JP2013257109A - 熱交換器 - Google Patents
熱交換器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013257109A JP2013257109A JP2012134542A JP2012134542A JP2013257109A JP 2013257109 A JP2013257109 A JP 2013257109A JP 2012134542 A JP2012134542 A JP 2012134542A JP 2012134542 A JP2012134542 A JP 2012134542A JP 2013257109 A JP2013257109 A JP 2013257109A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat transfer
- flat heat
- heat exchanger
- transfer tube
- transfer tubes
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
Abstract
【課題】凝縮水の排水を効果的に行いつつ大型化を防ぐ熱交換器を提供する。
【解決手段】扁平伝熱管4とサイドプレート6とは側端部から見て波形に屈曲されており、基底部4cと谷折部4bと山折部4dとが形成されている。谷折部に対応する扁平伝熱管4およびサイドプレート6の側端部には、各々切欠部60および凹部4aが設けられており、切欠部60および凹部4aに導水部材7が装着される。熱交換器1が蒸発器として機能するときは、発生した凝縮水が扁平伝熱管4の傾斜した平面部を流れて谷折部に対応する箇所に滞留し、導水部材7を伝って下方へ排水される。
【選択図】図1
【解決手段】扁平伝熱管4とサイドプレート6とは側端部から見て波形に屈曲されており、基底部4cと谷折部4bと山折部4dとが形成されている。谷折部に対応する扁平伝熱管4およびサイドプレート6の側端部には、各々切欠部60および凹部4aが設けられており、切欠部60および凹部4aに導水部材7が装着される。熱交換器1が蒸発器として機能するときは、発生した凝縮水が扁平伝熱管4の傾斜した平面部を流れて谷折部に対応する箇所に滞留し、導水部材7を伝って下方へ排水される。
【選択図】図1
Description
本発明は、熱交換器に関わり、より詳細には、小型化かつ凝縮水の効率的な排水を実現できる熱交換器に関する。
空気調和機や冷凍装置等に備えられる熱交換器は、銅やアルミニウム、アルミニウム合金等で形成されて内部に冷媒が流れる伝熱管と、アルミニウムやアルミニウム合金等で板状に形成されて伝熱管の長手方向に沿って所定の間隔で配置される複数のフィンとを備えて構成されるものがある。そして、このような熱交換器の形状の一例として、内部に複数の冷媒流路を有する扁平伝熱管を上下方向に多段に配置し、扁平伝熱管の扁平面に両端が接続されて扁平伝熱管の長手方向に略直交するように配置される複数のフィンとを備えて構成されるPFC(パラレルフロー型熱交換器)が知られている。
具体的には、PFCは、一対のヘッダーパイプと、両端が各ヘッダーパイプに接続されて上下方向に互いに平行となるよう配置された複数の扁平伝熱管と、扁平伝熱管の間に介在して扁平伝熱管の長手方向に略直交するように配置されるとともに最上段の扁平伝熱管の上面側および最下段の扁平伝熱管の下面側に一端が接続されて扁平伝熱管の長手方向に略直交するように配置される複数のコルゲート形状のフィンと、最上段のフィン上面および最下段のフィン下面とそれぞれ接続するとともに両端が各ヘッダーパイプに接続されて配置される一対のサイドプレートとを備えている。これらヘッダーパイプ、扁平伝熱管、フィンおよびサイドプレートは、全てアルミニウムまたはアルミニウム合金で形成され、相互にろう付けされて接続固定されている。
上記PFCは、空気調和機や冷凍装置に備えられたファンの回転によって、空気調和機や冷凍装置の筺体内部に取り込まれた空気の流れに対して扁平伝熱管が略直交するよう、つまり、扁平伝熱管の扁平面(平面部)が空気の流れに対して略平行となるように、空気調和機や冷凍装置の筺体内部に配置される。従って、扁平伝熱管の長手方向に略直交するように配置されているフィンも、筺体内部の空気の流れに対して略平行となる。
以上説明したPFCを蒸発器として機能させるときは、空気中の水蒸気がフィンの表面で凝縮して凝縮水が発生し、外気温度や湿度によってはその発生量が多量となる。この凝縮水が扁平伝熱管の平面部に多量に滞留すれば、滞留した凝縮水が通風抵抗となったり、空気と冷媒との熱交換の妨げとなって、熱交換効率が低下する虞がある。従って、発生した凝縮水はできる限り速やかにPFCから排水されることが望ましい。
そこで、特許文献1では、扁平伝熱管の中間部を折り曲げて逆V字形状とすることで、扁平伝熱管の平面部を水平方向に対して傾斜させるとともに、扁平伝熱管におけるヘッダーパイプとの接続部付近、つまり、中間部より高さが低くなっている扁平伝熱管の両端部に導水板が設けられているPFCが提案されている。このPFCが蒸発器として機能しているときに発生した凝縮水は、扁平伝熱管に設けられた傾斜によって平面部に滞留することなく扁平伝熱管の両端部に向かって流れ、扁平伝熱管の両端部に到達した凝縮水は、導水板を伝ってPFCの下方に重力により落下する。以上により、PFCで発生した凝縮水は速やかにPFCから排水されるので、凝縮水の滞留による熱交換効率の低下を低減することができる。
上述したように、扁平伝熱管を折り曲げて平面部に傾斜を設けることで凝縮水を流すためには、ある程度の角度で折り曲げて傾斜角度を大きくする必要がある。特許文献1で提案されているPFCでは、扁平伝熱管を中間部で1回だけ折り曲げて平面部の傾斜を形成しているので、発生した凝縮水を扁平伝熱管の両端部に流すために折り曲げ角度を大きくすれば、扁平伝熱管の高さ寸法が増大、ひいては、PFCの高さ寸法が増大しPFCが大型化するという問題があった。
本発明は以上述べた問題点を解決するものであって、凝縮水の排水を効果的に行いつつ大型化を防ぐ熱交換器を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の熱交換器は、一対のヘッダーと、ヘッダーに両端が接続されて互いに上下方向に平行に配置され、一端から他端に向かって波形に折り曲げられることによって複数の山折部および谷折部を設けた複数の扁平伝熱管と、扁平伝熱管の間と、最上段および最下段の扁平伝熱管の外側面とに配置される複数のフィンと、最上段に配置されたフィンの上部および最下段に配置されたフィンの下部にそれぞれ接するように配置され、一端から他端に向かって波形に折り曲げられることによって複数の山折部および谷折部を設けることで扁平伝熱管の形状に対応する形状とされた一対のサイドプレートと、上下に配置されたサイドプレートを連結する長さとされた導水部材とを備えている。そして、扁平伝熱管の谷折部、あるいは、サイドプレートの谷折部、のうち少なくともいずれか一方の側端部には、導水部材を装着する保持部を備え、導水部材を保持部に装着したときに、導水部材が扁平伝熱管の側端部に接触するものである。
また、上述した導水部材に代えて、上下に配置されたサイドプレートを連結する長さとされた本体部とこの本体部の両端部を折り曲げて形成された押さえ部とを有し発生した凝縮水を排水する複数の固定部材を備え、扁平伝熱管の側端部が固定部材の本体部に接触するように、固定部材が上下のサイドプレートに掛け渡されるように装着されて保持部に押さえ部が嵌合するものである。
上記のように構成した本発明の熱交換器によれば、扁平伝熱管およびサイドプレートを波形に形成するので、熱交換器で発生する凝縮水を排水するために平面部に傾斜を設けても熱交換器の高さ寸法を低くすることができる。また、波形に形成することによって設けられる谷折部に導水部材もしくは固定部材を装着しこれらが扁平伝熱管の側端部に接触するので、扁平伝熱管の平面部を流れて谷折部に集まった凝縮水を導水部材もしくは固定部材を伝わらせて熱交換器の下方に流すことができるので、速やかに凝縮水の排水が行える。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいて詳細に説明する。実施例としては、空気調和機の室外機に備えられるPFCを例に挙げて説明する。尚、本発明は以下の実施形態に限定されることはなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々変形することが可能である。
図1に示すように、本実施例における熱交換器1は、一対のヘッダーであるヘッダーパイプ2、3と、複数(本実施例では10本)の扁平伝熱管4と、複数(本実施例では11個)のフィン5と、一対のサイドプレート6と、複数(本実施例では8本)の導水部材7とから構成されている。
ヘッダーパイプ2、3は、アルミニウムまたはアルミニウム合金(以下、これらを総称してアルミニウム材と記載する)の押出成型等によって略円筒形状に形成されており、その上下端はキャップ部材にて塞がれている。また、一方のヘッダーパイプ2(図1(B)において左側)の外方側上端部付近には、図示しない圧縮機から吐出された高圧のガス冷媒の流入口である冷媒流入口2aが設けられており、他方のヘッダーパイプ3(図1(B)において右側)の外方側下端部付近には、熱交換器1で空気と熱交換を行って高圧の液冷媒となった冷媒を流出させる冷媒流出口3aが設けられている。
扁平伝熱管4は、アルミニウム材を押出加工や引抜加工等によって断面扁平状に形成した後、ベンダー等を用いて波形になるように所定の角度で折り曲げ加工されて形成される。本実施例では、ヘッダーパイプ2、3への接続部を基底部4cとして中央部に向かって順に山折部4d、谷折部4bが繰り返されるように扁平伝熱管4が折り曲げられる。これにより、基底部4cあるいは谷折部4bと山折部4dとの間は所定の角度に傾斜した傾斜面4eとなる。ここで山折部4dは、基底部4cどうしを結んだ直線より上方で扁平伝熱管4が折れ曲がっている部分を指し、谷折部4bは、基底部4cどうしを結んだ直線と略同じ高さで扁平伝熱管4が折れ曲がっている部分を指すものとする。
また、後述する扁平伝熱管4表面の前縁あるいは後縁となる側端部4fにおける、各基底部4cおよび各谷折部4bに対応する箇所には、後述する導水部材7を装着するための凹部4aが設けられている。尚、上述した空気の流れは、熱交換器1の近傍に配置される図示しない室外ファンの回転によって生ずる。
扁平伝熱管4は、上下に互いに平行となるように複数段配列されている。これにより、図1(B)に示すように、上述した凹部4aが上下方向に一直線上に並ぶ。また、扁平伝熱管4の内部には、図示しない冷媒流路が扁平伝熱管の長手方向(図1(B)において左右方向)に沿って複数本形成されており、扁平伝熱管4の両端がヘッダーパイプ2、3に接続されてヘッダーパイプ2、3間が連通するようになっている。
フィン5は、アルミニウム材からなる板材を波形に複数回折り曲げて形成したコルゲートフィンである。図1(B)に示すように、フィン5の長さ寸法は扁平伝熱管4の長手方向の寸法と略同一とされており、フィン5の幅寸法は扁平伝熱管4の幅寸法と同じあるいはやや小さい寸法とされている。図1に示すように、フィン5は複数の扁平伝熱管4それぞれの表面(谷折部4b、山折部4d、および、傾斜面4eを形成する面)に、扁平伝熱管4の形状に沿って配置され、扁平伝熱管4の谷折部4b、山折部4dおよび傾斜面4eとフィン5の波形形状の頂部(フィン5の上部および下部)とが後述するろう付けによって接合されている。
サイドプレート6は、アルミニウム材からなる板材を打ち抜き等によって、扁平伝熱管4と同一の幅寸法とされるとともに、扁平伝熱管4の形状に対応した波形形状に折り曲げられて形成されている。具体的には、図5(A)に示すように、ヘッダーパイプ2、3への接続部を基底部62として中央部に向かって順に山折部63、谷折部61が繰り返されるようにサイドプレート6が折り曲げられる。これにより、基底部62あるいは谷折部61と山折部63との間は所定の角度に傾斜した傾斜面64となる。ここで山折部63は、基底部62どうしを結んだ直線より上方でサイドプレート6が折れ曲がっている部分を指し、谷折部61は、基底部62どうしを結んだ直線と略同じ高さでサイドプレート6が折れ曲がっている部分を指すものとする。
サイドプレート6は、基底部62の先端部がヘッダーパイプ2、3の円筒形状に対応した円弧形状とされており、この先端部がヘッダーパイプ2、3に接合されるとともに、サイドプレート6それぞれの表面(谷折部61、山折部63、および、傾斜面64を形成する面)が最上段および最下段のフィン5における上方および下方に臨む波形形状の頂部(フィン5の上部および下部)に接合するように配置される。また、サイドプレート6表面の前縁あるいは後縁となる側端部65における、各基底部62および各谷折部61に対応する箇所には、後述する導水部材7を装着するための保持部である切欠部60が設けられている。尚、この切欠部60は、図1(B)に示すように、サイドプレート6がヘッダーパイプ2、3に接合された際に、扁平伝熱管4に設けられた凹部4aと左右方向に同位置となるように設けられる。
導水部材7は、アルミニウム材からなり断面が扁平伝熱管4の凹部4aおよびサイドプレート6の切欠部60の大きさに対応した略円形状とされるとともに、その長さは上下のサイドプレート6間の寸法より少し長く形成されている。図2(A)に示すように、導水部材7は、扁平伝熱管4の凹部4aおよび上下のサイドプレート6の切欠部60に、上部のサイドプレート6の上面から導水部材7の一端が突き出すとともに下部のサイドプレート6の下面から導水部材7の他端が突き出すように装着される。
尚、ヘッダーパイプ2、3やフィン5、導水部材7の各表面には、これら本体を形成するアルミニウム材よりも融点が低いアルミニウム材からなるろう材層が設けられている。具体的には、アルミニウム材(例えば、A3000系やA1000系(JIS)等)の表面にこれより融点の低いろう材(例えば、Al−Si系)をクラッドしたブレージング材を用いて、ヘッダーパイプ2、3やフィン5、固定部材7を形成する。このとき、ろう材層を設けない扁平伝熱管4やサイドプレート6もA3000系やA1000系(JIS)等のアルミニウム材で形成する。
次に、図1(B)を用いて、ヘッダーパイプ2、3と扁平伝熱管4との接続状態、および、熱交換器1での冷媒の流れについて説明する。まず、ヘッダーパイプ2、3と扁平伝熱管4との接続状態を説明する。図1(B)に示すように、ヘッダーパイプ2内部は仕切板2bによって上室2c、下室2dの2室に分割されており、上室2cに冷媒流入口2aが設けられている。また、ヘッダーパイプ3内部も仕切板3bによって上室3c、下室3dの2室に分割されており、下室3dに冷媒流出口3aが設けられている。
ヘッダーパイプ2、3に備えられた仕切板2b、3bにより、10本の扁平伝熱管4が以下のように分けられている。まず、最上段の扁平伝熱管4を含みこれより下方に配置された5本の扁平伝熱管4を管路群Xとしている。管路群Xを構成する扁平伝熱管4は、一端がヘッダーパイプ2の上室2cに接続され、他端がヘッダーパイプ3の上室3cに接続されている。
また、管路群Xの下方に配置されている3本の扁平伝熱管4を管路群Yとしている。管路群Yを構成する扁平伝熱管4は、一端がヘッダーパイプ3の上室3cに接続され、他端がヘッダーパイプ2の下室2dに接続されている。さらには、管路群Yの下方に配置されている2本の扁平伝熱管4を管路群Zとしている。管路群Zを構成する扁平伝熱管4は、一端がヘッダーパイプ2の下室2dに接続され、他端がヘッダーパイプ3の下室3dに接続されている。
次に、熱交換器1での冷媒の流れについて説明する。尚、ここでは熱交換器1が凝縮器として機能する場合を例に挙げて説明する。圧縮機から吐出された高圧のガス冷媒は、冷媒回路を流れて冷媒流入口2aからヘッダーパイプ2の上室2cに流入する。ヘッダーパイプ2の上室2cに流入した冷媒は、管路群Xを流れてヘッダーパイプ3の上室3cに流入する。ヘッダーパイプ3の上室3cに流入した冷媒は、管路群Yを流れてヘッダーパイプ2の下室2dに流入する。ヘッダーパイプ2の下室2dに流入した冷媒は、管路群Zを流れてヘッダーパイプ3の下室3dに流入する。そして、ヘッダーパイプ3の下室3dに流入した冷媒は、冷媒流出口3aから冷媒回路へ流出する。
以上説明したように熱交換器1を冷媒が流れることによって冷媒と空気との熱交換が行われ、高圧のガス状態で熱交換器1に流入した冷媒は高圧の液冷媒となって熱交換器1から流出する。尚、図1(B)において、上述した冷媒の流れを矢印で示している。また、熱交換器1が蒸発器として機能する場合の冷媒の流れは、凝縮器として機能する場合と逆となり、冷媒流出口3aから流入した冷媒が、順に下室3d→管路群Z→下室2d→管路群Y→上室3c→管路群X→上室2c、と流れて冷媒流入口2aから冷媒回路へ流出する。
次に、熱交換器1の組立工程および凝縮水の排水について、図1乃至図3を用いて説明する。熱交換器1の組み立てでは、まずヘッダーパイプ2、3を平行に対峙させ、これらヘッダーパイプ2、3間に扁平伝熱管4およびサイドプレート6を配置してヘッダーパイプ2、3に連結する。具体的には、図1に示すように、最上部および最下部にサイドプレート6が配置され、その間に10本の扁平伝熱管4が互いに平行に配置される。このように扁平伝熱管4とサイドプレート6とが配置されることで、図1に示すように、扁平伝熱管4の基底部4cとサイドプレート6の基底部62、扁平伝熱管4の谷折部4bとサイドプレート6の谷折部61、および、扁平伝熱管4の山折部4dとサイドプレート6の山折部63、が各々上下方向に並んで配置される。
尚、図示は省略するが、ヘッダーパイプ2、3には、扁平伝熱管4およびサイドプレート6の断面形状に対応した孔を形成した連結部が設けられており、前述したように、扁平伝熱管4の両端部をヘッダーパイプ2、3の連結部に連結することによって、ヘッダーパイプ2とヘッダーパイプ3とが扁平伝熱管4内部の冷媒流路によって連通するようになる。
次に、複数の扁平伝熱管4それぞれの間、上部のサイドプレート6とその下方に配置された扁平伝熱管4との間、および、下部のサイドプレート6とその上方に配置された扁平伝熱管4との間に、それぞれフィン5を挿入する。次に、図2(A)に示すように、扁平伝熱管4の凹部4aおよび上下のサイドプレート6の切欠部60に導水部材7を挿入する。
そして、上記のように相互に組み合わされた熱交換器1の各構成部材の仮組み状態を、冶具等を用いて保持する。これにより、熱交換器1の仮組みが完了し、仮組みした熱交換器1を溶接炉内に収容する。溶接炉内に熱交換器1をベルトコンベア等で搬送するときは、振動等によりヘッダーパイプ2、3と扁平伝熱管4およびサイドプレート6との接続部が離脱したり、扁平伝熱管4およびサイドプレート6とフィン5との接合部がズレたりする虞があるが、冶具等によって仮組み状態が保持されているので、上記のような不具合が発生することなく熱交換器1を溶接炉内に収容できる。
溶接炉内に熱交換器1を収容した後、溶接炉を所定温度(ろう材が溶ける温度)として熱交換器1のろう付けを開始する。具体的には、ヘッダーパイプ2、3やフィン5、導水部材7に設けられているろう材が溶けて、ヘッダーパイプ2、3と扁平伝熱管4およびサイドプレート6との接続部や、扁平伝熱管4およびサイドプレート6とフィン5との接合部、導水部材7と扁平伝熱管4の凹部4aおよびサイドプレート6の切欠部60との接触部にろう材が流れる。そして、熱交換器1を溶接炉から取り出せば、温度低下に伴ってろう材が再び固まり、熱交換器1の各接続部、接触部、および接合部が固着されて、熱交換器1が完成する。
完成した熱交換器1では、扁平伝熱管4の凹部4aおよびサイドプレート6の切欠部60に導水部材7がろう材により接合されているが、これには次のような効果がある。熱交換器1を蒸発器として機能させているときは、フィン5の表面で凝縮水が発生し、外気温度や湿度によってはその発生量が多量となる。この凝縮水が扁平伝熱管4の平面部に多量に滞留すれば、滞留した凝縮水が通風抵抗となったり、空気と冷媒との熱交換の妨げとなって、熱交換効率が低下する虞がある。従って、発生した凝縮水はできる限り速やかに熱交換器1から排水されることが望ましい。
本実施例の熱交換器1では、図3に矢印で示すように、フィン5の表面で発生した凝縮水は谷折部4bに向かって傾斜している扁平伝熱管4の傾斜面4eを流れて谷折部4bに滞留する。扁平伝熱管4の谷折部4bには、凹部4aを介して導水部材7が接続されているので、扁平伝熱管4の谷折部4bに滞留している凝縮水が導水部材7を伝って下方に流れて、凝縮水が速やかに熱交換器1から排水される。
以上説明したように、本実施例の熱交換器1は、扁平伝熱管4を複数回折り曲げて波形としているので、フィン5から扁平伝熱管4に流れた凝縮水を谷折部4b流せるだけの角度とした傾斜面4eを形成する場合に、扁平伝熱管4を1回だけ折り曲げる場合と比べて熱交換器1の高さを低くすることができる。また、波形にすることによって形成される扁平伝熱管4の谷折部4bの側端部に導水部材7を装着しているので、扁平伝熱管4の谷折部4bに滞留する凝縮水を導水部材7を介して速やかに熱交換器1から排水できるので、凝縮水の滞留に起因する熱交換効率の低下を抑制することができる。
以上説明した実施例では、図2(A)に示すように、扁平伝熱管4に凹部4aを設けこの凹部4aとサイドプレート6の切欠部60とに導水部材7を装着する場合を説明したが、図2(B)に示すように、扁平伝熱管4には凹部4aを設けずに、切欠部60に導水部材7を装着した際に扁平伝熱管4の基底部4cおよび谷折部4bに対応する箇所の側端部4fに導水部材7が接触するようにしてもよい。
また、導水部材7は断面が略円形状である場合について説明したが、断面形状が楕円形状であってもよく、また、矩形状であってもよい。さらには、扁平伝熱管4およびサイドプレート6は、ヘッダーパイプ2、3への接続部近傍を基底部4cおよび基底部62として中央部に向かって順に山折部4dおよび山折部63、谷折部4bおよび谷折部61が繰り返されるように折り曲げる場合について説明したが、ヘッダーパイプ2、3への接続部近傍を基底部62として中央部に向かって順に谷折部4bおよび谷折部61、山折部4dおよび山折部63が繰り返されるように折り曲げてもよい。
また、本実施例では、熱交換器1の各接続部、接触部、接合部、および嵌合部をろう材により固着させる場合について説明したが、これに限るものではなく、例えば、ろう材に代えて熱硬化性の接着剤を用いて、熱交換器1の各接続部、接触部、接合部、および嵌合部を固着させてもよい。また、サイドプレート6はアルミニウム材からなる板材で形成されているが、扁平伝熱管4のようにアルミニウム材の押出加工や引抜加工により内部に冷媒流路を有する構造としてもよい。
次に、図4乃至図7を用いて、本発明による第2の実施例である熱交換器10について説明する。図4に示すように、熱交換器10は、一対のヘッダーパイプ2、3と、複数(本実施例では10本)の扁平伝熱管4と、複数(本実施例では11個)のフィン5と、一対のサイドプレート6と、複数(本実施例では8本)の固定部材70aとから構成されている。尚、固定部材70a以外の熱交換器10の構成部材については、第1の実施例における熱交換器1の構成部材と同一であるため、詳細な説明は省略する。
固定部材70aは、アルミニウム材からなり、図6(A)に示すように、断面が扁平伝熱管4の凹部4aおよび上下のサイドプレート6の切欠部60の大きさに対応した略円形状とされるとともに直線状に形成され上下のサイドプレート6を連結する長さとされた本体部71aと、本体部71aの両端部を所定の寸法・角度で折り曲げて形成された押さえ部72aとを有している。押さえ部72aの曲げ寸法は、後述する固定部材70aをサイドプレート6に装着する作業を行う際に、押さえ部72aの先端部が切欠部60を越えてサイドプレート6の幅方向の中央側に位置するような寸法とされている。また、押さえ部72aの曲げ角度は、90°以上(例えば、110°)とされており、固定部材70aをサイドプレート6に装着した際に、押さえ部72aの先端部がサイドプレート60の外面部を上下方向に押さえるようにされている。
尚、固定部材70aの表面には、本体を形成するアルミニウム材よりも融点が低いアルミニウム材からなるろう材層が設けられている。具体的には、アルミニウム材(例えば、A3000系やA1000系(JIS)等)の表面にこれより融点の低いろう材(例えば、Al−Si系)をクラッドしたブレージング材を用いて、固定部材70aを形成する。
次に、熱交換器1の組立工程について、図4乃至図7を用いて説明する。尚、ヘッダーパイプ2、3と扁平伝熱管4との接続状態、熱交換器10での冷媒の流れ、および熱交換器10での冷媒と空気との熱交換については、第1の実施例における熱交換器1と同様であるため、説明を省略する。
熱交換器10の組み立てでは、まずヘッダーパイプ2、3を平行に対峙させ、これらヘッダーパイプ2、3間に扁平伝熱管4およびサイドプレート6を配置してヘッダーパイプ2、3に連結する。具体的には、図4に示すように、最上部および最下部にサイドプレート6が配置され、その間に10本の扁平伝熱管4が互いに平行に配置される。このように扁平伝熱管4とサイドプレート6とが配置されることで、図4に示すように、扁平伝熱管4の基底部4cとサイドプレート6の基底部62、扁平伝熱管4の谷折部4bとサイドプレート6の谷折部61、および、扁平伝熱管4の山折部4dとサイドプレート6の山折部63、が各々上下方向に並んで配置される。
尚、図示は省略するが、ヘッダーパイプ2、3には、扁平伝熱管4およびサイドプレート6の断面形状に対応した孔を形成した連結部が設けられており、前述したように、扁平伝熱管4の両端部をヘッダーパイプ2、3の連結部に連結することによって、ヘッダーパイプ2とヘッダーパイプ3とが扁平伝熱管4内部の冷媒流路によって連通するようになる。
次に、複数の扁平伝熱管4それぞれの間、上部のサイドプレート6とその下方に配置された扁平伝熱管4との間、および、下部のサイドプレート6とその上方に配置された扁平伝熱管4との間に、それぞれフィン5を挿入する。そして、ヘッダーパイプ2、3と扁平伝熱管4とサイドプレート6とフィン5とを仮組みしたものに固定部材70aを装着する。具体的には、図7に示すように、上下のサイドプレート6に備えられた切欠部60に固定部材70aの押さえ部72aの先端部を嵌合させる。
前述したように、固定部材70aの押さえ部72aの曲げ角度は、90°以上とされているので、上下のサイドプレート6に備えられた切欠部60に固定部材70aの押さえ部72aを嵌合させる際は、押さえ部72aを外側(上下方向)に弾性変形させて嵌合させることとなる。そして、固定部材70aの装着が完了すれば、図4に示すように、固定部材70aの本体部71aが切欠部60に嵌合するとともに、押さえ部72が弾性復帰して押さえ部72の先端部が上下のサイドプレート6の基底部62および谷折部61に接触した状態となる。
ここで、押さえ部72aの曲げ角度や寸法は、前述したように固定部材70aをサイドプレート6に装着する際に押さえ部72aの先端部がサイドプレート6の基底部62および谷折部61を押さえるような曲げ角度や寸法とされているとともに、図4に示すように、本体部71aが扁平伝熱管4の凹部4aやサイドプレート6の切欠部60に装着されるような寸法とされている。
従って、固定部材70aを嵌めこむことで、固定部材70aがヘッダーパイプ2、3に連結された扁平伝熱管4およびサイドプレート6を、上下方向および幅方向に動かないように保持することができる。
以上説明したように、ヘッダーパイプ2、3と扁平伝熱管4とサイドプレート6との仮組みしたものに固定部材70aを8本装着して、熱交換器10の仮組みが完了する。
以上説明したように、ヘッダーパイプ2、3と扁平伝熱管4とサイドプレート6との仮組みしたものに固定部材70aを8本装着して、熱交換器10の仮組みが完了する。
次に、仮組みした熱交換器10を溶接炉内に収容する。溶接炉内に熱交換器1をベルトコンベア等で搬送するときは、振動等によりヘッダーパイプ2、3と扁平伝熱管4およびサイドプレート6との接続部が離脱したり、扁平伝熱管4およびサイドプレート6とフィン5との接合部がズレたりする虞があるが、固定部材70aによって仮組み状態が保持されているので、上記のような不具合が発生することなく熱交換器10を溶接炉内に収容できる。
溶接炉内に熱交換器10を収容した後、溶接炉を所定温度(ろう材が溶ける温度)として熱交換器10のろう付けを開始する。具体的には、ヘッダーパイプ2、3やフィン5、固定部材70aに設けられているろう材が溶けて、ヘッダーパイプ2、3と扁平伝熱管4およびサイドプレート6との接続部や、扁平伝熱管4およびサイドプレート6とフィン5との接合部、固定部材70aの本体部71aと扁平伝熱管4の凹部4aおよびサイドプレート6の切欠部60、固定部材7の押さえ部72とサイドプレート6の外面部との接触部にろう材が流れる。そして、熱交換器10を溶接炉から取り出せば、温度低下に伴ってろう材が再び固まり、熱交換器10の各接続部、接触部、および接合部が固着されて、熱交換器10が完成する。
尚、上述したように、完成した熱交換器1では、固定部材70aの本体部71aが扁平伝熱管4の凹部4aおよびサイドプレート6の切欠部60とろう材により接合されてため、熱交換器10を蒸発器として機能させているときにフィン5で発生する凝縮水は、扁平伝熱管4の傾斜面4eを流れて基底部4cや谷折部4bに滞留し固定部材70aの本体部71aを伝って下方に流れるので、凝縮水が速やかに熱交換器10から排水される。
また、熱交換器10を組み立てる際に、固定部材70aによりヘッダーパイプ2、3と扁平伝熱管4とサイドプレート6とが仮組みされた状態を保持してろう付け作業が行えるので、ろう付け前に各接続部が離脱したり、接触部や接合部がズレたりすることがなく、安定したろう付け作業が行える。また、上述したように、固定部材70aの装着は簡易に行え、かつ、固定部材70aのみでヘッダーパイプ2、3と扁平伝熱管4とサイドプレート6との仮組み状態を保持でき、しかも、ろう付け後に固定部材70aを取り外す工程が発生しないので、熱交換器の組立工数を削減できる。
以上説明した実施例では、サイドプレート6に設ける固定部材70aの保持部形状として、図5(A)に示す切欠部60を設けたものを説明したが、これに限るものではなく、例えば、図5(B)に示すように、切欠部60の代わりに基底部62aおよび谷折部61aに保持用孔60aを設けたサイドプレート6aでもよく、また、図5(C)に示すように、切欠部60と保持用孔60aの両方を設けたサイドプレート6bでもよい。
また、固定部材70aは、図6(A)に示すものを使用する場合について説明したが、図6(B)に示すように、固定部材70aの上部を連結部73bで連結し2つの固定部材70aを1つとした固定部材70bであってもよく、また、図6(C)に示すように、固定部材70aの上下端部の折り曲げ寸法を大きくしサイドプレート6の幅寸法と略同一寸法とした片持部74cを設けその先端部に押さえ部72cを設けた固定部材70cであってもよい。
また、本実施例では、固定部材70aは断面略円形状の棒材を折り曲げて形成しているが、図6(D)に示すように、アルミニウム材からなる板材を用い、平面状の本体部71dの両端部を折り曲げて押さえ部72dを設けるとともに、本体部71dの長さ方法に沿ってかつ内側に向かって凸状となった接触部75dを設けた固定部材70dであってもよく、また、図6(E)に示すように、固定部材70dの上部を連結部73eで連結し2つの固定部材70dを1つとした固定部材70eであってもよい。
これらサイドプレート6、6a、6bと、固定部材70a〜70eとを適宜組み合わせて熱交換器10を形成する。例えば、サイドプレート6と固定部材70bや70eを組み合わせてもよい。また、サイドプレート6aを用いる場合は固定部材70aや70dを使用すればよく、サイドプレート6bを用いる場合は固定部材70a、70c、70dを使用すればよい。尚、固定部材70d、70eを使用した場合は、本体部71d、71eに設けた接触部75d、75eが扁平伝熱管4やサイドプレート6により確実に接触するので、発生した凝縮水の排水をより効果的に行える。また、固定部材70aもしくは70dを使用する場合はその使用数は8個となるが、固定部材70b、70cもしくは70eを使用する場合はその使用数は4個となり、連結部73b、73eや片持部74cで一方のサイドプレート6を押圧する。
また、本実施例では、扁平伝熱管4およびサイドプレート6は、ヘッダーパイプ2、3への接続部近傍を基底部4cおよび基底部62として中央部に向かって順に山折部4dおよび山折部63、谷折部4bおよび谷折部61が繰り返されるように折り曲げる場合について説明したが、ヘッダーパイプ2、3への接続部近傍を基底部62として中央部に向かって順に谷折部4bおよび谷折部61、山折部4dおよび山折部63が繰り返されるように折り曲げてもよい。
また、本実施例では、溶着工程として熱交換器1の各接続部、接触部、接合部、および嵌合部をろう材により固着させる場合について説明したが、これに限るものではなく、例えば、ろう材に代えて熱硬化性の接着剤を用いて、熱交換器1の各接続部、接触部、接合部、および嵌合部を固着させてもよい。また、サイドプレート6はアルミニウム材からなる板材で形成されているが、扁平伝熱管4のようにアルミニウム材の押出加工や引抜加工により内部に冷媒流路を有する構造としてもよい。
1 熱交換器
2 ヘッダーパイプ
2a 冷媒流入口
2b 仕切板
2c 上室
2d 下室
3 ヘッダーパイプ
3a 冷媒流出口
3b 仕切板
3c 上室
3d 下室
4 扁平伝熱管
4a 凹部
4b 谷折部
4c 基底部
4d 山折部
4e 傾斜面
4f 側端面
5 フィン
6、6a、6b サイドプレート
7 導水部材
10 熱交換器
60 切欠部
60a 保持用孔
61、61a、61b 谷折部
62、62a、62b 基底部
63、63a、63b 山折部
64、64a、64b 傾斜面
65、65a、65b 側端面
71a〜71e 本体部
72a〜72e 押さえ部
73b、73e 連結部
74c 片持部
75d、75e 接触部
X、Y、Z 管路群
2 ヘッダーパイプ
2a 冷媒流入口
2b 仕切板
2c 上室
2d 下室
3 ヘッダーパイプ
3a 冷媒流出口
3b 仕切板
3c 上室
3d 下室
4 扁平伝熱管
4a 凹部
4b 谷折部
4c 基底部
4d 山折部
4e 傾斜面
4f 側端面
5 フィン
6、6a、6b サイドプレート
7 導水部材
10 熱交換器
60 切欠部
60a 保持用孔
61、61a、61b 谷折部
62、62a、62b 基底部
63、63a、63b 山折部
64、64a、64b 傾斜面
65、65a、65b 側端面
71a〜71e 本体部
72a〜72e 押さえ部
73b、73e 連結部
74c 片持部
75d、75e 接触部
X、Y、Z 管路群
Claims (4)
- 一対のヘッダーと、
前記ヘッダーに両端が接続されて互いに上下方向に平行に配置され、一端から他端に向かって波形に折り曲げられることによって複数の山折部および谷折部を設けた複数の扁平伝熱管と、
前記扁平伝熱管のそれぞれの間と、最上段および最下段の同扁平伝熱管の外側面とに配置される複数のフィンと、
最上段に配置された前記フィンの上部および最下段に配置された前記フィンの下部にそれぞれ接するように配置され、一端から他端に向かって波形に折り曲げられることによって複数の山折部および谷折部を設けることで前記扁平伝熱管の形状に対応する形状とされた一対のサイドプレートと、
上下に配置された前記サイドプレートを連結する長さを有する導水部材と、
を備えた熱交換器であって、
前記扁平伝熱管の前記谷折部、あるいは、前記サイドプレートの前記谷折部、のうち少なくともいずれか一方の側端部には、前記導水部材を装着する保持部を備え、
前記導水部材を前記保持部に装着したときに、前記導水部材が前記扁平伝熱管の側端部に接触することを特徴とする熱交換器。 - 一対のヘッダーと、
前記ヘッダーに両端が接続されて互いに上下方向に平行に配置され、一端から他端に向かって波形に折り曲げられることによって複数の山折部および谷折部を設けた複数の扁平伝熱管と、
前記扁平伝熱管のそれぞれの間と、最上段および最下段の同扁平伝熱管の外側面とに配置される複数のフィンと、
最上段に配置された前記フィンの上部および最下段に配置された前記フィンの下部にそれぞれ接するように配置され、一端から他端に向かって波形に折り曲げられることによって複数の山折部および谷折部を設けることで前記扁平伝熱管の形状に対応する形状とされた一対のサイドプレートと、
上下に配置された前記サイドプレートを連結する長さを有する本体部と同本体部の両端部を折り曲げて形成された押さえ部とを有し前記フィンや前記扁平伝熱管に付着した水を排水する複数の固定部材と、
を備えた熱交換器であって、
前記扁平伝熱管の前記谷折部、あるいは、前記サイドプレートの前記谷折部、のうち少なくともいずれか一方の側端部には、前記固定部材を装着する保持部を備え、
前記扁平伝熱管の側端部が前記固定部材の前記本体部に接触するように、前記固定部材が上下の前記サイドプレートに掛け渡されるように装着されて前記保持部に前記押さえ部が嵌合すること、
を特徴とする熱交換器。 - 前記固定部材の前記本体部には、前記扁平伝熱管の側端部に接触する接触部を備えていることを特徴とする請求項2に記載の熱交換器。
- 一対のヘッダーと、
前記ヘッダーに両端が接続されて互いに上下方向に平行に配置され、一端から他端に向かって波形に折り曲げられることによって複数の山折部および谷折部を設けた複数の扁平伝熱管と、
前記扁平伝熱管のそれぞれの間と、最上段および最下段の同扁平伝熱管の外側面とに配置される複数のフィンと、
最上段に配置された前記フィンの上部および最下段に配置された前記フィンの下部にそれぞれ接するように配置され、一端から他端に向かって波形に折り曲げられることによって複数の山折部および谷折部を設けることで前記扁平伝熱管の形状に対応する形状とされた一対のサイドプレートと、
上下に配置された前記サイドプレートを連結する長さを有する一対の本体部と同本体部の各々の一端を折り曲げて形成された押さえ部と前記本体部の各々の他端同士を連結してなる連結部とを有し前記フィンや前記扁平伝熱管に付着した水を排水する複数の固定部材と、
を備えた熱交換器であって、
前記扁平伝熱管の前記谷折部、あるいは、前記サイドプレートの前記谷折部、のうち少なくともいずれか一方の側端部には、前記固定部材を装着する保持部を備え、
前記扁平伝熱管の側端部が前記固定部材の前記本体部に接触するように、前記固定部材が上下の前記サイドプレートに掛け渡されるように装着されて前記保持部に前記押さえ部が嵌合すること、
を特徴とする熱交換器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012134542A JP2013257109A (ja) | 2012-06-14 | 2012-06-14 | 熱交換器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012134542A JP2013257109A (ja) | 2012-06-14 | 2012-06-14 | 熱交換器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013257109A true JP2013257109A (ja) | 2013-12-26 |
Family
ID=49953690
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012134542A Pending JP2013257109A (ja) | 2012-06-14 | 2012-06-14 | 熱交換器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013257109A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019132489A (ja) * | 2018-01-30 | 2019-08-08 | 正栄株式会社 | 熱交換器 |
JP2021028560A (ja) * | 2019-08-09 | 2021-02-25 | 株式会社ハウステック | 潜熱回収式燃焼機器 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5835781U (ja) * | 1981-09-02 | 1983-03-08 | 株式会社ボッシュオートモーティブ システム | 積層型エバポレ−タ |
JPH08334277A (ja) * | 1995-06-08 | 1996-12-17 | Calsonic Corp | ルームエアコン用エバポレータ |
JP2006242458A (ja) * | 2005-03-02 | 2006-09-14 | Denso Corp | 熱交換器と、熱交換器コアおよび熱交換器の製造方法 |
JP2010019534A (ja) * | 2008-07-14 | 2010-01-28 | Daikin Ind Ltd | 熱交換器 |
JP2010025479A (ja) * | 2008-07-22 | 2010-02-04 | Daikin Ind Ltd | 熱交換器 |
JP2010065892A (ja) * | 2008-09-09 | 2010-03-25 | Daikin Ind Ltd | 熱交換器 |
JP2010255916A (ja) * | 2009-04-24 | 2010-11-11 | Sharp Corp | 熱交換器及びそれを搭載した空気調和機 |
-
2012
- 2012-06-14 JP JP2012134542A patent/JP2013257109A/ja active Pending
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5835781U (ja) * | 1981-09-02 | 1983-03-08 | 株式会社ボッシュオートモーティブ システム | 積層型エバポレ−タ |
JPH08334277A (ja) * | 1995-06-08 | 1996-12-17 | Calsonic Corp | ルームエアコン用エバポレータ |
JP2006242458A (ja) * | 2005-03-02 | 2006-09-14 | Denso Corp | 熱交換器と、熱交換器コアおよび熱交換器の製造方法 |
JP2010019534A (ja) * | 2008-07-14 | 2010-01-28 | Daikin Ind Ltd | 熱交換器 |
JP2010025479A (ja) * | 2008-07-22 | 2010-02-04 | Daikin Ind Ltd | 熱交換器 |
JP2010065892A (ja) * | 2008-09-09 | 2010-03-25 | Daikin Ind Ltd | 熱交換器 |
JP2010255916A (ja) * | 2009-04-24 | 2010-11-11 | Sharp Corp | 熱交換器及びそれを搭載した空気調和機 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019132489A (ja) * | 2018-01-30 | 2019-08-08 | 正栄株式会社 | 熱交換器 |
JP2021028560A (ja) * | 2019-08-09 | 2021-02-25 | 株式会社ハウステック | 潜熱回収式燃焼機器 |
JP7405532B2 (ja) | 2019-08-09 | 2023-12-26 | 株式会社ハウステック | 潜熱回収式燃焼機器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR102218301B1 (ko) | 열교환기 및 그 코르게이트 핀 | |
CN107388637B (zh) | 换热器和换热模块 | |
KR101354839B1 (ko) | 열교환기 | |
CN101978229A (zh) | 冷凝器 | |
JP2010169289A (ja) | 屈曲状熱交換器及びその製造方法 | |
JP2011191048A (ja) | コンデンサ | |
JP2010019534A (ja) | 熱交換器 | |
JP2011089710A (ja) | 冷媒熱交換器 | |
JP6260632B2 (ja) | 熱交換器 | |
US11384991B2 (en) | Heat exchanger | |
JP6136124B2 (ja) | 熱交換器の製造方法および熱交換器 | |
JP3934631B2 (ja) | 熱交換器用エンドプレートと、これを備える熱交換器及びその作製方法 | |
JP2013257109A (ja) | 熱交換器 | |
WO2016038865A1 (ja) | 室外ユニットおよびそれを用いた冷凍サイクル装置 | |
JP2011185562A (ja) | コンデンサ | |
JP2011075165A (ja) | 熱交換器 | |
JP2013061114A (ja) | 熱交換器 | |
JP2010065892A (ja) | 熱交換器 | |
KR20070108078A (ko) | 중간 조립체 및 열교환기에 연결하는 방법 | |
KR100893746B1 (ko) | 공기조화기 | |
WO2016084668A1 (ja) | 熱交換器 | |
JP6880206B2 (ja) | 熱交換器の製造方法 | |
JP2021169907A (ja) | 熱交換器 | |
JP2010032128A (ja) | 熱交換器用チューブ | |
JP2010025462A (ja) | 熱交換器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150331 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20151124 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20160405 |