JP5168641B2 - 変倍光学系、これを有する光学機器及び変倍方法 - Google Patents

変倍光学系、これを有する光学機器及び変倍方法 Download PDF

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Description

本発明は、変倍光学系、これを有する光学機器及び変倍方法に関する。
変倍光学系の変倍方式として、5群以上のレンズ群からなる多群ズームによる変倍方式がある(例えば、特許文献1及び2を参照)。この変倍方式では、構成レンズ群の数が多いため、変倍を各群に分担させることができ、変倍がし易くなる。
特許第3054185号公報 特開平11−223770号公報
上記の特許文献1では、第2及び第4レンズ群の変倍比が大きく、第5レンズ群の変倍比が小さく設定されている。また、特許文献2では、第3及び第4レンズ群の変倍比が小さく、第5レンズ群の変倍比が大きく設定されている。
このように、従来の多群ズームにおいては、特定のレンズ群の変倍比が大きく、この群で変倍を行う一方、それ以外のレンズ群の変倍比は小さく、各レンズ群の変倍比が適切に設定されていないという問題があった。
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであり、第5レンズ群の変倍比を適切に設定することにより、各レンズ群の変倍比も適切に設定することが可能な変倍光学系、これを有する光学機器及び変倍方法を提供することを目的とする。
このような目的を達成するため、本発明の変倍光学系は、光軸に沿って物体側から順に配置された、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、負の屈折力を有する第4レンズ群と、正の屈折力を有する第5レンズ群と、負の屈折力を有する第6レンズ群とにより実質的に6個のレンズ群からなり、広角端状態から望遠端状態まで変倍する際に、前記第1レンズ群を像面に対して光軸方向に固定し、前記第2レンズ群、前記第3レンズ群、前記第5レンズ群および前記第6レンズ群を移動させ、前記第5レンズ群において、望遠端状態における横倍率β5Tとし、広角端状態における横倍率β5Wとしたとき、次式0.65<β5T/β5W<3.20の条件を満足する。
本発明の変倍光学系は、広角端状態における前記変倍光学系の全長をTLWとし、広角端状態における前記変倍光学系の焦点距離をfWとしたとき、次式2.90<TLW/fW<6.60の条件を満足することが好ましい。
本発明の変倍光学系は、望遠端状態における前記変倍光学系の全長をTLTとし、望遠端状態における前記変倍光学系の焦点距離をfTとしたとき、次式0.643<TLT/fT<0.692の条件を満足することが好ましい。
本発明の変倍光学系は、広角端状態から望遠端状態まで変倍する際に、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が増大し、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔が減少し、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間隔が増大することが好ましい。
本発明の変倍光学系は、前記第2レンズ群において、望遠端状態における横倍率をβ2Tとし、広角端状態における横倍率β2Wをとしたとき、次式β2T/β2W<6.100の条件を満足することが好ましい。
本発明の変倍光学系において、前記第2レンズ群の焦点距離をf2とし、前記第3レンズ群の焦点距離をf3としたとき、次式|f3/f2|<1.800の条件を満足することが好ましい。
本発明の変倍光学系において、前記第4レンズ群は、広角端状態から望遠端状態まで変倍する際に、像面に対して光軸方向に固定されていることが好ましい。
本発明の変倍光学系において、絞りは、前記第4レンズ群の物体側又は像側に配置され、広角端状態から望遠端状態まで変倍する際に、像面に対して光軸方向に固定されていることが好ましい。
本発明の変倍光学系において、前記第2レンズ群は、全体又は一部を光軸に対して直交方向の成分を持つように移動させることが好ましい。
本発明の変倍光学系は、前記第5レンズ群を移動させて合焦を行うことが好ましい。
また、本発明の光学機器は、上記変倍光学系を有する。
また、本発明の変倍方法は、光軸に沿って物体側から順に配置された、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、負の屈折力を有する第4レンズ群と、正の屈折力を有する第5レンズ群と、負の屈折力を有する第6レンズ群とにより実質的に6個のレンズ群からなる変倍光学系の変倍方法であって、広角端状態から望遠端状態まで変倍する際に、前記第1レンズ群を像面に対して光軸方向に固定し、前記第2レンズ群、前記第3レンズ群、前記第5レンズ群および前記第6レンズ群を移動させ、前記第5レンズ群において、望遠端状態における横倍率β5Tとし、広角端状態における横倍率β5Wとしたとき、次式0.65<β5T/β5W<3.20の条件を満足する。
本発明によれば、第5レンズ群の変倍比を適切に設定することにより、各レンズ群の変倍比も適切に設定することが可能な変倍光学系、これを有する光学機器及び変倍方法を提供することができる。
以下、好ましい実施形態について、図面を用いて説明する。
まず、変倍光学系における各レンズ群の変倍比の分担について説明する。一般に、変倍光学系の全系の焦点距離をfとし、第1レンズ群G1の焦点距離をf1とし、レンズ群の数をi(i=1、2、…n)とし、第iレンズ群の横倍率をβiとしたとき、全系の焦点距離fは次式(a)で表される。
f=f1×β2×β3…×βn …(a)
例えば、6つのレンズ群から構成されている場合(n=6)、広角端状態における全系の焦点距離fWは、広角端状態における第iレンズ群の横倍率(i=1、2、…6)をβiWとしたとき、次式(b)で表わされる。
fW=f1×β2W×β3W×β4W×β5W×β6W …(b)
また、6つのレンズ群から構成されている場合(n=6)、望遠端状態における全系の焦点距離をfTは、望遠端状態における第iレンズ群の横倍率(i=1、2、…6)をβiTとしたとき、次式(c)で表される。
fT=f1×β2T×β3T×β4T×β5T×β6T …(c)
また、第iレンズ群の変倍比Zi(i=1、2、…n)は、望遠端状態における横倍率βiTと広角端状態における横倍率βiWとの比であり、次式(d)で表される。
Zi=βiT/βiW …(d)
従って、変倍光学系の全系の変倍比Zは、次式(e)で表される。
Z=fT/fW
=(β2T/β2W)・(β3T/β3W)・(β4T/β4W)・(β5T/β5W)・(β6T/β6W)
=Z2×Z3×Z4×Z5×Z6 …(e)
上記の式(e)から分かるように、例えば、特定のレンズ群の変倍比Ziが全系の変倍比Zと同じであると、それ以外のレンズ群の変倍比Ziは全て1でも良くなってしまう。また、特定のレンズ群の変倍比Ziが変倍光学系の全系の変倍比Zより大きい場合は、それ以外のレンズ群の変倍比Ziは1より小さくなり、変倍比Zを大きくすることに寄与しない。このように、特定のレンズ群の変倍比Ziが著しく大きくなる一方、それ以外のレンズ群の変倍比Ziが著しく小さくなることは望ましくない。よって、本実施形態の変倍光学系においては、所定の変倍比Zを達成するために、各レンズ群で変倍比を適切に設定して、各レンズ群において変倍を分担することが好ましい。
以上のことを踏まえて、本実施形態は、図1に示すように、物体側から順に並んだ第1レンズ群G1〜第6レンズ群G6を有し、第5レンズ群G5において、望遠端状態における横倍率をβ5Tとし、広角端状態における横倍率をβ5Wとしたとき、次式(1)の条件を満足する。
0.65<β5T/β5W<3.20 …(1)
上記条件式(1)は、望遠端状態における第5レンズ群G5の横倍率β5Tと、広角端状態における第5レンズ群G5の横倍率β5Wとの比を規定したものである。本変倍光学系は、この条件式(1)を満足することで、良好な光学性能を実現することができる。なお、条件式(1)の上限値を上回ると、第5レンズ群G5の変倍比が大きくなり、それ以外のレンズ群の変倍比が小さくなり、球面収差の補正が困難になる。一方、条件式(1)の下限値を下回ると、第5レンズ群G5の変倍比が小さくなり、それ以外のレンズ群の変倍比が大きくなり、コマ収差の補正が困難になる。
なお、本実施形態の効果をより確実にするためには、条件式(1)の下限値を0.90に設定することが好ましい。また、本実施形態の効果をより確実にするためには、条件式(1)の上限値を3.00に設定することが好ましい。
また、本実施形態においては、広角端状態における本変倍光学系の全長をTLWとし、広角端状態における本変倍光学系の焦点距離をfWとしたとき、次式(2)の条件を満足することが好ましい。
2.90<TLW/fW<6.60 …(2)
上記条件式(2)は、広角端状態における本変倍光学系の全長TLWと、広角端状態における本変倍光学系の焦点距離fWとの比を規定したものである。本変倍光学系は、この条件式(2)を満足することで、良好な光学性能を実現することができる。なお、本変倍光学系は広角端状態においてレトロフォーカス型のパワー配置となっており、条件式(2)の上限値を上回ると、レトロフォーカス型のパワー配置がさらに強くなるため、歪曲収差の補正が困難になる。一方、条件式(2)の下限値を下回ると、本変倍光学系の全長が短くなるため、球面収差の補正が困難になる。
なお、本実施形態の効果をより確実にするためには、条件式(2)の下限値を3.00に設定することが好ましい。また、本実施形態の効果をより確実にするためには、条件式(2)の上限値を6.00に設定することが好ましい。
また、本実施形態においては、望遠端状態における本変倍光学系の全長をTLTとし、望遠端状態における本変倍光学系の焦点距離をfTとしたとき、次式(3)の条件を満足することが好ましい。
0.643<TLT/fT<0.692 …(3)
上記条件式(3)は、望遠端状態における本変倍光学系の全長TLTと、望遠端状態における本変倍光学系の焦点距離fTとの比を規定したものである。本変倍光学系は、この条件式(3)を満足することで、良好な光学性能を実現することができる。なお、本変倍光学系は望遠端状態においてテレフォト型のパワー配置となっており、条件式(3)の上限値を上回ると、本変倍光学系の全長が長くなるため大型化し、軸上色収差の補正が困難になる。一方、条件式(3)の下限値を下回ると、テレフォト型のパワー配置がさらに強くなるため、球面収差の補正が困難になる。
なお、本実施形態の効果をより確実にするためには、条件式(3)の下限値を0.644に設定することが好ましい。また、本実施形態の効果をより確実にするためには、条件式(3)の上限値を0.690に設定することが好ましい。
また、本実施形態においては、広角端状態から望遠端状態まで変倍する際に、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が増大し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間隔が増大することが好ましい。これにより、像面湾曲及び歪曲収差の補正が容易になる。
また、本実施形態においては、最も物体側に配置されたレンズ群(本実施形態では第1レンズ群G1)は、正の屈折力を有することが好ましい。これにより、本変倍光学系の全長を短くすることができる。また、歪曲収差の補正が容易になる。
ところで、変倍光学系の変倍方式として、広角端状態から望遠端状態まで変倍する際に、最も物体側に配置された第1レンズ群を物体側に繰り出す方式がある。これは、第1レンズ群を移動させることにより、像面湾曲などの収差補正が容易になるためである。しかしながら、第1レンズ群を移動する方式は、繰り出した際に偏芯を生じやすいという問題がある。
そこで、本実施形態においては、最も物体側に配置されたレンズ群(本実施形態では第1レンズ群G1)は、広角端状態から望遠端状態まで変倍する際に、像面Iに対して光軸方向に固定されていることが好ましい。このように、第1レンズ群G1が像面Iに対して光軸方向に固定されていることにより、偏芯が低減される。これに伴い、偏芯に伴う性能の低下、特に像面湾曲が軽減されることで、良好な光学性能を実現することができる。さらに、重たい第1レンズ群G1が像面に対して光軸方向に固定されることで、操作性が向上する。具体的には、重たい第1レンズ群G1の移動による重量バランスの変化、意図しない画角の変化及び第1レンズ群G1の自重落下、主にこれら3点の問題が解決する。また、不意にレンズをぶつけた場合など、衝撃に対して強度が向上することも期待できる。
また、本実施形態においては、第2レンズ群G2において、望遠端状態における横倍率をβ2Tとし、広角端状態における横倍率β2Wをとしたとき、次式(4)の条件を満足することが好ましい。
β2T/β2W<6.100 …(4)
上記条件式(4)は、望遠端状態における第2レンズ群G2の横倍率β2Tと、広角端状態における第2レンズ群G2の横倍率β2Wとの比を規定したものである。本変倍光学系は、この条件式(4)を満足することで、良好な光学性能を実現することができる。ここで、条件式(4)の上限値を上回ると、第2レンズ群G2の変倍比が大きくなり、第2レンズ群G2以外のレンズ群の変倍比が小さくなり、球面収差補正が困難になる。
なお、本実施形態の効果をより確実にするためには、条件式(4)の上限値を5.700に設定することが好ましい。
また、本実施形態においては、第2レンズ群G2の焦点距離をf2とし、第3レンズ群G3の焦点距離をf3としたとき、次式(5)の条件を満足することが好ましい。
|f3/f2|<1.800 …(5)
上記条件式(5)は、第3レンズ群G3の焦点距離f3と、第2レンズ群G2の焦点距離f2との比を規定したものである。本変倍光学系は、この条件式(5)を満足することで、良好な光学性能を実現することができる。ここで、条件式(5)の上限値を上回ると、第2レンズ群G2の焦点距離f2が短くなり、本変倍光学系の全長が長くなるとともに、像面湾曲の補正が困難になる。
なお、本実施形態の効果をより確実にするためには、条件式(5)の上限値を1.796に設定することが好ましい。
また、本実施形態においては、第5レンズ群G5の物体側に配置されたレンズ群(本実施形態では第4レンズ群G4)は、負の屈折力を有することが好ましい。これにより、球面収差の補正が容易になり、良好な光学性能を実現することができる。
また、本実施形態においては、第5レンズ群G5の像側に配置されたレンズ群(例えば第6レンズ群G6)は、負の屈折力を有することが好ましい。これにより、像面湾曲の補正が容易になり、良好な光学性能を実現することができる。
また、本実施形態においては、第2レンズ群G2は負の屈折力を有し、第3レンズ群G3及び第5レンズ群G5は正の屈折力を有することが好ましい。これにより、球面収差、像面湾曲及びコマ収差の補正が容易になり、良好な光学性能を実現することができる。
また、本実施形態においては、第4レンズ群G4は、広角端状態から望遠端状態まで変倍する際に、像面Iに対して光軸方向に固定されているが好ましい。これにより、偏芯が低減されるとともに、偏芯に伴う性能の低下、特に球面収差が軽減され、良好な光学性能を実現することができる。
また、本実施形態においては、絞りSは、広角端状態から望遠端状態まで変倍する際に、像面Iに対して光軸方向に固定されていることが好ましい。これにより、本変倍光学系の構成が容易になる。その結果、絞り径の精度が向上し、絞りSによる光束及び球面収差の調整が容易になり、良好な光学性能を実現することができる。
また、本実施形態においては、第2レンズ群G2は、全体又は一部を光軸に対して直交方向の成分を持つように移動させることが好ましい。これにより、像ブレ発生時の像面補正を行うことができ、良好な光学性能を実現することができる。
また、本実施形態においては、第5レンズ群G5を移動させて合焦を行うことが好ましい。本実施形態においては、第5レンズ群G5は、例えば第1レンズ群G1に比べ軽量なため、合焦を高速で行うことが可能となる。また、このように合焦レンズ群である第5レンズ群G5が軽量なため、超音波モーターを選択することが可能になり、静粛な合焦を実現することができる。
図29に、上記構成の変倍光学系を撮影レンズ1として備えたデジタル一眼レフカメラCAM(光学機器)の略断面図を示す。図29に示すデジタル一眼レフカメラCAMにおいて、不図示の物体(被写体)からの光は、撮影レンズ1で集光されて、クイックリターンミラー3を介して焦点板4に結像される。そして、焦点板4に結像された光は、ペンタプリズム5中で複数回反射されて接眼レンズ6へと導かれる。これにより、撮影者は、物体(被写体)像を接眼レンズ6を介して正立像として観察することができる。
また、撮影者によって不図示のレリーズボタンが押されると、クイックリターンミラー3が光路外へ退避し、撮影レンズ1で集光された不図示の物体(被写体)の光は撮像素子7上に被写体像を形成する。これにより、物体(被写体)からの光は、当該撮像素子7により撮像され、物体(被写体)画像として不図示のメモリに記録される。このようにして、撮影者は本カメラCAMによる物体(被写体)の撮影を行うことができる。なお、図29に記載のカメラCAMは、撮影レンズ1を着脱可能に保持するものでもよく、撮影レンズ1と一体に成形されるものでもよい。また、カメラCAMは、いわゆる一眼レフカメラでもよく、クイックリターンミラー等を有さないコンパクトカメラでもよい。
以下、本実施形態に係る各実施例について、図面に基づいて説明する。以下に、表1〜表4を示すが、これらは第1〜第4実施例における各諸元の表である。[全体諸元]において、fは全系の焦点距離を、FNOはFナンバーを、TLは全系の全長を、2ωは全画角を示す。[レンズデータ]においては、面番号は光線の進行する方向に沿った物体側からのレンズ面の順序を、rは各レンズ面の曲率半径を、dは各光学面から次の光学面(又は像面)までの光軸上の距離である面間隔を、ndはd線(波長587.6nm)に対する屈折率を、νdはd線に対するアッベ数を、開口絞りSは開口絞りを、BFはバックフォーカスを示す。なお、曲率半径の「0.0000」は平面又は開口を示す。[可変間隔データ]において、fは全系の焦点距離を、βは全系の横倍率を、Di(但し、iは整数)は第i面の可変の面間隔を示す。[各群焦点距離データ]において、各群の初面、焦点距離及び変倍比を示す。[条件式対応値]において、上記の条件式(1)〜(5)に対応する値を示す。
なお、表中において、焦点距離f、曲率半径r、面間隔d、その他の長さの単位は、一般に「mm」が使われている。但し、光学系は、比例拡大又は比例縮小しても同等の光学性能が得られるので、単位は「mm」に限定されることなく、他の適当な単位を用いることが可能である。
以上の表の説明は、他の実施例においても同様とし、その説明を省略する。
(第1実施例)
第1実施例について、図1〜図7及び表1を用いて説明する。図1は、第1実施例のレンズ構成図及びズーム軌跡を示したものである。図1に示すように、第1実施例に係る変倍光学系は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5と、負の屈折力を有する第6レンズ群G6とを有している。
第1レンズ群G1は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と両凸形状の正レンズL12との接合レンズと、両凸形状の正レンズL13とからなる。第2レンズ群G2は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、両凸形状の正レンズL21と両凹形状の負レンズL22との接合レンズと、両凹形状の負レンズL23と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL24との接合レンズと、両凹形状の負レンズL25とからなる。第3レンズ群G3は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、両凸形状の正レンズL31と、両凸形状の正レンズL32と両凹形状の負レンズL33との接合レンズとからなる。第4レンズ群G4は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL41からなる。第5レンズ群G5は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、両凸形状の正レンズL51と、両凸形状の正レンズL52と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL53との接合レンズとからなる。第6レンズ群G6は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、両凸形状の正レンズL61と両凹形状の負レンズL62との接合レンズからなる。
このような構成である本実施例に係る変倍光学系では、広角端状態から望遠端状態への変倍に際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が増大し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間隔が増大し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との間隔が減少し、第5レンズ群G5と第6レンズ群G6との間隔が一旦増加した後に減少するように、各レンズ群が移動する。但し、広角端状態から望遠端状態への変倍に際して、第1レンズ群G1と第4レンズ群G4は像面Iに対して固定である。
また、開口絞りSは、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との間に配置され、広角端状態から望遠端状態への変倍に際して像面Iに対して固定である。
なお、本実施例に係る変倍光学系では、第2レンズ群G2における、レンズL23とレンズL24との接合レンズを光軸と直交する方向へシフトさせることで、ぶれ発生時の像面補正が行われる。全系の焦点距離がfで、ぶれ補正係数(光軸方向のぶれ補正用のレンズ群の移動量に対する像面上の像の移動量の比)がKのレンズで角度θの回転ぶれを補正するには、ぶれ補正用のレンズ群を(f・tanθ)/Kだけ光軸と直交方向に移動させればよい。本実施例の広角端状態において、ぶれ補正係数Kは−0.890であり、焦点距離は81.6(mm)であるので、0.350°の回転ぶれを補正するためのレンズL23とレンズL24との接合レンズの移動量は−0.560(mm)である。本実施例の望遠端状態において、ぶれ補正係数Kは−2.500であり、焦点距離は392(mm)であるので、0.160°の回転ぶれを補正するためのレンズL23とレンズL24との接合レンズの移動量は−0.437(mm)である。
以下の表1に第1実施例に係る変倍光学系の各諸元の値を掲げる。なお、表1における面番号1〜29は、図1に示す面1〜29に対応している。
(表1)
[全体諸元]
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
f 81.6 〜 200 〜 392
FNO 4.6 〜 5.4 〜 5.8
TL 258 〜 258 〜 258
2ω 30.0 〜 12.0 〜 6.1
[レンズデータ]
面番号 r d nd νd
1 179.6360 2.5 1.83400 37.2
2 74.9086 10.0 1.49782 82.6
3 -1035.6800 0.2 1.00000
4 79.3505 9.0 1.49782 82.6
5 -556.1685 D5 1.00000
6 133.4658 4.8 1.78472 25.7
7 -77.0017 1.8 1.80440 39.6
8 123.6346 4.0 1.00000
9 -175.3368 1.7 1.64000 60.1
10 37.3811 3.5 1.72825 28.5
11 60.8225 5.2 1.00000
12 -91.0525 2.0 1.79500 45.3
13 433.3106 D13 1.00000
14 73.1265 5.5 1.51680 64.1
15 -83.8137 0.2 1.00000
16 61.0089 6.0 1.51680 64.1
17 -145.1031 2.0 1.80518 25.4
18 209.2002 D18 1.00000
19 -72.8028 2.0 1.48749 70.5
20 -154.9070 2.0 1.00000
21 0.0000 D21 1.00000(開口絞りS)
22 121.3551 4.0 1.48749 70.5
23 -103.9676 0.1 1.00000
24 48.3824 6.0 1.48749 70.5
25 -47.3576 1.2 1.83400 37.2
26 -522.9009 D26 1.00000
27 1784.6923 3.7 1.80518 25.4
28 -30.0632 1.1 1.79500 45.3
29 39.3186 BF 1.00000
[可変間隔データ]
無限遠 近距離
広角端 中間 望遠端 広角端 中間 望遠端
f 81.6 200 392 − − −
β 0 0 0 -0.0333 -0.0333 -0.0333
D0 0 0 0 2353.99 5834.28 11543.45
D5 4.81 34.24 49.46 4.81 34.24 49.46
D13 70.20 31.01 2.00 70.20 31.01 2.00
D18 3.99 13.75 27.54 3.99 13.75 27.54
D21 36.42 20.56 15.83 35.68 19.22 13.53
D26 8.55 9.74 2.00 9.29 11.09 4.30
BF 55.56 70.22 82.69 55.56 70.22 82.69
[各群焦点距離データ]
群番号 群初面 群焦点距離 変倍比
G1 1 129.25 −
G2 6 -39.81 3.25
G3 14 61.69 1.20
G4 19 -284.03 0.93
G5 22 74.76 1.05
G6 27 -51.54 1.25
[条件式対応値]
条件式(1)β5T/β5W=1.052
条件式(2)TLW/fW=3.162
条件式(3)TLT/fT=0.658
条件式(4)β2T/β2W=3.246
条件式(5)|f3/f2|=1.550
表1に示す諸元の表から、第1実施例に係る変倍光学系では、上記条件式(1)〜(5)を全て満たすことが分かる。
図2(a),(b)は、それぞれ第1実施例に係る変倍光学系の広角端状態における無限遠合焦時の諸収差図、及び、ぶれ補正を行った際のメリディオナル横収差図である。
図3は、第1実施例に係る変倍光学系の中間焦点距離状態における無限遠合焦時の諸収差図である。図4(a),(b)は、それぞれ第1実施例に係る変倍光学系の望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図、及び、ぶれ補正を行った際のメリディオナル横収差図である。図5(a),(b)は、それぞれ第1実施例に係る変倍光学系の広角端状態における近距離合焦時(全系の横倍率β=-0.033)の諸収差図、及び、ぶれ補正を行った際のメリディオナル横収差図である。図6は、第1実施例に係る変倍光学系の中間焦点距離状態における近距離合焦時(全系の横倍率β=-0.033)の諸収差図である。図7(a),(b)は、それぞれ第1実施例に係る変倍光学系の望遠端状態における近距離合焦時(全系の横倍率β=-0.033)の諸収差図、及び、ぶれ補正を行った際のメリディオナル横収差図である。
各収差図において、FNOはFナンバーを、Yは像高(単位:mm)を示す。なお、球面収差図では最大口径に対応するFナンバーの値を示し、非点収差図及び歪曲収差図では像高の最大値をそれぞれ示し、コマ収差図では各像高の値を示す。また、dはd線(波長587.6nm)、gはg線(波長435.8nm)に対する諸収差を、記載のないものはd線に対する諸収差をそれぞれ示す。また、非点収差図において、実線はサジタル像面を示し、破線はメリディオナル像面を示す。以上の収差図の説明は、他の実施例においても同様とし、その説明を省略する。
各収差図から明らかなように、第1実施例では、広角端状態から望遠端状態までの各焦点距離状態において諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有することが分かる。
(第2実施例)
第2実施例について、図8〜図14及び表2を用いて説明する。図8は、第2実施例のレンズ構成図及びズーム軌跡を示したものである。図8に示すように、第2実施例に係る変倍光学系は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5と、負の屈折力を有する第6レンズ群G6とを有している。
第1レンズ群G1は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と両凸形状の正レンズL12との接合レンズと、両凸形状の正レンズL13とからなる。第2レンズ群G2は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、両凸形状の正レンズL21と両凹形状の負レンズL22との接合レンズと、両凹形状の負レンズL23と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL24との接合レンズと、両凹形状の負レンズL25とからなる。第3レンズ群G3は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、両凸形状の正レンズL31と、両凸形状の正レンズL32と両凹形状の負レンズL33との接合レンズとからなる。第4レンズ群G4は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL41からなる。第5レンズ群G5は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、両凸形状の正レンズL51と、両凸形状の正レンズL52と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL53との接合レンズとからなる。第6レンズ群G6は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL61と両凹形状の負レンズL62との接合レンズからなる。
このような構成である本実施例に係る変倍光学系では、広角端状態から望遠端状態への変倍に際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が増大し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間隔が増大し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との間隔が減少し、第5レンズ群G5と第6レンズ群G6との間隔が一旦増加した後に減少するように、各レンズ群が移動する。但し、広角端状態から望遠端状態への変倍に際して、第1レンズ群G1と第4レンズ群G4は像面Iに対して固定である。
また、開口絞りSは、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との間に配置され、広角端状態から望遠端状態への変倍に際して像面Iに対して固定である。
なお、本実施例に係る変倍光学系では、第2レンズ群G2における、レンズL23とレンズL24との接合レンズを光軸と直交する方向へシフトさせることで、ぶれ発生時の像面補正が行われる。全系の焦点距離がfで、ぶれ補正係数(光軸方向のぶれ補正用のレンズ群の移動量に対する像面上の像の移動量の比)がKのレンズで角度θの回転ぶれを補正するには、ぶれ補正用のレンズ群を(f・tanθ)/Kだけ光軸と直交方向に移動させればよい。本実施例の広角端状態において、ぶれ補正係数Kは−0.890であり、焦点距離は81.6(mm)であるので、0.350°の回転ぶれを補正するためのレンズL23とレンズL24との接合レンズの移動量は−0.560(mm)である。本実施例の望遠端状態において、ぶれ補正係数Kは−2.500であり、焦点距離は392(mm)であるので、0.160°の回転ぶれを補正するためのレンズL23とレンズL24との接合レンズの移動量は−0.437(mm)である。
以下の表2に第2実施例に係る変倍光学系の各諸元の値を掲げる。なお、表2における面番号1〜29は、図8に示す面1〜29に対応している。
(表2)
[全体諸元]
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
f 81.6 〜 200 〜 392
FNO 4.5 〜 5.3 〜 5.7
TL 253 〜 253 〜 253
2ω 30.0 〜 12.0 〜 6.1
[レンズデータ]
面番号 r d nd νd
1 171.3420 2.5 1.83400 37.2
2 72.5123 10.0 1.49782 82.6
3 -1130.3971 0.2 1.00000
4 76.7793 9.0 1.49782 82.6
5 -564.6225 D5 1.00000
6 150.6303 4.8 1.78472 25.7
7 -72.8111 1.8 1.80440 39.6
8 148.0147 4.0 1.00000
9 -185.3431 1.7 1.64000 60.1
10 35.8292 3.5 1.72825 28.5
11 58.6915 5.2 1.00000
12 -92.7368 2.0 1.79500 45.3
13 259.1229 D13 1.00000
14 68.1244 5.5 1.51680 64.1
15 -84.3298 0.2 1.00000
16 58.5569 6.0 1.51680 64.1
17 -152.0505 2.0 1.80518 25.4
18 182.6148 D18 1.00000
19 -68.4161 2.0 1.48749 70.5
20 -135.8811 2.0 1.00000
21 0.0000 D21 1.00000(開口絞りS)
22 130.6828 4.0 1.48749 70.5
23 -102.4704 0.1 1.00000
24 49.4879 6.0 1.48749 70.5
25 -42.8452 1.2 1.83400 37.2
26 -274.1828 D26 1.00000
27 -886.3949 3.7 1.80518 25.4
28 -27.4569 1.1 1.79500 45.3
29 41.0844 BF 1.00000
[可変間隔データ]
無限遠 近距離
広角端 中間 望遠端 広角端 中間 望遠端
f 81.6 200 392 − − −
β 0 0 0 -0.0333 -0.0333 -0.0333
D0 0 0 0 2353.99 5834.28 11543.44
D5 5.06 33.52 48.02 5.06 33.52 48.02
D13 68.13 30.12 2.00 68.13 30.12 2.00
D18 4.01 13.56 27.18 4.01 13.56 27.18
D21 33.56 19.09 14.38 32.83 17.74 12.08
D26 8.64 9.93 2.00 9.37 11.27 4.30
BF 55.13 68.31 80.94 55.13 68.31 80.94
[各群焦点距離データ]
群番号 群初面 群焦点距離 変倍比
G1 1 125.57 −
G2 6 -38.39 3.29
G3 14 60.09 1.18
G4 19 -285.44 0.93
G5 22 73.85 1.07
G6 27 -50.18 1.24
[条件式対応値]
条件式(1)β5T/β5W=1.066
条件式(2)TLW/fW=3.100
条件式(3)TLT/fT=0.645
条件式(4)β2T/β2W=3.288
条件式(5)|f3/f2|=1.565
表2に示す諸元の表から、第2実施例に係る変倍光学系では、上記条件式(1)〜(5)を全て満たすことが分かる。
図9(a),(b)は、それぞれ第2実施例に係る変倍光学系の広角端状態における無限遠合焦時の諸収差図、及び、ぶれ補正を行った際のメリディオナル横収差図である。
図10は、第2実施例に係る変倍光学系の中間焦点距離状態における無限遠合焦時の諸収差図である。図11(a),(b)は、それぞれ第2実施例に係る変倍光学系の望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図、及び、ぶれ補正を行った際のメリディオナル横収差図である。図12(a),(b)は、それぞれ第2実施例に係る変倍光学系の広角端状態における近距離合焦時(全系の横倍率β=-0.033)の諸収差図、及び、ぶれ補正を行った際のメリディオナル横収差図である。図13は、第2実施例に係る変倍光学系の中間焦点距離状態における近距離合焦時(全系の横倍率β=-0.033)の諸収差図である。図14(a),(b)は、それぞれ第2実施例に係る変倍光学系の望遠端状態における近距離合焦時(全系の横倍率β=-0.033)の諸収差図、及び、ぶれ補正を行った際のメリディオナル横収差図である。
各収差図から明らかなように、第2実施例では、広角端状態から望遠端状態までの各焦点距離状態において諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有することが分かる。
(第3実施例)
第3実施例について、図15〜図21及び表3を用いて説明する。図15は、第3実施例のレンズ構成図及びズーム軌跡を示したものである。図15に示すように、第3実施例に係る変倍光学系は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5と、負の屈折力を有する第6レンズ群G6とを有している。
第1レンズ群G1は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と両凸形状の正レンズL12との接合レンズと、両凸形状の正レンズL13とからなる。第2レンズ群G2は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、両凹形状の負レンズL21と両凸形状の正レンズL22との接合レンズと、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL23と両凹形状の負レンズL24との接合レンズと、両凹形状の負レンズL25とからなる。第3レンズ群G3は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、両凸形状の正レンズL31と、両凸形状の正レンズL32と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL33との接合レンズからなる。第4レンズ群G4は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL41からなる。第5レンズ群G5は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、両凸形状の正レンズL51と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL52との接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL53とからなる。第6レンズ群G6は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、両凸形状の正レンズL61と両凹形状の負レンズL62との接合レンズからなる。
このような構成である本実施例に係る変倍光学系では、広角端状態から望遠端状態への変倍に際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が増大し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間隔が増大し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との間隔が減少し、第5レンズ群G5と第6レンズ群G6との間隔が一旦増加した後に減少するように、各レンズ群が移動する。但し、広角端状態から望遠端状態への変倍に際して、第1レンズ群G1と第4レンズ群G4は像面Iに対して固定である。
また、開口絞りSは、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との間に配置され、広角端状態から望遠端状態への変倍に際して像面Iに対して固定である。
本実施例に係る変倍光学系では、第2レンズ群G2における、レンズL23とレンズL24との接合レンズを光軸と直交する方向へシフトさせることで、ぶれ発生時の像面補正が行われる。全系の焦点距離がfで、ぶれ補正係数(光軸方向のぶれ補正用のレンズ群の移動量に対する像面上の像の移動量の比)がKのレンズで角度θの回転ぶれを補正するには、ぶれ補正用のレンズ群を(f・tanθ)/Kだけ光軸と直交方向に移動させればよい。本実施例の広角端状態において、ぶれ補正係数Kは−0.800であり、焦点距離は81.6(mm)であるので、0.350°の回転ぶれを補正するためのレンズL23とレンズL24との接合レンズの移動量は−0.623(mm)である。本実施例の望遠端状態において、ぶれ補正係数Kは−2.100であり、焦点距離は392(mm)であるので、0.160°の回転ぶれを補正するためのレンズL23とレンズL24との接合レンズの移動量は−0.520(mm)である。
以下の表3に第3実施例に係る変倍光学系の各諸元の値を掲げる。なお、表3における面番号1〜29は、図15に示す面1〜29に対応している。
(表3)
[全体諸元]
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
f 81.6 〜 200 〜 392
FNO 4.6 〜 5.4 〜 5.8
TL 258 〜 258 〜 258
2ω 29.9 〜 12.0 〜 6.1
[レンズデータ]
面番号 r d nd νd
1 171.6481 2.5 1.80100 35.0
2 76.0506 10.0 1.49782 82.6
3 -1159.1033 0.2 1.00000
4 75.7456 9.4 1.49782 82.6
5 -4872.1548 D5 1.00000
6 -328.7250 1.8 1.77250 49.6
7 73.4374 6.1 1.78472 25.7
8 -147.7219 2.5 1.00000
9 -443.0291 3.0 1.72825 28.5
10 -136.4061 1.7 1.62299 58.2
11 58.1952 6.7 1.00000
12 -51.5189 2.0 1.77250 49.6
13 241.1192 D13 1.00000
14 68.8807 6.0 1.60311 60.7
15 -72.6635 0.2 1.00000
16 99.8244 5.5 1.51680 64.1
17 -79.1490 2.0 1.84666 23.8
18 -829.9328 D18 1.00000
19 -55.7432 2.0 1.48749 70.5
20 -144.4046 2.0 1.00000
21 0.0000 D21 1.00000 (開口絞りS)
22 109.9360 6.0 1.48749 70.5
23 -33.4380 1.2 1.83400 37.2
24 -70.6173 0.1 1.00000
25 52.7594 4.0 1.48749 70.5
26 403.4790 D26 1.00000
27 255.8792 3.7 1.75520 27.5
28 -35.1477 1.1 1.77250 49.6
29 37.3687 BF 1.00000
[可変間隔データ]
無限遠 近距離
広角端 中間 望遠端 広角端 中間 望遠端
f 81.6 200 392 − − −
β 0 0 0 -0.0333 -0.0333 -0.0333
D0 0 0 0 2356.68 5834.35 11543.50
D5 2.55 34.06 52.41 2.55 34.06 52.41
D13 63.17 25.94 2.00 63.17 25.94 2.00
D18 3.80 9.51 15.10 3.80 9.51 15.10
D21 44.06 24.44 18.61 43.28 23.08 16.31
D26 5.18 10.39 2.00 5.96 11.75 4.30
BF 59.54 73.95 88.18 59.54 73.95 88.18
[各群焦点距離データ]
群番号 群初面 群焦点距離 変倍比
G1 1 129.47 −
G2 6 -36.21 3.65
G3 14 52.72 1.18
G4 19 -187.63 0.96
G5 22 72.14 0.93
G6 27 -55.40 1.25
[条件式対応値]
条件式(1)β5T/β5W=0.930
条件式(2)TLW/fW=3.162
条件式(3)TLT/fT=0.658
条件式(4)β2T/β2W=3.647
条件式(5)|f3/f2|=1.456
表3に示す諸元の表から、第3実施例に係る変倍光学系では、上記条件式(1)〜(5)を全て満たすことが分かる。
図16(a),(b)は、それぞれ第3実施例に係る変倍光学系の広角端状態における無限遠合焦時の諸収差図、及び、ぶれ補正を行った際のメリディオナル横収差図である。図17は、第3実施例に係る変倍光学系の中間焦点距離状態における無限遠合焦時の諸収差図である。図18(a),(b)は、それぞれ第3実施例に係る変倍光学系の望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図、及び、ぶれ補正を行った際のメリディオナル横収差図である。図19(a),(b)は、それぞれ第3実施例に係る変倍光学系の広角端状態における近距離合焦時(全系の横倍率β=-0.033)の諸収差図、及び、ぶれ補正を行った際のメリディオナル横収差図である。図20は、第3実施例に係る変倍光学系の中間焦点距離状態における近距離合焦時(全系の横倍率β=-0.033)の諸収差図である。図21(a),(b)は、それぞれ第3実施例に係る変倍光学系の望遠端状態における近距離合焦時(全系の横倍率β=-0.033)の諸収差図、及び、ぶれ補正を行った際のメリディオナル横収差図である。
各収差図から明らかなように、第3実施例では、広角端状態から望遠端状態までの各焦点距離状態において諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有することが分かる。
(第4実施例)
第4実施例について、図22〜図28及び表4を用いて説明する。図22は、第4実施例のレンズ構成図及びズーム軌跡を示したものである。図22に示すように、第4実施例に係る変倍光学系は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5と、負の屈折力を有する第6レンズ群G6とを有している。
第1レンズ群G1は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL11と両凸形状の正レンズL12との接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL13とからなる。第2レンズ群G2は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL21と、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL22と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL23との接合レンズと、両凹形状の負レンズL24と物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL25とからなる。第3レンズ群G3は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズL31と、両凸形状の正レンズL32と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL33との接合レンズからなる。第4レンズ群G4は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、両凹形状の負レンズL41からなる。第5レンズ群G5は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、両凸形状の正レンズL51と、両凸形状の正レンズL52と物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズL53との接合レンズからなる。第6レンズ群G6は、光軸に沿って物体側から順に並んだ、物体側に凹面を向けた正メニスカスレンズL61と両凹形状の負レンズL62との接合レンズからなる。
このような構成である本実施例に係る変倍光学系では、広角端状態から望遠端状態への変倍に際して、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔が増大し、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔が減少し、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間隔が増大し、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との間隔が一旦減少した後増加し、第5レンズ群G5と第6レンズ群G6との間隔が減少するように、各レンズ群が移動する。但し、広角端状態から望遠端状態への変倍に際して、第1レンズ群G1と第4レンズ群G4は像面Iに対して固定である。
また、開口絞りSは、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との間に配置され、広角端状態から望遠端状態への変倍に際して像面Iに対して固定である。
本実施例に係る変倍光学系では、第2レンズ群G2における、レンズL22とレンズL23との接合レンズを光軸と直交する方向へシフトさせることで、ぶれ発生時の像面補正が行われる。全系の焦点距離がfで、ぶれ補正係数(光軸方向のぶれ補正用のレンズ群の移動量に対する像面上の像の移動量の比)がKのレンズで角度θの回転ぶれを補正するには、ぶれ補正用のレンズ群を(f・tanθ)/Kだけ光軸と直交方向に移動させればよい。本実施例の広角端状態において、ぶれ補正係数Kは0.341であり、焦点距離は81.6(mm)であるので、0.350°の回転ぶれを補正するためのレンズL22とレンズL23との接合レンズの移動量は1.462(mm)である。本実施例の望遠端状態において、ぶれ補正係数Kは0.911であり、焦点距離は392(mm)であるので、0.160°の回転ぶれを補正するためのレンズL22とレンズL23との接合レンズの移動量は1.198(mm)である。
以下の表4に第4実施例に係る変倍光学系の各諸元の値を掲げる。なお、表4における面番号1〜29は、図22に示す面1〜29に対応している。
(表4)
[全体諸元]
広角端状態 中間焦点距離状態 望遠端状態
f 81.5 〜 200 〜 392
FNO 4.7 〜 5.6 〜 5.8
TL 270 〜 270 〜 270
2ω 30.1 〜 12.2 〜 6.1
[レンズデータ]
面番号 r d nd νd
1 149.7243 2.5 1.79504
2 87.6167 10 1.49782
3 -766.3399 0.2 1.00000
4 80.4609 9 1.49782
5 1010.7373 D5 1.00000
6 171.2447 2.8 1.79952
7 39.8614 3.8 1.00000
8 51.8170 1.6 1.67790
9 39.4650 3.7 1.79504
10 67.3033 4.7 1.00000
11 -69.4371 1.9 1.69680
12 44.2653 3.6 1.78470
13 222.7146 D13 1.00000
14 119.9680 3.1 1.77250
15 639.3796 0.2 1.00000
16 58.2905 5.6 1.49782
17 -128.5450 2.2 1.80809
18 -422.5145 D18 1.00000
19 -103.3774 2 1.48749
20 2465.6583 3 1.00000
21 0.0000 D21 1.00000 (開口絞りS)
22 209.8911 4 1.48749
23 -75.5934 0.1 1.00000
24 63.1794 6 1.48749
25 -50.5413 1.2 1.83400
26 -240.6249 D26 1.00000
27 -103.5005 3.5 1.80518
28 -37.2320 1.1 1.79500
29 116.4975 BF 1.00000
[可変間隔データ]
無限遠 近距離
広角端 中間 望遠端 広角端 中間 望遠端
f 81.5 200 392 − − −
β 0 0 0 -0.0333 -0.0333 -0.0333
D0 0 0 0 2371.78 5861.79 11356.81
D5 1.00 32.52 51.64 1.00 32.52 51.64
D13 65.91 26.19 1.03 65.91 26.19 1.03
D18 7.37 15.57 21.61 7.37 15.57 21.61
D21 38.09 29.93 44.81 37.25 28.16 41.27
D26 26.83 25.29 1.61 27.67 27.05 5.14
BF 55.00 64.70 73.50 55.00 64.70 73.50
[各群焦点距離データ]
群番号 群初面 群焦点距離 変倍比
G1 1 122.24 −
G2 6 -42.26 5.65
G3 14 75.85 0.50
G4 19 -203.48 0.51
G5 22 75.60 2.93
G6 27 -69.15 1.15
[条件式対応値]
条件式(1)β5T/β5W=2.932
条件式(2)TLW/fW=3.312
条件式(3)TLT/fT=0.689
条件式(4)β2T/β2W=5.646
条件式(5)|f3/f2|=1.795
表4に示す諸元の表から、第4実施例に係る変倍光学系では、上記条件式(1)〜(5)を全て満たすことが分かる。
図23(a),(b)は、それぞれ第4実施例に係る変倍光学系の広角端状態における無限遠合焦時の諸収差図、及び、ぶれ補正を行った際のメリディオナル横収差図である。図24は、第4実施例に係る変倍光学系の中間焦点距離状態における無限遠合焦時の諸収差図である。図25(a),(b)は、それぞれ第4実施例に係る変倍光学系の望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図、及び、ぶれ補正を行った際のメリディオナル横収差図である。図26(a),(b)は、それぞれ第4実施例に係る変倍光学系の広角端状態における近距離合焦時(全系の横倍率β=-0.033)の諸収差図、及び、ぶれ補正を行った際のメリディオナル横収差図である。図27は、第4実施例に係る変倍光学系の中間焦点距離状態における近距離合焦時(全系の横倍率β=-0.033)の諸収差図である。図28(a),(b)は、それぞれ第4実施例に係る変倍光学系の望遠端状態における近距離合焦時(全系の横倍率β=-0.033)の諸収差図、及び、ぶれ補正を行った際のメリディオナル横収差図である。
各収差図から明らかなように、第4実施例では、広角端状態から望遠端状態までの各焦点距離状態において諸収差が良好に補正され、優れた結像性能を有することが分かる。
なお、上述の実施形態において、以下に記載の内容は、光学性能を損なわない範囲で適宜採用可能である。
上記実施例では、変倍光学系として6群構成のものを示したが、7群、8群等の他の群構成にも適用可能である。具体的には、最も物体側に正のレンズ群を追加した構成や、最も像側に正又は負のレンズ群を追加した構成が挙げられる。
また、単独又は複数のレンズ群、又は部分レンズ群を光軸方向に移動させて、無限遠物体から近距離物体への合焦を行う合焦レンズ群としてもよい。前記合焦レンズ群は、オートフォーカスにも適用でき、オートフォーカス用の(超音波モーター等の)モーター駆動にも適している。特に、第5レンズ群G5を合焦レンズ群とするのが好ましい。
また、レンズ群または部分レンズ群を光軸に垂直な方向に振動させて、手ブレによって生じる像ブレを補正する防振レンズ群としてもよい。特に、第2レンズ群G2の少なくとも一部を防振レンズ群とするのが好ましい。
また、各レンズ面は、球面または平面で形成されても、非球面で形成されても構わない。レンズ面が球面または平面の場合、レンズ加工及び組立調整が容易になり、加工及び組立調整誤差による光学性能の劣化を防げるので好ましい。また、像面がずれた場合でも描写性能の劣化が少ないので好ましい。一方、レンズ面が非球面の場合、この非球面は、研削加工による非球面、ガラスを型で非球面形状に形成したガラスモールド非球面、ガラスの表面に樹脂を非球面形状に形成した複合型非球面のいずれの非球面でも構わない。また、各レンズ面は、回折面としてもよく、レンズを屈折率分布型レンズ(GRINレンズ)あるいはプラスチックレンズとしてもよい。
また、開口絞りSは、第4レンズ群G4の近傍(好ましくは像側)または第3レンズ群G3の近傍に配置されるのが好ましいが、開口絞りとしての部材を設けずに、レンズ枠でその役割を代用してもよい。
また、各レンズ面には、フレアやゴーストを軽減し、高コントラストの高い光学性能を達成するために、広い波長域で高い透過率を有する反射防止膜を施してもよい。
本実施形態の変倍光学系は、変倍比が4.5〜6程度である。
また、本実施形態の変倍光学系は、第1レンズ群G1が正レンズを2つ又は3つと、負レンズを1つ有するのが好ましい。また、第1レンズ群G1は、物体側から順に、負正正(正)の順番にレンズを配置するのが好ましい。
また、本実施形態の変倍光学系は、第2レンズ群G2が正レンズを2つと、負レンズを2つ又は3つ有するのが好ましい。また、第2レンズ群G2は、物体側から順に、(正)負負正負の順番にレンズを配置するのが好ましい。なお、各接合レンズの配置を逆にしてもよい。
また、本実施形態の変倍光学系は、第3レンズ群G3が正レンズを2つ又は3つと、負レンズを1つ有するのが好ましい。また、第3レンズ群G3は、物体側から順に、正正負(正)の順番にレンズを配置するのが好ましい。なお、レンズL32とレンズL33との接合レンズにおいては、レンズの配置を逆にしてもよい。
また、本実施形態の変倍光学系は、第4レンズ群G4が、正レンズと負レンズとからなる接合レンズを有することとしてもよい。
また、本実施形態の変倍光学系は、第5レンズ群G5が正レンズを2つ又は3つと、負レンズを1つ有するのが好ましい。また、第5レンズ群G5は、物体側から順に、正正負(正)、又は正負正(正)の順番にレンズを配置するのが好ましい。
また、本実施形態の変倍光学系は、第6レンズ群G6が正レンズを1つと、負レンズを1つ(又は2つ)有するのが好ましい。なお、接合レンズは、レンズ配置を逆にしてもよく、はがして単レンズ2枚としてもよい。
なお、本発明を分かりやすくするために、実施形態の構成要件を付して説明したが、本発明がこれに限定されるものではないことは言うまでもない。
以上のように、良好な光学性能を有し、写真用カメラ、電子スチルカメラ及びビデオカメラ等に好適で、フォーカスを高速で行うことができる変倍光学系、これを有する光学機器及び変倍方法を提供することができる。
第1実施例に係る本変倍光学系の構成及びズーム軌跡を示す図である。 (a),(b)は、第1実施例に係る変倍光学系の広角端状態における無限遠合焦時の諸収差図、及び、ぶれ補正を行った際のメリディオナル横収差図である。 第1実施例に係る変倍光学系の中間焦点距離状態における無限遠合焦時の諸収差図である。 (a),(b)は、第1実施例に係る変倍光学系の望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図、及び、ぶれ補正を行った際のメリディオナル横収差図である。 (a),(b)は、第1実施例に係る変倍光学系の広角端状態における近距離合焦時の諸収差図、及び、ぶれ補正を行った際のメリディオナル横収差図である。 第1実施例に係る変倍光学系の中間焦点距離状態における近距離合焦時の諸収差図である。 (a),(b)は、第1実施例に係る変倍光学系の望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図、及び、ぶれ補正を行った際のメリディオナル横収差図である。 第2実施例に係る本変倍光学系の構成及びズーム軌跡を示す図である。 (a),(b)は、第2実施例に係る変倍光学系の広角端状態における無限遠合焦時の諸収差図、及び、ぶれ補正を行った際のメリディオナル横収差図である。 第2実施例に係る変倍光学系の中間焦点距離状態における無限遠合焦時の諸収差図である。 (a),(b)は、第2実施例に係る変倍光学系の望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図、及び、ぶれ補正を行った際のメリディオナル横収差図である。 (a),(b)は、第2実施例に係る変倍光学系の広角端状態における近距離合焦時の諸収差図、及び、ぶれ補正を行った際のメリディオナル横収差図である。 第2実施例に係る変倍光学系の中間焦点距離状態における近距離合焦時の諸収差図である。 (a),(b)は、第2実施例に係る変倍光学系の望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図、及び、ぶれ補正を行った際のメリディオナル横収差図である。 第3実施例に係る本変倍光学系の構成及びズーム軌跡を示す図である。 (a),(b)は、第3実施例に係る変倍光学系の広角端状態における無限遠合焦時の諸収差図、及び、ぶれ補正を行った際のメリディオナル横収差図である。 第3実施例に係る変倍光学系の中間焦点距離状態における無限遠合焦時の諸収差図である。 (a),(b)は、第3実施例に係る変倍光学系の望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図、及び、ぶれ補正を行った際のメリディオナル横収差図である。 (a),(b)は、第3実施例に係る変倍光学系の広角端状態における近距離合焦時の諸収差図、及び、ぶれ補正を行った際のメリディオナル横収差図である。 第3実施例に係る変倍光学系の中間焦点距離状態における近距離合焦時の諸収差図である。 (a),(b)は、第3実施例に係る変倍光学系の望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図、及び、ぶれ補正を行った際のメリディオナル横収差図である。 第4実施例に係る本変倍光学系の構成及びズーム軌跡を示す図である。 (a),(b)は、第4実施例に係る変倍光学系の広角端状態における無限遠合焦時の諸収差図、及び、ぶれ補正を行った際のメリディオナル横収差図である。 第4実施例に係る変倍光学系の中間焦点距離状態における無限遠合焦時の諸収差図である。 (a),(b)は、第4実施例に係る変倍光学系の望遠端状態における無限遠合焦時の諸収差図、及び、ぶれ補正を行った際のメリディオナル横収差図である。 (a),(b)は、第4実施例に係る変倍光学系の広角端状態における近距離合焦時の諸収差図、及び、ぶれ補正を行った際のメリディオナル横収差図である。 第4実施例に係る変倍光学系の中間焦点距離状態における近距離合焦時の諸収差図である。 (a),(b)は、第4実施例に係る変倍光学系の望遠端状態における近距離合焦時の諸収差図、及び、ぶれ補正を行った際のメリディオナル横収差図である。 上記構成の変倍光学系を撮影レンズとして備えたデジタル一眼レフカメラCAMの略断面図である。
符号の説明
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
G4 第4レンズ群
G5 第5レンズ群
G6 第6レンズ群
S 開口絞り
I 像面
CAM デジタル一眼レフカメラ(光学機器)

Claims (12)

  1. 光軸に沿って物体側から順に配置された、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、負の屈折力を有する第4レンズ群と、正の屈折力を有する第5レンズ群と、負の屈折力を有する第6レンズ群とにより実質的に6個のレンズ群からなり、
    広角端状態から望遠端状態まで変倍する際に、前記第1レンズ群を像面に対して光軸方向に固定し、前記第2レンズ群、前記第3レンズ群、前記第5レンズ群および前記第6レンズ群を移動させ、
    前記第5レンズ群において、望遠端状態における横倍率β5Tとし、広角端状態における横倍率β5Wとしたとき、次式
    0.65<β5T/β5W<3.20
    の条件を満足することを特徴とする変倍光学系。
  2. 広角端状態における前記変倍光学系の全長をTLWとし、広角端状態における前記変倍光学系の焦点距離をfWとしたとき、次式
    2.90<TLW/fW<6.60
    の条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の変倍光学系。
  3. 望遠端状態における前記変倍光学系の全長をTLTとし、望遠端状態における前記変倍光学系の焦点距離をfTとしたとき、次式
    0.643<TLT/fT<0.692
    の条件を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載の変倍光学系。
  4. 広角端状態から望遠端状態まで変倍する際に、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が増大し、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群との間隔が減少し、前記第3レンズ群と前記第4レンズ群との間隔が増大することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の変倍光学系。
  5. 前記第2レンズ群において、望遠端状態における横倍率をβ2Tとし、広角端状態における横倍率β2Wをとしたとき、次式
    β2T/β2W<6.100
    の条件を満足することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の変倍光学系。
  6. 前記第2レンズ群の焦点距離をf2とし、前記第3レンズ群の焦点距離をf3としたとき、次式
    |f3/f2|<1.800
    の条件を満足することを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の変倍光学系。
  7. 前記第4レンズ群は、広角端状態から望遠端状態まで変倍する際に、像面に対して光軸方向に固定されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の変倍光学系。
  8. 絞りは、前記第4レンズ群の物体側又は像側に配置され、広角端状態から望遠端状態まで変倍する際に、像面に対して光軸方向に固定されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の変倍光学系。
  9. 前記第2レンズ群は、全体又は一部を光軸に対して直交方向の成分を持つように移動させることを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の変倍光学系。
  10. 前記第5レンズ群を移動させて合焦を行うことを特徴とする請求項1〜のいずれか一項に記載の変倍光学系。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の変倍光学系を有することを特徴とする光学機器。
  12. 光軸に沿って物体側から順に配置された、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、負の屈折力を有する第4レンズ群と、正の屈折力を有する第5レンズ群と、負の屈折力を有する第6レンズ群とにより実質的に6個のレンズ群からなる変倍光学系の変倍方法であって、
    広角端状態から望遠端状態まで変倍する際に、前記第1レンズ群を像面に対して光軸方向に固定し、前記第2レンズ群、前記第3レンズ群、前記第5レンズ群および前記第6レンズ群を移動させ、
    前記第5レンズ群において、望遠端状態における横倍率β5Tとし、広角端状態における横倍率β5Wとしたとき、次式
    0.65<β5T/β5W<3.20
    の条件を満足することを特徴とする変倍光学系の変倍方法。
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