JP5157831B2 - アルケニル置換ナジイミド、溶媒および硬化剤を含む組成物および該組成部の用途 - Google Patents
アルケニル置換ナジイミド、溶媒および硬化剤を含む組成物および該組成部の用途 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5157831B2 JP5157831B2 JP2008282160A JP2008282160A JP5157831B2 JP 5157831 B2 JP5157831 B2 JP 5157831B2 JP 2008282160 A JP2008282160 A JP 2008282160A JP 2008282160 A JP2008282160 A JP 2008282160A JP 5157831 B2 JP5157831 B2 JP 5157831B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- composition
- alkenyl
- substituted nadiimide
- thin film
- azobis
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
- Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Description
常温で液体のアルケニル置換ナジイミドを塗布・乾燥して得られる薄膜は、常温の温度範囲では液状であり、タック性があり、ハンドリング性に問題があり、均一な厚みの薄膜は得られない。
また、常温で固体のアルケニル置換ナジイミドを含む溶液から得られる薄膜は、タック性には問題がないものの、柔軟性に欠けていた。
第一の態様においては、前記アルケニル置換ナジイミドが下記式(1)で示される化合物であることが好ましい。
ポリオキシアルキル(ただしq、r、sはそれぞれ独立に2〜6の整数、tは0または1、uは1〜30の整数)である。)
本発明の薄膜は、上記組成物、または上記インクジェット用インクを基板上に塗布し乾燥することにより得られる。
前記乾燥が温度60〜120℃で行われることが好ましい。
本発明のポリイミド膜は、上記薄膜を150〜350℃で焼成して得られることが好ましい。
本発明のフィルム基板は、基板上に前記ポリイミド膜を有することを特徴とする。
本発明の電子部品は、前記フィルム基板を有することを特徴とする。
本発明において、アゾビス系の化合物とは、分子内に、−N=N−で表わされる構造を有する化合物を意味する。また、本発明において、タック性とは、薄膜のべたつき易さを意味する。また、非タック性とは薄膜のべたつき難さを意味する。
第一の態様の組成物は、アルケニル置換ナジイミド、溶媒および硬化剤を含み、前記硬化剤がアゾビス系の化合物であることを特徴とする。また、第二の態様の組成物は、25℃において液体のアルケニル置換ナジイミド、25℃において固体のアルケニル置換ナジ
イミド、溶媒および硬化剤を含むことを特徴とする。
第一の態様の組成物で用いられるアルケニル置換ナジイミドとしては、通常下記式(1)で示される化合物が用いられる。
ルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン2,3−ジカルボキシイミド)プロポキシ}エ
チル]エーテル、N,N'−ヘキサメチレンビス(アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド)、N,N'−ドデカメチレンビス(アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド)、N,N'−シクロへキシレンビス(アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド)、N,N'−m−キシリレン−ビス(アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3
−ジカルボキシイミド)、ビス[4−(アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−
2,3−ジカルボキシイミド)フェニル]メタン、N,N'−p−フェニレン−ビス(アリ
ルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド)、N,N'−m
−フェニレン−ビス(アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド)、2,2−ビス[4'−[4''−(アリルビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン
−2,3−ジカルボキシイミド)フェノキシ]フェニル]プロパン、ビス[4−(アリルビ
シクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド)フェニル]スルフォ
ン等が挙げられるが、これらに限定されない。
第一の態様の組成物に含有されるアルケニル置換ナジイミドとして、上記式(1)で示される化合物を用いると、該化合物は嵩高い構造を有した低分子量のイミドモノマーであるため、ほとんどの有機溶媒に可溶であり、溶液状態の本発明の組成物を長期間保存しても結晶の析出やゲル化が起こらず安定して使用できる。また、上記式(1)で示される化合物を含む組成物から得られる薄膜は非タック性に優れ、該薄膜を加熱することで三次元架橋構造のポリイミドの膜(ポリイミド膜)が得られる。該ポリイミド膜は、良好な耐熱性、機械的特性、電気的特性、耐薬品性を示す。
第二および第三の態様の組成物で用いられる25℃において液体のアルケニル置換ナジイミドとしては、通常下記式(2)で示される化合物が用いられる。
リオキシアルキル(ただしq、r、sはそれぞれ独立に2〜6の整数、tは0または1、uは1〜30の整数)である。
また、25℃において液体のアルケニル置換ナジイミドとしては、1種単独で用いても、2種以上を用いてもよい。
第二および第三の態様の組成物で用いられる25℃において固体のアルケニル置換ナジイミドとしては、通常下記式(3)で示される化合物が用いられる。
本発明の組成物は溶媒を含む。溶媒を含有することにより、組成物の粘度を基板に塗布するための好適な粘度に調整することができる。
溶媒は、1種のみを用いてもよく、また、2種以上を混合して用いてもよい。
本発明の第一および第三の態様の組成物は、硬化剤としてアゾビス系の化合物を含有する。また、本発明の第二の態様の組成物が含有する硬化剤としては、例えば、アゾビス系の化合物、酸を発生する化合物が挙げられる。これらの硬化剤は、1種単独で用いても、
2種以上を用いてもよい。
第一および三の態様の組成物で用いられ、第二の態様の組成物で用いることが可能な
アゾビス系の化合物である硬化剤としては、特に限定はないが、例えば、2,2'−アゾ
ビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2'−アゾビス(2,4−
ジメチルバレロニトリル)、ジメチル−2,2'−アゾビス(2−メチルプロピオネート)、2,2'−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、1,1’−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)、2,2'−アゾビス(N−(2−プロペニル)−2−メチルプロピオンアミド、2,2'−アゾビス(N−ブチル−2−メチルプロピオンアミド)、α
、α'−アゾビスイソブチロニトリル等が挙げられ、2,2'−アゾビス(2,4−ジメチ
ルバレロニトリル)、2,2'−アゾビス(2-メチルブチロニトリル)、および1,1'−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)が好ましい。これらのアゾビス系の化合物である硬化剤は、1種単独で用いても、2種以上を用いてもよい。
本発明の組成物にアゾビス系の化合物である硬化剤が含有されると、膜乾燥時のタック性がなくハンドリング性に優れるため好ましい。
本発明の組成物は、第一の態様においては、アルケニル置換ナジイミド、溶媒およびアゾビス系の化合物である硬化剤、第二の態様においては、25℃において液体のアルケニル置換ナジイミド、25℃において固体のアルケニル置換ナジイミド、溶媒および硬化剤、第三の態様においては、25℃において液体のアルケニル置換ナジイミド、25℃において固体のアルケニル置換ナジイミド、溶媒およびアゾビス系の化合物である硬化剤を混合して得られる。
本発明の組成物は、エポキシ樹脂をさらに含んでいてもよい。本発明の組成物に含まれるエポキシ樹脂は、オキシランやオキセタンを有すれば特に限定されないが、オキシランを2つ以上有する化合物が好ましい。
本発明において組成物中のエポキシ樹脂の濃度は特に限定されないが、組成物全体を100重量%として、0.1〜55重量%が好ましく、1〜40重量%がさらに好ましい。この濃度範囲であると、組成物から形成された塗膜の耐熱性、耐薬品性、平坦性が良好である。
オキシランを有するモノマーの具体例としては、グリシジル(メタ)アクリレート、3,4−エポキシシクロヘキシル(メタ)アクリレート、およびメチルグリシジル(メタ)アクリレートを挙げることができる。
また、オキシランを有するモノマーと共重合を行う他のモノマーとの具体例としては、(メタ)アクリル酸、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、イソ
プロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、iso−ブチル(メタ)アクリレート、tert−ブチル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、スチレン、メチルスチレン、クロルメチルスチレン、(3−エチル−3−オキセタニル)メチル(メタ)アクリレート、N−シクロヘキシルマレイミドおよびN−フェニルマレイミドを挙げることができる。
ジグリシジルアミノメチル)シクロヘキサン、N,N,N',N'−テトラグリシジル−4,4'−ジアミノジフェニルメタンを挙げることができる。
これらの中でも、商品名「AER」、商品名「セロキサイド2021P」、商品名「テクモアVG3101L」、商品名「jER828」は、得られるポリイミド膜の平坦性が特に良好であるため好ましい。
エポキシ樹脂は1種のみを用いてもよく、また、2種以上を混合して用いてもよい。
本発明の組成物は、アクリル樹脂をさらに含んでもよい。組成物に含まれるアクリル樹脂は、アクリル基やメタクリル基を有すれば特に限定されない。
ルオキシエチル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、フェニル(メタ)アクリレート、グリセロールモノ(メタ)アクリレート、ポリスチレンマクロモノマー、ポリメチルメタクリレートマクロモノマー、N−アクリロイルモルホリン、5−テトラヒドロフルフリルオキシカルボニルペンチル(メタ)アクリレート、ラウリルアルコールのエチレンオキシド付加物の(メタ)アクリレート、(メタ)アクリル酸、クロトン酸、α−クロルアクリル酸、ケイ皮酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸、メサコン酸、ω−カルボキシポリカプロラクトンモノ(メタ)アクリレート、コハク酸モノ[2−(メタ)アクリロイロキシエチル] 、マレイン酸モノ[2−(メタ)アクリロイロキシエチル]、またはシクロヘキセン−3,4−ジカルボン酸モノ[2−(メタ)アクリロイロキシエチル]を挙げることができる。
ト、またはウレタン(メタ)アクリレートを挙げることができる。
アクリル樹脂は、前記モノマーを少なくとも1種用いて重合することにより得られる。
これらのアクリル樹脂は1種のみを用いてもよく、また、2種以上を混合して用いてもよい。
本発明の組成物には、組成物の下地となる基板に対する濡れ性、レベリング性、または塗布性を向上させるために界面活性剤が添加されていてもよい。本発明の組成物に添加される界面活性剤の具体例としては、商品名「Byk−300」、「Byk−306」、「Byk−335」、「Byk−310」、「Byk−341」、「Byk−344」、「Byk−370」(ビックケミージャパン(株)製)などのシリコン系界面活性剤;商品名「Byk−354」、「ByK−358」、「Byk−361」(ビックケミージャパン(株)製)などのアクリル系界面活性剤、商品名「DFX−18」、「フタージェント250」、「フタージェント251」((株)ネオス製)などのフッ素系界面活性剤を挙げることができる。
これらの界面活性剤は、1種のみを用いてもよく、また、2種以上を混合して用いてもよい。界面活性剤の量は、組成物全体を100重量%とすると、0.01〜1重量%含有されることが好ましい。
本発明の組成物には、組成物の帯電を防止するために、帯電防止剤が添加されていてもよい。本発明の組成物に添加される帯電防止剤は、特に限定されるものではなく、公知の帯電防止剤を用いることができる。具体的には、酸化錫、酸化錫・酸化アンチモン複合酸化物、酸化錫・酸化インジウム複合酸化物等の金属酸化物や四級アンモニウム塩等が挙げられる。
これらの帯電防止剤は、1種のみを用いてもよく、また、2種以上を混合して用いてもよい。帯電防止剤の量は、組成物全体を100重量%とすると、0.01〜1重量%含有されることが好ましい。
本発明の組成物には、カップリング剤を添加されていてもよい。本発明の組成物に添加されるカップリング剤は、特に限定されるものではなく、公知のカップリング剤を用いることができる。添加されるカップリング剤はシランカップリング剤が好ましく、具体的には、トリアルコキシシラン化合物またはジアルコキシシラン化合物等を挙げることができる。好ましくは、例えば、γ−ビニルプロピルトリメトキシシラン、γ−ビニルプロピルトリエトキシシラン、γ−アクリロイルプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アクリロイルプロピルトリメトキシシラン、γ−アクリロイルプロピルメチルジエトキシシラン、γ−アクリロイルプロピルトリエトキシシラン、γ−メタクリロイルプロピルメチルジメトキシシラン、γ−メタクリロイルプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロイルプロピルメチルジエトキシシラン、γ−メタクリロイルプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−アミノエチル−γ−イミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−アミノエチル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−アミノエチル−γ−アミノプロピルトジエトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、γ−メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメト
キシシラン、γ−メルカプトプロピルメチルジエトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、γ−イソシアナートプロピルメチルジエトキシシラン、γ−イソシアナートプロピルトリエトキシシランが例示できる。これらの中でも、γ−ビニルプロピルトリメトキシシラン、γ−アクリロイルプロピルトリメトキシシラン、γ−メタクリロイルプロピルトリメトキシシラン、γ−イソシアナートプロピルトリエトキシシランなどが挙げられる。
これらのカップリング剤は、1種のみを用いてもよく、また、2種以上を混合して用いてもよい。カップリング剤は、組成物全体を100重量%とすると、0.01〜3重量%含有されることが好ましい。
本発明の組成物にエポキシ樹脂が含有される場合には、さらにエポキシ硬化剤が含有されることが好ましい。エポキシ硬化剤としては特に限定されるものではなく、公知のエポキシ硬化剤を用いることができる。具体的には、有機酸ジヒドラジド化合物、イミダゾールおよびその誘導体、ジシアンジアミド、芳香族アミン、多価カルボン酸、多価カルボン酸無水物等が挙げられる。さらに具体的には、ジシアンジアミド等のジシアンジアミド類、アジピン酸ジヒドラジド、1,3−ビス(ヒドラジノカルボエチル)−5−イソプロピルヒダントイン等の有機酸ジヒドラジド、2,4−ジアミノ−6−[2'−エチルイミダ
ゾリル−(1')]−エチルトリアジン、2−フェニルイミダゾール、2−フェニル−4
−メチルイミダゾール、2−フェニル−4−メチル−5−ヒドロキシメチルイミダゾール等のイミダゾール誘導体、無水フタル酸、無水トリメリット酸、1,2,4−シクロヘキサントリカルボン酸−1,2−無水物等の酸無水物等が挙げられる。
エポキシ硬化剤は、組成物全体を100重量%とすると、0.2〜5重量%含有されることが好ましい。
本発明の組成物にはアミノシリコン化合物が添加されていてもよい。アミノシリコン化合物としては、パラアミノフェニルトリメトキシシラン、パラアミノフェニルトリエトキシシラン、メタアミノフェニルトリメトキシシラン、メタアミノフェニルトリエトキシシラン、アミノプロピルトリメトキシシラン、アミノプロピルトリエトキシシラン等が挙げられる。
これらのアミノシリコン化合物は、1種のみを用いてもよく、また、2種以上を混合して用いてもよい。アミノシリコン化合物は、基板への密着性をよくするために使用するものであり、組成物全体を100重量%とすると、0.05〜2重量%含有されることが好ましい。
本発明の第一の態様の組成物は、前述のようにアルケニル置換ナジイミド、溶媒および硬化剤を含み、前記硬化剤がアゾビス系の化合物であることを特徴とする。
0重量%である。
前記範囲では、該組成物を基板上に塗布し、乾燥することにより得られる薄膜の厚さが最適となるため好ましい。また、該薄膜を150〜350℃で焼成してポリイミド膜を得る際に、硬化収縮および基材の反りが発生しがたいため好ましい。
本発明の第二の態様の組成物は、前述のように25℃において液体のアルケニル置換ナジイミド、25℃において固体のアルケニル置換ナジイミド、溶媒および硬化剤を含むことを特徴とする。
本発明の第三の態様の組成物は、前述のように25℃において液体のアルケニル置換ナジイミド、25℃において固体のアルケニル置換ナジイミド、溶媒および硬化剤を含み、前記硬化剤がアゾビス系の化合物であることを特徴とする。
計を100重量%とすると、アゾビス系の化合物である硬化剤は通常は1〜30重量%であり、好ましくは5〜20重量%である。
また、組成物全体を100重量%とすると、25℃において液体のアルケニル置換ナジイミド、25℃において固体のアルケニル置換ナジイミドおよび溶媒の合計が通常は87〜98重量%であり、好ましくは90〜95重量%である。前記範囲では、該組成物を基板上に塗布し、乾燥することにより得られる薄膜の厚さが最適となるため好ましい。また、該薄膜を150〜350℃で焼成してポリイミド膜を得る際に、硬化収縮および基材の反りが発生しがたいため好ましい。
本発明の組成物は前述のように、第一の態様においては、アルケニル置換ナジイミド、溶媒およびアゾビス系の化合物である硬化剤、第二の態様においては、25℃において液体のアルケニル置換ナジイミド、25℃において固体のアルケニル置換ナジイミド、溶媒および硬化剤、第三の態様においては、25℃において液体のアルケニル置換ナジイミド、25℃において固体のアルケニル置換ナジイミド、溶媒およびアゾビス系の化合物である硬化剤を混合して得られる。
本発明において組成物の粘度は、特に限定はなく、該組成物を塗布する際の塗布法に応じて適宜設定することができる。インクジェット法によって、組成物の塗布を常温で行う場合は、塗布の精度が向上する観点から、組成物の粘度は、好ましくは1〜50mPa・s(25℃)であり、さらに好ましくは5〜30mPa・s(25℃)、より好ましくは8〜20mPa・s(25℃)である。粘度が50mPa・s(25℃)以下であると、粘性が高くなりすぎず、ジェッティング精度に優れており、粘度が1mPa・s(25℃)以上の場合には、組成物の粘度が低くなりすぎず、塗布を行った基材上で濡れ広がることがなく実用的である。
また、インクジェット法によって、組成物の塗布を加熱状態で行う場合には、通常インクヘッドを加熱してジェッティングを行うが、加熱温度(アルケニル置換ナジイミド化合物が硬化しない温度、好ましくは40〜120℃)において、組成物の粘度は、好ましくは1〜50mPa・s、より好ましくは5〜30mPa・s、さらに好ましくは8〜20mPa・sであればよい。
本発明のインクジェット用インクは、前述の組成物を含有することを特徴とする。
本発明のインクジェット用インクは、前述の組成物のみからなるインクでもよく、前述の組成物以外の他の成分を含んでいてもよい。また、本発明のインクジェット用インクは、無色であっても有色であってもよい。
インクジェットインクの表面張力は20〜40mN/cm2が望ましい。
本発明の薄膜は、前述の組成物を基板上に塗布し、乾燥することにより得てもよく、前述のインクジェット用インクを、基板上にインクジェット法により塗布し、乾燥することにより得てもよい。
アルファゲル)、βGEL(ベータゲル)、θGEL(シータゲル)、γGEL(ガンマゲル)、ΣGEL(シグマゲル)、又はλGEL(ラムダゲル)、(以上、株式会社タイカの登録商標)等のゲルシートなど;各種基板、ウエハあるいはシートが挙げられる。
本発明のポリイミド膜は、前述の薄膜を、150〜350℃、好ましくは200〜300℃で焼成して得られる。本発明のポリイミド膜は、前述の薄膜を焼成することにより、前述の組成物に含まれるアルケニル置換ナジイミド(第一の態様の組成物)、25℃において液体のアルケニル置換ナジイミドおよび25℃において固体のアルケニル置換ナジイミド(第二、第三の態様の組成物)の有する二重結合が重合することにより形成される。焼成時間としては、通常は20分〜5時間であり、好ましくは30分〜2時間である。なお、前述の薄膜が、パターン状薄膜の場合には、形状がパターン状であるパターン状ポリイミド膜が得られる。
本発明のフィルム基板は、前述のポリイミド膜を有するフィルム基板であれば、特に限定はない。フィルム基板としては、例えば、予め配線が形成されたポリイミドフィルム等の基板上に、本発明の組成物をインクジェット法により、全面または所定のパターン状に塗布し、その後、当該基板を乾燥し、さらに焼成することによって、一部または全面が絶縁性を有するポリイミド膜で被覆されたフレキシブルなフィルム基板を得ることができる。本発明のフィルム基板はフレキシブル配線基板等の電子部品に用いることができる。
本発明の電子部品は、前述のフィルム基板を有していればよい。前記フィルム基板を有する電子部品としては、フレキシブル配線基板等が挙げられる。
・粘度はE型回転粘度計を用いて、組成物の25℃における粘度を測定した。
なお、一部の試験において、保存性を測定した。保存性についは、組成物の粘度(25℃)を測定した。一ヶ月後の粘度変化が少ない場合に、保存性が良好と判断した。
ジエチレングリコールビス(3-アミノプロピル)エーテル(44g)を溶解したTH
F溶液にアリルナジック酸(丸善石油化学(株))(82g)を室温で添加した後に、室温で4時間攪拌してその液を濃縮した。濃縮して得られた残渣を180℃で30分間加熱して、25℃で粘調な液体のアルケニル置換ナジイミド(BANI−BAPEE)(下記式(4))118gを得た。イミド化物の同定はFT−IRを用いて赤外吸収スペクトル(イミド環カルボニル基の伸縮振動1692cm-1、1766cm-1)で確認した。
以下の実施例、比較例で用いたBANI−Mは、25℃で固体の下記式(5)で表わされるアルケニル置換ナジイミド(丸善石油化学(株))であり、BANI−Xは、25℃で固体の下記式(6)で表わされるアルケニル置換ナジイミド(丸善石油化学(株))である。
BANI−BAPEE(0.4g)とBANI−M(丸善石油化学(株))(0.4g)をジエチレングリコールメチルエチルエーテル(EDM)(1.2g)に溶解した溶液に2,2-アゾビス(2,4-ジメチルバレロニトリル)(0.04g、BANI−BAPEEおよびBANI−Mの合計100重量%に対して、5重量%)を加えて液体状の組成物を作製した。この組成物をガラス基板上に塗布、製膜後、120℃で5分間乾燥させた際に得られる薄膜のタック性の有無を観察した。その結果を表1に示す。
BANI−BAPEE(0.4g)とBANI−M(0.4g)をEDM(1.2g)に溶解した溶液に、2,2-アゾビス(2,4-ジメチルバレロニトリル)(0.08g、BANI−BAPEEおよびBANI−Mの合計100重量%に対して、10重量%)を加えて液体状の組成物を作製した。この組成物をガラス基板上に塗布、製膜後、80℃で15分間乾燥させた際に得られる薄膜のタック性の有無を観察した。その結果を表1に示す。
実施例2で作製した液体状の組成物をガラス基板上に塗布、製膜後、100℃で10分間乾燥させた際に得られる薄膜のタック性の有無を観察した。その結果を表1に示す。
実施例2で作製した液体状の組成物をガラス基板上に塗布、製膜後、120℃で5分間乾燥させた際に得られる薄膜のタック性の有無を観察した。その結果を表1に示す。
BANI−BAPEE(0.4g)とBANI−M(0.4g)をEDM(1.2g)に溶解した溶液に、2,2-アゾビス(2,4-ジメチルバレロニトリル)(0.16g、BANI−BAPEEおよびBANI−Mの合計100重量%に対して、20重量%)を加えて液体状の組成物を作製した。この組成物をガラス基板上に塗布、製膜後、80℃で10分間乾燥させた際に得られる薄膜のタック性の有無を観察した。その結果を表1に示す。
実施例5で作製した液体状の組成物をガラス基板上に塗布、製膜後、100℃で5分間乾燥させた際に得られる薄膜のタック性の有無を観察した。その結果を表1に示す。
実施例5で作製した液体状の組成物をガラス基板上に塗布、製膜後、120℃で5分間乾燥させた際に得られる薄膜のタック性の有無を観察した。その結果を表1に示す。
BANI−BAPEE(0.4g)とBANI−M(0.4g)をEDM(1.2g)に溶解した溶液に2,2-アゾビス(2,4-ジメチルバレロニトリル)(0.24g、BANI−BAPEEおよびBANI−Mの合計100重量%に対して、30重量%)を加えて、液体状の組成物を作製した。この組成物をガラス基板上に塗布、製膜後、80℃で10分間乾燥させた際に得られる薄膜のタック性の有無を観察した。その結果を表1に示す。
実施例8で作製した液体状の組成物をガラス基板上に塗布、製膜後、100℃で5分間乾燥させた際に得られる薄膜のタック性の有無を観察した。その結果を表2に示す。
BANI−BAPEE(0.7g)とBANI−M(0.3g)をEDM(1.0g)に溶解した溶液に2,2-アゾビス(2,4-ジメチルバレロニトリル)(0.05g、BANI−BAPEEおよびBANI−Mの合計100重量%に対して、5重量%)を加えて、液体状の組成物を作製した。この組成物をガラス基板上に塗布、製膜後、120℃で10分間乾燥させた際に得られる薄膜のタック性の有無を観察した。その結果を表2に示す。
BANI−BAPEE(0.7g)とBANI−M(0.3g)をEDM(1.0g)に溶解した溶液に2,2-アゾビス(2,4-ジメチルバレロニトリル)(0.1g、BANI−BAPEEおよびBANI−Mの合計100重量%に対して、10重量%)を加えて、液体状の組成物を作製した。この組成物をガラス基板上に塗布、製膜後、120℃で5分間乾燥させた際に得られる薄膜のタック性の有無を観察した。その結果を表2に示す。
BANI−BAPEE(0.7g)とBANI−M(0.3g)をEDM(1.0g)に溶解した溶液に2,2-アゾビス(2,4-ジメチルバレロニトリル)(0.2g、BANI−BAPEEおよびBANI−Mの合計100重量%に対して、20重量%)を加えて
、液体状の組成物を作製した。この組成物をガラス基板上に塗布、製膜後、100℃で10分間乾燥させた際に得られる薄膜のタック性の有無を観察した。その結果を表2に示す。
BANI−BAPEE(0.7g)とBANI−M(0.3g)をEDM(1.0g)に溶解した溶液に2,2-アゾビス(2,4-ジメチルバレロニトリル)(0.2g、BANI−BAPEEおよびBANI−Mの合計100重量%に対して、20重量%)を加えて、液体状の組成物を作製した。この組成物をガラス基板上に塗布、製膜後、120℃で5分間乾燥させた際に得られる薄膜のタック性の有無を観察した。その結果を表2に示す。
BANI−BAPEE(0.7g)とBANI−M(0.3g)をEDM(1.0g)に溶解した溶液に2,2-アゾビス(2,4-ジメチルバレロニトリル)(0.3g、BANI−BAPEEおよびBANI−Mの合計100重量%に対して、30重量%)を加えて、液体状の組成物を作製した。この組成物をガラス基板上に塗布、製膜後、100℃で10分間乾燥させた際に得られる薄膜のタック性の有無を観察した。その結果を表2に示す。
BANI−BAPEE(0.7g)とBANI−M(0.3g)をEDM(1.0g)に溶解した溶液に2,2-アゾビス(2,4-ジメチルバレロニトリル)(0.3g、BANI−BAPEEおよびBANI−Mの合計100重量%に対して、30重量%)を加えて、液体状の組成物を作製した。この組成物をガラス基板上に塗布、製膜後、120℃で5分間乾燥させた際に得られる薄膜のタック性の有無を観察した。その結果を表2に示す。
BANI−BAPEE(0.7g)とBANI−M(0.3g)をEDM(1.0g)に溶解した溶液に1,1−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル(0.1g、BANI−BAPEEおよびBANI−Mの合計100重量%に対して、10重量%)を加えて、液体状の組成物を作製した。この組成物をガラス基板上に塗布、製膜後、120℃で15分間乾燥させた際に得られる薄膜のタック性の有無を観察した。その結果を表2に示す。
BANI−BAPEE(0.7g)とBANI−X(丸善石油化学(株))(0.3g)をEDM(1.0g)に溶解した溶液に2,2-アゾビス(2,4-ジメチルバレロニトリル)(0.2g、BANI−BAPEEおよびBANI−Xの合計100重量%に対して、20重量%)を加えて、液体状の組成物を作製した。この組成物をガラス基板上に塗布、製膜後、120℃で10分間乾燥させた際に得られる薄膜のタック性の有無を観察した。その結果を表2に示す。
BANI−BAPEE(0.8g)とBANI−X(0.2g)をEDM(1.0g)に溶解した溶液に2,2-アゾビス(2,4-ジメチルバレロニトリル)(0.2g、BANI−BAPEEおよびBANI−Xの合計100重量%に対して、20重量%)を加えて、液体状の組成物を作製した。この組成物をガラス基板上に塗布、製膜後、120℃で20分間乾燥させた際に得られる薄膜のタック性の有無を観察した。その結果を表3に示す。
BANI−BAPEE(0.8g)とBANI−X(0.2g)をEDM(1.0g)に溶解した溶液に2,2-アゾビス(2-メチルブチロニトリル)(0.2g、BANI−
BAPEEおよびBANI−Xの合計100重量%に対して、20重量%)を加えて、液体状の組成物を作製した。この組成物をガラス基板上に塗布、製膜後、120℃で15分間乾燥させた際に得られる薄膜のタック性の有無を観察した。その結果を表3に示す。
BANI−BAPEE(0.4g)とBANI−M(0.4g)をEDM(1.2g)に溶解して、液体状の組成物を作製した。この組成物をガラス基板上に塗布、製膜後、120℃で15分間乾燥させた際に得られる薄膜のタック性の有無を観察した。その結果を表3に示す。
BANI−BAPEE(3.5g)とBANI−M(1.5g)をEDM(5g)に溶解して、液体状の組成物を作製した。この組成物をガラス基板上に塗布、製膜後、120℃で15分間乾燥させた際に得られる薄膜のタック性の有無を観察した。その結果を表3に示す。
BANI−BAPEE(0.7g)とBANI−X(0.3g)をEDM(1.0g)に溶解して、液体状の組成物を作製した。この組成物をガラス基板上に塗布、製膜後、120℃で15分間乾燥させた際に得られる薄膜のタック性の有無を観察した。その結果を表3に示す。
BANI−BAPEE(0.8g)とBANI−X(0.2g)をEDM(1.0g)に溶解して、液体状の組成物を作製した。この組成物をガラス基板上に塗布、製膜後、120℃で20分間乾燥させた際に得られる薄膜のタック性の有無を観察した。その結果を表3に示す。
Claims (13)
- 25℃において液体のアルケニル置換ナジイミド、25℃において固体のアルケニル置換ナジイミド、溶媒および硬化剤を含み、前記硬化剤がアゾビス系の化合物であることを特徴とする組成物。
- 前記硬化剤が、2,2'−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、2,2'−アゾビス(2-メチルブチロニトリル)、および1,1'−アゾビス(シクロヘキサン−1−カルボニトリル)からなる群から選ばれる少なくとも1種のアゾビス系の化合物であることを特徴とする請求項1に記載の組成物。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の組成物を含有することを特徴とするインクジェット用インク。
- 請求項1〜4のいずれかに記載の組成物を基板上に塗布し、乾燥することにより得られることを特徴とする薄膜。
- 請求項5に記載のインクジェット用インクを、基板上にインクジェット法により塗布し、乾燥することにより得られる薄膜。
- 前記薄膜が、パターン状薄膜であることを特徴とする請求項6または7に記載の薄膜。
- 前記乾燥が温度60〜120℃で行われることを特徴とする請求項6〜8のいずれかに記載の薄膜。
- 請求項6〜9のいずれかに記載の薄膜を、150〜350℃で焼成して得られることを特徴とするポリイミド膜。
- 前記ポリイミド膜が、パターン状ポリイミド膜であることを特徴とする請求項10に記載のポリイミド膜。
- 基板上に、請求項10または11に記載のポリイミド膜を有することを特徴とするフィルム基板。
- 請求項12に記載のフィルム基板を有することを特徴とする電子部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008282160A JP5157831B2 (ja) | 2008-10-31 | 2008-10-31 | アルケニル置換ナジイミド、溶媒および硬化剤を含む組成物および該組成部の用途 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008282160A JP5157831B2 (ja) | 2008-10-31 | 2008-10-31 | アルケニル置換ナジイミド、溶媒および硬化剤を含む組成物および該組成部の用途 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010106212A JP2010106212A (ja) | 2010-05-13 |
JP5157831B2 true JP5157831B2 (ja) | 2013-03-06 |
Family
ID=42295980
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008282160A Expired - Fee Related JP5157831B2 (ja) | 2008-10-31 | 2008-10-31 | アルケニル置換ナジイミド、溶媒および硬化剤を含む組成物および該組成部の用途 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5157831B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5699459B2 (ja) * | 2010-06-22 | 2015-04-08 | Jnc株式会社 | インクジェット用インクおよびその用途 |
CN115282075B (zh) * | 2022-09-14 | 2023-10-10 | 西安六合尚品商贸有限公司 | 一种祛皱眼霜及其制备方法 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09278849A (ja) * | 1996-04-12 | 1997-10-28 | Nippon Kayaku Co Ltd | 樹脂組成物、レジストインキ樹脂組成物及びこれらの硬化物 |
JPH10310603A (ja) * | 1997-05-09 | 1998-11-24 | Maruzen Petrochem Co Ltd | 粒径分布の狭い微球状共重合体の製造方法 |
JP4803412B2 (ja) * | 2001-03-14 | 2011-10-26 | Dic株式会社 | マレイミド誘導体を含有する光配向材料及び光配向膜の製造方法 |
JP4576797B2 (ja) * | 2002-03-28 | 2010-11-10 | 東レ株式会社 | ポジ型感光性樹脂組成物及びそれよりなる絶縁膜、半導体装置、及び有機電界発光素子 |
TWI391424B (zh) * | 2005-01-12 | 2013-04-01 | Taiyo Holdings Co Ltd | A hardened resin composition for inkjet and a hardened product thereof, and a printed circuit board using the same |
JP2006265433A (ja) * | 2005-03-25 | 2006-10-05 | Toyo Ink Mfg Co Ltd | 硬化性材料、および、それを硬化させてなる硬化物 |
TW200835754A (en) * | 2006-11-16 | 2008-09-01 | Chisso Corp | Ink-jet ink |
-
2008
- 2008-10-31 JP JP2008282160A patent/JP5157831B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010106212A (ja) | 2010-05-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6973461B2 (ja) | 熱硬化性樹脂組成物、硬化膜、硬化膜付き基板および電子部品 | |
JP6303407B2 (ja) | 硬化性組成物およびその用途 | |
JP5691508B2 (ja) | ジイミド化合物ならびにインクジェット用インクおよびその用途 | |
JP5617248B2 (ja) | インクジェット用インク | |
JP2016138264A (ja) | 熱硬化性樹脂組成物、硬化膜、硬化膜付き基板および電子部品 | |
JP5699459B2 (ja) | インクジェット用インクおよびその用途 | |
JP5899605B2 (ja) | 熱硬化性組成物 | |
WO2017183226A1 (ja) | 熱硬化性樹脂組成物、硬化膜、硬化膜付き基板および電子部品 | |
JP6288091B2 (ja) | 熱硬化性樹脂組成物、硬化膜、硬化膜付き基板および電子部品 | |
JP5699507B2 (ja) | インクジェット用インク | |
JP5446210B2 (ja) | インクジェット用インク | |
WO2016117579A1 (ja) | 熱硬化性樹脂組成物、硬化膜、硬化膜付き基板および電子部品 | |
JP2020105232A (ja) | 熱硬化性樹脂組成物、硬化膜、硬化膜付き基板、電子部品およびインクジェット用インク | |
JP5157831B2 (ja) | アルケニル置換ナジイミド、溶媒および硬化剤を含む組成物および該組成部の用途 | |
JPWO2018159675A1 (ja) | 熱硬化性樹脂組成物、硬化膜、硬化膜付き基板、電子部品およびインクジェット用インク組成物 | |
JP5071135B2 (ja) | 熱硬化性組成物 | |
JP6079016B2 (ja) | 熱硬化性インクジェットインクおよびその用途 | |
WO2018159674A1 (ja) | 熱硬化性樹脂組成物、硬化膜、硬化膜付き基板、電子部品およびインクジェット用インク組成物 | |
JP7092117B2 (ja) | 熱硬化性樹脂組成物、硬化膜、硬化膜付き基板、電子部品およびインクジェット用インク | |
JP5540483B2 (ja) | 熱硬化性組成物、該組成物の製造方法および該組成物の用途 | |
JP5699457B2 (ja) | インクジェット用インクおよびその用途 | |
JP6459553B2 (ja) | インクジェットインク、硬化膜、硬化膜付き基板および電子部品 | |
EP2568019A1 (en) | Inkjet ink |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20110331 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20110630 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110829 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120622 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120703 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120830 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120918 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121018 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121113 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121126 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5157831 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151221 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |