JP5157238B2 - 同報サーバ、同報通信システムおよびプログラム - Google Patents

同報サーバ、同報通信システムおよびプログラム Download PDF

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本発明は、回線網に接続された送信元端末からの音声信号を、複数の端末に同報送信する同報サーバ、同報通信システムおよびプログラムに関する。
従来の同報通信システムには、送信元端末から同報用電話番号への接続要求を同報サーバが受信すると、同報サーバは、送信元の同報資格を確認した後、複数の端末に同一の音声情報をマルチキャスト方式で送信するものがある。
たとえば、特許文献1は、このような同報通信システムの一例として、送信元の端末から同報用電話番号とその電話番号に対応する複数の端末の電話番号を関連づけたテーブルを記憶する同報サーバをLAN(Local Area Network)上に設ける同報通信システムを開示している。
特開2003−348150号公報
しかし、特許文献1に開示されている同報システムで採用されるマルチキャスト方式は、一回のデータ送信を通信経路で分岐するものであり、放送型の送信であるから、通話可能な端末台数に関係なく同報送信が開始されてしまうという問題点がある。たとえば、100台の端末を登録しておいた場合、その端末が通話中であったり、故障していたりしていて、100台の端末のうちほとんどの端末が通話不可であるときでも同報送信が開始されてしまう、という問題点がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、接続可能な端末数に応じて、同報送信の可否を判断することができる同報サーバ、同報通信システムおよびプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点にかかる同報サーバは、
回線網に接続された送信元端末からの音声信号を、複数の端末に同報送信する同報サーバであって、
同報用端末特定情報と、複数の端末特定情報と、を対応付けて記憶する同報用端末情報記憶手段と、
送信元端末から前記同報用端末特定情報への接続要求信号を受信する受信手段と、
前記受信手段が受信した前記同報用端末特定情報に対応付けられた複数の端末情報を前記同報用端末情報記憶手段から読み出し、当該読み出された複数の端末に、それぞれ接続要求を行い、その接続状況に基づいて、音声を送信可能な端末が所定台数以上か否かを判別し、音声を送信可能な端末が所定台数以上の場合は送信元端末に接続可信号を送信し、音声を送信可能な端末が所定台数未満の場合は送信元端末に接続不可信号を送信する呼制御手段と、
送信元端末との接続完了後に送信元端末より受信する音声信号を、前記複数の端末のうち、接続が完了した端末に同報送信する同報送信手段と、
を備える
とを特徴とする。
前記同報送信手段は、
送信元端末との接続完了後に送信元端末より受信する音声信号を、前記複数の端末のうち、接続が完了した端末のそれぞれにユニキャスト送信することにより同報送信を実現してもよい。
前記呼制御手段は、
記受信手段が受信した前記同報用端末特定情報に対応付けられた複数の端末情報を前記同報用端末情報記憶手段から読み出し、当該読み出された複数の端末に、それぞれ接続要求を行い、その接続状況に基づいて、音声を送信可能な端末が所定台数以上か否かを判別し、音声を送信可能な端末が所定台数未満の場合は送信元端末に接続不可信号を送信し、前記複数の端末のうち、接続が完了した端末との接続を解除してもよい。
前記呼制御手段は、
前記受信手段が受信した前記同報用端末特定情報に対応付けられた複数の端末情報を前記同報用端末情報記憶手段から読み出し、当該読み出された複数の端末に、それぞれ接続要求を行い、その接続状況に基づいて、音声を送信可能な端末が所定台数以上か否かを判別し、音声を送信可能な端末が所定台数未満の場合は送信元端末に接続不可信号を送信し、前記複数の端末のうち、接続が完了した端末に中止音を送信してもよい。
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点にかかる同報サーバは、
回線網に接続された送信元端末からの音声信号を、複数の端末に同報送信する同報サーバであって、
同報用端末特定情報と、複数の端末特定情報と、を対応付けて記憶する同報用端末情報記憶手段と、
送信元端末から前記同報用端末特定情報への接続要求信号を受信する受信手段と、
前記受信手段が受信した前記同報用端末特定情報に対応付けられた複数の端末情報を前記同報用端末情報記憶手段から読み出し、当該読み出された複数の端末に、それぞれ接続要求を行い、その接続状況に基づいて、音声を送信可能な端末の中に所定の端末が含まれているか否かを判別し、音声を送信可能な端末の中に所定の端末が含まれている場合は、送信元端末に接続可信号を送信し、音声を送信可能な端末の中に所定の端末が含まれていない場合は、送信元端末に接続不可信号を送信する呼制御手段と、
送信元端末との接続完了後に送信元端末より受信する音声信号を、前記複数の端末のうち、接続が完了した端末に同報送信する同報送信手段と、
を備える、
ことを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第の観点にかかる同報通信システムは、
回線網に接続された複数の端末の呼制御を行う呼制御サーバと、複数の端末に送信元端末からの音声信号を同報送信する同報サーバと、を備える同報通信システムであって、
前記呼制御サーバは、
送信元端末から同報用端末特定情報への接続要求信号を受信すると、当該同報用端末特定情報を前記同報サーバに送信する端末特定情報送信手段を備え、
前記同報サーバは、
前記同報用端末特定情報と、複数の端末特定情報と、を対応付けて記憶する同報用端末情報記憶手段と、
送信元端末から前記同報用端末特定情報への接続要求信号を受信する受信手段と、
前記受信手段が受信した前記同報用端末特定情報に対応付けられた複数の端末情報を前記同報用端末情報記憶手段から読み出し、当該読み出された複数の端末に、それぞれ接続要求を行い、その接続状況に基づいて、音声を送信可能な端末が所定台数以上か否かを判別し、音声を送信可能な端末が所定台数以上の場合は送信元端末に接続可信号を送信し、音声を送信可能な端末が所定台数未満の場合は送信元端末に接続不可信号を送信する呼制御手段と、
送信元端末との接続完了後に送信元端末より受信する音声信号を、前記複数の端末のうち、接続が完了した端末に同報送信する同報送信手段と、
を備える、
ことを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第の観点にかかるプログラムは、
回線網に接続された送信元端末からの音声信号を、複数の端末に同報送信するコンピュータを、
同報用端末特定情報と、複数の端末特定情報と、を対応付けて記憶する同報用端末情報記憶手段、
送信元端末から前記同報用端末特定情報への接続要求信号を受信する受信手段、
前記受信手段が受信した前記同報用端末特定情報に対応付けられた複数の端末情報を前記同報用端末情報記憶手段から読み出し、当該読み出された複数の端末に、それぞれ接続要求を行い、その接続状況に基づいて、音声を送信可能な端末が所定台数以上か否かを判別し、音声を送信可能な端末が所定台数以上の場合は送信元端末に接続可信号を送信し、音声を送信可能な端末が所定台数未満の場合は送信元端末に接続不可信号を送信する呼制御手段、
送信元端末との接続完了後に送信元端末より受信する音声信号を、前記複数の端末のうち、接続が完了した端末に同報送信する同報送信手段、
として機能させる
とを特徴とする。
本発明によれば、接続可能な端末数に応じて、同報送信の可否を判断することができる同報サーバ、同報通信システムおよびプログラムを提供することが可能になる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る同報通信システムについて説明する。
同報通信システム100は、図1に示すように、IP網10、ルータ20−1〜20−3、端末30−1〜30−4、拡声ユニット40−1〜40−4、SIP(Session Initiation Protocol)サーバ50、同報サーバ60から構成され、IP網10にはルータ20−1〜20−3が接続される。ルータ20−1は、SIPサーバ50、同報サーバ60、拡声ユニットA40−1、端末30−1および30−2、とでLANを構成する。同様に、ルータ20−2は、端末30−3、拡声ユニットB40−2、拡声ユニットC40−3、とでLANを構成し、ルータ20−3は、端末30−4、拡声ユニットD40−4とでLANを構成する。
IP網10に接続されたルータ20の数には制限はなく、また、端末30の数や拡声ユニット40の数にも制限はない。
次に、図2を用いてSIPサーバ50の構成について説明する。図1に示すSIPサーバ50は、端末30や同報サーバ60との呼制御を行い、拡声ユニット40との呼制御は行わない。拡声ユニット40との呼制御を行うのは、下記に示すように、同報サーバ60が行う。
図2に示すように、SIPサーバ50は、CPU(Central Processing Unit)51、ROM(Read Only Memory)52、RAM(Random Access Memory)53、有線通信制御部54、記憶部55、から構成され、CPU51、ROM52、RAM53、有線通信制御部54、記憶部55、はバスに接続されている。
CPU51は、ROM52やRAM53や記憶部55に格納されたプログラムにしたがって、ROM52やRAM53や記憶部55に格納されたデータを処理し、その結果をRAM53や記憶部55に格納したり、有線通信制御部54とデータを送受信したりする。
ROM52は、CPU51が所定の処理を実行するために用いるプログラムや、所定のデータを記憶する。
RAM53は、CPU51のワークエリアとして用いられる。また、RAM53は、CPU51が所定の処理を実行するために用いるプログラムや、CPU51の処理結果などを保存する。
有線通信制御部54は、NIC(Network Interface Card)から構成され、ネットワーク(LAN)とデータを授受する。受け取ったデータはCPU51に渡される。また、CPU51からデータを受け取り、ネットワークにデータを発信する。
記憶部55は、ハードディスクから構成され、CPU51が所定の処理を実行するために用いるプログラムや、CPU51の処理結果などを保存する。
次に、図3を用いて端末30の構成について説明する。端末30−1〜30−4はこの端末30と同一の構成を採ってもよい。
通信端末30は、図3に示すように、CPU31、ROM32、RAM33、有線通信制御部34、音声送信部35、音声受信部36、から構成され、CPU31、ROM32、RAM33、有線通信制御部34、音声送信部35、音声受信部36、はバスに接続されている。
CPU31は、ROM32やRAM33に格納されたプログラムにしたがって、ROM32やRAM33に格納されたデータを処理し、その結果をRAM33に格納したり、有線通信制御部34とデータを送受信したりする。
ROM32は、CPU31が所定の処理を実行するために用いるプログラムや、所定のデータを記憶する。
RAM33は、CPU31のワークエリアとして用いられる。また、RAM33は、CPU31が所定の処理を実行するために用いるプログラムや、CPU31の処理結果などを保存する。
有線通信制御部34は、NICから構成され、ネットワーク(LAN)とデータを授受する。受け取ったデータはCPU31に渡される。また、CPU31からデータを受け取り、ネットワークにデータを発信する。
音声送信部35は、A/D変換器と、マイクとから構成され、A/D変換器は、マイクから受け取った音声をデジタル化する。マイクは、集音を行い、これをA/D変換器に渡す。
音声受信部は、D/A変換器と、スピーカとから構成され、D/A変換器は、CPU41からデータを受け取り、これをアナログ化する。スピーカは、D/A変換器から受け取ったアナログデータを発声する。
次に、図4を用いて同報サーバ60の構成について説明する。図1に示す同報サーバ60は、端末30と拡声ユニット40との呼制御を行って同報通信を行うための専用サーバであり、SIPプロトコルにしたがって同報通信を行う。従来の同報通信システムでは、同報通信を行う際に、端末30と拡声ユニット40との間の呼制御による大きな負荷が、SIPサーバ50にかかる。しかし、図1に示すように、通常の呼制御を行うSIPサーバ50と、同報通信に伴う呼制御を行う同報サーバ60とを分離する構成を採ることで、SIPサーバ50にかかる呼制御による負荷を軽減することができる。
同報サーバ60は、図4に示すように、CPU61、ROM62、RAM63、有線通信制御部64、記憶部65、計時部66から構成され、CPU61、ROM62、RAM63、有線通信制御部64、記憶部65、計時部66、はバスに接続されている。
CPU61は、ROM62やRAM63や記憶部65に格納されたプログラムにしたがって、ROM62やRAM63や記憶部65に格納されたデータを処理し、その結果をRAM63や記憶部65に格納したり、有線通信制御部64とデータを送受信したりする。
ROM62は、CPU61が所定の処理を実行するために用いるプログラムや、所定のデータを記憶する。
RAM63は、CPU61のワークエリアとして用いられる。また、RAM63は、CPU61が所定の処理を実行するために用いるプログラムや、CPU61の処理結果などを保存する。
有線通信制御部64は、NICから構成され、ネットワーク(LAN)とデータを授受する。受け取ったデータはCPU61に渡される。また、CPU61からデータを受け取り、ネットワークにデータを発信する。
記憶部65は、ハードディスクから構成され、CPU61が所定の処理を実行するために用いるプログラムや、CPU61の処理結果などを保存する。
計時部66は、タイマから構成され、CPU61からの要求に応じて現在の時刻をCPU61に提示したり、CPU61が所定のタイミングから所定の時間を計時するよう要求すると、その所定の時間経過後にCPU61に対しメッセージを送信したりする。
次に、図5を用いて拡声ユニット40について説明する。図1に示すように、拡声ユニット40は、同報サーバ60から当該拡声ユニット40に同報通信された端末30からの音声を発声する。
拡声ユニット40は、図5に示すように、CPU41、ROM42、RAM43、通信制御部44、D/A(Digital/Analogue)変換器45、スピーカ46、A/D(Analogue/Digital)変換器47、マイク48、から構成され、CPU41、ROM42、RAM43、通信制御部44、D/A変換器45、A/D変換器47、はバスに接続されている。
CPU41は、ROM42やRAM43に格納されたプログラムにしたがって、ROM42やRAM43に格納されたデータを処理し、その結果をRAM43に格納したり、通信制御部44とデータを送受信したりする。
ROM42は、CPU41が所定の処理を実行するために用いるプログラムや、所定のデータを記憶する。
RAM43は、CPU41のワークエリアとして用いられる。また、RAM43は、CPU41が所定の処理を実行するために用いるプログラムや、CPU41の処理結果などを保存する。
通信制御部44は、NICから構成され、ネットワーク(LAN)とデータを授受する。受け取ったデータはCPU41に渡される。また、CPU41からデータを受け取り、ネットワークにデータを発信する。
D/A変換器45は、CPU41からデータを受け取り、これをアナログ化する。
スピーカ46は、D/A変換器45から受け取ったアナログデータを発声する。
A/D変換器47は、マイク48から受け取った音声をデジタル化する。
マイク48は、集音を行い、これをA/D変換器47に渡す。
以上で、同報通信システム100の構成要素の説明を終了する。
次に、同報通信システム100の呼制御がどのように行われるかについて、図6に示すSIPサーバ50が管理するSIPサーバ用テーブル200、図7に示す同報サーバ60が管理する同報サーバテーブル300、を用いて説明する。
まず、図6に示すSIPサーバ50が管理するSIPサーバ用テーブル200について説明する。SIPサーバ50は、SIPサーバ用テーブル200を用いて、端末30―1〜30−4、同報サーバ60、の間で、SIPプロトコルに基づく呼制御を行う。SIPサーバ用テーブル200は、たとえば、SIPサーバ50内のRAM53に記憶される。
図6に示すように、SIPサーバ50が管理するSIPサーバ用テーブル200は、電話番号とSIP URI(Uniform Resource Identifier)とを対応付けて記憶する。
たとえば、図6に示すように、端末1の電話番号と、端末1のSIP URIとは対応付けて保存される。端末2の電話番号と、端末2のSIP URIとは対応付けて保存され、端末3の電話番号と、端末3のSIP URIとは対応付けて保存される。たとえば、端末1が端末2に音声の送信を行うとき、SIPサーバ50は、SIPプロトコルに従い、SIPサーバ用テーブル200から端末1のSIP URIおよび端末2のSIP URIを検索し、通信先のSIP URIとして端末2のSIP URIを記載し、通信元のSIP URIとして端末1のSIP URIを記載したメッセージを端末2に送信する。以下、SIPプロトコルに従って、端末1、端末2、SIPサーバ50の間でメッセージのやりとりがなされた結果、端末1と端末2との間で通話が可能になる。
また、図6に示すように、同報用電話番号1と、同報サーバ60のSIP URI−Aとは対応付けて保存される。同報用電話番号2と、同報サーバ60のSIP URI−Bとは対応付けて保存され、同報用電話番号3と、同報サーバ60のSIP URI−Cとは対応付けて保存される。たとえば、端末1が、同報をおこなうため同報用電話番号1に対して音声の送信を行うとき、SIPサーバ50は、SIPプロトコルに従い、SIPサーバ用テーブル200から端末1のSIP URIおよび同報用電話番号1に対応するSIP URIを検索する。そして、通信先のSIP URIとして同報用電話番号1に対応するSIP URI(SIP URI−A)を記載し、通信元のSIP URIとして端末1のSIP URIを記載し、追加項目として同報用電話番号1を記載したメッセージが同報サーバ60に送信される。
次に、図7に示す同報サーバ60が管理する同報サーバテーブル300について説明する。同報サーバ60は、同報サーバテーブル300を用いて、拡声ユニット40−1〜40−4との間で、SIPプロトコルに基づく呼制御を行う。同報サーバテーブル300は、たとえば、同報サーバ60内のRAM63に記憶される。
図7に示すように、同報サーバテーブル300は、同報用電話番号と最小台数と対応する端末のSIP URIとを対応付けて記憶する。ここで、最小台数とは、同報を行う端末の台数の閾値であり、最小台数以上の台数の端末が同報可能であれば、同報を行うというものである。対応する端末のSIP URIとは、同報用電話番号に対応付けられている複数の端末のSIP URIを示す。この同報用電話番号を用いて端末30が音声の発信を行ったとき、同報サーバ60はこれらの複数の端末それぞれに対して同報が可能か否かを判別する。
端末30が同報用電話番号2に対して音声の送信を行うとき、SIPサーバ50は、図6に示すように、通信先のSIP URIとして、同報用電話番号2に対応するSIP URI(SIP URI−B)を記載し、通信元のSIP URIとして端末1のSIP URIを記載し、追加項目として同報用電話番号2を記載したメッセージを同報サーバ60に送信する。同報用サーバ60は、図7に示すように、メッセージの追加項目である同報用電話番号2を検索キーとして、同報サーバテーブル300から最小台数(2台)および対応する端末のSIP URI(拡声ユニットA40−1、拡声ユニットB40−2、拡声ユニットC40−3、のSIP URI)を検索する。同報サーバ60は、SIPプロトコルに基づいて、各拡声ユニット40に対して、通信先のSIP URIとして各拡声ユニット40のSIP URIを記載し、通信元のSIP URIとして図6に示す同報用電話番号2に対応するSIP URI−Bを記載したメッセージを送信する。以下の処理については後述する。
以下、図8から図10を用いて、任意の端末30から、同報用電話番号2を用いて、拡声ユニットA40−1、拡声ユニットB40−2、拡声ユニットC40−3、に同報を行う場合について説明する。
まず、同報サーバが同報を行うことができる拡声ユニットの数が最小台数以上であり、同報が可能な場合について図8を用いて説明する。次に、拡声ユニットの故障などの要因により同報サーバが同報を行うことができる拡声ユニットの数が最小台数未満であり、同報が不可である場合について図9を用いて説明する。最後に、拡声ユニットの故障などがあるが、同報サーバが同報を行うことができる拡声ユニットの数が最小台数以上であって、同報が可能である場合について図10を用いて説明する。
なお、第1のSIP URIを持つ端末Aが、第2のSIP URIを持つ端末BにSIPプロトコルに基づくメッセージを送る場合、通信先のSIP URIとして第2のSIP URIを記載し、通信元のSIP URIとして第1のSIP URIを記載したメッセージを端末Bに送信することになるが、以下、簡略化した表記として、端末Aが端末Bにメッセージを送信する、と記載する。また、端末Aから端末Bにメッセージを送信するときに、メッセージの追加項目として所定の情報を送る場合は、端末Aから端末Bに所定の情報を含むメッセージを送信する、と記載する。
まず、同報サーバ60が同報を行うことのできる拡声ユニットの数が、最小台数以上である場合の同報時の動作のシーケンスを、図8を用いて説明する。
図8に示すように、まず、端末30は、SIPサーバ50に、図6に示す同報用電話番号2を含むINVITEメッセージ(接続要求信号)を送信する(S101)。INVITEメッセージは、ある端末が別の端末への呼を確立したい場合に送信するメッセージである。SIPサーバ50は、受信したINVITEメッセージに基づいて、現在呼の確立を試すことを示す100(TRYING)を含むメッセージを端末30に送信する(S1011)。SIPサーバ50は、メッセージに同報用電話番号2を含むことを確認し、同報用電話番号2を含むINVITEメッセージを同報サーバ60に送信する(S102)。
同報サーバ60は、SIPサーバ50から受けたメッセージに同報用電話番号2が含まれていることを確認し、図7に示す同報用サーバテーブル300を参照して、同報用電話番号2に対応付けられている最小台数および対応する端末のSIP URIを確認し、最小台数が2であって、拡声ユニットA40−1、拡声ユニットB40−2、拡声ユニットC40−3、にINVITEメッセージを送ることを判別する。
同報サーバ60は、拡声ユニットA40−1、拡声ユニットB40−2、拡声ユニットC40−3、にINVITEメッセージを送信する(S104、S105、S106)。なお、INVITEメッセージの送信順は任意である。拡声ユニットA40−1、拡声ユニットB40−2、拡声ユニットC40−3、にINVITEメッセージを送信すると、同報サーバ60は、SIPサーバ50に現在電話をかけていることを示す180(RINGING)を含むメッセージを送信する(S107)。SIPサーバ50は、これを受けて、端末30に180(RINGING)を含むメッセージを送信する(S108)。
拡声ユニットA40−1、拡声ユニットB40−2、拡声ユニットC40−3、はそれぞれ、同報サーバ60に、100(TRYING)を含むメッセージを送信する(S109、S110、S111)。
その後、拡声ユニットA40−1は、同報を受け付けることを示す200(OK)を含むメッセージを同報サーバ60に返す(S112)。拡声ユニットB40−2もまた、200(OK)を含むメッセージを同報サーバ60に返す(S114)。しかし、拡声ユニットC40−3は、同報を受け付けることができないことを示す486(BUSY)を含むメッセージを同報サーバ60に返す(S116)。同報サーバ60は、それぞれの200(OK)または486(BUSY)を含むメッセージを受信すると、その送信元に了解した旨を示すACKを含むメッセージを拡声ユニットA40−1(S113)、拡声ユニットB40−2(S115)、拡声ユニットC40−3(S117)、に返す。
ここで、同報サーバ60は、拡声ユニットA40−1、拡声ユニットB40−2、拡声ユニットC40−3、にINVITEメッセージを送った結果、拡声ユニットA40−1、拡声ユニット40−2、の2台の拡声ユニットが同報を受け付けることを確認し、同報可能な拡声ユニット40の台数が最小台数以上(2台以上)となっていることを確認する。この結果、同報サーバ60は、端末30からの同報を受け付けると判別し、SIPサーバ50に200(OK)を含むメッセージを送信する(S118)。SIPサーバ50は、このメッセージを受信すると、端末30に200(OK)を含むメッセージを送信する(S119)。端末30は、ACKを含むメッセージをSIPサーバ50に送信し(S120)、SIPサーバ50は、このメッセージの受信を受けてACKを含むメッセージを同報サーバ60に送信する(S121)。なお、2つの機器の間で200(OK)およびACKのメッセージがやりとりされると、2つの機器の間でSIPプロトコルに基づく呼が確立する。
以上述べた手順により、端末30と同報サーバ60とはSIPプロトコルでメッセージを直接やりとりすることができるようになり、同報サーバ60と拡声ユニットA40−1、同報サーバ60と拡声ユニットB40−2、とはSIPプロトコルでメッセージを直接やりとりできるようになる。
端末30は、SIPプロトコルに従い、音声を同報サーバ60に送信(放送)し、同報サーバ60はこの音声をRAM63に記憶する(S122)。そして、同報サーバ60は、RAM63に記憶された音声を、拡声ユニットA40−1および拡声ユニットB40−2にユニキャスト方式で送信し(S123、S124)、拡声ユニットA40−1および拡声ユニットB40−2は、受信した音声をD/A変換器45を通してスピーカ46から放音する。音声の送信順は任意である。なお、端末30からの音声はRTP(Real-time Transport Protocol)パケットにより拡声ユニット40に送信され、拡声ユニット40もRTPパケットを端末30に対して送信するが、拡声ユニット40からのRTPパケットは同報サーバ60によって破棄される。したがって、端末30と拡声ユニット40との間で通話はできない。
端末30は、音声の送信(放送)が終了すると、SIPサーバ50に接続を遮断することを示すBYEを含むメッセージを送信する(S125)。SIPサーバ50は、BYEを含むメッセージを同報サーバ60に送信する(S126)。同報サーバ60は、SIPサーバ50に200(OK)を含むメッセージを送信し(S127)、同報サーバ60とSIPサーバ50との間のSIPプロトコルに基づく通信を遮断する。SIPサーバ50は、端末30に200(OK)を含むメッセージを送信し(S128)、端末30とSIPサーバ50との間のSIPプロトコルに基づく通信を遮断する。
同報サーバ60は、SIPサーバ50に200(OK)を含むメッセージを送信し、同報サーバ60とSIPサーバ50との間のSIPプロトコルに基づく通信を遮断した後、拡声ユニットA40−1および拡声ユニットB40−2に、たとえばROM62に格納されている終了音をユニキャスト方式で送信する(S129、S130)。なお、終了音の送信順は任意である。拡声ユニットA40−1および拡声ユニットB40−2は、終了音をスピーカ46から放音する。
同報サーバ60は、音声の送信(放送)が終了すると、拡声ユニットA40−1および拡声ユニットB40−2に接続を遮断することを示すBYEを含むメッセージをそれぞれユニキャスト方式で送信する(S131、S133)。送信順は任意である。拡声ユニットA40−1および拡声ユニットB40−2は、同報サーバ60に200(OK)を含むメッセージを送信し(S132、S134)、同報サーバ60と拡声ユニットA40−1、同報サーバ60と拡声ユニットB40−2、との間のSIPプロトコルに基づく通信を遮断する。
次に、同報サーバ60が同報を行うことのできる拡声ユニットの数が、最小台数未満である場合の同報時の動作のシーケンスを、図9を用いて説明する。
図9に示すように、まず、端末30は、SIPサーバ50に、図6に示す同報用電話番号2を含むINVITEメッセージ(接続要求信号)を送信する(S201)。SIPサーバ50は、受信したINVITEメッセージに基づいて、100(TRYING)を含むメッセージを端末30に送信する(S2011)。SIPサーバ50は、メッセージに同報用電話番号2を含むことを確認し、同報用電話番号2を含むINVITEメッセージを同報サーバ60に送信する(S202)。同報サーバ60は、このメッセージを受信すると、100(TRYING)を含むメッセージをSIPサーバ50に送信する(S203)。
同報サーバ60は、SIPサーバ50から受けたメッセージに同報用電話番号2が含まれていることを確認し、図7に示す同報用サーバテーブル300を参照して、同報用電話番号2に対応付けられている最小台数および対応する端末のSIP URIを確認し、最小台数が2であって、拡声ユニットA40−1、拡声ユニットB40−2、拡声ユニットC40−3、にINVITEメッセージを送ることを判別する。
同報サーバ60は、拡声ユニットA40−1、拡声ユニットB40−2、拡声ユニットC40−3、にINVITEメッセージを送信する(S204、S205、S206)。なお、INVITEメッセージの送信順は任意である。拡声ユニットA40−1、拡声ユニットB40−2、拡声ユニットC40−3、にINVITEメッセージを送信すると、同報サーバ60は、SIPサーバ50に180(RINGING)を含むメッセージを送信する(S207)。SIPサーバ50は、これを受けて、端末30に180(RINGING)を含むメッセージを送信する(S208)。
拡声ユニットA40−1、拡声ユニットB40−2、拡声ユニットC40−3、はそれぞれ、同報サーバ60に、100(TRYING)を含むメッセージを送信する(S209、S210、S211)。
その後、拡声ユニットA40−1は、同報を受け付けることを示す200(OK)を含むメッセージを同報サーバ60に返す(S212)。しかし、拡声ユニットB40−2は、同報を受け付けることができないことを示す486(BUSY)を含むメッセージを同報サーバ60に返す(S214)。同じく、拡声ユニットC40−3も、486(BUSY)を含むメッセージを同報サーバ60に返す(S216)。同報サーバ60は、それぞれの200(OK)または486(BUSY)を含むメッセージを受信すると、その送信元に了解した旨を示すACKを含むメッセージを拡声ユニットA40−1(S213)、拡声ユニットB40−2(S215)、拡声ユニットC40−3(S217)、に返す。
ここで、同報サーバ60は、拡声ユニットA40−1、拡声ユニットB40−2、拡声ユニットC40−3、にINVITEメッセージを送った結果、拡声ユニットA40−1の1台の拡声ユニットが同報を受け付けることを確認し、同報可能な拡声ユニット40の台数が最小台数未満(2台未満)となっていることを確認する。この結果、同報サーバ60は、端末30からの同報を受け付けないと判別し、SIPサーバ50に486(BUSY)を含むメッセージを送信する(S218)。SIPサーバ50は、このメッセージを受信すると、端末30に486(BUSY)を含むメッセージを送信する(S219)。端末30は、ACKを含むメッセージをSIPサーバ50に送信し(S221)、SIPサーバ50は、このメッセージの受信を受けてACKを含むメッセージを同報サーバ60に送信する(S222)。なお、200(OK)およびACKのメッセージがやりとりされなければ、SIPプロトコルに基づく呼は確立しない。
同報サーバ60と拡声ユニットA40−1との間の呼は確立しているので、同報サーバ60は、たとえばROM62に格納している中止音を拡声ユニットA40−1に送信する(S220)。拡声ユニットA40−1は、中止音をスピーカ46から放音する。
同報サーバ60は、呼が確立している拡声ユニットA40−1に、接続を遮断することを示すBYEを含むメッセージを送信する(S223)。拡声ユニットA40−1は、同報サーバ60に200(OK)を含むメッセージを送信し(S224)、同報サーバ60と拡声ユニットA40−1との間のSIPプロトコルに基づく通信を遮断する。
最後に、同報サーバ60が同報を行うことのできる拡声ユニットの数が、最小台数以上であるが、一部の拡声ユニットが同報サーバからの要求に応答しない場合の同報時の動作のシーケンスを、図10を用いて説明する。
図10に示すように、まず、端末30は、SIPサーバ50に、図6に示す同報用電話番号2を含むINVITEメッセージ(接続要求信号)を送信する(S301)。SIPサーバ50は、受信したINVITEメッセージに基づいて、100(TRYING)を含むメッセージを端末30に送信する(S3011)。SIPサーバ50は、メッセージに同報用電話番号2を含むことを確認し、同報用電話番号2を含むINVITEメッセージを同報サーバ60に送信する(S302)。同報サーバ60は、このメッセージを受信すると、現在呼の確立を試すことを示す100(TRYING)を含むメッセージをSIPサーバ50に送信する(S303)。
同報サーバ60は、SIPサーバ50から受けたメッセージに同報用電話番号2が含まれていることを確認し、図7に示す同報用サーバテーブル300を参照して、同報用電話番号2に対応付けられている最小台数および対応する端末のSIP URIを確認し、最小台数が2であって、拡声ユニットA40−1、拡声ユニットB40−2、拡声ユニットC40−3、にINVITEメッセージを送ることを判別する。
同報サーバ60は、拡声ユニットA40−1、拡声ユニットB40−2、拡声ユニットC40−3、にINVITEメッセージを送信する(S304、S305、S306)。なお、INVITEメッセージの送信順は任意である。拡声ユニットA40−1、拡声ユニットB40−2、拡声ユニットC40−3、にINVITEメッセージを送信すると、同報サーバ60は、SIPサーバ50に180(RINGING)を含むメッセージを送信する(S307)。SIPサーバ50は、これを受けて、180(RINGING)を含むメッセージを送信する(S308)。
なお、このときに、各拡声ユニットからINVITEメッセージに対する応答が帰ってくるまでの時間に制限を設けてもよい。これは、同報サーバ60のCPU61が、計時部66にINVITEメッセージを送ったときの時刻を記憶させ、INVITEメッセージに対する応答が帰ってくるまでの所定の時間が経過したと計時部66が判別したときはCPU61に通知するようにすることで実現できる。図10に示す例では、拡声ユニットC40−3にINVITEメッセージを送ってからの時間を計時しているが、INVITEメッセージを送ってからの時間を計時する拡声ユニットは任意に定めてよい。
拡声ユニットA40−1、拡声ユニットB40−2、はそれぞれ、同報サーバ60に、100(TRYING)を含むメッセージを送信する(S309、S310)。ここで、拡声ユニットC40−3は100(TRYING)を含むメッセージを送信していないことに注意されたい。
その後、拡声ユニットA40−1は、同報を受け付けることを示す200(OK)を含むメッセージを同報サーバ60に返す(S311)。拡声ユニットB40−2もまた、200(OK)を含むメッセージを同報サーバ60に返す(S313)。同報サーバ60は、拡声ユニットA40−1および拡声ユニット40−2からの200(OK)を含むメッセージを受信すると、その送信元に了解した旨を示すACKを含むメッセージを拡声ユニットA40−1(S312)、拡声ユニットB40−2(S314)、に返す。
しかし、拡声ユニットC40−3は、まだ同報サーバ60にメッセージを送っていない。ここで、計時部66が拡声ユニットC40−3のINVITEメッセージに対する応答が帰ってくるまでの所定の時間が経過したと判別したときは、CPU61に通知を行い、CPU61は拡声ユニットC40−3から応答を待つことを打ち切る。なお、図10に示すように、計時部66が所定の時間が経過したと判別するまでの間に、同報サーバ60は拡声ユニットC40−3にINVITEメッセージを再度送信するようにしてもよい(S315、S316)。
ここで、同報サーバ60は、拡声ユニットA40−1、拡声ユニットB40−2、拡声ユニットC40−3、にINVITEメッセージを送った結果、拡声ユニットA40−1、拡声ユニット40−2、の2台の拡声ユニットが同報を受け付けることを確認し、同報可能な拡声ユニット40の台数が最小台数以上(2台以上)となっていることを確認する。この結果、同報サーバ60は、端末30からの同報を受け付けると判別し、SIPサーバ50に200(OK)を含むメッセージを送信する(S317)。SIPサーバ50は、このメッセージを受信すると、端末30に200(OK)を含むメッセージを送信する(S318)。端末30は、ACKを含むメッセージをSIPサーバ50に送信し(S319)、SIPサーバ50は、このメッセージの受信を受けてACKを含むメッセージを同報サーバ60に送信する(S320)。
以上述べた手順により、端末30と同報サーバ60とはSIPプロトコルでメッセージを直接やりとりすることができるようになり、同報サーバ60と拡声ユニットA40−1、同報サーバ60と拡声ユニットB40−2、とはSIPプロトコルでメッセージを直接やりとりできるようになる。
端末30は、SIPプロトコルに従い、音声を同報サーバ60に送信(放送)し(S321)、同報サーバ60はこの音声をRAM63に記憶する。そして、同報サーバ60は、RAM63に記憶された音声を、拡声ユニットA40−1および拡声ユニットB40−2にユニキャスト方式で送信し(S322、S323)、拡声ユニットA40−1および拡声ユニットB40−2は、受信した音声をD/A変換器45を通してスピーカ46から放音する。音声の送信順は任意である。なお、端末30からの音声はRTPパケットにより拡声ユニット40に送信され、拡声ユニット40もRTPパケットを端末30に対して送信するが、拡声ユニット40からのRTPパケットは同報サーバ60によって破棄される。したがって、端末30と拡声ユニット40との間で通話はできない。
端末30は、音声の送信(放送)が終了すると、SIPサーバ50に接続を遮断することを示すBYEを含むメッセージを送信する(S324)。SIPサーバ50は、BYEを含むメッセージを同報サーバ60に送信する(S325)。同報サーバ60は、SIPサーバ50に200(OK)を含むメッセージを送信し(S326)、同報サーバ60とSIPサーバ50との間のSIPプロトコルに基づく通信を遮断する。SIPサーバ50は、端末30に200(OK)を含むメッセージを送信し(S327)、端末30とSIPサーバ50との間のSIPプロトコルに基づく通信を遮断する。
同報サーバ60は、SIPサーバ50に200(OK)を含むメッセージを送信し、同報サーバ60とSIPサーバ50との間のSIPプロトコルに基づく通信を遮断した後、拡声ユニットA40−1および拡声ユニットB40−2に、たとえばROM62に格納されている終了音をユニキャスト方式で送信する(S328、S329)。なお、終了音の送信順は任意である。拡声ユニットA40−1および拡声ユニットB40−2は、終了音をスピーカ46から放音する。
同報サーバ60は、音声の送信(放送)が終了すると、拡声ユニットA40−1および拡声ユニットB40−2に接続を遮断することを示すBYEを含むメッセージをそれぞれユニキャスト方式で送信する(S330、S332)。送信順は任意である。拡声ユニットA40−1および拡声ユニットB40−2は、同報サーバ60に200(OK)を含むメッセージを送信し(S331、S333)、同報サーバ60と拡声ユニットA40−1、同報サーバ60と拡声ユニットB40−2、との間のSIPプロトコルに基づく通信を遮断する。
以上説明したように、本発明の実施形態に係る同報通信システム100は、同報通信用のSIPサーバとして同報サーバ60を用意し、ユニキャスト方式で同報通信を行う。また、ユニキャスト方式で同報通信を行うにあたり、各拡声ユニットの状態をSIPプロトコルに基づいて確認し、送信先の端末が通話中であったり、故障中であったりした場合は同報通信を行わない。このような構成を採ることによって、従来の同報通信システムではすべての通信経路上のルータがマルチキャスト方式に対応しており、特定の端末からのマルチキャスト送信を許可するためには通信経路上のすべてのルータの設定を変更する必要があったが、通信経路上のルータがマルチキャスト方式に対応していない場合であっても同報通信が可能であり、また、特段のルータの設定の必要はない。また、従来の同報通信システムでは一部の送信先の端末が通話中であったり、故障中で有ったりする場合、同報通信ができなかったが、送信先の端末が通話中であったり、故障中であったりした場合でも同報通信が可能になる。さらに、同報通信用のSIPサーバである同報サーバ60を設けることによって、同報通信を行っている際でも、通常の呼制御を行うSIPサーバ50にかかる負荷が増加することがない。
本発明は、上記実施形態に限らず、さまざまな変形および応用が可能である。
同報用電話番号、最小台数、対応する端末のSIP URI、の対応付けは自由に行ってもよい。また、上記実施形態では、SIPを通信プロトコルとして用いたが、H.323などの他の通信プロトコルを用いてもよい。
上記実施形態では、同報サーバテーブル300は、同報用電話番号を管理したが、同報用電話番号の代わりに同報用のSIP URIを与えてもよい。この場合、同報サーバテーブル300には、同報用のSIP URIと、最小台数と、対応する端末のSIP URIと、が対応付けて記憶される。同報サーバ60は、SIPサーバ50から受信した同報用SIP URIを検索キーとして、対応する端末(拡声ユニット40)を検索する。
上記実施形態では、同報サーバテーブル300は、対応する端末のSIP URIを管理したが、SIP URIの代わりに電話番号で管理してもよい。この場合、同報サーバテーブル300には、同報用電話番号と、最小台数と、対応する端末の電話番号と、が対応付けて記憶される。同報サーバ60は、SIPサーバ50から受信した同報用電話番号を検索キーとして、対応する端末(拡声ユニット40)を検索する。
上記実施形態では、同報サーバ60が同報通信を行う基準として、最小台数を用いたが、基準は任意に設定してよい。たとえば、所定の拡声ユニットを含む場合に限り同報通信を行う、といった基準を用いてもよい。この場合、同報サーバ60は、200(OK)を含むメッセージを送ってきて、ACKを含むメッセージを送った拡声ユニットに、所定の拡声ユニット40が含まれているかどうかを判別し、含まれていると判別したときには、端末30から送られてきた音声を当該拡声ユニット40に送信し、端末30に同報通信不可のメッセージを送信すればよく、所定の拡声ユニットが含まれていないと判別したときは、端末30に同報通信不可のメッセージを送信すればよい。200(OK)を含むメッセージを送ってきた拡声ユニット40とは呼が確立しているからである。
上記実施形態では、SIPサーバ50と同報サーバ60とを分けたが、SIPサーバ50および同報サーバ60を物理的に1台ずつに分けなくともよい。SIPサーバ50および同報サーバ60は、物理的に1台のサーバ上で動作させてもよい。また、SIPサーバ50や、同報サーバ60は、複数台のサーバから構成されてもよい。
上記実施形態では、同報通信可能なときは端末30に200(OK)を含むメッセージが来て、同報通信不可のときは端末30に486(BUSY)を含むメッセージが来るが、端末30への通知方法は任意である。たとえば、SIPプロトコルの他のメッセージを用いて端末30へ通知してもよく、また、SIPプロトコルを用いないで別のプロトコルを用いて端末30へ通知してもよい。
本発明に係る同報通信システムは、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。たとえば、上述の動作を実行するためのプログラムを、コンピュータシステムが読みとり可能な記録媒体(フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM等)に格納して配布し、当該プログラムをコンピュータシステムにインストールすることにより、上述の処理を実行する同報通信システムを構成してもよい。また、インターネット等の通信ネットワーク上のサーバ装置が有するストレージに当該プログラムを格納しておき、通常のコンピュータシステムがダウンロード等することで同報通信システムを構成してもよい。
また、上述の機能を、OS(Operating System)とアプリケーションとの分担、またはOSとアプリケーションとの協働により実現する場合などには、アプリケーション部分のみを記録媒体やストレージに格納してもよい。
また、搬送波にプログラムを重畳し、通信ネットワークを介して配信することも可能である。たとえば、通信ネットワーク上の掲示板(Bulletin Board System)に前記プログラムを掲示し、ネットワークを介して前記プログラムを配信してもよい。そして、このプログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、上述の処理を実行できるように構成してもよい。
本発明の実施形態に係る同報通信システムの構成図である。 図1のSIPサーバの構成図である。 図1の端末の構成図である。 図1の同報サーバの構成図である。 図1の拡声ユニットの構成図である。 SIPサーバが管理するSIPサーバ用テーブルを示す図である。 同報サーバが管理する同報サーバテーブルを示す図である。 同報サーバが同報を行う場合の端末、SIPサーバ、同報サーバ、拡声ユニットのシーケンス図である。 同報サーバが同報を行わない場合の端末、SIPサーバ、同報サーバ、拡声ユニットのシーケンス図である。 応答しない拡声ユニットを含むとき、同報サーバが同報を行う場合の端末、SIPサーバ、同報サーバ、拡声ユニットのシーケンス図である。
符号の説明
10 IP網
20、20−1〜20−3 ルータ
30、30−1〜30−4 端末
40、40−1〜40−4 拡声ユニット
50 SIPサーバ
60 同報サーバ

Claims (7)

  1. 回線網に接続された送信元端末からの音声信号を、複数の端末に同報送信する同報サーバであって、
    同報用端末特定情報と、複数の端末特定情報と、を対応付けて記憶する同報用端末情報記憶手段と、
    送信元端末から前記同報用端末特定情報への接続要求信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した前記同報用端末特定情報に対応付けられた複数の端末情報を前記同報用端末情報記憶手段から読み出し、当該読み出された複数の端末に、それぞれ接続要求を行い、その接続状況に基づいて、音声を送信可能な端末が所定台数以上か否かを判別し、音声を送信可能な端末が所定台数以上の場合は送信元端末に接続可信号を送信し、音声を送信可能な端末が所定台数未満の場合は送信元端末に接続不可信号を送信する呼制御手段と、
    送信元端末との接続完了後に送信元端末より受信する音声信号を、前記複数の端末のうち、接続が完了した端末に同報送信する同報送信手段と、
    を備える
    とを特徴とする同報サーバ。
  2. 前記同報送信手段は、
    送信元端末との接続完了後に送信元端末より受信する音声信号を、前記複数の端末のうち、接続が完了した端末のそれぞれにユニキャスト送信することにより同報送信を実現する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の同報サーバ。
  3. 前記呼制御手段は、
    記受信手段が受信した前記同報用端末特定情報に対応付けられた複数の端末情報を前記同報用端末情報記憶手段から読み出し、当該読み出された複数の端末に、それぞれ接続要求を行い、その接続状況に基づいて、音声を送信可能な端末が所定台数以上か否かを判別し、音声を送信可能な端末が所定台数未満の場合は送信元端末に接続不可信号を送信し、前記複数の端末のうち、接続が完了した端末との接続を解除する
    とを特徴とする請求項1は2に記載の同報サーバ。
  4. 前記呼制御手段は、
    前記受信手段が受信した前記同報用端末特定情報に対応付けられた複数の端末情報を前記同報用端末情報記憶手段から読み出し、当該読み出された複数の端末に、それぞれ接続要求を行い、その接続状況に基づいて、音声を送信可能な端末が所定台数以上か否かを判別し、音声を送信可能な端末が所定台数未満の場合は送信元端末に接続不可信号を送信し、前記複数の端末のうち、接続が完了した端末に中止音を送信する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の同報サーバ。
  5. 回線網に接続された送信元端末からの音声信号を、複数の端末に同報送信する同報サーバであって、
    同報用端末特定情報と、複数の端末特定情報と、を対応付けて記憶する同報用端末情報記憶手段と、
    送信元端末から前記同報用端末特定情報への接続要求信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した前記同報用端末特定情報に対応付けられた複数の端末情報を前記同報用端末情報記憶手段から読み出し、当該読み出された複数の端末に、それぞれ接続要求を行い、その接続状況に基づいて、音声を送信可能な端末の中に所定の端末が含まれているか否かを判別し、音声を送信可能な端末の中に所定の端末が含まれている場合は、送信元端末に接続可信号を送信し、音声を送信可能な端末の中に所定の端末が含まれていない場合は、送信元端末に接続不可信号を送信する呼制御手段と、
    送信元端末との接続完了後に送信元端末より受信する音声信号を、前記複数の端末のうち、接続が完了した端末に同報送信する同報送信手段と、
    を備える、
    ことを特徴とする同報サーバ。
  6. 回線網に接続された複数の端末の呼制御を行う呼制御サーバと、複数の端末に送信元端末からの音声信号を同報送信する同報サーバと、を備える同報通信システムであって、
    前記呼制御サーバは、
    送信元端末から同報用端末特定情報への接続要求信号を受信すると、当該同報用端末特定情報を前記同報サーバに送信する端末特定情報送信手段を備え、
    前記同報サーバは、
    前記同報用端末特定情報と、複数の端末特定情報と、を対応付けて記憶する同報用端末情報記憶手段と、
    送信元端末から前記同報用端末特定情報への接続要求信号を受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した前記同報用端末特定情報に対応付けられた複数の端末情報を前記同報用端末情報記憶手段から読み出し、当該読み出された複数の端末に、それぞれ接続要求を行い、その接続状況に基づいて、音声を送信可能な端末が所定台数以上か否かを判別し、音声を送信可能な端末が所定台数以上の場合は送信元端末に接続可信号を送信し、音声を送信可能な端末が所定台数未満の場合は送信元端末に接続不可信号を送信する呼制御手段と、
    送信元端末との接続完了後に送信元端末より受信する音声信号を、前記複数の端末のうち、接続が完了した端末に同報送信する同報送信手段と、
    を備える、
    ことを特徴とする同報通信システム。
  7. 回線網に接続された送信元端末からの音声信号を、複数の端末に同報送信するコンピュータを、
    同報用端末特定情報と、複数の端末特定情報と、を対応付けて記憶する同報用端末情報記憶手段、
    送信元端末から前記同報用端末特定情報への接続要求信号を受信する受信手段、
    前記受信手段が受信した前記同報用端末特定情報に対応付けられた複数の端末情報を前記同報用端末情報記憶手段から読み出し、当該読み出された複数の端末に、それぞれ接続要求を行い、その接続状況に基づいて、音声を送信可能な端末が所定台数以上か否かを判別し、音声を送信可能な端末が所定台数以上の場合は送信元端末に接続可信号を送信し、音声を送信可能な端末が所定台数未満の場合は送信元端末に接続不可信号を送信する呼制御手段、
    送信元端末との接続完了後に送信元端末より受信する音声信号を、前記複数の端末のうち、接続が完了した端末に同報送信する同報送信手段、
    として機能させる
    とを特徴とするプログラム。
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