JP5169589B2 - 接着用シート、及びその製造方法 - Google Patents

接着用シート、及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5169589B2
JP5169589B2 JP2008197441A JP2008197441A JP5169589B2 JP 5169589 B2 JP5169589 B2 JP 5169589B2 JP 2008197441 A JP2008197441 A JP 2008197441A JP 2008197441 A JP2008197441 A JP 2008197441A JP 5169589 B2 JP5169589 B2 JP 5169589B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
adherend
recess
adhesive sheet
support member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008197441A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010031193A (ja
Inventor
義信 鈴木
大島  久純
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2008197441A priority Critical patent/JP5169589B2/ja
Publication of JP2010031193A publication Critical patent/JP2010031193A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5169589B2 publication Critical patent/JP5169589B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)
  • Adhesive Tapes (AREA)

Description

本発明は、基板と、該基板に固定された複数のナノファイバーとを有し、ナノファイバーに接触させた被接着物とナノファイバーとの間に作用する分子間力によって、被接着物をナノファイバーの表面に接着保持する接着用シート、及びその製造方法に関するものである。
従来、例えば特許文献1に示すように、第1物品(基板)の表面にナノファイバーを設けることで、基板と第2物品(被接着物)との緊密な接触面積を増やし、これにより、基板と接着物との間に生じるファンデル・ワールス力を増大させ、基板と被接着物とを接着する接着性デバイス(接着用シート)が提案されている。
特表2006−526059号公報
特許文献1に示される接着用シートは、ファンデル・ワールス力によって接着用シートに被接着物を接着するようにしているので、コンタクト接着剤を用いた接着方法とは異なり、幾度も接着用シートに被接着物を着脱することができる。
ところで、特許文献1に示される接着用シートでは、被接着物を接着用シートに接着する際の加圧力、及び被接着物自体の重量がナノファイバーのみに直接作用するので、ナノファイバーに塑性変形が生じてしまう虞がある。接着用シートと被接着物との緊密な接触は、被接着物における微細な表面凹凸の形状に対応してナノファイバーが変形し、被接着物の表面とナノファイバーとが接触することで実現される。したがって、ナノファイバーに塑性変形が生じると、ナノファイバーが、被接着物における微細な表面凹凸の形状に対応して変形することができなくなるため、接着用シートと被接着物との緊密な接触が実現されず、接着用シートと被接着物との間に生じるファンデル・ワールス力が弱まり、接着用シートと被接着物との接着力が低下する虞がある。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、ナノファイバーの塑性変形を抑制することで、接着力の低下が抑制された接着用シート及びその製造方法を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、基板と、該基板に固定された複数のナノファイバーとを有し、ナノファイバーに接触させた被接着物とナノファイバーとの間に作用する分子間力によって、被接着物をナノファイバーの表面に接着保持する接着用シートであって、基板には、該基板の表面に開口する凹部が設けられ、ナノファイバーは、凹部の底面に固定されるとともに、その一部が基板の表面よりも上方に位置しており、被接着物は基板の表面と接触し、基板として、ベース基板と、該ベース基板の表面の一部に積層配置された支持部材とを有し、凹部の底面はベース基板の表面であり、基板の表面は、支持部材における、ベース基板との対向面の裏面であることを特徴とする。
このように本発明によれば、基板に凹部が設けられ、ナノファイバーは、凹部の底面に固定されるとともに、その一部が基板の表面よりも上方に位置している。また、被接着物が基板の表面と接触するようになっている。これにより、被接着物を接着用シートに接着固定する際、基板の表面が、ナノファイバーの変形量を制限するストッパとしての役割を果たすようになっている。したがって、被接着物からナノファイバーに、ナノファイバーの弾性変形領域を超えるような応力(すなわち、塑性変形するような応力)の印加が抑制され、ひいては接着力の低下が抑制される。
また、被接着物とナノファイバーとの間に作用する分子間力によって、被接着物を接着用シートに接着しているので、被接着物に、基板表面に対して水平な方向(以下、単に水平方向と示す)に力を加えても、ナノファイバーと被接着物との緊密な接触が保たれる。これに対し、被接着物に、基板表面に対して垂直な方向(以下、単に垂直方向と示す)に力を加えると、ナノファイバーと被接着物との緊密な接触が失われる方向(分子間力が失われる方向)に力が働くため、被接着物を接着用シートから容易に引き剥がすことができる。このように、水平方向に対する接着力を確保しつつ、垂直方向に対して剥がれ易い接着用シートを提供することができる。
請求項に記載のように、支持部材としては、基板よりも弾性率が高い材料を用いて形成されているのが好ましい。これにより、支持部材の変形が抑制されて、ストッパとしての機能が高まるため、ナノファイバーの塑性変形をより効果的に抑制することができる。
請求項に記載のように、ナノファイバーとしては、カーボンナノチューブを採用することができる。この場合、請求項に記載のように、カーボンナノチューブは、基板の表面よりも上方に位置する側の端部付近のほうが、凹部の底面側の端部付近よりも密度が高い構成が好ましい。
これによれば、カーボンナノチューブと被接着物との接触面積をより大きくとることができるため、接着力を向上することができる。
なお、請求項5,6に記載の発明の作用効果は、請求項1に記載の発明の作用効果と同様なので、その記載を省略する。
請求項に記載の発明は、基板と、該基板に固定された複数のナノファイバーとを有し、ナノファイバーに接触させた被接着物とナノファイバーとの間に作用する分子間力によって、被接着物を前記ナノファイバーの表面に接着保持する接着用シートの製造方法であって、基板とは異なる成長用基板の表面に、ナノファイバーとしてのカーボンナノチューブを成長させるための触媒を塗布する第1塗布工程と、成長用基板の表面に、カーボンナノチューブを成長させる成長工程と、基板の表面に、凹部を形成する凹部形成工程と、凹部の底面に、カーボンナノチューブを接着固定するための接着剤を塗布する第2塗布工程と、成長用基板の表面と基板の表面とを対向させ、且つカーボンナノチューブにおける接着剤と対向する部位を接着剤に接触させることで、成長用基板と基板とをカーボンナノチューブを介して接着固定する接着工程と、カーボンナノチューブの一部が基板の表面よりも上方に位置するように、カーボンナノチューブと成長用基板とを切り離し、基板にカーボンナノチューブを転写する転写工程と、を有することを特徴とする。
カーボンナノチューブの生成は、一般に、600℃以上の温度で行われる。したがって、カーボンナノチューブを成長させ、且つ該カーボンナノチューブを固定するための基材の材料は、耐熱性を有する物に限定される。しかしながら、本発明によれば、転写を用いることで、カーボンナノチューブを成長させるための基材(成長用基板)と、カーボンナノチューブを固定するための基材(基板)を別々にしている。したがって、カーボンナノチューブを固定する基材(基板)の材料を選択する自由度を向上させることができる。
また、本発明者によって、カーボンナノチューブにおける成長用基板側の端部のほうが、もう一方の端部よりも接着力が高いことが確認されている。これは、成長用基板側の端部のほうが、もう一方の端部よりも、垂直方向における密度が高いため(単位面積当たりのカーボンナノチューブの本数が多いため)、カーボンナノチューブと被接着物との接触面積をより大きくとることができるためであると考えられる。本発明によれば、カーボンナノチューブにおける成長用基板側の端部を成長用基板から切り離すことで、該端部を自由端とし、該端部と被接着物とが接着するように構成された接着用シートとなっている。したがって、接着力が向上された接着用シートを提供することができる。
また、本発明によれば、請求項1に記載の発明の作用効果と同様の作用効果を得ることができる。
請求項に記載のように、第1塗布工程において、成長用基板の表面のうち、溝部に対応する領域のみに、触媒を塗布するようにしても良い。これにより、余分な塗布領域を失くし、コストを削減することができる。
以下、本発明を、ナノファイバーにカーボンナノチューブを採用した場合の実施形態を図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る接着用シートの概略構成を示す平面図である。図2は、図1のII−II線に沿う断面図である。図3は、接着用シートに被接着物を接着固定した状態を示す断面図である。図4は、接着用シートに被接着物を接着固定した状態を示す平面図である。図5は、支持部材の厚さhを説明するための断面図であり、(a)は、被接着物を接着用シートに接着固定していない状態を示し、(b)は、被接着物を接着用シートに接着固定した状態を示す。図6は、第1実施形態に係る接着用シートの製造方法を説明するための断面図であり、(a)は、塗布工程を示し、(b)は、凹部形成工程を示し、(c)は、成長工程を示している。なお、図2〜図4においては、便宜上、後述する触媒14と接着剤15を省略している。また、以下においては、基板表面に対して水平な方向を単に水平方向と示し、基板表面に対して垂直な方向を単に垂直方向と示す。
図1及び図2に示すように、接着用シート100は、要部として、基板10と、カーボンナノチューブ20と、を有している。
基板10は、ベース基板11と、支持部材12によって構成されている。ベース基板11は、図示しない触媒を介して、カーボンナノチューブ20を、その表面11aに固定するものである。本実施形態では、ベース基板11は断面略矩形状とされ、例えばシリコンによって形成されている。支持部材12は、接着用シート100に接着固定される被接着物を支えるものであり、ベース基板11よりも弾性率が高い材料によって形成されている。図1に示すように、本実施形態に係る支持部材12は格子状に形成されており、例えばステンレスによって形成されている。また、図2に示すように、支持部材12は、図示しない触媒及び接着剤を介してベース基板11の表面11aの一部に固定され、支持部材12における表面11aとの対向面の裏面が、被接着物を搭載する搭載面となっている(以下、搭載面を、表面10aと示す)。そして、これらベース基板11と支持部材12によって、ベース基板11における表面11aの一部を底面13aとし、支持部材12を側面とする凹部13(図1及び図2に示す破線で囲まれた部位)が構成されている。
カーボンナノチューブ20は、カーボンナノチューブ20と被接着物との間に作用する分子間力(主にファンデル・ワールス力)によって、被接着物を接着用シート100に接着するものである。カーボンナノチューブ20は、図2に示すように、主として、カーボンナノチューブ20における一方の端部21が、図示しない触媒を介して凹部13の底面13aに固定され、他方の端部22が表面10aよりも上方に位置し、自由端となっている。すなわち、垂直方向において、底面13aと端部22との間に、表面10aが位置するようになっている。
図2に示すように、カーボンナノチューブ20における垂直方向の長さLは、支持部材12における垂直方向の厚さhよりも長くなっている。したがって、図3に示すように、接着用シート100に被接着物30を接着固定すると、被接着物30の微細な表面凹凸31に合わせてカーボンナノチューブ20が変形し、カーボンナノチューブ20の端部22及び側面部23が被接着物30における微細な表面凹凸31と接触する。これより、接着用シート100と被接着物30との緊密な接触が実現され、被接着物30が分子間力によって接着用シート100に接着される。このように、分子間力によって接着用シート100に被接着物30が接着されるので、被接着物30に、水平方向の力を加えても、カーボンナノチューブ20と被接着物30との緊密な接触が保たれる。これに対し、被接着物30に、垂直方向の力を加えると、カーボンナノチューブ20と被接着物30との緊密な接触が失われる方向(分子間力が失われる方向)に力が働くため、被接着物30を接着用シート100から容易に引き剥がすことができる。以上のようにして、水平方向に対する接着力を確保しつつ、垂直方向に対して剥がれ易い接着用シート100となっている。
また、図4に示すように、カーボンナノチューブ20における平面略矩形状の領域24(図4に示す破線で囲まれた領域)は、凹部13の底面13aの大きさに相当し、被接着物30よりも小さい面積を有するように設計されている。したがって、図4に示すように、接着用シート100における任意の領域に被接着物30を接着固定した際に、被接着物30と、カーボンナノチューブ20及び表面10aが接触するようになっている。すなわち、被接着物30をカーボンナノチューブ20によって接着用シート100に接着しつつ、被接着物30を基板10(支持部材12)によって支える構成となっている。
なお、支持部材12の厚さhは、図5(b)に示すように、支持部材12(基板10)に、理想的な表面(表面に凹凸形状を有さない平らな表面)を有する被接着物30を搭載した場合、被接着物30からカーボンナノチューブ20に作用する外力(被接着物30を接着用シート100に接着固定する際の加圧力、及び被接着物30自体の重量であり、以下、これらをまとめて単に外力と示す)によって、カーボンナノチューブ20に塑性変形が生じないように設定されている。すなわち、厚さhは、カーボンナノチューブ20の垂直方向における長さが、hに変形するような外力が印加された場合に、カーボンナノチューブ20に塑性変形が生じないように設定されている。
次に、被接着物30を接着用シート100に搭載した場合における、カーボンナノチューブ20の変形を説明する。被接着物30を接着用シート100に搭載すると、初め、カーボンナノチューブ20のみに外力が印加される。これにより、被接着物30の表面凹凸31の形状に合わせてカーボンナノチューブ20の変形が進行する。そして、カーボンナノチューブ20における垂直方向の長さがhになるまで変形されると、被接着物30が表面10aに接触し、基板10(支持部材12)によって、被接着物30が底面13aの方向に押し込まれるのが抑制される。これにより、カーボンナノチューブ20への外力の作用が抑制され、カーボンナノチューブ20の変形が止まる。このように、基板10(支持部材12)が、カーボンナノチューブ20の変形量を制限するストッパとしての役割を果たす構成となっている。したがって、カーボンナノチューブ20における垂直方向の長さがh未満に変形されるのが抑制され、カーボンナノチューブ20の塑性変形が抑制される。これにより、接着用シート100の接着力の低下が抑制される。
次に、本実施形態に係る接着用シート100の製造方法を説明する。図6(a)に示すように、先ずベース基板11の表面11aに、カーボンナノチューブ20を成長させるための触媒14を、スパッタリング法によって、堆積形成する。触媒14としては、例えば、鉄やコバルトなどを採用することができる。以上が、特許請求の範囲に記載の塗布工程に相当する。
次に、図6(b)に示すように、ベース基板11の表面11aにおける所定位置に、接着剤15を介して、支持部材12を接着固定する。これにより、基板10を形成し、ベース基板11の表面11a(触媒14)の一部を底面とし、且つ支持部材12を側面とする凹部13(図6(b)に示す破線で囲まれた部位)を形成する。以上が、特許請求の範囲に記載の凹部形成工程に相当する。なお、接着剤15としては、カーボン接着剤を採用することができる。
次に、基板10を、アルゴンと水素の混合気体の雰囲気下で室温から800℃まで昇温し、酸化した触媒14を還元する。そして、上記した混合気体に、エチレンやエタノールなどの炭素源を混入し、800℃を数十分間維持することで、図6(c)に示すように、凹部13の底面13aにカーボンナノチューブ20を形成する。カーボンナノチューブ20は、初めランダムな方向に伸びはじめるが、隣接するカーボンナノチューブ20同士によって、水平方向への伸びが阻まれ、水平方向への伸びが飽和状態となると、開放側である、基板10の上方に延びる。この際、カーボンナノチューブ20の端部22が、表面10aよりも上方に位置するまで、800℃の状態を維持するようにする。以上が、特許請求の範囲に記載の成長工程に相当する。
以上の工程を経ることで、カーボンナノチューブ20における端部22及び側面部23を被接着物30との接触部位とする接着用シート100を製造することができる。
なお、本実施形態では、凹部形成工程の後に、成長工程を実施する例を示した。しかしながら、成長工程を実施した後に、凹部形成工程を行っても良い。図7に示すように、成長工程終了後、支持部材12によって、カーボンナノチューブ20の一部を押しつぶすことで支持部材12をベース基板11の表面11aにおける所定位置に設け、基板10を形成し、凹部13を形成しても良い。これによっても、接着用シート100を製造することができる。図7は、凹部形成工程の変形例を示す断面図である。
本実施形態では、図1に示すように、支持部材12が格子状に形成され、該支持部材12によってカーボンナノチューブ20が囲まれる配置例を示した。しかしながら、カーボンナノチューブ20及び支持部材12の配置は、上記例に限定されない。例えば、図8に示すように、カーボンナノチューブ20を縞模様状に配置し、該カーボンナノチューブ20の周囲を支持部材12によって囲む配置としても良い。また、図9に示すように、支持部材12を千鳥状に配置し、支持部材12が形成されていない領域にカーボンナノチューブ20を配置しても良い。この配置の場合、図10に示すように、接着用シート100における任意の領域に被接着物30を搭載した際に、被接着物30を少なくとも3つの支持部材12によって支えるように、支持部材12の隣接間隔が設定されている。これにより、被接着物30を接着用シート100に搭載した際に、被接着物30が垂直方向に傾くことを抑制し、ひいては、カーボンナノチューブ20の塑性変形を抑制することができる。図8及び図9は、カーボンナノチューブと支持部材の配置の変形例を示す平面図であり、図10は、支持部材の隣接間隔を説明するための平面図である。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態を、図11に基づいて説明する。図11は、第2実施形態に係る接着用シートの概略構成を示す断面図であり、第1実施形態で示した図2に対応している。
第2実施形態に係る接着用シート及びその製造方法は、第1実施形態によるものと共通するところが多いので、以下、共通部分については詳しい説明は省略し、異なる部分を重点的に説明する。なお、第1実施形態に示した要素と同一の要素には、同一の符号を付与するものとする。
第1実施形態では、ベース基板11の所定位置に、支持部材12を設けることで、基板10を形成し、且つ凹部13を形成する例を示した。しかしながら、本実施形態では、図11に示すように、基板10の所定位置に、エッチングによって、凹部13(図11に示す破線で囲まれた部位)を形成し、該凹部13の底面13aに触媒14を塗布し、第1実施形態で示した成長工程を経ることで、底面13aにカーボンナノチューブ20を成長させ、接着用シート100を製造しても良い。このように、単一の基板のみによって、凹部13を有する基板10を形成しているので、第1実施形態で示したように、基板10として、ベース基板11と支持部材12を有する構成に比べて、構成を簡素化することができる。
なお、凹部13における底面13a(触媒14)から基板10の表面10aまでの長さは、第1実施形態で示した支持部材12の厚さhと同じに設定されており、カーボンナノチューブ20の端部22が、基板10の表面10aよりも上方に位置するようになっている。したがって、第1実施形態と同様に、基板10が、カーボンナノチューブ20の変形量を制限するストッパとしての役割を果たすので、カーボンナノチューブ20における垂直方向の長さがh未満に変形されるのが抑制され、カーボンナノチューブ20の塑性変形が抑制される。これにより、接着用シート100の接着力の低下が抑制される。
また、本実施形態に示した接着用シート100は、単一の基板によって、凹部を有する基板10を形成した以外、第1実施形態で示した接着用シート100と、構造上異なる点はない。したがって、図1、図8、及び図9で示したような、カーボンナノチューブ20の配置を採用することができるのは、言うまでもない。この場合、第1実施形態で示した支持部材12が、図11に示す凸部16に相当する。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態を、図12〜図14に基づいて説明する。図12〜図14は、第2実施形態に係る接着用シートの製造方法を説明するための断面図であり、第1実施形態で示した図6に対応している。図12(a)は、第1塗布工程を示し、(b)は、成長工程を示している。図13(a)は、凹部形成工程を示し、(b)は、第2塗布工程を示している。図14(a)は、接着工程を示しており、(b)は、転写工程を示している。
第3実施形態に係る接着用シート及びその製造方法は、第1実施形態によるものと共通するところが多いので、以下、共通部分については詳しい説明は省略し、異なる部分を重点的に説明する。なお、第1実施形態に示した要素と同一の要素には、同一の符号を付与するものとする。
第1実施形態では、基板10にカーボンナノチューブ20を成長させ固定した接着用シート100、及びその製造方法を示した。これに対し、本実施形態では、先ず成長用基板40にカーボンナノチューブ20を成長させ、該カーボンナノチューブ20を基板10に転写した接着用シート100、及びその製造方法を示す。
先ず、本実施形態に係る接着用シート100の製造方法を説明する。初めに、例えばシリコンからなる成長用基板40と、例えばポリカーボネートからなる基板10を用意する。そして、図12(a)に示すように、成長用基板40の表面40a全面に、カーボンナノチューブ20を成長させるための触媒14を塗布し、図13(a)に示すように、基板10の所定位置に、エッチングによって、凹部13を形成する。この際、凹部13における底面13aから基板10の表面10aまでの長さは、第1実施形態で示した支持部材12の厚さhと同じに設定される。以上が、特許請求の範囲に記載の第1塗布工程と凹部形成工程に相当する。なお、第1実施形態で示したように、ベース基板11に支持部材12を設けることで基板10を形成し、これによって、凹部13を形成しても良い。
次に、図12(b)に示すように、成長用基板40の表面40aに、カーボンナノチューブ20を成長させ、図13(b)に示すように、基板10における凹部13の底面13aに熱硬化性の接着剤17を塗布する。以上が、特許請求の範囲に記載の成長工程と、第2塗布工程に相当する。なお、接着剤17としては、熱硬化性のアクリル接着剤を用いることができる。
次に、図14(a)に示すように、成長用基板40の表面40aと基板10の表面10aとを対向させ、且つカーボンナノチューブ20における接着剤17と対向する部位における端部22と接着剤17を接触させ、熱を印加して接着剤17を硬化させる。これにより、カーボンナノチューブ20を介して成長用基板40と基板10を接着固定する。この際、カーボンナノチューブ20における、基板10の表面10aと対向する部位25は、押しつぶされる。以上が、特許請求の範囲に記載の接着工程に相当する。
最後に、図14(b)に示すように、カーボンナノチューブ20の垂直方向の長さがLとなるように、カーボンナノチューブ20と成長用基板40とを切り離し、基板10にカーボンナノチューブ20を転写する。以上が、特許請求の範囲に記載の転写工程に相当する。
以上の工程を経ることで、カーボンナノチューブ20における端部21及び側面部23を被接着物30との接触部位とする接着用シート100を製造することができる。
本発明者によって、端部21及び側面部23を被接着物30との接触部位とする接着用シート100の方が、端部22及び側面部23を被接着物30との接触部位とする接着用シート100よりも、接着力が高いことが確認されている。これは、端部21のほうが、もう一方の端部22よりも、垂直方向における密度が高いため(単位面積あたりのカーボンナノチューブ20の本数が多いため)、カーボンナノチューブ20と被接着物30との接触面積をより大きくとることができるためであると考えられる。このように、本実施形態によれば、第1実施形態及び第2実施形態で示された接着用シート100よりも接着力が向上された接着用シート100を提供することができる。
また、本発明によれば、カーボンナノチューブ20を成長させるための成長用基板40と、カーボンナノチューブ20を固定するための基板10を別々にしている。したがって、カーボンナノチューブ20を固定する基板10の材料を選択する自由度を向上させることができる。また、カーボンナノチューブの生成に使用した成長用基板40を再利用することがで、コストを削減することもできる。
また、本発明によれば、凹部13における底面13aから基板10の表面10aまでの長さがhに設定されており、カーボンナノチューブ20における垂直方向の長さがLとなっている。したがって、第1実施形態及び第2実施形態と同様に、基板10が、カーボンナノチューブ20の変形量を制限するストッパとしての役割を果たすので、カーボンナノチューブ20における垂直方向の長さがh未満に変形されるのが抑制され、カーボンナノチューブ20の塑性変形が抑制される。これにより、接着用シート100の接着力の低下が抑制される。
本実施形態では、第1塗布工程において、成長用基板40の表面40a全面に触媒14を塗布する例を示した。しかしながら、図15に示すように、成長用基板40の表面40aのうち、基板10の凹部13に対応する領域のみに、触媒14を塗布するようにしても良い。これにより、余分な塗布領域を失くし、コストを削減することができる。図15は、第1塗布工程の変形例を示す断面図である。
また、本実施形態に示した接着用シート100は、成長用基板40に成長させたカーボンナノチューブ20を基板10に転写した以外、第1実施形態及び第2実施形態で示した接着用シート100と、構造上異なる点はない。したがって、図1、図8、及び図9で示したような、カーボンナノチューブ20の配置を採用することができるのは、言うまでもない。この場合、第1実施形態で示した支持部材12が、図14(b)に示す凸部16に相当する。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記した実施形態になんら制限されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々変形して実施することが可能である。
なお、本実施形態で示した接着用シート100は、接着用シート100に被接着物を幾度も着脱するような使用に適している。上記したように、本実施形態で示された接着用シート100は、分子間力を接着力として有しているので、水平方向に対して剥がれ難く、垂直方向に対して剥がれ易い性質を有している。したがって、例えば、工場の製造ラインにおいて半導体チップなどの小さな部品を運搬する際に適用することができる。キャリアに接着用シート100を設け、該接着用シート100に半導体チップを接着することで、運搬の際に半導体チップがキャリアから落ちることを抑制し、且つ使用時に半導体チップをキャリアから容易に取り外すことができる。また、例えば、部品を掴むロボットハンドに接着用シート100を設けても良い。これにより、ロボットハンドと部品との着脱を容易にすることができる。
第1実施形態に係る接着用シートの概略構成を示す平面図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 接着用シートに被接着物を接着固定した状態を示す断面図である。 接着用シートに被接着物を接着固定した状態を示す平面図である。 支持部材の厚さhを説明するための断面図であり、(a)は、被接着物を接着用シートに接着固定していない状態を示し、(b)は、被接着物を接着用シートに接着固定した状態を示している。 第1実施形態に掛かる接着用シートの製造方法を説明するための断面図であり、(a)は、塗布工程を示し、(b)は、凹部形成工程を示し、(c)は、成長工程を示している。 凹部形成工程の変形例を示す断面図である。 カーボンナノチューブと支持部材の配置の変形例を示す平面図である。 カーボンナノチューブと支持部材の配置の変形例を示す平面図である。 支持部材の隣接間隔を説明するための平面図である。 第2実施形態に係る接着用シートの概略構成を示す断面図である。 第3実施形態に係る接着用シートの製造方法を説明するための断面図であり、(a)は、第1塗布工程を示し、(b)は、成長工程を示している。 第3実施形態に係る接着用シートの製造方法を説明するための断面図であり、(a)は、凹部形成工程を示し、(b)は、第2塗布工程を示している。 第3実施形態に係る接着用シートの製造方法を説明するための断面図であり、(a)は、接着工程を示しており、(b)は、転写工程を示している。 第1塗布工程の変形例を示す断面図である。
符号の説明
10・・・基板
11・・・ベース基板
12・・・支持部材
13・・・凹部
20・・・カーボンナノチューブ
30・・・被接着物
100・・・接着用シート

Claims (8)

  1. 基板と、該基板に固定された複数のナノファイバーとを有し、前記ナノファイバーに接触させた被接着物と前記ナノファイバーとの間に作用する分子間力によって、前記被接着物を前記ナノファイバーの表面に接着保持する接着用シートであって、
    前記基板には、該基板の表面に開口する凹部が設けられ、前記ナノファイバーは、前記凹部の底面に固定されるとともに、その一部が前記基板の表面よりも上方に位置しており、前記被接着物は前記基板の表面と接触し、
    前記基板として、ベース基板と、該ベース基板の表面の一部に積層配置された支持部材とを有し、
    前記凹部の底面は、前記ベース基板の表面であり、
    前記基板の表面は、前記支持部材における、前記ベース基板との対向面の裏面であることを特徴とする接着用シート。
  2. 前記支持部材は、前記基板よりも弾性率が高い材料を用いて形成されていることを特徴とする請求項1に記載の接着用シート。
  3. 前記ナノファイバーは、カーボンナノチューブであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の接着用シート。
  4. 前記カーボンナノチューブは、前記基板の表面よりも上方に位置する側の端部付近のほうが、前記凹部の底面側の端部付近よりも密度が高いことを特徴とする請求項に記載の接着用シート。
  5. 基板と、該基板に固定された複数のナノファイバーとを有し、前記ナノファイバーに接触させた被接着物と前記ナノファイバーとの間に作用する分子間力によって、前記被接着物を前記ナノファイバーの表面に接着保持する接着用シートの製造方法であって、
    ベース基板の表面に、前記ナノファイバーを成長させるための触媒を塗布する塗布工程と、
    前記ベース基板の表面の一部に、支持部材を設けることで、前記ベース基板と前記支持部材からなる前記基板を形成し、前記ベース基板の表面を底面とし、且つ前記支持部材を側面とする凹部を形成する凹部形成工程と、
    前記ナノファイバーの一部が、前記支持部材における前記ベース基板との対向面の裏面よりも上方に位置するように、前記凹部の底面から前記ナノファイバーを成長させる成長工程と、を有することを特徴とする接着用シートの製造方法
  6. 基板と、該基板に固定された複数のナノファイバーとを有し、前記ナノファイバーに接触させた被接着物と前記ナノファイバーとの間に作用する分子間力によって、前記被接着物を前記ナノファイバーの表面に接着保持する接着用シートの製造方法であって、
    ベース基板の表面に、前記ナノファイバーを成長させるための触媒を塗布する塗布工程と、
    前記ベース基板の表面に、前記ナノファイバーを成長させる成長工程と、
    前記ベース基板の表面の一部に、前記ナノファイバーを押しつぶしながら支持部材を配置することで、前記ベース基板と前記支持部材からなる前記基板を形成し、前記ベース基板の表面を底面とし、且つ前記支持部材を側面とする凹部を形成する凹部形成工程と、を備え、
    前記凹部形成工程では、前記支持部材における前記基板との対向面の裏面上に、前記凹部の底面に固定された前記ナノファイバーの一部が位置するように、前記凹部を有する前記基板を形成することを特徴とする接着用シートの製造方法
  7. 基板と、該基板に固定された複数のナノファイバーとを有し、前記ナノファイバーに接触させた被接着物と前記ナノファイバーとの間に作用する分子間力によって、前記被接着物を前記ナノファイバーの表面に接着保持する接着用シートの製造方法であって、
    前記基板とは異なる成長用基板の表面に、前記ナノファイバーとしてのカーボンナノチューブを成長させるための触媒を塗布する第1塗布工程と、
    前記成長用基板の表面に、前記カーボンナノチューブを成長させる成長工程と、
    前記基板の表面に、凹部を形成する凹部形成工程と、
    前記凹部の底面に、前記カーボンナノチューブを接着固定するための接着剤を塗布する第2塗布工程と、
    前記成長用基板の表面と前記基板の表面とを対向させ、且つ前記カーボンナノチューブにおける前記接着剤と対向する部位を前記接着剤に接触させることで、前記成長用基板と前記基板とを前記カーボンナノチューブを介して接着固定する接着工程と、
    前記カーボンナノチューブの一部が前記基板の表面よりも上方に位置するように、前記カーボンナノチューブと前記成長用基板とを切り離し、前記基板に前記カーボンナノチューブを転写する転写工程と、を有することを特徴とする接着用シートの製造方法。
  8. 前記第1塗布工程において、前記成長用基板の表面のうち、前記凹部に対応する領域のみに、前記触媒を塗布することを特徴とする請求項7に記載の接着用シート製造方法。
JP2008197441A 2008-07-31 2008-07-31 接着用シート、及びその製造方法 Expired - Fee Related JP5169589B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008197441A JP5169589B2 (ja) 2008-07-31 2008-07-31 接着用シート、及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008197441A JP5169589B2 (ja) 2008-07-31 2008-07-31 接着用シート、及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010031193A JP2010031193A (ja) 2010-02-12
JP5169589B2 true JP5169589B2 (ja) 2013-03-27

Family

ID=41736059

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008197441A Expired - Fee Related JP5169589B2 (ja) 2008-07-31 2008-07-31 接着用シート、及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5169589B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8518521B2 (en) 2009-10-16 2013-08-27 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Composite molded article

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017060406A (ja) * 2014-01-20 2017-03-30 日本たばこ産業株式会社 喫煙物品用のチップペーパー及びそれを用いた喫煙物品
JP6515838B2 (ja) * 2016-02-26 2019-05-22 株式会社デンソー カーボンナノチューブ付部材、その製造方法、およびその製造装置
KR101983674B1 (ko) * 2016-11-10 2019-05-30 어플라이드 머티어리얼스, 인코포레이티드 기판을 홀딩하기 위한 홀딩 어레인지먼트, 홀딩 어레인지먼트를 포함하는 캐리어, 캐리어를 이용하는 프로세싱 시스템, 및 홀딩 어레인지먼트로부터 기판을 릴리스하기 위한 방법

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3432447B2 (ja) * 1999-03-31 2003-08-04 株式会社東芝 カーボン繊維とその保持体からなる構造物の製造方法
JPWO2007032164A1 (ja) * 2005-09-12 2009-03-19 日産自動車株式会社 接着構造体及びその製造方法
CN102015525A (zh) * 2008-04-16 2011-04-13 日东电工株式会社 纤维状柱状结构体集合体和使用该集合体的粘合部件

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8518521B2 (en) 2009-10-16 2013-08-27 Aisin Seiki Kabushiki Kaisha Composite molded article

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010031193A (ja) 2010-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5169589B2 (ja) 接着用シート、及びその製造方法
WO2018192389A1 (zh) 一种用于微元件转移的转置头
JP5319326B2 (ja) 凹凸パターンの形成方法および凹凸パターン形成用シート
EP2267761A3 (en) Graphene wafer, method for manufacturing the graphene wafer, method for releasing a graphene layer, and method for manufacturing a graphene device
CN104409408A (zh) 一种刚性基板及柔性显示器的制作方法
KR20150073873A (ko) 개선된 웨이퍼 핸들링을 위한 마이크로구조체들
TWI705511B (zh) 用來轉移單晶塊的方法
CN102790137A (zh) GaN基薄膜芯片的制备方法
WO2014056762A3 (de) Verfahren zur herstellung eines optoelektronischen halbleiterbauteils und optoelektronisches halbleiterbauteil
CN107403744B (zh) 基板搬送装置
KR102093340B1 (ko) 전사 인쇄용 스탬프 구조체 및 그 제조 방법과, 스탬프 구조체를 이용한 전사 인쇄 방법
JP2013103959A (ja) 半導体用接着シート
JP4870048B2 (ja) 電子部品装置及びその製造方法
JP5091920B2 (ja) 半導体ウエハの製造方法
KR20210096010A (ko) 이재 기판
KR100541856B1 (ko) 기판 홀딩장치
CN112455857A (zh) 粘合卡盘部件及其的图案形成方法、基板卡紧方法及系统
KR102032025B1 (ko) 효과적인 기판 탈부착 구조의 점착 척과 탈착 장치
JP6991399B2 (ja) 半導体素子の製造方法及び半導体素子の製造システム
CN111051575B (zh) 电铸用原盘及使用了该电铸用原盘的电铸模的制造方法
KR102424792B1 (ko) 정전기 방지 기능을 구비한 돔 형태의 건식 패드 구조체
JP2005353859A (ja) 半導体ウェハの剥離方法
JP5098660B2 (ja) カーボンナノチューブシート、その製造方法、及び、電子装置
US11056375B2 (en) Micro LED carrier board
JP6749992B2 (ja) 接着方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100908

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121016

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121217

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5169589

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160111

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees