JP5171423B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池システムに関するものである。
近年、水素(燃料ガス、反応ガス)がアノードに、酸素を含む空気(酸化剤ガス、反応ガス)がカソードに、それぞれ供給されることで発電する固体高分子型燃料電池(Polymer Electrolyte Fuel Cell:PEFC)等の燃料電池の開発が盛んである。
従来、この種の燃料電池では、燃料電池に供給する燃料ガスを高圧タンクに貯蔵し、この高圧タンクに貯蔵された燃料ガスの圧力を、例えば、レギュレータで調整して減圧してから、燃料電池に供給している。
ところで、このような燃料電池を備えた燃料電池システムでは、例えば、レギュレータの故障等によってその圧力調整機能が失われた場合に、反応ガスの圧力調整が困難となって燃料電池に不具合を発生するおそれがある。そのため、従来では、燃料電池の入口側の圧力を検出する入口センサを設けて、この入口センサの検出値からレギュレータの故障判定を行うようにした技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この特許文献1に記載の燃料電池システムでは、レギュレータが故障していると判定された際に、レギュレータよりも上流側に設けられた遮断弁の開閉動作を制御することによって反応ガスの圧力を減圧し、燃料電池システムの継続運転を行うようになっている。
特開2006−351411号公報
ところで、反応ガスの圧力値を検出するセンサには、歪ゲージが広く利用されている。この歪ゲージは、圧力変形に伴う電気抵抗の変化を電圧値または電流値の出力変化として検出するものであり、高圧領域での使用時に、ベースラインのオフセット異常が発生することが知られている。このオフセット異常とは、歪ゲージから検出される電圧値または電流値が瞬間的に一定値スライドして検出される現象である。
そのような異常現象が発生する要因としては、燃料電池システムにおいて、最大35MPaから大気圧(約0.1MPa)までの広い圧力変化を検出範囲とすることによる材料限界、または歪ゲージから出力される微弱なアナログ信号である電圧値または電流値を増幅するための増幅回路の接点不良などが挙げられる。
そして、従来技術において、反応ガスの圧力値にこのようなオフセット異常が発生し、このオフセット量が差圧の設定閾値を超過するものである場合、故障であると誤判定して、燃料電池システムの停止や前記特許文献1のようなフェールセーフ動作に移行してしまうという問題があった。
そこで、本発明は、前記した問題を解決することを課題とし、レギュレータにより圧力調整された反応ガスの圧力を検出する圧力センサのオフセット異常を判定し、圧力センサのオフセット異常によるレギュレータの故障の誤判定を無くし、さらには、不要なフェールセーフ動作への移行を回避することができる燃料電池システムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の燃料電池システムは、反応ガスを収容する反応ガスタンクと、前記反応ガスタンクからの反応ガスの圧力を調整する圧力調整機能を備えたレギュレータと、前記レギュレータにより圧力調整された反応ガスが供給されて発電する燃料電池と、前記レギュレータの一次側の圧力を検出する第1圧力センサと、前記レギュレータの二次側の圧力を検出する第2圧力センサと、を備え、前記第1圧力センサにより検出された圧力値が前記第2圧力センサの検出レンジの範囲に有るか否かを判定し、その範囲に有ると判定した場合に、前記第1圧力センサにより検出された圧力値と、前記第2圧力センサにより検出された圧力値とを比較し、前記第1圧力センサにより検出された圧力値よりも前記第2圧力センサにより検出された圧力値が高いときに、前記第2圧力センサがオフセット異常であると判定する異常判定手段を備えたことを特徴とする。
この燃料電池システムによれば、異常判定手段は、第1圧力センサにより検出されたレギュレータの一次側の圧力値と、第2圧力センサにより検出されたレギュレータの二次側の圧力値とを比較し、第1圧力センサにより検出された圧力値よりも第2圧力センサにより検出された圧力値が高いときに、第2圧力センサがオフセット異常であると判定するので、レギュレータの下流側における第2圧力センサのオフセット異常を確実に検知することができ、このオフセット異常によってレギュレータが故障していると誤判定されることを無くすことができる。したがって、このようなレギュレータの故障の誤判定による不要なフェールセーフ動作への移行を確実に回避することができる。
また、本発明は、前記レギュレータの圧力調整機能の故障を判定する故障判定手段を備え、前記異常判定手段は、前記第1圧力センサにより検出された圧力値が前記第2圧力センサの検出レンジの範囲にないと判定した場合に、前記第2圧力センサのオフセット異常を判定しないようになっており、前記故障判定手段は、前記異常判定手段が前記検出レンジの範囲にないと判定した場合に、前記第2圧力センサにより検出された圧力値が前記レギュレータの設定圧よりも大きいか否かを判定し、大きいと判定した場合に、前記レギュレータの圧力調整機能が故障していると判断することを特徴とする。
また、本発明の燃料電池システムは、前記第1圧力センサにより検出された圧力値と、前記第2圧力センサにより検出された圧力値とから、前記レギュレータの圧力調整機能の故障を判定する故障判定手段と、前記故障判定手段により、前記レギュレータの圧力調整機能の故障が判定された際に、システムのフェールセーフ動作に移行させる異常対応制御手段と、を備え、前記異常判定手段により前記第2圧力センサがオフセット異常であると判定された際に、前記故障判定手段による圧力調整機能の故障の判定を禁止する禁止手段を備えたことを特徴とする。
この燃料電池システムによれば、異常判定手段により第2圧力センサがオフセット異常であると判定された際に、禁止手段が、故障判定手段によるレギュレータの圧力調整機能の故障の判定を禁止するようになっているので、異常対応制御手段による燃料電池システムのフェールセーフ動作への移行が確実に阻止されることとなり、レギュレータの故障の誤判定による不要なフェールセーフ動作への移行を確実に回避することができる。
本発明によれば、レギュレータにより圧力調整された反応ガスの圧力を検出する圧力センサのオフセット異常を判定し、圧力センサのオフセット異常によるレギュレータの故障の誤判定を無くし、さらには、不要なフェールセーフ動作への移行を回避することができる燃料電池システムが得られる。
本発明の一実施形態について、図1から図3を参照して説明する。
≪燃料電池システムの構成≫
図1に示す本実施形態に係る燃料電池システム1は、図示しない燃料電池自動車(移動体)に搭載されている。燃料電池システム1は、燃料電池スタック10と、燃料電池スタック10のアノードに対して水素(燃料ガス、反応ガス)を給排するアノード系と、燃料電池スタック10のカソードに対して酸素を含む空気(酸化剤ガス、反応ガス)を給排するカソード系と、燃料電池スタック10の発電電力を消費する電力消費系と、これらを電子制御するECU70(Electronic Control Unit、電子制御装置)と、を備えている。
<燃料電池スタック>
燃料電池スタック10は、複数(例えば200〜400枚)の固体高分子型の単セル11が積層されることで構成されたスタックであり、複数の単セル11は電気的に直列で接続されている。単セル11は、MEA(Membrane Electrode Assembly:膜電極接合体)と、これを挟み2枚の導電性を有するアノードセパレータ及びカソードセパレータと、を備えている。
MEAは、1価の陽イオン交換膜(例えばパーフルオロスルホン酸型)からなる電解質膜(固体高分子膜)と、これを挟むアノード及びカソードとを備えている。アノード及びカソードは、カーボンペーパ等の導電性を有する多孔質体から主に構成されると共に、アノード及びカソードにおける電極反応を生じさせるための触媒(Pt、Ru等)を含んでいる。
アノードセパレータには、各MEAのアノードに対して水素を給排するため単セル11の積層方向に延びる貫通孔(内部マニホールドと称される)や、単セル11の面方向に延びる溝が形成されており、これら貫通孔及び溝がアノード流路12(燃料ガス流路)として機能している。
カソードセパレータには、各MEAのカソードに対して空気を給排するため単セル11の積層方向に延びる貫通孔(内部マニホールドと称される)や、単セル11の面方向に延びる溝が形成されており、これら貫通孔及び溝がカソード流路13(酸化剤ガス流路)として機能している。
そして、アノード流路12を介して各アノードに水素が供給されると、式(1)の電極反応が起こり、カソード流路13を介して各カソードに空気が供給されると、式(2)の電極反応が起こり、各単セル11で電位差(OCV(Open Circuit Voltage)、開回路電圧)が発生するようになっている。次いで、燃料電池スタック10と走行モータ(燃料電池自動車の動力源)等の外部回路とが電気的に接続され、電流が取り出されると、燃料電池スタック10が発電するようになっている。
2H→4H+4e …(1)
+4H+4e→2HO …(2)
<アノード系>
アノード系は、水素が高圧で収容された水素タンク21(反応ガスタンク)と、常閉型の第1遮断弁22と、レギュレータとしての第1減圧弁23と、常閉型の第2遮断弁24と、第2減圧弁25と、エゼクタ28と、常閉型のパージ弁29と、第1圧力センサ31、および第2圧力センサ32を備えている。
水素タンク21は、水素が高圧で封入(収容)されたタンクである。第1遮断弁22は、水素タンク21内、詳細には、水素の出口となる水素タンク21の口金部内に配置されたインタンク電磁弁であり、ECU70の指令によって開閉する。
水素タンク21には、タンク内の水素の圧力値(第1減圧弁23の一次側の圧力:実測圧力値P1)を検出する第1圧力センサ31が設けられている。第1圧力センサ31としては、歪ゲージ方式のものを採用することができるが、これに限られることはなく、種々のものを採用することができる。
第1減圧弁23は、水素タンク21から供給される高圧の水素を一定の低圧値に減圧するものであり、第1減圧弁23の下流側の配管23aには、第1減圧弁23で減圧された水素の圧力(第1減圧弁23の二次側の圧力:実測圧力値P2)を検出する第2圧力センサ32が設けられている。第2圧力センサ32としては、前記第1圧力センサ31と同様に歪ゲージ方式のものを採用することができる。なお、前記した第1圧力センサ31は、水素タンク21内の圧力(第1減圧弁23の一次側の圧力)を検出するものであるため、高圧状態から低圧状態に至るまで、広い範囲の圧力、例えば、0〜50MPaの圧力を検出することが可能なものを用いている。また、前記した第2圧力センサ32は、第1減圧弁23の下流側における水素の圧力を検出するものであるため、第1減圧弁23で減圧された後の、第1圧力センサ31よりも狭い範囲の圧力、例えば、0〜5MPaの圧力を検出することが可能なものを用いている。
第2遮断弁24は、ECU70の指令によって開閉し、開弁時に第1減圧弁23で減圧された水素を第2減圧弁25に供給する。
第2減圧弁25には、コンプレッサ41からカソード流路13に向かう空気の圧力が、オリフィス26が設けられた配管26aを介して、信号圧(パイロット圧)として入力されるようになっている。そして、第2減圧弁25は、入力された空気の圧力に基づいて、水素の圧力を制御し、燃料電池スタック10に送られる水素が適正となるように、さらに減圧するようになっている。第2減圧弁25で減圧された水素は、配管25aを介してエゼクタ28に送られ、エゼクタ28から燃料電池スタック10に供給される。
このように、水素タンク21は、第1遮断弁22、配管22a、第1減圧弁23、配管23a、第2遮断弁24、配管24a、第2減圧弁25、配管25a、エゼクタ28、および配管28aを介して、アノード流路12の入口に接続されており、水素タンク21からアノード流路12に向かう流路には、前記のように水素の圧力を検出する第1圧力センサ31と第2圧力センサ32とが設けられている。そして、これらの第1圧力センサ31および第2圧力センサ32によって、水素供給流路における水素の圧力が検出されて、その圧力値がECU70によって適正か否かが監視されている。
一方、アノード流路12の出口は、配管28b(燃料ガス循環ライン)を介して、燃料電池スタック10の上流のエゼクタ28の吸込口に接続されている。これにより、アノード流路12(アノード)から排出された未消費の水素を含むアノードオフガスは、エゼクタ28に戻され、その結果、水素が循環するようになっている。
なお、配管28bには気液分離器(図示しない)が設けられており、この気液分離器によって、循環する水素に同伴する水分が分離されるようになっている。
また、配管28bは、その途中で、配管29a、パージ弁29、配管29bを介して、希釈器(図示しない)に接続されている。パージ弁29は、燃料電池スタック10の発電時において、配管28bを循環する水素に同伴する不純物(水蒸気、窒素等)を排出(パージ)する場合、ECU70によって開かれる設定となっている。
なお、ECU70は、例えば、単セル11の電圧を検出するセル電圧モニタ(図示しない)から入力される最低セル電圧が、所定最低セル電圧以下となった場合、不純物を排出する必要があると判定し、パージ弁29を開く設定となっている。
<カソード系>
カソード系は、コンプレッサ41(酸化剤ガス供給手段)と、背圧弁43と、希釈器(図示しない)とを備えている。
コンプレッサ41は、配管41aを介して、カソード流路13の入口に接続されている。そして、コンプレッサ41は、ECU70の指令に従って作動すると、酸素を含む空気を取り込み、これをカソード流路13に供給するようになっている。なお、コンプレッサ41の回転速度は、図示しないアクセルペダルの踏み込み量(アクセル開度)が大きくなると、空気を大流量・高圧で供給するべく、高められる設定となっている。
また、配管41aには、カソード流路13に向かう空気を加湿する加湿器(図示しない)が設けられている。この加湿器は、水分交換可能な中空糸膜を備えており、この中空糸膜を介して、カソード流路13に向かう空気と、多湿のカソードオフガスとの間で水分交換させるようになっている。
カソード流路13の出口は、配管43a、背圧弁43、配管43bを介して、希釈器(図示しない)に接続されている。そして、カソード流路13(カソード)から排出された多湿のカソードオフガスは、配管43a等を介して、希釈器に排出され、希釈器は、カソードオフガスによって、配管29bから導入されるアノードオフガス中の水素を希釈した後、車外に排出するようになっている。
背圧弁43は、バタフライ弁等から構成された常開型の弁であり、その開度はECU70によって制御される。詳細には、アクセルペダルの踏み込み量が大きくなると、ECU70は、空気を高圧で供給するべく、背圧弁43の開度は小さく制御される。
<電力消費系>
電力消費系は、走行モータ51と、VCU52(Voltage Control Unit)と、高圧バッテリ53とを備えている。走行モータ51は、VCU52を介して、燃料電池スタック10の出力端子(図示しない)に接続されている。高圧バッテリ53はVCU52に接続されている。なお、走行モータ51とVCU52との間に配置されているインバータ(PDU:Power Drive Unit)は省略している。
走行モータ51は、燃料電池自動車の動力源となる外部負荷である。
VCU52は、ECU70から送られる指令電流に従って、燃料電池スタック10の発電電力(出力電流、出力電圧)を制御(制限)する機器であり、DC/DCチョッパ、DC/DCコンバータ等の電子回路を備えている。すなわち、VCU52への指令電流が大きくなると、燃料電池スタック10から取り出される電流が大きくなり、燃料電池スタック10で消費される水素及び空気の消費量が多くなる。つまり、燃料電池スタック10による水素の消費量を制御する消費量制御手段は、VCU52とECU70とを備えて構成されている。
また、VCU52は、高圧バッテリ53の電力を制御、つまり、高圧バッテリ53の充電/放電を制御する機能も備えている。
<IG等>
IG61は、燃料電池システム及び燃料電池自動車の起動スイッチであり、運転席周りに配置されている。そして、IG61は、ON信号(発電開始信号)、OFF信号(発電停止信号)をECU70に出力するようになっている。
警告ランプ62aは、第1減圧弁23が故障していると判定される場合、運転者に故障を知らせるために点灯するランプであり、インストルメントパネルに配置されている。
また、警告ランプ62bは、第2圧力センサ32がオフセット異常であると判定される場合、運転者にそのオフセット異常を知らせるために点灯するランブであり、同じくインストルメントパネルに配置されている。
<ECU>
ECU70は、燃料電池システム1を電子制御する制御装置であり、CPU、ROM、RAM、各種インタフェイス、電子回路などを含んで構成されている。そして、ECU70は、その内部に記憶されたプログラムに従って、各種機器を適宜に制御するようになっている。
また、ECU70は、第1圧力センサ31から入力される実測圧力値P1と、第2圧力センサ32から入力される実測圧力値P2とに基づいて、第1減圧弁23が故障しているか否か、および第2圧力センサ32がオフセット異常であるか否かを判定する機能を備えている。
そのための機能として、ECU70は、図2に示すように、第2圧力センサ32がオフセット異常であるか否かを判定する異常判定手段71と、第1減圧弁23が有する圧力調整機能の故障を判定する故障判定手段72と、燃料電池システム1のフェールセーフ動作に移行させる異常対応制御手段73と、故障判定手段72による圧力調整機能の故障の判定を禁止する禁止手段74とを備えている。
異常判定手段71は、第1圧力センサ31により検出された実測圧力値P1と、第2圧力センサ32により検出された実測圧力値P2とを比較し、実測圧力値P1よりも実測圧力値P2が高いときに、第2圧力センサ32がオフセット異常であると判定する。通常、実測圧力値P2は、第1減圧弁23が故障した場合でも、水素タンク21における実測圧力値P1よりも高くなることはなく、実測圧力値P1と同じかあるいはそれよりも低い値となる。このため、前記のように、実測圧力値P1よりも実測圧力値P2が高くなる状態では、第2圧力センサ32のオフセット異常が考えられ、このような状態となったときには、異常判定手段71が、第2圧力センサ32のオフセット異常であると判定している。
故障判定手段72は、第1圧力センサ31により検出された実測圧力値P1と、第2圧力センサ32により検出された実測圧力値P2とから、第1減圧弁23が有する圧力調整機能の故障を判定するようになっている。例えば、実測圧力値P1が第1減圧弁23の設定圧P3よりも大きい場合に、実測圧力値P2が、設定値P3よりも大きいときには、第1減圧弁23の圧力調整機能が故障していると判定する。
異常対応制御手段73は、故障判定手段72により、第1減圧弁23の圧力調整機能が故障していると判定された際に、燃料電池システム1のフェールセーフ動作に移行させる機能を有する。フェールセーフ動作としては、例えば、燃料電池システム1の動作停止(IG61のオフ)や、第1遮断弁22、第2遮断弁24の開閉を制御することで、高圧の水素の減圧を行い、燃料電池システム1をある程度継続して運転させる等が挙げられる。
禁止手段74は、異常判定手段71により第2圧力センサ32がオフセット異常であると判定された際に、故障判定手段72による圧力調整機能の故障の判定を禁止する機能を備えている。これにより、第2圧力センサ32がオフセット異常であるときには、第1減圧弁23の圧力調整機能の故障が判定されなくなり、異常対応制御手段73による燃料電池システム1のフェールセーフ動作への移行が防止される。
≪燃料電池システムの動作≫
次に、燃料電池システム1の動作について、図3を主に参照しつつ適宜各図を参照して説明する。
なお、IG61がオンされ、このオン信号を検知したECU70は、起動時の各種処理を実行し、例えば、アノード内の水素をフレッシュな水素に置き換え、水素濃度を高める操作であるOCVパージを実行する。そして、OCVパージの完了により燃料電池スタック10が発電を開始すると、図3のフローチャートの処理が開始する。すなわち、ECU70は、コンタクタをオン状態にするとともに、VCU52に対して燃料電池スタック10から電流を取り出す指令を発する。
ステップS1において、ECU70は、第1遮断弁22に開指令を送り、第1遮断弁22を開くように制御する。
ステップS2において、ECU70は、第1圧力センサ31から入力された実測圧力値P1を取得し、内部メモリ等に記憶する。なお、以下では、第1圧力センサ31が故障をしていないことを前提に処理を説明するが、仮に、取得した実測圧力値P1が、ECU70に予め記憶された所定の圧力の範囲内にないときには、第1圧力センサ31が故障をしていると判定して、その旨を図示しない警告ランプの点灯等により告知するとともに、燃料電池システム1の運転を停止したり、フェールセーフ動作に移行したりする制御を行う。この場合、第1圧力センサ31が故障していると判定されても、例えば、後記するステップS3において取得した第2圧力センサ32の実測圧力値P2が、第1減圧弁23の設定圧P3であるときには、燃料電池システム1の運転に支障を来たさないので、この実測圧力値P2を監視しながら燃料電池システム1の運転を継続することも可能である。
ステップS3において、ECU70は、第2圧力センサ32から入力された実測圧力値P2を取得し、内部メモリ等に記憶する。
ステップS4において、第1圧力センサ31の実測圧力値P1が第2圧力センサ32の検出レンジの範囲に有るか否かがECU70によって判定される。例えば、実測圧力値P1が、第2圧力センサ32の検出レンジである0〜5MPaの範囲に有るか否かが判定される。
実測圧力値P1が第2圧力センサ32の検出レンジの範囲に有ると判定した場合(S4・Yes)にはステップS5に進み、ECU70により実測圧力値P2が実測圧力値P1よりも大きいか否かを判定する。また、ステップS4において、実測圧力値P1が第2圧力センサ32の検出レンジの範囲に無いと判定した場合(S4・No)にはステップS10に進む。
ステップS5において、実測圧力値P2が実測圧力値P1よりも大きいと判定した場合(S5・Yes)、ステップS6に進み、異常判定手段71が、第2圧力センサ32がオフセット異常であると判定する。そして、ステップS7に進み、ECU70の禁止手段74が、故障判定手段72による圧力調整機能の故障の判定を禁止する。つまり、第2圧力センサ32がオフセット異常であると判定されると、第1減圧弁23の圧力調整機能の故障の判定が禁止されることとなり、異常対応制御手段73による燃料電池システム1のフェールセーフ動作への移行が阻止されることとなる。これによって、第1減圧弁23の故障の誤判定に基づく不要なフェールセーフ動作への移行を確実に回避することができる。この場合には、例えば、燃料電池スタック10の運転が継続される等の処理がなされる。そして、ステップS8に進み、第2圧力センサ32がオフセット異常であることを告知する警告ランプ62bが点灯する。
このように、第2圧力センサ32がオフセット異常であると判定された場合、水素タンク21の内圧は、第2圧力センサ32の検出レンジに有る(検出レンジまで落ちている)ので、下流側の第2減圧弁25による圧力調整によって、燃料電池スタック10に送る水素の圧力制御を好適に行うことが可能である。つまり、第2減圧弁25による圧力制御によって燃料電池スタック10の好適な運転が可能である。
ところで、前記のように第2圧力センサ32がオフセット異常であると判定されたときに、禁止手段74によって、第1減圧弁23の圧力調整機能の故障の判定が禁止されることとなるが、このときに、第1減圧弁23が実際に故障をしている場合も想定される。
そこで、そのような想定に対応するために、第1減圧弁23と第2減圧弁25とのそれぞれの調圧特性から、第2圧力センサ32のオフセット異常を判定することが可能な圧力範囲を検出レンジとして定めるようにしてもよい。この場合には、第2減圧弁25の減圧特性を考慮して、第2圧力センサ32の検出レンジの最大値よりも低い圧力(第2減圧弁25の減圧設定値)に検出レンジを定め、水素タンク21内の圧力である実測圧力値P1が、この検出レンジの範囲に下がったことを条件として、第2圧力センサ32のオフセット異常が判定されるようにしてもよい。
この場合、検出レンジは、前記した第2圧力センサ32を基準としたときよりも狭まるものの、第2圧力センサ32がオフセット異常であると判定されると、第1減圧弁23の圧力調整機能の故障の判定が禁止されることとなるので、異常対応制御手段73による燃料電池システム1のフェールセーフ動作への移行が阻止されることとなる。これによって、第1減圧弁23の故障の誤判定に基づく不要なフェールセーフ動作への移行を確実に回避することができる。
フローチャートの説明に戻る。ステップS5において、実測圧力値P2が実測圧力値P1よりも大きくなっていないと判定した場合(No)、ステップS9に進み、ECU70が、第2圧力センサ32がオフセット異常ではないと判定する。そして、ステップS10に進み、ECU70が、第1減圧弁23の設定圧P3よりも実測圧力値P2が大きいか否かを判定する。
第1減圧弁23の設定圧P3よりも実測圧力値P2が大きいと判定した場合(S10・Yes)、故障判定手段72が第1減圧弁23の圧力調整機能が故障していると判定する。そして、ステップS12に進み、第1減圧弁23の圧力調整機能が故障していることを告知する警告ランプ62aが点灯する。
そして、ステップS13において、異常対応制御手段73が、燃料電池システム1をフェールセーフ動作へ移行する。異常対応制御手段73は、例えば、燃料電池システム1の動作停止(IG61のオフ)や、第1遮断弁22、第2遮断弁24の開閉を制御することで、高圧の水素の減圧を行い、燃料電池システム1がある程度継続して運転されるように制御する。
一方、ステップS10において、第1減圧弁23の設定圧P3よりも実測圧力値P2が大きくないと判定した場合(No)、ステップS14に進み、故障判定手段72が、第1減圧弁23の圧力調整機能が正常であると判定する。この場合には、ステップS2に戻り、これ以降のフローが繰り返される。
以上説明した本実施形態の燃料電池システム1によれば、異常判定手段71は、第1圧力センサ31により検出された実測圧力値P1と、第2圧力センサ32により検出された実測圧力値P2とを比較し、実測圧力値P1よりも実測圧力値P2が高いときに、第2圧力センサ32がオフセット異常であると判定するので、第2圧力センサが32オフセット異常であることを確実に検知することができ、このオフセット異常による第1減圧弁23の故障の誤判定を無くすことができる。したがって、この故障の誤判定に基づく不要なフェールセーフ動作への移行を確実に回避することができる。
また、異常判定手段71により第2圧力センサ32がオフセット異常であると判定された際に、禁止手段74が、故障判定手段72による圧力調整機能の故障の判定を禁止するようになっているので、異常対応制御手段73による燃料電池システム1のフェールセーフ動作への移行が確実に阻止されることとなり、第1減圧弁23の故障の誤判定に基づく不要なフェールセーフ動作への移行を確実に回避することができる。
なお、第2圧力センサ32が、オフセット異常と判定された場合には、そのオフセット異常をECU70等に記憶するように構成することで、その記憶されたデータに基づいて、第2圧力センサ32の交換や修理等を行うことができる。
また、第1圧力センサ31と第2圧力センサ32との圧力の比較には、第1圧力センサ31の実測圧力値P1に検出誤差を考慮した所定値を加算するようにして、これを第1圧力センサ31の実測圧力値P1として用いるようにしてもよい。このようにすることによって、検出誤差による誤判定を防止することができ、より確実なオフセット異常の判定、および第1減圧弁23の故障判定を確実に行うことができる。これによって、不要なフェールセーフ動作への移行をより一層確実に回避することのできる燃料電池システム1が得られる。
前記した実施形態では、燃料電池自動車に搭載された燃料電池システム1に、本発明を適用した場合を例示したが、その他に例えば、自動二輪車、列車、船舶に搭載された燃料電池システム、家庭用や業務用の据え置き型の燃料電池システムや、給湯システムに組み込まれた燃料電池システムに適用してもよい。また、その他のシステムに適用してもよい。
本実施形態に係る燃料電池システムの構成を示す図である。 本実施形態に係る燃料電池システムの主要部の構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る燃料電池システムの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 燃料電池システム
10 燃料電池スタック
21 水素タンク(反応ガスタンク)
23 第1減圧弁(レギュレータ)
31 第1圧力センサ
32 第2圧力センサ
62a 警告ランプ
62b 警告ランプ
70 ECU
71 異常判定手段
72 故障判定手段
73 異常対応制御手段
74 禁止手段
P1 実測圧力値
P2 実測圧力値
P3 設定圧

Claims (3)

  1. 反応ガスを収容する反応ガスタンクと、
    前記反応ガスタンクからの反応ガスの圧力を調整する圧力調整機能を備えたレギュレータと、
    前記レギュレータにより圧力調整された反応ガスが供給されて発電する燃料電池と、
    前記レギュレータの一次側の圧力を検出する第1圧力センサと、
    前記レギュレータの二次側の圧力を検出する第2圧力センサと、を備え、
    前記第1圧力センサにより検出された圧力値が前記第2圧力センサの検出レンジの範囲に有るか否かを判定し、その範囲に有ると判定した場合に、前記第1圧力センサにより検出された圧力値と、前記第2圧力センサにより検出された圧力値とを比較し、
    前記第1圧力センサにより検出された圧力値よりも前記第2圧力センサにより検出された圧力値が高いときに、前記第2圧力センサがオフセット異常であると判定する異常判定手段を備えたことを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記レギュレータの圧力調整機能の故障を判定する故障判定手段を備え、
    前記異常判定手段は、前記第1圧力センサにより検出された圧力値が前記第2圧力センサの検出レンジの範囲にないと判定した場合に、前記第2圧力センサのオフセット異常を判定しないようになっており、
    前記故障判定手段は、前記異常判定手段が前記検出レンジの範囲にないと判定した場合に、前記第2圧力センサにより検出された圧力値が前記レギュレータの設定圧よりも大きいか否かを判定し、大きいと判定した場合に、前記レギュレータの圧力調整機能が故障していると判断することを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記第1圧力センサにより検出された圧力値と、前記第2圧力センサにより検出された圧力値とから、前記レギュレータの圧力調整機能の故障を判定する故障判定手段と、
    前記故障判定手段により、前記レギュレータの圧力調整機能の故障が判定された際に、システムのフェールセーフ動作に移行させる異常対応制御手段と、を備え、
    前記異常判定手段により前記第2圧力センサがオフセット異常であると判定された際に、
    前記故障判定手段による圧力調整機能の故障の判定を禁止する禁止手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
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