPはポリオキシプロピレンの略記で、POE又はPOPの後ろのカッコ内の数字は当該化合物中におけるPOE基又はPOP基の平均付加モル数を表す。
液体油脂としては、例えば、アボカド油、ツバキ油、タートル油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、ナタネ油、卵黄油、ゴマ油、パーシック油、小麦胚芽油、サザンカ油、ヒマシ油、アマニ油、サフラワー油、綿実油、エノ油、大豆油、落花生油、茶実油、カヤ油、コメヌカ油、シナギリ油、日本キリ油、ホホバ油、胚芽油、トリグリセリン等が挙げられる。
固体油脂としては、例えば、カカオ脂、ヤシ油、馬脂、硬化ヤシ油、パーム油、牛脂、羊脂、硬化牛脂、パーム核油、豚脂、牛骨脂、モクロウ核油、硬化油、牛脚脂、モクロウ、硬化ヒマシ油等が挙げられる。
ロウ類としては、例えば、ミツロウ、カンデリラロウ、綿ロウ、カルナウバロウ、ベイベリーロウ、イボタロウ、鯨ロウ、モンタンロウ、ヌカロウ、ラノリン、カポックロウ、酢酸ラノリン、液状ラノリン、サトウキビロウ、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、還元ラノリン、ホホバロウ、硬質ラノリン、セラックロウ、POEラノリンアルコールエーテル、POEラノリンアルコールアセテート、POEコレステロールエーテル、ラノリン脂肪酸ポリエチレングリコール、POE水素添加ラノリンアルコールエーテル等が挙げられる。
炭化水素油としては、例えば、流動パラフィン、オゾケライト、スクワラン、プリスタン、パラフィン、セレシン、スクワレン、ワセリン、マイクロクリスタリンワックス等が挙げられる。
高級脂肪酸としては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、ウンデシレン酸、トール酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)等が挙げられる。
高級アルコールとしては、例えば、直鎖アルコール(例えば、ラウリルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、オレイルアルコール、セトステアリルアルコール等);分枝鎖アルコール(例えば、モノステアリルグリセリンエーテル(バチルアルコール)、2-デシルテトラデシノール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、ヘキシルドデカノール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール等)等が挙げられる。
合成エステル油としては、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、12-ヒドロキシステアリン酸コレステリル、ジ-2-エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N-アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ-2-ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ-2-エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ-2-エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、トリ-2-エチルヘキサン酸グリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル2-エチルヘキサノエート、2-エチルヘキシルパルミテート、トリミリスチン酸グリセリン、トリ-2-ヘプチルウンデカン酸グリセライド、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オレイル、アセトグリセライド、パルミチン酸2-ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、N-ラウロイル-L-グルタミン酸-2-オクチルドデシルエステル、アジピン酸ジ-2-ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セバシン酸ジ-2-エチルヘキシル、ミリスチン酸2-ヘキシルデシル、パルミチン酸2-ヘキシルデシル、アジピン酸2-ヘキシルデシル、セバシン酸ジイソプロピル、コハク酸2-エチルヘキシル、クエン酸トリエチル等が挙げられる。
シリコーン油としては、ジメチルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ステアロキシメチルポリシロキサン、ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン、フルオロアルキル・ポリオキシアルキレン共変性オルガノポリシロキサン、アルキル変性オルガノポリシロキサン、未末端変性オルガノポリシロキサン、フッ素変性オルガノポリシロキサン、アミノ変性オルガノポリシロキサン、シリコーンゲル、アクリルシリコーン、トリメチルシロキシケイ酸、シリコーンRTVゴム等のシリコーン化合物等が挙げられる。
このうち、使用性及び耐衝撃性の更なる向上のためには、25℃で固体もしくはペースト状となるシリコーンワックスを配合することが好ましい。
界面活性剤としては、親油性非イオン界面活性剤を含むことが好ましい。親油性非イオン界面活性剤としては、好ましくはHLBが2~10、より好ましくは3~6の非イオン性界面活性剤が挙げられる。例えば、POE(2)ステアリルエーテル、自己乳化型モノステアリン酸プロピレングリコール、ミリスチン酸グリセリル、モノステアリン酸グリセリル、自己乳化型モノステアリン酸グリセリル、モノイソステアリン酸グリセリル、モノオレイン酸グリセリル、トリステアリン酸ヘキサグリセリル、ペンタステアリン酸デカグリセリル、ペンタイソステアリン酸デカグリセリル、ペンタオレイン酸デカグリセリル、モノステアリンソルビタン、トリステアリン酸ソルビタン、モノイソステアリン酸ソルビタン、セスキイソステアリン酸ソルビタン、モノオレイン酸ソルビタン、ヘキサステアリン酸POE(6)ソルビット、POE(3)ヒマシ油、モノステアリン酸PEG(2)、モノステアリン酸エチレングリコール、ステアリン酸PEG(2)等が挙げられる。
紫外線防御剤(紫外線吸収剤及び/又は紫外線散乱剤)としては、化粧料に通常配合されるものを使用することができる。
紫外線吸収剤は、特に限定されるものではなく、一般に化粧料に用いられる紫外線吸収剤を広く挙げることができる。例えば、安息香酸系紫外線吸収剤(例えば、パラアミノ安息香酸(以下、PABAと略す)、PABAモノグリセリンエステル、N,N-ジプロポキシPABAエチルエステル、N,N-ジエトキシPABAエチルエステル、N,N-ジメチルPABAブチルエステル、N,N-ジメチルPABAエチルエステル等);アントラニル酸系紫外線吸収剤(例えば、ホモメンチル-N-アセチルアントラニレート等);サリチル酸系紫外線吸収剤(例えば、アミルサリシレート、メンチルサリシレート、ホモメンチルサリシレート、オクチルサリシレート、フェニルサリシレート、ベンジルサリシレート、p-イソプロパノールフェニルサリシレート等);ケイヒ酸系紫外線吸収剤(例えば、オクチルメトキシシンナメート、エチル-4-イソプロピルシンナメート、メチル-2,5-ジイソプロピルシンナメート、エチル-2,4-ジイソプロピルシンナメート、メチル-2,4-ジイソプロピルシンナメート、プロピル-p-メトキシシンナメート、イソプロピル-p-メトキシシンナメート、イソアミル-p-メトキシシンナメート、オクチル-p-メトキシシンナメート(2-エチルヘキシル-p-メトキシシンナメート)、2-エトキシエチル-p-メトキシシンナメート、シクロヘキシル-p-メトキシシンナメート、エチル-α-シアノ-β-フェニルシンナメート、2-エチルヘキシル-α-シアノ-β-フェニルシンナメート、グリセリルモノ-2-エチルヘキサノイル-ジパラメトキシシンナメート等);ベンゾフェノン系紫外線吸収剤(例えば、2,4-ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’-ジヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン、2,2’-ジヒドロキシ-4,4’-ジメトキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’-テトラヒドロキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-メトキシ-4’-メチルベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸塩、4-フェニルベンゾフェノン、2-エチルヘキシル-4’-フェニル-ベンゾフェノン-2-カルボキシレート、2-ヒドロキシ-4-n-オクトキシベンゾフェノン、4-ヒドロキシ-3-カルボキシベンゾフェノン等);3-(4’-メチルベンジリデン)-d,l-カンファー、3-ベンジリデン-d,l-カンファー;2-フェニル-5-メチルベンゾキサゾール;2,2’-ヒドロキシ-5-メチルフェニルベンゾトリアゾール;2-(2’-ヒドロキシ-5’-t-オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール;2-(2’-ヒドロキシ-5’-メチルフェニルベンゾトリアゾール;ジベンザラジン;ジアニソイルメタン;4-メトキシ-4’-t-ブチルジベンゾイルメタン;5-(3,3-ジメチル-2-ノルボルニリデン)-3-ペンタン-2-オン、ジモルホリノピリダジノ;2-エチルヘキシル-2-シアノ-3,3-ジフェニルアクリレート;2,4-ビス-{[4-(2-エチルヘキシルオキシ)-2-ヒドロキシ]-フェニル}-6-(4-メトキシフェニル)-(1,3,5)-トリアジン等が挙げられる。
紫外線散乱剤は、特に限定されるものではないが、具体例としては、微粒子状の金属酸化物、例えば、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化鉄、酸化セリウム、酸化タングステン等を挙げることができる。
紫外線散乱剤は、表面処理していないものでも各種疎水化表面処理したものでもよい。表面処理剤としては、化粧料分野で汎用されているもの、例えば、ジメチコン、アルキル変性シリコーン等のシリコーン、オクチルトリエトキシシランなどのアルコキシシラン、パルミチン酸デキストリンなどのデキストリン脂肪酸エステル、ステアリン酸などの脂肪酸を用いることができる。
また、本発明の粉末固形化粧料には、pH調整剤、保湿剤、増粘剤、分散剤、安定化剤、着色剤、防腐剤、酸化防止剤、香料等も本発明の目的を達する範囲内で適宜配合することができる。
ただし、十分な耐衝撃性を実現するという点から、弾性球状粉末の配合をなるべく避けるのが好ましい。避けるのが好ましい弾性球状粉末としては、例えば、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、シリコーン樹脂、シリコーンエラストマー、ポリウレタン樹脂等が挙げられる。なかでもポリメチルメタクリレート、ナイロン、ポリエチレン等から成る粉末については配合しないことが好ましい。
<製造方法>
本発明の粉末固形化粧料の製造方法は特に限定されるものではなく、公知の方法を用いることができる。例えば、溶媒を用いずに粉末成分と油性成分を混合し、容器に充填して成型する「乾式製法」、粉末成分と油性成分とを揮発性分散媒に添加してスラリー化し、スラリーの状態で容器に充填し溶媒除去して固形化する「湿式製法」、スラリーを機械的な剪断力により微細液滴化し、微細液滴に乾燥ガスを送風して乾燥を行い、得られた乾燥粉末に対して通常の乾式成型を行う製法(以下、本書では便宜上この製法を「W&D製法」と称する場合がある)を用いることができる。W&D製法の詳細は、例えば特開2007-55990号公報等に記載されている。W&D製法により、パフへのとれ、なめらかさ、フィット感といった使用性のさらなる向上が期待できる。
湿式製法やW&D製法においてスラリーを調製する際に使用する溶媒としては、特に制限は無いが、精製水、環状シリコーン、エタノール、軽質流動イソパラフィン、低級アルコール、エーテル類、LPG、フルオロカーボン、N-メチルピロリドン、フルオロアルコール、揮発性直鎖状シリコーン等が挙げられる。低級アルコールの代表的なものとしては、エタノールやイソプロパノール等が挙げられる。これらの溶媒を、用いる配合成分の特性に応じて、1種または2種以上を混合して、適宜使い分けて用いる。
本発明にかかる粉末固形化粧料の製品形態としては、粉末化粧料の範疇のあらゆる製品形態をとることが可能である。具体的には、ファンデーション、アイシャドウ、チークカラー、ボディーパウダー、パフュームパウダー、ベビーパウダー、プレスドパウダー、デオドラントパウダー、おしろい等の製品形態をとることができる。
以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳述するが、本発明はこれらにより何ら限定されるものではない。配合量は特記しない限り、化粧料全体に対する質量%で示す。各実施例について具体的に説明する前に、採用した評価方法について説明する。
<耐衝撃性>
粉末固形化粧料を化粧品用のコンパクト容器にセットし、化粧料面が下向きの状態で50cmの高さから金属板上に落下させ、割れるまでの回数を調べた。各化粧料につき、破損するまでの落下回数により耐衝撃性を評価した。
5回以上:5回以上の落下に耐えた。
3~4回:3~4回の落下で破損した。
2回以下:1~2回の落下で破損した。
<使用性>
調製した粉末固形化粧料を専門パネル10名が肌上に塗布し、塗布時の伸び広がりの良さと、しっとり感について評価した。
A:パネル10名中9名以上が良いと回答した。
B:パネル10名中6名以上9名未満が良いと回答した。
C:パネル10名中4名以上6名未満が良いと回答した。
D:パネル10名中4名未満が良いと回答した。
<実施例1~5及び比較例1~2>
以下の表1に掲げた実施例1~5及び比較例1~2の粉末固形化粧料を、乾式製法で調製した。具体的には、表1の処方に示す粉末成分をヘンシェルミキサー等の攪拌混合器で混合した後、油性成分を添加し均一に混合し、パルペライザー等の粉砕機にて解砕した後、混合物を容器に充填した。さらに乾式プレスにより成型した。
得られた粉末固形化粧料について、上記項目を評価した。評価結果を表1に併せて示す。
*1 ルーブシャイン♯500(水島合金鉄株式会社)
*2 PDM-150S(トピー工業株式会社)
*3 マイカパウダー#800(脇田砿業株式会社)
*4 SILDEX L-51(AGCエスアイテック社)
*5 SATINIER M5(日揮触媒化成株式会社)
表1に示されるように、(A)雲母、(B)球状無水ケイ酸、及び(C)窒化ホウ素を含み、成分(A)~(C)の配合量が(A)+(B)+(C)=37~67質量%、(A)+(C)=35~53質量%、及び(B)+(C)=11~46質量%の全ての条件を満たす場合には、使用性と耐衝撃性のいずれにおいても良好な結果が得られた(実施例1~5)。
一方、(B)と(C)の合計量が上記条件から外れると、使用性又は耐衝撃性において不十分な結果となった(比較例1~2)。
<実施例6~9及び比較例3~6>
以下の表2に掲げた実施例6~7及び比較例3~4の粉末固形化粧料、及び、以下の表3に掲げた実施例8~9及び比較例5~6の粉末固形化粧料を、実施例1と同様に乾式製法で調製した。
得られた粉末固形化粧料について、上記項目を評価した。評価結果を表2及び表3に併せて示す。
表2及び表3に示されるように、(A)雲母、(B)球状無水ケイ酸、及び(C)窒化ホウ素を含み、成分(A)~(C)の配合量が上記所定の配合量条件の全てを満たす場合には、使用性と耐衝撃性のいずれにおいても良好な結果が得られた(実施例6~9)。
一方、(A)と(C)の合計量が上記条件から外れると、使用性又は耐衝撃性において不十分な結果となった(比較例3~6)。
<実施例10~11及び比較例7~8>
以下の表4に掲げた実施例10~11及び比較例7~8の粉末固形化粧料を、実施例1と同様に乾式製法で調製した。
得られた粉末固形化粧料について、上記項目を評価した。評価結果を表4に併せて示す。
表4に示されるように、(A)雲母、(B)球状無水ケイ酸、及び(C)窒化ホウ素を含み、成分(A)~(C)の配合量が上記所定の配合量条件の全てを満たす場合には、使用性と耐衝撃性のいずれにおいても良好な結果が得られた(実施例10~11)。
一方、(B)と(C)の合計量が上記条件から外れる場合や、(A)と(B)と(C)の合計量が上記条件から外れる場合には、使用性又は耐衝撃性において不十分な結果となった(比較例7~8)。
<実施例12及び比較例9>
以下の表5に掲げた実施例12及び比較例9の粉末固形化粧料を、実施例1と同様に乾式製法で調製した。
得られた粉末固形化粧料について、上記項目を評価した。評価結果を表5に併せて示す。
*11 ナイロンSP500(東レ株式会社)
*12 テクポリマーMBP-8HP(積水化成品工業株式会社)
*13 マツモトマイクロスフェアM-330(松本油脂製薬株式会社)
表5に示されるように、(B)と(C)を配合せずに、ナイロン粉末やメタクリル酸メチルクロスポリマー粉末といった従来から使用性改善のために広く用いられている弾性球状粉末を配合した場合には、使用性は優れているものの、耐衝撃性が劣る結果となった(比較例9)。
これに対し、(A)雲母、(B)球状無水ケイ酸、及び(C)窒化ホウ素を含み、成分(A)~(C)の配合量が上記所定の配合量条件の全てを満たす場合には、弾性球状粉末を配合した比較例9と同様の使用性を有しつつ、耐衝撃性においても良好な結果が得られた(実施例12)。
以下に、本発明の化粧料の処方を例示する。本発明はこれらの処方例によって何ら限定されるものではなく、特許請求の範囲によって特定されるものであることはいうまでもない。なお、配合量は全て化粧料全体に対する質量%で表す。
処方例1:ファンデーション
(成分名) 配合量(質量%)
ホウケイ酸(Ca/Al) 5
タルク 残部
窒化ホウ素*1 15
雲母*2 22
雲母*3
球状無水ケイ酸(吸油量150ml/100g)*4 3.5
球状無水ケイ酸(吸油量60ml/100g)*5 11.5
顔料級酸化チタン 9.2
微粒子酸化チタン 3
酸化亜鉛 1
硫酸Ba 1
疎水化処理酸化鉄 0.2
ミリスチン酸マグネシウム 2
(ステアロキシメチコン/ジメチコン)コポリマー 0.8
ジメチコン 2
ヒアルロン酸Na 0.1
メチルフェニルポリシロキサン 0.5
トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル 2.5
セスキイソステアリン酸ソルビタン 0.5
メトキシケイヒ酸エチルへキシル 4
クロルフェネシン 適量

Claims (4)

  1. 次の成分(A)~(C):
    (A)雲母:10~36質量%
    (B)球状無水ケイ酸:6~28質量%、及び
    (C)窒化ホウ素:4~39質量%
    を含有し、成分(A)~(C)の配合量が、
    (A)+(B)+(C)=37~67質量%、
    (A)+(C)=35~53質量%、及び
    (B)+(C)=22~46質量%
    を満たす、粉末固形化粧料。
  2. 成分(B)が、
    (b-i)吸油量10~100ml/100gの球状無水ケイ酸、及び
    (b-ii)吸油量100~200ml/100gの球状無水ケイ酸
    を含む、請求項1に記載の粉末固形化粧料。
  3. (b-i)球状無水ケイ酸と(b-ii)球状無水ケイ酸の配合質量比((b-i):(b-ii))が、0.1:20~20:0.1である、請求項2に記載の粉末固形化粧料。
  4. ポリメチルメタクリレート粉末、ナイロン粉末、ポリエチレン粉末を含まない、請求項1~3のいずれか一項に記載の粉末固形化粧料。
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