JP5167969B2 - 固体電解コンデンサ - Google Patents

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本発明は、チップ型固体電解コンデンサとその製造方法に関するものである。
近年、パーソナルコンピュータのCPU周り等に使用される固体電解コンデンサには小型大容量化が強く望まれており、更に高周波化に対応して低ESR(等価直列抵抗)化や、ノイズ除去や過渡応答性に優れた低ESL(等価直列インダクタンス)化が要求されており、このような要求に応えるために種々の検討がなされている。
固体電解コンデンサの一例を図に示す。図6は、従来の固体電解コンデンサの構成を説明する斜視図である。アルミニウムなどの弁作用金属からなるコンデンサ素子1は、陽極電極部2と陰極電極部3とに分離されており、この陰極電極部3の表面には、誘電体酸化皮膜層、固体電解質層、カーボンや銀などからなる導電体層とが積層、形成されている。
上記のコンデンサ素子1を、リードフレーム4上に複数枚積層した後、陰極電極部3の両側面を、引き出し電極を兼ねる陰極端子5を折り曲げて包み込み、導電性接着剤などを用いて接続する。また、陽極電極部2は、引き出し電極を兼ねる陽極端子6を、両側面を介して天面まで包み込むように折り曲げる。これら陽極端子6の先端部は、互いに離れて一定の間隔が設けられており、この間隔から下方の陽極電極部2が露出している。そして、この間隔および陽極端子6にレーザ光を照射することにより、陽極端子6と積層した複数の陽極電極部2とを溶融して電気的な接続を得る。最後に、陽極端子6および陰極端子5の一部を露出させた状態で、全体を絶縁性の外装樹脂で被覆することで固体電解コンデンサを製造するものである。
なお、この出願の発明に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2003−289023号公報
上記の固体電解コンデンサは、リードフレーム4が外部電極となるため、その引き出し長さが長く、その結果、ESRが大きくなるという課題があった。
そこで本発明は、ESRを小さくすることを目的とする。
そしてこの目的を達成するために本発明は、下方より、基台と、この基台に一面を固着するとともに、陽極電極部と陰極電極部を備えた複数の平板状のコンデンサ素子を、第一の導電性樹脂層を介して各陰極電極部間を接続し略平行に積層したコンデンサ素子積層体と、このコンデンサ素子積層体の各陰極電極部の端面どうしを接続するように形成した第二の導電性樹脂層と、前記コンデンサ素子積層体を被覆するとともに、対向する二面から前記第二の導電性樹脂層と陽極電極部を露出させた外装体と、前記対向する二面を覆うとともに、それぞれ前記第二の導電性樹脂層と陽極電極部に接続された外部電極からなり、前記第二の導電性樹脂層は、直交する二断面において下方が大となるように上下非対称形状とした固体電解コンデンサとした。
本発明に係る固体電解コンデンサは、内包する素子積層体を形成する各素子の陰極電極部端面を接続するための第二の導電性樹脂層を、上下非対称、すなわち下方が大となるように設けているので、プリント基板などの電極に実装した際、電流が集中しやすい電極上、すなわち固体電解コンデンサの下方において外部電極の抵抗を下げ、その結果、ESRを小さくすることができる。さらに、固体電解コンデンサの重心を下げることができるので、実装機等を用いてプリント基板上に安定してマウントすることができるとともに、リフロー時のチップ立ち現象を抑制することができる作用効果を奏する。
以下に本発明の一実施の形態を説明する。
図1は本発明の一実施の形態における固体電解コンデンサ7を説明する斜視図である。本実施の形態の固体電解コンデンサは、チップ型であり、最下層に樹脂やセラミックなどからなる絶縁性の基台8と、この基台8上に、シリカ(SiO2)などの無機フィラーを含有したエポキシ樹脂の外装体9で覆うとともに、少なくとも対向する二側面7a、7bに外部電極10を形成している。この外部電極10は、銀や銅などの金属粒子を分散させた樹脂ペーストを塗布して焼成した樹脂電極や、めっきなどにより形成した金属電極などで一層または多層で形成されている。
図2は、図1のA−AA断面図である。内部には、複数枚のコンデンサ素子11を積層して形成したコンデンサ素子積層体12が内包されている。各コンデンサ素子11は弁作用を有するアルミニウムなどの金属電極体13の表面をエッチングなどにより粗面化して誘電体酸化皮膜層を形成した後に、レジストなどからなる絶縁層14を一端側に設けて陽極電極部15としている。さらに、この陽極電極部15以外の部分は、導電性高分子からなる固体電解質層16、最表層にカーボンや銀ペーストなどからなる導電体層を順次積層して陰極電極部17としている。絶縁層14により、コンデンサ素子11の陽極電極部15と陰極電極部17とは電気的に分離されている。
また、これらのコンデンサ素子11間は銀ペーストや銅ペーストなどの導電性樹脂からなる第一の導電性樹脂層18を介して接続されており、各コンデンサ素子11を並列接続して一定の容量を有するコンデンサ素子積層体12を形成するものである。このコンデンサ素子積層体12の一面(下面)は、基台8に絶縁性の接着剤などで固着されており、さらに二側面は、外装体9から露出し、外部電極10を介してそれぞれ陽極、陰極として外部へ取り出されている。
ここで重要なのは、陰極電極部17と外部電極10との接続である。コンデンサ素子積層体12を形成する各コンデンサ素子11の陰極電極部17側端面は、第二の導電性樹脂層19で互いに電気的に接続するとともに、この第二の導電性樹脂層19を下方、すなわち基台8側が大となるように形成している。具体的には図2に示すように、下方に向けて第二の導電性樹脂層19の断面積が大きくなるように形成しても良いし、図3に示す図1のB−BB断面図のように、上下方向で非対称となるように形成しても良い。特に上下方向で非対称に形成する場合、下方が大となるよう下広がりの形状に形成することで、プリント基板の電極等に実装した際、最も電流の集中する箇所において第二の導電性樹脂層19の体積、断面積ともに大きくすることができるので、その結果、外部電極10の抵抗値を下げてESRを低くすることができる。
さらに、外装体9を形成する絶縁性樹脂よりも比重の大きな導電性樹脂を選択することで、固体電解コンデンサ7の重心を下げることができるので、マウント時の安定性を高めることができるとともに、リフローした際チップ立ちを防止することができる。
尚、第一、第二の導電性樹脂層18、19は、銀や銅などの導電性粒子を絶縁樹脂に分散させたものであり、それぞれ異なる導電性樹脂を選択してもよいが、同じ導電性樹脂とすることで、生産性をより高めることができる。
次に、本実施の形態の固体電解コンデンサ7に用いるコンデンサ素子積層体12の製造方法について説明する。
図4は、コンデンサ素子11(図2)を複数形成した金属箔20の外観斜視図である。
弁作用を有するアルミニウムなどの金属箔に、エッチングやプレス加工により、一定の幅を有する略H字形状の打抜き加工を行ったものであり、一方を固定端21とし、他方を自由端22とする舌片形状の複数の金属電極体13を形成してある。この金属電極体13を形成した金属箔20の表面を粗面化して誘電体酸化皮膜層を形成した後、固定端21側の一部に絶縁層14、例えばレジストなどを一定の幅で塗布することで陽極電極部15を分離、形成する。そして、この陽極電極部15以外の金属電極体13の表面に導電性高分子からなる固体電解質層16、カーボンなどの導電体層を順次積層して陰極電極部17を形成することで、コンデンサ素子11を形成している。
ここで重要なのが金属電極体13の配置である。金属電極体13の自由端22側を陰極電極部17、固定端21側を陽極電極部15とするわけであるが、略H字形状に打抜くことで、二列の金属電極体13の自由端22側が常に一定の間隙で対向して配置されることとなる。後の工程において、これら自由端22どうしの間隙を切断、分離することで、一回の切断で二つのコンデンサ素子11の陰極電極部17を同時に側面に露出させ生産性を高めることができる。
尚、略H字形状で打抜く幅は、上記の切断、分離方法を考慮して適宜設定するものである。
上記のように複数のコンデンサ素子11を形成した金属箔20を、図5に示すごとく積層することでコンデンサ素子積層体12を一括して複数形成するものである。
この積層する際に重要なのが第二の導電性樹脂層19の形成方法である。まず初めに印刷やディスペンサによりコンデンサ素子11の主面に導電性樹脂を塗布して第一の導電性樹脂層18(図2)を形成し、次の金属箔20を積層した後、対向するコンデンサ素子11間の間隙Cに導電性樹脂を塗布して第二の導電性樹脂層19を形成する。この第二の導電性樹脂層19は、金属箔20を積層する毎に導電性樹脂を塗布して形成するものである。このように積層毎に導電性樹脂を塗布することにより、未充填による断線を防止することができる。
尚、上記の製造方法では、第一の導電性樹脂層18と第二の導電性樹脂層19を形成する導電性樹脂をそれぞれ異なるものを選択した。すなわち、第一の導電性樹脂層18を形成する導電性樹脂には、コンデンサ素子11の主面に確実に広がるとともに、その端面から漏出しない粘度やチクソ性を有するタイプを、一方第二の導電性樹脂層19を形成する導電性樹脂には、狭隘なコンデンサ素子11間の間隙Cにすばやく浸透し広がるタイプを選択した。
上記のように導電性ペーストを塗布することにより、第二の導電性樹脂層19を上下非対称に、下方が大となるように形成することができ、その結果、ESRを小さくするとともに、重心を低くしてリフロー時のチップ立ちを防止することができる。
本発明に係る固体電解コンデンサは、内包する素子積層体を形成する各素子の陰極電極部端面を接続するための第二の導電性樹脂層を、上下非対称、すなわち下方が大となるように設けているので、プリント基板などの電極に実装した際、電流が集中しやすい電極上、すなわち固体電解コンデンサの下方において外部電極の抵抗を下げることができるので、その結果、ESRを小さくすることができる。さらに、固体電解コンデンサの重心を下げることができるので、実装機等により安定してプリント基板上にマウントすることができるとともに、リフロー時のチップ立ち現象を抑制することができる作用効果を奏するので、チップ型固体電解コンデンサの製造方法に有用である。
本発明の固体電解コンデンサの一例を説明する外観斜視図 図1のA−AA断面図 図1のB−BB断面図 本発明の固体電解コンデンサに用いる素子を複数形成した金属箔の一例を説明する外観斜視図 本発明の固体電解コンデンサに用いる素子積層体を複数形成した金属箔の積層体の一例を説明する外観斜視図 従来の製造方法を説明する工程の斜視図
符号の説明
8 基台
9 外装体
10 外部電極
11 コンデンサ素子
12 コンデンサ素子積層体
13 金属電極体
15 陽極電極部
16 固体電解質層
17 陰極電極部
18 第一の導電性樹脂層
19 第二の導電性樹脂層
20 金属箔
21 固定端
22 自由端

Claims (1)

  1. 下方より、基台と、この基台に一面を固着するとともに、陽極電極部と陰極電極部を備えた複数の平板状のコンデンサ素子を、第一の導電性樹脂層を介して各陰極電極部間を接続し略平行に積層したコンデンサ素子積層体と、このコンデンサ素子積層体の各陰極電極部の端面どうしを接続するように形成した第二の導電性樹脂層と、前記コンデンサ素子積層体を被覆するとともに、対向する二面から前記第二の導電性樹脂層と陽極電極部を露出させた外装体と、前記対向する二面を覆うとともに、それぞれ前記第二の導電性樹脂層と陽極電極部に接続された外部電極からなり、前記第二の導電性樹脂層は、直交する二断面において下方が大となるように上下非対称形状とした固体電解コンデンサ。
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