JP5164374B2 - 有機珪素化合物を含むゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤ - Google Patents

有機珪素化合物を含むゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤ

Info

Publication number
JP5164374B2
JP5164374B2 JP2006342925A JP2006342925A JP5164374B2 JP 5164374 B2 JP5164374 B2 JP 5164374B2 JP 2006342925 A JP2006342925 A JP 2006342925A JP 2006342925 A JP2006342925 A JP 2006342925A JP 5164374 B2 JP5164374 B2 JP 5164374B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
oco
rubber composition
organosilicon compound
silica
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006342925A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008150564A (ja
Inventor
亮 津布久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
Priority to JP2006342925A priority Critical patent/JP5164374B2/ja
Publication of JP2008150564A publication Critical patent/JP2008150564A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5164374B2 publication Critical patent/JP5164374B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Tires In General (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

本発明は、シリカとシリカの補強性を高める有機珪素化合物とを含むゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤに関する。
近年、ゴム成分として天然ゴム及び/又は合成ゴム等のジエン系ゴムにシリカ等の無機充填剤を配合することにより、低燃費性と湿潤路面でのグリップ性とを両立させたタイヤトレッド用の各種ゴム組成物が数多く提案されている。
補強性無機充填剤としてシリカを用いた場合、従来のカーボンブラックを用いた場合と比較すると、シリカ−ゴム成分の結合は、カーボンブラック−ゴム成分の結合と比較して弱くなる。
そこで、シリカを配合したゴム組成物は、シリカ−ゴム成分の結合を補強するため、通常、有機珪素化合物であるシランカップリング剤が用いられる。即ち、シランカップリング剤は、シリカ−ゴム成分の結合を強化し、タイヤトレッドの低燃費性、破壊特性や耐摩耗性を向上させる。特に、その分子内にアルコキシシリル基及びイオウの双方を含む有機珪素化合物であるシランカップリング剤は、加硫反応によりシリカとゴム成分とを容易に結合させるため、好適に用いられている。
しかし、その分子内に多くのアルコキシシリル基を有する有機珪素化合物であるシランカップリング剤を使用すると、未加硫ゴム組成物の粘度が高く、かつスコーチ時間が短かい等のために作業性が低かった。更に、これらのシランカップリング剤はシリカと反応する際に、揮発性アルコールを発生し、未加硫ゴム組成物中にポーラスが発生するという問題もあり、未加硫ゴム部材の寸法安定性向上や製造現場の作業環境面での配慮からも、揮発性アルコールの放出を減少させることが望まれている。
このような問題を解決するために、アルコールの放出を減少させる有機珪素化合物である種々のシランカップリング剤が提案されている。(特許文献1〜4参照)しかし、これらの化合物では、揮発性アルコールの放出の減少をも含めた未加硫ゴム組成物の作業性改善と、加硫ゴム組成物の反発弾性及び破壊特性の確保との両立が不十分であった。
特開2002−275311号公報 特表2004−525230号公報 特表2005−500420号公報 特開2005−35889号公報
本発明は、加硫ゴム組成物の反発弾性及び破壊特性を維持しつつ未加硫ゴム組成物の粘度を低減し、かつスコーチタイムを長くして作業性を改善すると共に揮発性アルコールの放出を減少するゴム組成物、及びそれを用いた空気入りタイヤを提供することを課題とするものである。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、トリアルコキシシリル基を有する有機珪素化合物のアルコキシ基の少なくとも一つをアシルオキシ基に置換することによりその目的を達成し得ることを見出した。
本発明は、かかる知見に基づいて完成したものである。
すなわち、本発明は、ゴム成分、シリカ及び下記の平均組成式(1)で表される有機珪素化合物を含んでなるゴム組成物及びそれを用いる部材を配設してなる空気入りタイヤである。
Figure 0005164374
式中、R1及びR2はそれぞれ独立に炭素数1〜4の1価炭化水素基、R3は炭素数1〜18の1価炭化水素基、R4、R5及びR6はそれぞれ独立に炭素数1〜15の2価炭化水素基、mは平均組成値で1〜4、nは平均組成値で2〜4であり、qは0〜3、uは0又は1、p及びrはそれぞれ独立に0、1又は2、s及びtは平均組成値でそれぞれ独立に0より大きく3以下である。
本発明によれば、加硫ゴム組成物の反発弾性及び破壊特性を維持しつつ未加硫ゴム組成物の粘度を低減し、かつスコーチタイムを長くして作業性を改善すると共に揮発性アルコールの放出を減少するゴム組成物、及びそれを用いた空気入りタイヤを提供することができる。
以下、本発明の好適な実施態様について詳述する。
本発明のゴム組成物は、ゴム成分、シリカ及び上記の平均組成式(1)で表される有機珪素化合物を含むものであって、この有機珪素化合物は、分子の両末端に置換シリル基を有し分子中央部にスルフィド又はポリスルフィドを有する硫黄含有シラン化合物であり、置換シリル基として例えばジアルコキシモノアシルオキシシリル基、モノアルコキシジアシルオキシシリル基等となるように、シリル基にアシルオキシ基を導入するものである。このアシルオキシ基を導入した前記有機珪素化合物は、未加硫ゴム組成物の混練中に、シリカとの反応後にカルボン酸、例えば長鎖カルボン酸が放出され、ステアリン酸と同様な効果を示し、未加硫ゴム組成物の粘度が低減するので作業性が改良される。
本発明に用いる有機珪素化合物は、上記の平均組成式(1)において、R1及びR2はそれぞれ独立に炭素数1〜4の炭化水素基であり、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、ビニル基、アリル基、イソプロペニル基等が挙げられる。R3は炭素数1〜18の1価炭化水素基、好ましくは炭素数5〜15の1価炭化水素基であって、例えば、ウンデシル基、トリデシル基、ペンタデシル基、ヘプタデシル基、ノニル基等の飽和炭化水素基、cis−9−ヘプタデセニル基等の不飽和炭化水素基が挙げられる。
また、R4、R5及びR6はそれぞれ独立に炭素数1〜15の2価炭化水素基であって、例えば、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、トリメチレン基、n−ブチレン基、イソブチレン基、ヘキシレン基、デシレン基、フェニレン基、メチルフェニルエチレン基等が挙げられる。
また、上記の平均組成式(1)で表される有機珪素化合物において、mは平均組成値で1〜4、nは平均組成値で2〜4であり、qは0〜3、uは0又は1、p及びrはそれぞれ独立に0、1又は2、s及びtは平均組成値でそれぞれ独立に0より大きく3以下である。ここで、uが0である場合は、mが平均組成値で2〜3であることが好ましい。また、uが1である場合は、nが平均組成値で2〜3であることが好ましく、このとき更にmが1であることがより好ましい。m及びnの平均組成値により前記有機珪素化合物とゴムとの反応性を適度に制御することができる。
本発明に係る有機珪素化合物の好ましい例として、
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S2-(CH2)6-S2-(CH2)3-Si(OC2H5)3
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S2-(CH2)6-S3-(CH2)3-Si(OC2H5)3
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S2-(CH2)6-S4-(CH2)3-Si(OC2H5)3
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S3-(CH2)6-S3-(CH2)3-Si(OC2H5)3
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S3-(CH2)6-S4-(CH2)3-Si(OC2H5)3
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S2-(CH2)4-S2-(CH2)3-Si(OC2H5)3
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S2-(CH2)4-S3-(CH2)3-Si(OC2H5)3
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S2-(CH2)4-S4-(CH2)3-Si(OC2H5)3
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S3-(CH2)4-S3-(CH2)3-Si(OC2H5)3
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S3-(CH2)4-S4-(CH2)3-Si(OC2H5)3
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S2-(CH2)10-S2-(CH2)3-Si(OC2H5)3
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S2-(CH2)10-S3-(CH2)3-Si(OC2H5)3
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S2-(CH2)10-S4-(CH2)3-Si(OC2H5)3
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S3-(CH2)10-S3-(CH2)3-Si(OC2H5)3
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S3-(CH2)10-S4-(CH2)3-Si(OC2H5)3
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S2-(CH2)15-S2-(CH2)3-Si(OC2H5)3
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S2-(CH2)15-S3-(CH2)3-Si(OC2H5)3
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S2-(CH2)15-S4-(CH2)3-Si(OC2H5)3
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S3-(CH2)15-S3-(CH2)3-Si(OC2H5)3
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S3-(CH2)15-S4-(CH2)3-Si(OC2H5)3
(C2H5O)3Si-(CH2)3-S-(CH2)6-S2-(CH2)6-S-(CH2)3-Si(OC2H5)2(OCOC11H23)
(C2H5O)3Si-(CH2)3-S-(CH2)6-S3-(CH2)6-S-(CH2)3-Si(OC2H5)2(OCOC11H23)
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S-(CH2)6-S2-(CH2)6-S2-(CH2)6-S-(CH2)3-Si(OC2H5)3
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S-(CH2)6-S3-(CH2)6-S2-(CH2)6-S-(CH2)3-Si(OC2H5)3
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S-(CH2)6-S4-(CH2)6-S2-(CH2)6-S-(CH2)3-Si(OC2H5)3
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S-(CH2)6-S3-(CH2)6-S3-(CH2)6-S-(CH2)3-Si(OC2H5)3
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S-(CH2)6-S4-(CH2)6-S3-(CH2)6-S-(CH2)3-Si(OC2H5)3
等が挙げられる。
なお、有機珪素化合物のカルボキシル基が多過ぎると、ゴム組成物の未加硫時又は加硫時に遊離するカルボン酸が多過ぎてしまい、未加硫物性及び/又は加硫物性が低下してしまうため適当ではない。
また、本発明に係る有機珪素化合物の特に好ましい例として、
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S2-(CH2)6-S2-(CH2)3-Si(OC2H5)2(OCOC11H23)
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S2-(CH2)6-S3-(CH2)3-Si(OC2H5)2(OCOC11H23)
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S2-(CH2)6-S4-(CH2)3-Si(OC2H5)2(OCOC11H23)
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S3-(CH2)6-S3-(CH2)3-Si(OC2H5)2(OCOC11H23)
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S3-(CH2)6-S4-(CH2)3-Si(OC2H5)2(OCOC11H23)
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S2-(CH2)4-S2-(CH2)3-Si(OC2H5)2(OCOC11H23)
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S2-(CH2)4-S3-(CH2)3-Si(OC2H5)2(OCOC11H23)
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S2-(CH2)4-S4-(CH2)3-Si(OC2H5)2(OCOC11H23)
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S3-(CH2)4-S3-(CH2)3-Si(OC2H5)2(OCOC11H23)
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S3-(CH2)4-S4-(CH2)3-Si(OC2H5)2(OCOC11H23)
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S2-(CH2)10-S2-(CH2)3-Si(OC2H5)2(OCOC11H23)
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S2-(CH2)10-S3-(CH2)3-Si(OC2H5)2(OCOC11H23)
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S2-(CH2)10-S4-(CH2)3-Si(OC2H5)2(OCOC11H23)
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S3-(CH2)10-S3-(CH2)3-Si(OC2H5)2(OCOC11H23)
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S3-(CH2)10-S4-(CH2)3-Si(OC2H5)2(OCOC11H23)
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S2-(CH2)15-S2-(CH2)3-Si(OC2H5)2(OCOC11H23)
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S2-(CH2)15-S3-(CH2)3-Si(OC2H5)2(OCOC11H23)
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S2-(CH2)15-S4-(CH2)3-Si(OC2H5)2(OCOC11H23)
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S3-(CH2)15-S3-(CH2)3-Si(OC2H5)2(OCOC11H23)
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S3-(CH2)15-S4-(CH2)3-Si(OC2H5)2(OCOC11H23)
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S-(CH2)6-S2-(CH2)6-S-(CH2)3-Si(OC2H5)2(OCOC11H23)
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S-(CH2)6-S3-(CH2)6-S-(CH2)3-Si(OC2H5)2(OCOC11H23)
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S-(CH2)6-S2-(CH2)6-S2-(CH2)6-S-(CH2)3-Si(OC2H5)2(OCOC11H23)
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S-(CH2)6-S3-(CH2)6-S2-(CH2)6-S-(CH2)3-Si(OC2H5)2(OCOC11H23)
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S-(CH2)6-S4-(CH2)6-S2-(CH2)6-S-(CH2)3-Si(OC2H5)2(OCOC11H23)
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S-(CH2)6-S3-(CH2)6-S3-(CH2)6-S-(CH2)3-Si(OC2H5)2(OCOC11H23)
(C11H23OCO)(C2H5O)2Si-(CH2)3-S-(CH2)6-S4-(CH2)6-S3-(CH2)6-S-(CH2)3-Si(OC2H5)2(OCOC11H23)
等が挙げられる。
なお、本発明に係る有機珪素化合物は、単独で用いても、粉体に担持された形態でもよい。
本発明に係る有機珪素化合物は、種々の既知の反応方法を用いて製造することができる。例えば、特開平7−228588号公報には、ポリスルフィド構造を有する高純度の含硫黄有機珪素化合物を得る方法が開示されている。例えば、不活性ガス雰囲気下、多硫化ナトリウムとハロゲノアルコキシシランを反応させた後に該当する長鎖カルボン酸を反応させることにより本発明の有機珪素化合物の一種である含硫黄有機珪素化合物を得ることができる。
また、白金触媒を用いてトリアルコキシシランをアルケンに付加させた後に該当する長鎖カルボン酸と反応させることによっても本発明で用いる有機珪素化合物を得ることが可能である。
本発明のゴム組成物は、ゴム成分としてジエン系ゴム、即ち、天然ゴム及び/又は合成ゴム、の少なくとも一種を含有することが好ましい。合成ゴムとしては、イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム(SBR)、エチレン−プロピレン−ジエン三元共重合体ゴム(EPDM)、ブチルゴム(IIR)、ハロゲン化ブチルゴム、ニトリルゴム(NBR)等を挙げることができる。これらを、上述のように、1種のみ単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明のゴム組成物に用いられるシリカとしては、沈降法による湿式シリカが好ましく用いられる。シリカのBET比表面積は、好ましくは40〜350m2/g、更に好ましくは70〜350m2/gである。このようなシリカとして、東ソー・シリカ(株)製(商標)「ニプシル AQ」(BET比表面積 =190m2/g);東ソー・シリカ 社製(商標)「ニプシル ER」(BET比表面積 =100m2/g);デグサ社製(商標)「Ultrasil VN3」(BET比表面積 =175m2/g)等を挙げることができるが、これらに限定されない。BET比表面積は、ISO 5794/1に準拠して測定される。
本発明のゴム組成物においては、前記ゴム成分100質量部に対して、前記シリカを10〜200質量部及び前記シリカに対して前記有機珪素化合物を1〜20質量%配合することが好ましい。シリカを10質量部以上配合すれば、低発熱性が向上するので好ましく、200質量部以下配合すれば、加工中のゴム組成物の粘度上昇を抑制できるので好ましい。また、シリカに対して前記有機珪素化合物を1質量%以上配合すれば加工中のゴム組成物の粘度を低減することができるので好ましく、20質量%以下配合すれば加硫ゴム組成物の弾性率上昇を回避できるので好ましい。
本発明のゴム組成物には、シリカに加えて、所望によりカーボンブラックや他の無機充填剤、例えばケイ酸アルミニウム、ゼオライト、クレー、シリカが表面等に固定化されたカーボンブラック等、あるいは水酸化アルミニウム等を配合してもよい。これらの内、水酸化アルミニウムが好ましく、例えば昭和電工(株)製の商標名「ハイジライト」微粒品又は細粒品が挙げられる。カーボンブラックや他の無機充填剤は、1種のみ単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明のゴム組成物は、上述の成分の他、ゴム組成物に通常用いられる各種の添加剤、例えば硫黄等の加硫剤、加硫促進剤、老化防止剤、酸化亜鉛、ステアリン酸等を適宜配合することができる。
本発明のゴム組成物は、ロールなどの開放式混練機、バンバリーミキサーなどの密閉式混練機等の混練機を用いて混練することによって得られ、成形加工後に加硫を行い、各種ゴム製品に適用可能である。例えば、空気入りタイヤのトレッド、アンダートレッド、カーカス、サイドウォール、ビード部等の部材の用途を始め、防振ゴム、防舷材、ベルト、ホース、その他の工業品等の用途に用いることができるが、特に空気入りタイヤのトレッド用部材として好適に使用される。
以下、実施例を用いて、本発明を具体的に説明する。なお、本実施例は、単に例示であって、本発明を制限するものと解釈してはならない。
なお、未加硫ゴム組成物のムーニー粘度及びムーニースコーチタイム並びに加硫ゴム組成物の硬さ、切断時伸び及び反発弾性は、下記の方法に従って測定した。
(1)ムーニー粘度(ML1+4/130℃)
JIS K6300−1:2001に準拠し、予熱1分、測定4分、130℃にて測定し、比較例1の値を100として指数化した。指数の値が小さい程、ムーニー粘度が低く、加工性に優れることを示す。
(2)ムーニースコーチタイム
JIS K6300−1:2001に準拠し、ムーニー粘度と同じ装置を用いて、加硫系配合剤を混練した未加硫ゴム組成物に対して、予熱を始めてからの粘度値が最低値より5単位上昇するまでの時間(ムーニースコーチタイム)を測定した。測定値は、比較例1の値を100として指数化した。指数の値が大きい程、加工性が良好であることを示す。
(3)硬さ
JIS K6253:1997に準拠してスプリング式(デュロメーター硬さ)タイプAにて測定し、比較例1の値を100として指数化した。指数の値が大きい程、硬さが高いことを示す。
(4)破壊特性: 切断時伸び
JIS K6251:2004に準拠し、切断時伸び(Eb)を測定した。測定値は、比較例1の値を100として指数化した。指数の値が大きい程、切断時伸びが高く、破壊特性が良好であることを示す。
(5)反発弾性
JIS K6255−1996に準じて、ダンロップトリプソメーターを用いて測定した。測定値は、比較例1の値を100として指数化した。指数の値が大きい程、反発弾性が高く、低発熱性が良好であることを示す。
合成例1
窒素ガス導入管、温度計、ジムロート型コンデンサーを備えた1リットルのセパラブルフラスコに、平均組成式
(CH3CH2O)3Si(CH2)3S2(CH2)3Si(OCH2CH3)3 で表わされるスルフィド鎖含有有機珪素化合物を237gとラウリン酸200g、トルエン300g、トリフロロ酢酸1.5gを仕込み、120℃に昇温した。そのまま1時間撹拌を続け、さらに除々に昇温し、発生したエタノールをトルエンと共に留去しながら、140℃まで加熱した。そのまま、140℃にて3時間熟成した。
その後、残存しているトルエンを減圧にて留去したところ、濃褐色透明の液体340gが得られた。このものの赤外線吸収スペクトル分析、1H核磁気共鳴スペクトル分析、13C核磁気共鳴スペクトル分析、29Si核磁気共鳴スペクトル分析を行なった結果、平均組成式
(CH3CH2O)2[CH3(CH2)10COO]Si(CH2)3S2(CH2)3Si(OCH2CH3)2[OCO(CH2)10CH3] で表わされる化合物が主成分であり、原料のスルフィド鎖含有有機珪素化合物及びこの主成分の加水分解物が含まれていることを確認した。
核磁気共鳴スペクトル分析の分析結果から、主成分の純度は74%であった。
合成例2
合成例1におけるスルフィド鎖含有有機珪素化合物を平均組成式
(CH3CH2O)3Si(CH2)3S4(CH2)3Si(OCH2CH3)3 で表わされるスルフィド鎖含有有機珪素化合物269gとした以外は、合成例1と同様に合成を行ったところ、濃褐色透明の液体368gが得られた。このものの赤外線吸収スペクトル分析、1H核磁気共鳴スペクトル分析、13C核磁気共鳴スペクトル分析、29Si核磁気共鳴スペクトル分析を行なった結果、平均組成式
(CH3CH2O)2[CH3(CH2)10COO]Si(CH2)3S4(CH2)3Si(OCH2CH3)2[OCO(CH2)10CH3] で表わされる化合物が主成分であり、原料のスルフィド鎖含有有機珪素化合物及びこの主成分の加水分解物が含まれていることを確認した。
核磁気共鳴スペクトル分析の分析結果から、主成分の純度は76%であった。
合成例3
合成例2におけるラウリン酸をカプロン酸116gとした以外は、合成例2と同様に合成を行ったところ、濃褐色透明の液体252gが得られた。このものの赤外線吸収スペクトル分析、1H核磁気共鳴スペクトル分析、13C核磁気共鳴スペクトル分析、29Si核磁気共鳴スペクトル分析を行なった結果、平均組成式
(CH3CH2O)2[CH3(CH2)4COO]Si(CH2)3S4(CH2)3Si(OCH2CH3)2[OCO(CH2)4CH3] で表わされる化合物が主成分であり、原料のスルフィド鎖含有有機珪素化合物及びこの主成分の加水分解物が含まれていることを確認した。
核磁気共鳴スペクトル分析の分析結果から、主成分の純度は78%であった。
合成例4
合成例1におけるラウリン酸を400gとした以外は、合成例1と同様に合成を行ったところ、濃褐色透明の液体440gが得られた。このものの赤外線吸収スペクトル分析、1H核磁気共鳴スペクトル分析、13C核磁気共鳴スペクトル分析、29Si核磁気共鳴スペクトル分析を行なった結果、平均組成式
(CH3CH2O)[CH3(CH2)10COO] 2Si(CH2)3S2(CH2)3Si(OCH2CH3)[OCO(CH2)10CH3] 2 で表わされる化合物が主成分であり、原料のスルフィド鎖含有有機珪素化合物及びこの主成分の加水分解物が含まれていることを確認した。
核磁気共鳴スペクトル分析の分析結果から、主成分の純度は64%であった。
合成例5
合成例1におけるスルフィド鎖含有有機珪素化合物を平均組成式
(CH3CH2O)3Si(CH2)3S(CH2)6S3(CH2)6 S (CH2)3Si(OCH2CH3)3 で表わされるスルフィド鎖含有有機珪素化合物369gとした以外は、合成例1と同様に合成を行ったところ、濃褐色透明の液体470gが得られた。このものの赤外線吸収スペクトル分析、1H核磁気共鳴スペクトル分析、13C核磁気共鳴スペクトル分析、29Si核磁気共鳴スペクトル分析を行なった結果、平均組成式
(CH3CH2O)2[CH3(CH2)10COO]Si(CH2)3S(CH2)6S3(CH2)6S(CH2)3Si(OCH2CH3)2[OCO(CH2)10CH3] で表わされる化合物が主成分であり、原料のスルフィド鎖含有有機珪素化合物及びこの主成分の加水分解物が含まれていることを確認した。
核磁気共鳴スペクトル分析の分析結果から、主成分の純度は71%であった。
合成例6
合成例1におけるスルフィド鎖含有有機珪素化合物を平均組成式
(CH3CH2O)3Si(CH2)3S3[(CH2)6S3]3(CH2)3Si(OCH2CH3)3 で表わされるスルフィド鎖含有有機珪素化合物262gとした以外は、合成例1と同様に合成を行ったところ、濃褐色透明の液体470gが得られた。このものの赤外線吸収スペクトル分析、1H核磁気共鳴スペクトル分析、13C核磁気共鳴スペクトル分析、29Si核磁気共鳴スペクトル分析を行なった結果、平均組成式
(CH3CH2O)[CH3(CH2)10COO]2Si(CH2)3S3[(CH2)6S3]3(CH2)3Si(OCH2CH3)[OCO(CH2)10CH3] 2 で表わされる化合物が主成分であり、原料のスルフィド鎖含有有機珪素化合物及びこの主成分の加水分解物が含まれていることを確認した。
核磁気共鳴スペクトル分析の分析結果から、主成分の純度は64%であった。
合成例7
合成例1におけるスルフィド鎖含有有機珪素化合物を平均組成式
(CH3CH2O)3Si(CH2)3S(CH2)6S3(CH2)6S3(CH2)6S(CH2)3Si(OCH2CH3)3 で表わされるスルフィド鎖含有有機珪素化合物459gとした以外は、合成例1と同様に合成を行ったところ、濃褐色透明の液体550gが得られた。このものの赤外線吸収スペクトル分析、1H核磁気共鳴スペクトル分析、13C核磁気共鳴スペクトル分析、29Si核磁気共鳴スペクトル分析を行なった結果、平均組成式
(CH3CH2O)2[CH3(CH2)10COO]Si(CH2)3S(CH2)6S3(CH2)6S3(CH2)6S(CH2)3Si(OCH2CH3)2[OCO(CH2)10CH3] で表わされる化合物が主成分であり、原料のスルフィド鎖含有有機珪素化合物及びこの主成分の加水分解物が含まれていることを確認した。
核磁気共鳴スペクトル分析の分析結果から、主成分の純度は63%であった。
合成例8
窒素ガス導入管、温度計、ジムロート型コンデンサー及び滴下漏斗を備えた1リットルのセパラブルフラスコに、3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン119g(0.5モル)を仕込み、撹拌下、有効成分20%のナトリウムエチラートのエタノール溶液151.2g(0.45モル)を加えた。滴下終了後、昇温し、80℃にて、3時間撹拌を続けた。その後冷却し、滴下漏斗に移した。
次いで、窒素ガス導入管、温度計、ジムロート型コンデンサー及び滴下漏斗を備えた1リットルのセパラブルフラスコに、1,6−ジクロロヘキサン310.0g(2.0モル)を仕込み、80℃に昇温し、撹拌下、上記の3−メルカプトプロピルトリエトキシシランとナトリウムエチラートの反応物をゆっくり滴下した。滴下終了後、80℃にて5時間撹拌を続けた。その後冷却し、得られた溶液中から塩を濾別し、さらにエタノール及び過剰の1,6−ジクロロヘキサンを減圧留去した。得られた溶液を減圧蒸留したところ、沸点148〜150℃/0.005torrにて無色透明の液体64.2gが得られた。このものの赤外線吸収スペクトル分析、1H核磁気共鳴スペクトル分析及びマススペクトル分析を行なった結果、下記式
(CH3CH2O)3Si(CH2)3S(CH2)6-Cl で表わされる化合物であることを確認した。また、ガスクロマトグラフ分析における純度は、98.7%であった。
次に、窒素ガス導入管、温度計、ジムロート型コンデンサー及び滴下漏斗を備えた0.5リットルのセパラブルフラスコに、エタノール80g、無水硫化ナトリウム5.46g(0.07モル)、硫黄2.24gを仕込み、80℃に昇温した。撹拌下、
上記式 (CH3CH2O)3Si(CH2)3S(CH2)6-Cl で表わされる化合物49.91g(0.14モル)をゆっくり滴下した。滴下終了後、80℃にて10時間撹拌を続けた。撹拌終了後、冷却し、生成した塩を濾別した後、溶媒のエタノールを減圧留去したところ、赤褐色透明の溶液46.3gが得られた。このものの赤外線吸収スペクトル分析、1H核磁気共鳴スペクトル分析、超臨界クロマトグラフィー分析及び元素分析を行った結果、下記平均組成式
(CH3CH2O)3Si(CH2)3S(CH2)6S2(CH2)6S(CH2)3Si(OCH2CH3)3
で表わされる化合物であることを確認した。核磁気共鳴スペクトル分析結果から、主成分の純度は89.7%であった。
実施例1〜11及び比較例1〜2
表1の示す配合内容により通常の混練条件でバンバリーミキサーにて混練して13種類のゴム組成物を調製し、未加硫ゴム組成物につきムーニー粘度及びムーニースコーチタイムを測定した。また、13種類のゴム組成物を160℃、15分間の条件で加硫し、加硫ゴム組成物の硬さ、切断時伸び及び反発弾性を測定した。結果を表1に示す。
Figure 0005164374
*1:乳化重合スチレン−ブタジエン共重合体ゴム#1712、JSR(株)製。ゴム分100質量部に対して、伸展油を37.5質量部含有する。
*2:ISAF−HS、東海カーボン(株)製(商標)「シースト7HM」。
*3:東ソー・シリカ(株)製(商標)「ニプシル AQ」(BET比表面積 =190m2/g)。
*4:(CH3CH2O)3−Si−(CH23−S2−(CH23−Si(OCH2CH33 、デグッサ社製(商標)「Si75」。
*5:N−フェニル−N'−(1,3−ジメチルブチル)−p−フェニレンジアミン、大内新興化学工業(株)製、(商標)「ノクラック6C」。
*6:ジベンゾチアジルジスルフィド、三新化学工業(株)製、(商標)「サンセラーDM」。
*7:N−t−ブチル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド、三新化学工業(株)製、(商標)「サンセラーNS」。
表1から明らかなように、実施例1〜11のゴム組成物は比較例1〜2のゴム組成物比べて、破壊特性や反発弾性を損ねることなく、ムーニー粘度を低下させ、かつムーニースコーチタイムも長いので、未加硫ゴム組成物の加工性が著しく改良された。
本発明のゴム組成物は、乗用車用、小型トラック用、軽乗用車用、軽トラック用及び大型車両用等の各種空気入りタイヤ、特に空気入りラジアルタイヤのトレッド用部材、サイドウォール用部材として好適に用いられる。

Claims (8)

  1. ゴム成分、シリカ及び下記の平均組成式(1)で表される有機珪素化合物を含み、前記ゴム成分100質量部に対して、前記シリカを10〜200質量部及び前記シリカに対して前記有機珪素化合物を1〜20質量%配合してなるゴム組成物。
    Figure 0005164374
    (式中、R1及びR2はそれぞれ独立に炭素数1〜4の1価炭化水素基、R3は炭素数1〜18の1価炭化水素基、R4、R5及びR6はそれぞれ独立に炭素数1〜15の2価炭化水素基、mは平均組成値で1〜4、nは平均組成値で2〜4であり、qは0〜3、uは0又は1、pは独立に0、1又は2、s及びtは平均組成値でそれぞれ独立に0より大きく3以下である。)
  2. 前記有機珪素化合物のuが0である請求項1に記載のゴム組成物。
  3. 前記有機珪素化合物のuが1であり、nが平均組成値で2〜3である請求項1に記載のゴム組成物。
  4. 前記有機珪素化合物のmが1である請求項3に記載のゴム組成物。
  5. 前記シリカのBET比表面積が40〜350m2/gである請求項1〜4のいずれかに記載のゴム組成物。
  6. 前記ゴム成分がジエン系ゴムを含んでなる請求項1〜5のいずれかに記載のゴム組成物。
  7. 請求項1〜のいずれかに記載のゴム組成物を用いる部材を配設してなる空気入りタイヤ。
  8. 前記部材がトレッドである請求項に記載の空気入りタイヤ。
JP2006342925A 2006-12-20 2006-12-20 有機珪素化合物を含むゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤ Expired - Fee Related JP5164374B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006342925A JP5164374B2 (ja) 2006-12-20 2006-12-20 有機珪素化合物を含むゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006342925A JP5164374B2 (ja) 2006-12-20 2006-12-20 有機珪素化合物を含むゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008150564A JP2008150564A (ja) 2008-07-03
JP5164374B2 true JP5164374B2 (ja) 2013-03-21

Family

ID=39653082

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006342925A Expired - Fee Related JP5164374B2 (ja) 2006-12-20 2006-12-20 有機珪素化合物を含むゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5164374B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5105048B2 (ja) * 2006-12-20 2012-12-19 信越化学工業株式会社 有機珪素化合物及びその製造方法、並びにゴム用配合剤
JP5556600B2 (ja) * 2010-11-08 2014-07-23 横浜ゴム株式会社 シランカップリング剤およびそれを用いたタイヤ用ゴム組成物
KR102202581B1 (ko) * 2019-05-14 2021-01-13 금호타이어 주식회사 타이어 트레드고무

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4406947A1 (de) * 1994-03-03 1995-09-07 Bayer Ag Schwefel-/Silizium-haltige Verstärkungsadditive enthaltende Kautschukmischungen
JP3105174B2 (ja) * 1996-11-22 2000-10-30 横浜ゴム株式会社 ゴム組成物
JPH10110067A (ja) * 1996-10-04 1998-04-28 Yokohama Rubber Co Ltd:The ゴム組成物
JP2002275311A (ja) * 2001-01-10 2002-09-25 Bridgestone Corp ゴム組成物及びタイヤ
JP4473726B2 (ja) * 2002-06-20 2010-06-02 株式会社ブリヂストン ゴム組成物及びこれを用いたタイヤ
JP4450149B2 (ja) * 2002-06-20 2010-04-14 信越化学工業株式会社 有機珪素化合物、その製造方法、及びゴム用配合剤
JP5105048B2 (ja) * 2006-12-20 2012-12-19 信越化学工業株式会社 有機珪素化合物及びその製造方法、並びにゴム用配合剤

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008150564A (ja) 2008-07-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4473726B2 (ja) ゴム組成物及びこれを用いたタイヤ
EP2960286B1 (en) Rubber composition for tire tread, and pneumatic tire using same
JP4985935B2 (ja) ゴム用配合剤
JP5838089B2 (ja) ゴム組成物の製造方法
JP4201825B2 (ja) ビニルエーテル基でブロックされたメルカプトシランカップリング剤を用いたゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP2008163283A (ja) ゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤ
JP2008163125A (ja) ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤ
JP2012149189A (ja) タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP6018001B2 (ja) ゴム組成物及び空気入りタイヤ
WO2012031005A9 (en) Rubber compositions with filler and ketoxime or ketoximo silane
JP6081201B2 (ja) ゴム組成物の製造方法
JP5164374B2 (ja) 有機珪素化合物を含むゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤ
JP2018065954A (ja) タイヤ用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP2014133827A (ja) ゴム組成物
JP2014177580A (ja) ゴム組成物及び空気入りタイヤ
US7732517B2 (en) Organosilicon compounds and rubber compositions made by using the same
JP5164375B2 (ja) 有機珪素化合物を含むゴム組成物及びそれを用いた空気入りタイヤ
JP6058437B2 (ja) ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP2001226383A (ja) 含硫黄有機珪素化合物、およびその製造方法
JP5530765B2 (ja) ゴム用添加剤及びゴム組成物
JP6101130B2 (ja) ゴム組成物及びそれを用いたタイヤ
JP6125323B2 (ja) ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP5932291B2 (ja) ゴム組成物及びその製造方法
JP6067435B2 (ja) ゴム組成物及び空気入りタイヤ
JP7413987B2 (ja) ゴム組成物およびタイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091202

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110405

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120918

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121211

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121218

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151228

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5164374

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees