JP5164249B2 - タイヤ成型方法及びタイヤ成型装置 - Google Patents

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本発明は、タイヤ成型ドラムを用いてカーカスバンド側部をビードコアの回りに折り返すカーカスバンドの折り返しを行うタイヤ成型方法及びタイヤ成型装置に関する。
タイヤ成型ドラム本体の周りで放射状に拡縮するよう揺動自在に設けられた複数本の折り返しフィンガーと、この折り返しフィンガーの先端部に回転可能に支持された折り返しローラと、上記折り返しフィンガーのそれぞれを同期させて成型ドラムの軸方向内外に移動させるフィンガー移動手段等を備え、ビードコアのタイヤ軸方向外側に位置するカーカスバンド側部を、ビードコアの回りに折り返してグリーンタイヤを成型するタイヤ成型方法及びタイヤ成型装置が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)。
これらのタイヤ成型ドラムを使用してタイヤの成型加工を行う場合、通常、折り返しフィンガーによるカーカスバンドの折り返し工程の終了後、カーカスバンドを折り返してカーカスバンド同士を接着させるため、タイヤ成型ドラムを高速で回転しながらステッチングを行っている。
この折り返し工程から次のステッチング工程への移行は、カーカスバンドの折り返し工程の終了のタイミングに合わせて迅速に行う必要があるが、従来のタイヤ成型装置には折り返しフィンガーの動作を検出する機構が設けられてないため、折り返しフィンガーの動作から折り返し工程の終了を直接検出することはできない。
そこで、従来のタイヤ成型装置では、上記カーカスバンドの折り曲げ工程の終了後に次工程に移行するタイミングを計るため、上記折り返しフィンガーの始動のタイミングに合わせてタイマーをスタートさせ、予め定めた一定時間が経過すると、上記折り返しフィンガーによる折り曲げ工程が終了したものとして自動的に次工程に移行するようにしている。
しかしながら、折り返しフィンガーの動作終了のタイミングにバラツキがあると、折り返しフィンガーが待機位置(非動作位置)に復帰しない状態でタイマーの時間切れとなり、次のステップに移行してしまうことがあり得る。
次工程では、通常、上述のように成型ドラムを高速で回転しながらステッチングを行うため、折り返しフィンガーが待機位置に完全に戻り切らないうちに次工程に移行すると、成型ドラムの回転による遠心力の作用を受けて折り返しフィンガーが拡開する。その場合、拡開して高速で回転する折り返しフィンガーに人などが触れると危険であり、また、折り返しフィンガー自体も破損する恐れがある。
そこで、上記折り返しフィンガーの折り返し動作終了のタイミングのバラツキを考慮して、タイマーの設定時間を長くすることもできるが、タイマーの設定時間を長くすると無駄な待ち時間が発生することになり、生産性が低下するという別の問題が出てくる。
なお、上記折り返しフィンガーの折り返し動作の終了時を検出する点に限ってみれば、例えば、油圧シリンダ制御装置やボールネジ駆動装置のような折り返しを補助する駆動部を、成型ドラムに搭載するのではなく、成型ドラム外に持つタイヤ成型装置では、折り返しフィンガーの折り返し動作の終了状態(つまり、折り返しフィンガーが待機位置に戻っている状態)を、これらの駆動部で確認することができる。
しかし、駆動部を外部に持つ装置(駆動部非搭載型装置)は大掛かりでありかつ、折り返しフィンガーを備えたタイヤ成型ドラムなどの冶工具の切り替え時には、油漏れなどの問題もあるため、上記折り返しフィンガーの動作の確認の目的だけで、上記のような構成を採ることはできない。
特開2002− 80404号公報 特開2003− 80612号公報 特開2005−246823号公報
本願発明は、従来の折り返しフィンガーを備えたタイヤ成型ドラムにおける上記問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、上記折り返しフィンガーの駆動部を搭載したタイヤ成型ドラムで、折り返しフィンガーの折り返し動作の終了を確実に検出出来るようにすると共に、上記終了検出後に速やかに次工程に移行できるようにして、安全かつ作業効率よくグリーンタイヤの成型ができるようにすることである。
請求項1の発明はタイヤ成型ドラム本体の周りに巻き付けたタイヤ構成部材の端部を折り返し手段で折り返す工程を有するタイヤ成型方法であって、前記折り返し手段の折り返し動作の終了を検出する工程と、前記折り返し動作の終了を検出したとき、次工程の開始制御を行う工程と、を有し、前記折り返し動作の終了を検出する工程は、前記折り返し手段の動作終了位置を検出する工程であることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載されタイヤ成型方法において、前記折り返し動作時以外において、前記折り返し手段の動作終了位置が検出されないとき、その動作を停止させる工程を有することを特徴とする。
請求項3の発明は、タイヤ成型ドラム本体の周りに巻き付けたタイヤ構成部材の端部を折り返し手段で折り返す工程を有するタイヤ成型方法であって、前記折り返し手段の折り返し動作の終了を検出する工程と、前記折り返し動作の終了を検出したとき、次工程の開始制御を行う工程と、を有し、前記折り返し動作時以外において、前記折り返し手段の動作終了位置が検出されないとき、その動作を停止させる工程を有することを特徴とする。
請求項4の発明はタイヤ成型ドラム本体及びその軸方向両側に折り返し手段を備えたタイヤ成型ドラムを用いてタイヤを成型するタイヤ成型装置であって、前記折り返し手段の折り返し動作終了位置を検出する手段と、前記折り返し動作終了位置の検出に基づき、次工程の開始制御を行う制御手段と、を有することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項4に記載されたタイヤ成型装置において、前記折り返し動作終了位置を検出する手段は、前記タイヤ成型ドラムに配置され、前記折り返し手段により作動されるスイッチ手段であることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5に記載されたタイヤ成型装置において、前記スイッチ手段は、前記折り返し手段の前記タイヤ成型ドラム上での摺動端部に配置されたリミットスイッチと、前記リミットスイッチ及び前記制御手段と信号伝送可能に接続されたリモートセンサとからなることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項4ないし6のいずれかに記載されたタイヤ成型装置において、前記制御手段は、前記折り返し動作時以外において、前記折り返し手段の動作終了位置が検出されないとき、その動作を停止させる停止制御を行うことを特徴とする。
本発明によれば、折り返し手段の折り返し動作の終了を検出できるため、以下の効果がある。即ち、
(1)折り返し手段が動作終了前に次工程に移行する危険を確実に防止でき、かつ折り返し工程終了後に速やかに次工程に移行できるため生産性が向上する。
(2)折り返し終了後であっても、ドラム回転中に誤って折り返しフィンガーが拡開した場合には、それを検出して、タイヤ成型装置を非常停止することができるため安全性が向上する。
本発明の実施形態に係るタイヤ成型装置を、図面を参照して説明する。図1は本発明に係る実施形態のカーカスバンド折り返し装置を搭載したタイヤ成型ドラムの上半分を示す中心軸線方向断面図である。
タイヤ成型ドラム1は、図1に示すように、中心軸2、中心軸2上を軸方向に相互に離隔および接近変位する一対のスリーブ3、それぞれのスリーブ3の外周面に設けられ、スリーブ3とは独立に相互に離隔および接近変位されるスライダ4を備えている。このスライダ4の外周上には、ビードコアを固定支持するビードロック手段7及びカーカスバンド折り返し装置10が固定されている。
両ビードロック手段7間の軸方向中央部には、タイヤ成型ドラム本体を構成する半径方向に拡縮されるコア体8が設けられ、かつこのコア体8を構成する剛性支持部材8aに対して、一端部を上記スリーブ3が取り付けられかつ、中間部がヒンジ連結された一対のリンク9aから成るリンク機構9の他端部が連結されている。
前記スライダ4の軸方向内側端(図面では中央側)には、コア体8の半径方向外側に延在しコア体8の周囲の空間を密封してトロイダル状に膨縮変形する補強ゴム膜からなるセンターブラダCが固定されている。
スライダ4は、中心軸2内の中空部に設けたネジ軸Sの回動により左右対称に離隔接近変位し、スライダ4に搭載された一対のビードロック手段7を離隔接近変位させる。
カーカスバンド折り返し装置10は、図1において、基端部17を中心に図面と平行な面内(各カーカスバンド折り返し装置10と中心軸2の中心線を含む各面内)で揺動可能に設けられた折り返しフィンガー11を備え、この折り返しフィンガー11は、タイヤ成型ドラム周方向に、例えば等間隔に並んで円環状に配置されている。
図2は、カーカスバンド折り返し装置10をタイヤ成型ドラムの中心軸線を含む断面において示す拡大部分断面図である。図2Aは、折り返し前の状態を示し、図2Bは、折り返し途中の状態を示す。
カーカスバンド折り返し装置10は、それぞれの折り返しフィンガー11の先端部に回転可能に支持された一対の折り返しローラ14(14a、14b)と、折り返しフィンガー11を軸方向に往復変位させるフィンガー移動手段20と、折り返しフィンガー11を束ねて常に成型ドラム半径方向内側つまり縮径方向に付勢するエラストマバンド(図示せず)とを備えている。
フィンガー移動手段20は、スライダ4の周上に固定されたシリンダベース22と、シリンダベース22の外周上を摺動する第一摺動壁23および第二摺動壁24と、これらの摺動壁23、24を連結する円筒壁27と、シリンダベース22外周上に固定された固定壁21で構成されている。固定壁21、第一摺動壁23及び円筒壁27は第一圧力室26aを形成し、固定壁21、第二摺動壁24及び円筒壁27は同様に第二圧力室26bを形成している。
折り返しフィンガー11の基端部17は、第一摺動壁23に、その先端の折り返しローラ14(14a、14b)を拡縮するように回動自在に固定されており、第一及び第二圧力室26a、26bには、固定壁21に隣接してそれぞれエア孔25a及び25bが形成されている。
以上の構成において、加圧エアをエア穴25aから第一圧力室26aに供給し、同時に、エア穴25bから第二圧力室26b内のエアを排気すると、第一摺動壁23は軸方向外方(図示右側)に移動し、それと一体に構成された折り返しフィンガー11も軸方向外側に変位する。逆に、エア穴25bからエアを第二圧力室26bに供給すると同時に、エア穴25aから第一圧力室26a内のエアを排気すると、第二摺動壁24が軸方向内側(図示左側)に移動し、折り返しフィンガー11も軸方向内側に変位する。
このように、第一及び第二圧力室26a、26bの給排気の切り替えにより折り返しフィンガー11は、成型ドラム1上でその内外方向に変位し、先端に設けた折り返しローラ14(14a、14b)でカーカスバンドKの側部をビードコアBの周りに折り返しながら次第に上方へ(タイヤ外周方向に放射状に)拡開していき、折り返しが終了した段階で拡開と逆の経路を辿りながら、待機位置に戻る。
以上で説明した本実施形態に係るタイヤ成型装置の構造は、基本的には例えば特許文献3に記載された従来のものと同じであるが、本実施形態では、折り返しフィンガー11の動作を、とくにそれが待機位置にあるか否かを確実に検出するための構成を備えている。
即ち、例えば、図2Bに示すように、上記シリンダベース22の図示右側端部には、折り返し作業を行っていない、つまり待機位置にある折り返しフィンガー11の基端部17が当接するストッパ用壁部22aが設けられている。本実施形態では、このストッパ用壁部22aに、折り返しフィンガー11が当接することによって作動するリミットスイッチLSが配置されている。このリミットスイッチLSは以下図3に関連して説明するように、別途設けたリモートセンサRSを介してタイヤ成型装置の制御部に信号伝送可能に接続されている。
図3は上記タイヤ成型ドラム1を備えた本実施形態に係るタイヤ成型装置の正面図である。
タイヤ成型装置Tは、上記タイヤ成型ドラム1を中心にその図中右側にはタイヤ成型ドラム11の回転駆動部30が配置されており、回転駆動部30とタイヤ成型ドラム1とは継手32によって連結されている。また、タイヤ成型ドラム1の左側は、柱状のドラム先端支持部材40によってその軸受部33が支持されている。支持部材40には、上記軸受部33を支持する支持台44と、その支持台44からリモートセンサRSの出力部RS(1)取付用の支柱46が上方に突設されている。
上記軸受部33で支承されるタイヤ成型ドラム1の軸端には、リモートセンサRSの伝送部RS(2)が、上記リモートセンサRSの出力部RS(1)に対向して取り付けられている。リモートセンサRSの出力部RS(1)と伝送部RS(2)は、いずれも成型ドラム1の回転軸と同芯上にあり、上記リモートセンサRSの伝送部RS(2)には後述するリミットスイッチLSが導電性のワイヤW1で接続されている。
ここで、リモートセンサRSは、例えば、その出力部RS(1)からワイヤレス伝送した高周波信号を伝送部RS(2)へ伝送し、伝送部RS(2)では受信した高周波信号を電源として、センサ信号を出力部RS(1)へワイヤレス伝送するそれ自体周知のものである。
なお、伝送部RS(2)は、上記リミットスイッチLSに電力を供給する電源としての機能を有している。
次に、折り返しフィンガー11が折り返し工程終了後、それが待機位置にあるか否かを確実に検出する検出手段について説明する。
既に説明したように、上記ストッパ用壁部22aに設けたリミットスイッチLSは、折り返しフィンガー11がその待機位置に位置づけられたときに、その基端部17を検出してON動作する。
なお、本実施形態では、リミットスイッチLSは、折り返しフィンガー11が待機位置から離れたときは直ちにOFFし、待機位置に戻ったときには直ちにONするように構成されているが、ONとOFFを逆にしてもよい。
リミットスイッチLSはどのようなものでもよいが、誤動作がなく確実に作動できる機械的スイッチが好ましい。
ここで、リミットスイッチLSは、全ての折り返しフィンガー11に対応して設ける必要はなく、図3中で左右のストッパ用壁部22aにそれぞれ一つずつ設ければ足りる。これはタイヤ成型ドラム1に対して同じ側に配置される折り返しフィンガー11は、上記エラストマバンドを含め共通の駆動部材を有し同じ動作をするとみることができるからである。
本実施形態では、上記リミットスイッチLSのON・OFF信号は、上記導電ワイヤW1を介してリモートセンサRSの伝送部RS(2)に伝送され、そこから同リモートセンサRSの出力部RS(1)にワイヤレス伝送され、更に、リモートセンサRSの出力部RS(1)から導電ワイヤW2を介してタイヤ成型装置Tの制御部50に伝送され、そこで折り返しフィンガー11が待機位置にあるか否かの判断等が行われる。なお、リモートセンサRSの出力部RS(1)と制御部50はワイヤレスで信号伝送可能に接続することもできる。
上記制御部50は、タイヤ成型装置Tの動作全体を制御するものであって、図3に示すようにCPU52と、制御用プログラムなどを格納したROM54と、CPU52の処理用データなどを一時的に格納するRAM56を備えたマイクロコンピュータから成っており、例えば、リモートセンサRSの出力部RS(1)からON・OFF信号が図示しないインターフェース等を介して入力され、必要な処理及び制御を行う。
制御部50は、例えば、折り返しフィンガー11が待機位置にあるか否かをセンサのON・OFF信号によって判別し、ここでは、それがOFFからONに切り替わったときは、折り返しフィンガー11が待機位置に戻った、つまり折り返し工程が終了したと判断する。逆に、ONからOFFに切り替わったときには、折り返し工程が開始されたと判断する。
図4は、制御部50の処理手順の一例を示すフロー図である。
折り返し工程がスタートすると、折り返しフィンガー11がリミットスイッチLSから離れ、リミットスイッチLSがONからOFFに切り替わり(S101、YES)、カーカスバンド側部の折り返し工程が実行される(S102)。その後、折り返し工程が終了して折り返しフィンガー11が一斉に待機位置に戻ると、リミットスイッチLSはOFFからONに切り替わる。制御部50は、リミットスイッチが全てOFFからONに切り替わった(S103、YES)と判断したとき、上記次工程の処理を開始する(S104)。制御部50は、次工程においてリミットスイッチLSが全てONの状態にあるか監視し(S105)、リミットスイッチLSが全てONの状態を維持し(S105、YES)、かつ次工程の処理が終了したとき(S106、YES)、次工程の処理を終了する。
次工程の進行中にリミットスイッチLSがOFFになると(S105、NO)、タイヤ成型装置Tを緊急停止して(S107)、タイヤの成型処理を中止する。
なお、本実施形態では、リミットスイッチの代わりに近接スイッチを使用することもできる。また、各リミットスイッチLSはリモートセンサRSの伝送部RS(2)から電力の供給を受けるものとして説明したが、各リミットスイッチLSに電池を備えて、電池から動作電力を供給するようにしてもよい。また、リミットスイッチLSとリモートセンサRSの伝送部RS(2)とはワイヤレス接続させることもできる。
本実施形態では、タイヤ成型ドラム1は、その一端側の継手32を外して、かつ他端側を支持台44の固定を解除して、図3に破線で示すように、ドラム先端支持部材40を枢軸42を中心に外側に倒して取り外す。また、以上と逆の操作を行ってタイヤ成型ドラム1を交換する。
したがって、ドラム先端支持部材40側に取り付けられたリモートセンサRSの出力部RS(1)は、交換されるタイヤ成型ドラムに共通に使用される。つまり、タイヤ成型ドラム1を交換するときは、リモートセンサRSの出力部RS(1)のみを残して、成型ドラム1と共に交換するか、或いはタイヤ成型ドラム1から上記伝送部RS(2)を取り外して、交換後のタイヤ成型ドラム1に装着し直すかする。
いずれにしても、上記伝送部RS(2)の取付部と各リミットスイッチLSとの間は導線性ワイヤW1で接続経路はタイヤ成型ドラム側に備えておく。
このカーカスバンド折り返し装置10を用いたグリーンタイヤの成型工程は、従来のものと同じである。
剛性支持部材8aをさらに最大径まで拡径させ、剛性支持部材8aを支持体として、カーカスバンドの外側にベルト部材、トレッド部材、ゴムチェーファ部材などを貼付けてグリーンタイヤを完成させる。その後、剛性支持部材8aを縮径して、タイヤ成型ドラム1からグリーンタイヤを取り出し工程を終了する。
本実施形態によれば、折り返しフィンガーの折り返し機構の駆動機構を搭載したタイヤ成型ドラムにおいて、折り返しフィンガーの折り返し工程の終了が確実に検出できる。これにより、タイヤ成型装置に、上述のように上記駆動機構が非搭載型のものを採用する必要がなくコンパクトになり、かつタイヤ成型ドラムは折り返しフィンガー駆動機構搭載型であるため、そのサイズ切り替えが容易である。
また、リモートセンサRSは、リミットスイッチLSへの動力供給と、信号の受け渡し、及び外部(ドラム先端支持部)の相手方と非接触により信号のやり取りを行うが、同芯上(回転軸上)に設置されているため、ドラムの回転中も常時信号を拾い続けられる。
したがって、折り返しフィンガー11の折り返し工程終了後速やかに次工程に移行できるだけではなく、万が一ドラム回転中に遠心力で折り返しフィンガー11が拡開したときには、リミットスイッチLSが直ちにONからOFFに切り替わるため、制御部50は異常と判断してタイヤ成型装置を緊急停止することができる。
本発明の実施形態に係るタイヤ成型装置のタイヤ成型ドラムの軸線に沿った上半分の断面図である。 図1に示すタイヤ成型ドラムのカーカスバンド折り返し装置の拡大断面図であり、図2Aはカーカスバンド折り返し装置が待機位置にある状態を、また図2Bは同折り返し位置にある状態を示す。 上記タイヤ成型装置を軸線に沿って示した正面図である。 上記タイヤ成型装置の制御例を示すフロー図である。
符号の説明
1・・・タイヤ成型ドラム、2・・・中心軸、3・・・スリーブ、4・・・スライダ、7・・・ビードロック手段、8・・・コア体、10・・・(カーカス)バンド折り返し装置、11・・・折り返しフィンガー、14(14a、14b)・・・ローラ、17・・・基端部、20・・・折り返しフィンガー移動手段、21・・・固定壁、22・・・シリンダベース、22a・・・ストッパ用壁部、23・・・第一摺動壁、24・・・第二摺動壁、25a、25b・・・エア穴、26a・・・第一圧力室、26b・・・第二圧力室、27・・・円筒壁、30・・・回転駆動部、32・・・継手、33・・・軸受部、40・・・ドラム先端支持部材、42・・・枢軸、44・・・支持台、50・・・制御部、B・・・ビードコア、K・・・カーカスバンド、LS・・・リミットスイッチ、RS・・・リモートセンサ、S・・・ネジ軸。

Claims (7)

  1. タイヤ成型ドラム本体の周りに巻き付けたタイヤ構成部材の端部を折り返し手段で折り返す工程を有するタイヤ成型方法であって、
    前記折り返し手段の折り返し動作の終了を検出する工程と、
    前記折り返し動作の終了を検出したとき、次工程の開始制御を行う工程と、
    を有し、
    前記折り返し動作の終了を検出する工程は、前記折り返し手段の動作終了位置を検出する工程であることを特徴とするタイヤ成型方法。
  2. 請求項1に記載されたタイヤ成型方法において、
    前記折り返し動作時以外において、前記折り返し手段の動作終了位置が検出されないとき、その動作を停止させる工程を有することを特徴とするタイヤ成型方法。
  3. タイヤ成型ドラム本体の周りに巻き付けたタイヤ構成部材の端部を折り返し手段で折り返す工程を有するタイヤ成型方法であって、
    前記折り返し手段の折り返し動作の終了を検出する工程と、
    前記折り返し動作の終了を検出したとき、次工程の開始制御を行う工程と、
    を有し、
    前記折り返し動作時以外において、前記折り返し手段の動作終了位置が検出されないとき、その動作を停止させる工程を有することを特徴とするタイヤ成型方法。
  4. タイヤ成型ドラム本体及びその軸方向両側に折り返し手段を備えたタイヤ成型ドラムを用いてタイヤを成型するタイヤ成型装置であって、
    前記折り返し手段の折り返し動作終了位置を検出する手段と、
    前記折り返し動作終了位置の検出に基づき、次工程の開始制御を行う制御手段と、
    を有することを特徴とするタイヤ成型装置。
  5. 請求項4に記載されたタイヤ成型装置において、
    前記折り返し動作終了位置を検出する手段は、前記タイヤ成型ドラムに配置され、前記折り返し手段により作動されるスイッチ手段であることを特徴とするタイヤ成型装置。
  6. 請求項5に記載されたタイヤ成型装置において、
    前記スイッチ手段は、前記折り返し手段の前記タイヤ成型ドラム上での摺動端部に配置されたリミットスイッチと、前記リミットスイッチ及び前記制御手段と信号伝送可能に接続されたリモートセンサとからなることを特徴とするタイヤ成型装置。
  7. 請求項4ないし6のいずれかに記載されたタイヤ成型装置において、
    前記制御手段は、前記折り返し動作時以外において、前記折り返し手段の動作終了位置が検出されないとき、その動作を停止させる停止制御を行うことを特徴とするタイヤ成型装置。
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