JP5172772B2 - 熱交換器及びそれを搭載した空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明はパラレルフロー型熱交換器及びそれを搭載した空気調和機に関する。
複数のヘッダパイプの間に複数の偏平チューブを配置して偏平チューブ内部の複数の冷媒通路をヘッダパイプの内部に連通させるとともに、偏平チューブ間にコルゲートフィン等のフィンを配置したパラレルフロー型の熱交換器はカーエアコンや建物用空気調和機の室外側ユニットなどに広く利用されている。
従来のパラレルフロー型熱交換器の一例を図13に示す。図13では紙面上側が垂直方向の上側、紙面下側が垂直方向の下側となる。熱交換器1は、2本の水平なヘッダパイプ2、3を水平方向に間隔を置いて平行に配置し、ヘッダパイプ2、3の間に複数の水平な偏平チューブ4を垂直方向に所定ピッチで配置する。偏平チューブ4は金属を押出成型した細長い成型品であり、内部には冷媒を流通させる冷媒通路5が形成されている。偏平チューブ4は長手方向である押出成型方向を水平にする形で配置されるので、冷媒通路5の冷媒流通方向も水平になる。冷媒通路5は断面形状及び断面面積の等しいものが図13の奥行き方向に複数個並び、そのため偏平チューブ4の垂直断面はハーモニカ状を呈している。各冷媒通路5はヘッダパイプ2、3の内部に連通する。隣り合う偏平チューブ4同士の間にはコルゲートフィン6が配置される。
ヘッダパイプ2と3、偏平チューブ4、及びコルゲートフィン6はいずれもアルミニウム等熱伝導の良い金属からなり、偏平チューブ4はヘッダパイプ2、3に対し、コルゲートフィン6は偏平チューブ4に対し、それぞれロウ付けまたは溶着で固定される。
熱交換器1はサイドフローで用いられており、冷媒出入口7、8はヘッダパイプ3の側にのみ設けられている。ヘッダパイプ3の内部には上下方向に間隔を置いて2枚の仕切板9a、9cが設けられており、ヘッダパイプ2の内部には仕切板9a、9cの中間の高さのところに仕切板9bが設けられている。
熱交換器1を蒸発器として使用する場合、冷媒は図13に実線矢印で示すように下側の冷媒出入口7から流入する。冷媒出入口7から入った冷媒は、仕切板9aでせき止められて偏平チューブ4経由でヘッダパイプ2に向かう。この冷媒の流れが左向きのブロック矢印で表現されている。ヘッダパイプ2に入った冷媒は仕切板9bでせき止められて別の偏平チューブ4経由でヘッダパイプ3に向かう。この冷媒の流れが右向きのブロック矢印で表現されている。ヘッダパイプ3に入った冷媒は仕切板9cでせき止められてさらに別の偏平チューブ4経由で再びヘッダパイプ2に向かう。この冷媒の流れが左向きのブロック矢印で表現されている。ヘッダパイプ2に入った冷媒は折り返してさらに別の偏平チューブ4経由で再びヘッダパイプ3に向かう。この冷媒の流れが右向きのブロック矢印で表現されている。ヘッダパイプ3に入った冷媒は冷媒出入口8から流出する。このように、冷媒はジグザグの経路を辿って下から上に流れる。ここでは仕切板の数が3の場合を示したが、これは一例であり、仕切板の数と、その結果としてもたらされる冷媒流れの折り返し回数は、必要に応じ任意の数を設定することができる。また、各経路の偏平チューブの本数についても、必要に応じ任意の数を設定することができる。
熱交換器1を凝縮器として使用する場合は、冷媒の流れが逆になる。すなわち冷媒は図13に点線矢印で示すように冷媒出入口8からヘッダパイプ3に入り、仕切板9cでせき止められて偏平チューブ4経由でヘッダパイプ2に向かい、ヘッダパイプ2では仕切板9bでせき止められて別の偏平チューブ4経由でヘッダパイプ3に向かい、ヘッダパイプ3では仕切板9aでせき止められてさらに別の偏平チューブ4経由で再びヘッダパイプ2に向かい、ヘッダパイプ2で折り返してさらに別の偏平チューブ4経由で再びヘッダパイプ3に向かい、冷媒出入口7から点線矢印のように流出するという、ジグザグの経路を辿って上から下に流れる。
パラレルフロー型熱交換器は、コルゲートフィンから凝縮水を速やかに排水しないと通風路が塞がって熱交換効率が低下する。この問題は、特にサイドフロー方式のパラレルフロー型熱交換器において顕著である。熱交換器1を蒸発器として使用する場合、凝縮水は、気温が低いと熱交換器の表面で霜と化すことがある。また、その霜を取り除くための除霜運転を繰り返すことにより、氷にまで成長することもある。本明細書では、そのような霜や氷が溶けた水、いわゆる除霜水も含めた意味で「凝縮水」の語を用いるものとする。
特許文献1に、パラレルフロー型熱交換器からの排水を促進する方策が提案されている。特許文献1記載の熱交換器では、凝縮水の結集側にコルゲートフィンと接触する排水ガイドを配置している。排水ガイドは線形部材からなり、偏平管に対して傾斜配置され、両端の少なくとも一つが熱交換器の下端側あるいは側端側に導かれている。
特開2007−285673号公報
特許文献1記載の排水ガイドは、コルゲートフィンに密着してはじめて効力を発揮する。しかしながら、コルゲートフィンを複数列並べて構成する熱交換器の平面を正確に平らに形成することは至難の業であり、凹凸や起伏の存在が常態となっている。凹凸や起伏が存在するところに線状部材の排水ガイドを張ると、排水ガイドがコルゲートフィンから浮き上がる箇所が必ず発生する。コルゲートフィンからの浮き上がりは、排水ガイドの効力を著しく損なう。
本発明は、上記の問題に鑑みなされたものであり、パラレルフロー型熱交換器の凝縮水が結集する側の面に線状の導水部材を配置するに際し、導水部材がその全長にわたってコルゲートフィンに密着し、機能を十分に果たせるようにすることを目的とする。また、そのパラレルフロー型熱交換器を搭載した、高性能な空気調和機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、間隔を置いて平行に配置された複数のヘッダパイプと、前記複数のヘッダパイプの間に複数配置され、内部に設けた冷媒通路を前記ヘッダパイプの内部に連通させた偏平チューブと、前記偏平チューブ同士の間に配置されたコルゲートフィンとを備えた熱交換器において、凝縮水が結集する側の面に、線状の導水部材を複数本、各々が前記コルゲートフィンの端部に接触し、且つ複数列のコルゲートフィンにまたがる形で、互いに間隔を置いて平行に配置するとともに、前記導水部材の途中箇所を、前記コルゲートフィンの隙間に挿入される固定部材で固定したことを特徴としている。
この構成によると、導水部材の途中箇所がコルゲートフィンの隙間に挿入される固定部材で固定されているから、導水部材が途中でコルゲートフィンから浮き上がることがない。このため導水部材は、コルゲートフィンから凝縮水を誘引するという機能をその全長にわたって確実に果たすことができる。
上記構成の熱交換器において、前記コルゲートフィンの端は前記偏平チューブの端からはみ出しており、そのはみ出し部分同士のなす隙間に前記固定部材が挿入されることが好ましい。
この構成によると、コルゲートフィンの通風性を何ら阻害することなく固定部材を配置することができる。また、コルゲートフィンのはみ出し部分同士のなす隙間に導水部材が押し込まれることにより、導水部材がぴんと張り詰めてコルゲートフィンに密着するから、導水部材の凝縮水誘引性能が一層向上する。
上記構成の熱交換器において、前記固定部材は、複数本の前記導水部材にまたがる長さを有することが好ましい。
この構成によると、1個の固定部材で複数本の導水部材を固定するから、全体で必要となる固定部材の数を減らすことができる。固定部材の挿入作業回数も少なくて済む。
上記構成の熱交換器において、前記固定部材は、前記導水部材1本だけをカバーする長さを有することが好ましい。
この構成によると、設計変更により導水部材の配列ピッチが変わったとしても、固定部材の方は設計変更しないままで使い続けることができる。
上記構成の熱交換器において、前記固定部材は、前記隙間への挿入時に先頭となる側の端が先細り形状であることが好ましい。
この構成によると、固定部材の隙間への挿入が容易になる。
上記構成の熱交換器において、前記固定部材は、前記隙間への挿入時に先頭となる側と反対側の端も先細り形状であることが好ましい。
この構成によると、固定部材の外側の空気流の乱れを少なくして、送風効率を高めることができる。
上記構成の熱交換器において、前記固定部材は、前記隙間への挿入時に先頭となる側とその反対側の端が対称的な先細り形状であることが好ましい。
この構成によると、固定部材を隙間に挿入する際、固定部材の向きを気にする必要がなく、作業が楽である。
上記構成の熱交換器において、前記固定部材に、前記導水部材を通す切り欠きが形成されていることが好ましい。
この構成によると、固定部材による導水部材の圧迫が緩和され、導水部材の導水性が途中で途切れない。また、導水部材の配列ピッチを所望通りに維持することができる。
上記構成の熱交換器において、前記導水部材の下端が、熱交換器の外に垂下することが好ましい。
この構成によると、コルゲートフィンの領域から凝縮水を速やかに排除することができる。
また本発明は、上記構成の熱交換器を室外機に搭載した空気調和機であることを特徴としている。
この構成によると、室外機の熱交換器の通風性が凝縮水によって損なわれにくい、高性能な空気調和機を提供することができる。
また本発明は、上記構成の熱交換器を室内機に搭載した空気調和機であることを特徴としている。
この構成によると、室内機の熱交換器の通風性が凝縮水によって損なわれにくい、高性能な空気調和機を提供することができる。
本発明によると、線状の導水部材を全長にわたりコルゲートフィンに密着させ、コルゲートフィンから凝縮水を誘引するという機能を確実に果たさせることができる。
本発明の実施形態に係る熱交換器の部分正面図である。 図1の熱交換器の部分拡大断面図である。 図1の熱交換器の部分拡大斜視図である。 固定部材の断面形状の一例を示す図である。 固定部材の断面形状の他例を示す図である。 固定部材の断面形状のさらに他例を示す図である。 固定部材の断面形状のさらに他例を示す図である。 固定部材の一例を示す斜視図である。 固定部材の他例を示す斜視図である。 変形実施形態に係る熱交換器の部分正面図である。 本発明に係る熱交換器を搭載した空気調和機の室外機の概略断面図である。 本発明に係る熱交換器を搭載した空気調和機の室内機の概略断面図である。 従来のパラレルフロー型熱交換器の概略構造を示す垂直断面図である。
以下本発明の実施形態を、図面を参照しつつ説明する。なお、図13の従来構造と機能的に共通する構成要素には図13で用いたのと同じ符号を付し、説明は省略するものとする。
図1から図3には、サイドフロー方式のパラレルフロー型熱交換器1の一部の構造が示されている。熱交換器1の、凝縮水の結集側の面には線状の導水部材10が複数本、所定間隔で配置されている。導水部材10は繊維(好ましくは合成繊維)の束や線状の金属を編み込んだものからなり、偏平チューブ4を斜めに横切っている。偏平チューブ4に対する導水部材の角度は、排水の効率と導水部材10による通風抵抗のバランスを考慮すると、おおよそ45°とするのが好ましい。なお、どちら側の面が凝縮水の結集側になるかは、熱交換器1の配置、形状により異なる。
ここで示した熱交換器1はサイドフロー方式であるが、この方式に限定されるものではない。垂直な偏平チューブを水平方向に所定ピッチで配置した、ダウンフロー方式のパラレルフロー型熱交換器にも本発明は適用可能であり、その場合にも同様の凝縮水排出効果を得ることができる。
図2及び図3に示すように、コルゲートフィン6の端は偏平チューブ4の端からはみ出している。そのはみ出し部分同士のなす隙間Gに、導水部材10を押さえ込む形で固定部材11が挿入される。
固定部材11は、好ましくは弾性物質、例えば軟質合成樹脂やゴムで成形される。軟質合成樹脂やゴムは発泡していてもよく、発泡していなくてもよい。その幅(図2で言えば、高さ)は、上下のコルゲートフィン6に対し適度の圧迫力を及ぼし、輸送時の振動や冷凍機の振動によって隙間Gから固定部材11が脱落しない寸法に設定する。隙間Gの奥行きも、あまり浅いと固定部材11が容易に脱落してしまうので、適度に深くしておく。
このように、導水部材10の途中箇所を固定部材11で固定することにより、導水部材10が途中でコルゲートフィン6から浮き上がることが防がれ、導水部材10は、コルゲートフィン6から凝縮水を誘引するという機能をその全長にわたって確実に果たす。
本実施形態では、コルゲートフィン6の端を偏平チューブ4の端からはみ出させ、コルゲートフィン6のはみ出し部分同士のなす隙間Gに固定部材11を挿入したから、固定部材11の存在によってコルゲートフィン6の通風性が阻害されることがない。また、隙間Gに導水部材10が押し込まれることにより、導水部材10がぴんと張り詰めてコルゲートフィン6に密着するから、導水部材の凝縮水誘引性能が一層向上する。
本実施形態では、固定部材11は複数本の導水部材10にまたがる長さを有している。1個の固定部材11で複数本の導水部材10を固定するから、全体で必要となる固定部材11の数を減らすことができる。固定部材11の挿入作業回数も少なくて済む。導水部材10を2本だけまたぐ長さから、偏平チューブ4の全長にほぼ等しい長さまで、事情に合わせて様々な長さを選択することができる。
また、固定部材11の長さを、導水部材10を1本だけカバーする長さとすることも可能である。このようにすれば、設計変更により導水部材10の配列ピッチが変わったとしても、固定部材11の方は設計変更しないままで使い続けることができる。
隙間G毎に、すなわち偏平チューブ4毎に固定部材11を挿入するのでなく、1列おきとか2列おきで固定部材11を挿入する構成とすることもできる。ただし、導水部材10の途中がコルゲートフィン6から浮き上がるのを防ぐという目的からすれば、凝縮水の結集側の面に属する全ての隙間Gに固定部材11を挿入するのが好ましい。
固定部材11の断面は、図4から図7に示すような様々な形状にし得る。なお図4から図7における固定部材11の配置は図2における固定部材11の配置と同じであり、右側が隙間Gへの挿入時に先頭となる側である。
図4の固定部材11は断面矩形となっている。このような単純形状の固定部材11は、例えば板材を切断して形成すればよく、製作が容易である。また、コルゲートフィン6のはみ出し部との接触面積が大きく、隙間Gから脱落し難い。
図5から図7までは、隙間Gへの挿入時に先頭側になる固定部材11の端を先細りにした例である。図5では先頭側の端が半円形になっている。図6では先頭側の端と後尾側の端が共に半円形になっている。図7では先頭側の端がくさび形で後尾側の端が半円形になっている。このように先頭側の端を先細り形状にすることにより、固定部材11の隙間Gへの挿入が容易になる。
また、図6と図7の例のように、隙間Gの挿入時に先頭となる側と反対側の端も先細り形状とすることにより、固定部材11の外側の空気流の乱れを少なくして、送風効率を高めることができる。
さらに、図6の例のように、隙間Gへの挿入時に先頭となる側とその反対側の端が対称的な先細り形状であることとすれば、固定部材11を隙間に挿入する際、固定部材11の向きを気にする必要がなく、作業が楽である。
図8及び図9に示すように、固定部材11の端に導水部材10を通す切り欠き12を形成することができる。このように切り欠き12を設けておけば、固定部材11による導水部材10の圧迫が緩和され、導水部材10の導水性が途中で途切れない。また、導水部材10の配列ピッチを所望通りに維持することができる。
図8の例では、切り欠き12は三角形のノッチの形をしていて、幅が狭い。このような切り欠き12にすれば、導水部材10をきっちりと位置決めすることができる。
図9の例では、切り欠き12は矩形になっていて、図8の切り欠き12よりも幅が広い。このような切り欠き12にすれば、導水部材10の位置決めは多少甘くなるが、反面、導水部材10の動きにゆとりが生じるので、導水部材10が無理に引っ張られて繊維が切れるといった事態を回避できる。
図10は熱交換器1の変形実施態様を示す。図10に描かれているのは熱交換器1の下端部であり、そこでは導水部材10の下端が熱交換器の外に垂下している。このようにすれば、コルゲートフィン6の領域から凝縮水を速やかに排除することができる。
上記熱交換器1は、セパレート型空気調和機の室外機または室内機に搭載することができる。図11には室外機への搭載例を、図12には室内機への搭載例を示す。
図11の室外機20は平面形状略矩形の板金製筐体20aを備え、筐体20aの長辺側を正面20F及び背面20Bとし、短辺側を左側面20L及び右側面20Rとしている。正面20Fには排気口21が形成され、背面20Bには背面吸気口22が形成され、左側面20Lには側面吸気口23が形成される。排気口21は複数の水平なスリット状開口の集合からなり、背面吸気口22と側面吸気口23は格子状の開口からなる。正面20F、背面20B、左側面20L、右側面20Rの4面の板金部材に図示しない天板と底板が加わって六面体形状の筐体20aが形成される。
筐体20aの内部には、背面吸気口22及び側面吸気口23のすぐ内側に熱平面形状L字形の熱交換器1が配置される。熱交換器1と室外空気との間で強制的に熱交換を行わせるため、熱交換器1と排気口21の間に送風機24が配置される。送風機24は電動機24aにプロペラファン24bを組み合わせたものである。送風効率向上のため、筐体20aの正面20Fの内面にはプロペラファン24bを囲むベルマウス25が取り付けられる。筐体20aの右側面20Rの内側の空間は背面吸気口22から排気口21へと流れる空気流から隔壁26で隔離されており、ここに圧縮機27が収容されている。
室外機20の熱交換器1に凝縮水が発生すると、空気流通路の面積が凝縮水で狭められることにより熱交換性能が低下するだけでなく、外気温が氷点下であったりした場合には、凝縮水が凍結して熱交換器1の破損を招くことすらある。そのため室外機20では、熱交換器1からの凝縮水の排水が重要な課題となる。
室外機20では、熱交換器1の風上側が凝縮水の結集側となる。これは次の理由による。室外機20においては、熱交換器1を傾けることなく、ほぼ垂直に立てて設置している。熱交換器1を蒸発器として使用した場合(例えば暖房運転時がこれに該当する)、風下側よりも風上側で熱交換が盛んに行われ、そこに凝縮水が溜まる。そのため、風上側が凝縮水の結集側ということになるのである。
風上側で結露した凝縮水は、風下側に流れることはあまりない。外気温が低い場合は、凝縮水は霜として熱交換器1に付着する。霜の量が増えれば除霜運転を余儀なくされるが、除霜運転中、送風機24は停止しているので、霜が溶けた水は風の影響を受けることなく専ら重力で下に流れ落ちる。これらのことから、風上側の面に導水部材10を配置することにより、凝縮水を速やかに排水し、熱交換性能の低下を防ぐことができる。
図12の室内機30は、筐体31の内部にVの字を倒立させたような形状の熱交換器1を備えている。筐体31の上面から正面にかけての箇所をフロントパネル32が覆う。フロントパネル32には、複数のスリット状開口の集合からなる吸気口が形成されている。フロントパネル32の内面に沿って、断面形状L字形のエアフィルタ33が配置される。
熱交換器1はエアフィルタ33に対向する形で配置され、熱交換器1がなすV字形状の内側にクロスフローファン34が配置される。筐体31の正面下部には空気吹出口35が設けられている。空気吹出口35には、縦方向のルーバ片を複数個横並びにした縦ルーバ36と、水平なルーバ片を複数個縦並びにした水平ルーバ37が設けられている。また熱交換器1の最下部の下にはドレンパン38が配置されている。
室内空調時は、クロスフローファン34が図の太い矢印の方向に回転し、熱交換器1には図示しない室外機から送られてきた冷媒が流れる。クロスフローファン34の回転により、室内空気は図の細い矢印の方向に流れる。すなわち室内空気はフロントパネル32の吸気口から吸い込まれ、エアフィルタ33を通って熱交換器1に向かう。空気に含まれる塵埃はエアフィルタ33で捕集され、清浄になった空気が熱交換器1を通り抜ける。その際空気は熱交換器1との間で熱交換を行う。熱交換器1を通ることにより温度調整された空気はクロスフローファン34に吸い込まれ、空気吹出口35から室内に吹き出される。縦ルーバ36と水平ルーバ37の角度を調整することにより、吹出方向を変えることができる。
室内機30では、重力や熱交換器1を通過する風の影響により、熱交換器1の風下側であり、下側でもある面が凝縮水の結集側となる。導水部材10はこちら側の面に配置される。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
本発明はパラレルフロー型熱交換器に広く利用可能である。
1 熱交換器
2、3 ヘッダパイプ
4 偏平チューブ
5 冷媒通路
6 コルゲートフィン
G 隙間
7、8 冷媒出入口
10 導水部材
11 固定部材
12 切り欠き
20 室外機
30 室内機

Claims (11)

  1. 間隔を置いて平行に配置された複数のヘッダパイプと、前記複数のヘッダパイプの間に複数配置され、内部に設けた冷媒通路を前記ヘッダパイプの内部に連通させた偏平チューブと、前記偏平チューブ同士の間に配置されたコルゲートフィンとを備えた熱交換器において、
    凝縮水が結集する側の面に、線状の導水部材を複数本、各々が前記コルゲートフィンの端部に接触し、且つ複数列のコルゲートフィンにまたがる形で、互いに間隔を置いて平行に配置するとともに、前記導水部材の途中箇所を、前記コルゲートフィンの隙間に挿入される固定部材で固定したことを特徴とする熱交換器。
  2. 前記コルゲートフィンの端は前記偏平チューブの端からはみ出しており、そのはみ出し部分同士のなす隙間に前記固定部材が挿入されることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記固定部材は、複数本の前記導水部材にまたがる長さを有することを特徴とする請求項2に記載の熱交換器。
  4. 前記固定部材は、前記導水部材1本だけをカバーする長さを有することを特徴とする請求項2に記載の熱交換器。
  5. 前記固定部材は、前記隙間への挿入時に先頭となる側の端が先細り形状であることを特徴とする請求項2に記載の熱交換器。
  6. 前記固定部材は、前記隙間への挿入時に先頭となる側と反対側の端も先細り形状であることを特徴とする請求項5に記載の熱交換器。
  7. 前記固定部材は、前記隙間への挿入時に先頭となる側とその反対側の端が対称的な先細り形状であることを特徴とする請求項6に記載の熱交換器。
  8. 前記固定部材に、前記導水部材を通す切り欠きが形成されていることを特徴とする請求項2から7のいずれか1項に記載の熱交換器。
  9. 前記導水部材の下端が、熱交換器の外に垂下することを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の熱交換器。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載の熱交換器を室外機に搭載した空気調和機。
  11. 請求項1から9のいずれか1項に記載の熱交換器を室内機に搭載した空気調和機。
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