JP2002343686A - 固体電解コンデンサ及びその製造方法 - Google Patents

固体電解コンデンサ及びその製造方法

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JP2002343686A
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electrolytic capacitor
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solid electrolyte
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Katsumasa Miki
勝政 三木
Tatsuo Fujii
達雄 藤井
Shin Nakano
慎 中野
Yuji Mido
勇治 御堂
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高容量で高周波応答性と実装性に優れた固体
電解コンデンサ及びその製造方法を提供することを目的
とする。 【解決手段】 片面に電極部を有する多孔質化された弁
金属シート体11と、この弁金属シート体11の多孔質
化された部分に形成した誘電体被膜と、この誘電体被膜
上に形成した固体電解質層17と、この固体電解質層1
7上に形成した集電体層18とからなり、上記電極部側
または集電体層18側のいずれか一方から集電体層18
または電極部に至る穴を設け、この穴内にも充填された
絶縁体15の中央部に集電体層18または電極部と電気
的に接続される導電体16を設け、上記絶縁体15の表
出部の面積を導電体16に接続する電子部品のバンプ以
上の大きさとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種電子機器に利用
される固体電解コンデンサ及びその製造方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来における固体電解コンデンサとして
は、アルミニウムやタンタルなどの多孔質化された弁金
属シート体の厚み方向の片面あるいは中間の芯部を電極
部とし、この弁金属シート体の多孔質部の表面に誘電体
酸化被膜を形成し、その表面に機能性高分子などの固体
電解質層を設け、その固体電解質層の表面に集電体層、
この集電体層上に金属による電極層を設けてコンデンサ
素子を構成し、このコンデンサ素子を積層し各コンデン
サ素子の電極部または電極層をまとめて外部端子に接続
し、この外部端子を表出するように外装を形成して構成
されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の固体電解コ
ンデンサにおいては、大容量化と等価直列抵抗(以下E
SRと称す)を下げることはできるが、一般的な固体電
解コンデンサと同様に、外部端子を介して回路基板上に
実装しなければならない。
【0004】このように半導体部品と同じように回路基
板に表面実装される固体電解コンデンサでは、実際の回
路を構成した状態でのESRや等価直列インダクタンス
(以下ESLと称す)特性が端子長や配線長が存在する
ために大きくなり、高周波応答性に劣るといった課題を
有するものであった。
【0005】本発明は以上のような従来の欠点を除去
し、半導体部品と直接接続でき、高周波応答性に優れた
大容量の固体電解コンデンサ及びその製造方法を提供す
ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の請求項1に記載の発明は、片面に電極部を有
する多孔質化された弁金属シート体と、この弁金属シー
ト体の多孔質化された部分に形成した誘電体被膜と、こ
の誘電体被膜上に形成した固体電解質層と、この固体電
解質層上に形成した集電体層とからなる固体電解コンデ
ンサにおいて、上記電極部側または集電体層側のいずれ
か一方から集電体層または電極部に至る穴を設け、この
穴内に充填された絶縁体の中央部に集電体または電極部
と電気的に接続される導電体を設け、上記絶縁体の表出
部の面積を導電体に接続する電子部品の接続バンプ以上
の大きさとした固体電解コンデンサであり、表面に陽陰
極両方の電極部を有するため半導体部品を直接実装する
ことができて、高周波応答性に優れた固体電解コンデン
サが得られ、孔の中に絶縁部を充填した後に絶縁部にス
ルホールを設けて導電体を充填するので、導電体と弁金
属シート体との絶縁が容易であり、かつ電子部品を実装
する際に固体電解コンデンサに加わる応力を絶縁体の部
分で受けるので誘電体被膜を破壊しないといった作用効
果が得られる。
【0007】請求項2に記載の発明は、弁金属シート体
として片面のみエッチングされたアルミニウム箔を用い
た請求項1に記載の固体電解コンデンサであり、エッチ
ングされていない面においては電気的接続が良好であり
低いESRが得られ、またエッチングされた面において
は表面積が大きいので大きな容量が得られ、上記の構成
はアルミニウム箔であるので容易に得ることができる。
【0008】請求項3に記載の発明は、弁金属シート体
として弁金属箔上に弁金属粉末の焼結体を設けたものを
用いた請求項1に記載の固体電解コンデンサであり、焼
結体内の粒界の面積において大きな容量が得られる。
【0009】請求項4に記載の発明は、固体電解質層と
して機能性高分子を用いた請求項1に記載の固体電解コ
ンデンサであり、多孔質化した部分の内部においても容
易に電極を形成することができるので高い容量が得ら
れ、個体であるので封止等が容易であり、かつ高分子で
あるので弾性に富み、外力に対して破壊しにくい。
【0010】請求項5に記載の発明は、片面に電極部を
有する多孔質化された弁金属シート体に必要とする数だ
けの貫通孔を設け、少なくともこの貫通孔内に実装する
電子部品の接続バンプより大きな表面積を有する絶縁体
を充填硬化し、この絶縁体の中央にスルホールを設けた
後、弁金属シート体の多孔質化された部分に誘電体被膜
を形成し、この誘電体被膜上に固体電解質層を形成した
後上記スルホールおよびこのスルホールの延長線上の固
体電解質層に形成された孔に導電体を充填し、この導電
体の端面を含む固体電解質層上に集電体層を形成する固
体電解コンデンサの製造方法であり、ESRの低い固体
電解コンデンサを容易に構成できる。
【0011】請求項6に記載の発明は、片面に電極部を
有する多孔質化された弁金属シート体に必要とする数の
貫通孔を設け、この貫通孔に中央にスルホールをもち実
装する電子部品の接続バンプより大きな表面積を有する
絶縁体を挿入した後、弁金属シート体の多孔質化された
部分の表面に誘電体被膜、この誘電体被膜上に固体電解
質層を形成し、上記絶縁体のスルホールおよび絶縁体の
存在によって形成されるスルホールの延長線上の固体電
解質層の孔に導電体を形成した後、この導電体の一方の
端面を含む固体電解質層上に集電体層を形成する固体電
解コンデンサの製造方法であり、請求項5の効果に加
え、絶縁体の形状を正確に決めることができ、またより
耐熱性の高い丈夫な絶縁体を用いることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の固体電解コンデン
サ及びその製造方法について一実施の形態および図面を
用いて説明する。
【0013】本発明の一実施の形態および図1〜図9に
より請求項1から6に記載の発明を説明する。
【0014】図1は本発明の一実施の形態における固体
電解コンデンサの断面斜視図であり、11は弁金属シー
ト体、12は第1の電極端子、13は第2の電極端子、
14は絶縁層、15は絶縁体、16は導電体、17は固
体電解質層、18は集電体層である。
【0015】弁金属シート体11はアルミニウムであり
かつ複数の孔(図示せず)が設けられて互いに近接して
配置しており、前記の孔に絶縁体15が充填され、さら
に絶縁体15にはスルホール(図示せず)が設けられ、
スルホールの内部に導電体16が充填され、この導電体
16の表出部は第2の電極端子となる。また弁金属シー
ト体11の片方の面には絶縁層14が形成され、絶縁層
14は絶縁体15が設けられた孔の間に位置する開口部
を有し、この開口部はアルミニウムが表出した部位であ
って第1の電極端子12を構成している。また弁金属シ
ート体11のもう一方の面側には多孔質部(図示せ
ず)、誘電体被膜(図示せず)が設けられており、さら
にその上にピロール等による固体電解質層17、カーボ
ンや銀ペーストなどによる集電体層18が形成されてい
る。多孔質部及び誘電体被膜は図7の拡大断面図のとお
りである。
【0016】弁金属シート体11の片側表面にエッチン
グ等によって多孔質部20が設けられ、もって表面積を
拡大している。多孔質部20の表面において誘電体被膜
30が、例えばアルミニウムの表面を酸化させるなどの
方法によって形成されており、この誘電体被膜30がコ
ンデンサとして機能する。表面を多孔質化することによ
って表面の誘電体被膜30の面積が拡大され、より大き
な容量が得られることになり、弁金属シート体11の材
料としてアルミニウムを用いることによって、多孔質化
及び誘電体被膜30の形成が容易に行えるのである。そ
して本発明の固体電解コンデンサはシート形状であるの
で、誘電体被膜30を曲げなどによって破壊することが
ない構成となっている。
【0017】図1の構成によれば、アルミニウムの表面
において第1の電極端子12と第2の電極端子13の両
方を配置することができる。この構成によれば、半導体
部品などを直接固体電解コンデンサ上に実装することが
できるので、配線を省略でき、よって配線に起因するE
SRやESLが低減でき、装置の高周波化により対応し
た特性を得ることができる。加えて、コンデンサ内部に
おいて近接した部位において逆向き電流が流れることに
よって、互いに磁界が相殺されてESLが低下する効果
も有する。
【0018】ところで図1の構成の固体電解コンデンサ
は、絶縁体15にスルホールを設け、その中に導電体1
6を充填した構成となっている。絶縁体15は導電体1
6と弁金属シート体11を絶縁するものであるが、本発
明の構成によれば容易に絶縁が達成できる。
【0019】図5〜図9は図1との比較のための図面で
ある。
【0020】図5〜図9は弁金属シート体に設けた孔の
内壁に絶縁膜を樹脂を電着などによって塗布して形成し
た一例であるが、これらの場合においては十分な絶縁特
性が得られにくいといった課題があった。図5、図6は
構成を示す斜視図および断面斜視図であり、図1とほぼ
同一の構成を有しているが、弁金属シート体11の孔
(図示せず)の内壁に絶縁膜(図示せず)が塗布されて
いる点で異なる。
【0021】図7は弁金属シート体の孔及び第2の電極
端子の周辺の断面図、図8はその拡大図であり、図9
(a)〜(e)は形成プロセスの一例である。
【0022】図7は図9のプロセスによって作成したコ
ンデンサの構造であり、11は弁金属シート体、12は
第1の電極端子、13は第2の電極端子、14は絶縁
層、16は導電体、17は固体電解質層、19は開口
部、20は多孔質部、22はスルホール、24a、24
bは絶縁膜、30は誘電体被膜、26は絶縁不良個所で
ある。
【0023】図7、図8において、弁金属シート体11
の片側面に絶縁層14、第1の電極端子12、及び孔の
内部に充填された導電体16の表出部が第2の電極端子
13を構成している。もう一方側の面では多孔質部20
が形成され、その表面には誘電体被膜30が形成されて
おり、さらに固体電解質層17によって覆われている。
弁金属シート体11の孔の内壁には絶縁膜24a、24
bが形成され、導電体16と弁金属シート体11とを電
気的に絶縁している。この構成は図9(a)にあるよう
に片面に多孔質部20及び誘電体被膜(図示せず)が形
成された弁金属シート体11の平坦な面側に感光性樹脂
を用いて、図9(b)に示すように開口部19を有する
絶縁層14を形成し、次に開口部19において図9
(c)に示すようにスルホール22をレーザ加工などに
よって形成し、スルホール22の内壁に図9(d)に示
すように電着などによって絶縁膜24を形成しスルホー
ル22中に銀ペーストなどの導電体16を充填し、さら
に図9(e)に示すように化学重合、電解重合によって
固体電解質層17を形成する。
【0024】ここでスルホール22が小さい場合には、
図7にあるように絶縁膜24a、24bの厚みが異なっ
たり、また図8の拡大図のように絶縁不良個所26が発
生する場合がある。これは多孔質部20の端部の形状が
鋭敏である場合などに、絶縁膜24の形成のための樹脂
がつきにくいこと等による。これらの不具合は、絶縁信
頼性の低下や、導電体形状の不均一による特性ばらつき
などの原因となる。
【0025】そこで図1にあるように絶縁体15を弁金
属シート体11の孔の中に充填した後にスルホールを設
け、導電体16を充填する構成とすることによって、上
記のような問題が回避できるようになる。
【0026】図2(a)〜(f)は図1の固体電解コン
デンサのプロセスを示すものであり、片側表面をエッチ
ングにより多孔質化して多孔質部20を形成し、この多
孔質部20に陽極酸化処理によって誘電体被膜を形成し
たアルミニウムからなる弁金属シート体11の多孔質化
されていない他面に図2(a)に示すように開口部19
を有する絶縁層14を形成し、上記開口部19に図2
(b)に示すように孔21を設け、図2(c)に示すよ
うに絶縁体15を例えば前記の電着の方法によって孔2
1のほぼ全体に形成される条件によって行うことで形成
し、レーザ加工などによってスルホール22を図2
(d)に示すように絶縁体15に形成し、図2(e)に
示すように多孔質部20の表面に固体電解質層17を形
成した後に、図2(f)に示すようにスルホール22の
内部に導電体16を充填するものである。またこれとは
別に、絶縁体15としてあらかじめ硬化され、かつスル
ホールが設けられたものを用い、これを孔21に挿入し
てもよい。この場合は弁金属シート体11に液状樹脂を
塗布するなどの工程が不要であり、弁金属シート体11
に汚れを生じることがなく、スルホール加工の際の過熱
や、応力によって弁金属シート体11にダメージが生じ
ることがなくなる。
【0027】この方法によれば導電体16が固体電解質
層17より表出した状態となっており、この後形成する
集電体層18と導電体16が直接接触できる構成とで
き、これによって導電体16と固体電解質層17の接触
よりも接触抵抗を低くして、ESRを低下させることが
できる。
【0028】加えて、導電体16の周辺にある大きさの
絶縁体15を設けることにより、他の部品を実装した際
に、誘電体被膜に加わる応力を低減でき、絶縁不良の発
生を防止できる。
【0029】図3は固体電解コンデンサに部品を実装し
た状態を示す断面図であり、11は弁金属シート体、1
5は絶縁体、17は固体電解質層、18は集電体層、2
3は電極箔、25は電子部品、27は接続バンプであ
る。弁金属シート体11、絶縁体15、導電体16、固
体電解質層17はそれぞれ図1に示した固体電解コンデ
ンサと同様の構成を有しており、固体電解質層17の表
面にカーボンと銀ペーストによる集電体層18が設けら
れ、さらに集電体層18によってCuなどの電極箔23
が貼り付けられた構成となっている。
【0030】電子部品25の下面には接続バンプ27が
設けられ、導電体16と電気的に導通して実装されてい
る。実装の際及び実装後において電子部品25から応力
が加わった場合、導電体16を通じて絶縁体15およ
び、弁金属シート体11の表面の誘電体被膜にも応力が
加わることとなり、誘電体被膜を破壊して絶縁劣化を引
き起こす場合がある。そこで本実施の形態の構成をと
り、かつ接続バンプ27より大きな表面積を有する絶縁
体15とすることによって、電子部品25から誘電体被
膜が直接応力を受けることを防止でき、絶縁信頼性を向
上することができる。
【0031】またこれまでの実施の形態においては弁金
属シート体11としてアルミニウムを用いてきたが、例
えば弁金属箔上に弁金属粉末の焼結体を設けたものであ
っても、同様の構成をとることができる。図4はその断
面図であり、15は絶縁体、16は導電体、17は固体
電解質層、18は集電体層、28は弁金属粉末の焼結
体、29は弁金属箔である。弁金属箔29は例えばTa
箔であり、焼結体28は例えばTa粉末の焼結体であ
る。焼結体28中の粒界には細かい空孔が存在し、空孔
と焼結体28の表面において固体電解質層17が形成さ
れている。粉末の表面には酸化層からなる誘電体被膜が
形成されており、この誘電体被膜がコンデンサとして機
能する。焼結体28の内部においても誘電体被膜および
固体電解質層17が存在するので表面積が大きく、高い
容量が得られる。この焼結体28は弁金属箔29上に設
けられており、この弁金属箔29がもう一方の電極とな
る。これに対して前述と同様に孔を設け、絶縁体15や
導電体16を設けることによって、アルミニウムを用い
たものと同様の構成をとることができ、かつ粉末を微細
化することによってより高い容量を得ることができるも
のである。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明の固体電解コンデン
サは構成されるため、半導体部品を直接接続できること
になり、高周波応答性に優れ、しかも容量の大きなもの
とすることができる。また弁金属シート体の孔に絶縁体
を充填した後に孔を設けたので、絶縁が容易にかつ確実
に行えるようになる。加えて、絶縁体の面積を実装する
部品のバンプよりも大きくしたので、実装時及び実装後
に固体電解コンデンサに加わる応力を吸収でき、破壊を
防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における固体電解コンデ
ンサの断面斜視図
【図2】(a)〜(f)同固体電解コンデンサの製造方
法を示す工程図
【図3】同電子部品を実装した状態の拡大断面図
【図4】同他の例の拡大断面図
【図5】本発明と比較のための固体電解コンデンサの斜
視図
【図6】同断面斜視図
【図7】同要部の拡大断面図
【図8】同要部の拡大断面図
【図9】(a)〜(e)同製造方法を示す工程図
【符号の説明】
11 弁金属シート体 12 第1の電極端子 13 第2の電極端子 14 絶縁層 15 絶縁体 16 導電体 17 固体電解質層 18 集電体層 19 開口部 20 多孔質部 21 孔 22 スルホール 23 電極箔 24、24a、24b 絶縁膜 25 電子部品 26 絶縁不良個所 27 接続バンプ 28 焼結体 29 弁金属箔 30 誘電体被膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01G 9/052 H01G 9/05 Z (72)発明者 中野 慎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 御堂 勇治 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面に電極部を有する多孔質化された弁
    金属シート体と、この弁金属シート体の多孔質化された
    部分に形成した誘電体被膜と、この誘電体被膜上に形成
    した固体電解質層と、この固体電解質層上に形成した集
    電体層とからなる固体電解コンデンサにおいて、上記電
    極部側または集電体層側のいずれか一方から集電体層ま
    たは電極部に至る穴を設け、この穴内に充填された絶縁
    体の中央部に集電体または電極部と電気的に接続される
    導電体を設け、上記絶縁体の表出部の面積を導電体に接
    続する電子部品の接続バンプ以上の大きさとした固体電
    解コンデンサ。
  2. 【請求項2】 弁金属シート体として片面のみエッチン
    グされたアルミニウム箔を用いた請求項1に記載の固体
    電解コンデンサ。
  3. 【請求項3】 弁金属シート体として弁金属箔上に弁金
    属粉末の焼結体を設けたものを用いた請求項1に記載の
    固体電解コンデンサ。
  4. 【請求項4】 固体電解質層として機能性高分子を用い
    た請求項1に記載の固体電解コンデンサ。
  5. 【請求項5】 片面に電極部を有する多孔質化された弁
    金属シート体に必要とする数だけの貫通孔を設け、少な
    くともこの貫通孔内に実装する電子部品の接続バンプよ
    り大きな表面積を有する絶縁体を充填硬化し、この絶縁
    体の中央にスルホールを設けた後、弁金属シート体の多
    孔質化された部分に誘電体被膜を形成し、この誘電体被
    膜上に固体電解質層を形成した後上記スルホールおよび
    このスルホールの延長線上の固体電解質層に形成された
    孔に導電体を充填し、この導電体の端面を含む固体電解
    質層上に集電体層を形成する固体電解コンデンサの製造
    方法。
  6. 【請求項6】 片面に電極部を有する多孔質化された弁
    金属シート体に必要とする数の貫通孔を設け、この貫通
    孔に中央にスルホールをもち実装する電子部品の接続バ
    ンプより大きな表面積を有する絶縁体を挿入した後、弁
    金属シート体の多孔質化された部分の表面に誘電体被
    膜、この誘電体被膜上に固体電解質層を形成し、上記絶
    縁体のスルホールおよび絶縁体の存在によって形成され
    るスルホールの延長線上の固体電解質層の孔に導電体を
    形成した後、この導電体の一方の端面を含む固体電解質
    層上に集電体層を形成する固体電解コンデンサの製造方
    法。
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