JP5980103B2 - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば電力の送配電および受電設備などに用いられるガス絶縁開閉装置に関するものである。
従来のガス絶縁式のガス絶縁開閉装置としては図11に示すものがある。図11において、所定部に開口部1aを有する接地された金属製の密閉容器1と、この密閉容器1の開口部1aに着脱自在に取付けられたベース板2の密閉容器1内面側に設置された主回路部3と、ベース板2の密閉容器1の外側に設けられた操作機構部4と、主回路部3及び操作機構部4を連結するベース板2を気密に貫通して摺動または回転が可能なガスシール駆動軸5によって構成され、密閉容器1の内部には例えばSF6ガス、ドライエア、窒素ガス、二酸化炭素ガスなどの絶縁性ガスが封入される。
主回路部3は、ベース板2に対して密閉容器1の内側方向に突出するように固定された絶縁支持部材6と、この絶縁支持部材6に対してそれぞれボルト等の締結手段(図示省略)によって互いに離間して固定された端子部材7である可動端子7A及び固定端子7Bと、絶縁支持部材6の基部近傍に設けられた接地端子9と、可動端子7A及び固定端子7Bに設けられた電界緩和用のシールド部材10(10A)と、ガスシール駆動軸5によって絶縁ロッド11及び駆動ロッド12を介して図の左右方向の軸Aに沿って移動される可動ブレード13を用いて構成されている。端子部材7である可動端子7A及び固定端子7Bはこの例では同一の形状に構成されている。
ガスシール駆動軸5を操作機構部4によって回転させ、ガスシール駆動軸5に連結された絶縁ロッド11を介して駆動ロッド12が回転することによって該可動ブレード13を軸A方向に移動し、可動ブレード13の外周面に設けた接触子131が接離して開閉を行なう構造となっている。また、上記のように構成された主回路部3はユニット化され、密閉容器1内に相数等に応じた必要数組込まれ図示を省略している給電線路等と電気的に接続される。
そして、接地端子9は密閉容器1のベース板2を貫通してガスシールされて密閉された構成の引出端子14によって密閉容器1の外部に引き出されて大地に接地される。図11に示すように、接地端子9は接地端子9から軸Aに直交する下方側に引き出された接地板15が取り付けられ、この接地板15に取り付けられ、接地板15から90°角度変換されて引出端子14側に向かって軸Aに沿って配置され引出端子14に接続された接地用接続導体16が設けられている。以上のように、接地端子9の引出端子14への接続は、接地端子9から軸Aに直交する下方側に引き出された接地板15と、接地板15から90°角度変換されて引出端子14側に向かって軸Aに沿って配置された接地用接続導体16により接続され、密閉容器1の外部に接地される構成である。
特開2008−271636号公報 特開2010−279168号公報
上述した従来のガス絶縁開閉装置は、引出端子14が標準化された規定の長さのものであり、種々形態のガス絶縁開閉装置に対応するためには、ベース板2と絶縁支持部材6との間に間隔保持部材17を設けるとともに、接地端子9と標準化された引出端子14とを接続するために、接地端子9にその接地端子9から軸Aに直交する下方側に引き出された接地板15が取り付けられ、この接地板15に取り付けられ、接地板15から90°角度変換されて引出端子14側に向かって軸Aに沿って配置され引出端子14に接続された接地用接続導体16を設けており、部品点数が多く必要であるとともに、その組立工数および調整作業も多く必要とするという問題点があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、部品点数を削減することができるとともに組立工数を削減することができるガス絶縁開閉装置を提供するものである。
この発明に係わるガス絶縁開閉装置は、絶縁性ガスが収容された密閉容器と、前記密閉容器内に配置された主回路部と、前記主回路部と前記密閉容器外に配置される操作機構部とを連結するために前記密閉容器に形成された開口部を封止するベース板と、前記ベース板に形成された引出端子挿通穴と、前記ベース板に取付部がシール体により封止されて取り付けられた端子部材を支持する絶縁支持部材と、前記絶縁支持部材の取付部に一体注型され、一方側が前記ベース板に形成された引出端子挿通穴に挿通されて前記密閉容器外に引き出される引出端子と、前記絶縁支持部材の取付部に配設され前記引出端子の他方側に接続される接地端子とを備えたものである。
また、この発明に係わるガス絶縁開閉装置は、絶縁性ガスが収容された密閉容器と、前記密閉容器内に配置された主回路部と、前記主回路部と前記密閉容器外に配置される操作機構部とを連結するために前記密閉容器に形成された開口部を封止するとともに前記操作機構部のガスシール駆動軸が挿通される挿通穴を有するベース板と、前記ベース板に取付部がシール体により封止されて取り付けられ端子部材を支持する絶縁支持部材と、前記絶縁支持部材の取付部に一体注型され、一方側が前記ベース板に形成された挿通穴に挿通されて前記密閉容器外に引き出されるとともに軸中心にガスシール駆動軸が挿通される中空軸心穴が形成された前記引出端子と、前記絶縁支持部材の取付部に配設され前記引出端子と一体形成されるとともに軸中心にガスシール駆動軸が挿通される中空軸心穴が形成された接地端子とを備えたものである。
この発明に係わるガス絶縁開閉装置によれば、部品点数を削減することができるとともに組立工数を削減することができる。
この発明の実施の形態1に係わるガス絶縁開閉装置を示す断面図である。 この発明の実施の形態1に係わるガス絶縁開閉装置を示す図1のII−II線における断面図である。 この発明の実施の形態1に係わるガス絶縁開閉装置における絶縁支持部材、接地端子、引出端子を示す断面図である。 この発明の実施の形態2に係わるガス絶縁開閉装置を示す断面図である。 この発明の実施の形態2に係わるガス絶縁開閉装置を示す図4のV−V線における断面図である。 この発明の実施の形態2に係わるガス絶縁開閉装置における絶縁支持部材、引出端子を示す断面図である。 この発明の実施の形態2に係わるガス絶縁開閉装置における接地端子と引出端子の接続部を示す断面図である。 この発明の実施の形態2に係わるガス絶縁開閉装置における接地端子と絶縁支持部材の接続部を示す断面図である。 この発明の実施の形態3に係わるガス絶縁開閉装置を示す断面図である。 この発明の実施の形態3に係わるガス絶縁開閉装置の要部を示す断面図である。 従来のガス絶縁開閉装置を示す断面図である。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図1ないし図3に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図1はこの発明の実施の形態1に係わるガス絶縁開閉装置を示す断面図である。図2はこの発明の実施の形態1に係わるガス絶縁開閉装置を示す図1のII−II線における断面図である。図3はこの発明の実施の形態1に係わるガス絶縁開閉装置における絶縁支持部材、接地端子、引出端子を示す断面図である。
これら各図において、101は所定部に開口部101aを有する接地された金属製の密閉容器101であり、密閉容器101の内部には例えばSF6ガス、ドライエア、窒素ガス、二酸化炭素ガスなどの絶縁性ガスが封入されている。102は密閉容器101内面側に配置された主回路部103と密閉容器101外に配置される操作機構部(図示せず)とを連結するために密閉容器101に形成された開口部101aを封止するとともに操作機構部のガスシール駆動軸105が挿通される挿通穴102aを有するベース板であり、密閉容器101の開口部101aに着脱自在に取付けられる。主回路部103及び操作機構部を連結するガスシール駆動軸105とガスシール駆動軸105が挿通されるベース板102の挿通穴102aとの間を例えばOリングなどのシール体113によって気密にし、ベース板102の挿通穴102aにガスシール駆動軸105を貫通して摺動または回転が可能な状態となっている。
主回路部103は、ベース板102に対して密閉容器101の内側方向に突出するように固定された絶縁支持部材106と、この絶縁支持部材106に対してそれぞれボルト等の締結手段(図示省略)によって互いに離間して固定された端子部材107である可動端子107A及び固定端子107Bと、絶縁支持部材106の取付部106a近傍に設けられた接地端子118と、ガスシール駆動軸105に連結された駆動ロッド112を介して図の左右方向の軸方向に沿って移動される可動ブレード(図示せず)を用いて構成されている。絶縁支持部材106はその取付部106aがベース板102に例えばOリングなどのシール体114を介して気密に封止されて固定されている。そして、絶縁支持部材106の取付部106aにはガスシール駆動軸105などが挿通されるための空間部106bが設けられている。
ガスシール駆動軸105を操作機構部によって回転させ、ガスシール駆動軸105に連結された駆動ロッド112が回転することによって該可動ブレード(図示せず)を軸方向に移動し、可動ブレード(図示せず)の外周面に設けた接触子(図示せず)が接離して開閉を行なう構造となっている。また、上記のように構成された主回路部103はユニット化され、密閉容器101内に相数等に応じた必要数組込まれ図示を省略している給電線路等と電気的に接続される。
115はベース板102のガスシール駆動軸105が挿通される挿通穴102aの例えば上方側に形成された後述する引出端子116の一方側が挿通される引出端子挿通穴である。116は絶縁支持部材106の取付部106aに一体注型されている。
118は絶縁支持部材106の取付部106aに配設され、引出端子116の他方側に接続される接地端子であり、図は一例として、引出端子116と接地端子118とは一体形成された場合を示している。すなわち、引出端子116と接地端子118とは絶縁支持部材106の取付部106aに一体注型された場合を示している。
また、接地端子118の下方に位置する下方側には係合部119が設けられ、絶縁支持部材106の取付部106aの下方側に形成された係合穴120に係合されて接地端子118が絶縁支持部材106の取付部106aに固持される場合を示している。
以上のように、この実施の形態1によれば、引出端子116は絶縁支持部材106の取付部106aに一体注型し、引出端子116の一方側をベース板102に形成された引出端子挿通穴115に挿通して密閉容器101外に引き出し、一体注型された絶縁支持部材106の取付部106aをベース板102に例えばOリングなどのシール体114を介して気密に封止して固定するようにしているので、上述した従来装置に比べて、部品点数の削減を図ることができるとともに、組立工数の削減を図ることができる。また、引出端子116を絶縁支持部材106の取付部106aに一体注型したことにより、引出端子116の取付位置の調整を行う必要がなくなる効果を奏する。
また、絶縁支持部材106をベース板102に直接取り付けて固定するようにしたので、上述した従来装置のような間隔保持部材17を必要としない。従って、装置の簡素化と小型化が図れ、低コストのガス絶縁開閉装置を得ることができる。
なお、接地端子118の下方に位置する下方側に係合部119を設け、絶縁支持部材106の取付部106aの下方側に係合穴120を形成し、接地端子118の係合部119を絶縁支持部材106の取付部106aの係合穴120に係合して接地端子118を絶縁支持部材106の取付部106aに固持する場合について述べたが、接地端子118は引出端子116と一体形成されて絶縁支持部材106の取付部106aに一体注型され、絶縁支持部材106の取付部106aをベース板102に固定するようにしているので、係合部119および係合穴120を省略することも可能である。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2を図4ないし図8に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図4はこの発明の実施の形態2に係わるガス絶縁開閉装置を示す断面図である。図5はこの発明の実施の形態2に係わるガス絶縁開閉装置を示す図4のV−V線における断面図である。図6はこの発明の実施の形態2に係わるガス絶縁開閉装置における絶縁支持部材、引出端子を示す断面図である。図7はこの発明の実施の形態2に係わるガス絶縁開閉装置における接地端子と引出端子の接続部を示す断面図である。図8はこの発明の実施の形態2に係わるガス絶縁開閉装置における接地端子と絶縁支持部材の接続部を示す断面図である。
上述した実施の形態1においては、引出端子と接地端子が一体構成された場合について述べたが、この実施の形態2においては、引出端子と接地端子とは締結体により接続されることにより一体構成とされるものである。これら各図において、101は所定部に開口部101aを有する接地された金属製の密閉容器101であり、密閉容器101の内部には例えばSF6ガス、ドライエア、窒素ガス、二酸化炭素ガスなどの絶縁性ガスが封入されている。102は密閉容器101内面側に配置された主回路部103と密閉容器101外に配置される操作機構部(図示せず)とを連結するために密閉容器101に形成された開口部101aを封止するとともに操作機構部のガスシール駆動軸105が挿通される挿通穴102aを有するベース板であり、密閉容器101の開口部101aに着脱自在に取付けられる。主回路部103及び操作機構部を連結するガスシール駆動軸105とガスシール駆動軸105が挿通されるベース板102の挿通穴102aとの間を例えばOリングなどのシール体113によって気密にし、ベース板102の挿通穴102aにガスシール駆動軸105を貫通して摺動または回転が可能な状態となっている。
主回路部103は、ベース板102に対して密閉容器101の内側方向に突出するように固定された絶縁支持部材106と、この絶縁支持部材106に対してそれぞれボルト等の締結手段(図示省略)によって互いに離間して固定された端子部材107である可動端子107A及び固定端子107Bと、絶縁支持部材106の取付部106a近傍に設けられた接地端子121と、ガスシール駆動軸105に連結された駆動ロッド112を介して図の左右方向の軸方向に沿って移動される可動ブレード(図示せず)を用いて構成されている。絶縁支持部材106はその取付部106aがベース板102に例えばOリングなどのシール体114を介して気密に封止されて固定されている。そして、絶縁支持部材106の取付部106aにはガスシール駆動軸105などが挿通されるための空間部106bが設けられている。
115はベース板102のガスシール駆動軸105が挿通される挿通穴102aの例えば上方側に形成された後述する引出端子116の一方側が挿通される引出端子挿通穴である。116は絶縁支持部材106の取付部106aに一体注型され、一方側がベース板102に形成された引出端子挿通穴115に挿通されて密閉容器101外に引き出される引出端子である。
121は絶縁支持部材106の取付部106aに配設され、引出端子116の他方側に締結体により接続される接地端子であり、接地端子121は注型せずに後から取り付けられる。図は一例として、引出端子116の他方側に例えば雌ねじで構成される第1係合体122が形成され、引出端子116の他方側に接続される接地端子121の一方側の第1係合体122に対応する位置に第1取付用穴123が形成され、接地端子121の一方側を引出端子116の他方側に当接させた状態で、接地端子121の一方側に形成した第1取付用穴123から例えばボルトで構成される第1締結体124を挿通して引出端子116の他方側に形成した第1係合体122である雌ねじに螺着させて引出端子116に接地端子121を強固に固定している。
一方、絶縁支持部材106の取付部106aの下方側に例えば雌ねじが形成された第2係合体125を埋設し、絶縁支持部材106の取付部106aの下方側に当接される接地端子121の他方側の第2係合体125に対応する位置に第2取付用穴126が形成され、接地端子121の他方側を絶縁支持部材106の取付部106aの下方側に当接させた状態で、接地端子121の他方側に形成した第2取付用穴126から例えばボルトで構成される第2締結体127を挿通して絶縁支持部材106の取付部106aの下方側に埋設した第2係合体125である雌ねじに螺着させて絶縁支持部材106の取付部106aの下方側に接地端子121を強固に固定している。
以上のように、この実施の形態2によれば、引出端子116は絶縁支持部材106の取付部106aに一体注型し、引出端子116の一方側をベース板102に形成された引出端子挿通穴115に挿通して密閉容器101外に引き出し、一体注型された絶縁支持部材106の取付部106aをベース板102に例えばOリングなどのシール体114を介して気密に封止して固定するようにしているので、上述した従来装置に比べて、部品点数の削減を図ることができるとともに、組立工数の削減を図ることができる。また、引出端子116を絶縁支持部材106の取付部106aに一体注型したことにより、引出端子116の取付位置の調整を行う必要がなくなる効果を奏する。
また、引出端子116の他方側と接地端子121の一方側とは第1締結体124によって締結することにより一体的に構成し、接地端子121の他方側は絶縁支持部材106の取付部106aの下方側に第2締結体127によって締結することにより強固に固定するようにしたので、接地端子121を引出端子116および絶縁支持部材106の取付部106aに確実に強固に固定することができるので、信頼性の高い接地構造を得ることができる。このように引出端子116の形状を簡素化することで一体注型した形状がシンプルになり、製作作業を短時間化できる。
また、絶縁支持部材106をベース板102に直接取り付けて固定するようにしたので、上述した従来装置のような間隔保持部材17を必要としない。従って、装置の簡素化と小型化が図れ、低コストのガス絶縁開閉装置を得ることができる。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3を図9および図10に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については同一符号を付して説明する。図9はこの発明の実施の形態3に係わるガス絶縁開閉装置を示す断面図である。図10はこの発明の実施の形態3に係わるガス絶縁開閉装置の要部を示す断面図である。
上述した各実施の形態においては、引出端子113がガスシール駆動軸105と同軸上ではない位置に設けられた場合について述べたが、この実施の形態3においては、引出端子がガスシール駆動軸105と同軸上に配置される構成とされるものである。これら各図において、101は所定部に開口部101aを有する接地された金属製の密閉容器101であり、密閉容器101の内部には例えばSF6ガス、ドライエア、窒素ガス、二酸化炭素ガスなどの絶縁性ガスが封入されている。102は密閉容器101内面側に配置された主回路部103と密閉容器101外に配置される操作機構部(図示せず)とを連結するために密閉容器101に形成された開口部101aを封止するとともに操作機構部のガスシール駆動軸105と後述する中空軸心穴133が形成された引出端子132をガスシール駆動軸105の外周に同軸上に配設して挿通される挿通穴128を有するベース板であり、密閉容器101の開口部101aに着脱自在に取付けられる。主回路部103及び操作機構部を連結するガスシール駆動軸105の外周面とガスシール駆動軸105が挿通される後述する引出端子132に形成された中空軸心穴133の内周面との間を例えばOリングなどのシール体129によって気密にし、後述する引出端子132に形成された中空軸心穴133にガスシール駆動軸105を貫通して摺動または回転が可能な状態となっている。
主回路部103は、ベース板102に対して密閉容器101の内側方向に突出するように固定された絶縁支持部材106と、この絶縁支持部材106に対してそれぞれボルト等の締結手段(図示省略)によって互いに離間して固定された端子部材107である可動端子107A及び固定端子107Bと、絶縁支持部材106の取付部106a近傍に設けられた接地端子130と、ガスシール駆動軸105に連結された駆動ロッド112を介して図の左右方向の軸方向に沿って移動される可動ブレード(図示せず)を用いて構成されている。
引出端子132は、軸中心にガスシール駆動軸105が挿通される中空軸心穴133が形成されており、絶縁支持部材106の取付部106aに一体注型され、一方側がベース板102に形成された挿通穴128に挿通されて密閉容器101外に引き出される。
接地端子130は、絶縁支持部材106の取付部106aに配設され引出端子132と同軸上に一体形成されるとともに軸中心にガスシール駆動軸105が挿通される中空軸心穴134が形成されている。引出端子132の中空軸心穴133と接地端子130の中空軸心穴134は同一寸法に加工されている。
接地端子130と一体形成された引出端子132が絶縁支持部材106の取付部106aに一体注型され、接地端子130と一体形成された引出端子132が一体注型された絶縁支持部材106の取付部106aは引出端子132の一方側をベース板102に形成された挿通穴128に挿通させてベース板102に当接させて例えばOリングなどのシール体135を介してベース板102に気密に封止されて固定されている。
引出端子132の中空軸心穴133と接地端子130の中空軸心穴134の軸中心にガスシール駆動軸105が挿通され、引出端子132の中空軸心穴133の内周面とガスシール駆動軸105の外周面との間に例えばOリングなどのシール体129が配設され、図は一例としてシール体129が2列配設された場合を示している。このシール体129およびシール体135によってベース板102に対して密閉容器101の内側と外側とを確実に気密に封止することができる。
以上のように、この実施の形態3によれば、引出端子132は絶縁支持部材106の取付部106aに一体注型し、引出端子132の一方側をベース板102に形成された挿通穴128に挿通して密閉容器101外に引き出し、一体注型された絶縁支持部材106の取付部106aをベース板102に例えばOリングなどのシール体135を介して気密に封止して固定するようにしているので、上述した従来装置に比べて、部品点数の削減を図ることができるとともに、組立工数の削減を図ることができる。また、引出端子132を絶縁支持部材106の取付部106aに一体注型したことにより、引出端子132の取付位置の調整を行う必要がなくなる効果を奏する。
また、ガスシール駆動軸105の外周側に同軸に引出端子132を配設、すなわち、引出端子132の軸中心に形成した中空軸心穴134と接地端子130の軸中心に形成した中空軸心穴134にガスシール駆動軸105を挿通させる構造としたことにより、ベース板102に形成する穴は挿通穴128のみであり、上述した各実施の形態よりも加工性が向上するとともに組立工数をさらに削減することができる。
また、絶縁支持部材106をベース板102に直接取り付けて固定するようにしたので、上述した従来装置のような間隔保持部材17を必要としない。従って、装置の簡素化と小型化が図れ、低コストのガス絶縁開閉装置を得ることができる。
なお、この発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
この発明は、部品点数を削減することができるとともに組立工数を削減することができるガス絶縁開閉装置の実現に好適である。
101 密閉容器、101a 開口部、102 ベース板、102a 挿通穴、103 主回路部、105 ガスシール駆動軸、106 絶縁支持部材、106a 取付部、107 端子部材、114 シール体、115 引出端子挿通穴、116 引出端子、118 接地端子、119 係合部、120 係合穴、121 接地端子、124 第1締結体、127 第2締結体、128 挿通穴、129 シール体、130 接地端子、132 引出端子、133 中空軸心穴、134 中空軸心穴、135 シール体。

Claims (6)

  1. 絶縁性ガスが収容された密閉容器と、前記密閉容器内に配置された主回路部と、前記主回路部と前記密閉容器外に配置される操作機構部とを連結するために前記密閉容器に形成された開口部を封止するとともに前記操作機構部のガスシール駆動軸が挿通される挿通穴を有するベース板と、前記ベース板に形成された引出端子挿通穴と、前記ベース板に取付部がシール体により封止されて取り付けられ端子部材を支持する絶縁支持部材と、前記絶縁支持部材の取付部に一体注型され、一方側が前記ベース板に形成された引出端子挿通穴に挿通されて前記密閉容器外に引き出される引出端子と、前記絶縁支持部材の取付部に配設され前記引出端子の他方側に接続される接地端子とを備えたことを特徴とするガス絶縁開閉装置。
  2. 前記引出端子と前記接地端子とは一体形成されたことを特徴とする請求項1に記載のガス絶縁開閉装置。
  3. 前記引出端子と前記接地端子とは一体形成されるとともに前記接地端子の他方側は前記絶縁支持部材の取付部に係合されることを特徴とする請求項2に記載のガス絶縁開閉装置。
  4. 前記接地端子は前記引出端子の他方側に締結体により接続されることを特徴とする請求項1に記載のガス絶縁開閉装置。
  5. 前記接地端子の一方側は前記引出端子の他方側に締結体により接続されるとともに前記接地端子の他方側は前記絶縁支持部材の取付部に締結体により取り付けられることを特徴とする請求項4に記載のガス絶縁開閉装置。
  6. 絶縁性ガスが収容された密閉容器と、前記密閉容器内に配置された主回路部と、前記主回路部と前記密閉容器外に配置される操作機構部とを連結するために前記密閉容器に形成された開口部を封止するとともに前記操作機構部のガスシール駆動軸が挿通される挿通穴を有するベース板と、前記ベース板に取付部がシール体により封止されて取り付けられ端子部材を支持する絶縁支持部材と、前記絶縁支持部材の取付部に一体注型され、一方側が前記ベース板に形成された挿通穴に挿通されて前記密閉容器外に引き出されるとともに軸中心にガスシール駆動軸が挿通される中空軸心穴が形成された引出端子と、前記絶縁支持部材の取付部に配設され前記引出端子と一体形成されるとともに軸中心にガスシール駆動軸が挿通される中空軸心穴が形成された接地端子とを備えたことを特徴とするガス絶縁開閉装置。
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