JP5162230B2 - モータの支持構造 - Google Patents

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Description

本発明は、モータの支持構造に関するものである。
従来、略円柱形状のモータは、ケース等の支持部材に支持(固定)されることになる。そして、このようなモータの支持構造としては、例えば、モータに固定された固定部材(ブラケット)を支持部材に締結固定(ネジ止め)したものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−151646号公報
しかしながら、上記のようなモータの支持構造では、モータが固定部材にて直接(リジットに)支持部材に固定されるため、モータの軸中心位置(外部に突出する回転軸の位置)を支持部材に対して高精度に位置決めするために、固定部材等に高い寸法精度を要することになる。又、上記のようなモータの支持構造では、モータが固定部材にて直接(リジットに)支持部材に固定されるため、固定部材の一部(例えば屈曲部)にモータの振動等による応力が集中してしまい、ひいては固定部材が折損してしまうといった虞がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、固定部材等に高い寸法精度を要することなく、軸中心位置を高精度に位置決めすることができ、且つ固定部材の折損を低減することができるモータの支持構造を提供することにある。
請求項1に記載の発明は、支持部材に対して略円柱状のモータを支持するモータの支持構造であって、前記モータの外周の一部である第1当接部を前記支持部材に当接させて支持させるとともに、前記支持部材に対して固定される固定部材は、前記モータの軸中心側に突出するように湾曲した形状の弾性当接部を有し、前記弾性当接部は、前記モータの外周の2箇所を押圧するものであって、それぞれ前記第1当接部から90°以上離間するとともに、前記第1当接部と前記モータの軸中心とを含む面に対して対称位置で前記モータの外周の2箇所を押圧するものであり、前記弾性当接部にて前記モータの外周の2箇所を押圧しそれらの押圧力にて前記モータの軸中心位置が決定されるようにして前記モータを径方向に移動不能に支持した。
同構成によれば、モータは、外周の一部である第1当接部が支持部材に当接されて支持されるとともに、支持部材に対して固定される固定部材の弾性当接部にて外周の2箇所が押圧されそれらの押圧力にて軸中心位置が決定されるようにして径方向に移動不能に支持されるため、固定部材にて直接(リジットに)支持部材に支持させる場合(従来)のように固定部材等に高い寸法精度を要することなく、軸中心位置を高精度に位置決めすることができる。又、固定部材にて直接(リジットに)支持部材に支持させる場合(従来)のように固定部材の一部(例えば屈曲部)にモータの振動等による応力が集中してしまうことが防止され、ひいては固定部材が折損してしまうといったことを低減することができる。
同構成によれば、モータは、外周においてそれぞれ前記第1当接部から90°以上離間するとともに、前記第1当接部と自身の軸中心とを含む面に対して対称位置の2箇所が弾性当接部にて押圧されるため、簡単な構成でバランス良く軸中心位置が決定されて径方向に移動不能に支持される。言い換えると、上記のように対称位置の2箇所で押圧する以外の構成とすると、各弾性当接部を異なる形状とする必要が生じる等、固定部材の形状が複雑化してしまったり、バランス良く支持することが困難となったりするが、これを容易に回避することができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のモータの支持構造において、前記固定部材は、前記モータの外周の2箇所を押圧する2つの前記弾性当接部とそれらを繋ぐ連結部と2つの前記弾性当接部の外側でそれぞれ前記支持部材に対して固定される固定部とを有する一枚の板状の固定プレートである。
同構成によれば、固定部材は一枚の板状の固定プレートであるため、簡単な構成及び少ない部品点数で具体化することができる。又、固定部材は連結部で繋がれた弾性当接部の外側でそれぞれ支持部材に対して固定されるため、例えば、弾性当接部毎に独立した(連結部がない)2つの固定部材とした場合等に比べて、モータの外周を押圧する押圧力を容易に高くすることができる。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載のモータの支持構造において、前記固定部材は、自身の固定部から前記弾性当接部までの間に、前記第1当接部の当接面に対して略垂直方向に沿って延びる直立部を有する。
同構成によれば、固定部材は、自身の固定部から弾性当接部までの間に、第1当接部の当接面に対して略垂直方向に沿って延びる直立部を有するため、直立部を有さないものに比べて、モータ(第1当接部)の支持部材から浮き上がる方向の力に抗する耐強度を容易に強くすることができる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のモータの支持構造において、前記固定部材は、前記固定部、前記直立部及び前記弾性当接部が、同一直線上に形成されるとともに、前記モータの軸方向の同一位置に配置された。
同構成によれば、固定部材は、固定部、直立部及び弾性当接部が、同一直線上に形成されるとともに、前記モータの軸方向の同一位置に配置されるため、前記同一直線上に形成されない又は前記同一位置に配置されないものに比べて、モータ(第1当接部)の支持部材から浮き上がる方向の力に抗する耐強度を容易に強くすることができる。
請求項に記載の発明は、請求項1乃至のいずれか1項に記載のモータの支持構造において、前記支持部材には、前記モータの軸方向一方側への移動を規制可能な軸方向規制部が形成されるとともに、前記モータの軸方向他端面を軸方向一方側に押圧するスプリング部材を支持するためのスプリング支持部が形成された。
同構成によれば、モータは、軸方向他端面が支持部材のスプリング支持部に支持されたスプリング部材にて軸方向一方側に押圧されるとともに、軸方向一方側への移動が支持部材の軸方向規制部にて規制されるため、簡単な構成で軸方向にも移動不能とされる。
請求項に記載の発明は、請求項に記載のモータの支持構造において、前記弾性当接部は、前記モータの軸方向一方側を押圧するように配置され、前記スプリング部材は、前記モータの軸方向他端側を径方向の前記第1当接部が当接する方向に押圧する径方向押圧部を有する。
同構成によれば、モータは、弾性当接部にて押圧されていない軸方向他端側がスプリング部材の径方向押圧部にて径方向の第1当接部が当接する方向に押圧されるため、部品点数の増加を抑制しながらモータの軸方向他端側の支持部材からの浮き上がりを防止することができる。
本発明によれば、固定部材等に高い寸法精度を要することなく、軸中心位置を高精度に位置決めすることができ、且つ固定部材の折損を低減することができるモータの支持構造を提供することができる。
以下、本発明をアクチュエータに具体化した実施の形態を図1〜図6に従って説明する。
図1に示すように、アクチュエータ1は、支持部材としてのケース2内にモータ3と該モータ3の回転を減速するための減速部4とが略収容されてなる。
ケース2は、図1〜図3に示すように、モータ3及び減速部4を略収容可能な収容凹部2aを有する形状に形成されている。収容凹部2aは、開口方向から見て略長方形のモータ3に対応した形状であって断面略円弧形状(図6参照)のモータ収容部2bと、モータ収容部2bの長手方向一端側(図1〜図3中、下側)から連続して形成されるとともに減速部4に対応した形状の減速部収容部2cとからなる。
又、モータ収容部2bの長手方向一端側(図1〜図3中、下側)には、他の部分より深い(他の部分より断面の円弧が大きい)軸方向規制部としての溝2dが形成されている。又、モータ収容部2bの底部における長手方向中間部には、図2及び図6に示すように、収容凹部2aの開口部2eからの距離が一定(即ち、上面が平面)で開口方向から見て略長方形の支持台座部2f,2gが前記長手方向に一対凸設されている。又、モータ収容部2bの長手方向他端側(図1〜図3中、上側)には、他の部分より短手方向の幅が小さいスプリング支持部としての凸部収容部2hが形成されている。
又、収容凹部2aの開口部2e(収容凹部2a外の前記支持台座部2f,2gと平行な面)において、前記モータ収容部2bの短手方向両側位置には、図2、図3及び図6に示すように、一対の雌ネジ部2iが形成されている。この雌ネジ部2iは、前記モータ収容部2bの長手方向(図2中、上下方向)において、一端側(図2中、下側)の支持台座部2fと同じ位置に形成されている。又、収容凹部2aの開口部2eにおいて、前記雌ネジ部2iよりモータ収容部2bの長手方向一端側(図2中、下側)には、位置決め穴2jが形成されている。
モータ3は、図1、図3及び図6に示すように、略円柱状に形成されている。詳しくは、モータ3は、図3に示すように、外形をなす略有底円筒状のヨークハウジング11と、該ヨークハウジング11の開口部(図3中、下側端部)を閉塞するフレームエンド12とを有する。又、モータ3は、ヨークハウジング11の内周面に固着されたマグネット13と、フレームエンド12の軸中心から外部に一部が突出するように回転可能に支持された回転軸14と、ヨークハウジング11の内部で回転軸14に固定された(巻線が巻装された)電機子コア15及び整流子16等を有する。尚、ヨークハウジング11の底部(図1及び図3中、上側端部)には、他の部分より小径の小径部11aが形成され、その小径部11a内に保持された軸受(図示略)によって、前記回転軸14の端部が支持されている。又、フレームエンド12の周方向の一部には、ヨークハウジング11の外周より突出し前記溝2d内に収容可能なフランジ部12aが形成されている。ここで、前記溝2dの幅(回転軸14の軸方向に沿った長さ)は、フランジ部12aの厚さ(回転軸14の軸方向に沿った長さ)より大きく設定されている。又、フレームエンド12におけるフランジ部12a以外の周方向の一部(図3中、左右方向の中間部)にも、ヨークハウジング11の外周より突出する周方向位置決め突部12bが形成されている。
そして、モータ3は、図3に示すように、フランジ部12aが前記溝2d内に収容されるように、且つヨークハウジング11の外周の一部(図6中、第1当接部11b)が前記支持台座部2f,2g上に当接されて支持されるように、且つ小径部11aが前記凸部収容部2h内に配置されるようにして、前記モータ収容部2b内に略収容される。
減速部4は、図3に示すように、ウォーム軸21と、ウォームホイール22とからなる。ウォーム軸21は、減速部収容部2c内において、前記フレームエンド12から外部に突出した回転軸14に一体回転可能に固定される。又、ウォームホイール22は、減速部収容部2c内において、回転可能に支持されるとともに前記ウォーム軸21のウォーム21aに噛合される。尚、ウォームホイール22は、外部の図示しない負荷と連結され、アクチュエータ1の出力軸となる。
そして、モータ3は、図1及び図6に示すように、外周の一部である第1当接部11bが支持台座部2f,2gに当接されて支持されるとともに、ケース2に対して固定される固定部材としての固定プレート31の弾性当接部31aにて外周の2箇所が押圧されそれらの押圧力にて軸中心位置が決定されるようにして径方向に移動不能に支持される。
詳述すると、固定プレート31は、図1、図5(a)、(b)及び図6に示すように、板状の金属材料からなる。そして、固定プレート31は、前記開口部2eの前記雌ネジ部2iと対応した(面接触する)一対の固定部31bと、固定部31bから前記第1当接部11bの当接面(支持台座部2f,2g)に対して略垂直方向に沿って延びる直立部31cと、直立部31cからモータ3の軸中心X側に突出するように(略円弧状に)湾曲した形状の前記弾性当接部31aと、2つの弾性当接部31aを繋ぐ連結部31dとを有する。固定部31bにおいて、前記雌ネジ部2iと対応した位置には、ネジ貫通孔31e(図5(a)及び図6参照)が形成され、前記位置決め穴2jと対応した位置には、該位置決め穴2jと同じ大きさの位置決め孔31f(図1及び図5(a)参照)が形成されている。
そして、固定プレート31の固定部31bは、図示しない位置決めピンが前記位置決め孔31fを貫通して位置決め穴2j(図2参照)まで差し込まれた状態(ケース2に対して位置決めされた状態)で、ネジ貫通孔31eを貫通して雌ネジ部2iに螺合されるネジ32によってケース2に固定されている。又、固定プレート31は、図6に示すように、第1当接部11bとモータ3の軸中心Xとを含む面に対して対称に形成されており、弾性当接部31aは、それぞれ第1当接部11bから(モータ3の軸中心Xを中心として)90°以上離間するとともに、第1当接部11bとモータ3の軸中心Xとを含む面に対して対称位置でモータ3(ヨークハウジング11)の外周の2箇所を押圧する。即ち、2つの弾性当接部31aは、図6に示すように、モータ3(ヨークハウジング11)を、互いに(図6中、左右方向に)均等に押し合うとともに、共に支持台座部2f,2g側に押圧することで、支持台座部2f,2gと共にモータ3を径方向に移動不能に所謂3点支持している。
又、固定プレート31は、前記固定部31b(ネジ貫通孔31e)、前記直立部31c及び前記弾性当接部31aが、同一直線上(図5(a)中、左右方向の直線上)に形成されるとともに、モータ3の軸方向の同一位置(軸方向一端側の支持台座部2fと同じ位置)に配置される。
又、本実施の形態の固定プレート31の連結部31dにおいて前記フレームエンド12と対応した位置には、図1に示すように、前記周方向位置決め突部12bと(ヨークハウジング11の)周方向に係合可能な一対の係合部31gが形成されている。一対の係合部31gは、周方向位置決め突部12bの周方向両側と当接することでフレームエンド12(モータ3)の軸中心X回りの回転を規制する。
又、モータ3は、図1に示すように、軸方向他端面(図1中、上側端面)がケース2の凸部収容部2h(スプリング支持部)に支持されたスプリング部材33にて軸方向一方側(図1中、下側)に押圧されるとともに、軸方向一方側への移動がケース2の溝2d(軸方向規制部)にて規制されることで、軸方向にも移動不能とされている。
詳述すると、スプリング部材33は、図1、及び図4(a)〜(c)に示すように、屈曲された棒状の金属材料からなる。そして、スプリング部材33は、図4(a)に示すように略コ字状の中央部33aと、中央部33aの両端から直角に(図4(a)中、紙面奥側であって、図4(b)(c)中、下側に)屈曲して延びる一対のアーム部33bと、更にアーム部33bの先端から斜めに折り返されて弾性を有するように延びる一対の押圧片33cとを有する。
そして、スプリング部材33は、アーム部33bがケース2の凸部収容部2h(モータ3の軸方向他端面と対向する面)に当接して支持され、押圧片33cがモータ3(ヨークハウジング11の小径部11aを避けた位置)の軸方向他端面を弾性にて押圧するように配設されている。そして、モータ3は、スプリング部材33の押圧によって、そのフレームエンド12のフランジ部12aが溝2dの軸方向一端側内側面に当接(押圧接触)することで軸方向に移動不能とされている。
次に、上記実施の形態の特徴的な作用効果を以下に記載する。
(1)モータ3は、外周の一部である第1当接部11bが支持部材としてのケース2の支持台座部2f,2gに当接されて支持されるとともに、ケース2に固定された固定部材としての固定プレート31の弾性当接部31aにて外周の2箇所が押圧されそれらの押圧力にて軸中心位置が決定されるようにして径方向に移動不能に支持される。よって、固定部材にて直接(リジットに)支持部材に支持させる場合(従来)のように固定部材等に高い寸法精度を要することなく、軸中心位置を高精度に位置決めすることができる。又、固定部材にて直接(リジットに)支持部材に支持させる場合(従来)のように固定部材の一部(例えば屈曲部)にモータ3の振動等による応力が集中してしまうことが防止され、ひいては固定部材(固定プレート31)が折損してしまうといったことを低減することができる。
(2)モータ3は、外周においてそれぞれ第1当接部11bから90°以上離間するとともに、第1当接部11bと自身の軸中心Xとを含む面に対して対称位置の2箇所が弾性当接部31aにて押圧されるため、簡単な構成でバランス良く軸中心位置が決定されて径方向に移動不能に支持される。言い換えると、上記のように対称位置の2箇所で押圧する以外の構成とすると、各弾性当接部を異なる形状とする必要が生じる等、固定プレート31の形状が複雑化してしまったり、バランス良く支持することが困難となったりするが、これを容易に回避することができる。
(3)固定部材を、モータ3の外周の2箇所を押圧する2つの弾性当接部31aとそれらを繋ぐ連結部31dと2つの弾性当接部31aの外側でそれぞれケース2に対して固定される固定部31bとを有する一枚の板状の固定プレート31とした。このようにすると、固定部材は一枚の板状の固定プレート31であるため、簡単な構成及び少ない部品点数で具体化することができる。又、固定プレート31は連結部31dで繋がれた弾性当接部31aの外側でそれぞれケース2に対して固定されるため、例えば、弾性当接部31a毎に独立した(連結部31dがない)2つの固定部材とした場合等に比べて、モータ3の外周を押圧する押圧力を容易に高くすることができる。
(4)固定プレート31は、自身の固定部31bから弾性当接部31aまでの間に、第1当接部11bの当接面(支持台座部2f,2g)に対して略垂直方向に沿って延びる直立部31cを有する。よって、直立部31cを有さないものに比べて、モータ3(第1当接部11b)のケース2(支持台座部2f)から浮き上がる方向の力に抗する耐強度を容易に強くすることができる。
(5)固定プレート31は、固定部31b(ネジ貫通孔31e)、直立部31c及び弾性当接部31aが、同一直線上に形成されるとともに、モータ3の軸方向の同一位置(軸方向一端側の支持台座部2fと同じ位置)に配置される。よって、前記同一直線上に形成されない又は前記同一位置に配置されないものに比べて、モータ3(第1当接部11b)のケース2(支持台座部2f)から浮き上がる方向の力に抗する耐強度を容易に強くすることができる。
(6)モータ3は、軸方向他端面(図1中、上側端面)がケース2の凸部収容部2h(スプリング支持部)に支持されたスプリング部材33にて軸方向一方側(図1中、下側)に押圧されるとともに、軸方向一方側への移動がケース2の溝2d(軸方向規制部)にて規制されるため、簡単な構成で軸方向にも移動不能とされる。
上記実施の形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施の形態では、固定部材を、2つの弾性当接部31aとそれらを繋ぐ連結部31dと固定部31bとを有する一枚の板状の固定プレート31としたが、これに限定されず、複数の固定部材にて同様にモータ3を支持してもよい。
例えば、図7に示すように、上記実施の形態の固定プレート31の連結部31dが形成されず固定プレート31が2つに分けられた形状の一対の固定プレート41にてモータ3を同様に支持してもよい。
・上記実施の形態の弾性当接部31aは、同様にモータ3(ヨークハウジング11)の外周の2箇所を押圧することができれば、他の形状に変更してもよい。
例えば、上記実施の形態の固定プレート31を、図8に示すように、モータ3の軸中心X(図6参照)側に略半球状に突出した形状の弾性当接部42aを有する固定プレート42に変更してもよい。
・上記実施の形態では、フレームエンド12と固定プレート31とを別体としたが、これに限定されず、一体のものとしてもよい。例えば、図9に示すように、上記実施の形態のフレームエンド12と略同形状のエンド部43aと、上記実施の形態の固定プレート31と略同形状の固定部材としての固定プレート部43bとが、上記実施の形態の周方向位置決め突部12b及び係合部31gの部分で接続部43cにて繋げられて形成されたプレート部材43としてもよい。尚、この場合でも、勿論、モータ3は、外周の一部である第1当接部11b(図6参照)がケース2の支持台座部2f,2gに当接されて支持されるとともに、固定プレート部43bの弾性当接部31aにて外周の2箇所が押圧されそれらの押圧力にて軸中心位置が決定されるようにして径方向に移動不能に支持される。又、この場合、上記実施の形態のスプリング部材33を省略することができる。
・上記実施の形態のスプリング部材33は、同様の機能を有すれば他のもの(例えば、ウェーブワッシャ等)に変更してもよい。
又、スプリング部材33を、例えば、図10〜図12に示すように、モータ3(ハウジング11)の軸方向他端側(図10中、上側)を径方向の前記第1当接部11b(図6参照)が当接する方向(図10中、紙面奥方向であって、図11中、下方向)に押圧する径方向押圧部33dを有するスプリング部材44に変更してもよい。即ち、スプリング部材44は、上記実施の形態と同様の一対の押圧片33cの先端から互いに近づく側に傾斜して延びる径方向押圧部33dを有し、その径方向押圧部33dが前記小径部11a(図11参照)を径方向の前記第1当接部11b(図6参照)が当接する方向(図11中、下方向)に押圧するように配置される。尚、この例のスプリング部材44は、図12に示すように、上記実施の形態と同様の一対のアーム部33bが予め(組み付けられていない単体の状態で)先端に向かうほど離れるように傾斜して形成されている。そして、スプリング部材44は、図11に示すように、前記ケース2の凸部収容部2h内にアーム部33bが略平行とされるように圧縮されて収容されることで、該アーム部33bの弾性(広がって突っ張ろうとする力)によって凸部収容部2h内に固定されている。
このようにすると、モータ3は、弾性当接部31a(図1参照)にて押圧されていない軸方向他端側(図10中、上側)がスプリング部材44の径方向押圧部33dにて径方向の第1当接部11bが当接する方向(モータ収容部2bの底方向であって支持台座部2g方向)に押圧される。よって、部品点数の増加を抑制しながらモータ3の軸方向他端側のケース2(支持台座部2g)からの浮き上がりを防止することができる。
・上記実施の形態では、弾性当接部31aは、モータ3の外周の2箇所を押圧するとしたが、これに限定されず、3箇所以上を押圧するように弾性当接部を設けてもよい。
・上記実施の形態では、弾性当接部31aは、第1当接部11bとモータ3の軸中心Xとを含む面に対して対称位置の2箇所を押圧するとしたが、これに限定されず、非対称位置を押圧するように設けてもよい。
・上記実施の形態では、固定プレート31(固定部材)は、自身の固定部31bから弾性当接部31aまでの間に、第1当接部11bの当接面(支持台座部2f,2g)に対して略垂直方向に沿って延びる直立部31cを有するとしたが、これに限定されず、直立部を有さない形状の固定部材に変更してもよい。
・上記実施の形態では、固定プレート31は、固定部31b(ネジ貫通孔31e)、直立部31c及び弾性当接部31aが、同一直線上に形成され、モータ3の軸方向の同一位置(軸方向一端側の支持台座部2fと同じ位置)に配置されるとしたが、これに限定されず、前記同一直線上に形成されない又は前記同一位置に配置されないものとしてもよい。
・上記実施の形態では、スプリング部材44や溝2d等にてモータ3の軸方向の移動を規制したが、これに限定されず、他の構成で、軸方向の移動を規制してもよい。
・上記実施の形態では、支持部材をケース2としたアクチュエータ1に具体化したが、これに限定されず、例えば、支持部材を車両ドアのインナパネルとするなど、同様の構成でモータ3を支持する他のものに具体化してもよい。
本実施の形態におけるアクチュエータの平面図。 本実施の形態におけるケースの平面図。 本実施の形態におけるケース及びモータの平面図。 (a)本実施の形態におけるスプリング部材の平面図。(b)同じくスプリング部材の正面図。(c)同じくスプリング部材の側面図。 (a)本実施の形態における固定プレートの平面図。(b)同じく固定プレートの正面図。 本実施の形態におけるアクチュエータの要部断面図。 別例におけるアクチュエータの要部断面図。 (a)別例における固定プレートの平面図。(b)同じく固定プレートの正面図。 別例におけるアクチュエータの要部平面図。 別例におけるアクチュエータの要部平面図。 別例におけるスプリング部材を説明するための模式図。 (a)別例におけるスプリング部材の平面図。(b)同じくスプリング部材の正面図。(c)同じくスプリング部材の側面図。
符号の説明
2…ケース(支持部材)、2d…溝(軸方向規制部)、3…モータ、11b…第1当接部、31,41,42…固定プレート(固定部材)、31a,42a…弾性当接部、31b…固定部、31c…直立部、31d…連結部、33,44…スプリング部材、33d…径方向押圧部、43b…固定プレート部(固定部材)、X…軸中心。

Claims (6)

  1. 支持部材に対して略円柱状のモータを支持するモータの支持構造であって、
    前記モータの外周の一部である第1当接部を前記支持部材に当接させて支持させるとともに、
    前記支持部材に対して固定される固定部材は、前記モータの軸中心側に突出するように湾曲した形状の弾性当接部を有し、前記弾性当接部は、前記モータの外周の2箇所を押圧するものであって、それぞれ前記第1当接部から90°以上離間するとともに、前記第1当接部と前記モータの軸中心とを含む面に対して対称位置で前記モータの外周の2箇所を押圧するものであり、
    前記弾性当接部にて前記モータの外周の2箇所を押圧しそれらの押圧力にて前記モータの軸中心位置が決定されるようにして前記モータを径方向に移動不能に支持したことを特徴とするモータの支持構造。
  2. 請求項に記載のモータの支持構造において、
    前記固定部材は、前記モータの外周の2箇所を押圧する2つの前記弾性当接部とそれらを繋ぐ連結部と2つの前記弾性当接部の外側でそれぞれ前記支持部材に対して固定される固定部とを有する一枚の板状の固定プレートであることを特徴とするモータの支持構造。
  3. 請求項1又は2に記載のモータの支持構造において、
    前記固定部材は、自身の固定部から前記弾性当接部までの間に、前記第1当接部の当接面に対して略垂直方向に沿って延びる直立部を有することを特徴とするモータの支持構造。
  4. 請求項に記載のモータの支持構造において、
    前記固定部材は、前記固定部、前記直立部及び前記弾性当接部が、同一直線上に形成されるとともに、前記モータの軸方向の同一位置に配置されたことを特徴とするモータの支持構造。
  5. 請求項1乃至のいずれか1項に記載のモータの支持構造において、
    前記支持部材には、前記モータの軸方向一方側への移動を規制可能な軸方向規制部が形成されるとともに、前記モータの軸方向他端面を軸方向一方側に押圧するスプリング部材を支持するためのスプリング支持部が形成されたことを特徴とするモータの支持構造。
  6. 請求項に記載のモータの支持構造において、
    前記弾性当接部は、前記モータの軸方向一方側を押圧するように配置され、
    前記スプリング部材は、前記モータの軸方向他端側を径方向の前記第1当接部が当接する方向に押圧する径方向押圧部を有することを特徴とするモータの支持構造。
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