JP5166467B2 - 手摺りガラス取付装置 - Google Patents

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本発明は、ベランダやバルコニー等の堰壁上に複数の手摺支柱を間隔をおいて立設し、この複数の手摺支柱間及び隣り合う手摺支柱をつなぐ上下枠間に亙って手摺りガラスを取り付けるようにした手摺りガラス取付装置に関するものである。
従来の手摺りガラス取付装置として、特許公報等の具体的な公知文献を挙げることはできないが、従来の手摺りガラス取付装置では、図12に示すように、各手摺支柱2の前面両側に突設された係嵌用突片2o,2oに先付けビート34,34を取り付けただけで、左右に隣り合う両手摺りガラス5,5の対向端部を、先付けビート34,34に添わせた状態で間隔をおいて対向配置し、両手摺りガラス5,5の対向端部間の目地部Mにシーリング材7を装填することにより、目地シールを行っている。
上記のような従来の目地シールでは、目地部のおけるシーリング材の接触面積が小さくその保持力が弱いため、シーリング材が目地部内で剥離したり目地部Mから離脱し易く、目地部のシール性能が損なわれるおそれがあった。
本発明は、上記のような課題に着目してなされたもので、目地部のシール性能を有効に保持することのできる手摺りガラス取付装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明は、ベランダ等の堰壁1上に複数の手摺支柱2・・・を間隔をおいて立設し、この複数の手摺支柱2・・・間及び隣り合う手摺支柱2,2をつなぐ上下枠3,4間に亙って、又は各手摺支柱2の前方に張り出すように設けた張出枠12,12間及び隣り合う張出枠12,12をつなぐ上下枠13,14間に亙って手摺りガラス5を取り付けるようにした手摺りガラス取付装置において、
各手摺支柱2又は各張出枠12の前面側にシーリング材係止用部材6を突設し、左右に隣り合う手摺りガラス5,5の対向端部を、各手摺支柱2又は各張出枠12の前面側でシーリング材係止用部材6を間を置いて突き合わせ配置し、両手摺りガラス5の対向端部間の目地部Mにシーリング材7をシーリング材係止用部材6が埋まるように装填し
該シーリング材係止用部材6は、各手摺支柱又2は各張出枠12の前面に互いの係嵌用凹凸部2a,9aを介して取り付けられる取付枠9の前面の幅方向中央部に一体に形成された突条体8、あるいは各手摺支柱2又は各張出枠12の前面の幅方向中央部に一体に形成された突条体10からなるもので、この突条体10は、板状部10aに抜止用の楔部10bを形成したものからなることを特徴とする。
請求項に係る発明は、ベランダ等の堰壁1上に複数の手摺支柱2・・・を間隔をおいて立設し、この複数の手摺支柱2・・・間及び隣り合う手摺支柱2,2をつなぐ上下枠3,4間に亙って、又は各手摺支柱2の前方に張り出すように設けた張出枠12,12間及び隣り合う張出枠12,12をつなぐ上下枠13,14間に亙って手摺りガラス5を取り付けるようにした手摺りガラス取付装置において、
各手摺支柱2又は各張出枠12の前面側にシーリング材係止用部材6を突設し、左右に隣り合う手摺りガラス5,5の対向端部を、各手摺支柱2又は各張出枠12の前面側でシーリング材係止用部材6を間を置いて突き合わせ配置し、両手摺りガラス5の対向端部間の目地部Mにシーリング材7をシーリング材係止用部材6が埋まるように装填し、
該シーリング材係止用部材6は、各手摺支柱2又は各張出枠12の前面に互いの係嵌用凹凸部2a,9aを介して取り付けられる取付枠9の前面の幅方向中央部に一体に形成された突条体11、あるいは各手摺支柱2又は各張出枠12の前面の幅方向中央部に一体に形成された突条体11からなるもので、この突条体11は、板状部11aに多数のシーリング材貫通用孔11bを設けたものからなることを特徴とする。
請求項に係る発明は、ベランダ等の堰壁1上に複数の手摺支柱2・・・を間隔をおいて立設し、この複数の手摺支柱2・・・間及び隣り合う手摺支柱2,2をつなぐ上下枠3,4間に亙って、又は各手摺支柱2の前方に張り出すように設けた張出枠12,12間及び隣り合う張出枠12,12をつなぐ上下枠13,14間に亙って手摺りガラス5を取り付けるようにした手摺りガラス取付装置において、
各手摺支柱2又は各張出枠12の前面側にシーリング材係止用部材6を突設し、左右に隣り合う手摺りガラス5,5の対向端部を、各手摺支柱2又は各張出枠12の前面側でシーリング材係止用部材6を間を置いて突き合わせ配置し、両手摺りガラス5の対向端部間の目地部Mにシーリング材7をシーリング材係止用部材6が埋まるように装填し、
該シーリング材係止用部材6は、各手摺支柱2又は各張出枠12の前面の幅方向中央部に一体に形成された突条片38と、この突条片38の上下方向に間隔をおいた複数箇所に取り付けられるガラス止めクリップ39とからなり、ガラス止めクリップ39は、前方側へ末広がり状に開いた両側板39a,39aと、両側板39a,39aの基端部をつなぐ取付板39bと、両側板39a,39aの先端部に横方向に突設されたフランジ39c,39cとからなるバネ性のクリップで、取付板39bを前記突条片38の取付用開口40,41に挿通して取り付け、フランジ39cを、段落ち加工された手摺りガラス5端面の段落ち部5aに係止させるようにしたことを特徴とする。
請求項に係る発明は、ベランダ等の堰壁1上に複数の手摺支柱2・・・を間隔をおいて立設し、この複数の手摺支柱2・・・間及び隣り合う手摺支柱2,2をつなぐ上下枠3,4間に亙って、又は各手摺支柱2の前方に張り出すように設けた張出枠12,12間及び隣り合う張出枠12,12をつなぐ上下枠13,14間に亙って手摺りガラス5を取り付けるようにした手摺りガラス取付装置において、
各手摺支柱2又は各張出枠12の前面側にシーリング材係止用部材6を突設し、左右に隣り合う手摺りガラス5,5の対向端部を、各手摺支柱2又は各張出枠12の前面側でシーリング材係止用部材6を間を置いて突き合わせ配置し、両手摺りガラス5の対向端部間の目地部Mにシーリング材7をシーリング材係止用部材6が埋まるように装填し、
該シーリング材係止用部材6は、両手摺りガラス5,5の対向端部に上下方向全長に亘って接着される夫々断面略T字状の一対のガラスモール47,47と、両ガラスモール47,47間の隙間より各手摺支柱2又は各張出枠12の前面にねじ込まれることによって、両ガラスモール47,47のフランジ部47a,47aに係止されるビス頭48aで両ガラスモール47,47を固定する複数のビス48とからなることを特徴とする。
上記解決手段による発明の効果を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明によれば、各手摺支柱2又は各張出枠12の前面側にシーリング材係止用部材6を突設し、左右に隣り合う手摺りガラス5,5の対向端部を、各手摺支柱2又は各張出枠12の前面側でシーリング材係止用部材6を間を置いて突き合わせ配置して、両手摺りガラス5,5の目地部Mにシーリング材7をシーリング材係止用部材6が埋まるように装填するから、シーリング材係止用部材6により、目地部M内におけるシーリング材7の接触面積が大きくなると共にシーリング材7がシーリング材係止用部材6に係止され、それによってシーリング材7が目地部M内で剥離し難く、目地部Mから離脱し難く、目地部Mのシール性能が有効に保持される。
又、本発明によれば、シーリング材係止用部材6は、各手摺支柱又2は各張出枠12の前面に互いの係嵌用凹凸部2a,9aを介して取り付けられる取付枠9の前面の幅方向中央部に一体に形成された突条体8、あるいは各手摺支柱2又は各張出枠12の前面の幅方向中央部に一体に形成された突条体10からなるもので、この突条体10が、板状部10aに抜止用の楔部10bを形成したものからなるため、突条体10によって目地部M内におけるシーリング材7の接触面積が拡大すると共に、楔部10bにより抜け止め作用が発揮されて、シーリング材7の剥離が防止され、目地部Mからのシーリング材7の離脱が防止され、目地部Mのシール性能がより有効に保持される。
請求項に係る発明によれば、各手摺支柱2又は各張出枠12の前面側にシーリング材係止用部材6を突設し、左右に隣り合う手摺りガラス5,5の対向端部を、各手摺支柱2又は各張出枠12の前面側でシーリング材係止用部材6を間を置いて突き合わせ配置して、両手摺りガラス5,5の目地部Mにシーリング材7をシーリング材係止用部材6が埋まるように装填するから、シーリング材係止用部材6により、目地部M内におけるシーリング材7の接触面積が大きくなると共にシーリング材7がシーリング材係止用部材6に係止され、それによってシーリング材7が目地部M内で剥離し難く、目地部Mから離脱し難く、目地部Mのシール性能が有効に保持される。
又、本発明によれば、シーリング材係止用部材6は、各手摺支柱2又は各張出枠12の前面に互いの係嵌用凹凸部2a,9aを介して取り付けられる取付枠9の前面の幅方向中央部に一体に形成された突条体11、あるいは各手摺支柱2又は各張出枠12の前面の幅方向中央部に一体に形成された突条体11からなるもので、この突条体11は、板状部11aに多数のシーリング材貫通用孔11bを設けたものからなるため、突条体11によって目地部M内におけるシーリング材7の接触面積が拡大すると共に、板状部11aのシーリング材貫通用孔11を貫通するシーリング材7によって抜け止め作用が発揮され、シーリング材7の剥離が防止され、シーリング材7の離脱が防止されて、目地部Mのシール性能がより有効に保持される。
請求項に係る発明によれば、各手摺支柱2又は各張出枠12の前面側にシーリング材係止用部材6を突設し、左右に隣り合う手摺りガラス5,5の対向端部を、各手摺支柱2又は各張出枠12の前面側でシーリング材係止用部材6を間を置いて突き合わせ配置して、両手摺りガラス5,5の目地部Mにシーリング材7をシーリング材係止用部材6が埋まるように装填するから、シーリング材係止用部材6により、目地部M内におけるシーリング材7の接触面積が大きくなると共にシーリング材7がシーリング材係止用部材6に係止され、それによってシーリング材7が目地部M内で剥離し難く、目地部Mから離脱し難く、目地部Mのシール性能が有効に保持される。
又、本発明によれば、シーリング材係止用部材6は、各手摺支柱2又は各張出枠12の前面の幅方向中央部に一体に形成された突条片38と、突条片38の上下方向に間隔をおいた複数箇所に取り付けられるガラス止めクリップ39とからなり、ガラス止めクリップ39は、末広がり状に開いた両側板39a,39aと、両側板39a,39aの基端部をつなぐ取付板39bと、両側板39a,39aの先端部に横方向に突設されたフランジ39c,39cとからなるバネ性のクリップで、取付板39bを前記突条片38の取付用開口40,41に挿通して取り付け、フランジ39cを、段落ち加工された手摺りガラス5端面の段落ち部5aに係止させるようにしたから、突条片38及びガラス止めクリップ39によって目地部M内におけるシーリング材7の接触面積が大きくなると共に、突条片38及びガラス止めクリップ39によって抜け止め作用が発揮され、シーリング材7が目地部M内で剥離したり、目地部Mから離脱することがなく、目地部Mのシール性能が有効に保持される一方、ガラス止めクリップ39により手摺りガラス5が手摺支柱2に有効に保持されて、目地部Mでの保持力が増大するため、板厚の薄い手摺りガラス5でも取り付けることが可能となる。このように薄い手摺りガラス5を使用することによって、ガラス製造にかかるエネルギーと資源の省力化を達成できると共にコストダウン化を図ることができる。
請求項に係る発明によれば、各手摺支柱2又は各張出枠12の前面側にシーリング材係止用部材6を突設し、左右に隣り合う手摺りガラス5,5の対向端部を、各手摺支柱2又は各張出枠12の前面側でシーリング材係止用部材6を間を置いて突き合わせ配置して、両手摺りガラス5,5の目地部Mにシーリング材7をシーリング材係止用部材6が埋まるように装填するから、シーリング材係止用部材6により、目地部M内におけるシーリング材7の接触面積が大きくなると共にシーリング材7がシーリング材係止用部材6に係止され、それによってシーリング材7が目地部M内で剥離し難く、目地部Mから離脱し難く、目地部Mのシール性能が有効に保持される。
又、本発明によれば、シーリング材係止用部材6は、両手摺りガラス5,5の対向端部に上下方向全長に亘って接着される夫々断面略T字状の一対のガラスモール47,47と、両ガラスモール47,47間の隙間より各手摺支柱2又は各張出枠12の前面にねじ込まれることによって、両ガラスモール47,47のフランジ部47a,47aに係止されるビス頭48aで両ガラスモール47,47を固定する複数のビス48とからなるため、両ガラスモール47,47により目地部M内におけるシーリング材7の接触面積が大きくなり且つ抜け止め作用が発揮されると共に、手摺りガラス5が手摺支柱2に有効に保持されて、目地部Mでの保持力が増大し、板厚の薄い手摺りガラス5でも取り付けることが可能となる。
本発明の一実施形態による手摺りを屋外側から見た正面図である。 図1のA−A線拡大断面図である。 図2のB−B線拡大断面図である。 (a) 及び(b) はシーリング材係止用部材の変形例を示す、図3と同様な断面図であり、(c) は(b) の一部拡大図である。 (a) 及び(b) はシーリング材係止用部材の変形例を示す断面図である。 手摺支柱に対する下枠の取付構造を示す斜視図である。 (a) はシーリング材係止用部材の変形例を示す断面図、(b) はガラス止めクリップの取付箇所を示す手摺りの正面図である。 ガラス止めクリップの取付方法を示す説明斜視図である。 (a) 及び(b) はシーリング材係止用部材の変形例を示す断面図である。 (a) 及び(b) はシーリング材係止用部材の変形例を示す断面図である。 シーリング材係止用部材の変形例を示す断面図である。 従来の手摺りガラス取付装置を示す断面図である。 本発明の他の実施形態による手摺りを屋外側から見た正面図である。 図13のC−C線拡大断面図である。 図14のD−D線拡大断面図である。
以下に本発明の実施形態を図面に基づいて説明すると、図1〜図3に示す手摺りガラス取付装置は、ベランダの堰壁1上に複数の手摺支柱2・・・を間隔をおいて立設し、この複数の手摺支柱2・・・間及び隣り合う手摺支柱2,2をつなぐ上下枠3,4間に亙って手摺りガラス5を取り付けるようにしたもので、各手摺支柱2の前面側にシーリング材係止用部材6を突設し、左右に隣り合う手摺りガラス5,5の対向端部を、各手摺支柱2の前面側でシーリング材係止用部材6を間に置いて突き合わせ配置し、両手摺りガラス5,5の対向端部間の目地部Mにシーリング材7をシーリング材係止用部材6が埋まるように装填して、目地部シール構造を形成している。この実施形態では、手摺りガラス5は合わせガラスからなる。
シーリング材係止用部材6は、図3に示すように、各手摺支柱2の前面に互いの係嵌用凹凸部2a,9aを介して取り付けられる取付枠9の前面の幅方向中央部に一体に形成された突条体8からなるもので、この突条体8は、板状部8aの先端部側に抜止用の断面円形状の膨出部8bを形成したものからなる。取付枠9は、室内側両端部の係嵌用凹凸部9a,9aを手摺支柱2側の係嵌用凹凸部2a,2aに係嵌させることにより、手摺支柱2の前面に取り付けられ、そしてこの取付枠9の室外側両端部に取り付けられたガラス受けゴム30,30 が目地部Mにおいて対向する手摺りガラス5,5の対向端部の夫々室内側端部を受けている。
図2に示すように、手摺りガラス5の上端部は、上枠3に設けられたガラス嵌合溝3aに嵌合され、手摺りガラス5の下端部は下枠4の手摺りガラス嵌合溝4aに嵌合される。また、上枠3のガラス嵌合溝3aには室内側のシール材取付溝3bに、手摺りガラス5の上端部の室内側端部に水密当接するシール材31が取り付けられ、室外側のゴム取付溝3cには、手摺りガラス5の上端部の室外側端部を受けるガラス受けゴム32が取り付けてある。また下枠4内にはセッティングブロック33が設けてあって、これに手摺りガラス5の下端部が載置され、また下枠4の手摺りガラス嵌合溝4aには室内側のシール材取付溝4bにシール材31が取り付けられ、室外側のゴム取付溝4cにはガラス受けゴム32が取り付けてある。
上記のように左右に隣り合う手摺りガラス5,5の対向端部間の目地部Mにシーリング材7を装填するにあたっては、パテ状のシーリング材7を、目地部Mの室外側開口部から目地部Mの内奥部の取付枠9側に向かうように詰め込んで、図3に示すようにパテ状シーリング材7中にシーリング材係止用部材6の突条体8を埋め込んだ状態とする。こうして両手摺りガラス5,5の対向端部間の目地部Mにシーリング材7をシーリング材係止用部材6の突条体8が埋まるように装填すれば、シーリング材係止用部材6の突条体8によって目地部M内におけるシーリング材7の接触面積が大きくなると共に、突条体8の先端部側に膨出形成された膨出部8bにより抜け止め作用が発揮されるから、シーリング材7が目地部M内で剥離したり、目地部Mから離脱することがなくなり、目地部Mのシール性能が有効に保持される。
図4の(a) ,(b) はシーリング材係止用部材6の変形例を示したものである。先ず(a) に示すシーリング材係止用部材6は、手摺支柱2の前面に互いの係嵌用凹凸部2a,9aを介して取り付けられる取付枠9の前面の幅方向中央部に一体に形成された突条体10からなるもので、この突条体10は、板状部10aの先端部側に抜止用の楔部10bを形成したものからなる。他の構成については、図3の場合と同じである。このような突条体10を目地部M内に配置して、この目地部Mにシーリング材7を突条体10が埋まるように装填することにより、突条体10によって目地部M内におけるシーリング材7の接触面積が拡大すると共に、突条体10の楔部10bによって抜け止め作用が発揮されて、シーリング材7の剥離が防止され、目地部Mからのシーリング材7の離脱が防止される。
図4の(b) 及び(c) に示すシーリング材係止用部材6は、図4の(a) と同様に手摺支柱2の前面に互いの係嵌用凹凸部2a,9aを介して取り付けられる取付枠9の前面の幅方向中央部に一体に形成された突条体11からなるものであるが、この突条体11は、板状部11aに多数のシーリング材貫通用孔11bを設けたものからなる。他の構成については、図3の場合と同じである。このような突条体11を目地部M内に配置して、この目地部Mにシーリング材7を突条体11が埋まるように装填すれば、この突条体11によって目地部M内におけるシーリング材7の接触面積が拡大すると共に、板状部11aのシーリング材貫通用孔11を貫通するシーリング材7によって抜け止め作用が発揮されるから、シーリング材7の剥離が防止され、シーリング材7の離脱が防止される。
図3及び図4に示す実施形態のシーリング材係止用部材6は、手摺支柱2の前面に互いの係嵌用凹凸部2a,9aを介して取り付けられる取付枠9の前面の幅方向中央部に一体に形成された突条体8,10,11からなるものであるが、図5の(a) ,(b) に示す実施形態のシーリング材係止用部材6は、手摺支柱2前面の幅方向中央部に一体に形成されたもので、(a) に示すシーリング材係止用部材6は、手摺支柱2の前面の幅方向中央部に一体形成された突条体8からなり、この突条体8は、図3の場合と同様に、板状部8aの先端部側に抜止用の断面円形状膨出部8bを形成したものからなる。(b) に示すシーリング材係止用部材6は、手摺支柱2の前面の幅方向中央部に一体形成された突条体10からなり、この突条体10は、図4の(a) の場合と同様に、板状部10aの先端部側に抜止用の楔部10bを形成したものからなる。また、図5の(a) ,(b) に示す実施形態の手摺支柱2には、手摺支柱2の前面両側に突設してある係嵌用突片2o,2oに夫々先付けビート34が係嵌されている。
この図5の(a) ,(b) に示す実施形態の場合も、手摺支柱2の前面に一体に突出する突条体8,10を手摺りガラス5,5の対向端部間の目地部M内に配置して、この目地部Mにシーリング材7を突条体8,10が埋まるように装填すれば、この突条体8,10によって目地部M内におけるシーリング材7の接触面積が拡大すると共に、抜止用楔部10bによって抜け止め作用が発揮される。
図6は、例えば図5に示す手摺支柱2に対する下枠4の取付構造を示す斜視図である。即ち、左右に対向する下枠4,4の対向端部が取り付けられる手摺支柱2の前面側では、手摺支柱2の前面に突出する突条体8とこれの両側に位置する係嵌用突片2o,2oとを下枠4の上下幅分だけ切除し、また各下枠4の端部は、その室内側角部を平面視L字状に切欠して、その切欠部4dを、切除された手摺支柱2の前面部から外隅部に亙り係合し、両下枠4,4の対向端面を突き合わせた状態で、各下枠4の端部を手摺支柱2の前面側にビス37(図2参照)止めすることによって、下枠4の端部を手摺支柱2に取り付け固定する。尚、上記ビス37は、図2及び図6を参照すれば分かるように、手摺りガラス嵌合溝4aの室内側にあるシール材取付溝4bから手摺支柱2にねじ込まれる。
図6において、35は両下枠4,4の突き合わせ端部を覆う化粧カバーで、L字状のカバー本体35aを下枠4の室外側面及び底面に亙って嵌合させ、ビス止め片35bを下枠4の室内側下端角部に係合させると共に、係止縁部35dを下枠4の室側側面上端部に係止させ、そしてビス止め片35bのビス孔35cからビス36(図5(a) ,(b) 参照)を下枠4の室内側面に対しねじ込んで固定する。尚、図6は、図5に示す手摺支柱1に対する下枠4の取付構造を示したものであるが、図1〜図4及び図7〜図13に示す手摺支柱1に対する下枠4の取付構造も同様であるので、同一符号を付して説明を省略する。
図7の(a) はシーリング材係止用部材6の更に変形例を示したものである。このシーリング材係止用部材6は、各手摺支柱2前面の幅方向中央部に一体に形成された突条片38と、この突条片38の上下方向に間隔をおいた複数箇所(例えば3箇所)に取り付けられるガラス止めクリップ39とからなるもので、図8から分かるように、突条片38には先端部側の両側面に夫々上下方向に延びる小凸状部38aが前後方向に間隔おいて条設されており、そしてガラス止めクリップ39は、前方側へ末広がり状に拡開した両側板39a,39aと、両側板39a,39aの基端部をつなぐ連結部39bと、両側板39a,39aの先端部に横方向に突設されたフランジ39c,39cとからなるバネ性のクリップで、ステンレスのバネ鋼によって形成される。図7の(b) には、手摺支柱2の突条片38の上下方向に間隔をおいた3箇所にガラス止めクリップ39を取り付けた状態を示している。
図8はガラス止めクリップ39を突条片38に取り付ける方法を説明したもので、突条片38の所定箇所に、クリップ39の高さより若干大きい高さとクリップ39の奥行き幅よりも適当に狭い奥行き幅とを有する切欠部40(取付用開口)を形成すると共に、この切欠部40の奥部下端から下方にクリップ39の高さと同程度の長さのスリット41(取付用開口)を形成しておいて、図示のように、ガラス止めクリップ39を切欠部40内に突入させた後、連結部39bをスリット41に差し込んだ状態で落とし込むことにより、図7の(a) に示すような状態にガラス止めクリップ39を突条片38の所定箇所に取り付けることができる。
上記のように手摺支柱2の突条体8にガラス止めクリップ39を取り付けた状態から、左右に隣り合う手摺りガラス5,5の対向端部間の目地部M内に対向させて、このクリップ39のフランジ39c,39cを、段落ち加工された手摺りガラス5,5の端面の段落ち部5a,5aにクリップ39のバネ性を利用して弾性的に係止させことにより、手摺りガラス5を手摺支柱2の前面側に引き付けた状態に固定することができる。こうして目地部Mに突入したシーリング材係止用部材6の突条片38に取り付けたガラス止めクリップ39によって手摺りガラス5を手摺支柱2に固定した状態で、この目地部Mにシーリング材7を装填する。シーリング材7の装填にあたっては、パテ状のシーリング材7を、目地部Mの室外側開口部から目地部M内に詰め込んで、図7の(a) に示すようにシーリング材7中にシーリング材係止用部材6の突条片38及びガラス止めクリップ39を埋め込んだ状態にする。
こうして目地部Mにシーリング材7をシーリング材係止用部材6が埋まるように装填すれば、突条片38及びガラス止めクリップ39によって目地部M内におけるシーリング材7の接触面積が大きくなると共に、これら突条片38及びガラス止めクリップ39によって抜け止め作用が発揮され、シーリング材7が目地部M内で剥離したり、目地部Mから離脱することがなく、目地部Mのシール性能が有効に保持される一方、ガラス止めクリップ39により手摺りガラス5が手摺支柱2に有効に保持されて、目地部Mでの保持力が増大するため、板厚の薄い手摺りガラス5でも取り付けることが可能となる。このように薄い手摺りガラス5を使用することにより、ガラス製造にかかるエネルギーと資源の省力化を達成できると共にコストダウン化を図ることができる。また、バネ鋼で形成されたガラス止めクリップ39は、熱膨張時の手摺りガラス5の伸縮に追随するので、ガラス5にストレスが加わらず、ガラス5の破損等が少ない。
図9の(a) は、手摺りの端にある手摺支柱2の前面に図8の実施形態と同じ突条片38とガラス止めクリップ39からなるシーリング材係止用部材6を突設したものであるが、ここでは、ガラス止めクリップ39の一方のフランジ39cを、段落ち加工された手摺りガラス5の端面の段落ち部5aに弾性的に係止させ、他方のフランジ39cを、手摺支柱2の前面と端部突出枠2oaとの間のコーナー部に設けられた台枠42の前端面に係止させるようにしたもので、こうすることによっても、手摺りガラス5をガラス止めクリップ39で手摺支柱2側に有効に固定することができる。この場合には、端部突出枠2oaと手摺りガラス5の端面との間の目地部Mにシーリング材7が装填される。
図9の(b) に示す実施形態のシーリング材係止用部材6は、各手摺支柱2の前面の上下方向に間隔をおいた複数箇所にビス43によって取り付けられる略外向きコ字状のガラス止めクリップ44からなるもので、このガラス止めクリップ44は、先端側に横方向に突設されたフランジ44c,44cを、段落ち加工された手摺りガラス5の端面の段落ち部5aに係止させるようにしたものである。このガラス止めクリップ44は、両側板44a,44aと連結板44bとフランジ44c,44cとからなるもので、連結板44bに設けたビス挿通孔44dからビス43を手摺支柱2の前面部にねじ込んで取り付ける。
手摺りガラス5の取付けにあたっては、目地部M内に対向させた手摺りガラス5,5の対向端面の段落ち部5a,5aに、ガラス止めクリップ44のフランジ44c,44cを係止させた状態で、連結板44bを手摺支柱2の前面部にビス43止めすることにより、手摺りガラス5を手摺支柱2の前面側に引き付けた状態に固定することができる。こうして目地部Mにガラス止めクリップ44からなるシーリング材係止用部材6を介在させて、クリップ44により手摺りガラス5を手摺支柱2に固定した状態で、この目地部Mにシーリング材7を装填する。このようなシーリング材係止用部材6によれば、ガラス止めクリップ44によって、目地部M内におけるシーリング材7の接触面積が大きくなり且つ抜け止め作用が発揮されると共に、手摺りガラス5が手摺支柱2に有効に保持されて、目地部Mでの保持力が増大し、板厚の薄い手摺りガラス5でも取付け可能となる。特に、このガラス止めクリップ44は、手摺支柱2への取付けが容易となる。
図10の(a) は図9の(b) に示すガラス止めクリップ44からなるシーリング材係止用部材6の変形例を示す。このシーリング材係止用部材6は、両側板45a,45aと連結板45bとにより略内向きコ字状に形成されると共に、連結板45bの両端部に横向きに突出するフランジ45c,45cを形成したもので、手摺りガラス5の取付けにあたり、フランジ45c,45cを手摺りガラス5,5の対向端面の段落ち部5a,5aに係止させた状態で、前部にある連結板45bのビス挿通孔45dからビス43を手摺支柱2の前面部にねじ込んで取り付けるようになっている。目地部Mへのシーリング材7の装填方法は、図9の(b) に示す実施形態と同様である。
図10の(b) は、手摺りの端にある手摺支柱2前面の上下方向に間隔をおいた複数箇所に、2つの平板部46a,46bで平面視略くの字状に形成されるガラス止めクリップ46からなるシーリング材係止用部材6を突設した実施形態を示す。このシーリング材係止用部材6を使用して手摺りガラス5を取り付ける時は、ガラス止めクリップ46の一方の平板部46bの端部を、段落ち加工された手摺りガラス5の端面の段落ち部5aに係止させ、他方の平板部46aの端部を、手摺支柱2の前面と端部突出枠2oaとの間のコーナー部に係止させた状態で、一方の平板部46bのビス挿通孔46dから手摺支柱2の前面部にビス43をねじ込んで取り付け、そして目地部Mにシーリング材7をガラス止めクリップ46が埋まるように装填する。
図11に示す実施形態のシーリング材係止用部材6は、左右に対向する両手摺りガラス5,5の対向端部に上下方向全長に亘って接着剤49により接着される夫々断面略T字状の一対のガラスモール47,47と、両ガラスモール47,47間の隙間より各手摺支柱2の前面側にねじ込まれることによって、両ガラスモール47,47の対向するフランジ部47a,47aに係止されるビス頭48aで両ガラスモール47,47を固定する複数のビス48とからなる。各ガラスモール47は、本体部47oの室内側端部の内側フランジ部47aと外側フランジ部47bを形成したものである。
上記一対のガラスモール47,47を使用して手摺りガラス5を取り付ける時には、図11に示すように、目地部M内に対向する左右両手摺りガラス5,5の対向端部の夫々の室内側角部に接着剤49を介してガラスモール47を係合させて接着固定する。この時、各ガラスモール47の外側フランジ部47bを手摺りガラス5の端部と、手摺支柱2の前面にある係嵌用突片2oに係嵌された先付けビート34との間に挟み込んだ状態とする。しかして、両ガラスモール47,47の隙間よりビス48を手摺支柱2の前面側にねじ込んで、ビス頭48aを両ガラスモール47,47の内側フランジ部47a,47aに係止させることにより、両ガラスモール47,47を手摺支柱2に固定すると共に、両ガラスモール47,47を介して手摺りガラス5,5の対向端部を手摺支柱2側に保持固定するようになっている。
両手摺りガラス5,5間の目地部Mにシーリング材7を装填する時は、両ガラスモール47,47の内側フランジ部47a,47a間より目地部M内に押し込んで、図11に示すように両ガラスモール47,47が埋まるようにすればよい。このような一対のガラスモール47,47からなるシーリング材係止用部材6を使用して、手摺りガラス5を手摺支柱2の前面側に取り付けるようにすれば、両ガラスモール47,47により目地部M内におけるシーリング材7の接触面積が大きくなり且つ抜け止め作用が発揮されると共に、手摺りガラス5が手摺支柱2に有効に保持されて、目地部Mでの保持力が増大し、板厚の薄い手摺りガラス5でも取り付けることが可能となる。
以上説明した図1〜図11に示す実施形態の手摺りガラス取付装置は、複数の手摺支柱2・・・間及び隣り合う手摺支柱2,2をつなぐ上下枠3,4間に亙って手摺りガラス5を取り付けた場合であるが、本発明は、図13〜図15に示すように、両側一対のブラケット50,50を介して各手摺支柱2の前方に張り出すように設けた張出枠12,12間及び隣り合う張出枠12,12をつなぐ上下枠13,14間に亙って手摺りガラス5を取り付けるようにした手摺りガラス取付装置にも適用されるものである。尚、両ブラケット50,50の一端側は手摺支柱2を挟んでビス51止めされ、他端側は張出枠12を挟んでボルト52、ナット53で固定される。また、下枠14は、図14に示すように、L字形の下枠固定金具54によって堰壁1の室外側面下端部に固定される。
この手摺りガラス取付装置においては、図15から分かるように、各張出枠12の前面側にシーリング材係止用部材6を突設し、左右に隣り合う手摺りガラス5,5の対向端部を、各張出枠12の前面側でシーリング材係止用部材6を挟むように突き合わせ配置し、両手摺りガラス5の対向端部間の目地部Mにシーリング材7をシーリング材係止用部材6が埋まるように装填している。このシーリング材係止用部材6は、各張出枠12の前面の幅方向中央部に一体に形成された突条体10からなるもので、この突条体10は、板状部10aに抜止用の楔部10bを形成したものからなる。張出枠12の前面両側に設けられた係嵌用突片2o,2oに夫々先付けビート34が係嵌されている。
この実施形態の場合も、左右に隣り合う手摺りガラス5,5の対向端部間の目地部Mにシーリング材7を装填するには、パテ状のシーリング材7を、目地部Mの室外側開口部から詰め込んで、図15に示すようにパテ状シーリング材7中にシーリング材係止用部材6の突条体10を埋め込んだ状態にする。こうして両手摺りガラス5,5の目地部Mにシーリング材7を突条体10が埋まるように装填すれば、この突条体10によって目地部M内におけるシーリング材7の接触面積が大きくなると共に、突条体10の楔部10bよって抜け止め作用が発揮されるから、シーリング材7が目地部M内で剥離したり、目地部Mから離脱することがなくなり、目地部Mのシール性能が有効に保持される。
張出枠12の前面側に突設されるシーリング材係止用部材6は、図15に突条体10のみを例示し、それ以外は省略するが、このシーリング材係止用部材6も、図1〜図11に示した実施形態のような種々のタイプのものを採用することができる。また、張出枠12の前面側に突設されるシーリング材係止用部材6は、図3及び図4に示した実施形態と同様に、張出枠12の前面側に取り付けられる取付枠9に一体に形成される場合もある。
1 堰壁
2 手摺支柱
3 上枠
4 下枠4
5 手摺りガラス
6 シーリング材係止用部材
7 シーリング材
8 突条体
9 取付枠
10 突条体
11 突条体
12 張出枠
38 突条片
39 ガラス止めクリップ

Claims (4)

  1. ベランダ等の堰壁上に複数の手摺支柱を間隔をおいて立設し、この複数の手摺支柱間及び隣り合う手摺支柱をつなぐ上下枠間に亙って、又は各手摺支柱の前方に張り出すように設けた張出枠間及び隣り合う張出枠をつなぐ上下枠間に亙って手摺りガラスを取り付けるようにした手摺りガラス取付装置において、
    各手摺支柱又は各張出枠の前面側にシーリング材係止用部材を突設し、左右に隣り合う手摺りガラスの対向端部を、各手摺支柱又は各張出枠の前面側でシーリング材係止用部材を間に置いて突き合わせ配置し、両手摺りガラスの対向端部間の目地部にシーリング材をシーリング材係止用部材が埋まるように装填し
    該シーリング材係止用部材は、各手摺支柱又は各張出枠の前面に互いの係嵌用凹凸部を介して取り付けられる取付枠の前面の幅方向中央部に一体に形成された突条体、あるいは各手摺支柱又は各張出枠の前面の幅方向中央部に一体に形成された突条体からなるもので、この突条体は、板状部に抜止用の楔部を形成したものからなる手摺りガラス取付装置。
  2. ベランダ等の堰壁上に複数の手摺支柱を間隔をおいて立設し、この複数の手摺支柱間及び隣り合う手摺支柱をつなぐ上下枠間に亙って、又は各手摺支柱の前方に張り出すように設けた張出枠間及び隣り合う張出枠をつなぐ上下枠間に亙って手摺りガラスを取り付けるようにした手摺りガラス取付装置において、
    各手摺支柱又は各張出枠の前面側にシーリング材係止用部材を突設し、左右に隣り合う手摺りガラスの対向端部を、各手摺支柱又は各張出枠の前面側でシーリング材係止用部材を間に置いて突き合わせ配置し、両手摺りガラスの対向端部間の目地部にシーリング材をシーリング材係止用部材が埋まるように装填し、
    該シーリング材係止用部材は、各手摺支柱又は各張出枠の前面に互いの係嵌用凹凸部を介して取り付けられる取付枠の前面の幅方向中央部に一体に形成された突条体、あるいは各手摺支柱又は各張出枠の前面の幅方向中央部に一体に形成された突条体からなるもので、この突条体は、板状部に多数のシーリング材貫通用孔を設けたものからなる手摺りガラス取付装置。
  3. ベランダ等の堰壁上に複数の手摺支柱を間隔をおいて立設し、この複数の手摺支柱間及び隣り合う手摺支柱をつなぐ上下枠間に亙って、又は各手摺支柱の前方に張り出すように設けた張出枠間及び隣り合う張出枠をつなぐ上下枠間に亙って手摺りガラスを取り付けるようにした手摺りガラス取付装置において、
    各手摺支柱又は各張出枠の前面側にシーリング材係止用部材を突設し、左右に隣り合う手摺りガラスの対向端部を、各手摺支柱又は各張出枠の前面側でシーリング材係止用部材を間に置いて突き合わせ配置し、両手摺りガラスの対向端部間の目地部にシーリング材をシーリング材係止用部材が埋まるように装填し、
    該シーリング材係止用部材は、各手摺支柱又は各張出枠の前面の幅方向中央部に一体に形成された突条片と、この突条片の上下方向に間隔をおいた複数箇所に取り付けられるガラス止めクリップとからなり、ガラス止めクリップは、前方側へ末広がり状に開いた両側板と、両側板の基端部をつなぐ取付板と、両側板の先端部に横方向に突設されたフランジとからなるバネ性のクリップで、取付板を前記突条片の取付溝に挿通して取り付け、フランジを、段落ち加工された手摺りガラス端面の段落ち部に係止させるようにした手摺りガラス取付装置。
  4. ベランダ等の堰壁上に複数の手摺支柱を間隔をおいて立設し、この複数の手摺支柱間及び隣り合う手摺支柱をつなぐ上下枠間に亙って、又は各手摺支柱の前方に張り出すように設けた張出枠間及び隣り合う張出枠をつなぐ上下枠間に亙って手摺りガラスを取り付けるようにした手摺りガラス取付装置において、
    各手摺支柱又は各張出枠の前面側にシーリング材係止用部材を突設し、左右に隣り合う手摺りガラスの対向端部を、各手摺支柱又は各張出枠の前面側でシーリング材係止用部材を間に置いて突き合わせ配置し、両手摺りガラスの対向端部間の目地部にシーリング材をシーリング材係止用部材が埋まるように装填し、
    該シーリング材係止用部材は、両手摺りガラスの対向端部に上下方向全長に亘って接着される夫々断面略T字状の一対のガラスモールと、両ガラスモール間の隙間より各手摺支柱又は各張出枠の前面にねじ込まれることによって、両ガラスモールのフランジ部に係止されるビス頭で両ガラスモールを固定する複数のビスとからなる手摺りガラス取付装置。
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