JP6201866B2 - 給送装置及び画像記録装置 - Google Patents
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Description
図1に示されるように、複合機10は、概ね直方体に形成されており、インクジェット記録方式で記録用紙S(図3参照)などのシートに画像を記録するプリンタ部11を備えている。複合機10は、ファクシミリ機能及びプリント機能などの各種の機能を有している。
以下、プリンタ部11の詳細な構造が説明される。プリンタ部11は画像記録装置の一例である。
図1及び図2に示される給送トレイ20は、前後方向8及び左右方向9の長さが上下方向7の長さよりも長い外形であって、上面が開放された箱型の形状を有している。給送トレイ20の上面前側には、排出トレイ21が設けられている。給送トレイ20は、例えば日本工業規格によるA4サイズから写真記録に用いられるL版などの大小様々なサイズの記録用紙Sを支持面で支持することにより記録用紙Sを収容可能である。給送トレイ20は、筐体14の開口13に通ずる内部空間に着脱自在に装着される。この給送トレイ20は、開口13を通じて筐体14に対して前後方向8に沿って進退可能である。
図2に示されるように、給送部15は、給送ローラ25、給送アーム26、及び駆動伝達機構27を備えている。給送部15は、給送トレイ20の上方であって記録部24の下方に設けられている。給送ローラ25は、給送アーム26の先端部に回転可能に軸支されている。給送アーム26は、基端部に設けられた回動軸28を中心として、矢印29の方向に回動する。これにより、給送ローラ25は、給送トレイ20の支持面に対して当接及び離間が可能である。したがって、記録用紙Sを収容して給送トレイ20が筐体14内に装着されたとき、給送ローラ25は、給送トレイ20に収容された記録用紙Sに当接可能である。
図2に示されるように、筐体14の内部空間に設けられた搬送経路65は、給送トレイ20の後側から上方へUターンするように湾曲して延び、さらにプリンタ部11の後ろ側から前側へ曲がった後、更に前側へ向かってほぼ真っ直ぐに延びて排出トレイ21に至っている。搬送経路65は、Uターンする湾曲路65Aと、真っ直ぐな直線路65Bとに大別される。
図2に示されるように、搬送経路65に沿った記録用紙Sの搬送向き17における記録部24の上流側には、第1搬送ローラ対59が設けられている。第1搬送ローラ対59は、第1搬送ローラ60とピンチローラ61とを有する。同様に、搬送向き17における記録部24の下流側には、第2搬送ローラ対180が設けられている。第2搬送ローラ対180は、第2搬送ローラ62と拍車ローラ63とを有する。
図2に示されるように、第1搬送ローラ対59と第2搬送ローラ対180との間に記録部24が設けられている。記録部24は、後述する下側ガイド部材97よりも後述する給送向き87(図3参照)の下流側に設けられている。記録部24は、キャリッジ40と記録ヘッド39とを備えている。キャリッジ40は、プラテン42の後側及び前側に設けられたガイドレール43,44によって左右方向9に往復動可能に支持されている。
図2に示されるように、筐体14の後面において開口184が設けられている。筐体14の内部には、開口184から第1搬送ローラ対59へと延びるバイパス経路182が形成されている。バイパス経路182は、筐体14の内部において前後方向8の後方から前方へ斜め下方に向かって延びる経路である。バイパス経路182は、ガイド部材31及び外側ガイド部材18などによって規定されている。搬送経路65は、バイパス経路182より下方に配置されている。
図3、図5、図7及び図8に示されるように、プリンタ部11は、給送装置70を備えている。給送装置70は、バイパストレイ71と、給送部72と、下側ガイド部材97(本発明のガイド部の一例)と、当接部材117(本発明のストッパの一例)と、モータ78(本発明の駆動源の一例)と、回転軸50と、スライド部材116(本発明のスライドカムの一例)と、当接部140と、を備えている。
図1に示されるように、バイパストレイ71は、複合機10の後面側に設けられている。バイパストレイ71は、給送トレイ20とは独立して記録用紙Sを収容する。
図3に示されるように、給送部72は、給送ローラ75、給送アーム76、回動部材30、及び駆動伝達機構79を備えている。給送ローラ75及び給送アーム76は、バイパストレイ71の平面45と対向して配置されている。給送ローラ75は、給送アーム76の先端部に回転可能に軸支されている。給送アーム76は、基端部に設けられた回動軸66を中心として、矢印67、68の方向に回動する。これにより、給送ローラ75は、平面45に対して当接及び離間が可能である。したがって、バイパストレイ71に記録用紙Sが収容されたとき、給送ローラ75は、当該記録用紙Sに当接可能であるとともに当該記録用紙Sから離間可能である。
図3及び図4に示されるように、下側ガイド部材97が、バイパストレイ71の支持部材189よりも給送向き87下流側に設けられている。下側ガイド部材97は、バイパストレイ71の固定部185によって支持されている。なお、下側ガイド部材97は、固定部185以外の部材によって支持されていてもよい。例えば、下側ガイド部材97は、側壁190、191によって支持されていてもよい。この場合、側壁190、191が本発明のガイド支持部の一例である。
図3に示されるように、プリンタ部11には、正転及び逆転の向きに回転駆動するモータ78が設けられている。また、図3及び図5に示されるように、複数のギヤが噛合されてなる駆動伝達機構79が、プリンタ部11に設けられている。但し、図3においては、第3駆動伝達部37における回転軸50以降の構成が省略されている。また、図5においては、第1駆動伝達部35におけるギヤ47A以降の構成が省略されている。モータ78が正転及び逆転することによって発生する回転駆動力は、駆動伝達機構79を介して給送ローラ75及び移動部材64に伝達される。また、図示されていないが、モータ78によって発生する回転駆動力は、給送ローラ25、第1搬送ローラ60、及び第2搬送ローラ62に伝達される。
図5に示されるように、移動部材64は、下側ガイド部材97の上面69に設けられた凹部86に配置されている。ここで、上述したように、凹部86は、分離部132の右方及び左方にそれぞれ設けられている。つまり、移動部材64は、分離部132を挟んで2つ設けられている。
図5に示されるように、第3駆動伝達部37のギヤ77Bと回転軸50との間に、トルクリミッタ127が設けられている。トルクリミッタ127は、第3駆動伝達部37における回転駆動力の伝達の有無を切り替えることで、モータ78から回転軸50への駆動伝達の有無を切り替えるものである。
図8に示されるように、バイパストレイ71の固定部185は、軸受け部150を備えている。軸受け部150は、以下に詳述されるように、回転軸50の左右両端側を回転可能に支持するものである。
図8に示されるように、下側ガイド部材97は、2つの当接部140を備えている。2つの当接部140は、左右方向9に離間されて下側ガイド部材97と一体成形されている。
本実施形態によれば、モータ78から駆動伝達されて回転軸50が一方向き(矢印124の向き)へ回転すると、給送向き87へ移動するスライド部材116が埋没位置の当接部材117を突出位置へ移動させる。このときに、回転軸50が給送向き87と反対向きへ撓み始めても、当接部140の第1当接部141が回転軸50に当接して回転軸50が反対向きへ撓むことを抑制する。その結果、非給送時における記録用紙Sの移動を防止するための当接部材117に、回転軸50からスライド部材116を通じて安定して駆動伝達して、当接部材117を所望の位置へ位置せしめることができる。
上述の実施形態において、給送装置70は、バイパストレイ71の平面45に支持された記録用紙Sを給送する装置であったが、給送装置70は、バイパストレイ71の平面45以外のトレイに支持された記録用紙Sを給送する装置であってもよい。例えば、給送装置70は、給送トレイ20に支持された記録用紙Sを給送するための装置であってもよい。
50・・・回転軸
69・・・上面
72・・・給送部
78・・・モータ
87・・・給送向き
116・・・スライド部材
117・・・当接部材
121・・・面
140・・・当接部
185・・・固定部
189・・・支持部材
192・・・支持部材
Claims (7)
- シートを支持するシート支持部と、
上記シート支持部に支持されたシートを給送向きに給送する給送部と、
上記シート支持部に支持されたシートの上記給送向き下流側の先端と当接して当該シートを案内するシート当接面、及び当該シート当接面から凹んだ凹部を有するガイド部と、
上記ガイド部を支持するガイド支持部と、
上記シート支持部に支持されたシートの先端と当接可能な制止面を有しており、当該制止面が上記ガイド部の凹部から突出して上記シート支持部に支持されたシートの先端と当接する突出位置及び上記凹部内に埋没して上記シート支持部に支持されたシートの先端から離間する埋没位置に移動可能なストッパと、
回転駆動する駆動源と、
上記駆動源から駆動伝達されて回転する回転軸と、
上記回転軸から駆動伝達されて上記凹部内を上記給送向きへ移動することにより上記ストッパを上記突出位置へ向かって移動させ、上記凹部内を上記給送向きと逆向きへ移動することにより上記ストッパを上記埋没位置へ向かって移動させるスライドカムと、
上記回転軸に対して上記給送向きと反対向き側に配置されており、上記ストッパが上記突出位置へ移動するように上記スライドカムを移動させている上記回転軸に当接する当接部と、
上記スライドカムに当接して、上記スライドカムの移動を上記ストッパが上記突出位置となる位置で規制する突出規制部と、
上記スライドカムに当接して、上記スライドカムの移動を上記ストッパが上記埋没位置となる位置で規制する埋没規制部と、
上記駆動源から上記回転軸への駆動伝達の有無を切り替えるものであり、上記突出規制部または上記埋没規制部によって上記スライドカムの移動が規制されると、上記駆動源から上記回転軸への駆動伝達を切断するトルクリミッタと、を具備する給送装置。 - 上記当接部は、上記ガイド部と一体に設けられている請求項1に記載の給送装置。
- 上記当接部は、上記回転軸の上記給送向きと反対側から上記給送向き側まで延びている請求項1又は2に記載の給送装置。
- 上記ガイド支持部は、上記回転軸の両端側をそれぞれ支持する軸受け部を有しており、
上記当接部は、上記軸受け部の間に配置されたものである請求項1から3のいずれかに記載の給送装置。 - 上記ガイド部は、上記シート当接面に、上記給送部により給送されるシートを分離する分離部を備えており、
上記ストッパは、上記分離部を挟んで2つ設けられている請求項1から4のいずれかに記載の給送装置。 - 上記当接部は、上記回転軸の軸線と平行な方向において上記分離部と上記ストッパとの間に配置されている請求項5に記載の給送装置。
- 請求項1から6のいずれかに記載の給送装置と、
上記ガイド部よりも上記給送向き下流側に設けられており、上記給送部によって給送されたシートに画像を記録する記録部と、を備える画像記録装置。
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JP2014072212A Active JP6201866B2 (ja) | 2014-03-31 | 2014-03-31 | 給送装置及び画像記録装置 |
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2014
- 2014-03-31 JP JP2014072212A patent/JP6201866B2/ja active Active
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