添付の図面を参照し、本発明に係るゲーム機レイアウト作成システムの詳細を説明すると、以下のとおりである。図1は、一例として示すゲーム機レイアウト作成システム10の構成図である。このゲーム機レイアウト作成システム10は、アミューズメント施設11,12に設置されたクライアント端末13,14と、それらアミューズメント施設11,12に設置された各ゲーム機のレイアウト情報をクライアント端末13,14に提供するレイアウト作成支援サーバ15(サーバ装置)とから形成されている。ゲーム機は、ビデオゲーム、カードゲーム、メダルゲーム、プライズゲーム、パチンコゲーム、パチスロゲーム、メダル貸出等のゲーム内容によって区別される。また、ロールプレイングゲーム、シューティングゲーム、レーシングゲーム、アドベンチャーゲーム、シミュレーションゲーム、格闘技ゲーム等のゲーム内容によって区別される。
アミューズメント施設11,12には、各種複数のゲーム機が設置された店舗のみならず、それら店舗を地域ごとに管理する支店、各支店を管理する本店等が含まれる。アミューズメント施設11,12には、ゲーム機を設置するフロアが作られている。フロアは、同一の階に複数作られる場合や異なる階に作られる場合がある。なお、図1では、アミューズメント施設11,12を2つ図示しているが、実際には3つ以上のアミューズメント施設が存在する。また、アミューズメント施設11,12において1つのクライアント端末13,14を図示しているが、実際には2つ以上のクライアント端末がアミューズメント施設に設置されている。このシステム10では、クライアント端末13,14やレイアウト作成支援サーバ15がインターネット16を介してネットワークを形成している。
クライアント端末13,14は、アミューズメント施設11,12の店舗、支店、本店が保有管理している。クライアント端末13,14は、中央処理部(CPUまたはMPU)とメモリとを備えたコンピュータであり、DNSサーバ機能、データベースサーバ機能、Webサーバ機能を有する。それら端末には、大容量ハードディスクが内蔵され、キーボードやマウス等の入力装置、ディスプレイ17,18やプリンタ(図示せず)等の出力装置がインターフェイスを介して接続されている。それら端末13,14は、インターネット16に接続可能であり、インターネット16を利用することで、サーバ15にアクセスかつログインすることができる。クライアント端末13,14のメモリには、各種のアプリケーションが格納されている。クライアント端末13,14のハードディスクには、店舗データファイルが作られている。
店舗データファイルには、各店舗や支店、本店を特定する店舗特定情報(たとえば、店舗識別番号)、各店舗に設置されたゲーム機を特定するゲーム機特定情報(たとえば、ゲーム機識別番号)が格納されている。アミューズメント施設11,12の各店舗では、営業時間が終了した後、その店舗における各ゲーム毎の売上金額を集計し、クライアント端末13,14に各ゲーム機の1日の売上金額を入力する。クライアント端末13,14には、売上金額の他に、所定期間(日、日〜日、月、月〜月)および所定期間における売上設定金額が入力される。クライアント端末13,14では、所定期間を日、日〜日、月、月〜月等自由に設定することができ、その期間に合わせて売上設定金額を自由に設定することができる。クライアント端末13,14は、ゲーム機の売上金額を日単位や週単位、月単位に集計する。
クライアント端末13,14の中央処理部は、オペレーティングシステムによる制御に基づいて、メモリに格納されたアプリケーションを起動し、起動したアプリケーションに従って、以下の各手段を実行する。クライアント端末13,14の中央処理部は、各店舗に設置されたゲーム機の過去から現在までの売上金額を売上金額データとして店舗データファイルに記憶する売上金額記憶手段を実行する。売上金額データには、日付情報(たとえば、年月日識別フラグ)と店舗特定情報とゲーム機特定情報とが設定される。売上金額データは、日付情報によって日付別に区分され、店舗特定情報によって店舗毎に区分されるとともに、ゲーム機特定情報によって各ゲーム機毎に区分される。中央処理部は、店舗データファイルに格納された売上金額データをサーバに送信する売上金額データ送信手段を実行する。
クライアント端末13,14の中央処理部は、各店舗におけるゲーム機の所定期間内(指定期間)の売上設定金額を売上設定金額データとして店舗データファイルに記憶する売上設定金額記憶手段を実行する。売上設定金額データには、日付特定情報と店舗特定情報とが設定される。売上設定金額データは、日付情報によって所定期間に区分されるとともに、店舗特定情報によって各店舗毎に区分される。中央処理部は、店舗データファイルに格納された売上設定金額データをサーバに送信する売上設定金額データ送信手段を実行し、あらかじめ設定されたゲーム機の売上設定金額をあらたなそれに変更する売上設定金額変更手段を実行する。
クライアント端末13,14の中央処理部は、サーバから送信されたレイアウト作成画面データを受信するレイアウト作成画面受信手段を実行する。レイアウト作成画面には、フロアの間取りを平面的に表示するフロア間取図表示エリア、各種複数のゲーム機図形(ゲーム機の外形を平面的に表示した図形)と各種複数のインテリア図形(インテリアの外形を平面的に表示した図形)とを表示する図形表示エリア、ゲーム機のゲーム内容を示す各種複数のゲーム内容識別情報を表示するゲーム内容識別情報表示エリア、各ゲーム機の個別情報を表示する個別情報表示エリアが表示される。中央処理部は、サーバから送信されたレイアウト作成画面データのうちの少なくともフロア間取図データを店舗データファイルに格納する第1記憶手段を実行し、レイアウト作成画面をディスプレイ17,18に表示し、そのレイアウト作成画面をプリンタを介して出力する第1出力手段を実行する。店舗データファイルに格納されるフロア間取図データは、日付情報によって日付別に区分される。
クライアント端末13,14の中央処理部は、サーバ15から送信されたレイアウト作成画面のうちの図形表示エリアに表示されたゲーム機図形表示エリアをフロア間取図の中に描画することでそのフロア間取図データを更新する間取図更新手段を実行し、更新したフロア間取図を含むレイアウト作成画面をディスプレイ17,18に表示し、そのレイアウト作成画面を、プリンタを介して出力する第1出力手段を実行する。中央処理部は、間取図更新手段によって更新したフロア間取図を含むレイアウト作成画面をデータとしてサーバ15に返信する間取図返信手段を実行する。中央処理部は、サーバから送信された過去の任意の時点におけるレイアウト作成画面をディスプレイ17,18に表示し、そのレイアウト作成画面を、プリンタを介して出力する第2出力手段を実行する。
フロア間取図は、フロアのみを表示した第1フロア間取図、フロアとそのフロアにゲーム機を設置するための領域とを表示した第2フロア間取図、フロアに各ゲーム機図形を表示した第3フロア間取図、フロアに各ゲーム機図形とインテリア図形とを表示した第4フロア間取図に区分されている。第1出力手段と第2出力手段とでは、第1〜第4フロア間取図のうちの少なくとも1つを出力する。フロア間取図表示エリアへのゲーム機図形の描画には、ゲーム機図形のフロア間取図への書き込み、ゲーム機図形のフロア間取図への追加、ゲーム機図形のフロア間取図からの削除、ゲーム機図形のフロア間取図における変更が含まれる。ゲーム機図形は、ゲーム機の製造メーカー毎に区分され、ゲーム機のジャンル毎に区分されているとともに、ゲーム機の機器名毎に区分されている。
間取図更新手段では、ゲーム機図形を同一にしつつそのゲーム機図形のゲーム内容(たとえば、ビデオゲーム、カードゲーム、メダルゲーム、プライズゲーム、パチンコゲーム、パチスロゲーム、メダル貸出、ロールプレイングゲーム、シューティングゲーム、レーシングゲーム、アドベンチャーゲーム、シミュレーションゲーム、格闘技ゲーム)を示すゲーム内容識別情報を変更可能、かつ、ゲーム機図形を変更しつつそのゲーム機図形のゲーム内容を示すゲーム内容識別情報を変更可能である。また、ゲーム機の製造メーカーを指定することでそのメーカーのゲーム機図形をフロア間取図表示エリアに描画可能であり、ゲーム機のジャンルを指定することでそのジャンルのゲーム機図形をフロア間取図表示エリアに描画可能である。さらに、ゲーム機の機器名を指定することでその機器名のゲーム機図形をフロア間取図表示エリアに描画可能である。
間取図更新手段では、図形表示エリアに表示されたインテリア図形をフロア間取図表示エリアの中に描画可能である。フロア間取図表示エリアへのインテリア図形の描画には、インテリア図形のフロア間取図への書き込み、インテリア図形のフロア間取図への追加、インテリア図形のフロア間取図からの削除、インテリア図形のフロア間取図における変更が含まれる。インテリアには、椅子やテーブル、自動販売機、ゴミ箱、カーテン、壁飾り、床マット等のアミューズメント施設のフロアに設置されるすべての付属物が含まれる。
レイアウト作成支援サーバ15は、このシステム10を提供する事業者が保有管理している。サーバ15は、中央処理部(CPUまたはMPU)とメモリとを備えたコンピュータであり、DNS機能、データベース機能、Web機能を有する。サーバ15は、インターネット16に接続可能であり、インターネット16を利用することで、クライアント端末13,14のみならず、不特定多数のサーバにアクセスかつログインすることができる。サーバ15には、図示はしていないが、大容量ハードディスクが内蔵され、キーボードやマウス等の入力装置、ディスプレイやプリンタ等の出力装置がインターフェイスを介して接続されている。
サーバ15のメモリには、各種のアプリケーションが格納されている。サーバ15のハードディスクには、各アミューズメント施設11,12の店舗毎に区分された実績データファイルが作られている。実績データファイルには、店舗特定情報、ゲーム機特定情報、図形表示エリアに表示される各種複数のゲーム機図形や各種複数のインテリア図形、ゲーム機の製造メーカー情報(たとえば、メーカー識別番号)、ゲーム機のジャンル情報(たとえば、ジャンル識別番号)、ゲーム機の機器名情報(たとえば、機器識別番号)、ゲーム機の機器寸法(幅、奥行き、高さ)、ゲーム機の機器重量、ゲーム機の消費電力、ゲーム機の利用回数および利用回数に対する利用料金が格納されている。ゲーム機図形には、製造メーカー情報、ジャンル情報、機器名情報が設定されている。実績データファイルには、各店舗におけるゲーム機毎の売上金額、各店舗における売上設定金額、クライアント端末13,14から送信されたフロア間取図等が格納される。
サーバ15では、既存のゲーム機図形やインテリア図形を実績データファイルから削除することができ、また、あらたなゲーム機図形やインテリア図形を作成し、そのゲーム機図形やインテリア図形を実績データファイルに格納することもできる。サーバ15では、既存の製造メーカー情報やジャンル情報、機器名情報を実績データファイルから削除することができ、また、あらたなメーカー情報やジャンル情報、機器名情報を作成し、それらを実績データファイルに格納することもできる。サーバ15は、IPアドレスとドメイン名との対応づけを行うとともに、記憶した各種情報をHTMLに変換した後、それら情報をクライアント端末13,14に送信し、それら情報をクライアント端末13,14において閲覧可能とする。
サーバ15の中央処理部は、オペレーティングシステムによる制御に基づいて、メモリに格納されたアプリケーションを起動し、起動したアプリケーションに従って、以下の各手段を実行する。サーバ15の中央処理部は、各アミューズメント施設11,12に設置されたゲーム機の売上金額データをクライアント端末13,14から受信し、受信したゲーム機の過去から現在までの売上金額データを日付別(年月日)に区分するとともにアミューズメント施設11,12の各店舗別に区分し、さらに各ゲーム機別に区分して記憶する売上金額記憶手段を実行する。中央処理部は、ゲーム機の所定期間内の売上設定金額データをクライアント端末13,14から受信し、受信した売上設定金額データを日付別(年月日)に区分するとともにアミューズメント施設11,12の各店舗別に区分して記憶する売上設定金額記憶手段を実行する。
サーバ15の中央処理部は、各店舗のフロア間取図(第1〜第4フロア間取図)を作成する間取図作成手段を実行する。中央処理部は、クライアント端末13,14がレイアウト作成画面の送信を要求したときに、レイアウト作成画面をレイアウト作成画面データとしてクライアント端末13,14に送信する作成画面送信手段を実行し、クライアント端末13,14から返信されたレイアウト作成画面データのうちの少なくともフロア間取図データを時系列に記憶する間取図記憶手段を実行する。中央処理部は、クライアント端末13,14が過去から現在までの所定の日付を指定してフロア間取図の送信を要求したときに、指定された日付におけるフロア間取図をフロア間取図データとしてクライアント端末13,14に送信する間取図送信手段を実行する。作成画面送信手段と間取図送信手段とでは、クライアント端末13,14の要求に応じて第1〜第4フロア間取図のうちの少なくとも1つを送信する。
サーバ15の中央処理部は、ゲーム機の所定期間内の売上設定金額と所定期間内の実際の売上金額とを比較し、設定金額に対する売上金額の高低を視覚によって判別し得るようにフロア間取図表示エリアに表示されるそれらゲーム機図形を色分けする色分け表示手段を実行する。色分け表示手段では、クライアント端末13,14がレイアウト作成画面において売上設定金額を変更したときに、変更された設定金額に対する売上金額の高低を視覚によって判別し得るようにゲーム機図形の色分けを随時変更する。中央処理部は、クライアント端末13,14がフロア間取図表示エリアにおいて各ゲーム機図形を個別に選択したときに、選択されたゲーム機の指定期間(所定期間)、ゲーム機の指定期間内の稼動日数、ゲーム機の指定期間内における設定金額、ゲーム機の指定期間内における売上金額、ゲーム機の平均売上を図表としてフロア間取図表示エリアに表示する。
図2は、クライアント端末13,14のディスプレイ17,18に表示されたレイアウト作成画面30の一例を示す図であり、図3〜図5は、ディスプレイ17,18に表示されたレイアウト作成画面30の他の一例を示す図である。図2は、フロアのみを表示した第1フロア間取図31Aを示し、図3は、フロアとそのフロアにゲーム機を設置するための領域32とを表示した第2フロア間取図31Bを示す。図4は、フロアに各ゲーム機図形M1〜M7を表示した第3フロア間取図31Cを示し、図5は、フロアに各ゲーム機図形M1〜M7とインテリア図形N1〜N4とを表示した第4フロア間取図31Dを示す。図4,5のフロア間取図表示エリア33には、色分け表示手段によって色分けされたゲーム機図形M1〜M7が表示されている。サーバ15の実績データファイルには、過去から現在までに作成した各店舗のフロア間取図データ、過去から現在までの各店舗におけるゲーム機M1〜M7の売上金額データ、ゲーム機M1〜M7の所定期間内の売上設定金額データが格納されている。
クライアント端末13,14を起動させた後、それら端末13,14をインターネット16に接続し、インターネット16を介してそれら端末13,14をレイアウト作成支援サーバ15にログインさせる。サーバ15は、クライアント端末13,14のログイン時に所定の認証手続を要求する。認証では、それら端末13,14にレイアウト作成のアプリケーションを利用させる正当性があるかを判断する。認証方式は、パスワード認証であるが、パスワード認証の他に、指紋認証や声紋認証、網膜認証、ICカード認証を行うこともできる。なお、パスワード認証としては、ワンタイムパスワードを採用することもできる。
クライアント端末13,14をインターネット16に接続した後、サーバ15のURLを利用してサーバ15にアクセスする。サーバ15は、それら端末13,14のディスプレイ17,18に認証画面(図示せず)を表示させる。認証画面には、ユーザ名の入力エリアとパスワードの入力エリアとが表示される。クライアント端末13,14では、それら入力エリアにユーザ名とパスワードとを入力した後、ログインボタンを押す。サーバ15は、入力されたユーザ名およびパスワードをメモリに格納されたそれらと比較し、ユーザ名およびパスワードの正誤を判断する。ユーザ名およびパスワードが正しく認証結果が可である場合、サーバ15は、クライアント端末13,14のサーバ15へのログインを許可する。ユーザ名やパスワードが誤っていて認証結果が不可である場合、サーバ15は、それら端末13,14のディスプレイ17,18にユーザ名やパスワードの誤りメッセージを表示するとともに、サーバ15へのログイン不可メッセージを表示する。
クライアント端末13,14がサーバ15にログインすると、サーバ15は、それら端末13,14のディスプレイ17,18に初期画面(図示せず)を表示させる。初期画面には、レイアウト画面表示ボタン、ログアウトボタンが表示される。初期画面からレイアウト画面表示ボタンを押すと、ディスプレイ17,18には、対象店舗入力エリアおよび対象店舗のプルダウンリスト、フロア階層入力エリア、日付入力エリア、第1〜第4フロア間取図入力エリアおよび第1〜第4フロア間取図プルダウンリスト、実行ボタン、クリアボタン、キャンセルボタンが表示される。対象店舗入力エリアに対象店舗名を入力または対象店舗のプルダウンリストから対象店舗を選択し、フロア階層入力エリアにフロア階層を入力および日付入力エリアに日付を入力するとともに、第1〜第4フロア間取図入力エリアに第1〜第4フロア間取図のうちの少なくとも1つを入力または第1〜第4フロア間取図プルダウンリストから第1〜第4フロア間取図を選択した後、実行ボタンを押す。なお、第1〜第4フロア間取図を指定しない場合(ブランク)は、フロアに各ゲーム機図形M1〜M7を表示した第3フロア間取図31Dが指定されたものとなる。
実行ボタンを押すと、サーバ15は、選択された店舗およびフロアのゲーム機の所定期間内の売上設定金額データとそれらゲーム機の実際の売上金額データとを実績データファイルから抽出し、売上設定金額と売上金額とを比較した後、設定金額に対する売上金額の高低を視覚によって判別し得るようにフロア間取図表示エリア33に表示されるそれらゲーム機図形M1〜M7を色分けする(色分け表示手段)。さらに、選択された店舗および指定された日付のレイアウト作成画面データ(選択された第1フロア間取図〜第4フロア間取図データを含む)を実績データファイルから抽出し、そのレイアウト作成画面データをクライアント端末13,14に送信する(作成画面送信手段)。
クライアント端末13,14は、サーバ15から送信されたレイアウト作成画面データを受信し(レイアウト作成画面受信手段)、受信したレイアウト作成画面データを店舗データファイルに格納するとともに(第1記憶手段)、そのレイアウト作成画面30をディスプレイ17,18に表示する(第1出力手段)。レイアウト作成画面30は、プリンタから出力される(第1出力手段)。フロア間取図表示エリア33には、フロアのみを表示した第1フロア間取図31A(図2参照)、フロアとそのフロアにゲーム機を設置するための領域32とを表示した第2フロア間取図31B(図3参照)、フロアに各ゲーム機図形M1〜M7を表示した第3フロア間取図31C(図4参照)、フロアに各ゲーム機図形M1〜M7とインテリア図形N1〜N4とを表示した第4フロア間取図31D(図2参照)のうちの指定した間取図が表示される。
レイアウト作成画面30には、図2〜図5に示すように、フロア間取図表示エリア33の他に、店舗,日付表示エリア34、フロア階表示エリア35、売上表示エリア36、図形表示エリア37、保存ボタン38、開くボタン39、メーカープルダウンリスト40、ジャンルプルダウンリスト41、機器名プルダウンリスト42、検索ボタン43が表示されている。店舗,日付表示エリア34には、選択した店舗名と日付とが表示される。フロア階表示エリア35には、フロア階層が表示される。なお、フロア階表示エリア35のプルダウンリストから希望の階層を選択することができる。売上表示エリア36には、売上実績グラフ44、色選択ボタン45、期間設定ボタン46(第3および第4フロア間取図31C,31Dのみ)が表示される。図形表示エリア37には、各種複数のゲーム機図形や各種複数のインテリア図形が表示される。
売上表示エリア36の売上実績グラフ44には、4つのバー47〜50によって3段階に区分された売上設定金額(千円)が表示されている。最上に位置する第1バー47は設定金額の最高額である第1設定金額を示す。第1バー47の上には、そのバー47が示す設定金額(千円)が表示されている。第1バー47の直下に延びる第2バー48は、最高額の次点の第2設定金額を示す。第2バー48の上には、そのバー48が示す設定金額(千円)が表示されている。第2バー48の直下に延びる第3バー49は、第2金額の次点の第3設定金額を示す。第3バー49の上には、そのバー49が示す設定金額(千円)が表示されている。最下に位置する第4バー50は、設定金額の最低額である第4設定金額(0千円)を示す。第4バー50の上には、そのバー50が示す設定金額(千円)が表示されている。
第1バー47と第2バー48との間には第1スペース51が画成され、第2バー48と第3バー49との間には第2スペース52が画成されている。第3バー49と第4バー50との間には第3スペース53が画成されている。第1スペース51は、無彩色のうちの薄い灰色に着色されている。第1スペース51の中には、店舗に設置されたゲーム機のうち、第2バー48が示す設定金額よりも多く、第1バー47が示す設定金額よりも少ない売上金額を計上したゲーム機の台数が表示されている。第2スペース52は、無彩色のうちの第1スペース51よりもわずかに濃い灰色に着色されている。第2スペース52の中には、店舗に設置されたゲーム機のうち、第3バー49が示す設定金額よりも多く、第2バー48が示す設定金額よりも少ない売上金額を計上したゲーム機の台数が表示されている。第3スペース53は、無彩色のうちの第2スペース52よりもわずかに濃い灰色に着色されている。第3スペース53の中には、店舗に設置されたゲーム機のうち、第4バー50が示す設定金額よりも多く、第3バー49が示す設定金額よりも少ない売上金額を計上したゲーム機の台数が表示されている。
それらスペース51〜53では、第1スペース51の着色が1番薄く、第3スペース53に向かって着色が次第に濃くなっている。なお、売上表示エリア36に表示されるバーを第1〜第4バー47〜50に限定するものではなく、バーの本数を自由に設定することができる。たとえば、バーの本数を3本にすると、第1バーと第2バーとの間に第1スペースが画成され、第2バーと第3バーとの間に第2スペースが画成される。第1スペースの中には、第2バーが示す設定金額よりも多く、第1バーが示す設定金額よりも少ない売上金額を計上したゲーム機の台数が表示され、第2スペースの中には、第3バーが示す設定金額よりも多く、第2バーが示す設定金額よりも少ない売上金額を計上したゲーム機の台数が表示される。
また、バーの本数を5本にすると、第1バーと第2バーとの間に第1スペースが画成され、第2バーと第3バーとの間に第2スペースが画成される。第3バーと第4バーとの間に第3スペースが画成され、第4バーと第5バーとの間に第4スペースが画成される。第1スペースの中には、第2バーが示す設定金額よりも多く、第1バーが示す設定金額よりも少ない売上金額を計上したゲーム機の台数が表示され、第2スペースの中には、第3バーが示す設定金額よりも多く、第2バーが示す設定金額よりも少ない売上金額を計上したゲーム機の台数が表示される。第3スペースの中には、第4バーが示す設定金額よりも多く、第3バーが示す設定金額よりも少ない売上金額を計上したゲーム機の台数が表示され、第4スペースの中には、第5バーが示す設定金額よりも多く、第4バーが示す設定金額よりも少ない売上金額を計上したゲーム機の台数が表示される。バーの本数を増加させることで、設定金額を細分化することができ、ゲーム機の売上実績を細かく管理することができる。
図4に示すフロア間取図表示エリア33には、店舗の所定フロアに設置された各ゲーム機図形M1〜M7が表示されている。図5に示すフロア間取図表示エリア33には、店舗の所定フロアに設置された各ゲーム機図形M1〜M7とインテリア図形N1〜N4とが表示されている。それらゲーム機図形M1〜M7は、売上表示エリア36の売上実績グラフ44に表示された売上設定金額に対する実際の売上金額によって異なる色に着色されている。具体的には、第1スペース51に入るゲーム機(第2バー48が示す設定金額よりも多く、第1バー47が示す設定金額よりも少ない売上金額のゲーム機)が第1スペース51の色と同一の色に着色され、第2スペース52に入るゲーム機(第3バー49が示す設定金額よりも多く、第2バー48が示す設定金額よりも少ない売上金額のゲーム機)が第2スペース52の色と同一の色に着色され、第3スペース53に入るゲーム機(第4バー50が示す設定金額よりも多く、第3バー49が示す設定金額よりも少ない売上金額のゲーム機)が第3スペース53の色と同一の色に着色されている。
色選択ボタン45を押すと、図示はしていないが、ディスプレイ17,18には、第1〜第3スペース51〜53の色設定画面が表示される。色設定画面には、スペース選択エリア、色プルダウンリスト、実行ボタン、キャンセルボタンが表示される。スペース選択エリアにおいて第1〜第3スペース51〜53のいずれかを選択しつつ、プルダウンリストから希望の色を選択し、実行ボタンを押すと、色変更要求がクライアント端末13,14からサーバ15に送信される。サーバ15は、選択されたスペースを選択された色に変えるとともに、それに合わせてゲーム機図形M1〜M7の色を変える。クライアント端末13,14のディスプレイ17,18では、選択したスペースが選択した色に変わるとともに、それに合わせてゲーム機図形ゲーム機図形M1〜M7の色が選択した色に変わる。ゲーム機図形M1〜M7の色に特に限定はなく、無彩色のみならず、あらゆる色を選択することができる。
図2〜図5のレイアウト作成画面30の売上表示エリア36において、第1〜第4バー47〜50に接続された第1〜第4移動ボタン54〜57を上下に移動させることで、第1〜第4バー47〜50のいずれかを上下に移動させることができる。第1〜第4バー47〜50を上下に移動させることで、それらバー47〜50によって示された各売上設定金額を変更することができる(売上設定金額変更手段)。それらバー47〜50の位置が変わると、サーバ15は、それらバー47〜50が示す第1〜第4設定金額とゲーム機の売上金額とを比較し、変更された設定金額を基準としてそれらゲーム機図形M1〜M7の色分けを随時変更する(色分け表示手段)。
具体的には、それらバー47〜50が示す設定金額とゲーム機の売上金額とを比較し、店舗に設置されたゲーム機のうち、第1スペース51に入るゲーム機(第2バー48が示す設定金額よりも多く、第1バー47が示す設定金額よりも少ない売上金額を上げたゲーム機)を選択した後、そのゲーム機のゲーム機図形M1〜M7を第1スペース51の色と同一の色に着色し、第2スペース52に入るゲーム機(第3バー49が示す設定金額よりも多く、第2バー48が示す設定金額よりも少ない売上金額を上げたゲーム機)を選択した後、そのゲーム機のゲーム機図形M1〜M7を第2スペース52の色と同一の色に着色する。さらに、第3スペース53に入るゲーム機(第4バー50が示す設定金額よりも多く、第3バー49が示す設定金額よりも少ない売上金額を上げたゲーム機)を選択した後、そのゲーム機のゲーム機図形M1〜M7を第3スペース53の色と同一の色に着色する。
サーバ15は、バー47〜50の位置の変更(売上設定金額の変更)にともなって、ゲーム機図形M1〜M7の色を変更した後、それらゲーム機図形M1〜M7を表示したフロア間取図表示エリア33を含むレイアウト作成画面データをクライアント端末13,14に送信する(作成画面送信手段)。クライアント端末13,14は、サーバ15から送信されたレイアウト作成画面データを受信し(レイアウト作成画面受信手段)、受信したレイアウト作成画面データを店舗データファイルに格納するとともに(第1記憶手段)、そのレイアウト作成画面30をディスプレイ17,18に表示する(第1出力手段)。レイアウト作成画面30は、プリンタから出力される(第1出力手段)。
図4,5に示す売上表示エリア36の期間設定ボタン46を押すと、図示はしていないが、ディスプレイ17,18には、期間入力エリア、実行ボタン、キャンセルボタンが表示される。期間入力エリアに所定の期間(日、日〜日、月日〜月日)を入力し、実行ボタンを押すと、指定された期間がクライアント端末13,14からサーバ15に送信される。サーバ15は、指定された期間におけるゲーム機の売上金額を集計し、集計した売上金額と売上設定金額とを比較し、設定金額に対する売上金額の高低を視覚によって判別し得るようにフロア間取図表示エリア33に表示されたそれらゲーム機図形M1〜M7を色分けする(色分け表示手段)。
図4または図5のレイアウト作成画面30のフロア間取図表示エリア33から、所定のゲーム機図形M1〜M7を選択すると、そのゲーム機図形(実線で囲まれたゲーム機図形)のゲーム機の識別情報がクライアント端末13,14からサーバ15に送信される。サーバ15は、特定のゲーム機の識別情報を受信すると、その識別情報のゲーム機の個別情報(指定期間、稼動日数、設定金額、売上金額、売上金額を日数で割った平均売上金額)を抽出し、その個別情報をクライアント端末13,14に送信する。ディスプレイ17,18のフロア間取図表示エリア33には、図4,5に示すように、選択したゲーム機の指定期間(日)、指定期間におけるゲーム機の稼動日数(日)、設定金額(千円)、指定期間におけるゲーム機の売上金額(千円)、ゲーム機の平均売上金額(千円)が図表として表示される。
ゲーム機レイアウト作成システム10は、ゲーム機の指定期間内の売上設定金額とそれらゲーム機の実際の売上金額とを比較し、設定金額に対するゲーム機の売上金額の高低を視覚によって判別し得るようにフロア間取図表示エリア33に表示されたそれらゲーム機図形M1〜M7を色分けするから、アミューズメント施設11,12においてそこに設置された各ゲーム機の売上設定金額に対する売上金額の高低を視覚を通して速やかに確認することができ、所定のアミューズメント施設11,12における各ゲーム機の成績を容易に把握することができる。ゲーム機レイアウト作成システム10は、フロア間取図表示エリア33に表示された各ゲーム機図形M1〜M7の色(設定金額に対する売上金額の高低)を参考に、アミューズメント施設11,12におけるゲーム機のレイアウトを検討しつつ、ゲーム機の機種変更やゲーム機の配置変更を検討することができ、レイアウト作成画面30を利用してアミューズメント施設11,12におけるゲーム機の実績向上を図ることができる。
ゲーム機レイアウト作成システム10は、クライアント端末13,14によって売上設定金額が変更されたときに、変更された設定金額を基準としてそれらゲーム機図形M1〜M7の色分けを随時変更するから、アミューズメント施設11,12毎に季節的要因や場所的要因、人員的要因、天候、物価、交通事情等の実績変動要素を考慮してゲーム機の売上設定金額を変更しなければならない場合があったとしても、クライアント端末13,14を介して設定金額を任意に増減することができ、各アミューズメント施設11,12の事情を勘案しつつそのアミューズメント施設11,12において設定金額を自由に設定することができる。ゲーム機レイアウト作成システム10は、設定金額を変更したときに、変更した設定金額を基準としてゲーム機図形M1〜M7の色が変更されるから、変更された設定金額に対する各ゲーム機の達成状況を視覚を通して容易に把握することができる。
ゲーム機レイアウト作成システム10は、クライアント端末13,14がフロア間取図表示エリア33において各ゲーム機図形M1〜M7を個別に選択したときに、選択されたゲーム機図形M1〜M7のゲーム機の指定期間内における稼動日数、ゲーム機の指定期間内における設定金額、ゲーム機の指定期間内における売上金額、ゲーム機の指定期間における平均売上金額を数値としてフロア間取図表示エリア33に表示するから、フロア間取図表示エリア33に表示されたゲーム機図形M1〜M7の色と数値とから各ゲーム機の成績を一層具体的に把握することができる。
図6は、フロア間取図表示エリア33に描画したゲーム機図形M1〜M7を登録するときのレイアウト作成画面30を示す図であり、図7は、図2または図3のフロア間取図表示エリア33にゲーム機図形M1〜M7を描画した後のレイアウト作成画面30を示す図である。図8は、図7のフロア間取図表示エリア33にインテリア図形N1〜N4を描画した後のレイアウト作成画面30を示す図である。クライアント端末13,14のディスプレイ17,18に表示された図2または図3のレイアウト作成画面30のうち、図形表示エリア37に表示されたゲーム機図形からフロア間取図表示エリア33に描画するゲーム機図形を選択した後、そのゲーム機図形の上にカーソルを合わせ、そのゲーム機図形をドラッグアンドドロップしてフロア間取図表示エリア33の所定の箇所に書き入れる(間取図更新手段)。
なお、図2,3のフロア間取図表示エリア33では、フロアに各ゲーム機図形M1〜M7を個々に描画することで、それらゲーム機図形M1〜M7をフロア間取図表示エリア33に書き入れることができる他、1つのゲーム機図形をフロア間取図表示エリア33に書き入れた後、そのゲーム機図形を所定の方向へコピーし、同一かつ複数個のゲーム機図形を所定の方向へ並べることもできる。また、書き入れたゲーム機図形をドラッグしつつ移動させることで、フロア間取図表示エリア33におけるゲーム機図形の位置を変えることができる。ゲーム機図形M1〜M7をフロア間取図表示エリア33に書き入れると、図6に示すように、書き入れたゲーム機の登録事項入力エリア58がレイアウト作成画面30に表示される。登録事項入力エリア58には、機器番号表示エリア、機器名表示エリア、メーカー表示エリア、機器寸法(幅、奥行き、高さ)表示エリア、機器重量表示エリア、消費電力表示エリア、ジャンル表示エリア、金額設定エリア、機器の登録ボタン、キャンセルボタンが表示される。
機器番号表示エリアには、書き込んだゲーム機図形M1〜M7のゲーム機を特定するゲーム機識別番号が表示され、機器名表示エリアには、書き込んだゲーム機図形M1〜M7のゲーム機のゲーム機名が表示される。メーカー表示エリアには、ゲーム機の製造メーカー名が表示され、機器寸法表示エリアには、ゲーム機の幅や奥行き、高さが表示される。機器重量表示エリアには、ゲーム機の重量が表示され、消費電力表示エリアには、ゲーム機の消費電力が表示される。ジャンル表示エリアには、ゲーム機のジャンル(ビデオゲーム、カードゲーム、メダルゲーム、プライズゲーム、パチンコゲーム、パチスロゲーム、メダル貸出、ロールプレイングゲーム、シューティングゲーム、レーシングゲーム、アドベンチャーゲーム、シミュレーションゲーム、格闘技ゲーム等)が表示される。
金額設定エリアでは、書き込んだゲーム機の利用回数および利用回数に対する利用料金が表示される。それら情報に変更がない場合は、キャンセルボタンを押す。表示された各情報はクライアント端末13,14の店舗データファイルやサーバ15の実績データファイルに格納されている情報である。なお、機器番号表示エリアに表示された各情報は自由に変更することができる。各情報を変更した後、機器の登録ボタンを押すと、変更した情報を含むゲーム機の各情報がクライアント端末13,14の店舗データファイルに格納される。変更後の機器情報は、クライアント端末13,14からサーバ15に送信され、サーバ15の実績データファイルに格納される。
各ゲーム機図形M1〜M7の書き込みと登録とが終了すると、図7に示すように、無色(白抜き)の各ゲーム機図形M1〜M7がフロア間取図表示エリア33に並ぶ。保存ボタン38を押すと、クライアント端末13,14は、その時点におけるレイアウト作成画面データを店舗データファイルに格納する(第1記憶手段)。クライアント端末13,14は、格納したレイアウト作成画面30をディスプレイ17,18に表示する(第1出力手段)。レイアウト作成画面30は、プリンタから出力される(第1出力手段)。また、格納したレイアウト作成画面データをサーバ15に送信(返信)する(間取図返信手段)。サーバ15は、クライアント端末13,14から送信されたレイアウト作成画面データを実績データファイルに記憶する(間取図記憶手段)。
各ゲーム機図形M1〜M7の書き込みと登録とが終了した後、フロア間取図表示エリア33にインテリア図形N1〜N4を描画することができる。レイアウト作成画面39に表示された開くボタン39を押すと、フロア階層入力エリア、日付入力エリア、フロア間取図入力エリアおよびフロア間取図のプルダウンリスト、ファイル番号入力エリア、ゲーム機図形、インテリア図形、実行ボタン、クリアボタン、キャンセルボタンが表示される。ゲーム機図形を反転させ、実行ボタンを押すと、図形表示エリア37に各種複数のゲーム機図形が表示される。インテリア図形を反転させ、実行ボタンを押すと、図形表示エリア37に各種複数のインテリア図形が表示される。
レイアウト作成画面30のうち、図形表示エリア37に表示されたインテリア図形からフロア間取図表示エリア33に描画するインテリア図形を選択した後、そのインテリア図形の上にカーソルを合わせ、そのインテリア図形をドラッグアンドドロップによってフロア間取図表示エリア33の所定の箇所に書き入れる(間取図更新手段)。なお、フロアに各インテリア図形N1〜N4を個々に描画することで、それらインテリア図形N1〜N4をフロア間取図表示エリア33に書き入れることができる他、1つのインテリア図形をフロア間取図表示エリア33に書き入れた後、そのインテリア図形を所定の方向へコピーし、同一かつ複数個のインテリア図形を所定の方向へ並べることもできる。また、書き入れたインテリア図形をドラッグしつつ移動させることで、フロア間取図表示エリア33におけるインテリア図形の位置を変えることができる。
各インテリア図形N1〜N4の書き込みが終了すると、図8に示すように、無色(白抜き)の各ゲーム機図形M1〜M7とインテリア図形N1〜N4とがフロア間取図表示エリア33に並ぶ。保存ボタン38を押すと、クライアント端末13,14は、その時点におけるレイアウト作成画面データを店舗データファイルに格納する(第1記憶手段)。クライアント端末13,14は、格納したレイアウト作成画面をディスプレイ17,18に表示する(第1出力手段)。レイアウト作成画面30は、プリンタから出力される(第1出力手段)。また、格納したレイアウト作成画面データをサーバ15に送信(返信)する(間取図返信手段)。サーバ15は、クライアント端末13,14から送信されたレイアウト作成画面データを実績データファイルに記憶する(間取図記憶手段)。
図7,8に示すレイアウト作成当初における無色のゲーム機図形M1〜M7は、第3スペース53に入る。ゲーム機図形M1〜M7やインテリア図形N1〜N4のフロア間取図表示エリア33におけるレイアウトが確定すると、サーバ15は、それらゲーム機図形M1〜M7が第3スペースに属すると判断し、それらゲーム機図形M1〜M7の色を第3スペース53と同一の色に色付けする。アミューズメント施設11,12においてゲーム機図形M1〜M7が示すゲーム機が実際に稼動し、そのゲーム機が利用されると、そのゲーム機の売上が次第に蓄積される。各ゲーム機の売上金額は、クライアント端末13,14からサーバ15に送信され、サーバ15において集計される。サーバ15は、ゲーム機の売上金額が蓄積されると、その売上金額とあらかじめ設定された売上設定金額とを比較し、設定金額に対する売上金額の高低を視覚によって判別し得るようにフロア間取図表示エリア33に表示されたそれらゲーム機を色分けする(色分け表示手段)。ゲーム機の売上金額が蓄積すると、そのゲーム機の位置が第3スペース53から第1スペース51に移動し、それらスペース51〜53を移動する度にゲーム機図形M1〜M7の色が変わる。
ゲーム機レイアウト作成システム10は、クライアント端末13,14を介してゲーム機図形M1〜M7をフロア間取図表示エリア33の中に描画することでフロア間取図を更新するから、クライアント端末13,14を管理するアミューズメント施設11,12においてフロアにおけるゲーム機のレイアウトを自由に構築することができる。このシステム10は、サーバ15がアミューズメント施設11,12の各フロアの間取りを表示したフロア間取図をクライアント端末13,14に送信するから、アミューズメント施設11,12において独自にフロア間取図を作成する手間と時間とを省くことができる。
ゲーム機レイアウト作成システム10は、サーバ15が各種複数のゲーム機のゲーム機図形をクライアント端末13,14に送信するから、クライアント端末13,14においてフロア間取図表示エリア33に各種複数のゲーム機図形を自由に配置することができるとともに、フロア間取図表示エリア33においてゲーム機図形の配置を自由に変えることができ、アミューズメント施設11,12において各フロアの希望のゲーム機レイアウトを構築することができる。システム10は、ゲーム機を配置したフロアの全体像を確認することができるとともに、フロアに対するゲーム機の位置関係を確認することができるから、フロア間取図を利用してゲーム機の配置変更、ゲーム機の撤去等を検討することができる。
ゲーム機レイアウト作成システム10は、ゲーム機図形M1〜M7の他に、椅子やテーブル、自動販売機、ゴミ箱、カーテン、壁飾り、床マット等を表すインテリア図形N1〜N4をフロア間取図表示エリア33に描画することができるから、クライアント端末13,14においてフロア間取図表示エリア33にインテリア図形N1〜N4を自由に配置することができるとともに、フロア間取図表示エリア33においてインテリア図形N1〜N4の配置を自由に変えることができる。このシステム10は、ゲーム機とインテリアとを配置したフロアの全体像を確認することができるとともに、フロアにおけるゲーム機とそれらインテリアとの位置関係を確認することができるから、フロア間取図を利用してゲーム機やインテリアの配置変更、ゲーム機やインテリアの撤去等を検討することができる。
ゲーム機レイアウト作成システム10は、クライアント端末13,14においてゲーム機図形を表示しないフロアのみのフロア間取図を出力することができ、フロアのみの全体像を再確認することで、ゲーム機の配置を再検討することができる。また、クライアント端末13,14においてフロアにゲーム機を設置するための領域32を表示したフロア間取図を出力することができ、各ゲーム機をひと纏まりのグループとして設置する場合のフロアにおける配置状態を確認することができる。さらに、クライアント端末13,14においてゲーム機図形M1〜M7とインテリア図形N1〜N4とを表示したフロア間取図を出力することができ、ゲーム機の他に、椅子やテーブル、自動販売機、ゴミ箱、カーテン、壁飾り、床マット等を表すインテリアの配置を確認することができる。
図9は、フロア間取図表示エリア33に表示されたゲーム機図形を改変した後のレイアウト作成画面30を示す図である。クライアント端末13,14は、ディスプレイ17,18に表示されたフロア間取図表示エリア33において、各ゲーム機図形を追加、変更、削除することができる(間取図更新手段)。たとえば、レイアウト作成画面30のフロア間取図表示エリア33において、図形表示エリア37に表示されたゲーム機図形から追加するゲーム機図形を選択し、そのゲーム機図形をドラッグアンドドロップによってフロア間取図表示エリア33の所定の箇所に追加する。また、図形表示エリア37に表示されたゲーム機図形から変更するゲーム機図形を選択し、そのゲーム機図形をドラッグしつつ変更前のゲーム機図形の上にドロップすると、変更前のゲーム機図形が変更するゲーム機図形に入れ代わる。さらに、フロア間取図表示エリア33に表示されたゲーム機図形のうち、削除するゲーム機図形の上にカーソルを置き、そのゲーム機図形を反転させた後、キーボードのデリートキーを押すことで、そのゲーム機図形をフロア間取図表示エリア33から削除することができる。図9では、図4のレイアウト作成画面30のフロア間取図表示エリア33にゲーム機図形M8が追加され、フロア間取図表示エリア33に表示されたゲーム機図形M3,M4がゲーム機図形M2,M7に変更され、さらに、フロア間取図表示エリア33に表示されたゲーム機図形M1,M5が削除されている。
また、クライアント端末13,14は、ディスプレイ17,18に表示されたフロア間取図表示エリア33において、各インテリア図形を追加、変更、削除することができる(間取図更新手段)。たとえば、レイアウト作成画面30のフロア間取図表示エリア33において、図形表示エリア37に表示されたインテリア図形から追加するインテリア図形を選択し、そのインテリア図形をドラッグアンドドロップによってフロア間取図表示エリア33の所定の箇所に追加する。また、図形表示エリア37に表示されたインテリア図形から変更するインテリア図形を選択し、そのインテリア図形をドラッグしつつ変更前のインテリア図形の上にドロップすると、変更前のインテリア図形が変更するインテリア図形に入れ代わる。さらに、フロア間取図表示エリア33に表示されたインテリア図形のうち、削除するインテリア図形の上にカーソルを置き、そのインテリア図形を反転させた後、キーボードのデリートキーを押すことで、そのインテリア図形をフロア間取図表示エリア33から削除することができる。
ゲーム機レイアウト作成システム10は、フロア間取図表示エリア33にゲーム機図形やインテリア図形を自由に書き入れることができ、フロア間取図表示エリア33にゲーム機図形やインテリア図形を自由に追加することができるから、クライアント端末13,14においてフロア間取図表示エリア33に各種複数のゲーム機図形やインテリア図形を自由に配置することができ、アミューズメント施設11,12において各フロアの希望のゲーム機レイアウトを構築することができる。このシステム10は、フロア間取図表示リア33からゲーム機図形やインテリア図形を自由に削除することができ、フロア間取図表示リア33からゲーム機図形やインテリア図形を自由に変更することができるから、フロア間取図表示エリア33においてゲーム機図形やインテリア図形の配置を自由に変えることができ、アミューズメント施設11,12において各フロアの希望のゲーム機レイアウトを構築することができる。
図10は、各ゲーム機図形M1〜M7のゲーム内容識別情報を変更する場合のレイアウト作成画面30を示す図である。クライアント端末13,14では、フロア間取図表示エリア33に表示されたゲーム機図形M1〜M7のうち、ゲーム内容識別情報を変更するゲーム機図形を選択し、そのゲーム機図形の上にカーソルを合わせ、そのゲーム機を反転させた後、右クリックすると、図10に示すように、そのゲーム機のゲーム内容入力エリアおよびゲーム内容プルダウンリストを表示したゲーム内容表示エリア59が表示される。図10に点線で囲まれたゲーム機図形M1では、1つのゲーム機図形のゲーム内容識別情報(ビデオゲーム、カードゲーム、メダルゲーム、プライズゲーム、パチンコゲーム、パチスロゲーム)が表示されている。図10に一点鎖線で囲まれたゲーム機図形M1では、同一かつ複数のゲーム機図形グループのゲーム内容識別情報(ロールプレイングゲーム、シューティングゲーム、アドベンチャーゲーム、カクトーギゲーム、シミュレーションゲーム)が表示されている。
ゲーム内容表示エリア59に表示されたゲーム内容入力エリアに所定のゲーム内容を入力またはゲーム内容プルダウンリストからゲーム内容を選択した後、保存ボタン38を押すと、選択されたゲーム機図形M1のゲーム内容が選択されたゲーム機内容に変更される(間取図更新手段)。クライアント端末13,14は、ゲーム内容を変更した後のレイアウト作成画面データを店舗データファイルに格納する(第1記憶手段)。クライアント端末13,14は、図10のレイアウト作成画面30をディスプレイ17,18に表示する(第1出力手段)。図10のレイアウト作成画面30は、プリンタから出力される(第1出力手段)。また、格納したレイアウト作成画面データをサーバ15に送信(返信)する(間取図返信手段)。サーバ15は、クライアント端末13,14から送信されたレイアウト作成画面データを実績データファイルに記憶する(間取図記憶手段)。
ゲーム機レイアウト作成システム10は、ゲーム機の筐体を同一にした状態で、そのゲーム機のゲーム内容を自由に変更することができるから、ゲーム内容のみの変更が必要になったとしても、アミューズメント施設11,12においてゲーム機の筐体を変えずにアプリケーションのみを変更することができ、フロア間取図においてゲーム内容のみの変更に対応することができる。このシステム10は、ゲーム機の筐体を変更しつつ、そのゲーム機のゲーム内容を自由に変更することができるから、フロア間取図において各種複数の筐体の変更にともなうゲーム内容の変更に対応することができる。
クライアント端末13,14は、過去から現在までの所定の日付(任意の時点)におけるフロア間取図を含むレイアウト作成画面30の送信をサーバ15に要求することができる。レイアウト作成画面30に表示された開くボタン39を押し、フロア階層入力エリアにフロア階層を入力し、日付入力エリアに過去の日付を入力するとともに、フロア間取図入力エリアに第1〜第4フロア間取図のいずれかを入力またはフロア間取図のプルダウンリストから第1〜第4フロア間取図のいずれかを選択した後、実行ボタンを押す。実行ボタンを押すと、指定日付におけるレイアウト作成画面30の送信要求とともに、そのクライアント端末13,14を設置した店舗の店舗特定情報、指定されたフロア階層や日付、第1〜第4間取図のうちの指定間取図がクライアント端末13,14からサーバ15へ送信される。
サーバ15は、クライアント端末13,14からレイアウト作成画面30の送信要求を受信すると、そのクライアント端末13,14を管理する店舗の指定されたフロア階層や日付の指定間取図を含むレイアウト作成画面30をクライアント端末13,14に送信する(間取図送信手段)。クライアント端末13,14は、サーバ15から送信された指定日付のフロア間取図を含むレイアウト作成画面データを店舗データファイルに格納する(第1記憶手段)。クライアント端末は、指定日付におけるレイアウト作成画面30をディスプレイ17,18に表示する(第2出力手段)。指定日付におけるレイアウト作成画面30は、プリンタから出力される(第2出力手段)。
また、過去のレイアウト作成画面30のファイル番号がわかる場合は、レイアウト作成画面30に表示された開くボタン39を押し、ファイル番号入力エリアにファイル番号を入力した後、実行ボタンを押す。実行ボタンを押すと、入力されたファイル番号、そのファイル番号に対応するレイアウト作成画面30の送信要求がクライアント端末13,14からサーバ15へ送信される。サーバ15は、クライアント端末13,14からファイル番号とレイアウト作成画面30の送信要求とを受信すると、そのクライアント端末13,14を管理する店舗の指定されたファイル番号のレイアウト作成画面データをクライアント端末13,14に送信する(間取図送信手段)。クライアント端末13,14は、サーバ15から送信された指定ファイル番号のフロア間取図を含むレイアウト作成画面データを店舗データファイルに格納する(第1記憶手段)。クライアント端末13,14は、指定ファイル番号のレイアウト作成画面30をディスプレイ17,18に表示する(第2出力手段)。指定ファイル番号のレイアウト作成画面30は、プリンタから出力される(第2出力手段)。
ゲーム機レイアウト作成システム10は、クライアント端末13,14において過去の任意の時点におけるフロア間取図を含むレイアウト作成画面30出力することができ、現在のフロア間取図と過去の所定日付のフロア間取図とを比較することができる。このシステム10は、現在のフロアにおけるゲーム機レイアウトと過去のフロアにおけるゲーム機レイアウトとを比較することができるから、それらフロア間取図を利用してゲーム機の配置変更やゲーム機の撤去、ゲーム機の機種変更、ゲーム機のゲーム内容変更を検討することができ、アミューズメント施設11,12におけるゲーム機の売上の向上を図ることができる。
図11は、図形表示エリア37のゲーム機図形をメーカー別に表示したレイアウト作成画面30の一例を示す図である。ゲーム機レイアウト作成システム10では、図形表示エリア37のゲーム機図形をメーカー別に表示させることができ、メーカー別のゲーム機図形をフロア間取図表示エリア33に自由に描画することができる。メーカープルダウンリスト40から希望のメーカーを選択した後、検索ボタン43を押す。検索ボタン43を押すと、選択されたメーカーのゲーム機のゲーム機図形が図形表示エリア37に表示される。図形表示エリア37に表示された特定メーカーのゲーム機図形からフロア間取図表示エリア33に描画するゲーム機図形を選択した後、そのゲーム機図形の上にカーソルを合わせ、そのゲーム機図形をドラッグアンドドロップによってフロア間取図表示エリア33の所定の箇所に書き入れる(間取図更新手段)。
ゲーム機レイアウト作成システム19は、アミューズメント施設11,12においてゲーム機のメーカーを指定しつつ、そのメーカーのゲーム機図形をフロア間取図表示エリア33に描画することができるから、人気メーカーのゲーム機をフロア間取図表示エリア33に配置することができ、希望のメーカーのゲーム機を設置したゲーム機レイアウトを構築することができる。
図12は、図形表示エリア37のゲーム機図形をジャンル別に表示したレイアウト作成画面30の一例を示す図である。ゲーム機レイアウト作成システム10では、図形表示エリア37のゲーム機図形をジャンル別に表示させることができ、ジャンル別のゲーム機図形をフロア間取図表示エリア33に自由に描画することができる。ジャンルプルダウンリスト41から希望のジャンルを選択した後、検索ボタン43を押す。検索ボタン43を押すと、選択されたジャンルのゲーム機のゲーム機図形が図形表示エリア37に表示される。図形表示エリア37に表示された特定ジャンルのゲーム機図形からフロア間取図表示エリア33に描画するゲーム機図形を選択した後、そのゲーム機図形の上にカーソルを合わせ、そのゲーム機図形をドラッグアンドドロップによってフロア間取図表示エリア33の所定の箇所に書き入れる(間取図更新手段)。
ゲーム機レイアウト作成システム10は、アミューズメント施設11,12においてゲーム機のジャンルを指定しつつ、そのジャンルのゲーム機図形をフロア間取図表示エリア33に描画することができるから、人気ジャンルのゲーム機をフロア間取図に配置することができ、希望のジャンルのゲーム機を設置したゲーム機レイアウトを構築することができる。
図13は、図形表示エリア37のゲーム機図形を機器名別に表示したレイアウト作成画面30の一例を示す図である。ゲーム機レイアウト作成システム10では、図形表示エリア37のゲーム機図形を機器名別に表示させることができ、機器名別のゲーム機図形をフロア間取図表示エリア33に自由に描画することができる。機器名プルダウンリスト42から希望の機器名を選択した後、検索ボタン43を押す。検索ボタン43を押すと、選択された機器名のゲーム機のゲーム機図形が図形表示エリア37に表示される。図形表示エリア37に表示された特定機器名のゲーム機図形からフロア間取図表示エリア33に描画するゲーム機図形を選択した後、そのゲーム機図形の上にカーソルを合わせ、そのゲーム機図形をドラッグアンドドロップによってフロア間取図表示エリア33の所定の箇所に書き入れる(間取図更新手段)。
ゲーム機レイアウト作成システム10は、アミューズメント施設11,12においてゲーム機の機器名を指定しつつ、その機器名のゲーム機図形をフロア間取図表紙エリア33に描画することができるから、人気のゲーム機をフロア間取図に配置することができ、希望のゲーム機を設置したゲーム機レイアウトを構築することができる。