JP5160207B2 - フラックス塗布方法とフラックス塗布装置及びコイル製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ワークに対してフラックスを塗布するフラックス塗布方法とフラックス塗布装置及びコアに線材を巻回した後に線材に半田付けを行うコイル製造装置の改良に関するものである。
例えば、電気部品を半田付けする場合には、半田付け部分にフラックスを塗布することが行われている。このフラックスは、化学反応により表面を活性化し、半田が半田付け対象物(母材)と良好に濡れるように半田付け時の濡れ性を確保する役割を果たす。
従来、ワークにフラックスを塗布するフラックス塗布装置として、液状のフラックスを溜めるフラックス槽と、このフラックスに浸されてフラックスを吸収する吸収体(スポンジ部材)と、この吸収体をワーク上に搬送してワークに押し付ける押し付け機とを備え、吸収体から押し出されるフラックスをワークに塗布するものがある(特許文献1参照)。
また、従来、チップコイル等を製造するコイル製造装置として、コアに線材を巻回した後に線材に半田付けを行うものがある(特許文献2参照)。
特開平6−7930号公報 特開2001−230144号公報
しかしながら、このような従来のフラックス塗布装置にあっては、吸収体が液状のフラックスに浸されて必要以上の量のフラックスを吸収するため、吸収体をワークに押し付けてフラックスをワークに塗布する際に、余分なフラックスをワークに塗布する可能性があり、各ワーク毎にフラックスの塗布状態にバラツキが生じるという問題点があった。
また、コイル製造装置において、線材に半田付けを行う前に従来のフラックス塗布装置を用いてフラックスをコイルの線材に塗布する場合、余分なフラックスがコアやコイル部に付着する可能性があり、線材の半田付け状態にバラツキが生じるという問題点があった。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、ワーク毎にフラックスの塗布状態にバラツキが生じることを抑えられるフラックス塗布方法とフラックス塗布装置及びコイル製造装置を提供することを目的とする。
本発明は、フラックスに浸されてフラックスを吸収する吸収体を用いてワークにフラックスを塗布するフラックス塗布方法であって、フラックスに吸収体を浸してフラックスを吸収体に吸収するフラックス吸収工程と、吸収体が押し付けられる圧縮面を用いて吸収体に吸収された余分なフラックスを吸収体から押し出す圧縮工程と、水平面に対して傾斜し、かつ下方に向くように保持されているワークの端面に、吸収体を垂直線に対して傾斜した傾斜線に沿って移動することにより押し付けてフラックスをワークに塗布する塗布工程とを行うことを特徴とする。
また、本発明は、フラックスに浸されてフラックスを吸収する吸収体を用いてワークにフラックスを塗布するフラックス塗布装置であって、フラックスを溜めるフラックス槽と、吸収体が押し付けられる圧縮面と、吸収体をワークに押し付ける押し付け機とを備え、フラックスに吸収体を浸してフラックスを吸収体に吸収するフラックス吸収工程と、吸収体を圧縮面に押し付けて吸収体に吸収された余分なフラックスを吸収体から押し出す圧縮工程と、水平面に対して傾斜し、かつ下方に向くように保持されているワークの端面に、吸収体を垂直線に対して傾斜した傾斜線に沿って移動することにより押し付けてフラックスをワークに塗布する塗布工程と、を行うことを特徴とする。
本発明によると、圧縮面を吸収体に押し付けて吸収体に吸収された余分なフラックスを吸収体から押し出すことにより、吸収体をワークに押し付けてフラックスをワークに塗布する際に、適正量のフラックスをワークに塗布することが可能となり、余分なフラックスがワークに付着することを抑えられるとともに、各ワーク毎にフラックスの塗布状態にバラツキが生じることを抑えられる。
以下、本発明をチップコイルの巻線作業と半田付け作業を行うコイル製造装置に適用した実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、チップコイル40の斜視図である。チップコイル40は、コア41と線材42とからなり、コア41の巻芯部に線材42が巻回されてコイル部が形成される。コア41の鍔部端面45には2条の溝46、47が形成され、各溝46、47に線材42の両端部(リード線)がそれぞれ収まり、各溝46、47に線材42の両端部(リード線)を半田付けして一対の電極43、44が形成される。
図2は、本発明の実施の形態を示すコイル製造装置50の全体構成図である。コイル製造装置50はワークとしてチップコイル40の巻線作業と半田付け作業を自動的に行うものである。なお、コイル製造装置50の基本的な構成は、特許文献2に開示されている。
コイル製造装置50は、そのケーシング53内にて水平軸まわりに回動するインデックス機51を備え、インデックス機51の外周部にはコア41を着脱可能に把持する複数のチャック52が円周方向に所定角度隔てて複数取り付けられる。インデックス機51は、図2中に矢印で示す方向に所定角度毎に回転して停止し、各チャック52が停止する位置に、搬入機55、巻線機60、線材切断機65、線材端末処理機70、フラックス塗布装置1、半田付け機75、搬出機80が設けられる。
コイル製造装置50は、以下の順でワーク(チップコイル40)に対する各作業を行う。
・搬入機55にてチャック52にコア41を把持させる。搬入機55はチャック52を開いてコア41をチャック52にコア41を把持させる。
・フライヤ式の巻線機60にて、線材42をコア41の巻芯部に巻回する。巻線機60はコア41の周囲を回転する回動ノズル63から繰り出される線材42をコア41の巻芯部に巻回する。
・線材切断機65にて、巻線作業が終了したコイル部から延びる線材42を所定の箇所で切断する。
・材端末処理機70にて、線材42をコア41に沿って曲げる。線材端末処理機70はチップコイル41から延びる線材42の両端部(リード線)を折り曲げてコア41の溝46、47に収める。
・フラックス塗布装置1にて、コア41の各溝46、47に収まった線材42にフラックスを塗布する。
・半田付け機75にて、コア41の各溝46、47に収まった線材42に半田付けをする。
・搬出機80にて、チップコイル40を搬出する。搬出機80はチャック52を解放し、チップコイル40をチャック52から取り外して回収する。
コイル製造装置50は、上記した各作業を並行して行い、チップコイル40を自動的に製造する。
フラックス塗布装置1は、半田付け機75の手前に設けられ、フラックス塗布装置1がコア41の各溝46、47に収まった線材42にフラックスを塗布することにより、化学反応によって線材42の表面を活性化し、半田付け時の濡れ性が確保される。
図3はフラックス塗布装置1の概略構成を示す斜視図である。ここで、互いに直交するX、Y、Zの3軸を設定し、X軸が略水平前後方向、Y軸が略水平横方向、Z軸が略垂直方向に延びるものとし、フラックス塗布装置1の構成を説明する。
フラックス塗布装置1は、液状のフラックス2を溜めるフラックス槽5と、このフラックス2に浸されてフラックス2を吸収する吸収体10と、この吸収体10に押し付けられて吸収体10を圧縮する圧縮面35と、吸収体10をワーク(チップコイル40)に対して相対移動する押し付け機15とを備える。
吸収体10は例えば気泡スポンジからなり、液状のフラックス2を浸み込ませて吸収するものである。なお、これに限らず、吸収体10はフラックス2を吸収する他の材料によって形成しても良い。
押し付け機15は、コイル製造装置50のケーシング53に固定板16を介して固定される架台17と、この架台17にロッド20を介してX軸まわりに回動可能に支持される回転板18と、この回転板18を回転駆動するロータリシリンダ19と、回転板18にロッド21を介して進退可能に支持される押圧板22と、この押圧板22を回転板18に対して進退駆動するシリンダ23とを備える。
回転板18は架台17を介してフラックス槽5の直上方に設置されており、ロータリシリンダ19が回転板18をY軸方向に延びる水平位置に把持した状態でシリンダ23が伸縮作動することにより、押圧板22がZ軸方向に昇降する。図4の(a)に示すように、シリンダ23が所定のストロークで伸長作動することにより、吸収体10がフラックス槽5に溜めれらたフラックス2に浸されるようになっている。
なお、これに限らず、フラックス槽5を架台17に対して昇降可能に設け、フラックス槽5を上昇させて吸収体10がフラックス槽5に溜めれらたフラックス2に浸されるように構成しても良い。
押し付け機15は、圧縮面35を有する押受板36を備え、この押受板36がフラックス槽5に固定される。押受板36は、圧縮面35がX軸とY軸を含む水平面に対して傾斜し、その下端がフラックス槽5内に位置するとともに、図4の(b)に示すように押圧板22が傾斜した状態で圧縮面35が押圧板22に対峙する。図5の(c)に示すようにシリンダ23が伸張作動することにより、吸収体10が圧縮面35に押し当てられるように配置される。
押し付け機15は、図5の(d)に示すように押圧板22が傾斜した状態で押圧板22がコア41の鍔部端面45に対峙し、シリンダ23が伸張作動することにより吸収体10がコア41の鍔部端面45に押し当てられるように配置される。
図2に示すように、インデックス機51は垂直線(Z軸)に対して所定角度θだけ傾斜した傾斜線L上にてチャック52を停止させ、押し付け機15はこの傾斜線Lに沿って押圧板22を移動するように配置される。なお、インデックス機51はX軸まわりに回転するように設置されている。
図4の(a)、(b)、図5の(c)、(d)は、フラックス塗布装置1の動作を示し、以下これについて説明する。
・図4の(a)に示すように、吸収体10がフラックス槽5に溜めれらたフラックス2に所定時間だけ浸される。この動作は、ロータリシリンダ19が回転板18を水平位置に保持し、シリンダ23が伸長作動することにより、押圧板22が下降して吸収体10をフラックス2に浸す。それから所定時間が経過した後に、シリンダ23が収縮作動することにより、押圧板22が上昇して吸収体10がフラックス2の液面上に出される。
・続いてロータリシリンダ19が回転板18を所定角度だけ回動させることにより、図4の(b)に示すように、押圧板22を圧縮面35に対して略平行に対峙させる。
・続いてシリンダ23が伸張作動することにより、図5の(c)に示すように、吸収体10を圧縮面35に押し当てる。これにより、吸収体10が押圧板22と圧縮面35の間で所定量だけ圧縮され、吸収体10に吸収された余分なフラックス2を押し出す。
押圧板22と圧縮面35の間でフラックス2を吸収した吸収体10が圧縮されるとき、圧縮面35を傾斜させているため、吸収体10から押し出されたフラックス2が圧縮面35上を速やかに流下してフラックス槽5に戻される。
図示しないコントローラは、シリンダ23の伸縮作動を図6に示すタイミングチャートにしたがって、押圧板22が吸収体10を圧縮面35に押し付けて圧縮する回数と、吸収体10の圧縮量(シリンダ23が伸張ストローク差)S1、S2と、圧縮時間A1、A2と、待機時間Bをそれぞれ制御する。
吸収体10の圧縮量S1、S2と、圧縮時間A1、A2と、待機時間Bとを適宜設定することにより、吸収体10に残るフラックス2の量を調整することができる。
これについて詳述すると、最初に吸収体10がS1だけ圧縮されることにより、一旦吸収体10から押し出されたフラックス2が圧縮面35上に押し出されて圧縮面35上を流下する。この吸収体10の圧縮状態が圧縮時間A1だけ維持される間に、フラックス2が圧縮面35上を流下してフラックス槽5に戻される。これにより、圧縮時間A1が経過した後に吸収体10が圧縮面35から離れる際、膨張する吸収体10に圧縮面35上のフラックス2が再び吸収されることを抑えられる。そして、待機時間Bが経過する間に渡って吸収体10が圧縮面35から離れていることにより、圧縮面35上に残ったフラックス2が流下してフラックス槽5に戻され、2回目の圧縮動作時に圧縮面35に残ったフラックス2が再び吸収体10に吸収されることを抑えられる。こうして吸収体10の圧縮を複数回行うことにより、吸収体10に一定量のフラックス2を残すことができる。
・続いてロータリシリンダ19が回転板18を所定角度だけ回動させることにより、図4の(d)に示すように、押圧板22をコア41の鍔部端面45に対峙させ、シリンダ23を伸張作動することにより吸収体10を鍔部端面45に押し当てて圧縮し、吸収体10から押し出されるフラックス2を鍔部端面45に塗布する。
このとき、鍔部端面45が下方に向き、水平面に対して傾斜するように保持されているため、鍔部端面45に塗布されたフラックス2が鍔部端面45に沿って流下してフラックス槽5に戻される。これにより、鍔部端面45に塗布されたフラックス2がチップコイル40のコイル部に回り込むことが回避され、余分なフラックス2がチップコイル40に付着することを抑えられる。
コントローラは、シリンダ23の伸縮作動を図7に示すタイミングチャートにしたがって、押圧板22が吸収体10を鍔部端面45に押し付けて圧縮する回数と、吸収体10の圧縮量(シリンダ23が伸張ストローク差)C1、C2と、圧縮時間D1、D2と、待機時間Eとをそれぞれ制御する。
吸収体10の圧縮量C1、C2と、圧縮時間D1、D2と、待機時間Eとを適宜設定することにより、コアへのフラックス2の塗布量を調整することができる。
これについて詳述すると、最初に吸収体10がC1だけ圧縮されることにより、一旦吸収体10から押し出されたフラックス2がコア41の鍔部端面45に塗布され、余剰のフラックス2が押圧板22上を流下する。この吸収体10の圧縮状態が圧縮時間D1だけ維持される間に、吸収体10から押し出されるフラックス2がコア41の鍔部端面45及び溝46、47に収まった線材42に回り込む。そして、圧縮時間D1が経過した後に吸収体10がコア41の鍔部端面45から離れる際、膨張する吸収体10に余剰のフラックス2が再び吸収される。そして、待機時間Eが経過する間に渡って吸収体10が圧縮面35から離れていることにより、コア41の鍔部端面45と押圧板22上に残ったフラックス2が流下してフラックス槽5に戻され、余剰のフラックス2が鍔部端面45を超えてチップコイル40のコイル部に回り込むことが回避され、余分なフラックス2がチップコイル40に付着することを抑えられる。こうして吸収体10の圧縮を複数回行うことにより、一定量のフラックス2をコア41の鍔部端面45及び溝46、47に収まった線材42にくまなく塗布することができる。
以上のように本実施の形態は、フラックス2に浸されてフラックス2を吸収する吸収体10を用いてワークにフラックス2を塗布するフラックス塗布方法であって、フラックス2に吸収体10を浸してフラックス2を吸収体10に吸収するフラックス吸収工程と、吸収体10が押し付けられる圧縮面35を用いて吸収体10に吸収された余分なフラックス2を吸収体10から押し出す圧縮工程と、吸収体10をワークに押し付けてフラックス2をワークに塗布する塗布工程とを行うことを特徴とする。
また、本実施の形態は、フラックス2に浸されてフラックス2を吸収する吸収体10を用いてワークにフラックス2を塗布するフラックス塗布装置であって、フラックス2を溜めるフラックス槽5と、吸収体10が押し付けられる圧縮面35と、吸収体10をワークに押し付ける押し付け機15とを備え、フラックス2に吸収体10を浸してフラックス2を吸収体10に吸収するフラックス吸収工程と、吸収体10を圧縮面35に押し付けて吸収体10に吸収された余分なフラックス2を吸収体10から押し出す圧縮工程と、吸収体10をワークに押し付けてフラックス2をワークに塗布する塗布工程とを行うことを特徴とする。
上記構成に基づき、圧縮面35を吸収体10に押し付けて吸収体10に吸収された余分なフラックス2を吸収体10から押し出すことにより、吸収体10をワークに押し付けてフラックス2をワークに塗布する際に、適正量のフラックス2をワークに塗布することが可能となり、余分なフラックス2がワークに付着することを抑えられるとともに、各ワーク毎にフラックス2の塗布状態にバラツキが生じることを抑えられる。
また、本実施の形態は、圧縮工程にて圧縮面35を吸収体10に複数回押し付けて吸収体10に吸収された余分なフラックス2を吸収体10から押し出すことを特徴とする。
上記構成に基づき、吸収体10の圧縮を複数回行うことにより、吸収体10に一定量のフラックス2を残すことができる。
また、本実施の形態は、塗布工程にて吸収体10をワークに複数回押し付けてフラックス2をワークに塗布することを特徴とする。
上記構成に基づき、塗布工程にて吸収体10の圧縮を複数回行うことにより、フラックス2をワークの半田付けが行われる箇所(溝46、47に収まった線材42)にくまなく塗布することができる。
また、本実施の形態は、押し付け機15は、圧縮面35を水平面に対して傾斜させ、圧縮工程にて圧縮面35上を流下するフラックス2がフラックス槽5に戻ることを特徴とする。
上記構成に基づき、押圧板22と圧縮面35の間でフラックス2を吸収した吸収体10が圧縮されるとき、吸収体10から押し出されたフラックス2が圧縮面35上を速やかに流下してフラックス槽5に戻され、一旦吸収体10から押し出されたフラックス2が圧縮面35上から再び吸収体10に吸収されることを抑えられ、吸収体10に一定量のフラックス2を残すことができる。
また、本実施の形態のコイル製造装置50は、軸まわりに回動するインデックス機51と、インデックス機51の外周に設けられコア41を着脱可能に把持する複数のチャック52と、チャック52にコア41を把持させる搬入機55と、コア41に線材42を巻回する巻線機60と、線材42を切断する線材切断機65と、線材42をコア41に沿って曲げる線材端末処理機70と、線材42に半田付けを行う半田付け機75と、チャック52からコア41を搬出する搬出機80とを備え、半田付け機75の手前に本願発明のフラックス塗布装置1を設けることを特徴とする。
これにより、適正量のフラックス2をチップコイル40の線材42に塗布することが可能となり、余分なフラックス2がコア41や線材42のコイル部に付着することを抑えられ、チップコイル40の線材42に対する半田付け状態にバラツキが生じることを抑えられる。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
本発明のフラックス塗布方法とフラックス塗布装置は、チップコイルを製造する装置に限らず、他の電気部品等を製造する装置に利用できる。
本発明の実施の形態を示すチップコイルの斜視図。 同じくコイル製造装置の正面図。 同じくフラックス塗布装置の斜視図。 同じく(a)、(b)はフラックス塗布装置の動作を示す正面図。 同じく(c)、(d)はフラックス塗布装置の動作を示す正面図。 同じく圧縮工程におけるフラックス塗布装置の動作を示すタイミングチャート。 同じく塗布工程におけるフラックス塗布装置の動作を示すタイミングチャート。
符号の説明
1 フラックス塗布装置
2 フラックス
5 フラックス槽
10 吸収体
15 押し付け機
35 圧縮面
40 チップコイル
41 コア
42 線材
51 インデックス機
52 チャック
55 搬入機
60 巻線機
65 線材切断機
70 線材端末処理機
75 半田付け機
80 搬出機

Claims (6)

  1. フラックスに浸されてフラックスを吸収する吸収体を用いてワークにフラックスを塗布するフラックス塗布方法であって、
    フラックスに前記吸収体を浸してフラックスを前記吸収体に吸収するフラックス吸収工程と、
    前記吸収体が押し付けられる圧縮面を用いて前記吸収体に吸収された余分なフラックスを前記吸収体から押し出す圧縮工程と、
    水平面に対して傾斜し、かつ下方に向くように保持されているワークの端面に、前記吸収体を垂直線に対して傾斜した傾斜線に沿って移動することにより押し付けてフラックスをワークに塗布する塗布工程とを行うことを特徴とするフラックス塗布方法。
  2. フラックスに浸されてフラックスを吸収する吸収体を用いてワークにフラックスを塗布するフラックス塗布装置であって、
    フラックスを溜めるフラックス槽と、
    前記吸収体が押し付けられる圧縮面と、
    前記吸収体をワークに押し付ける押し付け機とを備え、
    フラックスに前記吸収体を浸してフラックスを前記吸収体に吸収するフラックス吸収工程と、
    前記吸収体を前記圧縮面に押し付けて前記吸収体に吸収された余分なフラックスを前記吸収体から押し出す圧縮工程と、
    水平面に対して傾斜し、かつ下方に向くように保持されているワークの端面に、前記吸収体を垂直線に対して傾斜した傾斜線に沿って移動することにより押し付けてフラックスをワークに塗布する塗布工程とを行うことを特徴とするフラックス塗布装置。
  3. 前記圧縮工程にて前記圧縮面を前記吸収体に複数回押し付けて前記吸収体に吸収された余分なフラックスを前記吸収体から押し出すことを特徴とする請求項1に記載のフラックス塗布方法
  4. 前記塗布工程にて前記吸収体をワークに複数回押し付けてフラックスをワークに塗布することを特徴とする請求項1または3に記載のフラックス塗布方法
  5. 前記押し付け機は、
    前記圧縮面を水平面に対して傾斜させ、
    前記圧縮工程にて前記圧縮面上を流下するフラックスが前記フラックス槽に戻ることを特徴とする請求項2に記載のフラックス塗布装置。
  6. アに線材を巻回した後に線材に半田付けを行うコイル製造装置あって、
    軸まわりに回動するインデックス機と、
    このインデックス機の外周に設けられコアを着脱可能に把持する複数のチャックと、
    このチャックにコアを把持させる搬入機と、
    コアに線材を巻回する巻線機と、
    線材を切断する線材切断機と、
    線材をコアに沿って曲げる線材端末処理機と、
    線材に半田付けを行う半田付け機と、
    前記チャックからコアを搬出する搬出機とを備え、
    前記半田付け機の手前に請求項2または5に記載のフラックス塗布装置を設けることを特徴とするコイル製造装置。
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