JP5159122B2 - 文章作成装置および文字の入力方法 - Google Patents
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Description
ところがこのような方法では、目的の文字を入力するためのテンキー押下回数は、多数のキーを具備しているパーソナルコンピュータ等に比べて多くなってしまうので、テンキーによる文字入力の操作性はパーソナルコンピュータ等のキーの多い入力部を持つ装置に比べて劣ってしまう。
図1は、本発明における実施例の一つである携帯電話機100(文章作成装置)の外観斜視図である。また図2は、本発明における実施形態の一つである携帯電話機100の主要な構成を示したブロック図である。
携帯電話機100は、表示部101を外面に備える上部筐体と操作部102を外面に備える下部筐体の二つの筐体から成り、上部筐体、下部筐体の互いの端部をヒンジ部にて結合することにより一体形成されている。また、携帯電話機100は、その筐体内部に後に詳述する記憶部103、制御部104が備えられている。携帯電話機100は、通話、メール送受信などで使用される場合、図1(a)に示されたとおりに上部筐体と下部筐体が開かれた状態となる。また、鞄やポケットの中へ収納された状態で持ち歩かれる際には、図1(b)に示すように表示部101と操作部102が重ね合わせられるように上部筐体と下部筐体が折り畳まれた閉状態となる。
入力エリア101Aは、表示部101の略上半分の画面からなるもので、操作部102から受付けた内容や予測変換候補群から選択された語句群などが書き込まれてゆく箇所である。また補助エリア101Bは、ユーザによって入力エリア101Aへ文字が書き込まれる際に、ユーザを補助する各種情報を表示する箇所である。例えば後に詳述する50音表101B1(対応関係情報)や、予測変換候補群101B2(語句群)などを表示する。
図3は、本発明が実施される携帯電話機100において、文字入力が開始されてから実際に、本発明が実行されるまでの流れを示したフローチャートである。まず文章入力が開始されると、制御部104は、文章入力が開始される前にユーザによって予測変換入力処理と母音子音入力処理の両方共を行うように設定されているか否かを確認する(S301)。予測変換入力処理のみが行われるように設定されていた場合は予測変換入力処理のみで文字入力を開始し(S301/N、S305/Y、S306)、母音子音入力処理のみが行われるように設定されていた場合には母音子音入力処理のみで文字入力を開始する(S301/N、S305/N、S307)。そして、予測変換入力処理と母音子音入力処理、両方が行われるように文章入力の前に予め設定されていた場合には、混合処理が開始される(S301/Y、S302)。
よって、予測変換候補群101B2の代わりに50音表101B1を表示して平仮名二文字目の入力の受付を待機している状態となる。言い換えると、平仮名一文字が入力エリア101Aへ表示されてからユーザからの入力が一定時間ない場合というのは、予測変換候補群101B2にユーザが所望する語句が存在せず、且つ母音子音入力処理を用いて更に入力エリア101Aに表示されている平仮名文字列を長くして予測変換候補群101B2の数をユーザが限定したいと考えているとみなされるときである。このような場合において、制御部104が補助エリア101Bへ50音表101B1を表示させる次に述べる効果を奏することとなる。その効果とは、つまりユーザが母音子音入力処理を用いて入力エリア101Aにある平仮名文字列の長さを増やしたいという要望に対し、50音表101B1を表示することによってユーザの平仮名二文字目の入力を助けるという効果である。この効果によって、制御部104は再び母音子音入力処理を用いて、入力エリア101Aに既に表示されている平仮名一文字目の右に平仮名二文字目を入力しようとするユーザを、50音表101B1を表示することによりアシストすることが出来る。
更にこの状態で、操作部102から平仮名二文字目の2タッチ目に相当する「2」の入力を受付けると入力エリア101Aに表示されている「す」の右に平仮名二文字目の「り」が表示され、更に補助エリア101Bには50音表101B1に代わって予測変換候補群101B2が表示されるようになる(図8(b))。このときに表示される予測変換候補群101B2には、「すり」という二文字の平仮名文字列に対応した語句群が表示される(図8(b))。つまり、入力エリア101Aへ「す」のみが表示されているときに、補助エリア101Bへ表示された予測変換候補群101B2には表示されなかった「スリッパ」を選択することが可能となる。(S408、S409)
なお、上述した一定時間は、操作部102からの入力により任意の値が設定されるようにしても良い。このように構成することにより、ユーザがより所望するタイミングで50音表101B1を補助エリア101Bへ表示することが可能となる。
なお、具体的に説明すると、上に述べた文章入力が終了する場合というのは、例えばメールの作成を終了した後に送信ボタンが押された場合などである。
なお先程と同様に、上述した一定時間は、操作部102からの入力により任意の値が設定されるようにしても良い。このように構成することにより、ユーザがより所望するタイミングで50音表101B1を補助エリア101Bへ表示することが可能となる。
また、補助エリア101Bに50音表101B1が表示されていない場合、操作部102から1タッチ目の入力がなされてから、一定時間以上経過したかを制御部104は判断する(S406)。1タッチ目の入力がなされてから一定時間以上経過した場合(S406/Y)、ステップS405のときと同様に、1タッチ目の入力と合致する50音表101B1の内容が強調表示された50音表101B1が補助エリア101Bへ表示される(S407)。このように、1タッチ目の入力と合致する50音表101B1の内容が強調表示されることにより、ステップS405の時と同様にユーザに対して2タッチ目の入力に対応した文字を示すことが可能となり、ユーザへ2タッチ目に入力すべき数字へ誘導することが可能となる。
なおこの場合も先程と同様に、上述した一定時間は、操作部102からの入力により任意の値が設定されるようにしても良い。このように構成することにより、ユーザがより所望するタイミングで50音表101B1を補助エリア101Bへ表示することが可能となる。
101…表示部
101A…入力エリア
101B…補助エリア
101B1…50音表
101B2…予測変換候補群
101C…母音子音入力表示部
102…操作部
103…記憶部
104…制御部
Claims (4)
- 数字の入力を受付ける操作部と、
第1表示エリアと第2表示エリアとを備える表示部と、
2桁の数字及び1つの文字の対応が記録されている50音データ、並びに文字列及び語句群の対応が記録されている予測変換データを記憶している記憶部と、
前記50音データに基づいて、前記操作部を通じて受け付けた2桁の数字に対応する1つの文字を前記第1表示エリアに表示させる第1の処理、前記予測変換データに基づいて、前記第1表示エリアに表示された文字列に対応する語句群を前記第2表示エリアに表示させる第2の処理、及び、前記2桁の数字及び1つの文字の対応を表した対応表を前記第2表示エリアに表示させる第3の処理、が可能である制御部とを備え、
前記制御部は、前記第1表示エリアに表示された文字列に対応する語句群が前記第2表示エリアに表示されている際に、前記2桁の数字の1つ目の数字を受け付けると、当該語句群に換えて前記対応表を表示させ、
前記制御部は、前記第1表示エリアに表示された文字列に対応する語句群が前記第2表示エリアに表示されている際に、所定の時間が経過すると、当該語句群に換えて前記対応表を表示させる、文章作成装置。 - 前記制御部は、前記対応表が前記第2表示エリアに表示されている際に、前記2桁の数字の2つ目の数字を受け付けると、当該対応表に換えて前記第1表示エリアに表示された文字列に対応する語句群を前記第2表示エリアに表示させる、請求項1に記載の文書作成装置。
- 前記表示部は、前記2桁の数字の1つ目の数字を受け付けた際に、当該語句群に換えて前記対応表を表示させ、当該1つ目の数字に対応する箇所が強調表示された50音表を表示する
請求項1または2に記載の文章作成装置。 - 操作部と表示部を備える文章作成装置における、第1タッチおよび第2タッチに対応付けられた文字の入力方法であって、
前記操作部を通じて受け付けた2桁の数字に対応する1つの文字を前記第1表示エリアに表示させるステップと、
前記第1表示エリアに表示された文字列に対応する語句群を前記第2表示エリアに表示させるステップと、
前記第1表示エリアに表示された文字列に対応する語句群が前記第2表示エリアに表示されている際に、前記2桁の数字と異なる1つ目の数字を受け付けると、前記語句群に換えて、前記2桁の数字及び1つの文字の対応を表した対応表を表示させるステップと、
前記第1表示エリアに表示された文字列に対応する語句群が前記第2表示エリアに表示されている際に、所定の時間が経過すると、当該語句群に換えて前記対応表を表示させるステップと、
を備える文字の入力方法。
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