JP5170373B2 - 動力伝達切換装置および記録装置 - Google Patents

動力伝達切換装置および記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5170373B2
JP5170373B2 JP2007185934A JP2007185934A JP5170373B2 JP 5170373 B2 JP5170373 B2 JP 5170373B2 JP 2007185934 A JP2007185934 A JP 2007185934A JP 2007185934 A JP2007185934 A JP 2007185934A JP 5170373 B2 JP5170373 B2 JP 5170373B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power transmission
carriage
meshing
transmission gear
gear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007185934A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009023124A (ja
Inventor
勝行 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2007185934A priority Critical patent/JP5170373B2/ja
Publication of JP2009023124A publication Critical patent/JP2009023124A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5170373B2 publication Critical patent/JP5170373B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)
  • Common Mechanisms (AREA)

Description

本発明は、動力伝達歯車から被伝達歯車へ動力を伝達する状態と動力を切断する状態とを切り換える動力伝達切換装置に関する。また本発明は、被記録媒体に記録を行う記録装置に関する。
記録装置の一例としてのインクジェットプリンタにおいては、特許文献1に示すように紙送り系とインクシステム系への駆動力切換えをキャリッジの移動により行うよう構成されたものがある。また、特許文献2には、ポンプ装置への動力伝達のオンオフ切り換えをキャリッジの動作を介して行うよう構成されたインクジェットプリンタが記載されている。
特開平11−227179号公報 特開2001−162887号公報
動力を伝達する歯車(以下「動力伝達歯車」と言う)を、動力が伝達される歯車(以下「被伝達歯車」と言う)と噛合する噛合位置と、被伝達歯車から離間する離間位置との間で変位させることにより、動力伝達状態の切り換えを行う構成においては、動力伝達歯車の位置決め精度が重要となる。即ち、動力伝達歯車が必要以上に被伝達歯車に近接すると歯車の回転負荷が増大し、逆に動力伝達歯車と被伝達歯車との間に必要以上の間隔が形成されると、歯面同士のたたき音が顕著に発生したり、歯飛びを招く虞がある。
しかしながらキャリッジの動作を介して動力伝達歯車を変位させる構成を採用する場合、機構部品の部品公差や組立公差により、動力伝達歯車を最も適切な位置に位置決めすることは部品精度上困難である。
また、例えばキャリッジの動作に伴って動力伝達歯車が前記被伝達歯車に対して所定以上近接しないよう規制手段を設ける様な場合には、部品公差や組立公差により、動力伝達歯車が適切な位置に位置決めされた後もなおキャリッジが動力伝達歯車を変位させようとする場合が発生し、その結果キャリッジの動作が前記規制手段によって止められてしまう虞もある。従ってキャリッジの動作を阻害しない為には、機構部品の連結部分に或る程度の遊びを設ける必要があるが、この様に構成してしまうと、動力伝達歯車を精密に位置決めできない結果を招く。
そこで本発明はこの様な状況に鑑みなされたものであり、その目的は、動力伝達歯車を変位させる機構部品の部品公差や組立公差を許容しつつも、動力伝達歯車を被伝達歯車に対し最適な位置に位置決めできるようにすることにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様に係る動力伝達切換装置は、動力が伝達される被伝達歯車と、前記被伝達歯車に噛合する噛合位置と、前記被伝達歯車から離間する離間位置と、の間で変位可能に設けられる動力伝達歯車と、前記動力伝達歯車を軸支するとともに、姿勢または位置を変化させることにより前記動力伝達歯車を変位させるホルダ部材と、前記ホルダ部材の姿勢または位置を変化させた上で、前記ホルダ部材の姿勢または位置を規制する規制手段と、を備え、前記規制手段は、前記ホルダ部材と係合して前記ホルダ部材の姿勢または位置を変化させるレバー部材と、前記ホルダ部材に設けられた被規制部と、前記動力伝達歯車が前記噛合位置にあるときの噛合方向への移動を規制するよう、前記被規制部と当接して前記ホルダ部材を位置決めする規制部と、前記レバー部材と前記ホルダ部材との間で弾性力を発揮することにより、前記被規制部を前記規制部に向けて押圧する押圧手段と、を備えて構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、動力伝達歯車を軸支するホルダ部材は、動力伝達歯車が被伝達歯車へ噛合する方向(噛合方向)への移動が被規制部と規制部との当接により規制されるので、動力伝達歯車の被伝達歯車に対する位置が正確に規定される。そして被規制部は、ホルダ部材とレバー部材との間で弾性力を発揮する押圧手段により、規制部に向けて押圧されるので、その押圧力によって動力伝達歯車(ホルダ部材)が適切な位置に保持されるとともに、レバー部材の側においては前記押圧手段によって所定の動作しろが確保される為、部品公差や組立公差を吸収しつつ、動力伝達歯車を被伝達歯車に対して適切な位置に位置決めすることができる。
本発明の第2の態様に係る動力伝達切換装置は、動力が伝達される第1被伝達歯車及び第2被伝達歯車と、前記第1被伝達歯車に噛合する第1噛合位置と、前記第2被伝達歯車に噛合する第2噛合位置と、の間で変位可能に設けられる動力伝達歯車と、前記動力伝達歯車を軸支するとともに、姿勢または位置を変化させることにより前記動力伝達歯車を変位させるホルダ部材と、前記ホルダ部材の姿勢または位置を変化させた上で、前記ホルダ部材の姿勢または位置を規制する規制手段と、を備え、前記規制手段は、前記ホルダ部材と係合して前記ホルダ部材の姿勢または位置を変化させるレバー部材と、前記ホルダ部材に設けられた被規制部と、前記動力伝達歯車が前記第1噛合位置及び前記第2噛合位置の少なくともいずれか一方にあるときの噛合方向への移動を規制するよう、前記被規制部と当接して前記ホルダ部材を位置決めする規制部と、前記レバー部材と前記ホルダ部材との間で弾性力を発揮することにより、前記被規制部を前記規制部に向けて押圧する押圧手段とを備えて構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、上記第1の態様と同様に、押圧手段の押圧力によって動力伝達歯車(ホルダ部材)が適切な位置に保持されるとともに、レバー部材の側においては前記押圧手段によって所定の動作しろが確保される為、部品公差や組立公差を吸収しつつ、動力伝達歯車を被伝達歯車に対して適切な位置に位置決めすることができる。
本発明の第3の態様に係る動力伝達切換装置は、第1のまたは第2の態様に係る動力伝達切換装置において、前記レバー部材と前記ホルダ部材との係合部は、前記レバー部材及び前記ホルダ部材の一方側に設けられたボスと、他方側に設けられた、前記ボスが入り込む溝または孔と、によって構成され、前記溝または孔の内側に、前記押圧手段を構成する押圧部材が配設されていることを特徴とする。本態様によれば、前記レバー部材と前記ホルダ部材との係合部に前記押圧手段を構成する押圧部材が配設されるので、前記押圧手段の配設スペースを大幅に削減することができる。
本発明の第4の態様に係る記録装置は、被記録媒体に記録を行う記録ヘッドを備えるとともに前記記録ヘッドの走査方向に移動可能に設けられるキャリッジを備えた記録装置であって、前記キャリッジの移動方向と交差する方向に所定の間隔を置いて配置される第1被伝達歯車及び第2被伝達歯車と、前記第1被伝達歯車に噛合する第1噛合位置と、前記第2被伝達歯車に噛合する第2噛合位置と、の間で変位可能に設けられる動力伝達歯車と、前記動力伝達歯車を軸支するとともに、姿勢または位置を変化させることにより前記動力伝達歯車を変位させるホルダ部材と、前記ホルダ部材の姿勢または位置を変化させた上で、前記ホルダ部材の姿勢または位置を規制する規制手段と、前記規制手段は、前記キャリッジと直接的に又は他の部材を介して間接的に係合可能に設けられ、前記キャリッジの移動動作に伴ってその姿勢を変化させることにより、またはその位置を変位させることにより、前記ホルダ部材を姿勢変化させまたは変位させるレバー部材と、前記ホルダ部材に設けられた被規制部と、前記動力伝達歯車が前記第1噛合位置及び前記第2噛合位置の少なくともいずれか一方にあるときの噛合方向への移動を規制するよう、前記被規制部と当接して前記ホルダ部材を位置決めする規制部と、前記レバー部材と前記ホルダ部材との間で弾性力を発揮することにより、前記被規制部を前記規制部に向けて押圧する押圧手段とを備えて構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、上記第1の態様と同様に、押圧手段の押圧力によって動力伝達歯車(ホルダ部材)が適切な位置に保持されるとともに、レバー部材の側においては前記押圧手段によって所定の動作しろが確保される為、部品公差や組立公差を吸収しつつ、動力伝達歯車を被伝達歯車に対して適切な位置に位置決めすることができる。
本発明の第5の態様は、第4の態様に係る記録装置において、前記レバー部材と前記ホルダ部材との係合部は、前記レバー部材及び前記ホルダ部材の一方側に設けられたボスと、他方側に設けられた、前記ボスが入り込む溝または孔と、によって構成され、前記溝または孔の内側に、前記押圧手段を構成する押圧部材が配設されていることを特徴とする。本態様によれば、前記レバー部材と前記ホルダ部材との係合部に前記押圧手段を構成する押圧部材が配設されるので、前記押圧手段の配設スペースを大幅に削減することができる。
本発明の第6の態様に係る記録装置は、第4のまたは第5の態様に係る記録装置において、前記規制手段は、前記キャリッジの移動方向に変位可能に設けられるとともに前記キャリッジと直接的に又は他の部材を介して間接的に係合可能に設けられ、前記キャリッジと係合しない非係合状態において前記レバー部材を拘束する拘束部材を備え、前記キャリッジの移動動作に伴い、当該キャリッジが前記拘束部材を変位させることによって前記拘束部材による前記レバー部材の拘束状態が解除され、更に前記キャリッジが移動動作を行うと、当該キャリッジが前記レバー部材の姿勢または位置を変化させることにより、前記動力伝達歯車が前記第1噛合位置から前記第2噛合位置に向かって変位し、前記動力伝達歯車が前記第2噛合位置に変位した状態では、前記キャリッジが前記レバー部材を拘束し、前記キャリッジが前記拘束部材から離間すると、前記拘束部材及び前記レバー部材が待機位置に復帰することにより、前記動力伝達歯車が前記第2噛合位置から前記第1噛合位置に戻ることを特徴とする。
本態様によれば、キャリッジの移動動作によってレバー部材がその姿勢または位置を変化させ、その結果動力伝達歯車が第1噛合位置と第2噛合位置との間を変位するので、キャリッジの移動動作に加えて更に何らかの動作を介在させずに、キャリッジの移動動作という単純な動作のみで動力切り換えを完結させることができ、動力伝達状態の切り換えを完結させるまでの時間を大幅に短縮することができる。
本発明の第7の態様に係る記録装置は、第4のまたは第5の態様に係る記録装置において、前記規制手段は、前記レバー部材を付勢手段によって付勢することにより、前記レバー部材を待機姿勢または待機位置に保持し、前記キャリッジの移動動作に伴い、当該キャリッジが前記付勢手段の付勢力に抗して前記レバー部材の姿勢または位置を変化させることにより、前記動力伝達歯車が前記第1噛合位置から前記第2噛合位置に向かって変位し、前記動力伝達歯車が前記第2噛合位置に変位した状態では、前記キャリッジが前記レバー部材を拘束し、前記キャリッジが前記レバー部材から離間する方向に移動すると、前記付勢手段の付勢力により前記レバー部材が待機姿勢または待機位置に復帰することにより、前記動力伝達歯車が前記第2噛合位置から前記第1噛合位置に戻ることを特徴とする。
本態様によれば、上記第5の態様と同様に、キャリッジの移動動作によってレバー部材がその姿勢または位置を変化させ、その結果動力伝達歯車が第1噛合位置と第2噛合位置との間を変位するので、キャリッジの移動動作に加えて更に何らかの動作を介在させずに、キャリッジの移動動作という単純な動作のみで動力切り換えを完結させることができ、動力伝達状態の切り換えを完結させるまでの時間を大幅に短縮することができる。
以下、図1乃至図16を参照しつつ本発明の一実施形態について説明する。図1は本発明に係る「記録装置」の一実施形態であるインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)1の側断面概略図、図2は同装置本体(外装カバーを外したもの)を後方(1桁側)から見た斜視図、図3は規制手段60の全体斜視図、図4乃至図6は同正面図、図7乃至図10は同平面図である。更に図11及び図12は規制手段60の要部正面図、図13は同斜視図、図14(A)、(B)、図15、図16は規制手段の他の実施形態を示す図である。
以下では先ず、図1を参照しつつプリンタ1の全体構成について概説する。プリンタ1は、装置後部にリア給送装置2を、装置底部にフロント給送装置3を備え、これら2つの給送装置から、搬送手段5へと被記録媒体としての記録用紙(主として単票紙:以下「用紙P」と言う)を給送する。用紙Pは搬送手段5によって記録部4の側へと搬送され、記録が実行された後、排出手段6によって図示しないスタッカへと排出される。
以下、用紙搬送経路上の構成要素について更に詳説する。
リア給送装置2は、ホッパ12と、給送ローラ11と、リタードローラ13と、用紙戻しレバー14と、を備えて構成されている。ホッパ12は上部の揺動支点12aを中心に揺動することにより、ホッパ12上に傾斜姿勢に支持された用紙Pを給送ローラ11に圧接させる姿勢と、給送ローラ11から離間させる姿勢とを切り換える。
リタードローラ13は、所定の回転抵抗が与えられた状態に設けられ、給送ローラ11との間でニップ点を形成することにより、給送されるべき最上位の用紙Pと次ページ以降の用紙Pとを分離する。用紙戻しレバー14は用紙給送経路を側視して回動可能に設けられ、回動することにより、リタードローラ13によって分離された次ページ以降の用紙Pを上流側へと戻す。
一方、プリンタ1の底部に設けられ、用紙を装置前方からセットする様構成されたフロント給送装置3は、給紙カセット25と、ピックアップローラ26と、中間ローラ28と、リタードローラ29と、アシストローラ30と、を備えている。
装置前方側から装着及び取り外し可能な給紙カセット25には複数枚の用紙Pを積層状態でセット可能であり、セットされた用紙Pの最上位のものが、図示しない駆動モータによって駆動されるピックアップローラ26によって一枚ずつ給紙カセット25(セット位置)から送り出される。
リタードローラ29は中間ローラ28の外周面と対向する位置に設けられ、中間ローラ28に圧接してニップ点を形成することにより、給送されるべき最上位の用紙Pと、次位(次ページ)以降の用紙Pとを分離する。
中間ローラ28は図示しない駆動モータによって駆動され、給送されるべき用紙を湾曲反転させて、搬送手段5へと給送する。アシストローラ30は、中間ローラ28に接して中間ローラ28による用紙Pの下流側への給送をアシストする。
続いて、リア給送装置2及びフロント給送装置3の下流側に設けられた搬送手段5は、モータによって回転駆動される搬送駆動ローラ41と、該搬送駆動ローラ41に圧接して従動回転する搬送従動ローラ42とを備えて構成されている。搬送手段5に到達した用紙Pは、搬送駆動ローラ41と搬送従動ローラ42とによってニップされた状態で搬送駆動ローラ41が回転することにより、下流側へと搬送される。
搬送手段5の下流側には、用紙Pに向けてインクを吐出する記録ヘッド48(記録部4)と、用紙Pを支持することにより用紙Pと記録ヘッド48との距離を規制する紙案内前45とが設けられている。記録ヘッド48はキャリッジ46の底部に設けられ、当該キャリッジ46は主走査方向(図1の紙面表裏方向)に延びるキャリッジガイド軸47にガイドされながら、図示しない駆動モータによって主走査方向に往復動する様に駆動される。
また、キャリッジ46は、複数の色毎に独立したインクカートリッジ(図示せず)を搭載し、このインクカートリッジから記録ヘッド48へとインクが供給される。なおインクカートリッジが筐体に収容される所謂オフキャリッジ方式を採用しても良い。
続いて記録ヘッド48の下流側には、記録の行われた用紙Pを排出する排出手段6が設けられている。排出手段6は図示しないモータによって回転駆動される排出駆動ローラ55と、当該排出駆動ローラ55に接して従動回転する排出従動ローラ56とを備えて構成され、記録部4によって記録の行われた用紙Pは、この排出手段6により、装置前方側に設けられた図示しないスタッカへと排出される。
以上がプリンタ1の概要であり、以下、プリンタ1が備える動力伝達切換装置について詳説する。
プリンタ1は装置後方に駆動モータ74(図3)を有し、この駆動モータ74により、リア給送装置2、フロント給送装置3、ヘッドメンテナンス手段(図示せず)、ギャップ調節手段(図示せず)、のこれら4つの駆動対象を駆動する。
ここで、ヘッドメンテナンス手段は記録ヘッド48を封止するキャップ(図示せず)へ負圧を供給するポンプ装置(図示せず)を備えるものであり、このポンプ装置を駆動モータ74によって駆動する。また、ギャップ調節手段はキャリッジガイド軸47の高さ位置を図示しないカム機構(図示せず)によって調節することにより記録ヘッド48と用紙とのギャップを調節するものであり、前記カム機構を駆動モータ74によって駆動する。
図4において符号72で示す第1被伝達歯車は、リア給送装置2とフロント給送装置3とを駆動するものであり、当該第1被伝達歯車72に対して主走査方向と直交する方向に所定距離を置いて配置される、符号73で示す第2被伝達歯車は、上記ヘッドメンテナンス手段とギャップ調節手段とを駆動するものである。
そして駆動モータ74によって常時回転駆動される動力伝達歯車71が、第1被伝達歯車72と噛合した状態において、リア給送装置2或いはフロント給送装置3を駆動可能となる。或いは、第2被伝達歯車73と噛合した状態において、上記ヘッドメンテナンス手段或いはギャップ調節手段を駆動可能となる。
尚、例えば動力伝達歯車71が第1被伝達歯車72と噛合した状態において、リア給送装置2を駆動するか、フロント給送装置3を駆動するか、は選択可能となっていて、それは図示しない遊星歯車機構により、第1被伝達歯車72の正転/逆転を切り換えることによって実行可能となっている。同様に、動力伝達歯車71が第2被伝達歯車73と噛合した状態において、上記ヘッドメンテナンス手段を駆動するか、ギャップ調節手段を駆動するか、が第2被伝達歯車73の正転/逆転を切り換えることによって選択可能となっている。
プリンタ1における動力伝達切換装置は、上記動力伝達歯車71、第1被伝達歯車72、第2被伝達歯車73、動力伝達歯車71を軸支するホルダ部材62、規制手段60、のこれらを備えている。規制手段60は、キャリッジ46を利用して、ホルダ部材62を姿勢変化させることにより、動力伝達歯車71を第1被伝達歯車72と噛合する位置(第1噛合位置)と、第2被伝達歯車73と噛合する位置(第2噛合位置)との間で変位させるものである。また更に、ホルダ部材62の姿勢を規制することにより、動力伝達歯車71を第1噛合位置、或いは第2噛合位置に保持するものである。
この規制手段60は、図2に示す様にメインフレーム64の1桁側(プリンタ1を前方側から見て右側:後方側から見て左側)、つまりキャリッジ46のホームポジション側に配置され、図3に示すレバー部材61と、第1拘束部材(本発明に係る「拘束部材」)63と、第2拘束部材としてのメインフレーム64と、付勢手段としてのコイルばね(引っ張りばね)65と、第3拘束部材46bと、を備えて構成されている。
尚、第1拘束部材63、メインフレーム64、コイルばね65、第3拘束部材46b、のこれら構成要素は、レバー部材61が動力伝達歯車71を第1噛合位置に位置決めした状態、および第2噛合位置に位置決めした状態、のそれぞれでレバー部材61を拘束する手段を構成する。
レバー部材61は、メインフレーム64の背面側に設けられた軸受部64aに、主走査方向に平行な揺動軸61aが軸支されることで設けられ、図4に示すようにその上端部には被拘束部61bが、下端部には図7に示すようにホルダ部材62に向かって突出するボス61fが、それぞれ一体的に形成されている。
第1拘束部材63はメインフレーム64において主走査方向(図4乃至図6において紙面表裏方向、図7乃至図10において左右方向)にスライド可能に設けられるとともに、コイルばね65によって80桁側(図7の左方向)に付勢された状態に設けられており、被拘束部61bと係合可能な拘束部63aと、キャリッジ46の側面(第1キャリッジ係合部46a)と係合可能な第1被係合部63dとが一体的に形成されている。
ホルダ部材62は主走査方向に平行な揺動軸62aを中心に揺動可能に設けられており、その揺動軸62aから所定距離離間した場所に、主走査方向に平行な回転軸を中心に回転する動力伝達歯車71が軸支されている。一方、駆動モータ74によって常時回転駆動される太陽歯車70がその回転軸を揺動軸62aと共通にするよう設けられ、且つ動力伝達歯車71と噛合するよう設けられている。
従って動力伝達歯車71は遊星歯車として、太陽歯車70の周囲を遊星運動することにより、第1被伝達歯車72と噛合する第1噛合位置と、第2被伝達歯車73と噛合する第2噛合位置との間を変位するようになっている。
そして、図7に示すようにホルダ部材62には溝62bが形成されており、この溝62bに、レバー部材61に形成されたボス61fが遊挿されている。従って図4においてレバー部材61が揺動軸61aを中心に揺動動作する(その姿勢を変化させる)と、これに応じてホルダ部材62が揺動動作を行い、これによって動力伝達歯車71が遊星運動即ち変位動作を行うこととなる。
図4及び図7は、規制手段60、より具体的にはレバー部材61がキャリッジ46と非係合状態にある様子を示しており、この状態では、レバー部材61の被拘束部61bが、第1拘束部材63の拘束部63aと、第2拘束部としてのメインフレーム64とによって挟持された状態にあり、即ちレバー部材61は揺動動作が行われないよう拘束された状態に置かれている。尚この状態が、レバー部材61と第1拘束部材63の待機位置となる。
従ってこの状態では、動力伝達歯車71が第1被伝達歯車72と噛合する第1噛合位置から変位しないように保持され、これにより動力伝達歯車71がいずれの方向(正転方向或いは逆転方向)に駆動されても、動力伝達歯車71は第1被伝達歯車72との噛合状態を維持することができる。従ってリア給送装置2を駆動するか、フロント給送装置3を駆動するか、を任意に選択することができる。
尚、このときの第1拘束部材63の位置を第1拘束部材63の第1拘束位置とする。また、拘束部63aは2つの拘束面、即ち第1拘束面63bと第2拘束面63cとを有しており、第1拘束面63bは1桁側(図7の右側)であって且つメインフレーム64に近い場所に位置している。また第2拘束面63cは80桁側(図7の左側)であって且つメインフレーム64から遠い場所に位置しており、これら2つの拘束面の間は、後に詳述するように被拘束部61bの第1拘束面63bから第2拘束面63cへの移動を許容するよう逃げ面(傾斜面)によって形成されている。
次に、キャリッジ46には第3拘束部材46bがキャリッジ46と一体的に設けられており、被拘束部61bには、第3拘束部材46bと対向するように傾斜面61cが形成されている。図7に示す状態からキャリッジ46が1桁側に移動してくると、図8に示すように第1キャリッジ係合部46aが第1係合部63dを押すことで、第1拘束部材63がキャリッジ46とともに1桁側に移動を開始する。これにより、第1拘束面63bが被係合部61bから離間して、第1拘束面63bとメインフレーム64とによる被拘束部61bの拘束状態が一時的に解除される。
続いて、キャリッジ46が更に1桁側に移動すると、図9に示すように第3拘束部材46bが被拘束部61bの傾斜面61cを押し退けることで、レバー部材61が揺動動作を開始し、これにより図5に示すように動力伝達歯車71と第1被伝達歯車72との噛合状態が解除される。
そして更にキャリッジ46が1桁側に移動すると、レバー部材61が更に揺動動作を行うことで、動力伝達歯車71が第2噛合位置に変位し、図6に示すように動力伝達歯車71と第2被伝達歯車73とが噛合状態となる。また、図10に示すように第3拘束部材46と拘束部63aの第2拘束面63cとによって被拘束部61bが挟持された状態となり、即ちレバー部材61は揺動動作が行われないよう再び拘束された状態に置かれる。尚、このときの第1拘束部材63の位置を、第1拘束部材63の第2拘束位置とする。
従ってこの状態では、動力伝達歯車71が第2被伝達歯車73と噛合する第2噛合位置に保持される為、動力伝達歯車71がいずれの方向(正転方向或いは逆転方向)に駆動されても、動力伝達歯車71は第2被伝達歯車73との噛合状態を維持することができ、これにより上記メンテナンス手段を駆動するか、ギャップ調節手段を駆動するか、を任意に選択することができる。
尚、この状態からキャリッジ46が再び80桁側(印刷領域側)へ移動すると、コイルばね65の付勢力によって第1拘束部材63が80桁側へ動き、レバー部材61が上記とは逆の方向に揺動して、再び動力伝達歯車71と第1被伝達歯車72とが噛合し且つ当該噛合状態が保持された状態となる(レバー部材61と第1拘束部材63が待機位置に戻る)。つまり、規制手段60とキャリッジ46とが非係合状態にあるときは、キャリッジ46の位置に拘わらず、リア給送装置2或いはフロント給送装置3を自由に駆動することができる。
以上のようにキャリッジ46の移動動作によってレバー部材61と第1拘束部材63とがともに動き、これによって動力伝達歯車71が第1噛合位置から第2噛合位置へ変位し、且つ、第2噛合位置に変位した状態で拘束されることとなる。
従ってキャリッジ46の移動動作に加えて更に何らかの動作を介在させずに、キャリッジ46の移動動作という単純な動作のみで動力切り換えを完結させることができ、動力切り換えを完結させるまでの時間を大幅に短縮することが可能となっている。また、規制手段60の各構成要素をキャリッジ46の主走査領域内に配置することができる為、プリンタ1の横幅寸法が大きくなることを防止できる。
尚、本実施形態では第3拘束部材46bをキャリッジ46と一体的に設けているが、これを別体に構成し、即ち第3拘束部材46をスライド部材として主走査方向に変位可能に設けるとともにキャリッジ46に押されることで第1ポジション(図7の位置)から第2ポジション(図10の位置)へ変位するよう構成しても良い。また、本実施形態では第1拘束部材63をキャリッジ46によって直接押すように構成しているが、他の部材を介して間接的に第1拘束部材63を押すように構成しても良い。
ところで本実施形態では、動力伝達歯車71が第1噛合位置にあるときに、第1拘束部材63とメインフレーム64とによってレバー部材61がいずれの方向にも揺動しない様拘束されている。また、動力伝達歯車71が第2噛合位置にあるときには、レバー部材61は第1拘束部材63と第3拘束部材46bとによっていずれの方向にも揺動しない様拘束されている。
ここで本実施形態においては、厳密には、動力伝達歯車71が第1噛合位置にあるときに、動力伝達歯車71が第1被伝達歯車72に向かう方向(以下「噛合方向」と言う)へのホルダ部材62の変位が2部材間の当接により規制される。また同様に、動力伝達歯車71が第2噛合位置にあるときに、動力伝達歯車71が第2被伝達歯車73に向かう方向(噛合方向)へのホルダ部材62の変位が2部材間の当接により規制される。更に、動力伝達歯車71が第2噛合位置にあるときには、動力伝達歯車71が第2被伝達歯車73から離間する方向(以下「噛合解除方向」と言う)へのホルダ部材62の変位が押圧手段により規制される。
以下、更に詳説する。図11乃至図13に示すようにホルダ部材62には揺動軸62aを中心とした円弧形状を成す長溝62cが形成されており、この長溝62cに、第1被伝達歯車72の回転軸72aが挿通された状態となっている。
レバー部材61にはフック61gが形成されており、このフック61gと、図示を省略する固定部との間に付勢手段としてのコイルばね(引っ張りばね)67が掛架されている。このコイルばね67の付勢力により、レバー部材61のボス61fが、ホルダ部材62の溝62bの一方側の壁面62gを押し、これにより長溝62cの内壁面である被規制部62dが回転軸72aに当接して、ホルダ部材62の噛合方向への変位が規制される。即ち、回転軸72aが、被規制部62dと当接して、当該被規制部62dを位置決めする規制部として機能する。
これにより、動力伝達歯車71が必要以上に第1被伝達歯車72に近接せず、両歯車の円滑な回転動作が確保される。また、動力伝達歯車71が第1被伝達歯車72から離間する方向については、レバー部材61が第1拘束部材63により拘束されているので(図4及び図7参照)、動力伝達歯車71は第1被伝達歯車72から離間せず、適切な噛合状態を維持することができる。
尚、被規制部62dが回転軸72aに当接した状態で、両歯車の噛合状態が最も適切となる為、被規制部62dが回転軸72aに当接した状態においてはレバー部材61の被拘束部61bとメインフレーム64との間に所定のクリアランスが形成されるよう構成されることが望ましい。
続いて動力伝達歯車71が第2噛合位置にある場合について説明する。図12及び図13に示すように、ホルダ部材62の溝62bにおいて壁面62gと対向する側には押圧手段としての板ばね66が設けられている。
レバー部材61が揺動して動力伝達歯車71が第1噛合位置から第2噛合位置に変位すると、ホルダ部材62に形成された被規制部62eが第2被伝達歯車73の回転軸73aに当接して、ホルダ部材62の噛合方向への変位が規制される。即ち、回転軸73aが、被規制部62eと当接して、当該被規制部62eを位置決めする規制部として機能する。従ってこれにより、動力伝達歯車71が必要以上に第2被伝達歯車73に近接せず、両歯車の円滑な回転動作が確保される。
ここでレバー部材61が揺動して動力伝達歯車71が第1噛合位置から第2噛合位置に変位する際、レバー部材61のボス61fが板ばね66を介してホルダ部材62を変位させる。そして動力伝達歯車71が第2噛合位置に変位した状態では、ボス61fが、板ばね66を介して被規制部62eを回転軸73aに向けて押圧する。即ち、板ばね66は、レバー部材61のボス61fと、ホルダ部材62の溝62bとの間で弾性力を発揮することにより、被規制部62eを回転軸73aに向けて押圧する。
従って動力伝達歯車71が第2被伝達歯車73から離間する方向(噛合解除方向)については、板ばね66の弾性力によって規制されることとなる。これにより、動力伝達歯車71が第2噛合位置に位置決めされた状態においても、レバー部材61は所定の動作しろが確保され、従ってレバー部材61、ホルダ部材62、等の部品公差や組立公差を許容しながら、また更にレバー部材61のボス61fとホルダ部材62の溝62bとの間に遊びを確保しながらも、動力伝達歯車71を第2被伝達歯車73に対して適切な位置に位置決めすることができる。
これを更に詳説すると、動力伝達歯車71は、ホルダ部材62(溝62b)、レバー部材61(ボス61f)、を介して、キャリッジ46の動作によって第2噛合位置に位置決めされるので、これら構成要素の動作のみによって動力伝達歯車71を最も適切な噛合位置に精密に位置決めすることは、部品精度上困難である。
また、部品公差や組立公差によって、動力伝達歯車71が適切な位置に位置決めされた後(被規制部62dが回転軸72aに当接した後)もなおキャリッジ46がレバー部材61の姿勢を変化させようとする場合が生じる虞もあり、この様な場合にはレバー部材61の被拘束部61bがキャリッジ46の動作を阻害する虞がある。つまり、レバー部材61の揺動動作が完了する以前に被規制部62eと回転軸73aとが当接してしまい、キャリッジ46がレバー部材61の被拘束部61bを押し退けることができなくなり、キャリッジ46がそれ以上動けなくなる虞がある。
しかしながら上述の通り、動力伝達歯車71の第2噛合位置では、レバー部材61のボス61fと、ホルダ部材62との間には板ばね66が介在しており、その弾性力によって被規制部62eを回転軸73aに向けて押圧し、ホルダ部材62が位置決めされるので、上述のような問題が生じることがない。
尚、板ばね66の押圧力は、動力伝達歯車71の回転に伴いホルダ部材62が噛合解除方向に変位しようとしても、これを確実に阻止できるような弾性を備えていることが好ましい。また上記実施形態においては、動力伝達歯車71の第2噛合位置において、板ばね66の弾性力によりホルダ部材62が位置決めされる様に構成されているが、第1噛合位置においても同様に、押圧手段を介してホルダ部材62を位置決めする様に構成しても構わない。
ここで上記実施形態においては、動力伝達歯車71が第1噛合位置にあるときに、第1拘束部材63とメインフレーム64とによってレバー部材61を拘束し、また動力伝達歯車71が第2噛合位置にあるときには、第1拘束部材63と第3拘束部材46bとによってレバー部材61を拘束しているが、メインフレーム64及び第1拘束部材63を省略することも可能である。
具体的には、図14(A)、(B)に示す規制手段60’は、第1拘束部材63が省略されている。また、図14(A)に示すように動力伝達歯車71が第1噛合位置にあるときには、メインフレーム64と被拘束部61bとの間には符号aで示すようにクリアランスが形成されるよう構成されている。
この実施形態では、動力伝達歯車71が第1噛合位置にあるときは、ホルダ部材62はコイルばね67の付勢力により噛合解除方向への変位が規制される。つまり、コイルばね67が、レバー部材61を単に待機位置に向けて付勢するのみならず、ホルダ部材62が噛合解除方向に変位しようとしてもこれを確実に規制可能な付勢力を発揮するようになっている。尚、ホルダ部材62の噛合方向への変位は、図11を参照しつつ説明したように被規制部62dと回転軸72aとの当接により規制される。
一方、動力伝達歯車71が第2噛合位置にあるときは、図14(b)に示すように第3拘束部材46bによりレバー部材61の揺動動作が拘束される。そして図12を参照しつつ説明したように板ばね66の押圧力を介して、ホルダ部材62の噛合解除方向への変位が規制される。尚、噛合方向への変位は、図12を参照しつつ説明したように被規制部62eと回転軸73aとの当接により規制される。本実施形態によれば、コイルばね67の付勢力を増大させることによって第1拘束部材63を省略でき、低コスト化を図ることができる。
尚、板ばね66の代替として、図15に示すような棒ばね68を用いることもできる。また、板ばね66の代替として図16に示すようなコイルばね(圧縮ばね)69を用い、ボス61fを溝62bの内壁に向けて押圧するように構成することもできる。更に、レバー部材61やホルダ部材62それ自体を、弾性を有する材料により形成し、これによりボス61fを溝62bの内壁に向けて押圧するように構成しても良い。
また、上記実施形態では、被伝達歯車として2つの伝達歯車(第1被伝達歯車72および第2被伝達歯車73)が設けられているが、被伝達歯車が一つのみであっても本発明の作用効果を得ることができる。即ち、動力伝達歯車が、被伝達歯車に噛合する噛合位置と、被伝達歯車から離間する離間位置とを変位する構成において、上記実施形態における板ばね66、棒ばね67、コイルばね69の様な押圧手段を設けることで、上記実施形態と同様な作用効果を得ることができる。
本発明に係るプリンタの側断面概略図。 本発明に係るプリンタの装置本体の斜視図。 規制手段の全体斜視図。 規制手段の正面図。 規制手段の正面図。 規制手段の正面図。 規制手段の平面図。 規制手段の平面図。 規制手段の平面図。 規制手段の平面図。 規制手段の要部正面図。 規制手段の要部正面図。 規制手段の要部斜視図。 (A)、(B)は規制手段の他の実施形態を示す図。 規制手段の他の実施形態を示す図。 規制手段の他の実施形態を示す図。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ、2 リア給送装置、3 フロント給送装置、4 記録部、
5 搬送手段、6 排出手段、11 給送ローラ、12 ホッパ、13 リタードローラ、14 用紙戻しレバー、25 給紙カセット、26 ピックアップローラ、28 給送ローラ、29 リタードローラ、30 アシストローラ、40 ガイドローラ、41 搬送駆動ローラ、42 搬送従動ローラ、45 紙案内前、46 キャリッジ、第1キャリッジ係合部、46b 第3拘束部材、47 キャリッジガイド軸、48 記録ヘッド、54 排紙フレームAssy、55 排出駆動ローラ、56 排出従動ローラ、57 補助ローラ、60 規制手段、61 レバー部材、61a 揺動軸、61b 被拘束部、61c 傾斜面、61e フック、61f ボス、61g フック、62 ホルダ部材、62a 揺動軸、62b 溝、62c 長溝、62d、62e 被規制部、62g 壁面、63 第1拘束部材、63a 拘束部、63b 第1拘束面、63c 第2拘束面、63d 第1係合部、64 メインフレーム、65 コイルばね、66 板ばね、67 コイルばね、70 太陽歯車、71 動力伝達歯車、72 第1被伝達歯車、73 第2被伝達歯車、
74 駆動モータ、P 記録用紙

Claims (7)

  1. 動力が伝達される被伝達歯車と、
    前記被伝達歯車に噛合する噛合位置と、前記被伝達歯車から離間する離間位置と、の間で変位可能に設けられる動力伝達歯車と、
    前記動力伝達歯車を軸支するとともに、姿勢または位置を変化させることにより前記動力伝達歯車を変位させるホルダ部材と、
    前記ホルダ部材の姿勢または位置を変化させた上で、前記ホルダ部材の姿勢または位置を規制する規制手段と、を備え、
    前記規制手段は、前記ホルダ部材と係合して前記ホルダ部材の姿勢または位置を変化させるレバー部材と、
    前記ホルダ部材に設けられた被規制部と、
    前記被伝達歯車の回転軸であって、前記動力伝達歯車が前記噛合位置にあるときの噛合方向への移動を規制するよう、前記被規制部と当接して前記ホルダ部材を位置決めする規制部と、
    前記レバー部材と前記ホルダ部材との間で弾性力を発揮することにより、前記被規制部を前記規制部に向けて押圧する押圧手段と、
    を備えて構成されていることを特徴とする動力伝達切換装置。
  2. 動力が伝達される第1被伝達歯車及び第2被伝達歯車と、
    前記第1被伝達歯車に噛合する第1噛合位置と、前記第2被伝達歯車に噛合する第2噛合位置と、の間で変位可能に設けられる動力伝達歯車と、
    前記動力伝達歯車を軸支するとともに、姿勢または位置を変化させることにより前記動力伝達歯車を変位させるホルダ部材と、
    前記ホルダ部材の姿勢または位置を変化させた上で、前記ホルダ部材の姿勢または位置を規制する規制手段と、を備え、
    前記規制手段は、前記ホルダ部材と係合して前記ホルダ部材の姿勢または位置を変化させるレバー部材と、
    前記ホルダ部材に設けられた被規制部と、
    前記第1被伝達歯車及び前記第2被伝達歯車の少なくともいずれか一方の回転軸であって、前記動力伝達歯車が前記第1噛合位置及び前記第2噛合位置の少なくともいずれか一方にあるときの噛合方向への移動を規制するよう、前記被規制部と当接して前記ホルダ部材を位置決めする規制部と、
    前記レバー部材と前記ホルダ部材との間で弾性力を発揮することにより、前記被規制部を前記規制部に向けて押圧する押圧手段と、
    を備えて構成されていることを特徴とする動力伝達切換装置。
  3. 請求項1または2に記載の動力伝達切換装置において、前記レバー部材と前記ホルダ部材との係合部は、前記レバー部材及び前記ホルダ部材の一方側に設けられたボスと、他方側に設けられた、前記ボスが入り込む溝または孔と、によって構成され、
    前記溝または孔の内側に、前記押圧手段を構成する押圧部材が配設されている、
    ことを特徴とする動力伝達切換装置。
  4. 被記録媒体に記録を行う記録ヘッドを備えるとともに前記記録ヘッドの走査方向に移動可能に設けられるキャリッジを備えた記録装置であって、
    前記キャリッジの移動方向と交差する方向に所定の間隔を置いて配置される第1被伝達歯車及び第2被伝達歯車と、
    前記第1被伝達歯車に噛合する第1噛合位置と、前記第2被伝達歯車に噛合する第2噛合位置と、の間で変位可能に設けられる動力伝達歯車と、
    前記動力伝達歯車を軸支するとともに、姿勢または位置を変化させることにより前記動力伝達歯車を変位させるホルダ部材と、
    前記ホルダ部材の姿勢または位置を変化させた上で、前記ホルダ部材の姿勢または位置を規制する規制手段と、
    前記規制手段は、前記キャリッジと直接的に又は他の部材を介して間接的に係合可能に設けられ、前記キャリッジの移動動作に伴ってその姿勢を変化させることにより、またはその位置を変位させることにより、前記ホルダ部材を姿勢変化させまたは変位させるレバー部材と、
    前記ホルダ部材に設けられた被規制部と、
    前記第1被伝達歯車及び前記第2被伝達歯車の少なくともいずれか一方の回転軸であって、前記動力伝達歯車が前記第1噛合位置及び前記第2噛合位置の少なくともいずれか一方にあるときの噛合方向への移動を規制するよう、前記被規制部と当接して前記ホルダ部材を位置決めする規制部と、
    前記レバー部材と前記ホルダ部材との間で弾性力を発揮することにより、前記被規制部を前記規制部に向けて押圧する押圧手段と、
    を備えて構成されていることを特徴とする記録装置。
  5. 請求項4に記載の記録装置において、前記レバー部材と前記ホルダ部材との係合部は、前記レバー部材及び前記ホルダ部材の一方側に設けられたボスと、他方側に設けられた、前記ボスが入り込む溝または孔と、によって構成され、
    前記溝または孔の内側に、前記押圧手段を構成する押圧部材が配設されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  6. 請求項4または5に記載の記録装置において、前記規制手段は、前記キャリッジの移動方向に変位可能に設けられるとともに前記キャリッジと直接的に又は他の部材を介して間接的に係合可能に設けられ、前記キャリッジと係合しない非係合状態において前記レバー部材を拘束する拘束部材を備え、
    前記キャリッジの移動動作に伴い、当該キャリッジが前記拘束部材を変位させることによって前記拘束部材による前記レバー部材の拘束状態が解除され、更に前記キャリッジが移動動作を行うと、当該キャリッジが前記レバー部材の姿勢または位置を変化させることにより、前記動力伝達歯車が前記第1噛合位置から前記第2噛合位置に向かって変位し、
    前記動力伝達歯車が前記第2噛合位置に変位した状態では、前記キャリッジが前記レバー部材を拘束し、
    前記キャリッジが前記拘束部材から離間すると、前記拘束部材及び前記レバー部材が待機位置に復帰することにより、前記動力伝達歯車が前記第2噛合位置から前記第1噛合位置に戻る、
    ことを特徴とする記録装置。
  7. 請求項4または5に記載の記録装置において、前記規制手段は、前記レバー部材を付勢手段によって付勢することにより、前記レバー部材を待機姿勢または待機位置に保持し、
    前記キャリッジの移動動作に伴い、当該キャリッジが前記付勢手段の付勢力に抗して前記レバー部材の姿勢または位置を変化させることにより、前記動力伝達歯車が前記第1噛合位置から前記第2噛合位置に向かって変位し、
    前記動力伝達歯車が前記第2噛合位置に変位した状態では、前記キャリッジが前記レバー部材を拘束し、
    前記キャリッジが前記レバー部材から離間する方向に移動すると、前記付勢手段の付勢力により前記レバー部材が待機姿勢または待機位置に復帰することにより、前記動力伝達歯車が前記第2噛合位置から前記第1噛合位置に戻る、
    ことを特徴とする記録装置。
JP2007185934A 2007-07-17 2007-07-17 動力伝達切換装置および記録装置 Expired - Fee Related JP5170373B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007185934A JP5170373B2 (ja) 2007-07-17 2007-07-17 動力伝達切換装置および記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007185934A JP5170373B2 (ja) 2007-07-17 2007-07-17 動力伝達切換装置および記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009023124A JP2009023124A (ja) 2009-02-05
JP5170373B2 true JP5170373B2 (ja) 2013-03-27

Family

ID=40395436

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007185934A Expired - Fee Related JP5170373B2 (ja) 2007-07-17 2007-07-17 動力伝達切換装置および記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5170373B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6756131B2 (ja) * 2015-11-24 2020-09-16 ブラザー工業株式会社 液体吐出装置、動力伝達装置及び記録装置

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59112667U (ja) * 1983-01-20 1984-07-30 キャノン・エヌ・ティー・シー株式会社 タイプライタ等に於けるインクリボンの巻き取り方向の切換装置
JP3067909B2 (ja) * 1992-10-08 2000-07-24 セイコーエプソン株式会社 インクジェット記録装置
KR100385992B1 (ko) * 2001-02-13 2003-06-02 삼성전자주식회사 왕복식 프린터헤드의 캐리지 어셈블리
JP3963697B2 (ja) * 2001-10-19 2007-08-22 富士通コンポーネント株式会社 サーマルプリンタ
JP2003314631A (ja) * 2002-04-18 2003-11-06 Sharp Corp 駆動装置および駆動装置を備えた画像形成装置
JP3781115B2 (ja) * 2002-08-22 2006-05-31 セイコーエプソン株式会社 記録装置
JP2004090448A (ja) * 2002-08-30 2004-03-25 Seiko Epson Corp 記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009023124A (ja) 2009-02-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2020301B1 (en) Image recording apparatus
US8240449B2 (en) Locking device of rotary shaft
EP1683643B1 (en) Read/write processing device with paper release on jam detection
US20140318922A1 (en) Power transmission switching device and recording apparatus
JP2007290866A (ja) ロール状媒体支持装置及び記録装置
JP4613790B2 (ja) 動力断続機構及び媒体供給装置と記録装置と液体噴射装置
JP5170373B2 (ja) 動力伝達切換装置および記録装置
JP5229266B2 (ja) 給紙装置及び記録機器
JP4735283B2 (ja) 紙葉類処理装置
JP2008080649A (ja) 搬送機構及びそれを備えた記録装置
JP2007313781A (ja) 記録装置
JP4849217B2 (ja) 記録装置
JP6102713B2 (ja) 給送装置及び画像記録装置
JP4168279B2 (ja) クラッチ装置及び該クラッチ装置を備えた記録装置
JP6291824B2 (ja) 給送装置及び画像記録装置
JP6201550B2 (ja) 記録装置
JP5669554B2 (ja) 熱転写プリンタ
JP4453811B2 (ja) ギャップ調節装置、記録装置、液体噴射装置
JP6728896B2 (ja) 画像記録装置
JP6179324B2 (ja) 給送装置
JP6201866B2 (ja) 給送装置及び画像記録装置
JP2009250386A (ja) クラッチ装置、記録装置
JP4612898B2 (ja) シート給送装置並びに画像記録装置及び画像読取装置
JP2007119175A (ja) シート収納トレイ及び画像形成装置
JP2007161377A (ja) シート給送装置及び記録装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120606

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120919

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121218

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5170373

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees