JP5170547B2 - ブレーキシステム - Google Patents

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Description

本発明は、ブレーキシステムに関し、詳しくは、ブレーキペダルを介して運転者に情報を伝達する技術に関する。
上記したブレーキシステムと少し異なるものであるが、ブレーキペダルではなくアクセルペダルを介して運転者に情報を伝達するものとして特許文献1に記載される技術が存在する。
この特許文献1では、車間距離検出手段13で検出される前方車両との車間距離が所定値以下となった場合に、アクセルペダル3の操作量が大きく、アクセルペダル3の操作速度が速いほど、主制御部11が操作反力可変設定手段9を制御し、アクセルペダル3の操作反力を増大(ペダルを戻す方向に作動)させることにより運転者に対して注意を喚起する。
また、上記したようにブレーキペダルを介して運転者に情報を伝達することを目的としたものではないが、ブレーキペダルの操作時の反力を変更できるものとして特許文献2に記載され技術が存在する。
この特許文献2では、自車両前方を撮像する撮像装置11と、先行車両との車間距離を計測するレーダ装置12と、自動走行制御用コントローラ20とを備えている。また、ブレーキペダル反力調整装置として、マスターシリンダの出力圧を調圧することでブレーキペダル21の反力を調節する制動流体圧制御装置8を備えている。
この構成により、撮像装置11あるいはレーダ装置12によって車両の前方に障害物が検出された場合には自動減速を行うと共に、この自動減速の際にブレーキペダルが踏み込まれていることを判定した場合には、自動走行制御用コントローラ20が目標自動減速度を基準減速度に設定し、制動流体圧制御装置8を制御することによりブレーキペダル反力−ストローク特性を設定する。
この特性としては、ブレーキペダルを踏込んだ直後、あるいは自動制動から手動制動(ブレーキペダルの踏み込み)への切換直前の車両の減速度が大きいほど、同じブレーキペダルストロークSに対して、大きな目標ブレーキペダル反力が設定される。即ち、緊急制動時などで、運転者がブレーキペダルを大きく、素早く踏込むことにより、その切換直前の車両の減速度の大きさに応じて目標ブレーキペダル反力を大きく設定しブレーキペダルの踏み感は硬くなり違和感がないものにしている。
特開平10‐166889号公報 (段落番号〔0011−0033〕、図1〜図4) 特開2001‐347936号公報 (段落番号〔0016−0047〕、図1〜図6)
交差点等において信号機が赤信号で停車した状況を考えると、信号機が赤信号から青信号に切り換わった際には、この切り換わりに対応して速やかに車両を発進させることが理想である。
特に、渋滞を発生しやすい道路では直前の車両の発進に追従して、できるだけ遅れないように発進することが望まれる。しかしながら、運転者が道路地図を確認している場合や、パネルのメータ類を確認している場合等のように、信号機が赤信号から青信号に切り換わり直前の車両が発進しても、この状況に気付くのが遅れることもある。
このような状況では後方の車両の運転者が不快になることや、当該車両の無駄な急発進を招くこともあり改善が望まれている。
本発明の目的は、信号機が赤信号から青信号に切り換わった場合には、この状況を確実に運転者に認識させるブレーキシステムを合理的に構成する点にある。
本発明の特徴は、自車両の車速を計測する車速計測手段と、道路に設置された信号機の情報を取得する信号機情報取得手段と、自車両のブレーキペダルの操作の有無を検出するブレーキセンサと、前記ブレーキペダルの操作反力を調節する操作反力設定手段とを備えると共に、この操作反力設定手段は、前記ブレーキセンサの検出結果からブレーキペダルが踏み込み操作されていることを判別し、前記車速計測手段の計測結果から停車状態にあることを判別し、前記信号機情報取得手段で取得した信号機の情報が走行を許すものであることを判別した場合には、前記操作反力を増大させる点にある。
信号機の信号灯が「赤」の状態で停車する場合、運転者はブレーキペダルを踏み込んだ状態で信号灯が「青」に切り換わるのを待つのが普通である。また、停車状態で信号機の信号灯が青信号に切り換わった状況において、運転者がブレーキペダルを踏み込んだまま発進を行わない場合には、この状況を信号機情報取得手段に基づいて判別し、操作反力設定手段がブレーキペダルの操作反力を増大させる。これにより、ブレーキペダルから運転者の足に作用する反力が増大し、発進の必要があることを運転者に認識させることが可能となる。従って、信号機が赤信号から青信号に切り換わった場合には、この状況を確実、かつ、即座に運転者に認識させ、無理のない発進を促進するブレーキシステムが構成された。
本発明は、停車時における直前位置の前方車両までの距離を計測する距離計測手段を備え、この距離計測手段からの情報に基づいて前記前方車両の存否を判別し、前記前方車両が存在する場合には前記前方車両までの距離を計測すると共に、前記操作反力設定手段は、前記ブレーキセンサの検出結果からブレーキペダルが踏み込み操作されていることを判別し、前記車速計測手段の計測結果から停車状態にあることを判別し、前記信号機情報取得手段で取得した信号機の情報が走行を許すものであることを判別した場合において、前記前方車両が存在しないと判別している状況、及び、前記前方車両が存在すると判別している状況で前記距離計測手段で計測した距離の増大を判別した場合には、前記操作反力を増大させても良い。これによると、直前位置の前方車両が存在しないと判別している状況、及び、直前位置の前方車両が発進した状況において、運転者が自車両の発進を行わない場合には、この状況を信号機情報取得手段と距離計測手段とに基づいて判別し、操作反力設定手段がブレーキペダルの操作反力を増大する。
本発明は、前記操作反力設定手段による操作反力の増大と連係して音声によって、車体の前進を促す音声のメッセージを出力する音声報知手段を備え、この音声報知手段は前記メッセージの出力開始から設定時間が経過した場合に前記メッセージの出力を停止しても良い。この構成によると、ブレーキペダルの操作反力の増大だけではなく、音声によっても発進の必要があることを把握でき、認識に誤りのないものにできる。
本発明は、前記信号機情報取得手段が、信号機のイメージを取得するカメラと、信号機のイメージのうち信号灯の位置を特定し、その位置の点灯状態の信号灯の色相を判別する信号機情報判別手段とを備え、この信号機情報判別手段が、点灯状態の信号灯の色相が赤又は黄から青に切り換わる判別を行った後に、前記操作反力設定手段による判別が行われても良い。この構成によると、カメラを用いて取得した信号機のイメージから点灯状態の信号灯の色相を判別し、色相が青に切り換わった後に操作反力設定手段による判別に移行できる。
本発明は、ブレーキペダルの踏力がブレーキ液を介して車輪のブレーキ装置に伝えられる制動系を備え、車輪の回転状況に基づいて前記ブレーキ装置に伝えるブレーキ液の圧力を調節し、ブレーキペダルにブレーキ液から作用する圧力を変化させるブレーキ制御ユニットを備えると共に、前記操作反力設定手段は、前記ブレーキ制御ユニットを制御することによりブレーキペダルに作用する流体からの圧力を増大させても良い。この構成によると、例えば、ABS(Antilock Brake Systemの略) で成るブレーキ制御ユニットに備えられている電磁弁を制御することや、反力設定のための電磁弁を新たに備え、これを制御する等の改良によって、既存のシステムを有効に活用しながらブレーキペダルの反力を変更することが可能になる。
本発明は、前記ブレーキペダルを踏み込み方向と逆方向の戻し方向に力を作用させるペダル操作機構を備えると共に、前記操作反力設定手段は、ペダル操作機構によってブレーキペダルを戻し方向に作動させても良い。この構成によると、制動力を変動させることなくペダルを踏み込み方向と逆方向に作動させることにより操作反力を増大させることが可能となる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態−全体構成〕
図1〜図4に示すように、左右の前車輪1L、1Rと、左右の後車輪2L、2Rとを有した車体Bのルーム内に運転座席3とステアリングホイール4を備え、その前部にメータ類を有したパネル5を配置し、前記運転座席3の側部に変速用のシフトレバー6を配置することにより車両の一例としての乗用車が構成されている。
車体Bの前部にはエンジンEと、このエンジンEからの動力を変速して前車輪1L、1Rに伝えるにトルクコンバータやCVT等で成る変速機構Tと、ステアリングホイール4の回転操作力を駆動操向力として前車輪1L、1Rに伝えるパワーステアリングユニットPSとを配置している。
前車輪1L、1Rと後車輪2L、2Rとには、夫々の車軸に制動力を作用させるディスクブレーキ型のブレーキ装置BKを備えている。このブレーキ装置BKは、図5に示すように車軸と一体回転するブレーキディスクBKdと、ブレーキ液の圧力で作動するブレーキピストンBKpと備えており、ブレーキ液の圧力をブレーキピストンBKpに作用させることでブレーキピストンBKpが作動し、一対のブレーキパッドでブレーキディスクBKdを挟み込んで制動力を作用させるように構成されている。
運転座席3の前方の足許位置には走行速度を制御するアクセルペダル7と、前車輪1L、1Rと後車輪2L、2Rとのブレーキ装置BKを操作して前車輪1L、1R、後車輪2L、2Rに制動力を作用させるブレーキペダル8とが並列的に配置されている。
運転座席3の前方にはフロントガラス9が備えられ、前記運転座席3の近傍のコンソールの上部位置にはGPS型のナビゲート情報を表示するモニタ10を備え、このモニタ10のケースにスピーカ11を備えている。
図面には示していないが、車体Bには複数のGPS衛星からの信号を受信するGPS受信機(GPSとは Global Positioning Systemの略)や、車体Bの走行方向の情報を取得する方位センサ等を備えている。そして、これらからの情報に基づいて車体の現在位置と、車体Bの走行方向とを取得し、この位置に対応した地図情報をモニタ10に表示すると共に、車体の現在位置と、車体が走行すべき経路を地図上に表示するナビコントローラが備えられている。
ルーム内にはフロントガラス9を透して車体前方を撮影する信号機情報取得手段としてのフロントカメラ12を備えている。フロントカメラ12は、R・G・Bの3原色に対応したカラーの画像情報を取り込むCCD型等の撮像素子が内蔵され、この撮像素子によって1秒間に数コマを超える画像情報が取得される。
このフロントカメラ12は、取得した画像情報を後述する制御ユニット20に与えるものである。この制御ユニット20では信号機情報判別手段24(図6を参照)が画像処理を行うことにより、画像情報から信号機のイメージを抽出し、このイメージから信号灯が存在する領域を特定し、その領域における輝度値に基づいて点灯している信号灯の色相を判別する処理を行う。
車体Bの前端には直前位置の前方車両までの距離を計測する距離計測手段として超音波型の距離センサ13を備えている。この距離センサ13は超音波の発信機と受信機とを有し、超音波の発信のタイミングから反射波を検出するまでの時間から距離を計測するものであるが、マイクロ波等の電波を用いるものや、赤外線レーザ等を用いて光学的に距離を計測するものであっても良い。
ブレーキペダル8の操作系の近傍位置には、ブレーキ操作の有無を検出するブレーキセンサ15を備えている。また、左右の前車輪1L、1Rの近傍位置に車輪の回転を電気的に計測する回転量センサ16L、16Rが配置され、左右の後車輪2L、2Rの近傍位置に車輪の回転を電気的に計測する回転量センサ17L、17Rが配置されている。
尚、ブレーキセンサ15はブレーキペダル8の踏み込み操作時にON信号を出力する単純な構造のもので良く、回転量センサ16L、16R、17L、17Rとしては、車軸の回転量を計測するフォトインタラプタ型やピックアップ型のセンサを用いることが可能である。
車体Bの中央部には走行制御を行う制御ユニット20が配置されている。この制御ユニット20はブレーキ装置BKの制御を実現するECUの兼用を想定しているが、専用の制御装置を備えても良い。この制御ユニット20による制御形態は後述する。
この乗用車では図5に示すように、ブレーキペダル8の踏み込み操作力(踏力)をブースタ31で増大させてタンデム型のマスターシリンダ32に伝え、このマスターシリンダ32からのブレーキ液の圧力をブレーキ制御ユニット40からブレーキ装置BKに伝える制動系を備えている。
このマスターシリンダ32は、踏み込み操作に応じて一方の加圧室32aから前車輪1L、1Rに対して液路33Fを介して加圧されたブレーキ液を送り出すと同時に、他方の加圧室32bから後車輪2L、2Rに対して液路33Rを介して加圧されたブレーキ液を送り出す構造を有している。そして、この液路33F、33Rからのブレーキ液の圧力はブレーキ制御ユニット40を介して各車輪に備えられたブレーキ装置BKに与えられる。
ブースタ31は、ブレーキペダル8の踏み込み操作時に、内部のダイヤフラム(図示せず)にエンジンEの吸気圧を作用させることで踏力を増大させてマスターシリンダ32に作用させる機能を有している。マスターシリンダ32は水平姿勢に配置され、内部に2つのピストン(図示せず)を同軸芯上にタンデムに配置しており、夫々のピストンに対応した前記加圧室32a、32bからブレーキ液に圧力を作用させる。また、マスターシリンダ32の上部にはマスターシリンダ32にブレーキ液を補給するリザーバタンク34が配置されている。
〔ブレーキ制御ユニット〕
ブレーキ制御ユニット40は、液路33Fを介して供給されるブレーキ液の圧力を制御して前車輪1L、1Rに与える液圧制御部40Fと、液路33Rを介して供給されるブレーキ液の圧力を制御して後車輪2L、2Rに与える液圧制御部40Rとを備えている。
この前車輪1L、1Rに対応した液圧制御部40Fと、後車輪2L、2Rに対応した液圧制御部40Rとは略等しい構成を具備しており、作動形態も等しいため、次に前車輪1L、1Rに対応した液圧制御部40Fの構成と作動形態とを説明する。
液圧制御部40Fは、液路33Fと連通する主液路41からの液圧を前車輪1L、1Rのブレーキ装置BKに作用させる第1分流液路41aと第2分流液路41bとが形成されている。第1分流液路41aと第2分流液路41bとに常開型のインレット弁42を介装し、これと並列する液路にブレーキ装置BKから液圧を主液路41の方向へ逃がすチェック弁43を備えている。
また、第1分流液路41aと第2分流液路41bとにおいて、インレット弁42よりブレーキ装置BK側の部位から分岐する分岐液路41cが形成され、この分岐液路41cに常閉型のアウトレット弁44が介装されている。
インレット弁42は、非通電時には連通状態、通電時には遮断状態となる電磁操作型の2位置切換弁に構成されている。アウトレット弁44は、非通電時には遮断状態、通電時に連通状態となる電磁操作型の2位置切換弁に構成されている。
また、2つのアウトレット弁44からの分岐液路41cの合流部分にブレーキ液を一時的に貯留するリザーバ45を備え、このリザーバ45からのブレーキ液を主液路41に戻すリターン液路46を備えている。
更に、2つのアウトレット弁44からブレーキ液が送り出される分岐液路41cの合流部分からブレーキ液を吸引して主液路41に戻すように電動モータMで駆動されるポンプPと、ブレーキ液のポンプP側への逆流を阻止するチェック弁47とが介装された供給液路48を備えている。
〔ABS制御〕
このような構成から、ABS制御が機能しない通常の状態では、インレット弁42とアウトレット弁44との電磁ソレノイドが非通電状態にあることから、インレット弁42が連通位置にあり、アウトレット弁44が遮断位置にある。
このためブレーキペダル8が踏み込み操作された場合には、マスターシリンダ32からのブレーキ液の液圧が主液路41から左右の前車輪1L、1Rのブレーキ装置BKのブレーキピストンBKpと、左右の後車輪2L、2Rのブレーキ装置BKのブレーキピストンBKpとに直接的に伝えられることにより、夫々のブレーキ装置BKが対応する車輪に制動力を作用させる。
このように各車輪に制動力を作用させた際には、左右の前車輪1L、1R、及び、左右の後車輪2L、2Rのロックを防ぐ目的から、制御ユニット20のABS制御手段21(図6を参照)が各車輪に対応した回転量センサ16L、16R、17L、17Rから車輪の回転の状況を取得し、このABS制御手段21がロック状態にあると判定した車輪に対応するブレーキ装置BKのブレーキピストンBKpの減圧と増圧とを短時間のうちに交互に行うことで、車輪の回転を許しロック状態から開放する。
このABS制御で減圧が行われる際には、ABS制御手段21がインレット弁42の電磁ソレノイドに通電して遮断位置に操作するとともに、アウトレット弁44の電磁ソレノイドに対して設定されたデューティ比の通電を行うことで、ブレーキ装置BKのブレーキピストンBKpの液圧がデューティ比に比例して低減する結果、減圧が実現する。
また、増圧が行われる際には、アウトレット弁44の電磁ソレノイドに通電せず、インレット弁42の電磁ソレノイドに対して設定されたデューティ比の通電を行うことで、マスターシリンダ32からのブレーキ液の液圧がデューティ比に比例した液圧がブレーキ装置BKのブレーキピストンBKpに与えられる結果、増圧が実現する。
尚、減圧を行う際にも増圧を行う際にも予め設定された傾向に従うようにデューティ比が設定されている。
このように減圧と増圧とを行うことにより車輪のロックは解消されるものであるが、液路33F、33Rのブレーキ液が減少し、ブレーキペダル8が下がる現象に繋がるものとなる。この不都合を解消するためABS制御時には電動モータMを駆動してポンプPを作動させることでリザーバ45のブレーキ液を主液路41に供給し、この主液路41からブレーキ液をブレーキ装置BKに送ることでブレーキ液の減少を抑制する。このように主液路41にブレーキ液が送られることにより、ブレーキ液がマスターシリンダ32に送られ、ブレーキペダル8が下がる不都合も解消する。
本発明では、このABS制御を実現するためのブレーキ制御ユニット40を利用することで、ブレーキペダル8の操作反力を変更し、運転者に対して発進を促す制御を実現している。
〔制御構成〕
図6に示すように、制御ユニット20は情報処理を行うマイクロプロセッサを有すると共に、このマイクロプロセッサが所定のプログラムを実行するように構成されたものである。尚、この制御ユニット20として、ブレーキ制御用のECUを用いることも可能である。
この制御ユニット20は、信号機情報取得手段としてのフロントカメラ12からの画像情報を取得し、距離計測手段としての距離センサ13からの距離情報を取得し、ブレーキセンサ15からの信号を取得し、車速計測手段としての回転量センサ16L、16R及び回転量センサ17L、17Rからの回転量情報を取得する入力信号系を備えている。また、制御ユニット20は、ブレーキ制御ユニット40のインレット弁42とアウトレット弁44とに対する出力信号系を備えている。
制御ユニット20には、ソフトウエアで成るABS制御手段21と、停車判別手段22と、車間距離判別手段23と、信号機情報判別手段24と、操作反力設定手段25と、音声報知手段26とを備えている。これらはソフトウエアで構成するものを想定しているが、一部をソフトウエアに代えてハードウエアで構成しても良い。
ABS制御手段21は、前述したように回転量センサ16L、16R、17L、17Rからの信号に基づいて、ブレーキ制御ユニット40のインレット弁42と、アウトレット弁44と、電動モータMとを制御することにより車輪のロックを解消する。
停車判別手段22は回転量センサ16L、16R、17L、17Rからの信号に基づいて車体Bが停車状態にあるか否かの判別を行う。車間距離判別手段23は、距離センサ13からの信号に基づいて直前位置の前方車両との車間距離を計測する。信号機情報判別手段24はフロントカメラ12からの画像情報に基づいて信号機において点灯状態にある信号灯の色相を判別する。
操作反力設定手段25は、ブレーキ制御ユニット40のインレット弁42とアウトレット弁44と電動モータMとを操作することでブレーキペダル8に作用する操作反力の増減を実現する。音声報知手段26は発進の必要があることを音声で運転者に認識させる。
〔操作反力制御〕
この制御ユニット20では、図7のフローチャートに示される操作反力変更ルーチンの制御を実行する。つまり、回転量センサ16L、16R、17L、17Rの単位時間あたりの回転量に基づいて車速を計測し、車速が「0」である(停車している)ことを停車判別手段22が判定し場合に、距離センサ13からの情報に基づいて直前に停車している前方車両の後端までの距離の計測を実行する(#101〜#103ステップ)。
この計測を実行することにより、計測不能であることが判定された場合には補助制御に移行し、計測可能である場合には車間距離を保存する(#104、#200、#105ステップ)。
また、計測が可能である場合には、車間距離判別手段23が車間距離を判別し車間距離情報として制御ユニット20のメモリ等に保存する(#105ステップ)。
次に、フロントカメラ12で取得した画像情報の画像処理を行うことにより、信号機情報判別手段24が、画像情報から信号機のイメージを抽出し、その信号機のイメージのうち信号灯が存在する領域を特定する。更に、特定した領域から点灯状態の信号灯の色相を判別する処理を実行する。この処理により信号情報の取得が可能である場合には、点灯している信号灯の色相が「赤」又は「黄」である場合には、信号情報を判定する処理を再度実行し、点灯している信号灯の色相が「赤」又は「黄」以外である場合(「青」である場合)には、次の処理に移行する(#106〜#108ステップ)。
このように、信号機の点灯している信号灯の色相が「青」であることが判別された場合には、距離センサ13からの情報に基づいて、車間距離判別手段23が、自車両(車体B)と、直前位置の前方車両との車間距離を計測し、この計測値と既に保存している自車両(車体B)と、直前位置の前方車両との車間距離との比較を行う。この比較によって車間距離が増大していることを判別した場合には、ブレーキペダル8の踏み込み操作が維持され、車速が「0」である(停車している)ことを判別した場合にのみ、操作反力増大制御を実行する(#109〜#113、#300ステップ)。
〔操作反力増大制御〕
この操作反力増大制御(#300ステップ)はサブルーチンとして設定され、その制御は操作反力設定手段25が実行し、その制御形態を図9のフローチャートに示している。
この制御では、インレット弁42の電磁ソレノイドに通電することで、このインレット弁42を遮断すると共に、アウトレット弁44の電磁ソレノイドに通電することで、このアウトレット弁44を連通させる。これと同時に、電動モータMに電力を供給してポンプPを作動させ、更に、車体Bを発進させる操作を促すように人の言葉で成る音声のメッセージを音声報知手段26がスピーカ11から出力する(#301ステップ)。
この処理を行うことにより、ポンプPからブレーキ液がマスターシリンダ32に戻されるため、ブレーキペダル8を持ち上げる方向に力が発生し、運転者はブレーキペダル8の操作反力が増大する感覚を得る。また、音声でのメッセージにより発進を行うべきことを運転者が認識できる。
つまり、信号機の信号灯が「赤」の状態で停車する場合、運転者はブレーキペダルを踏み込んだ状態で信号灯が「青」に切り換わるのを待つのが普通である。また、停車状態で信号機の信号灯が青信号に切り換わったことを信号機情報判別手段24が判別し、直前位置の前方車両が発進したことを車間距離判別手段23が車間距離から判別し、ブレーキペダル8が踏み込まれた状態に維持されていることをブレーキセンサ15からの信号と停車判別手段22とから判別した場合には操作反力設定手段25がブレーキペダルの操作反力を変更する。
これにより、ブレーキペダル8から運転者の足に作用する反力が変化し、発進の必要があることを運転者に認識させ、これと同時にスピーカ11から音声での発進すべき状況にあることをメッセージにより運転者に認識させることになる。従って、信号機が赤信号から青信号に切り換わり、直前位置の前方車両が発進した場合には、この状況を確実、かつ、即座に運転者に認識させ、無理のない発進を促進することが可能になるのである。
この制御においては、2つの液圧制御部40F、40Rの一方におけるインレット弁42と、アウトレット弁44とを制御対象にすること、あるいは、2つの液圧制御部40F、40Rの双方のインレット弁42と、アウトレット弁44とを制御対象にすることが考えられる。
2つの液圧制御部40F、40Rの一方について制御を行った場合には、2つの車輪のブレーキ装置BKの制動力を維持することが可能となり、2つの液圧制御部40F、40Rの双方について制御を行った場合には、ブレーキペダル8の操作反力を強く変化させることが可能となる。
このようにブレーキ制御ユニット40のブレーキ液をマスターシリンダ32に戻す作動を開始した後には、回転量センサ16L、16R、17L、17Rからの信号を取得して車体Bの移動を判別し、ブレーキセンサ15の信号を取得してブレーキ操作の解除の判別を行い、これらの制御を設定された時間が経過するまで継続する(#302、#303ステップ)。
この後、設定された時間が経過した後に、インレット弁42の電磁ソレノイドに対する通電を停止することで、このインレット弁42を連通させると共に、アウトレット弁44の電磁ソレノイドに対する通電を停止することで、このアウトレット弁44を遮断し、電動モータMへの電力供給を停止する(#304ステップ)。
これにより、ブレーキペダル8の操作反力は元の状態に戻る。従って、この制御が開始された場合には、ブレーキペダル8の操作反力が上昇した後、低下することになる。
このチェックの結果、運転者がブレーキペダル8の踏み込み操作を解除した場合には、設定された時間が経過する以前であっても、インレット弁42の電磁ソレノイドに対する通電を停止することで、このインレット弁42を連通させると共に、アウトレット弁44の電磁ソレノイドに対する通電を停止することで、このアウトレット弁44を遮断し、電動モータMへの電力供給を停止する(#304ステップ)。
つまり、信号機の信号灯が「青」に切り換わった後にもブレーキペダル8を踏み込んだ状態が維持され、走行も行われていない場合にのみ、操作反力増大制御(#300ステップ)によってブレーキペダル8の操作反力を変化させ、運転者に発進させる必要があることを認識させるのである。
〔補助制御〕
前述したように#104ステップにおいて、車間距離の計測が不能であることが判別された場合には、停車状態で直前に車両が存在しないため、これに応じた制御として補助制御(#200ステップ)が行われる。この補助制御は、サブルーチンとして設定され、その制御形態を図8のフローチャートに示している。
この補助制御では、前述した#106〜#108ステップの処理と同様に、フロントカメラ12で取得した画像情報の画像処理を行うことにより、信号機のイメージを抽出し、その信号機のイメージのうち信号灯が存在する領域を特定する。更に、特定した領域から点灯状態の信号灯の色相を判別する処理を実行する。この処理により信号情報の取得が可能である場合には、点灯している信号灯の色相が「赤」又は「黄」である場合には、信号情報を判定する処理を再度実行し、点灯している信号灯の色相が「赤」又は「黄」以外である場合(「青」である場合)には、次の処理に移行する(#201〜#203ステップ)。
次に、信号機の点灯している信号灯の色相が「青」であることが判別された場合には、ブレーキペダル8の踏み込み操作が維持され、車速が「0」である(停車している)ことを判別した場合にのみ、操作反力増大制御を実行する(#204〜#206、#300ステップ)。尚、#300ステップの制御は前述したものと同様に行われる。
この補助制御では、直前に車両が存在しない状況において信号機の信号灯が「青」に切り換わった後にもブレーキペダル8を踏み込んだ状態が維持され、走行も行われていない場合には、操作反力増大制御(#300ステップ)によってブレーキペダル8の操作反力を変化させ、発進の必要があることを運転者に認識させ、これと同時にスピーカ11から音声での発進すべき状況にあることをメッセージにより運転者に認識させることになる。
〔第2実施形態−全体構成〕
この第2実施形態では、ブレーキペダル8の操作反力を機械的に変更できるものに適用している。
この第2実施形態においては、制御系の構成は図10に示すように第1実施形態で示したものと基本的に変わるものではなく、操作反力を設定するための制御信号の出力対象が揺動操作機構58になる点が異なっている。また、この第2実施形態の制御形態として第1実施形態の図7〜図9のフローチャートで示した操作反力変更ルーチン、補助制御ルーチン、操作反力増大制御ルーチン夫々と共通する制御が行われる。
つまり、図10に示すように、シャフト51に対してスリーブ52を介してアーム53を揺動自在に支持すると共に、このアーム53の揺動端に対してブレーキペダル8が備えられ、アーム53にはブースタに連係する操作ロッド54が連結している。
スリーブ52にはアーム片55が固設され、このアーム片55と揺動アーム56との間に戻しバネ57が備えられている。揺動アーム56は、電動モータ(図示せず)等のアクチュエータを有する揺動操作機構58によって揺動作動するように構成されている。この揺動操作機構58によって本発明のペダル操作機構が構成されている。
このような構成から、停車状態で信号機の信号灯が青信号に切り換わったことを信号機情報判別手段24が判別し、直前位置の前方車両が発進したことを車間距離判別手段23が車間距離から判別し、ブレーキペダル8が踏み込まれた状態に維持されていることをブレーキセンサ15からの信号と停車判別手段22とから判別した場合には操作反力設定手段25が揺動操作機構58が戻しバネ57を緊張させる方向に作動させる。これによりブレーキペダル8の操作反力を高めると同時に、ブレーキペダル8が戻し方向(持ち上げ方向)に作動する。
これにより、ブレーキペダル8から運転者の足に作用する反力が変化し、発進の必要があることを運転者に認識させ、これと同時にスピーカ11から音声での発進すべき状況にあることをメッセージにより運転者に認識させることになる。従って、信号機が赤信号から青信号に切り換わり、直前位置の前方車両が発進した場合には、この状況を確実、かつ、即座に運転者に認識させ、無理のない発進を促進することが可能になるのである。
〔実施形態の効果〕
このように本発明によると、信号機が赤信号から青信号に切り換わり直前の前方車両が発進した状況において、運転者が発進させない場合には、制御ユニット20が自動制御を行うことにより、ブレーキペダル8を持ち上げる方向に操作反力を増大させ、これと同時に、スピーカ11から発進すべき状況にあることを音声のメッセージで出力することにより、発進すべき状況にあることを運転者に確実、かつ、即座に認識させ、無理な急発進も解消できるものにしている。
特に、直前に前方車両が存在しない状況において、信号機が赤信号から青信号に切り換わった状況においても、運転者が発進させない場合にも、制御ユニット20が自動制御を行うことにより、ブレーキペダル8を持ち上げる方向に操作反力を増大させ、これと同時に、スピーカ11から発進すべき状況にあることを音声のメッセージで出力することと同様の効果を得るものにしている。
〔別実施形態〕
本発明は、上記した実施の形態以外に以下のように構成しても良い。
(a)このようにブレーキ液を用いて操作反力を変更する制御を実現するものとして、ブレーキバイワイヤ方式のものを制御対象にしても良い。特に、ブレーキ液を用いて操作反力を変更するものでは、ブレーキ液を用いた制御系の電磁弁を制御するだけではなく、ブレーキ液をマスターシリンダに戻すための専用の電磁弁を新たに付加するように構成しても良い。
(b)ブレーキペダルの操作反力を変更する際の制御形態として、ブレーキペダルの操作反力を増大させた後に元の操作反力に戻す制御を周期的に行うことにより、運転者に対してブレーキペダルの操作反力が脈動するように変化するように感じさせ、車体を発進させる必要のあることを確実に運転者に認識させるように制御形態を設定しても良い。
(c)信号機が、信号に対応する電波情報を発信するものでは、信号機からの電波情報を受信することにより信号機の状態を判別する。このように電波情報に基づいて信号機の状態を判別する場合には、カメラを用いたもののように画像処理を行わずに済み、処理系のウエイトを軽減できる。
(d)交差点において信号機の信号灯のうち点灯しているものの判別を行う場合に、まず、信号機の位置を判別する必要があり、この位置の判別のための処理に時間が掛かることも考えられる。このような理由から、GPS受信機からの情報に基づいて、例えば、交差点における車体の位置から、カメラの画像情報に含まれる信号機のエリアを想定し、想定したエリアにおいて信号機のイメージを抽出するように処理形態を設定しても良い。このような処理を行うことで、処理のウエイトを軽減できる。
(e)フロントカメラ12からの画像情報に基づいて直前の前方車両の存否の判別と、直前の前方車両との車間距離の計測とを行うように処理形態を設定しても良い。特に、車間距離の計測を行う場合には、距離センサの計測結果と併用することで計測の信頼性を高めることも可能となる。
(f)ブレーキ制御ユニットとして、ABS制御のみの制御を行うもの以外に、ABS制御とTCS制御等との制御を複合的に行うものを制御対象とし、このブレーキ制御ユニットからのブレーキ液をマスターシリンダに戻すことでブレーキペダルの操作反力を変更するものであっても良い。
第1実施形態の乗用車の一部切り欠き斜視図 第1実施形態の距離センサの配置を示す車体前部の斜視図 第1実施形態のアクセルペダル、ブレーキペダル等の配置を示す図 第1実施形態の車輪、ブレーキ装置、回転量センサ等の配置を示す平面図 第1実施形態のブレーキ制御ユニットの液路構成を示す図 第1実施形態のブレーキシステムの制御構成を示すブロック図 第1実施形態の操作反力変更ルーチンのフローチャート 第1実施形態の補助制御ルーチンのフローチャート 操作反力増大制御ルーチンのフローチャート 第2実施形態のブレーキシステムの制御構成を示すブロック図
符号の説明
8 ブレーキペダル
12 信号機情報取得手段・カメラ(フロントカメラ)
13 距離計測手段(距離センサ)
16L、16R 車速計測手段(回転量センサ)
17L、17R 車速計測手段(回転量センサ)
24 信号機情報判別手段
25 操作反力設定手段
26 音声報知手段
40 ブレーキ制御ユニット
58 ペダル操作機構(揺動操作機構)
B 車体
BK ブレーキ装置

Claims (6)

  1. 自車両の車速を計測する車速計測手段と、道路に設置された信号機の情報を取得する信号機情報取得手段と、自車両のブレーキペダルの操作の有無を検出するブレーキセンサと、前記ブレーキペダルの操作反力を調節する操作反力設定手段とを備えると共に、
    この操作反力設定手段は、前記ブレーキセンサの検出結果からブレーキペダルが踏み込み操作されていることを判別し、前記車速計測手段の計測結果から停車状態にあることを判別し、前記信号機情報取得手段で取得した信号機の情報が走行を許すものであることを判別した場合には、前記操作反力を増大させるブレーキシステム。
  2. 停車時における直前位置の前方車両までの距離を計測する距離計測手段を備え、この距離計測手段からの情報に基づいて前記前方車両の存否を判別し、前記前方車両が存在する場合には前記前方車両までの距離を計測すると共に、
    前記操作反力設定手段は、前記ブレーキセンサの検出結果からブレーキペダルが踏み込み操作されていることを判別し、前記車速計測手段の計測結果から停車状態にあることを判別し、前記信号機情報取得手段で取得した信号機の情報が走行を許すものであることを判別した場合において、前記前方車両が存在しないと判別している状況、及び、前記前方車両が存在すると判別している状況で前記距離計測手段で計測した距離の増大を判別した場合には、前記操作反力を増大させる請求項1記載のブレーキシステム。
  3. 前記操作反力設定手段による操作反力の増大と連係して音声によって、車体の前進を促す音声のメッセージを出力する音声報知手段を備え、この音声報知手段は前記メッセージの出力開始から設定時間が経過した場合に前記メッセージの出力を停止する請求項1又は2記載のブレーキシステム。
  4. 前記信号機情報取得手段が、信号機のイメージを取得するカメラと、信号機のイメージのうち信号灯の位置を特定し、その位置の点灯状態の信号灯の色相を判別する信号機情報判別手段とを備え、この信号機情報判別手段が、点灯状態の信号灯の色相が赤又は黄から青に切り換わる判別を行った後に、前記操作反力設定手段による判別が行われる請求項1〜3のいずれか一項に記載のブレーキシステム。
  5. ブレーキペダルの踏力がブレーキ液を介して車輪のブレーキ装置に伝えられる制動系を備え、車輪の回転状況に基づいて前記ブレーキ装置に伝えるブレーキ液の圧力を調節し、ブレーキペダルにブレーキ液から作用する圧力を変化させるブレーキ制御ユニットを備えると共に、
    前記操作反力設定手段は、前記ブレーキ制御ユニットを制御することによりブレーキペダルに作用する流体からの圧力を増大させる請求項1〜4のいずれか一項に記載のブレーキシステム。
  6. 前記ブレーキペダルを踏み込み方向と逆方向の戻し方向に力を作用させるペダル操作機構を備えると共に、前記操作反力設定手段は、ペダル操作機構によってブレーキペダルを戻し方向に作動させる請求項1〜5のいずれか一項に記載のブレーキシステム。
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