JP5170674B2 - 操作装置 - Google Patents

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本発明は、車室内にて、座席に着座したユーザーが操作可能な位置に取り付けられる操作装置に関する。
特開2004−203261号公報
カーナビゲーション装置の操作入力等に使用する二次元入力装置を、例えば車両のセンターコンソール等に設けることが行なわれている(特許文献1)。上記のような二次元入力装置は、二次元入力のために前後及び左右に移動可能な可動操作部を有し、運転席あるいは助手席に着座したユーザーは、座席脇手元の可動操作部を操作して、姿勢を大きく変えることなく二次元入力を行なうことができる。
ところで、上記のような二次元入力装置の中には、可動操作部の把持面上に、指で押圧操作するための押圧操作部が設けられていることがある。この押圧操作部は、従来可動操作部の把持面から突出して設けられていることが多かった。しかし、座席脇手元に可動操作部が配置されていると、手持ち無沙汰になった運転者や助手席乗員が可動操作部に定常的に触りつづけ、押圧操作部を無意識に操作して誤動作等を招く問題が生じやすかった。さらに、可動操作部を把持した状態で急制動がかかったりした場合は、乗員が前につんのめるような形となり、その反動で押圧操作部に意図せざる過剰な操作力を加えてしまい、故障要因等になりやすい欠点もあった。
本発明の課題は、可動操作部に設けられた押圧操作部の誤操作を生じにくい操作装置を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明は、車室内にてユーザーが操作可能な位置に取り付けられる操作装置に関し、上記の課題を解決するために、 外郭がユーザーの手を乗せて把持するための把持面とされ、該把持状態で予め定められた可動範囲内にて前後及び左右に移動操作可能とされた可動操作部と、 可動操作部の把持面内に設けられ、該把持面と交差する向きに押圧操作が可能な押圧操作部とを有し、 押圧操作部の上面に形成された押圧面が、非押圧操作状態にて、可動操作部の押圧面の外側をなす把持面領域よりも予め定められた深さ押圧方向にオフセットされてなり、 前記可動操作部の下面側に軸部を介して第一スライダが結合され、該第一スライダが第一ローラを介して第二スライダ上に第一方向に転がり摺動可能に載置され、該第二スライダが第二ローラを介してベース部上に前記第一方向と交差する第二方向に転がり摺動可能に載置されていることを特徴とする。
この発明によると、二次元入力用の操作装置の可動操作部に付随する押圧操作部の押圧面を、その周囲領域をなす可動操作部の把持面よりも所定深さ押圧方向にオフセットして配置したので、ユーザーが手すさびに可動操作部を定常的に触りつづける状態になっても、押圧操作部への無意識的な押圧操作に対して一定の抑制をかけることができ、ひいては押圧操作部の誤操作を生じにくくすることができる。また、可動操作部を把持した状態で急制動がかかったりした場合等においても、意図せざる過剰な操作力の付加から押圧操作部を保護することができる。また、可動操作部の二次元入力移動のための摺動抵抗を、第一ローラ及び第二ローラの介在により大幅に減ずることができ、スムーズな操作が可能となる。また、可動操作部を把持した状態で急制動がかかったりした場合等においても、押圧操作部への過剰な押圧力付加が抑制されるので、上記第一ローラないし第二ローラ等を含む摺動機構に当該押圧力による過剰負荷がかかりにくい。特に、可動操作部がセンターコンソールなど運転席脇に設けられ、(該運転席に着座する)ユーザーから手元での操作が可能になっている場合には、特に波及効果が大きい。
また、上記の軸部を軸線方向途中で第一部分と第二部分とに分割し、第一部分を押圧操作部に一体結合し、さらに、第一部分と第二部分との間に押圧スイッチを配置することができる。押圧操作部の押圧付勢に伴い第一部分が第二部分に向けて接近し、押圧スイッチが付勢される。本発明の採用により、押圧操作部への過剰な押圧力付加が抑制されれば、第一部分と第二部分との間で押圧スイッチが過剰な挟圧力を受けることがなくなり、スイッチの保護を効果的に図ることができる。
可動操作部には把持面に開口する開口部を形成できる。この場合、押圧操作部を該開口部の内側に配置し、把持面の開口部の周縁領域に対し、押圧操作部の押圧面が予め定められた深さだオフセットすることができる。把持面への開口形成により、その開口によるくぼみが指先や掌で触覚的に認識しやすくなっていることで、押圧操作部の無意識押圧操作の抑制を効果的に図ることができる。この場合、開口部の内側面を押圧操作部の押圧面に対し切り立ち面形状に形成しておくと、開口周縁領域と押圧面との間に鋭い段差が付与され、開口の存在が触覚的により鋭敏に認識できるとともに、開口内面が斜面状に形成されている場合と比較して、により指や掌表面が押圧面側にガイドされにくくなり、無意識押圧操作の抑制効果がより高められる。
上記の開口部は、把持面に対し左右方向の途中位置に形成することができ、該開口部の左右をなす把持面領域をユーザーの指を乗せる指載置面とすることができる。開口部の左右をなす把持面領域を指載置面として、それらに指を振り分けて乗せることで、指休めを図りやすくすることができる。
また、押圧操作部の押圧が、指載置面に振り分けて乗せた指(例えば人差し指と薬指)の間にある、特定の操作指(例えば中指)を開口部内に落とし込むことで始めて可能となるので、無意識押圧操作の抑制効果がさらに高められる。この場合、開口部の左右開口幅を、該開口部内の押圧操作部を操作するために指を1本挿入することは可能であって、2本以上の挿入は不能(例えば1cm以上2.5cm以下)に定めておくとさらによい。また、開口部に掌面を押し付け圧迫したときに、押圧操作部の掌面による押圧付勢が不能となるように、開口部の深さを定めておくことが効果的である(例えば2mm以上5mm以下)。
特に、開口部を後方縁が閉じた形態として形成し、把持面の該後方縁に隣接する領域が手の載置面として確保しておけば、手をより休めやすい。この場合、開口部を、前方側が把持面の前方縁に開放するように形成しておくと、開口部に指を入れて押圧操作を行なう際に、指先を開口前方側に逃がすことができ、操作性がより向上する。
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。
図1に示すように、本発明の操作装置100は、自動車の車室内において、センターコンソールC上にて運転席脇に固定され、運転席S(及び助手席)のユーザーのいずれからも操作可能となっている。使用目的は特には限定されないが、例えばインパネ部Iの中央に設けられたモニタ画面2を見ながら、カーナビゲーション装置やカーオーディオ装置の機能操作を行なうためのものである。操作装置100は、ユーザーが手で保持して二次元操作を行なう可動操作部101Aを有する。図2は、本発明の操作装置の外観を示す斜視図であり、図3は、可動操作部101Aを取り外した状態の操作装置100の平面図である。すなわち、可動操作部101Aに生ずる二次元操作変位は、変位伝達機構102を介してジョイスティック本体114に伝達されるようになっている。
図2及び図3に示すように、可動操作部101Aの操作方向は、車両走行方向(前後方向)と一致したY方向(第二方向)と、車幅方向(左右方向)と一致したX方向(第一方向)との2つが独立に定められ、変位伝達機構102には、可動操作部101Aの操作変位を受けてY方向に摺動するY方向摺動機構と、同じくX方向に摺動するX方向摺動機構とを備えている。図4は、操作装置100の分解斜視図であり、ねじ(締結部材)115tにより車両側の基部に取り付けられる下ケース115を有し、その下ケース115の内部にジョイスティック本体114が収容されるようになっている。
図2に示すように、可動操作部101Aの把持面101h内には、該把持面101hと交差する向きに押圧操作が可能な押圧操作部101Cが設けられている。図5に示すように、押圧操作部101Cの上面に形成された押圧面101Jは、非押圧操作状態にて、可動操作部101Aの押圧面101Jの外側をなす把持面101h領域よりも予め定められた深さ押圧方向にオフセットされている。可動操作部101Aの下面側には軸部(105,105a,107a)を介してX方向スライダ(第一スライダ)107が結合され、該X方向スライダ(第一スライダ)107がX方向ローラ(第一ローラ)110を介してY方向スライダ(第二スライダ)111上に、X方向(第一方向)に転がり摺動可能に載置されている。また、該Y方向スライダ(第二スライダ)111がY方向ローラ(第二ローラ)112を介してベース部113上にX方向(第一方向)と交差するY方向(第二方向)に転がり摺動可能に載置されている。
ジョイスティック本体114の構造は周知であり、揺動軸114Sの下端が本体系−ス114M内の図示しない2軸式ユニバーサルジョイントに接続されており、当該ユニバーサルジョイントの2本の回転軸線周りに独立に揺動可能となっている。これら揺動方向の一方が前述のX方向に、他方がY方向にそれぞれ一致している。また、本実施形態では、操作装置100が力覚付与型操作装置(いわゆる、ハプティックデバイス)として構成されている。具体的には、図7のブロック図に示すように、ユニバーサルジョイントの各軸の回転変位が、それぞれX方向回転センサ81とY方向回転センサ82により独立して検出される一方、各軸ともに図示しないギア機構を介してX方向反力モータ83及びY方向反力モータ84により、独立して反力発生のために回転駆動される。X方向回転センサ81、Y方向回転センサ82、X方向反力モータ83及びY方向反力モータ84はCPU80に接続され、揺動軸114Sひいては可動操作部101Aの操作位置に応じて変化する、これらX方向回転センサ81とY方向回転センサ82の出力が、CPU80にてX,Y入力座標値に変換され、その座標値出力を、通信インタフェース85を介して図2のコネクタ114Cから取出可能である。また、CPU80は、X方向反力モータ83及びY方向反力モータ84の駆動制御部として機能する。
図4に戻り、下ケース115の上面には枠状のベース113がねじ113tを用いて取り付けられている。ベース113のX方向における両内側上面には、内向きに下るテーパ状の断面を有した1対のY方向レール113L,113Lが一体形成されており、複数のY方向ローラ112を介して枠状のY方向スライダ111が、ベース113の内側に収まる形で、Y方向レール113L,113L上にY方向に摺動可能に載置されている。Y方向レール113L,113L、Y方向ローラ112及びY方向スライダ111が前述のY方向摺動機構を構成する。なお、各Y方向ローラ112は、Y方向レール113L,113Lの傾斜方向に沿って回転軸線を傾けた形でY方向スライダ111の下面にそれぞれ回転自在に嵌着されている。
他方、Y方向スライダ111のY方向における両内側上面には、内向きに下るテーパ状の断面を有した1対のX方向レール111L,111Lが一体形成されており、複数のX方向ローラ110を介してX方向スライダ107が、Y方向スライダ111の内側に収まる形で、X方向レール111L,111L上にX方向に摺動可能に載置されている。X方向レール111L,111L、X方向ローラ110及びX方向スライダ107が前述のX方向摺動機構を構成する。なお、各X方向ローラ110は、X方向レール111L,111Lの傾斜方向に沿って回転軸線を傾けた形でX方向スライダ107の下面にそれぞれ回転自在に嵌着されている。
ジョイスティック本体114の揺動軸114Sは、ベース113及びY方向スライダ111を貫く形で、上端が、X方向スライダ107の下面側にボールカバー109(ねじ109tによりX方向スライダ107の下面に取り付けられる)を介して取り付けられた摺動玉108を介して摺動可能に連結されている。また、X方向スライダ107の上側には、Y方向スライダ111に対するX方向への相対摺動は許容しつつZ方向に抜け止めする枠状のスライダカバー104が、ねじ104tによりY方向スライダ111に組み付けられている。それらY方向スライダ111、X方向ローラ110、X方向スライダ107及びスライダカバー104がY方向摺動ユニット102yを形成し、Y方向ローラ112を介してベース113上をY方向に一体摺動するようになっている。また、該Y方向摺動ユニット102yの上側には、該Y方向摺動ユニット102yの全体をベース113に対しZ方向に抜け止めする上ケース103が配置され、ねじ103tにより下ケース115に組み付けられている。下ケース115の上面側は、保護用のベゼル101Bにより覆われている。
また、軸部(105,105a,107a)は軸線方向途中でステム105+プッシュガイド部105aからなる(第一部分)と、スイッチケース部107a2をなす第二部分とに分割されており、第一部分(105)が押圧操作部101Cに一体結合され、さらに、第一部分(105a)と第二部分(107a)との間に押圧スイッチ106が配置されている。具体的には、X方向スライダ107の上面にはスイッチケース部107aが突出形態で一体化されており、その内部にプッシュスイッチ106が収容されている。また、そのスイッチケース部107aには、プッシュスイッチ106を押圧付勢するためのプッシュガイド部105aが、該スイッチケース部107aに対し上下方向(Z方向)への相対摺動が可能であって、これと直交する面内の相対移動が不能となるように係合している。具体的には、プッシュガイド部105aは、下面側が開口するとともに、該開口にてその内側にスイッチケース部107aがZ方向に挿入される箱状に形成されている。そして、そのプッシュガイド部105aの上端にステム105が一体化されている。該ステム105は、スライダカバー104、上ケース103及びベゼル101Bを貫いて上方に突出し、その先端に押圧操作部101Cが取り付けられている。
図5上は、図3においてステム105の中心軸線を含みX方向と平行な平面による断面図(中立状態でのA−A断面図)である。ジョイスティック本体114の揺動軸114Sは、中立状態ではX方向及びY方向の変位がいずれもゼロであり、その中心軸線はZ方向(上下方向)と一致する。ステム105は、扁平ケース状の可動操作部101Aの内部にて、その底面上に形成されたステムガイド101b内をZ軸方向に挿通されている。ステムガイド101bは、ステム105の可動操作部101A内におけるX−Y面内の移動は規制し、押圧操作部101Cの操作に伴なうZ方向(つまり、軸線方向)の移動は許容する。一方、可動操作部101Aはベゼル101B上に載置されており、ベゼル101BによりZ軸方向への移動が規制されつつ、ベゼル101B上に形成された貫通穴の内部にて、X−Y面内に自由に入力移動が可能である。
具体的には、可動操作部101に対しX方向の操作変位を加えると、図5下に示すように、X方向スライダ107がX方向ローラ110を介してY方向スライダ111上をX方向に摺動しつつ、揺動軸114SがX方向に回転し、その回転変位が図7のX方向回転センサ81により検出される。CPU80は、所定の反力制御プログラムにより、検出されるX方向変位の値に応じてこれと逆向きに揺動軸114Sが押し戻されるようにX反力モータ83を駆動し、揺動軸114SにX方向反力成分を生じさせる。
同様に、可動操作部101に対しY方向の操作変位を加えると、Y方向スライダ111(ひいては図2のY方向摺動ユニット102y)がY方向ローラ112を介してベース113上をY方向に摺動しつつ、揺動軸114SがY方向に回転し、その回転変位が図7のY方向回転センサ82により検出される。CPU80は、検出されるY方向変位の値に応じてこれと逆向きに揺動軸114Sが押し戻されるようにY反力モータ84を駆動し、揺動軸114SにY方向反力成分を生じさせる。
X反力モータ83ないしY反力モータ84による標準反力の駆動レベルは、X方向変位ないしY方向変位の値に応じて種々の対応関係を定めておくことができる。例えば、本実施形態では、中立位置からの変位量が大きいほどX方向ないしY方向の標準反力は大きくなるように定めるものとするが、これに限定されるものではない。
他方、可動操作部101AがX−Y面のいずれの入力位置にある場合でも、押圧操作部101Cの操作を行なうと、第一部分(105+105a)が(第二部分)107aに向けて接近し、押圧スイッチ106が付勢される。すなわち、ステム105及びプッシュガイド部105aを介してプッシュスイッチ106が押圧付勢され、押圧操作部101Cへの操作の有無を認識することができる。
図2に示すように、可動操作部101Aには把持面101hに開口する開口部101kが形成されている。図6に示すように、押圧操作部101Cは開口部101kの内側に配置され、把持面101hの開口部101kの周縁領域に対し、押圧操作部101Cの押圧面101Jが予め定められた深さdだオフセットされている。把持面101hへの開口形成により、その開口によるくぼみが指先や掌で触覚的に認識しやすくなっていることで、押圧操作部101Cの無意識押圧操作の抑制を効果的に図ることができる。
すなわち、可動操作部101Aに付随する押圧操作部101Cの押圧面101Jは、その周囲領域をなす可動操作部101Aの把持面101hよりも所定深さdだけ押圧方向にオフセットして配置されていることで、例えば運転席S上のドライバーが手すさびに可動操作部101Aを定常的に触りつづける状態になっても、押圧操作部101Cへの無意識的な押圧操作に対して一定の抑制をかけることができ、ひいては押圧操作部101Cの誤操作を生じにくくすることができる。また、可動操作部101Aを把持した状態で急制動がかかったりした場合等においても、意図せざる過剰な操作力の付加から押圧操作部101Cを保護することができる。
また、図4に示すように、可動操作部101Aの二次元入力移動のための摺動抵抗が、X方向ローラ110及びY方向ローラ112の介在により大幅に減じられ、スムーズな操作が可能となっている。他方、ローラによる局所的な荷重支持形態になっているので、急制動時等に手をついたりすると荷重集中してローラ軸の破損等を招きやすい構造になっている。しかし、上記の構造によると、可動操作部101A自体はベゼル101B(可動操作部支持体)により、変位伝達機構102に対しZ方向に分離されており、押圧操作部101Cの押圧負荷時にのみ変位伝達機構102にZ方向荷重が付加される構造になっている。従って、上記のように、押圧操作部101Cの押圧面101JをZ方向に所定深さdだけオフセットすることで、可動操作部101Aに定常的に触りつづける状態が抑制されることから、急制動等が係った場合でも押圧操作部101Cひいては変位伝達機構102に過剰負荷がかかる可能性は非常に小さい。また、図6右下に示すように、押圧操作部101Cを掌PMで覆っている状態でも、開口部101kの周縁位置より深さdだけ下側に押圧面101Jが位置しているので、食い込んだ掌PMが押圧操作部101Cに対し押圧認識に有効なストロークで押圧される惧れは少ない。
なお、図6に示すように、開口部101kの内側面101uは押圧操作部101Cの押圧面101Jに対し切り立ち面形状に形成されている。これにより、把持面101hの開口周縁領域と押圧面101Jとの間に鋭い段差が付与され、開口の存在が触覚的により鋭敏に認識できるとともに、開口内面が斜面状に形成されている場合と比較して、により指や掌表面が押圧面101J側にガイドされにくくなり、無意識押圧操作の抑制効果がより高められている。
また、図2に示すように、開口部101kは、把持面101hに対し左右方向(X方向)の途中位置に形成され、該開口部101kの左右をなす把持面101h領域がユーザーの指を乗せる指載置面101fとされている。開口部101kの左右をなす把持面101h領域を指載置面101fとして、開口部101k内に中指を落とし込むことで押圧操作部101Cを操作でき、他方、人差し指と薬指とを両側の指載置面101fに振り分けて乗せることで、指休めを図りやすい。押圧操作部101Cの押圧は、指載置面101fに振り分けて乗せた人差し指と薬指との間にある中指を開口部101k内に落とし込むことで始めて可能となるので、無意識押圧操作の抑制効果がさらに高められる。
図6に示すように、開口部101kの左右開口幅は、該開口部101k内の押圧操作部101Cを操作するために指を1本挿入することは可能であって、2本以上の挿入は不能(例えば1cm以上2.5cm以下)に定めされている。また、開口部101kに掌PM面を押し付け圧迫したときに、押圧操作部101Cの掌面による押圧付勢が不能となるように、開口部101kの深さは、例えば2mm以上5mm以下に定められる。
また、図2に示すように、開口部101kは、平面視にて後方縁が閉じたU字状の開口形態を有し、把持面101hの該後方縁に隣接する領域が掌の載置面101pとして確保されている。開口部101kは、前方側が把持面101hの前方縁に開放しており、図6に示すように、開口部101kに指を入れて押圧操作を行なう際に、指先を開口前方側に逃がすことができ、操作性がより向上している。
本発明に係る操作装置の自動車内における取付形態を示す斜視図。 図1操作装置の外観斜視図。 図2の操作装置を、ベゼル及び可動操作部を取り外した状態で見た平面図。 図2の操作装置の分解斜視図。 図3のA−A断面図。 図2の可動操作部の押圧操作部及び開口部を拡大して示す説明図。 図2の操作装置の電気的構成を概念的に示すブロック図。
符号の説明
100 操作装置
101A 可動操作部
101C 押圧操作部
101J 押圧面
101h 把持面
101k 開口部
101u 内側面
101f 指載置面
101p 掌の載置面
S 運転席
107 X方向スライダ(第一スライダ)
110 X方向ローラ(第一ローラ)
111 Y方向スライダ(第二スライダ)
112 Y方向ローラ(第二ローラ)
113 ベース部

Claims (10)

  1. 車室内にてユーザーが操作可能な位置に取り付けられる操作装置であって、
    外郭がユーザーの手を乗せて把持するための把持面とされ、該把持状態で予め定められた可動範囲内にて前後及び左右に移動操作可能とされた可動操作部と、
    前記可動操作部の前記把持面内に設けられ、該把持面と交差する向きに押圧操作が可能な押圧操作部とを有し、
    前記押圧操作部の上面に形成された押圧面が、非押圧操作状態にて、前記可動操作部の前記押圧面の外側をなす把持面領域よりも予め定められた深さ押圧方向にオフセットされてなり、
    前記可動操作部の下面側に軸部を介して第一スライダが結合され、該第一スライダが第一ローラを介して第二スライダ上に第一方向に転がり摺動可能に載置され、該第二スライダが第二ローラを介してベース部上に前記第一方向と交差する第二方向に転がり摺動可能に載置されていることを特徴とする操作装置。
  2. 前記可動操作部は、運転席脇にてユーザーから操作可能な位置に配置されている請求項1記載の操作装置。
  3. 前記軸部が軸線方向途中で第一部分と第二部分とに分割され、前記第一部分が前記押圧操作部に一体結合され、さらに、前記第一部分と前記第二部分との間に押圧スイッチが配置されてなり、
    前記押圧操作部の押圧付勢に伴い前記第一部分が前記第二部分に向けて接近し、前記押圧スイッチを付勢するようになっている請求項1記載の操作装置。
  4. 前記可動操作部には前記把持面に開口する開口部が形成され、前記押圧操作部が該開口部の内側に配置されるとともに、前記把持面の前記開口部の周縁領域に対し、前記押圧操作部の前記押圧面が予め定められた深さだけオフセットされてなる請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の操作装置。
  5. 前記開口部の内側面が前記押圧面に対し切り立ち面形状に形成されてなる請求項4記載の操作装置。
  6. 前記開口部は前記把持面に対し左右方向の途中位置に形成され、該開口部の左右をなす把持面領域が前記ユーザーの指を乗せる指載置面とされてなる請求項4又は請求項5に記載の操作装置。
  7. 前記開口部の左右開口幅が、該開口部内の前記押圧操作部を操作するために指を1本挿入することは可能であって、2本以上の挿入は不能に定められている請求項6記載の操作装置。
  8. 前記開口部に掌面を押し付け圧迫したときに、前記押圧操作部の前記掌面による押圧付勢が不能となるように、前記開口部の深さが定められている請求項7記載の操作装置。
  9. 前記開口部は後方縁が閉じた形態をなし、前記把持面の該後方縁に隣接する領域が手の載置面として確保されてなる請求項6ないし請求項8のいずれか1項に記載の操作装置。
  10. 前記開口部は前方側が前記把持面の前方縁に開放して形成されている請求項9記載の操作装置。
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