JP5166061B2 - ガス絶縁開閉装置およびその組立方法 - Google Patents

ガス絶縁開閉装置およびその組立方法 Download PDF

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Description

本発明は、発電所、変電所などの電気所において使用されるガス絶縁開閉装置に係り、特に、入、切および接地の三位置をとる三位置形断路器・接地開閉器の小型化および組立性の改良を行ったガス絶縁開閉装置およびその組立方法に関する。
大都市周辺あるいは臨海地区に設置される変電所や開閉所等の電気所においては、用地の入手難や塩害対策上の理由から、変電所や開閉所を構成する電気機器として、SFガスなどの絶縁性及び消弧性に優れた絶縁媒体を充填密封した容器内に遮断器、断路器等の開閉可能な電気機器を収納したガス絶縁開閉装置が使用されている。
ガス絶縁開閉装置は、遮断器あるいは断路器、その他の所要機器を立体的に配置することによって、各機器相互間の間隔を狭め、敷地面積の縮小を図ることができるので、気中絶縁方式の開閉装置に比べて著しく小型に構成できるのが特徴である。
また、電気所とその周辺の自然や住宅地などとの環境調和を考え、電気機器の建物内への建設とか、大都市部での地下室内への建設とかが増加しており、そのために各電気機器を合理的に配置し、さらなる据付面積・容積の低減を図るべく開発が行われている。
据付面積・容積の低減を図る例として、断路器および接地開閉器に共通な可動接触子を1つの駆動軸で駆動できるよう構成したガス絶縁開閉装置が開発されている(例えば、特許文献1または2参照)。
この特許文献1に記載のガス絶縁開閉装置は、ガス容器内に収納した断路器および接地開閉器の固定接触部に摺動して嵌合接触する共通の可動接触子を母線導体に対して平行に配置すると共に、母線導体の前記可動接触子に対向する部分を、ガス容器中心軸に対して大きく偏芯するように配置している。すなわち、可動接触子に対向する母線導体部分の中心軸を、ガス容器の中心軸に対して大きく偏芯して配置している。
このため、特許文献1に記載のガス絶縁開閉装置では、母線導体を支持する絶縁スペーサをガス容器の中心軸に対して大きく偏芯して取り付けなければならず、絶縁スペーサの外径に比べて、ガス容器の外径を大きくせざるを得ない。
また、特許文献2に記載のガス絶縁開閉装置は、母線導体の軸線方向に対し、可動接触子を並行ではなく所定の角度を持たせて配置するように構成している。この構成の場合、主母線部ガス容器の外径を絶縁スペーサの外径と同一にすることができるため、特許文献1に記載のガス絶縁開閉装置に比べてガス容器を小さく構成できる利点がある。しかしながら、断路器や接地開閉器の可動接触子と固定接触子とが絶縁スペーサの固定導体部に対し垂直でないため、組立時の芯出しの調整作業が難しくなる。
また、断路器および接地開閉器の可動接触子を共通にせずに別々に設け、各可動接触子を別々のゼネバ機構により駆動するようにしたガス絶縁開閉器も開示されている(例えば、特許文献3参照)。
この特許文献3に記載のガス絶縁開閉器の場合、特許文献1に記載の発明に比べ、間欠動作と可動接触子位置保持できるよう位置保持機能を有するので組立性は向上するが、ガス容器の外径が絶縁スペーサの外径に比べ、大きくなる欠点がある。
特開2000−134733号公報、 特開平10−188746号公報、 特開平11−355926号公報、
上述したように、特許文献1および3に記載されている従来のガス絶縁開閉装置の場合、ガス容器の外径が絶縁スペーサの外径に比べて大きくせざるを得ないため、機器の縮小が難しいという課題があり、また特許文献2に記載の従来のガス絶縁開閉装置の場合、ガス容器の外径を縮小化するために容器内部の機器配置を変更すると組立性が悪くなるという課題があった。
そこで本発明は、上記の課題に鑑みてなされたもので、機器を縮小化し、かつ組立性も併せて改善することのできるガス絶縁開閉装置およびその組立方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、請求項1に係る発明は、絶縁ガスを封入したガス容器内に主母線導体を収納すると共に、断路器固定接触部、接地開閉器固定接触部、これら両接触部間に配置された可動接触子支持導体、当該可動接触子支持導体に摺動可能に支持されて前記両接触部に接続あるいは開離する共用の可動接触子を備えた三位置形断路器・接地開閉器を収容してなるガス絶縁開閉装置において、
前記ガス容器は、前記主母線導体を収納すると共に、前記主母線導体の延伸方向に対向する2箇所の開口部および前記主母線導体の延伸方向とほぼ直交する方向に少なくとも1箇所の開口部を有し、
前記ガス容器に設けられた対向する前記2箇所の開口部のうちの1箇所に、第1の絶縁スペーサと、この第1の絶縁スペーサに一端が固定され、中間部に前記主母線導体の延伸方向と直交する向きの前記断路器固定接触部を形成すると共に、他端部に着脱導体との接続部を形成した前記主母線導体とを備えた断路器固定側ユニットを取り付け、
前記ガス容器の前記断路器固定側ユニット取付け面側に、前記接地開閉器固定接触部と、この接地開閉器固定接触部を外部に接続するための外部引き出し端子とを備えた接地開閉器固定ユニットを取り付け、
前記ガス容器の前記主母線導体の延伸方向とほぼ直交する方向に設けた前記開口部に、第2の絶縁スペーサと、この第2の絶縁スペーサに固定されると共に、前記断路器固定接触部に対向して配置された前記可動接触子支持導体と、この可動接触子支持導体に摺動可能に支持されて前記断路器固定接触部および前記接地開閉器固定接触部のいずれかに接続または開離する前記共用の可動接触子とを備えた可動接触子支持ユニットを取り付け、
前記ガス容器の前記断路器固定側ユニットに対向する他の開口部に、当該ガス容器の内部方向に進退可能に取り付けた第3の絶縁スペーサと、この第3の絶縁スペーサに固定され、前記主母線導体の他端部に形成された前記接続部に対して接続または開離可能な前記着脱導体とを備えた着脱ユニットを取り付けたことを特徴とする。
本発明のガス絶縁開閉装置によれば、断路器および接地開閉器に共用の可動接触子を主母線導体に対してほぼ直交するよう配置すると共に、接地開閉器固定接触部を断路器固定接触部から見て可動接触子の背後に一直線上に配置し、可動接触子を支持する可動接触子支持ユニットの絶縁スペーサの中心軸を、ガス容器の中心軸から見て、主母線導体端部に接続または開離する着脱導体を備えた着脱ユニット側に偏芯するように配置したので、断路器・接地開閉器の縮小化および組立性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1乃至図4は、本発明による3相一括形のガス絶縁開閉装置用の断路器・接地開閉器の構成図であり、このうち、図1(a)および(b)は、断路器・接地開閉器の断路器と接地開閉器とが共に「切り」の位置にある時の側面図および上面図を示す。また、図2は、断路器が「入り」、接地開閉器が「切り」の位置にある時の側面図、図3は、断路器が「切り」、接地開閉器が「入り」の位置にある時の側面図をそれぞれ示す。さらに、図4は図1乃至3中の着脱ユニットの一部を拡大して示す断面図である。
(構成)
まず、図1および図4を参照して構成について説明する。100はガス絶縁開閉装置用の三位置形断路器・接地開閉器全体を示すものである。
1は、内部に断路器や開閉器その他の電気部品を収納して、SFガス等の絶縁媒体を充填密封するガス容器であり、図示上下部および左右部にそれぞれ開口部1a、1b、1cおよび1dを設けており、各開口部1a、1b、1cおよび1dは後述するように絶縁スペーサや蓋で気密に密閉されるようになっている。
このガス容器1の開口部のうち、上部開口部1aには絶縁スペーサ2aがボルト等の固着手段によって気密に取り付けられるようになっている。この絶縁スペーサ2aには3相構成の主母線導体3の一端部を予め固定しており、絶縁スペーサ2aをガス容器1に取り付けた状態で主母線導体3がガス容器1内に収容されるようになっている。
主母線導体3は、延伸方向の中間部でかつ、ガス容器1の左右の開口部1c、1dを結ぶ軸線と直交する位置(直角になる位置)に断路器の固定接触部(以下、断路器固定接触部という)4を穿設しており、この断路器固定接触部4には、後述する断路器および接地開閉器に共用される可動接触子(以下、可動接触子という)5が接続あるいは開離可能に配置されている。なお、本実施形態では、絶縁スペーサ2a、主母線導体3および断路器固定接触部4から構成された一点鎖線で囲んだ部分を便宜上、断路器固定側ユニット6と称する。
そして、前記主母線導体3の他端部すなわち下端部3Tは、ガス容器1の下部開口部1bに気密に取り付けられる絶縁スペーサ2bに対して予め固定された着脱導体7の上端部7Tと接続または開離可能に構成されている。なお、この着脱導体7は後述する着脱ユニット8の一構成要素である。
一方、ガス容器1の図示右側開口部1cには、絶縁スペーサ2cが気密に取り付けられるようになっている。この絶縁スペーサ2cには、主母線導体3に穿設された断路器固定接触部4と所定の絶縁距離を隔てて配置される可動接触子支持導体9を予め固定しておく。
この可動接触子支持導体9は、前記断路器固定接触部4に嵌合して電気的に接続される可動接触子5を筒状部で摺動可能に格納し、支持するように構成されている。なお、本実施形態では、絶縁スペーサ2c、可動接触子5および可動接触子支持導体9構成された一点鎖線で囲んだ部分を便宜上、可動接触子支持ユニット10と称する。
なお、絶縁スペーサ2cの中心軸11は、ガス容器1の中心軸12から見て、図示下部に位置する着脱ユニット8側に偏芯するように配置する。
そして、ガス容器1内で可動接触子支持導体9と絶縁スペーサ2cとの間に形成した空間部、すなわち、断路器固定接触部4から見て可動接触子5の背後側に形成した空間部に、断路器固定接触部4および可動接触子5間の軸線と同一軸線上に接地開閉器の固定接触部(以下、接地開閉器固定接触部という)13を配置する。
この接地開閉器固定接触部13の支持部材を兼ねた外部引き出し端子14は、ガス容器1の開口部1aと同一の平面となる取付け面に取り付けられる。この固定接触部13は支持部材を兼ねた外部引き出し端子14を通して作業等に接地されるようになっている。
なお、本実施形態では、接地開閉器固定接触部13および外部引き出し端子14によって構成された一点鎖線で囲まれた部分を便宜上、接地開閉器固定側ユニット15と称する。
可動接触子5は、例えば、ラック・ピニオンあるいはリンクレバー等によって駆動軸16の回転運動を直線運動に変換されて、断路器固定接触部4、接地開閉器固定接触部13と接続または開離するように直線的に駆動されるようになっている。
なお、図1(b)に示した21は駆動軸16を絶縁ロッド22を介して回転駆動する操作装置である。
また、17はガス容器1の左側開口部1dを気密に塞ぐ点検用蓋である。
次に、図4を参照して、着脱ユニット8について説明する。
着脱ユニット8は、主母線導体3の下端部3Tに、着脱導体7の上端部7Tを接続あるいは開離するためのユニットであり、次の部品によって構成されている。
すなわち、絶縁スペーサ2bと、この絶縁スペーサ2bの所定位置にそれぞれ予め固定された3相各相の着脱導体7と、絶縁スペーサ2bの外周部に設けた金属製の取付けリング2brにボルト18によって固定されるフランジ19Fを有し、かつ、ガス容器1の下部開口部1cの内周面に対してシール部材を介して気密にしかも摺動可能に嵌合する円筒体19と、この円筒体19のフランジ19Fおよびガス容器の下部開口部1cの周囲に形成した容器フランジ1Fとの間に設けた着脱手段20とから構成されている。
この着脱手段20は、容器フランジ1Fの下面に一端部が螺合するスタッド20sと、このスタッド20sを円筒体19の進退方向に直立した状態で固定するナット20n1と、円筒体19のフランジ19Fに開けた貫通穴の両側に配置されてスタッド20sと螺合するナット20n2、20n3とから構成されている。この着脱手段20は、ナット20n2を緩めた状態でナット20n3を螺進させれば、円筒体19、絶縁スペーサ2bとともに、着脱導体7が主母線導体3の下端子3Tに向かって進んで行き、最終的に主母線導体3の下端子3Tに接続される。この状態でナット20n2を締めていき、フランジ19Fに強く押し当てると主母線導体3と着脱導体7との接続状態が維持される。
次に、図1乃至図4を参照して三位置形断路器・接地開閉器100の組立および三位置形断路器・接地開閉器の操作について説明する。
(1)組立工程
(i) まず、ガス容器1の上部開口部1aに断路器固定側ユニット6の絶縁スペーサ2aを気密に取り付けることにより、断路器固定接触部4を穿設した主母線導体3をガス容器1内に収納する。
(ii) 次に、ガス容器1の上部開口部1aと同一の平面となる取付け面に接地開閉器固定側ユニット15を気密に取り付けることにより、当該ユニット15の先端部に設けられている接地開閉器固定接触部13をガス容器1内に収納する。なお、工程(i)と工程(ii)とはどちらが先でもよい。
(iii) その後、ガス容器1の右側部開口部1cに可動接触子支持ユニット10の絶縁スペーサ2cを取り付けることにより、可動接触子支持導体部9に支持された可動接触子5を断路器固定接触部4および接地開閉器固定側ユニット15間にそれぞれ所定の絶縁距離を隔てて配置する。
(iv) 上記工程(iii)が終了した段階では、ガス容器1の下部開口部1bには未だ着脱ユニット8を取り付けていないので、下部開口部1bからガス容器1内部の状態を覗くことができ、また、冶具を挿入することもできる。
このため、工程(iii)が終了したあとに、下部開口部1bから冶具や目視によって断路器固定接触部4、可動接触子5および接地開閉器固定接触部13の軸線が一直線上に配置されるように芯出し調整作業を行う。
(v) 上記工程(iv)での芯出し調整作業を終えてから、ガス容器1の下部に着脱ユニット8を取り付け、主母線導体3の下部端子に着脱導体7の上部端子を接続する。この作業に当たっては、円筒体19をガス容器1の下部開口部1bに嵌合し、さらに、下部開口部1bの周りに直立するように固定したスタッド20sに円筒体19のフランジ19Fに設けた貫通穴に通した状態でナット19n2を緩めておき、ナット19n3を螺進する方向に回すことによって円筒体19を下から上に押し上げ、絶縁スペーサ2bに固定された接続導体7をガス容器1の内部方向に押し進める。
そして、主母線導体3の下部端子3Tに着脱導体7の上部端子7Tが適切な圧力で接続した状態になったら、ナット19n2を逆方向に回してスタッド20sをフランジ19Fに強く押し当てることによって、着脱ユニット8のガス容器1下部への固定状態を維持する。以上でガス絶縁開閉装置の三位置形断路器・接地開閉器100の組立が完了する。
(2)三位置形断路器・接地開閉器の操作
図1(a)は、三位置形断路器・接地開閉器が「切」の状態を示す。すなわち、可動接触子5は、可動接触子支持ユニット10の可動接触子支持導体9内に収納され、断路器固定接触部4および接地開閉器固定接触部13のいずれにも接続されない状態、すなわち、「断路器切り」、「接地切り」の状態である。
この状態で、遠方指令によるモータ動作、あるいは直接のハンドル操作によって操作装置21を「断路器入り」操作すると、操作装置21からの回転力がガス容器1内の絶縁ロッド22、駆動軸16を介して、ラック・ピニオンやリンクレバーなど回転運動を直線運動に変換手段に伝達され、回転運動を直線運動に変換して、3相の可動接触子5に駆動力が伝達される。
この駆動力によって可動接触子5は図1(a)の位置から、主母線導体3側に移動し、断路器固定接触部4に接続された図2の位置で停止する。この図2の状態は、「断路器入り」、「接地切り」状態である。
一方、操作装置21を「接地開閉器入り」操作すると、可動接触子5は主母線導体2の反対側の接地開閉器固定接触部13側に移動し、接地開閉器固定接触部13に接続された図3の位置で停止する。この図3の状態は、「断路器切り」、「接地入り」状態である。
(効果)
以上述べたように本実施形態によれば、次のような効果を奏することができる。
(i) 断路器および接地開閉器に共用される可動接触子5を主母線導体3に対してほぼ直交するよう配置すると共に、接地開閉器固定接触部13を断路器固定接触部4から見て可動接触子5の背後に軸線が一直線となるように配置し、主母線導体の端部3Tに接続または開離する着脱導体7を備えた着脱ユニット8を設けるようにし、さらに可動接触子5を支持する可動接触子支持ユニット9の絶縁スペーサ2cの中心軸11を、ガス容器1の中心軸12から見て、着脱ユニット8側に偏芯するように配置したので、断路器・接地開閉器100の縮小化および組立性を向上させることができる。
(ii) また、断路器固定側ユニット6と接地開閉器固定側ユニット15をガス容器1に組み立て後に可動接触子支持ユニット10をガス容器1に挿入し、組み立てるよう構成したので、ガス容器1の下部開口部1bから断路器固定側ユニット6と接地開閉器固定側ユニット15と可動接触子5との軸線を一直線に配置するための芯出し調整作業を向上することができる。
(iii) また、断路器固定側ユニット6のガス容器1の取付け面と、接地開閉器固定側ユニット15のガス容器1の取付け面とが同じ取付け面となるように配置したので、断路器固定側ユニット6と接地開閉器固定側ユニット15と可動接触子5とが一直線で配置する芯出し調整作業を向上することができる。なお、断路器固定側ユニット6の取付け面と接地開閉器固定側ユニット15の取付け面とに段差がある場合でも、両取付け面がほぼ平行面であれば、同様の効果が得られる。
(iv) さらに、着脱ユニット8を接地開閉器固定側ユニット15の反対側に配置したので、近傍に接地開閉器固定ユニット15が無いため、着脱ユニット8側の現地組立作業スペースが確保でき、組立性を向上することができる。
(v) さらにまた、着脱ユニット8の取付け面となるガス容器1の開口部1bをガス中の内部組立時に利用するようにしたので、不必要な組立用穴をガス容器1にあける必要がなく、ガス容器1の強度を低下させることなく構成することが可能となり、信頼性の向上や断路器・接地開閉器100の冶具や目視による芯出し調整作業を向上させることができる。
また、着脱導体7は、絶縁スペーサ2b、円筒体19を介して、ガス容器1に摺動可能に嵌合し、ガスを密封する構造を採用しているので、ガス絶縁開閉装置の据付現地での回線間ユニット接続の際、着脱導体7は主母線導体3の延伸方向に伸縮させることにより、他の機器との接続作業を容易に行うことが可能である。
(vi) またさらに、作業接地用端子を各相毎に引き出すよう構成したので、小さく構成した断路器・接地開閉器100でも、ガス絶縁開閉装置の点検時における作業性の向上の効果を得ることができる。
本発明によるガス絶縁開閉装置用断路器・接地開閉器の断面図であり、特に、(a)は断路器入り、接地開閉器切り位置を示す図、(b)は上面図。 本発明によるガス絶縁開閉装置用断路器・接地開閉器の断面図であり、特に、断路器入り、接地開閉器切り位置を示す図。 本発明によるガス絶縁開閉装置用断路器・接地開閉器の断面図であり、特に、断路器切り、接地開閉器入り位置を示す図。 着脱ユニットの一例を示す拡大断面図。
符号の説明
1…ガス容器、1a,1b,1c,1d…ガス容器開口部、2a,2b,2c…絶縁スペーサ、3…主母線導体、4…断路器固定接触部、5…断路器および接地開閉器に共用される可動接触子、6…断路器固定側ユニット、7…着脱導体、8…着脱ユニット、9…可動接触子支持導体、10…可動接触子支持ユニット、11…可動接触子支持導体側絶縁スペーサの中心軸、12…ガス容器の中心軸、13…接地開閉器固定接触部、14…外部引き出し端子、15…接地開閉器固定ユニット、16…駆動軸、17…点検蓋、18…ボルト、19…円筒体、20…着脱手段、21…操作装置、22…絶縁ロッド、100…三位置形断路器・接地開閉器。

Claims (7)

  1. 絶縁ガスを封入したガス容器内に主母線導体を収納すると共に、断路器固定接触部、接地開閉器固定接触部、これら両接触部間に配置された可動接触子支持導体、当該可動接触子支持導体に摺動可能に支持されて前記両接触部に接続あるいは開離する共用の可動接触子を備えた三位置形断路器・接地開閉器を収容してなるガス絶縁開閉装置において、
    前記ガス容器は、前記主母線導体を収納すると共に、前記主母線導体の延伸方向に対向する2箇所の開口部および前記主母線導体の延伸方向とほぼ直交する方向に少なくとも1箇所の開口部を有し、
    前記ガス容器に設けられた対向する前記2箇所の開口部のうちの1箇所に、第1の絶縁スペーサと、この第1の絶縁スペーサに一端が固定され、中間部に前記主母線導体の延伸方向と直交する向きの前記断路器固定接触部を形成すると共に、他端部に着脱導体との接続部を形成した前記主母線導体とを備えた断路器固定側ユニットを取り付け、
    前記ガス容器の前記断路器固定側ユニット取付け面側に、前記接地開閉器固定接触部と、この接地開閉器固定接触部を外部に接続するための外部引き出し端子とを備えた接地開閉器固定ユニットを取り付け、
    前記ガス容器の前記主母線導体の延伸方向とほぼ直交する方向に設けた前記開口部に、第2の絶縁スペーサと、この第2の絶縁スペーサに固定されると共に、前記断路器固定接触部と前記接地開閉器固定接触部との間の空間部に配置された前記可動接触子支持導体と、この可動接触子支持導体に摺動可能に支持されて前記断路器固定接触部および前記接地開閉器固定接触部のいずれかに接続または開離する前記共用の可動接触子とを備えた可動接触子支持ユニットを取り付け、
    前記ガス容器の前記断路器固定側ユニットに対向する他の開口部に、当該ガス容器の内部方向に進退可能に取り付けた第3の絶縁スペーサと、この第3の絶縁スペーサに固定され、前記主母線導体の他端部に形成された前記接続部に対して接続または開離可能な前記着脱導体とを備えた着脱ユニットを取り付けたことを特徴とするガス絶縁開閉装置。
  2. 前記断路器固定側ユニットの前記ガス容器への取付け面と、前記接地開閉器固定側ユニットの前記ガス容器への取付け面とを同一取付け面もしくは並行する取付け面とすることを特徴とする請求項1記載のガス絶縁開閉装置。
  3. 前記着脱ユニットを前記接地開閉器固定側ユニットの反対側に配置することを特徴とする請求項1記載のガス絶縁開閉装置。
  4. 前記可動接触子支持ユニットを構成する前記第2の絶縁スペーサの中心軸が、前記ガス容器の中心軸から見て、前記着脱ユニット側に偏芯するように配置したことを特徴とする請求項1記載のガス絶縁開閉装置。
  5. 前記外部引き出し端子を各相毎に引き出すことを特徴とする請求項1記載のガス絶縁開閉装置。
  6. 請求項に記載のガス絶縁開閉装置を組み立てる際、前記着脱ユニット取付け面の前記ガス容器開口部を使用して前記可動接触子の駆動機構を組み立てることを特徴とするガス絶縁開閉装置の組立方法。
  7. 請求項に記載のガス絶縁開閉装置を組み立てる際、前記断路器固定側ユニットと前記接地開閉器固定側ユニットとを前記ガス容器に取り付けた後、前記可動接触子支持ユニットを前記ガス容器に取り付けて前記断路器固定接触部、前記接地開閉器固定接触部および前記可動接触子の軸線の芯出し調整作業を行うことを特徴とするガス絶縁開閉装置の組立方法。
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