JP6503570B2 - 遊技場用装置、遊技場用システム及びプログラム - Google Patents
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Description
このような遊技場用装置は、過去から現在までに蓄積された遊技に関するデータを遊技機別に閲覧可能に構成されている(例えば、特許文献1)。
これらの遊技場用装置は、それぞれ通信手段を備え、所定のネットワーク(例えば、ローカル・エリア・ネットワーク)を介してデータ通信可能に接続されている。
遊技場には、図1に示すように、パチンコ機10a及びスロットマシン10bがコーナー別に設置されている。
例えば、同じ機種名を有する複数の遊技機10が一つのグループを形成するように配置される機種別コーナーや、貸出機20aへの現金の投入と引き換えに貸し出される遊技媒体の貸出レートをコーナー別に区画した貸出レート別コーナー(例えば、1円コーナー、4円コーナー)が設けられている。
具体的には、遊技機10及び貸出機20から出力される、アウト信号、セーフ信号、特別遊技状態信号(大当り信号)、スタート信号(1ゲーム特定信号)及び貸出信号などの遊技機10の稼動に係る遊技信号が、台コンピュータ30、島コンピュータ40などの中継情報処理装置を介して、ホールコンピュータ50に伝送される。
ホールコンピュータ50は、大当り回数、大当り発生確率、ゲーム回数、ベース、獲得遊技媒体数などの様々な遊技情報を遊技機10ごとに集計し、例えば、図2に示す遊技データd1などを集計、管理する。
差玉データは、獲得遊技媒体情報の一例であり、セーフ信号の入力数(セーフ数)と、アウト信号の入力数(アウト数)との差分(差玉)の時間的推移を示すデータである。
このデータは、稼働中のある一の時間とその時の差玉とを一組の数値データとし、この一組の数値データを稼働時間に亘って蓄積したものからなる。そして、この蓄積した数値データの時系列的なつながりにより、遊技媒体の増加または減少の少なくもいずれか一方への変化を特定することができる。
このような蓄積した数値データの時系列的なつながりをグラフ化したものを実データ図形情報又はスランプグラフという。
具体的には、ホールコンピュータ50において蓄積・管理されている遊技情報(遊技データd1を含む)を情報公開装置70を介して公開可能に構成されている。
情報公開装置70は、情報出力手段として液晶表示器などの表示手段を備え、この表示手段を介して遊技場内に設置された遊技機10すべての遊技情報を閲覧できるようになっている。以下、情報公開装置70について説明する。
この情報公開装置70は、例えば、図3に示すように、CPU701、所定の制御プログラムが格納されたROM702、ホールコンピュータ50から受信した遊技情報を一時的に記憶するRAM703、CPU701からの命令により画面表示制御を行うGPU(Graphics Processing Unit)704、種々の画像データが記憶されたCGROM705、画像データを一時的に記憶するVRAM706、遊技情報等の画像データを表示するLCDモジュール707、ホールコンピュータ50等とデータ通信を行うためのインターフェースとなるI/F708、及び遊技者(会員)の所持する会員カード(例えば、ICカード)からカードID(識別情報)などの会員情報を読み取るリーダー709などを備えている。
パターン図形情報p1〜p6は、CGROM705に予め記憶された画像データであり、ホールコンピュータ50において蓄積された遊技データd1を分析して、遊技媒体の増加または減少の少なくもいずれか一方への変化の違いを複数のパターンに分類されたものを模式的に示した架空のスランプグラフである。これらのパターン図形情報p1〜p6は、過去から現在に至るまでの獲得遊技媒体(出玉)の増減傾向を模式的に示したものであり、今後想定される出玉増減の挙動を示すものではない。なお、パターン図形情報p1〜p6を示す線(実線)に続けて、今後想定させる出玉増減の挙動を点線その他のパターン図形情報と識別可能な線で表すこともできる。
このように表示されたパターン図形情報p1〜p6の中から、遊技者は好みの出玉増減傾向を示すパターン図形情報をタッチ操作により選択することができ、例えば、パターン図形情報p6を選択すると、図4(b)に示す画面に遷移する。
実データ図形情報j1〜j6は、遊技場内に設置された遊技機10において遊技で獲得される遊技媒体の増加または減少の少なくもいずれか一方への変化を表したスランプグラフであり、ホールコンピュータ50から受信する遊技データd1に基づいて作図される図形情報である。
また、ここで表示される実データ図形情報j1〜j6は、パターン図形情報画面707aにおいて選択されたパターン図形情報(p6)の示す遊技媒体の増加または減少の少なくもいずれか一方への変化の態様と、遊技媒体の増加または減少の少なくもいずれか一方への変化の態様が類似している遊技機10のスランプグラフを抽出したものである。
このようなスランプグラフの抽出は、CPU701がROM702に記憶されたプログラムを実行することにより、以下のように行われる。
CPU701は、RAM703の更新に伴い、遊技データd1からスランプグラフの作図に必要な作図構成データを遊技機10ごとに求める処理を行う。
例えば、作図構成データとして、所定時間帯ごとの差玉データのかたまりから近似する一次直線を求める。さらに、時間帯ごとに求めた一次直線から傾きを求める。また、連続する二つの時間帯同士においてそれぞれ求めた傾きの一方がマイナス、他方がプラスのときには、それぞれの時間帯をさらに細分化して、差玉が増から減又は減から増に転じる変曲点を求める。
CPU701は、このように求めた傾き、変曲点の座標及び数をスランプグラフの作図に必要な作図構成データとして、遊技機10ごとにRAM703に記憶させる。
また、ROM702には、パターン図形情報p1〜p6を構成する直線の傾き、変曲点の座標及び数などがそれぞれのパターン図形情報p1〜p6を特定可能なパターン図形構成データとして予め記憶されている。
具体的には、同じ時間帯における傾き、変曲点の座標及び数をそれぞれ比較する。
類否の判定は、これらの構成要素ごとに設けられた所定の類否判定条件を満たすときには類似と判定し、満たさないときには非類似と判定する。
類否判定条件は、例えば、傾きの差異が±X%以内、変曲点座標の差異が±Y%以内、変曲点数の差異が±Z%以内など構成要素ごとに設けられた基準となっている。
なお、この基準は、タッチ操作等により設定変更可能とすることができる。これにより基準の緩和又は厳格化を任意に選択でき、抽出される作図構成データの数を調整することができる。
このような比較及び類否判定処理を、RAM703に記憶されている遊技機10ごとの作図構成データすべてに対して行い、類似する作図構成データをすべて抽出する。
各遊技機10は、遊技者に有利な特別遊技状態(例えば、大当り)を有し、その発生確率は機種(名)別に設定されている。
例えば、パチンコ機10aは、確率が高く出玉の小さい甘デジタイプ、確率が低く出玉の大きいマックスタイプ、甘デジタイプとマックスタイプの中間の出玉特性を有するミドルタイプなどのタイプ別に分類され、スロットマシン10bは、ボーナス遊技のみを有するAタイプ、AT又はART遊技を有するATタイプなどのタイプ別に分類される。
そこで、このようなタイプ別の分類に従って実データ図形情報j1〜j6を表示することもできる。
例えば、図4(b)に示す実データ図形情報画面707bには、画面の上段に甘デジタイプ(j1,j2)、中段にミドルタイプ(j3,j4)、下段にマックスタイプ(j5,j6)それぞれに属するパチンコ機10aの実データ図形情報j1〜j6が表示されている。この場合、上・中・下段にそれぞれ該当するタイプ名を添えて表示することが好ましい。
なお、タイプを区分する態様は、上・中・下段に区分する態様に限らず、それぞれのタイプに属するパチンコ機10aを所定の枠で囲む、又は表示画面を分けるなどその他の態様を採用することもできる。この場合でも、枠ごと又は表示画面ごとなどに該当するタイプ名を添えて表示することが好ましい。
これにより、遊技者は好みの出玉増減傾向を示すパターン図形情報p6に類似する実データ図形情報j1〜j6の中にさらに好みのタイプの遊技機10が存在するか否かを確認することができる。
なお、特に図示にないが、パターン図形情報の選択に代えて、タッチ操作により機種名及び上記のタイプ名などの遊技機10を特定可能な情報を入力することができ、これにより、図4(b)に示す実データ図形情報画面707bを直接表示させることもできる。このときに表示される実データ図形情報は、その機種名及びタイプに属する個々の遊技機10の実データ図形情報であり、それぞれが類似する関係を有するものではない。
そして、このように表示された実データ図形情報j1〜j6の中から、遊技者は好みの実データ図形情報をタッチ操作により選択することができ、例えば、実データ図形情報j6(遊技機番号「No.3」、機種名「fff」)を選択すると、図4(c)に示す画面に遷移する。
実データ図形情報詳細画面707cでは、選択された実データ図形情報j6を拡大した拡大実データ図形情報s1(j6の出力態様変化情報)と、その情報s1に対応する遊技機10と同じ機種名を有する他の遊技機10の実データ図形情報j7〜j10と、情報s1に対応する遊技機10の遊技場内の位置を特定可能なマップ情報m1などが表示される。
さらに、実データ図形情報j7〜j10のいずれかをタッチ操作により選択すると、選択した実データ図形情報に対応する実データ図形情報詳細画面707cが表示されることになる。
この実データ図形情報詳細画面707dは、例えば、図4(b)示す画面において、同じ機種名に属する個々の遊技機10の実データ図形情報を複数表示させ(ただし、それぞれの実データ図形情報が類似する関係を有するとは限らない)、その中から一つの実データ図形情報を選択したときに表示される画面である。
実データ図形情報詳細画面707dでは、選択された実データ図形情報を拡大した拡大実データ図形情報s1と、その情報s1に対応する遊技機10と同じ機種名を有する他の遊技機10の実データ図形情報j7〜j10と、情報s1に対応する遊技機10の遊技場内の位置を特定可能なマップ情報m1と、情報s1に類似する他の遊技機10の実データ図形情報j11〜j14が表示される。
情報s1に類似する他の遊技機10の実データ図形情報j11〜j14は、図4(a)から(b)に遷移するときの処理であって、選択されたパターン図形情報p6に類似する実データ図形情報j1〜j6を抽出するときの処理に準じて抽出された実データ図形情報である。
これらの実データ図形情報j7〜j10,j11〜j14のいずれかをタッチ操作により選択すると、選択した実データ図形情報に対応する実データ図形情報詳細画面707cが表示されることになる。
この図形情報保存画面707eは、図4(a)に示すパターン図形情報画面707aにおいて、好みのパターン図形情報が選択された後の所定のタイミングで表示される。
図形情報保存画面707eには、選択されたパターン図形情報p6と、保存の要否を問い合わせる「Yes」、「No」ボタンが表示され、「Yes」がタッチ操作されると、選択されたパターン図形情報p6が以下のように保存される。
会員管理装置60は、情報記憶手段として動作し、ハードディクスなどの記憶手段を備える情報処理装置であり、例えば、図5(b)に示すように、カードIDとパターン図形情報を紐付けて記憶するパターン図形情報データd2を記憶しており、情報公開装置70からカードID(例えば、「123」)とパターン図形情報p6を受信すると、これらをパターン図形情報データd2として記憶する。このとき、受信したカードIDに対応するパターン図形情報が既に記憶されているときには、新たに受信したパターン図形情報に更新して記憶する。
これにより、好みのパターン図形情報が保存されることになる。
図4(a)に示すパターン図形情報画面707aでは、好みのパターン図形情報を選択という手順を必要とする。しかしながら、好みのパターン図形情報は一般的に決まっており、変更されることはあまりない。そうすると、このような好みのパターン図形情報が決まっている遊技者に対して、常に、パターン図形情報画面707aの表示と、好みのパターン図形情報の選択という手順を遊技者に強いることは、時間の無駄であり、煩わしさを感じさせることになる。
そこで、上記のようにパターン図形情報を保存させることで、会員カードの挿入により、パターン図形情報画面707aの表示と、好みのパターン図形情報の選択という手順を介することなく、即座に図4(b)に示す実データ図形情報画面707bを表示させることができる。
会員管理装置60は、抽出手段として動作し、カードIDの送信を、このカードIDに対応するパターン図形情報の返信要求とみなし、記憶手段に記憶されているパターン図形情報データd2からこのカードIDに対応するパターン図形情報を検索して情報公開装置70に返送する。
CPU701は、返送されたパターン図形情報に基づきこれに類似(関連)する実データ図形情報を抽出し、図4(b)に示す実データ図形情報画面707bを表示させる。これにより、パターン図形情報画面707aの表示と、好みのパターン図形情報の選択という手順が省略され、遊技者は煩わしさから解放されることになる。
なお、パターン図形情報データd2は、RAM703及び情報公開装置70に接続されるその他の記憶手段(例えば、外付けハードディスク)に記憶させることができ、この場合には、会員管理装置60に代えて、当該記憶手段を情報記憶手段、CPU701を抽出手段として動作させることができる。
また、情報公開装置70において機種名を選択して遊技機10を抽出する場合や、遊技機のタイプを選択して遊技機10を抽出する場合には、カードIDに紐付けて保存する情報は、パターン図形情報に加え又はこれに代えて機種名、タイプとすることもできる。これにより、会員カードの挿入により、この会員カードのカードIDに紐付けられた機種名、タイプが取得され、これらのカテゴリに属する遊技機10を抽出することができ、機種名、タイプの選択という手順を省略することができる。
描画データ図形情報入力画面707fでは、遊技者がタッチ操作により好みの描画データ図形情報(描画スランプグラフ)b1をLCDモジュール707上に描くことができる。
描画データ図形情報b1は、パターン図形情報画面707aで選択されたパターン図形情報と同等に扱われ、図6(b)に示すように、描画データ図形情報b1に類似する実データ図形情報j15〜j20が抽出され、実データ図形情報画面707gが表示されることになる。
この場合、描画データ図形情報b1は、パターン図形情報とは異なり、パターン図形構成データを有していないことから、描画データ図形情報b1からパターン図形構成データを求める必要がある。
そして、これらの構成要素に基づいて、パターン図形情報から実データ図形情報を抽出するときと同様な処理により、類似する実データ図形情報j15〜j20を抽出することができ、図6(b)に示す実データ図形情報画面707gが表示されることになる。
この実データ図形情報詳細画面707cでは、選択された実データ図形情報j20を拡大した拡大実データ図形情報s2と、その情報s2に対応する遊技機10と同じ機種名(ddd)を有する他の遊技機10の実データ図形情報j21〜j24と、情報s2に対応する遊技機10の遊技場内の位置を特定可能なマップ情報m2とが表示される。
さらに、実データ図形情報j21〜j24のいずれかをタッチ操作により選択すると、選択した実データ図形情報に対応する実データ図形情報詳細画面707cが表示されることになる。
稼働データ図形情報k1〜k7は、遊技機番号又は機種(名)のそれぞれ異なる遊技機10の稼働状態を示すデータであり、例えば、遊技機10の導入日からの経過(横軸)と、アウト数(縦軸)との関係を示している。経過は、時、日、週、月などの所定の単位で表すことができる。
このような稼働データ図形情報k1〜k7は、遊技データd1と同様に、ホールコンピュータ50において遊技機10又は機種ごとに集計、管理された稼働数値データをグラフ化したものであり、稼働の良し悪しを評価するときの指標として利用される。
このような評価は、稼働データ表示画面707hを視認しながら行うこともできるが、稼働データk1〜k7が多数あるときには、その抽出に時間がかかる。
そこで、不人気機種の稼働データ図形情報パターンを示すパターン図形情報p7と、人気機種の稼働データ図形情報パターンを示すパターン図形情報p8とを予めCGROM705に記憶しておき、これらをパターン図形情報画面707a又はこれに代わる画面に表示させ、選択されたパターン図形情報p7,p8に類似する稼働データ図形情報の遊技機10を抽出することもできる。
特に、稼働データ図形情報の抽出では、変曲点の座標及び数よりも、直線の傾きが重視され、変曲点の座標及び数が所定の類否判定条件を満たさなくても、傾きが所定の類否判定条件を満たすときには類似と判定する。
このような抽出処理により、不人気機種の稼働データ図形情報パターンを示すパターン図形情報p7の選択により、図7(b)に示すように、パターン図形情報p7に類似する稼働データ図形情報k1,k2の遊技機10(又は機種)が抽出され、人気機種の稼働データ図形情報パターンを示すパターン図形情報p8の選択により、図7(c)に示すように、パターン図形情報p8に類似する稼働データ図形情報k6,k7の遊技機10(又は機種)が抽出されることになる。
例えば、パターン図形情報p7に代えて、パターン図形情報p7上の座標点(x1,y1)、(x2,y2)、(x3,y3)のうちの少なくとも一つの座標点を類似基準点として採用することもできる。
これらのうちの少なくとも一つの座標点に近似する点を通る稼働データ図形情報を類似と判定することにより、稼働データ図形情報k1,k2の遊技機10(又は機種)を抽出することもできる。
なお、このような人気機種及び不人気機種の抽出は、遊技者のみならず、遊技場の管理者も利用することもできる。また、遊技者の利用を制限して遊技場の管理者のみが利用する画面とすることもできる。この場合には、管理者専用のカードを挿入し、READER709が特定のカードIDを読み取ったときに限り、図7に示す画面を表示することもできる。
各図とも作画の起点となる先端(ペン先)には、各図形情報に対応する機種固有のキャラクタが表されており、あたかもそのキャラクタが作画するように見せる演出を行う。
このような同じ時間の流れに従った作画表示により、各図形情報の示す時間の推移に伴う差玉(増減)の違い(高低差)を識別することができる。
なお、図(a),(b)は、各図形情報の作画過程が比較できるように同一の画面上に表示されることが好ましい。
このように類似する図形情報同士を同じスケールのグラフ内に表すことで、差玉の微妙な違い(増減差)を容易に識別することができる。
また、キャラクタにアニメーション表示(例えば、バトル演出)を行わせることにより、どちらの図形情報の方が遊技者にとって有利かなどの優位性を示すことができる。
この処理では、まず、パターン図形情報表示画面707aにおいて、いずれか一つのパターン図形情報が選択されたか否かの判定を行う(S1)。いずれか一つのパターン図形情報が選択されないときには(S1−No)、さらに、挿入された会員カードのカードIDに紐付けて記憶されるパターン図形情報の存否を判定する(S2)。
カードIDに紐付けて記憶されるパターン図形情報が存在しないとき(S2−No)、又は、会員カードが挿入されないときには、パターン図形情報の選択待ちとなる(S1)。
一方、いずれか一つのパターン図形情報が選択されたとき(S1−Yes)、又は、挿入された会員カードのカードIDに紐付けて記憶されるパターン図形情報が存在するときは(S2−Yes)、選択又は記憶されたパターン図形情報に類似する実データ図形情報を抽出する類似実データ検索処理を実行する(S3)。
そして、類似と判定された実データ構成データに対応する実データ図形情報を表示する実データ図形情報画面707b(図4(b)参照)を出力する(S4)。
ここで、好みの実データ図形情報が選択されると、図4(c)に示す実データ図形詳細情報画面707cが出力される。
この実データ図形詳細情報画面707cでは、表示されている実データ図形情報s1に類似しない非類似の実データ図形情報j7〜j10を選択することができる(S5)。
ここで非類似の実データ図形情報j7〜j10のうちいずれかが選択されると(S5−Yes)、再び、類似実データ検索処理が実行され(S3)、非類似の実データ図形情報に類似する実データ図形情報が抽出され、例えば、図6(b)に示す実データ図形情報画面707gが出力される。
この図形情報保存画面707eでは、S1において選択されたパターン図形情報、又は、S5において新たに選択された実データ図形情報の保存の要否が問い合わされ、「Yes」ボタンがタッチ操作されると(S6−Yes)、会員カードの挿入を促す画面が表示され、ここで、会員カードの挿入によりREADER709が会員カードからカードIDを読み取ると、読み取ったカードIDと選択された図形情報が記憶されることになる(S7)。
なお、パターン図形情報ではなく、実データ図形情報の保存が要求されたときには、この実データ図形情報に類似するパターン図形情報が保存されることになる。
特に、好みのスランプグラフを選択して、これ類似する出玉の推移を示す遊技機の検索が可能な遊技場用装置が望まれていた。
本実施形態の遊技場用装置、遊技場用システム及びプログラムによれば、従来の遊技場用装置が改善すべきこのような課題の全部又は一部などを解決することができる。
また、本実施形態では、好みのパターン図形情報を保存させるときに、会員カードの挿入を要求したが、これに代えて又はこれに加えて、パスワードなどの識別情報の入力を要求することもできる。なお、パスワードの入力要求は、保存のときに限り要求し、単に類似する実データ図形情報を検索(抽出)するときには、要求しないことが好ましい。
また、作図のみならず、類否の判定などの類似する実データ図形情報を抽出するために必要な処理は、遊技場用システム1を構成する遊技場用装置(図1に図示されない情報処理装置も含む)に分散させることができる。
また、本実施形態では、遊技データd1と、遊技者が選択したパターン、実データ、及び描画データ図形情報とが所定の対応関係を有する場合として、これらが類似関係を有する場合について説明したが、類似又は一致する関係を有する場合、一致する関係を有する場合、非類似の関係(例えば、傾向が逆な関係であり、図4におけるp3とp4の関係、p5とp6の関係など)を有する場合でもよい。
例えば、遊技機10ごとの特別遊技状態(大当り)の発生回数、特別遊技状態間のゲーム回数、特別遊技状態の発生確率などの様々な遊技情報を出力させることができる。
この初当り確率は、特別遊技状態の発生に応じて更新して出力されるように構成され、そのため、特別遊技状態の発生後にゲーム回数が更新されても、新たな特別遊技状態が発生しない限り、更新されないという特徴を有している。
このような特徴は、以下のような構成から特定することができる。
具体的には、CPU701がゲーム回数計数手段、特定手段、当り回数計数手段、及び算出手段として動作することで、特別遊技状態の発生後にゲーム回数が更新されても、これを初当り確率の算出に用いることなく、新たな特別遊技状態が発生しない限り、初当り確率を更新して表示させないという特徴を実現することができる。
また、このような各手段としての動作をホールコンピュータ50の制御部で行わせ、情報公開装置70は、その算出結果としての初当り確率のみを出力する構成とすることもできる。
呼出ランプ装置80は、遊技機10ごとに設けられ、遊技場用システム1を構成する遊技場用装置であって、LEDなどのランプL1〜L3、店員を呼び出すときに操作する呼出ボタン81、遊技機10の遊技情報を表示する表示手段(例えば、LCD)83〜86、表示手段に表示させる遊技情報の内容を切り替えるデータ切替ボタン82などを備えている。
例えば、表示手段83〜86は、本日の大当り回数を示す特賞回数、営業開始から現在までのゲーム回数、トータル確率、初当り確率などをそれぞれ表示する。
このような違いを有することにより、それぞれの確率の役割が明確となる。
なお、図12に示す例では、トータル確率、初当り確率それぞれ専用の表示手段を設けたが、例えば、確率の表示手段を一つとして、データ切替ボタン82の操作により、トータル確率、初当り確率それぞれを切り替え表示させることもできる。また、ゲーム回数は、営業開始から現在までのゲーム回数としたが、データ切替ボタン82の操作により、大当り間のゲーム回数に切り替えることもできる。
10 遊技機
20 貸出機
30 台コンピュータ
40 島コンピュータ
50 ホールコンピュータ
60 会員管理装置
70 情報公開装置(遊技場用装置)
701 CPU(判定手段、抽出手段)
702 RAM(情報記憶手段)
707 LCDモジュール(第1及び第2情報出力手段)
Claims (8)
- 操作者による描画操作を受け付け可能な操作受付手段と、
所定の遊技機における遊技によって獲得された遊技媒体に関する獲得遊技媒体情報に基づいて生成される実データ図形情報と、前記操作受付手段が受け付けた描画操作に基づいて生成される描画データ図形情報と、が所定の対応関係を有する場合、当該所定の遊技機に関する情報を出力可能な出力手段と、
を備え、
前記実データ図形情報は、
遊技媒体の増加または減少の少なくとも何れか一方への変化を特定可能な図形情報である
ことを特徴とする遊技場用装置。 - 前記出力手段は、
前記描画データ図形情報を出力可能である
ことを特徴とする請求項1に記載の遊技場用装置。 - 前記出力手段は、
前記描画データ図形情報と前記所定の対応関係を有する複数の実データ図形情報の中から何れかの実データ図形情報を選択する選択操作を前記操作受付手段が受け付けた場合、当該選択操作に応じた実データ図形情報が生成される遊技機に関する情報と共に、当該遊技機と同じ機種の遊技機に関する情報を出力可能である
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技場用装置。 - 所定の識別情報を受け付け可能な識別情報受付手段と、
前記識別情報受付手段が所定の識別情報を受け付け、且つ、前記描画データ図形情報と前記所定の対応関係を有する複数の実データ図形情報の中から何れかの実データ図形情報を選択する選択操作を前記操作受付手段が受け付けた場合、選択された実データ図形情報と前記所定の対応関係を有するパターン情報を前記所定の識別情報と対応させて記憶可能な記憶手段と、
を備え、
前記出力手段は、
前記識別情報受付手段が前記所定の識別情報を受け付けた場合、前記記憶手段において当該所定の識別情報と対応させて記憶されているパターン情報と前記所定の対応関係を有する実データ図形情報が生成される遊技機に関する情報を出力可能である
ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の遊技場用装置。 - 遊技機に関する情報を出力可能な出力手段と、操作者による描画操作を受け付け可能な操作受付手段と、を備える遊技場用システムにおいて、
前記出力手段は、
所定の遊技機における遊技によって獲得された遊技媒体に関する獲得遊技媒体情報に基づいて生成される実データ図形情報と、前記操作受付手段が受け付けた描画操作に基づいて生成される描画データ図形情報と、が所定の対応関係を有する場合、当該所定の遊技機に関する情報を出力可能であり、
前記実データ図形情報は、
遊技媒体の増加または減少の少なくとも何れか一方への変化を特定可能な図形情報である
ことを特徴とする遊技場用システム。 - 所定の識別情報を受け付け可能な識別情報受付手段と、
前記識別情報受付手段が所定の識別情報を受け付け、且つ、前記描画データ図形情報と前記所定の対応関係を有する複数の実データ図形情報の中から何れかの実データ図形情報を選択する選択操作を前記操作受付手段が受け付けた場合、選択された実データ図形情報と前記所定の対応関係を有するパターン情報を前記所定の識別情報と対応させて記憶可能な記憶手段と、
を備え、
前記出力手段は、
前記識別情報受付手段が前記所定の識別情報を受け付けた場合、前記記憶手段において当該所定の識別情報と対応させて記憶されているパターン情報と前記所定の対応関係を有する実データ図形情報が生成される遊技機に関する情報を出力可能である
ことを特徴とする請求項5に記載の遊技場用システム。 - 遊技機に関する情報を出力可能な出力手段と、操作者による描画操作を受け付け可能な操作受付手段と、を備える遊技場用装置において実行可能なプログラムであって、
前記出力手段に、
所定の遊技機における遊技によって獲得された遊技媒体に関する獲得遊技媒体情報に基づいて生成される実データ図形情報と、前記操作受付手段が受け付けた描画操作に基づいて生成される描画データ図形情報と、が所定の対応関係を有する場合、当該所定の遊技機に関する情報を出力させることが可能であり、
前記実データ図形情報は、
遊技媒体の増加または減少の少なくとも何れか一方への変化を特定可能な図形情報である
ことを特徴とするプログラム。 - 前記遊技場用装置は、
所定の識別情報を受け付け可能な識別情報受付手段と、
前記識別情報受付手段が所定の識別情報を受け付け、且つ、前記描画データ図形情報と前記所定の対応関係を有する複数の実データ図形情報の中から何れかの実データ図形情報を選択する選択操作を前記操作受付手段が受け付けた場合、選択された実データ図形情報と前記所定の対応関係を有するパターン情報を前記所定の識別情報と対応させて記憶可能な記憶手段と、
を備え、
前記出力手段に、
前記識別情報受付手段が前記所定の識別情報を受け付けた場合、前記記憶手段において当該所定の識別情報と対応させて記憶されているパターン情報と前記所定の対応関係を有する実データ図形情報が生成される遊技機に関する情報を出力させることが可能である
ことを特徴とする請求項7に記載のプログラム。
Priority Applications (1)
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Applications Claiming Priority (1)
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JP2015049111A JP6503570B2 (ja) | 2015-03-12 | 2015-03-12 | 遊技場用装置、遊技場用システム及びプログラム |
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JP6503570B2 true JP6503570B2 (ja) | 2019-04-24 |
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Family Applications (1)
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JP2015049111A Active JP6503570B2 (ja) | 2015-03-12 | 2015-03-12 | 遊技場用装置、遊技場用システム及びプログラム |
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