JP5169030B2 - 焼入れ方法および焼入れ装置 - Google Patents
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また、シリンダボア部周辺に対しては冷却速度を遅くすると同時に、クランクシャフト支持部周辺に対しては冷却速度を速くしているので、シリンダボア部周辺の変形を抑えてボア寸法の高精度化を維持しつつ、クランクシャフト支持部周辺の高強度化を達成して、エンジンの高出力化に対応可能となる。
3,3A 水槽(液体貯留手段,液体冷却手段,冷却手段)
5 水(液体,冷媒)
13 送風機(送風手段,気体冷却手段,冷却手段)
15 跳ね上がり板(跳ね上がり防止部材)
23 シリンダボア部(ワークの部位)
25 バルク部(クランクシャフト支持部周辺,ワークの部位)
25a クランクシャフト支持部
27 空気(気体,冷媒)
29 気体供給管(気体供給通路)
31 昇降機構(昇降手段)
Claims (16)
- ワークに対し、その部位毎に冷却速度を変えてそれぞれ冷却することで、前記各部位毎に材料特性を変化させる焼入れ方法であって、前記ワークは、エンジンのシリンダブロックであり、該シリンダブロックのシリンダボア部周辺に対する冷却速度を、前記シリンダブロックのクランクシャフト支持部周辺を冷却する冷却速度より遅くすることを特徴とする焼入れ方法。
- 前記シリンダブロックのシリンダボア部周辺に対し第1の冷媒により冷却する一方、前記シリンダブロックのクランクシャフト支持部周辺に対し前記第1の冷媒とは別な第2の冷媒により冷却し、前記シリンダボア部周辺を冷却する第1の冷媒による冷却速度を、前記クランクシャフト支持部周辺を冷却する第2の冷媒による冷却速度より遅くすることを特徴とする請求項1に記載の焼入れ方法。
- ワークに対し、その部位毎に異なる冷媒を用いてそれぞれ冷却することで、前記各部位毎に材料特性を変化させる焼入れ方法であって、前記ワークは、エンジンのシリンダブロックであり、該シリンダブロックのシリンダボア部周辺に対し前記冷媒として気体により冷却する一方、前記シリンダブロックのクランクシャフト支持部周辺に対し前記気体とは別な冷媒として液体により冷却することを特徴とする焼入れ方法。
- 前記シリンダブロックのシリンダボア部周辺に対し前記冷媒として気体により冷却する一方、前記シリンダブロックのクランクシャフト支持部周辺に対し前記気体とは別な冷媒として液体により冷却することを特徴とする請求項2に記載の焼入れ方法。
- 前記ワークをアルミ合金からなる鋳物材とし、該鋳物材を溶体化温度まで加熱した後冷却することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の焼入れ方法。
- ワークに対し、その部位毎に冷却速度を変えてそれぞれ冷却する複数の冷却手段を設けた焼入れ装置であって、前記ワークは、エンジンのシリンダブロックであり、該シリンダブロックのシリンダボア部周辺に対して冷却する第1の冷却手段と、前記シリンダブロックのクランクシャフト支持部周辺に対して冷却する第2の冷却手段とを、それぞれ設け、前記第1の冷却手段による前記シリンダボア部周辺を冷却する冷却速度は、前記第2の冷却手段による前記クランクシャフト支持部周辺を冷却する冷却速度より遅いことを特徴とする焼入れ装置。
- 前記第1の冷却手段は前記シリンダボア部周辺に対し第1の冷媒により冷却するもので、前記第2の冷却手段は前記クランクシャフト支持部周辺に対し前記第1の冷媒とは別な第2の冷媒により冷却するものであり、前記第1の冷却手段による前記シリンダボア部周辺を冷却する冷却速度は、前記第2の冷却手段による前記クランクシャフト支持部周辺を冷却する冷却速度より遅いことを特徴とする請求項6に記載の焼入れ装置。
- ワークに対し、その部位毎に異なる冷媒を用いてそれぞれ冷却する複数の冷却手段を設けた焼入れ装置であって、前記ワークは、エンジンのシリンダブロックであり、該シリンダブロックのシリンダボア部周辺に対し前記冷媒として気体により冷却する気体冷却手段と、前記シリンダブロックのクランクシャフト支持部周辺に対し前記気体とは別な冷媒として液体により冷却する液体冷却手段とを、それぞれ設けたことを特徴とする焼入れ装置。
- 前記第1の冷却手段は、前記シリンダブロックのシリンダボア部周辺に対し前記第1の冷媒として気体により冷却する気体冷却手段であり、前記第2の冷却手段は、前記シリンダブロックのクランクシャフト支持部周辺に対し前記気体とは別な第2の冷媒として液体より冷却する液体冷却手段であることを特徴とする請求項7に記載の焼入れ装置。
- 前記ワークはアルミ合金からなる鋳物材であり、前記各冷却手段は前記鋳物材を溶体化温度まで加熱した後冷却することを特徴とする請求項6ないし9のいずれか1項に記載の焼入れ装置。
- 前記気体冷却手段は、気体を前記シリンダボア部周辺に向けて送風する送風手段で構成されていることを特徴とする請求項8または9に記載の焼入れ装置。
- 前記液体冷却手段は、液体を貯留する液体貯留手段を備え、この液体貯留手段に貯留した液体中に前記クランクシャフト支持部周辺を配置させることで冷却することを特徴とする請求項8,9,11のいずれか1項に記載の焼入れ装置。
- 前記気体冷却手段は、気体を前記シリンダボア部周辺に向けて送風する送風手段で構成され、前記液体貯留手段と前記送風手段との間に、前記送風手段の送風による前記液体貯留手段の液体の跳ね上がりを防止する跳ね上がり防止部材を設けたことを特徴とする請求項12に記載の焼入れ装置。
- 前記跳ね上がり防止部材は、前記ワークの周囲における前記液体貯留手段の液体の表面を覆う作業位置と、該作業位置から後退した待機位置との間を移動可能とされていることを特徴とする請求項13に記載の焼入れ装置。
- 前記液体貯留手段に配置した前記ワークの上下高さ位置を変化させる昇降手段を設けたことを特徴とする請求項12ないし14のいずれか1項に記載の焼入れ装置。
- 前記液体貯留手段に、該液体貯留手段の液体中を貫通して液面から気体吐出口が突出する気体供給通路を接続し、前記気体吐出口から前記シリンダボア内に気体を供給することを特徴とする12ないし15のいずれか1項に記載の焼入れ装置。
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