JP4870048B2 - 電子部品装置及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は電子部品装置及びその製造方法に関するものであり、電子部品、特に、半導体チップを実装基板に実装するとともに、容易に取り外すことが可能であり実装部接合高さの調整を可能にするための構成に特徴のある電子部品装置及びその製造方法に関するものである。
従来、半導体チップを実装基板に実装する場合、半田等の金属からなる金属バンプにより、実装基板上の導電パッドと半導体チップ上の導電パッドとを、機械的及び電気的に接続していた。
近年の半導体チップの集積度の向上に伴って、導電パッドの微細化が進むと、金属バンプを流れる電流密度が増大し、このため、エレクトロマイグレーションにより、金属バンプを構成している金属原子が移動し易くなる。
この金属原子の移動は、バンプの断線を引き起こすという問題がある。
例えば、半田バンプを用いる場合、バンプ材料であるSnが移動し易く、Snが移動することによってSn密度の低下した部分が生じると、密度の低下した部分で断線が生じ易くなる。
さらに、半田溶融接合の際に、半導体チップと実装基板が高温になるが、実装後、半導体チップ及び実装基板が室温まで降温する過程で、両者の熱膨張係数の相違によって応力が発生する。
通常、実装基板の熱膨張係数は、半導体チップの熱膨張係数の10倍以上であるため、高温で半田接合した半導体チップ及び実装基板が室温まで降温すると、熱膨張係数の大きな実装基板がより大きく収縮するため、半導体チップに、面内方向の圧縮応力が印加されるが、応力が発生すると機械的に最も弱い部分に破壊が生ずる。
例えば、金属バンプや、半導体チップの層間絶縁膜等を構成する低誘電率絶縁材料等が破壊されてしまう。
なお、実装後の動作時における温度変化によっても同様の応力が発生する。
このような問題を解消するために、カーボンナノチューブを用いて、実装基板の導電パッドと半導体チップの導電パッドとを接続する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)ので、ここで、従来のカーボンナノチューブを用いた接続方法を説明する。
まず、プラズマ化学気相成長(PECVD)法により半導体チップの導電パッドからカーボンナノチューブを成長させたのち、カーボンナノチューブの根元を、半導体チップの導電パッドに埋め込むとともに、先端を実装基板の導電パッドに埋め込む。
即ち、カーボンナノチューブの両端が、半導体チップ及び実装基板の導電パッドに半田付けされた状態になり、これにより、カーボンナノチューブを介して、半導体チップが実装基板に機械的及び電気的に接続される。
カーボンナノチューブ1本に流すことができる電流密度は、従来の金属に比べて2〜3桁高いことが知られているため、エレクトロマイグレーションによる断線の発生が生じにくくなる。
また、カーボンナノチューブは柔軟性を持つため、実装された半導体チップは実装基板に対して面内方向に僅かに移動することができるため、熱膨張係数の相違に起因する機械的応力による破壊を防止することができることになる。
特表2004−528727号公報
複数の半導体チップを1枚の実装基板に実装する場合、実装後の検査によって一部の半導体チップの動作不良が検出されると、動作不良が検出された半導体チップのみを交換(リペア)する必要がある。
例えば、半導体チップ各々の良品率が99%であっても、13個の半導体チップを1枚の実装基板に実装した半導体装置の良品率は88%(≒0.9913×100%)まで低下してしまう。
ところが、金属バンプによる接続方法では一旦実装した半導体チップを取り外すことが困難であり、また、上記の特許文献1に記載されたカーボンナノチューブによる接続方法でもカーボンナノチューブの両端が、半導体チップ及び実装基板の導電パッドに半田付けされた状態になっているので、一旦実装した半導体チップを取り外すことが困難である。
そこで、本出願人は、半導体チップ側に成長させたカーボンナノチューブの他端を半田で接合することなく、押し付け機構で実装基板に押さえ付けることにより、半導体チップと実装基板との間の電気的接続を行うことによる半導体チップを着脱自在にすることを提案している(必要ならば、特願2006−141504参照)ので、図9を参照して説明する。
図9参照
まず、複数の半導体チップ、例えば、2個の半導体チップ311 ,312 と実装面に導電パッド41を形成するとともに、両側に一対の押し付け機構42を備えたプリント配線基板等の実装基板40、及び、両端に一対の窪み45を形成したヒートスプレッダ44を用意する。
この場合の半導体チップ311 ,312 の表面に設けた導電パッド321 ,322 の表面からカーボンナノチューブ331 ,332 を導電性接着剤を用いて転写することによって、半導体チップ311 ,312 の主面に対して垂直方向に延在するように設けている。
また、実装基板40の実装面に設けた一対の押し付け機構42が例えば、基部が実装基板40に揺動可能に取り付けられた鉤型のピン部材43から構成される。
次いで、カーボンナノチューブ331 ,332 と実装基板40に設けた導電パッド41が互いに対向するように当接させたのち、半導体チップ311 ,312 の背面に、ヒートスプレッダ44を接触させる。
次いで、ピン部材43をヒートスプレッダ44に設けた窪み45に当接・係合することによって、ヒートスプレッダ44を介して半導体チップ311 ,312 を実装基板40に押し付けて固定する。
この場合、カーボンナノチューブ331 ,332 は弾力性を有するため、半導体チップ311 ,312 を実装基板41に押し付けると、カーボンナノチューブ331 ,332 が弾性変形するとともに、その復元力によって、カーボンナノチューブ331 ,332 の先端が実装基板40の導電パッド41に押し付けられる。
また、半導体チップ311 ,312 とヒートスプレッダ44との間の摩擦力、及び、カーボンナノチューブ331 ,332 の先端と実装基板40側の導電パッド41との摩擦力により、半導体チップ10の、実装面内に関する位置が拘束されることになる。
このように、実装基板40の導電パッド41と、半導体チップ311 ,312 の導電パッド321 ,322 とがカーボンナノチューブ331 ,332 を介して電気的に接続されており、カーボンナノチューブは、強いsp2結合で構成されているため、エレクトロマイグレーションが生じにくくなる。
さらに、カーボンナノチューブ331 ,332 が弾性変形することによって、実装基板40の導電パッド41と、半導体チップ311 ,312 の導電パッド321 ,322 とが電気的に良好に接続される。
なお、複数のカーボンナノチューブ331 ,332 、ファンデルワールス力によって相互に弱く結合してカーボンナノチューブ束(bundle)を構成する。
一方、実装基板40と半導体チップ311 ,312 との熱膨張係数の差に起因して、一方が他方に対して相対的に膨張または縮小すると、カーボンナノチューブ331 ,332 が容易に弾性変形するため、実装基板40と半導体チップ311 ,312 との相対的な変形による応力が、カーボンナノチューブ331 ,332 の弾性変形によって吸収されるため、実装基板40と半導体チップ311 ,312 に加わる応力が軽減され、導電パッド41と導電パッド321 ,322 との接続部分や半導体チップ311 ,312 自体の破壊を防止することができる。
また、カーボンナノチューブ331 ,332 は弾性変形するため高さの相違を十分吸収することが可能であるため、実装基板40の導電パッド41や、半導体チップ311 ,312 の導電パッド321 ,322 の高さを揃えておく必要はない。
さらに、複数の半導体チップ311 ,312 を1枚の実装基板40に実装した後の検査で、一部の半導体チップ311 ,312 の不良が検出された場合、押し付け機構42をヒートスプレッダ44から外すことにより、不良と判定された半導体チップ311 ,312 のみを実装基板40から容易に取り外すことができ、不良の半導体チップ311 ,312 に代えて、新たな半導体チップ311 ,312 を実装することが容易になる。
即ち、カーボンナノチューブ331 ,332 は実装基板40の導電パッド41に、カーボンナノチューブ331 ,332 の復元力によって接触しているのみであるため、半導体チップ311 ,312 を取り外しても、実装基板40は何ら損傷を受けず、不良の半導体チップ311 ,312 を取り外した後に、実装基板40の修復処理等を行う必要がない。
しかし、複数の半導体チップ311 ,312 を均一に押圧するためには、基部及び鉤型のピン部材43からなる押し付け機構42を精度良く形成する必要があるため、実装基板の製造コストが高くなる虞があるとともに、不良の半導体チップ311 ,312 を交換する際には、一対のピン部材43による係合をバランス良く解除する必要があるため、係合解除作業が煩雑になるという問題もある。
したがって、本発明は、簡単な構成と簡単な操作により電子部品チップを実装基板に一定の高さに制御して実装するとともに、実装した電子部品チップを容易に取り外すことを可能にすることを目的とする。
図1は本発明の原理的構成図であり、ここで図1を参照して、本発明における課題を解決するための手段を説明する。
図1参照
上記の課題を解決するために、本発明は、電子部品装置において、実装面に複数の導電パッド2を設けた実装基板1と、実装基板1に設けた導電パッド2に対応する導電パッド2を有する電子部品チップ3と、実装基板1に設けた導電パッド2或いは電子部品チップ3に設けた導電パッド2の内の一方の導電パッド2から延びる複数の導電性ナノチューブ5と、導電性ナノチューブ5の先端が、導電性ナノチューブ5が形成されていない他方の導電パッド2に接触した状態で電子部品チップ3を実装基板1に非拘束で押圧する押圧部材6と、電子部品チップ3を実装基板1側に固定する接着剤8とを有することを特徴とする。
このように、導電性ナノチューブ5の先端が導電性ナノチューブ5が形成されていない他方の導電パッド2に接触した状態で電子部品チップ3を実装基板1に非拘束で押圧しているので、押圧のための構成が簡素化される。
この場合、電子部品チップ3は、スペーサ7を介して実装基板1に接着剤8により固定することが望ましく、電子部品チップ3を実装基板に一定の高さに制御して実装することが容易になる。
また、この場合、導電性ナノチューブ5が湾曲しており、その復元力によって、導電性ナノチューブ5の先端が、導電性ナノチューブ5の形成されていない他方の導電パッド2に押し付けられていることが望ましく、それによって、電気的導通を良好に確保することができる。
また、電子部品チップ3を囲むとともに、押圧部材6が電子部品チップ3を実装基板1に押圧するようにガイドするガイド部材9を設けることが望ましく、それによって、押圧部材6と電子部品チップ3との位置合わせが不要になるので、押圧部材6による押圧を簡単に且つ確実に行うことができる。
また、電子部品チップ3を、実装基板1上に複数個実装しても良く、その場合には、各電子部品チップ3を一つのガイド部材9で囲んでも良いし、各電子部品チップ3を個々に別個のガイド部材9で囲むようにしても良い。
また、本発明は、電子部品装置の製造方法において、実装面に複数の導電パッド2を設けた実装基板1に対して、実装基板1に設けた導電パッド2に対応する導電パッド2を有する電子部品チップ3を対向させて実装基板1に設けた導電パッド2或いは電子部品チップ3に設けた導電パッド2の内の一方の導電パッド2から延びる複数の導電性ナノチューブ5の先端が、導電性ナノチューブ5が形成されていない他方の導電パッド2に接触させた状態で電子部品チップ3の特性試験を行い、電子部品チップ3の特性に欠陥がある場合には、電子部品チップ3を交換し、電子部品チップ3の特性に欠陥がない場合には電子部品チップ3を実装基板1側に接着剤8により固定することを特徴とする。
このように、接着剤8による固定の前に電子部品チップ3の特性試験を行っているので、接着剤8による固定の前には電子部品チップ3は着脱自在であるので、実装後の検査によって一部の電子部品チップ3の動作不良が検出された場合に、動作不良が検出された半導体チップ3のみを交換(リペア)することが容易になる。
また、半導体チップ3の交換の際には、半導体チップ3はまだ接着剤8により固定されていないので、半導体チップ3を取り外した後に、実装基板1の修復処理等を行う必要がない。
この場合の電子部品チップ3の特性試験は、電子部品チップ3を押圧部材6を用いて実装基板1側に押圧し、導電性ナノチューブ5を湾曲させた状態で行うことが望ましく、それによって、使用状態における特性試験が可能になる。
本発明によれば、導電性ナノチューブの先端が、対応する導電パッドに接触することにより電気的接続が確保されるが、接着剤による固定の前では単に接触しているのみであるため、実装基板から電子部品チップを容易に取り外すことができる。
本発明は、実装面に複数の導電パッドを設けた実装基板に対して、実装基板に設けた導電パッドに対応する導電パッドを有する半導体チップ等の電子部品チップをスペーサを介して電子部品チップを実装基板に一定の高さに制御して対向載置し、電子部品チップを囲むガイド部材により重り板部材等の押圧部材をガイドしてこの押圧部材により電子部品チップを実装基板に押圧して実装基板に設けた導電パッド或いは電子部品チップに設けた導電パッドの内の一方の導電パッドから延びる複数の導電性ナノチューブの先端が、導電性ナノチューブが形成されていない他方の導電パッドに接触させた状態で電子部品チップの特性試験を行い、電子部品チップの特性に欠陥がある場合には、電子部品チップを交換し、電子部品チップの特性に欠陥がない場合には電子部品チップを実装基板側にスペーサを介して接着剤により固定するものである。
ここで、図2乃至図4を参照して、本発明の実施例1の半導体装置の製造方法を説明する。
図2参照
まず、例えば、AlNをベースにするとともに、表面に導電パッド11を形成した実装基板10を用意する。
この導電パッド11は、例えば、Cuからなる薄膜パターン12の表面を、Ni膜13で覆い、さらにその表面をAu膜14で覆った積層構造からなり、また、その平面形状は、例えば、正方形または長方形である。
一方、半導体チップ20は、例えば、表面に多数のトランジスタや多層配線等が形成された基板21の最上層にAlパッド22を設けるとともに、その表面を覆うように保護膜23を設け、この保護膜23にAlパッド22の表面の一部の領域を露出させる開口を形成する。
次いで、開口部に例えば、Ti膜25及びNi膜26を順次積層して、Alパッド22に接続する導電パッド24を形成したのち、導電パッド24の表面に別途成長させた導電性カーボンナノチューブ27を導電性接着剤を用いて転写する。
なお、この場合の導電性カーボンナノチューブ27の長さは例えば、120μmである。
図3参照
次いで、実装基板10上に、例えば、ステンレス製のガイド部材15を位置合わせし、接着剤を用いて固定したのち、例えば、厚さが100μmの樹脂製のスペーサ16をガイド部材15の内側に接着剤を用いて配置・固定する。
なお、この場合のガイド部材15は半導体チップ20を内包できる程度のサイズの枠状部材であり、また、スペーサ16も枠状である。
次いで、半導体チップ20を半導体チップ20の導電パッド24に転写成長した導電性カーボンナノチューブ27の先端を、実装基板10に設けた導電パッド11に接触させる。
図4参照
次いで、例えば、SUS303からなるオモリ17をガイド部材15にガイドされて半導体チップ20の背面を押圧するように載置して接触導通を確保する。
このとき、導電性カーボンナノチューブ27が弾性変形して、その先端が導電パッド11に押し付けられる。
次いで、オモリ17により半導体チップ20を実装基板10に押し付けた状態で、半導体チップ20の動作テストを行い、動作不良の場合には、オモリ17を引き上げて半導体チップ20を交換して、再び、オモリ17により半導体チップ20を実装基板10に押し付けた状態で、半導体チップ20の動作テストを行う。
この場合、半導体チップ20は、オモリ17により実装基板10に押圧されて接触導通を確保しているだけであるので着脱自在であり、チップ交換は容易である。
そして、動作テストで正常動作が確認された場合には、ガイド部材15とオモリ17との間に設けた間隙(図示を省略)から半導体チップ20とスペーサ16との境界に硬化前の接着剤18を充填したのち、接着剤18を硬化させる。
この場合の接着剤18の充填は、例えば、毛細管現象を利用して容易に行うことができる。
また、接着剤18としては、硬化した後も実装基板10及び半導体チップ20のいずれよりも柔軟性に富んでいる(弾性率の大きい)樹脂等を用いる。
最終的には、接着剤18によって、半導体チップ10がスペーサ16に押し付けられた状態が維持されるとともに、オモリ17による押圧状態が維持される。
また、導電性カーボンナノチューブ27の湾曲状態は、スペーサ16の厚さで制御されることになる。
本発明の実施例1によれば、導電性カーボンナノチューブの先端が、対応する導電パッドに接触することにより電気的接続が確保されるが、接着剤による固定の前では単に接触しているのみであるため、実装基板から半導体チップを容易に取り外すことができる。
また、押圧の際にガイド部材とオモリを使用するだけであるので、押圧機構が簡単になり、半導体チップの着脱機構を安価に構成することができる。
次に、図5乃至図7を参照して、本発明の実施例2の半導体装置の製造方法を説明するが、この実施例2は、導電性カーボンナノチューブを実装基板に設けた導電パッドに転写しただけで、他の構成は上記の実施例1と同様である。
図5参照
まず、例えば、AlNをベースにするとともに、表面に、例えば、Cuからなる薄膜パターン12の表面を、Ni膜13で覆い、さらにその表面をAu膜14で覆った積層構造からなる導電パッド11を形成した実装基板10を用意し、導電パッド11の表面に別途成長させた導電性カーボンナノチューブ19を導電性接着剤を用いて転写する。
なお、この場合の導電性カーボンナノチューブ19の長さは例えば、120μmである。
一方、半導体チップ20は、例えば、表面に多数のトランジスタや多層配線等が形成された基板21の最上層にAlパッド22を設けるとともに、その表面を覆うように保護膜23を設け、この保護膜23にAlパッド22の表面の一部の領域を露出させる開口を形成し、この開口部に例えば、Ti膜25及びNi膜26を順次積層して、Alパッド22に接続する導電パッド24を形成する。
図6参照
次いで、実装基板10上に、例えば、ステンレス製のガイド部材15を位置合わせし、接着剤を用いて固定したのち、例えば、厚さが100μmの樹脂製のスペーサ16をガイド部材15の内側に接着剤を用いて配置・固定する。
なお、この場合のガイド部材15は半導体チップ20を内包できる程度のサイズの枠状部材であり、また、スペーサ16も枠状である。
次いで、半導体チップ20を半導体チップ20の導電パッド24を実装基板10に設けた導電パッド11に転写成長した導電性カーボンナノチューブ19の先端に接触させる。
図7参照
次いで、例えば、SUS303からなるオモリ17をガイド部材15にガイドされて半導体チップ20の背面を押圧するように載置して接触導通を確保する。
このとき、導電性カーボンナノチューブ19が弾性変形して、その先端が導電パッド24に押し付けられる。
次いで、オモリ17により半導体チップ20を実装基板10に押し付けた状態で、半導体チップ20の動作テストを行い、動作不良の場合には、オモリ17を引き上げて半導体チップ20を交換して、再び、オモリ17により半導体チップ20を実装基板10に押し付けた状態で、半導体チップ20の動作テストを行う。
この場合、半導体チップ20は、オモリ17により実装基板10に押圧されて接触導通を確保しているだけであるので着脱自在であり、チップ交換は容易である。
そして、動作テストで正常動作が確認された場合には、ガイド部材15とオモリ17との間に設けた間隙(図示を省略)から半導体チップ20とスペーサ16との境界に硬化前の接着剤18を充填したのち、接着剤18を硬化させる。
最終的には、接着剤18によって、半導体チップ20がスペーサ16に押し付けられた状態が維持されるとともに、オモリ17による押圧状態が維持される。
また、導電性カーボンナノチューブ19の湾曲状態は、スペーサ16の厚さで制御されることになる。
本発明の実施例2の場合も上記の実施例1と同様に、導電性カーボンナノチューブの先端が、対応する導電パッドに接触することにより電気的接続が確保されるが、接着剤による固定の前では単に接触しているのみであるため、実装基板から半導体チップを容易に取り外すことができる。
また、押圧の際にガイド部材とオモリを使用するだけであるので、押圧機構が簡単になり、半導体チップの着脱機構を安価に構成することができる。
次に、図8を参照して、本発明の実施例3の半導体装置の製造方法を説明するが、この実施例3は、実装基板に設けた導電パッドに設ける導電性カーボンナノチューブを導電パッド上に直接成長させたもので、他の構成は上記の実施例1と同様であるので、実装基板の構成のみ説明する。
図8参照
まず、例えば、AlNをベースにするとともに、表面に、例えば、Cuからなる薄膜パターン12の表面を、Ni膜13で覆い、さらにその表面をAu膜14で覆った積層構造からなる導電パッド11の表面に、スパッタリング法を用いて厚さが、例えば、5nmのTiN膜28及び厚さが、例えば、1nmのCo膜29を順次堆積させて触媒金属とする。
次いで、例えば、100Paの圧力下においてアセチレンを原料としたCVD法によって600℃の成長温度で導電性カーボンナノチューブ30を例えば、120μmの高さに成長させる。
この成長過程において、熱により溶融したCo膜29は局所的に凝集して導電性カーボンナノチューブ30の成長核になって導電性カーボンナノチューブ30が垂直方向に成長する。
この場合、実装基板10はカーボンナノチューブの成長温度に十分耐えることができる。
以降は、上記の実施例2と全く同様にして、半導体チップを実装基板10側に押圧しながら実装することになる。
このように、本発明の実施例3においては、カーボンナノチューブを導電パッド上に直接成長させているので、上記実施例2のようにカーボンナノチューブを転写する工程に比べて転写の際の位置合わせが不要になるとともに、転写が不要になるので工程が簡素化される。
以上、本発明の各実施例を説明してきたが、本発明は各実施例に記載された構成・条件等に限られるものではなく各種の変更が可能であり、例えば、導電パッドの材質等は任意であり、公知の各種の積層構造を用いても良いものである。
また、上記の各実施例においては実装基板のベースとしてAlNを用いているが、AlN実装基板に限られるものではなく、例えば、ガラスエポキシ実装基板を用いても良いものである。
本発明の活用例としては、半導体チップの実装構造が典型的なものであるが、実装する電子部品チップは半導体チップに限られるものではなく、例えば、表面弾性波素子、強誘電体光偏向素子等の半導体以外の各種の電子部品チップの実装にも適用されるものである。
本発明の原理的構成の説明図である。 本発明の実施例1の半導体装置の途中までの製造方法の説明図である。 本発明の実施例1の半導体装置の図2以降の途中までの製造方法の説明図である。 本発明の実施例1の半導体装置の図3以降の製造方法の説明図である。 本発明の実施例2の半導体装置の途中までの製造方法の説明図である。 本発明の実施例2の半導体装置の図5以降の途中までの製造方法の説明図である。 本発明の実施例2の半導体装置の図6以降の製造方法の説明図である。 本発明の実施例3における実装基板の構成説明図である。 本出願人による半導体チップの実装構造の説明図である。
符号の説明
1 実装基板
2 導電パッド
3 電子部品チップ
4 導電パッド
5 導電性ナノチューブ
6 押圧部材
7 スペーサ
8 接着剤
9 ガイド部材
10 実装基板
11 導電パッド
12 薄膜パターン
13 Ni膜
14 Au膜
15 ガイド部材
16 スペーサ
17 オモリ
18 接着剤
19 導電性カーボンナノチューブ
20 半導体チップ
21 基板
22 Alパッド
23 保護膜
24 導電パッド
25 Ti膜
26 Ni膜
27 導電性カーボンナノチューブ
28 TiN膜
29 Co膜
30 導電性カーボンナノチューブ
311 ,312 半導体チップ
321 ,322 導電パッド
331 ,332 カーボンナノチューブ
40 実装基板
41 導電パッド
42 押し付け機構
43 ピン部材
44 ヒートスプレッダ
45 窪み

Claims (6)

  1. 実装面に複数の導電パッドを設けた実装基板と、前記実装基板に設けた導電パッドに対応する導電パッドを有する電子部品チップと、前記実装基板に設けた導電パッド或いは前記電子部品チップに設けた導電パッドの内の一方の導電パッドから延びる複数の導電性ナノチューブと、前記導電性ナノチューブの先端が、前記導電性ナノチューブが形成されていない他方の導電パッドに接触した状態で前記電子部品チップを前記実装基板に非拘束で押圧する押圧部材と、前記電子部品チップを前記実装基板側に固定する接着剤とを有することを特徴とする電子部品装置。
  2. 前記電子部品チップが、スペーサを介して前記実装基板に前記接着剤により固定されていることを特徴とする請求項1記載の電子部品装置。
  3. 前記導電性ナノチューブが湾曲しており、その復元力によって、前記導電性ナノチューブの先端が、前記導電性ナノチューブの形成されていない他方の導電パッドに押し付けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の電子部品装置。
  4. 前記電子部品チップを囲むとともに、前記押圧部材が前記電子部品チップを前記実装基板に押圧するようにガイドするガイド部材を有していることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電子部品装置。
  5. 実装面に複数の導電パッドを設けた実装基板に対して、前記実装基板に設けた導電パッドに対応する導電パッドを有する電子部品チップを対向させて前記実装基板に設けた導電パッド或いは前記電子部品チップに設けた導電パッドの内の一方の導電パッドから延びる複数の導電性ナノチューブの先端が、前記導電性ナノチューブが形成されていない他方の導電パッドに接触させた状態で電子部品チップの特性試験を行い、電子部品チップの特性に欠陥がある場合には、電子部品チップを交換し、電子部品チップの特性に欠陥がない場合には前記電子部品チップを前記実装基板側に接着剤により固定することを特徴とする電子部品装置の製造方法。
  6. 前記電子部品チップの特性試験を、前記電子部品チップを押圧部材を用いて前記実装基板側に押圧し、前記導電性ナノチューブを湾曲させた状態で行うことを特徴とする請求項5記載の電子部品装置の製造方法。
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