JP5353529B2 - 通信システム、サーバ装置、通信制御方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

通信システム、サーバ装置、通信制御方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、携帯電話器などの複数の通信端末装置がサーバ装置を介して音声、映像等のデータの送受信を行うことができる通信システム、並びにこの通信システムの機能を実現するためのサーバ装置、通信制御方法及びコンピュータプログラムに関する。
携帯電話器などの通信端末装置を利用した通信システムとしてPoC(Push-to-talk over Cellular)システムが実用化されている。PoCシステムは、通信端末装置を所持する一のユーザが、その他のユーザへ一斉に音声送信を行うことができる、即ち一対多通話を行うことができるという利点があり、複数のユーザによるグループ内での簡易なコミュニケーションツールとして注目されている。ただし、PoCシステムでは2人以上のユーザが同時に音声送信を行うことはできず、ユーザは通信端末装置に備えられた発言用のボタンを押下(プッシュ)して発言権を取得した後に発言(トーク)を行う必要があり、発言用のボタンの押下を解除して発言権を放棄するまでの間に行った発言に係る音声が他の通信端末装置へ一斉送信され、他のユーザが同時的にこの音声を聞くことができる。一のユーザが発言を行っている場合には、他のユーザは発言権を取得することはできないため、PoCシステムでは複数のユーザが発言権を譲渡しあいながらコミュニケーションを行う必要がある。
また、PoCシステムにおいては、発言権の管理及び音声に係るデータの送受信を行うためのサーバ装置が設けられる。サーバ装置は、通信端末装置からの発言権要求に応じてサーバ装置が発言権を与えて発言を許可し、発言を許可した通信端末装置から送信される音声データを受信して他の通信端末装置へ一斉に送信する。このとき、サーバ装置はあらかじめ登録された通信グループに含まれる通信端末装置へ音声データの一斉送信を行うようにしてあり、サーバ装置は通信グループの管理に係る処理を行っている。
特許文献1においては、携帯端末が複数のPoCグループのメンバ(複数のPoCグループでのコミュニケーションに参加可能)になった時に、複数のPoCグループで同時に発言があった場合、必要に応じてサーバ側で発言内容を保存しておき、発言の優先度を見ながら順番に全ての発言を携帯端末に送信する。これにより、携帯端末は、複数のPoCグループのメンバになった場合も全てのグループの発言内容を適切な順番で聞くことが可能となる。
国際公開第2008/126259号パンフレット
特許文献1や、OMA(Open Mobile Alliance)で標準化中のPoC技術では、上述の通り、1台の端末装置が複数のPoCグループのメンバになる状況を想定している。しかし、特許文献1や、OMAのPoC技術では、あるユーザが1つのPoCグループで発言中に他のグループで発言があった場合、そのユーザが他のグループの発言をどう処理するかについては詳細に検討されておらず、現在は単純に他のグループでの発言を無視する。しかし、これでは1つのPoCグループで発言中に他のグループで重要な発言があった場合(例えば事故発生の通知など)、発言中のユーザはその重要な発言を聞くことができず、不都合が生じる可能性がある。このような課題に対し、発言中も他のグループで重要な発言があれば、自分の発言を停止し重要な発言があったグループに参加しなおし(OMAのPoC技術ではPrimaryグループを重要な発言があったグループに変更、または、重要な発言があったグループにロックする)、重要な発言を聞くという対処方法が考えられる。しかし、この方法では自分の発言が突然停止されるため、発言者も発言を聞いていた他のユーザも突然話が中断された原因が分からず、混乱するという問題があった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、PoCシステムのように通信グループ内の一の通信端末装置からその他の通信端末装置へ音声、映像等のデータ(以下、メディアデータという)を一斉に送信するシステムにおいて、複数の通信グループにてコミュニケーション可能な通信端末装置が1つのグループで発言(メディアデータ送信)中に、他のグループで発言があった場合に、自らの発言を停止して自動的に他のグループの発言を聞くことが可能で、自らと自らの発言を聞いていた他の通信端末装置には、発言者が退出することをシステムから通知することで利用者の混乱を防止することができる通信システム、サーバ装置、通信制御方法、及びコンピュータプログラムを提供することにある。
本願に開示する通信システムは、少なくとも音声あるいは映像のいずれかを含むデータの送受信を行う複数の通信端末装置と、複数の通信端末装置をメンバとする複数の通信グループの情報を記憶してあり、各通信グループ内で一の通信端末装置に前記データの送信許可を与え、送信許可を与えた通信端末装置から送信されるデータを受信して、該データを同一通信グループ内の他の通信端末装置へ送信するサーバ装置とを備え、各通信端末装置は、少なくとも1つ以上の通信グループのメンバとなることを前記サーバ装置へ要求する手段と、当該通信端末装置がメンバとなっている通信グループのうち、当該通信端末装置がデータの送受信を行う一の通信グループの選択を受付ける手段と、前記選択された通信グループ内でのデータの送信可否を前記サーバ装置に問い合わせする手段と、前記サーバ装置から送信許可が与えられた場合、前記データをサーバ装置へ送信する手段とを備え、前記サーバ装置は、第1の通信グループを選択した一の通信端末装置から送信可否の問い合わせを受信する手段と、該手段にて前記問い合わせを受信した場合、前記第1の通信グループのメンバである他の通信端末装置のうち、前記第1の通信グループと異なる第2の通信グループのメンバとなっている他の通信端末装置が存在するか否かを判断する判断手段と、該判断手段にて前記第2の通信グループを選択している他の通信端末装置が存在すると判断した場合、該他の通信端末装置は前記第2の通信グループ内で送信許可が与えられているか否かを判断する手段と、該他の通信端末装置に送信許可が与えられていると判断した場合、該他の通信端末装置を前記第2の通信グループから離脱させる旨の通知を、前記第2の通信グループのメンバとなっている各通信端末装置へ送信する手段と、前記第2の通信グループから離脱させる他の通信端末装置がデータの送受信を行うべき通信グループを前記第2の通信グループから前記第1の通信グループに変更する手段とを備えることを特徴とする。
本発明による場合は、複数の通信グループに参加可能な通信端末装置が1つのグループにて発言中に、他のグループで発言があった場合に、その発言を聞き逃すことなく、さらに自らの発言を聞いていた他の通信端末装置のユーザに発言者の退出を通知することができ、ユーザの混乱を防止することができる。
実施の形態1に係る通信システムを用いた通信グループでの一対多通話を説明する模式図である。 実施の形態1に係る通信システムのハードウェアの構成例を示すブロック図である。 実施の形態1に係る通信システムのソフトウェアの構成例を示す機能ブロック図である。 通信制御サーバが備える端末管理データの記録内容の一例を概念的に示す説明図である。 通信制御サーバが備えるシステムメッセージ保存データの記録内容の一例を概念的に示す説明図である。 通信メディアサーバが備える配信先データの記録内容の一例を概念的に示す説明図である。 実施の形態1に係る通信制御サーバ及び通信メディアサーバが行う処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る通信制御サーバ及び通信メディアサーバが行う処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る通信システムのソフトウェアの構成例を示す機能ブロック図である。 実施の形態2に係る通信制御サーバの強制変更管理部が備える強制変更待機端末管理データの記録内容の一例を概念的に示す説明図である。 実施の形態2に係る通信メディアサーバが備える話中管理データの記録内容の一例を概念的に示す説明図である。 実施の形態2に係る通信制御サーバが行う処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る通信メディアサーバが行う処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態3に係る通信制御サーバが行う処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態4に係る通信システムのソフトウェアの構成例を示す機能ブロック図である。 実施の形態4に係る通信メディアサーバの話中判定部が備える話中管理データの記録内容の一例を概念的に示す説明図である。 実施の形態4に係る通信制御サーバが行う処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態4に係る通信制御サーバが行う処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態4に係る通信メディアサーバが行う処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態5に係る通信システムのソフトウェアの構成例を示す機能ブロック図である。 実施の形態5に係る通信メディアサーバのメディア録音部が備えるメディア録音データの記録内容の一例を概念的に示す説明図である。 実施の形態5に係る通信制御サーバ及び通信メディアサーバが行う処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態5に係る通信制御サーバ及び通信メディアサーバが行う処理の手順を示すフローチャートである。 実施の形態5に係る通信制御サーバ及び通信メディアサーバが行う処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
(実施の形態1)
図1は実施の形態1に係る通信システムを用いた通信グループでの一対多通話を説明する模式図である。本実施の形態に係る通信システムはPoCによる通話機能を備えるシステムである。PoCシステムでは、同じ通信グループに参加する複数の通信端末装置3の間で一対多通話を行うことができる。図1に示した例は、通信グループG1(PoC1)にa氏、b氏及びc氏がそれぞれ所持する3つの通信端末装置3が参加しており、通信グループG2(PoC2)にl氏、m氏及びn氏がそれぞれ所持する3つの通信端末装置3が参加している場合である。また、x氏が所持する通信端末装置3は、通信グループG1及び通信グループG2の両方に参加している。
このように、本実施の形態に係る通信システムでは、1つの通信端末装置3が複数の通信グループに参加して、複数の通信グループにてPoCシステムによる一対多通話を可能にしている。
PoCシステムによる一対多通話では、1つの通信グループで発言することができるユーザは1人、すなわち発言権は1つである。例えば、通信グループG1にてa氏が発言権を獲得して発言を行った場合には、a氏の発言を通信グループG1に参加したb氏、c氏及びx氏が同時的に聴くことができる。a氏の発言中には他のユーザは発言を行うことができず、a氏が発言を終了して発言権を解放し、この発言権を通信グループG1内の他のユーザが獲得して初めて発言を行うことができる。通信グループG2についても同様である。ただし、発言権は通信グループ毎に1つ設けているため、通信グループG1で、a氏が発言中であっても、a氏が参加している通信グループとは異なるグループG2に参加しているm氏は、発言権を獲得して発言を行うことができる。
ここで、グループへの「参加」とは、そのグループでの発言内容を受信可能な状態にすることであり、複数のグループに参加することで、両方のグループの発言を受信・再生可能となる。一方、これ以降に説明する本実施の形態に係る通信システムは、発言時の制御を対象としているため、グループへの「参加」とは、そのグループでの発言内容を受信可能な状態だけでなく、発言も可能な状態を含んでいてもよい。OMAのPoC技術ではPrimaryグループにする、またはロック状態にすることをいう。
通信グループG2でx氏が発言中に、通信グループG1でa氏が発言した場合、既に問題点として述べたように従来の通信システムにおいては、x氏は通信グループG2での発言を継続して、通信グループG1の発言は破棄していた(a氏の発言を聞くことができなかった)。
これに対して、本実施の形態に係る通信システムでは、このような場合に、システムが通信グループG2の発言権を強制的に取得してグループG2のユーザ(l氏、m氏、n氏、x氏)にx氏が通信グループG2から退出することを通知し、さらにx氏を強制的に通信グループG1に参加させ、a氏の発言をx氏に送信する。これにより、x氏は通信グループG2での発言を中止し、通信グループG2のユーザ(l氏、m氏、n氏、x氏)はx氏が他のグループに呼ばれ、一時的に退出することを知ることができる。また、x氏は通信グループG1のa氏の発言を聞くことができる。
なお、実施の形態1に係る通信システムでは、参加グループの切り替え制御、発言権付与・剥奪処理、メディアデータの送受信等の処理は、PoCシステムの管理及び制御等を行う通信制御サーバ1及び通信メディアサーバ2(図2を参照)が実行する。
図2は実施の形態1に係る通信システムのハードウェアの構成例を示すブロック図である。通信制御サーバ1は、装置全体を制御するCPU等の制御部10と、本願のコンピュータプログラム及びデータ等の各種情報を記録したCD−ROM等の記録媒体(不図示)から各種情報を読み取るCD−ROMドライブ等の補助記憶部11と、補助記憶部11により読み取った各種情報を記録するハードディスク等の記録部12と、情報を一時的に記憶するRAM等の記憶部13とを備えている。そして記録部12に記録した本願のコンピュータプログラムを記憶部13に記憶させて、制御部10の制御にて実行することにより、通信制御サーバ1は、本願で開示するサーバ装置(第1サーバ装置)として動作する。さらに通信制御サーバ1は、通信網4に接続してパケット通信を行う通信部14を備える。なお記録部12には、本願のコンピュータプログラム以外にも、基本プログラム(OS:Operating System)等の様々なプログラムが記録されている。
通信メディアサーバ2は、通信制御サーバ1と同様に、制御部20、補助記憶部21、記録部22、記憶部23、及び通信部24を備える。すなわち、本願のコンピュータプログラムを記憶部23に記憶させて、制御部20の制御にて実行することにより、通信メディアサーバ2は、本願で開示するサーバ装置(第2サーバ装置)として動作する。
通信端末装置3は、携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistant) 等の通信機能を備えた端末装置である。通信端末装置3は、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイなどの表示部31、操作ボタン、タッチパネルなどユーザの操作を受付ける操作部32、通信網4を介して通信制御サーバ1及び通信メディアサーバ2とデータの送受信を行う通信部33を備える。
通信端末装置3を所持しているユーザが通信グループに参加し、他のユーザと通信を行う場合、通信端末装置3の表示部31に自身がメンバとなっている通信グループを表示させ、参加する通信グループを操作部32により選択操作する。通信端末装置3で選択された通信グループの情報は、通信網4を介して通信制御サーバへ通知され、端末管理データの記録内容の一部として、そのユーザが参加している旨が登録される(図4を参照)。
図3は実施の形態1に係る通信システムのソフトウェアの構成例を示す機能ブロック図である。通信制御サーバ1は、本願のコンピュータプログラムを制御部10にて実行することにより、セッション管理部100、発言権管理部101、不在端末抽出部102、システムユーザ管理部103、強制変更管理部104等の各種プログラムモジュールとして様々な機能を実現する。
また、通信メディアサーバ2は、本願のコンピュータプログラムを制御部20にて実行することにより、メディア配信部200等の各種プログラムモジュールとして様々な機能を実現する。
セッション管理部100は、通信グループに関する情報を管理しており、各通信グループに参加可能なユーザのID、現在参加済みのユーザのID、現在の発言者のユーザID、グループの優先度、グループが開催されてからの経過時間などを管理する。さらに、メディア配信部200と通信し、メディア配信元、メディア配信先アドレス・ポート等を設定する。
図4は通信制御サーバ1が備える端末管理データの記録内容の一例を概念的に示す説明図である。図4の例では、グループの識別子を示すセッションIDが「1」のセッションはuser01からuser04までの4人が参加可能であり、現在user02以外の3人がセッションに参加している様子を示している。また、現在はuser01が発言権を取得しており、セッションの優先度は低く、セッションの開始から75秒が経過している様子を示している。他のセッションについても同様であり、セッションIDが「2」のセッションでは、現在発言者がいない状態を示している。
図3に示す発言権管理部101は通信端末装置3からの発言権取得要求または発言権解放要求を受信した場合、セッション管理部100を参照することにより、発言権を付与または剥奪が可能であるか否か判断し、要求があった通信端末装置3に応答を返す。
不在端末抽出部102は、通信端末装置3からの発言権取得要求受信時にセッション管理部100を参照し、発言を聞けない可能性がある通信端末装置3を抽出する。発言権が要求されたセッション(通信グループ)のメンバで、現在未参加の通信端末装置3は発言を聞けない可能性があるとして不在端末抽出部102によって抽出されることになる。
システムユーザ管理部103は、強制変更管理部104からの指示に従って、指定されたセッションにシステムユーザを参加させ、強制的に発言権を取得し、システムメッセージ(音声メッセージ等)を複数の通信端末装置3に送信する。システムメッセージのデータは通信制御サーバ1にあらかじめ登録される。
図5は通信制御サーバ1が備えるシステムメッセージ保存データの記録内容の一例を概念的に示す説明図である。図5に示した表の1番目及び2番目のデータは、発言者が途中で退出したことを表す音声データである。1番目のデータは、speaker_exit_ulaw.wavというファイル名で保存されており、音声データのフォーマットはG.711 μ−lawである。2番目のデータは、1番目とデータフォーマットが異なっており、GSM6.10で保存されている。そのため、送信先の通信端末装置3でサポートするデータフォーマットに応じて、送信するデータを変更することが可能である。
同様に3番目及び4番目のデータはシステム停止時のメッセージになっている。
図3に示す強制変更管理部104は、不在端末抽出部102から受信した不在端末のリストの中で、発言権取得を要求されたセッション(PoC1とする)とは別のセッション(PoC2とする)に参加しており、しかもPoC2で発言権を取得している通信端末装置3を抽出する。さらに、セッション管理部100に指示し、このPoC2で発言中の通信端末装置3の発言を中止させ、システムユーザ管理部103に指示し、PoC2に参加している通信端末装置3に、発言者が退出することを通知するメッセージを送信させる。さらに発言していた通信端末装置3の参加先セッションをPoC2からPoC1に強制的に変更させ、強制的にセッションを変更した通信端末装置3には強制変更通知を送信し、参加セッションが変わったことを通知する。
通信メディアサーバ2のメディア配信部200は、セッション管理部100の指示に従い、メディアの配信元・配信先に関する情報(アドレス及びポート番号)を受信し、配信先データとして保存すると共に、そのデータに従ってメディアデータの配信(送受信)を実施する。
図6は通信メディアサーバ2が備える配信先データの記録内容の一例を概念的に示す説明図である。図6の例では、セッションIDが「1」のセッションには、user01,user03,user04が参加しており、現在はuser01が発言権を取得している。この場合、メディア配信部200は、user01のIPアドレスxxx.xxx.xxx.xxxのポート番号5000番から音声データを受信し、user02のIPアドレスyyy.yyy.yyy.yyyのポート番号5000番、および、user03のIPアドレスzzz.zzz.zzz.zzzのポート番号5002番に配信する。動画像データも同時に配信する場合は、音声と同様に、保存してあるアドレス及びポート番号に従って配信を行う。
図7及び図8は実施の形態1に係る通信制御サーバ1及び通信メディアサーバ2が行う処理の手順を示すフローチャートである。図7は、通信制御サーバ1が発言権取得要求を受信した際、強制的にセッションを変更させる必要がある通信端末装置3(発言者)が存在するか否かを判定し、存在する場合にはその発言者が発言しているセッションに参加中の別のユーザに対し、発言者の退出を通知する手順を示したものである。
通信制御サーバ1は、通信端末装置3からの制御メッセージを受信したか否かを常時調べている。通信制御サーバ1が制御メッセージを受信した場合(ステップS100)、通信制御サーバ1は、そのメッセージが発言権取得要求メッセージであるかどうかを判断する(ステップS101)。発言権取得要求メッセージでない場合(S101:NO)、通信制御サーバ1は、PoCの基本処理を実行し(ステップS102)、処理をステップS100へ戻す。ここで、PoCの基本処理とは、各セッションにおける参加ユーザを管理する処理、発言権を付与する処理、セッション開始からの経過時間を計時する処理等を含む。ステップS100で受信した制御メッセージが、発言権取得要求メッセージの場合(S101:YES)、不在端末抽出部102は、セッション管理部100に依頼して発言権を要求されたセッション(PoC1)の優先度を取得する(ステップS103)。
この優先度はセッション開始時にセッション作成者が指定してもよく、セッション作成者のIDや所属情報等からシステムが自動的に設定してもよい。また、発言者のIDや所属情報等からシステムが自動的に優先度を設定してもよく、その他あらかじめ設定ファイル等で決定しておくなど様々な方法が考えられる。
不在端末抽出部102は、取得した優先度が高いか否かを判定し(ステップS104)、取得した優先度が高い場合(S104:YES)、不在端末抽出部102はPoC1のグループ通信に参加可能なメンバのリストを取得する(ステップS105)。一方、ステップS104で優先度が低いと判断した場合(S104:NO)、通信制御サーバ1は、PoCの基本処理を実行し(S102)、処理をステップS100へ戻す。
ステップS105でPoC1のグループ通信に参加可能なメンバのリストを取得した場合、強制変更管理部104は、そのリスト内のメンバをチェックし、リスト内にPoC1に未参加のユーザがいるか否かを判断する(ステップS106)。未参加のユーザがいない場合(S106:NO)、通信制御サーバ1は、PoCの基本処理を実行し(S102)、処理をステップS100へ戻す。
未参加のユーザがいる場合(S106:YES)、強制変更管理部104は、未参加の各ユーザ(ユーザX)をチェックし、そのユーザが別のセッション(すなわち、PoC1以外のセッション)に参加しているか否かを判断する(ステップS107)。ユーザXがPoC1以外のセッションに参加していない場合、つまり、どのセッションにも参加していない場合(S107:NO)、強制変更管理部104は、ユーザXの参加済みセッションをPoC1に変更する(ステップS108)。
ユーザXの参加済みセッションをPoC1に変更するとは、具体的には、図4の端末管理データの参加済みメンバ欄と図6の配信先データの参加ユーザ欄を更新し、ユーザXを適切なセッションに移動させることである。これにより、ユーザXには今後PoC1での発言が送信されることになる。
なお、ここでは通信端末装置3は、どのセッションに参加していない場合も、通信制御サーバ1及び通信メディアサーバ2と常に通信可能な状態(ログオン状態)として仮定している。しかし、例えば、通信端末装置3の無線通信電波の遮断等で通信制御サーバ1及び通信メディアサーバ2と通信不可の場合、又は通信は可能でも意図的にログオン状態でない場合は、この時点では参加済みセッションの変更等は実施せず、その通信端末装置3がログオン状態になった時点で通信端末装置3の参加済みセッションを変更するS108以降の処理を実施するようにしても良い。
更に、強制変更管理部104は、ユーザXの通信端末装置3に、強制参加通知を送信し、ユーザXの参加セッションがPoC1になったことを通知する(ステップS109)。強制参加通知をした後、通信制御サーバ1は、PoCの基本処理を実行し(S102)、処理をステップS100へ戻す。
ステップS107でユーザXが別のセッションに参加中であると判断した場合(S107:YES)、ユーザXがそのセッションで発言権を取得しているか否かを判断する(ステップS110)。発言権を取得していない場合(S110:NO)、ユーザの参加済みセッションをPoC1に変更するS108以降の処理を実施する。
発言権を取得している場合(S110:YES)、強制変更管理部104はシステムユーザ管理部103に指示し、ユーザXが現在参加していて発言権を取得しているセッション(PoC2)にシステムメッセージを送信するための仮想的なユーザ(システムユーザ)を参加させる(ステップS111)。さらに、システムユーザ管理部103は参加したセッションの発言権をユーザXから剥奪し、強制的にシステムユーザに発言権を取得させる(ステップS112)。発言権の強制取得は、図4の端末管理データの発言権欄および図6の配信先データの発言ユーザ欄を更新することで実現する。
その後、システムユーザ管理部103は、強制変更管理部104から指定されたシステムメッセージのファイル名を図5のシステムメッセージ保存データのファイル名欄から取得し、メディアデータをメモリ上に読み込む。読み込んだメディアデータの内、システムユーザが参加中のセッションに未送信のデータが存在するか否かを判断し(ステップS113)。未送信のデータが存在する場合(S113:YES)、未送信のメディアデータの内の一部、または、全部をシステムユーザが参加中のセッションに送信するよう通信メディアサーバ2のメディア配信部200に指示する(ステップS114)。その後、再度ステップS113に戻り、未送信のデータが存在するかどうかチェックする処理を繰り返す。
なお、ステップS114で1回に送信するデータ量、および、送信する時間間隔は、データを受信する端末が通信メディアサーバ2と通信開始時に決定したパラメータ(音声であれば、音声フレームタイムと音声コーデックなど)によって決まる。例えば、ユーザaの通信端末装置3は音声フレームタイム20msecで音声コーデックG.711μ−lawのデータを受信すると決定すると、通信メディアサーバ2はユーザaの通信端末装置3に160byteのデータを20msec間隔で送信する。ここでは、1つのセッションに参加する端末のメディアパラメータは共通(ユーザaの通信端末装置3が音声フレームタイム20msec、音声コーデックG.711μ−lawであれば、他の参加ユーザb、c、…の通信端末装置3も音声フレームタイム20msec、音声コーデックG.711μ−law)という前提で説明したが、ユーザごとにパラメータが異なっていても良い。ただし、その場合、ステップS113及びステップS112では、送信先セッションではなく、送信先ユーザごとに送信データ、送信済みデータ量を管理する必要がある。
ステップS114でシステムメッセージデータを送信するよう要求された通信メディアサーバ2のメディア配信部200は、図6の参加ユーザ欄を参照し、参加しているユーザ(PoC2のメンバ)のアドレス・ポートにシステムメッセージの音声データを配信する(ステップS115)。
ステップS113で未送信のデータがない場合(S113:NO)、すなわち、全てのシステムメッセージデータを送信し終わった場合、強制変更管理部104は、ユーザの参加済みセッションをPoC1に変更するS108以降の処理を実施する。
以上により、通信制御サーバ1および通信メディアサーバ2は、重要な(優先度が高い)セッションで発言がなされた時に、別のセッションに参加しており、しかも発言中の通信端末装置3が存在する場合に、通信端末装置3の発言を聴いていた他の通信端末装置3に発言者の退出を通知することができ、会話の混乱を防止することができると共に、発言中の通信端末装置3に強制的に重要な発言を聞かせることができる。なお、ここでは、優先度が高いセッションで発言がなされた場合の例を示したが、優先度に無関係に他のセッションで発言のユーザにも発言を聞かせるようにしても良い。この場合、ステップS103及びS104の処理を省略してステップS105の処理を実施することになる。
また、ここでは発言中の通信端末装置3にも自らが退出させられるシステムメッセージを送信する例を示したが、発言中の通信端末装置3にはシステムメッセージを送信せず即座に重要なセッションでの発言を聞かせるようにしても良い。この場合、ステップS111の処理の前にS108およびS109の処理を実施する。
(実施の形態2)
実施の形態1に示した通信システムは、優先度が高いセッションで発言が行われると、即座に他のセッションで発言中の通信端末装置3を優先度が高いセッションに強制参加させ、優先度が高いセッションの発言を聞かせることが可能である。これに対して、実施の形態2では、優先度が高いセッションで発言が行われると、他のセッションで発言中の通信端末装置3の発言内容の監視を開始し、強制変更のタイミング待ち状態に入る。さらに発言内容が無音になったタイミングを発言の切れ目として検出し、そのタイミングでセッションの切り替えを実施する。
図9は実施の形態2に係る通信システムのソフトウェアの構成例を示す機能ブロック図である。実施の形態2に係る通信システムの通信制御サーバ1は、実施の形態1と同様に、不在端末抽出部102で抽出した通信端末装置3のセッション変更を強制変更管理部104で管理し、システムユーザ管理部103でシステムメッセージを送信する。これらの処理は実施の形態1に係る通信システムの通信制御サーバ1と同様であるので詳細な説明は省略する。ただし、強制変更管理部104は、無音検出時にどのセッションに強制変更させるか等を判断するための管理データを保持する。
図10は実施の形態2に係る通信制御サーバ1の強制変更管理部104が備える強制変更待機端末管理データの記録内容の一例を概念的に示す説明図である。図10に示した例では、user01は現在PoC1に参加しており、発言中である。しかし、PoC2にて新しく発言があり、PoC2に強制参加させられるのを待機している状態であることを示している。他のユーザ(user05,user20)についても同様である。
実施の形態2に係る通信システムの通信メディアサーバ2は、実施の形態1と同様に、セッション管理部100等の指示でメディアの配信先を管理するメディア配信部200を有する。メディア配信部200の処理は実施の形態1に係る通信システムのメディア配信部200と同様であるので詳細な説明は省略する。実施の形態2に係る通信システムの通信メディアサーバ2は更に話中判定部201を備える。話中判定部201は、強制変更管理部104の指示でメディア配信部200から発言者の音声データを取得・監視し、無音状態が一定時間以上継続することを監視する。話中判定部201は、無音状態が一定時間以上継続することを検出すると強制変更管理部104に無音検出通知を送信し、発言の切れ目を通信制御サーバ1に知らせる。
図11は実施の形態2に係る通信メディアサーバ2が備える話中管理データの記録内容の一例を概念的に示す説明図である。図11に示した例では、user01のみ話中判定を実施しており,user01の発言内容において、システム起動から120399msecの時刻に受信した音声データから無音を検出している。無音はその後120899msecの時刻まで継続しており、500msecの間無音が継続したことになる。
図12は実施の形態2に係る通信制御サーバ1が行う処理の手順を示すフローチャートである。図12には実施の形態1と異なり、通信制御サーバ1が発言権要求を受信した際に即座に強制的にセッションを変更するのではなく、発言権要求を受信した際に通信メディアサーバ2に話中判定の依頼を行い、通信メディアサーバ2からの無音検出通知を受けてセッションの強制変更を実施する手順を図示してある。なお、実施の形態1と同じ処理手順については、図7と同じステップ番号を使用し、その詳細な説明については省略することとする。
通信制御サーバ1は、ステップS110でユーザX(すなわち、発言権が要求されたPoC1に属し、PoC1と異なるPoC2に参加中のユーザ)が発言権を取得しているかどうかチェックする。ユーザXが発言権を取得している場合(S110:YES)、強制変更管理部104は、強制変更待機端末管理データの待機端末の欄にユーザXを追加する(ステップS200)。このとき、強制変更管理部104は、現在の参加セッション、強制参加先のセッション情報等を入力する。次いで、強制変更管理部104は、ユーザXの話中判定開始を通信メディアサーバ2の話中判定部201に指示する(ステップS201)。その後、通信制御サーバ1は、PoCの基本処理を実行し(S102)、処理をステップS100へ戻す。
一方、ステップS110でユーザXが発言権を取得していないと判断した場合(S110:NO)、実施の形態1と同様にして、図7のステップS108〜S109の処理を実行した後、PoCの基本処理を実行し(S102)、処理をステップS100へ戻す。
また、通信制御サーバ1は、ステップS100で受信したメッセージが無音検出通知であるか否かを判断する(ステップS202)。受信したメッセージが無音検出通知である場合(S202:YES)、強制変更待機端末管理データを参照して現在の参加セッション、強制参加先のセッション情報等を取得する(ステップS203)。次いで、通信制御サーバ1は、実施の形態1と同様にして図8のステップS111以降の処理(ユーザXの参加セッションの強制変更処理)を実施する。
一方、受信したメッセージが無音検出通知でないと判断した場合(S202:NO)、通信制御サーバ1は、実施の形態1と同様にしてステップS101以降の処理を実行する。
図13は実施の形態2に係る通信メディアサーバ2が行う処理の手順を示すフローチャートである。実施の形態2では、実施の形態1と異なり、PoC処理としての音声配信処理や音声配信処理を実施するための制御処理を実施するだけでなく、話中判定処理も実施する。
通信メディアサーバ2は、通信端末装置3や通信制御サーバ1からのデータを受信したか否かを常時調べている。通信メディアサーバ2が通信端末装置3や通信制御サーバ1からのデータを受信した場合(ステップS210)、通信メディアサーバ2は、受信したデータが制御メッセージであるか、又は音声データであるかを判断する(ステップS211)。受信したデータが制御メッセージである場合、通信メディアサーバ2は、その制御メッセージが話中判定開始要求であるか否かを判断する(ステップS212)。制御メッセージが話中判定開始要求でない場合(S212:NO)、通信メディアサーバ2は、送信権に関する通知に対する配信先データの変更処理などの制御処理を実施し(ステップS213)、ステップS210へ処理を戻す。
一方、制御メッセージが話中判定開始要求である場合(S212:YES)、話中判定開始要求にて指示されたユーザXの話中判定を開始するよう話中管理データの話中判定フラグをONに変更する(ステップS214)。その後、通信メディアサーバ2は、ステップS210へ処理を戻す。
ステップS210で受信したデータが音声データである場合、話中管理データの話中判定フラグを参照し、データ送信者の話中判定フラグがONになっているか否かを判断する(ステップS215)。なお、データ送信者は、図6の配信先データを参照して送信元アドレスが配信先データのアドレス欄、(音声・動画像)ポート番号と一致する参加ユーザから識別可能である。また、不正な通信端末装置3が存在しない場合は、発言ユーザ欄のユーザをそのままデータ送信者として識別することも可能である。
ステップS215で話中判定が開始されていないと判断した場合、すなわち、フラグがOFFの場合(S215:NO)、通信メディアサーバ2は、音声配信処理を実施し(ステップS216)、処理をステップS210へ戻す。ここで、音声配信処理とは、受信した音声データを図6の配信先データを参照して、参加ユーザ全員のアドレス、ポートに送信することである。
ステップS215で話中判定が開始されていると判断した場合、すなわち、フラグがONの場合(S215:YES)、通信メディアサーバ2は、受信した音声データが無音であるか否かを判断する(ステップS217)。無音のチェックは、例えば、受信した音声データの波形を見て振幅が一定値以下であることを確認することにより行う。
受信した音声データが有音であると判断した場合(S217:NO)、通信メディアサーバ2は、話中管理データの無音開始時刻を初期値(−1)にクリアし(ステップS218)、ステップS216の音声配信処理を実施する。
受信した音声データが無音であると判断した場合(S217:YES)、通信メディアサーバ2は、話中管理データの無音開始時刻を参照し、無音開始時刻が初期値(−1)であるか否かを判断する(ステップS219)。初期値の場合(S219:YES)、通信メディアサーバ2は、話中管理データの無音開始時刻を現在時刻(システム起動からの経過時間など)に変更する(ステップS220)。
ステップS220で現在時刻を変更した場合、または、ステップS219で初期値以外であると判断した場合(S219:NO)、通信メディアサーバ2は、話中管理データの無音最終確認時刻を現在時刻(システム起動からの経過時間など)に変更し、無音時間を算出する(ステップS221)。
次いで、通信メディアサーバ2は、ステップS221で算出した無音時間が所定時間(例えば、3000msec)より短いか否かを判断する(ステップS222)。算出した無音時間が所定時間より短い場合(S222:YES)、通信メディアサーバ2は、ステップS216の音声配信処理を実施する。
ここで、通信制御サーバ1において待機開始からの経過時間をチェックしておき、経過時間が閾値(例えば1分)よりも長い場合、無音を検出できなかったものとしてステップS203以降の処理を実行する構成としてもよい。
算出した無音時間が所定時間以上である場合(S222:NO)、話中判定部201は、無音を検出したと判定して通信制御サーバ1の強制変更管理部104に無音検出通知を送信する(ステップS223)。その後、通信メディアサーバ2は、話中管理データの話中判定フラグをOFF(ステップS224)、無音開始時刻を初期値(−1)にクリアし(S218)、ステップS216の音声配信処理を実施する。
実施の形態2に係る通信システムにおいては、通信制御サーバ1および通信メディアサーバ2は、重要な(優先度が高い)セッションで発言がなされた時に、別のセッションに参加しており、かつ、発言中の通信端末装置3が存在する場合に、通信端末装置3の発言の切れ目を待ち、発言が途切れた時点で通信端末装置3の発言を聴いていた他の通信端末装置3に発言者の退出を通知することができ、会話の混乱を防止することができると共に、発言中の通信端末装置3に強制的に重要な発言を聞かせることができる。
(実施の形態3)
実施の形態1に示した通信システムは、優先度が高いセッションで発言が行われると、即座に他のセッションで発言中の通信端末装置3を優先度が高いセッションに強制参加させ、優先度が高いセッションの発言を聞かせることが可能である。これに対して、実施の形態3では、優先度が高いセッションで発言が行われると、他のセッションで発言中の通信端末装置3の発言が停止するタイミング(発言の切れ目)を発言権解放要求メッセージから検出し、そのタイミングでセッションの切り替えを実施する。ソフトウェア構成は実施の形態2と同様なので詳細な説明は省略する。
実施の形態3に係る通信システムの通信メディアサーバ2は、実施の形態1と同様に通信制御サーバ1のセッション管理部100等の指示に従ってメディアの配信先を管理するメディア配信部200を有する。メディア配信部200の処理は実施の形態1に係る通信システムのメディア配信部200と同様であるので詳細な説明は省略する。
図14は実施の形態3に係る通信制御サーバ1が行う処理の手順を示すフローチャートである。図14には実施の形態1と異なり、通信制御サーバ1が発言権要求を受信した際に即座に、強制的にセッションを変更するのではなく、発言権要求を受信した際に発言の終了待機を行い、通信端末装置3からの発言権解放要求を受けてセッションの強制変更を実施する手順を図示してある。なお、実施の形態1と同じ処理手順については、図7と同じステップ番号を使用し、その詳細な説明については省略することとする。
通信制御サーバ1は、ステップS110でユーザX(すなわち、発言権が要求されたPoC1に属し、PoC1と異なるPoC2に参加中のユーザ)が発言権を取得しているかどうかチェックする。ユーザXが発言権を取得している場合(S110:YES)、強制変更管理部104は、強制変更待機端末管理データの待機端末の欄にユーザXを追加する(S200)。このとき、強制変更管理部104は、現在の参加セッション、強制参加先のセッション情報等を入力する。その後、通信制御サーバ1は、PoCの基本処理を実行し(S102)、処理をステップS100へ戻す。
一方、ステップS110でユーザXが発言権を取得していないと判断した場合(S110:NO)、実施の形態1と同様にして、図7のステップS108〜S109の処理を実行した後、PoCの基本処理を実行し(S102)、処理をステップS100へ戻す。
また、通信制御サーバ1は、ステップS100で受信したメッセージが発言権解放要求であるか否かを判断する(ステップS301)。受信したメッセージが発言権解放要求である場合(S301:YES)、強制変更待機端末管理データを参照して現在の参加セッション、強制参加先のセッション情報等を取得する(ステップS302)。その後、通信制御サーバ1は、図8のステップS111以降の処理(ユーザXの参加セッションの強制変更処理)を実施する。
一方、受信したメッセージが発言権解放要求でないと判断した場合(S301:NO)、通信制御サーバ1は、実施の形態1と同様にして、図7のステップS101以降の処理を実行する。
実施の形態3に係る通信システムにおいては、通信制御サーバ1および通信メディアサーバ2は、重要な(優先度が高い)セッションで発言がなされた時に、別のセッションに参加しており、かつ、発言中の通信端末装置3が存在する場合に、通信端末装置3の発言の終了を待ち、発言が終了した時点で通信端末装置3の発言を聴いていた他の通信端末装置3に発言者の退出を通知することができ、会話の混乱を防止することができると共に、発言中の通信端末装置3に強制的に重要な発言を聞かせることができる。なお、実施の形態2と実施の形態3は同時に利用することも可能であり、例えば実施の形態2と同様に発言の切れ目を無音検出により探索するが、切れ目が見つからずに発言権解放要求を受信した場合は実施の形態3と同様にその時点で強制変更処理を実施するようにすることも可能である。
(実施の形態4)
実施の形態4に示す通信システムは、通信端末装置3が発言権取得を要求した際に、その通信端末装置3が他の優先度が高いセッションに強制参加させられる可能性がある場合に、あらかじめ発言内容の最新の数秒程度を保存する。ここで、優先度が高いセッションで発言があった際に実施の形態2と同様無音検出を行うが、そのとき予め保存しておいた最新の発言内容を参照し、発言内容の無音検出を実施することにより、実施の形態2より早いタイミングでの無音検出を実現する。
図15は実施の形態4に係る通信システムのソフトウェアの構成例を示す機能ブロック図である。実施の形態4に係る通信システムの通信制御サーバ1は、実施の形態2と同様に不在端末抽出部102で抽出した通信端末装置3のセッション変更を強制変更管理部104で管理し、システムユーザ管理部103でシステムメッセージを送信する。これらの処理は実施の形態2に係る通信システムの通信制御サーバ1と同様であるので詳細な説明は省略する。
これらに追加して、実施の形態4の通信制御サーバ1は、発言保存端末抽出部105を有する。発言保存端末抽出部105は、優先度が高いセッションに強制参加させられる可能性がある通信端末装置3を抽出する。
なお、実施の形態4に係る通信システムの通信メディアサーバ2の処理は実施の形態2に係る通信システムの通信メディアサーバ2と同様であるので詳細な説明は省略する。ただし、話中判定部201の話中管理データは、実施の形態2の話中管理データに加えて音声データを保存するための項目が追加される。
図16は実施の形態4に係る通信メディアサーバ2の話中判定部201が備える話中管理データの記録内容の一例を概念的に示す説明図である。図16に示した例では、user40の発言内容は現在保存中であり、2400byteのデータが保存されている。user41は、保存処理自体は終了しており、現在は保存したデータを含めた無音検出を実行中である。保存したデータから500msecの無音を検出しており、さらにリアルタイムに通信している内容から追加で200msecの無音、合計で700msec分の無音を検出していることを示している。
図17及び図18は実施の形態4に係る通信制御サーバ1が行う処理の手順を示すフローチャートである。図17及び図18には実施の形態2と異なり、優先度が高いセッションに強制参加させられる可能性がある通信端末装置3の発言内容を予め保存する手順を図示してある。なお、実施の形態2と同じ処理手順については、図12と同じステップ番号を使用し、その詳細な説明については省略することとする。
ステップS103で発言権を要求されたセッション(PoC1)の優先度を取得し、その優先度が低い場合(S104:NO)、通信制御サーバ1の発言保存端末抽出部105は、発言権を要求したユーザがPoC1以外のセッションで優先度が高い他のセッションのメンバにもなっているか(優先度が高いセッションに参加可能か)判断する(ステップS400)。
優先度が高いセッションのメンバではないと判断した場合(S400:NO)、実施の形態1と同様にして、通信制御サーバ1はステップS102のPoCの基本処理を実施し(S102)、処理をステップS100へ戻す。
ステップS400で優先度が高いセッションのメンバであると判断した場合(S400:YES)、通信制御サーバ1の発言保存端末抽出部105は、通信メディアサーバ2の話中判定部201に発言権を要求したユーザの送信メディアデータ保存開始を指示する(ステップS401)。その後、通信制御サーバ1はステップS102のPoCの基本処理を実施し(S102)、処理をステップS100へ戻す。
また、ステップS100で受信したメッセージが無音検出通知でも発言権取得要求でもないと判断した場合、(S202及びS101:NO)、通信制御サーバ1は、受信したメッセージは発言権解放要求であるか否かを判断する(ステップS402)。受信したメッセージが発言権解放要求でないと判断した場合(S402:NO)、実施の形態1と同様にして、通信制御サーバ1は、ステップS102のPoCの基本処理を実施し(S102)、処理をステップS100へ戻す。
一方、受信したメッセージが発言権解放要求であると判断した場合(S402:YES)、発言保存端末抽出部105は、発言権解放を要求したユーザがPoC1以外のセッションで優先度が高い他のセッションのメンバにもなっているか(優先度が高いセッションに参加可能か)を判断する(ステップS403)。
優先度が高いセッションのメンバではないと判断した場合(S403:NO)、通信制御サーバ1はステップS102のPoCの基本処理を実施し(S102)、処理をステップS100へ戻す。
ステップS403で優先度が高いセッションのメンバであると判断した場合(S403:YES)、発言保存端末抽出部105は、通信メディアサーバ2の話中判定部201に発言権解放を要求したユーザの送信メディアデータ保存停止を指示する(ステップS404)。その後、通信制御サーバ1はステップS102のPoCの基本処理を実施し(S102)、処理をステップS100へ戻す。
図19は実施の形態4に係る通信メディアサーバ2が行う処理の手順を示すフローチャートである。実施の形態4では、実施の形態2に追加してメディアデータの保存処理、および、保存したメディアデータを利用した話中判定処理も実施する。
ステップS210で受信したデータが制御メッセージである場合、通信メディアサーバ2は、その制御メッセージの判別を行い(ステップS410)、制御メッセージが保存開始要求であるか否かを判断する(ステップS411)。制御メッセージが保存開始要求である場合(S411:YES)、話中判定部201は、話中管理データに保存開始を要求されたユーザの保存開始フラグをONにし(ステップS412)、データ受信処理(S210)に戻る。
制御メッセージが保存開始要求でない場合(S411:NO)、メディアの保存停止要求であるか否かを判断する(ステップS413)。制御メッセージがメディアの保存停止要求である場合(S413:YES)、話中判定部201は、話中管理データの保存停止を要求されたユーザの保存開始フラグをOFFにして保存データを初期化し(ステップS414)、データ受信処理(S210)に戻る。
制御メッセージがメディアの保存停止要求でない場合(S413:NO)、通信メディアサーバ2は、実施の形態1と同様にして、図13に示したステップS212以降の処理を実施する。
また、実施の形態2と同様にステップS215にてデータ送信者の話中判定フラグがONになっているかチェックし、話中判定を実施していない場合(S215:NO)、話中判定部201は、話中管理データの保存開始フラグがONであるか否かを判断する(ステップS420)。保存開始フラグがOFFの場合(S420:NO)、通信メディアサーバ2は、ステップS216の音声配信処理を実施して、処理をステップS210のデータ受信処理へ戻す。
保存開始フラグがONの場合(S420:YES)、話中管理データの保存データ欄に受信したメディアデータを保存し(ステップS421)。そして、通信メディアサーバ2は、ステップS216の音声配信処理を実施して、処理をステップS210のデータ受信処理へ戻す。ステップS421のメディアデータの保存は、最新の受信メディアデータのあらかじめ設定された時間分だけ保存するようにする。例えば最新の2秒間の音声を保存するように設定されている状態で、既に2秒分のデータが保存されている時に、20ミリ秒のデータを受信した場合は、最も古い20ミリ秒分のデータを削除し、受信した20ミリ秒分のデータを保存する。
ステップS215で話中判定が開始されている場合(S215:YES)、話中判定部201は、話中管理データの保存データ欄を参照して保存データがあるか否かを判断する(ステップS422)。保存データがない場合(S422:NO)、実施の形態2と同様に、図13に示すステップS217以降の処理を実行する。
保存データがある場合(S422:YES)、話中管理データの保存データ欄を参照して保存データを新しい方から順番に参照し、無音開始時刻及び無音時間を算出する(ステップS423)。通信メディアサーバ2は、算出した無音開始時時刻及び無音時間を話中管理データの各欄に入力する。さらに、話中判定部201は、話中管理データの保存開始フラグをOFFにして保存データを初期化し(ステップS424)、実施の形態2と同様に、図13に示すステップS217以降の処理を実行する。
実施の形態4に係る通信システムにおいては、通信制御サーバ1および通信メディアサーバ2は、重要な(優先度が高い)セッションで発言がなされた時に、別のセッションに参加しており、かつ、発言中の通信端末装置3が存在する場合に、あらかじめ保存していた通信端末装置3の発言を参照して無音時間を検出することで、実施の形態2より早い段階で無音検出ができ、発言中の通信端末装置3に早く重要な発言を聞かせることができる。
(実施の形態5)
実施の形態2に示した通信システムは、優先度が高いセッションで発言が行われている場合、他のセッションで発言中の通信端末装置3の発言内容の監視を開始し、強制変更のタイミング待ち状態に入る。さらに発言内容が無音になったタイミングを発言の切れ目として検出し、そのタイミングでセッションの切り替えを実施する。これに対し、実施の形態5に係る通信システムは、無音検出等でセッション切り替えを遅らせている際の優先度が高いセッションでの発言を保存し、セッション切り替え後に保存した発言を送信することで、強制変更させられる通信端末装置3のユーザは、優先度が高いセッションの音声を全て聞くことができる。
図20は実施の形態5に係る通信システムのソフトウェアの構成例を示す機能ブロック図である。実施の形態5に係る通信システムの通信制御サーバ1の処理は、実施の形態2に係る通信システムの通信制御サーバ1と同様であるので詳細な説明は省略する。実施の形態5に係る通信システムの通信メディアサーバ2のメディア配信部200と話中判定部201の処理は実施の形態2に係る通信システムの通信メディアサーバ2と同様であるので詳細な説明は省略する。
これらに追加して実施の形態5に係る通信システムの通信メディアサーバ2は、メディア録音部202を有する。メディア録音部202は強制変更管理部104の指示で強制変更先セッションでの会話をメディア録音データに録音し、遅れて強制参加させられた通信端末装置3に録音したデータを送信する。
図21は実施の形態5に係る通信メディアサーバ2のメディア録音部202が備えるメディア録音データの記録内容の一例を概念的に示す説明図である。図21に示した例では、PoC2の発言がuser01,user05,user10のために保存されていることを示している。保存されているメディアデータは、3つで現在3つ目のデータを録音中である。user01及びuser05は既にPoC1に強制参加済みであり、1番目のuser02からの発言を既に取得していることを示している。また、user01については2番目のuser06からの発言も取得済みであることを示している。
図22〜図24は実施の形態5に係る通信制御サーバ1及び通信メディアサーバ2が行う処理の手順を示すフローチャートである。図22〜図24には、実施の形態2の処理に追加して、優先度が高いセッションの発言内容を保存しておく手順、遅れて強制参加させられた通信端末装置3に対し、保存しておいた発言を送信する手順を図示してある。
なお、図22〜図24では、実施の形態2の処理に追加して実行する処理を主として記載している。
通信制御サーバ1が、実施の形態2と同様の手順により、ユーザXの話中判定開始を通信メディアサーバ2の話中判定部201に指示した場合(S201)、通信制御サーバ1の強制変更管理部104は、強制変更先セッションであるPoC1の発言内容の録音をユーザX用に開始するよう通信メディアサーバ2のメディア録音部202に指示する(ステップS500)。
その後、通信制御サーバ1はステップS102のPoCの基本処理を実施し(S102)、処理をステップS100へ戻す。
通信メディアサーバ2は、実施の形態2と同様の手順により、受信したデータが制御メッセージであると判断した場合(図13のステップS210〜S211を参照)、その制御メッセージの判別を行い、制御メッセージが録音開始要求であるか否かを判断する(ステップS511)。
制御メッセージが録音開始要求の場合(S511:YES)、メディア録音部202はメディア録音データのセッションID欄に録音開始を指示されたセッションが存在するか否かを判断する(ステップS512)。セッションが存在しないと判断した場合(S512:NO)、メディア録音部202はメディア録音データのセッションID欄に録音開始を指示されたセッションを追加する(ステップS513)。録音開始を指示されたセッションを追加した場合(S513)、又はメディア録音データのセッションID欄に録音開始を指示されたセッションが存在する場合(S512:YES)、メディア録音部202はメディア録音データの対応するセッションID欄の送信先リストにユーザXを追加する(ステップS514)。
その後、通信メディアサーバ2は、データ受信処理(S210)に戻る。
また、制御メッセージが録音開始要求でない場合(S511:NO)、通信メディアサーバ2は、判別した制御メッセージが発言権取得通知であるか否かを判断する(ステップS515)。
制御メッセージが発言権取得通知の場合(S515:YES)、メディア録音部202はメディア録音データのセッションID欄に発言権取得通知にて取得した発言先セッションが存在するか否かを判断する(ステップS516)。セッションが存在する場合(S516:YES)、メディア録音部202はメディア録音データの発言番号欄に新しい番号を追加し、追加行の発言者欄に発言権を取得した通信端末装置3のユーザIDを追加し、録音中フラグをONに変更する(ステップS517)。録音中フラグをONに変更した場合(S517)、又はメディア録音データのセッションID欄に発言権取得通知にて取得した発言先セッションが存在しない場合(S516:NO)、通信メディアサーバ2は、実施の形態2と同様に、ステップS213の制御処理を実施し、処理をステップS210へ戻す。
また、制御メッセージが発言権取得通知でない場合(S515:NO)、通信メディアサーバ2は、判別した制御メッセージが発言権解放通知であるか否かを判断する(ステップS518)。
制御メッセージが発言権解放通知の場合(S518:YES)、メディア録音部202はメディア録音データのセッションID欄に発言権解放通知にて取得した発言先セッションが存在するか否かを判断する(ステップS519)。セッションが存在する場合(S519:YES)、発言権を解放したユーザの録音中フラグをOFFに変更する(ステップS520)。
録音中フラグをOFFに変更した場合(S520)、制御メッセージが発言権解放通知でない場合(S518:NO)、メディア録音データのセッションID欄に発言権解放通知にて取得した発言先セッションが存在しない場合(S519:NO)、通信メディアサーバ2は、実施の形態2と同様に、ステップS213の制御処理を実施し、処理をステップS210へ戻す。
また、実施の形態2と同様の手順により、受信したデータが音声データであると判断した場合(図13のステップS210〜S211を参照)、メディア録音データのセッションID欄にデータ送信先セッションが存在するか否かを判断する(ステップS521)。存在しないと判断した場合(S521:NO)、図13のステップS215以降の処理、すなわち、送信者の話中判定フラグがONになっているか否かの判断以降の処理を実行する。
メディア録音データのセッションID欄にデータ送信先セッションが存在する場合(S521:YES)、そのセッションID行の録音中フラグにONのものがあるか否かを判断する(ステップS522)。録音中フラグにONのものがないと判断した場合(S522:NO)、実施の形態2と同様にして、図13のステップS215以降の処理を実行する。
録音中フラグにONのものがある場合(S522:YES)、ONの行の発言者欄がデータ送信者と一致するか否かを判断する(ステップS523)。一致しない場合(S523:NO)、実施の形態2と同様にして、図13のステップS215以降の処理を実行する。
ONの行の発言者欄がデータ送信者と一致する場合(S523:YES)、一致した行の録音データ欄に受信した音声データを保存し(ステップS524)、実施の形態2と同様にして、図13のステップS215以降の処理を実行する。
また、実施の形態2と同様の手順により、通信制御サーバ1の強制変更管理部104がユーザXに強制参加通知を送信した場合、通信制御サーバ1は、強制参加先セッションの録音データをユーザXに送信するよう通信メディアサーバ2のメディア録音部202に指示する(ステップS501)。その後、通信制御サーバ1はステップS102のPoCの基本処理を実施し(S102)、処理をステップS100へ戻す。
一方、通信メディアサーバ2では、データを受信した場合、そのデータが制御メッセージであるか、又は音声データであるかを判断する処理を行っている(実施の形態4を参照)。また、受信したデータが制御メッセージである場合、その制御メッセージの判別を行い、制御メッセージが録音データ送信要求であると判断した場合、通信メディアサーバ2のメディア録音部202は、メディア録音データのセッションID欄に録音データ送信を要求されたセッションが存在するか否かを判断する(ステップS531)。要求されたセッションが存在しない場合(S531:NO)、データ受信処理(S210)に戻る。
録音データ送信を要求されたセッションが存在する場合(S531:YES)、そのセッションID行の送信先リストに録音データ送信要求にて指定された送信先ユーザ(以降ユーザX)が登録されているか否かを判断する(ステップS532)。登録されていない場合(S532:NO)、データ受信処理(S210)に戻る。
送信先ユーザが登録されている場合(S532:YES)、そのセッションID行の発言番号順に録音データを参照し、送信済みリストにユーザXが登録されていない発言があるか否かを判断することにより、未送信の録音データがあるか否かを判断する(ステップS533)。送信済みリストにユーザXが登録されていない発言がない場合、つまり全ての録音データをユーザXに送信し終わった場合(S533:NO)、メディア送信先リスト欄からユーザXを削除する(ステップS534)。
そして、ユーザXがリアルタイムに送信されるメディアを受信できるようメディア配信部200の配信先データの参加ユーザ欄にユーザXを追加し(ステップS535)、データ受信処理(S210)に戻る。
なお、実施の形態5については、ステップS535のタイミングでメディア配信部200の配信先データにユーザXを追加するが、その他の実施の形態ではPoC制御処理と同様ユーザXが強制変更させられた時点でメディア配信部200の配信先データに追加する。
ステップS533で送信済みリストにユーザXが登録されていない発言があると判断した場合、つまりユーザXに未送信の録音データがある場合(S533:YES)、その未送信の録音データをユーザXに送信する(ステップS536)。そして、データ送信が完了した場合、メディア録音データの送信完了したデータ行の送信済みリストにユーザXを追加する(ステップS537)。
さらに、送信完了したデータ行の送信済みリストが送信先リストと一致するか否かを判断し(ステップS538)、一致する場合(S538:YES)、メディア録音データのデータ送信完了した行のデータを削除する(ステップS539)。データを削除した場合(S539)、又は送信完了したデータ行の送信済みリストが送信先リストと一致しない場合(S538:NO)、ステップS533以降の処理を繰り返す。
なお、録音開始を要求されてから通信メディアサーバ2が実施する処理(図23)、及び録音データの送信を要求されてから通信メディアサーバ2が実施する処理(図24)は、並行して行うことも可能である。
実施の形態5に係る通信システムにおいては、通信制御サーバ1および通信メディアサーバ2は、無音検出等でセッション切り替えを遅らせている際の優先度が高いセッションでの発言を保存し、セッション切り替え後に保存した発言を送信することで、強制変更させられる通信端末装置3のユーザは、優先度が高いセッションの音声を全て聞くことができる。
なお、前述した各実施の形態では、通信制御サーバ1及び通信メディアサーバ2に機能を分散させて通信制御を行う構成としたが、各実施の形態において、通信制御サーバ1の機能、通信メディアサーバ2の機能を単一のサーバ装置により実現する構成としてもよいことは勿論のことである。
以上の実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
少なくとも音声あるいは映像のいずれかを含むデータの送受信を行う複数の通信端末装置と、
複数の通信端末装置をメンバとする複数の通信グループの情報を記憶してあり、各通信グループ内で一の通信端末装置に前記データの送信許可を与え、送信許可を与えた通信端末装置から送信されるデータを受信して、該データを同一通信グループ内の他の通信端末装置へ送信するサーバ装置と
を備え、
各通信端末装置は、
少なくとも1つ以上の通信グループのメンバとなることを前記サーバ装置へ要求する手段と、
当該通信端末装置がメンバとなっている通信グループのうち、当該通信端末装置がデータの送受信を行う一の通信グループの選択を受付ける手段と、
前記選択された通信グループ内でのデータの送信可否を前記サーバ装置に問い合わせする手段と、
前記サーバ装置から送信許可が与えられた場合、前記データをサーバ装置へ送信する手段と
を備え、
前記サーバ装置は、
第1の通信グループを選択した一の通信端末装置から送信可否の問い合わせを受信する手段と、
該手段にて前記問い合わせを受信した場合、前記第1の通信グループのメンバである他の通信端末装置のうち、前記第1の通信グループと異なる第2の通信グループのメンバとなっている他の通信端末装置が存在するか否かを判断する判断手段と、
該判断手段にて前記第2の通信グループを選択している他の通信端末装置が存在すると判断した場合、該他の通信端末装置は前記第2の通信グループ内で送信許可が与えられているか否かを判断する手段と、
該他の通信端末装置に送信許可が与えられていると判断した場合、該他の通信端末装置を前記第2の通信グループから離脱させる旨の通知を、前記第2の通信グループのメンバとなっている各通信端末装置へ送信する手段と、
前記第2の通信グループから離脱させる他の通信端末装置がデータの送受信を行うべき通信グループを前記第2の通信グループから前記第1の通信グループに変更する手段と
を備えることを特徴とする通信システム。
(付記2)
少なくとも音声あるいは映像のいずれかを含むデータの送受信を行う複数の通信端末装置と、
複数の通信端末装置をメンバとする複数の通信グループの情報を記憶してあり、各通信グループ内で一の通信端末装置に前記データの送信許可を与える第1サーバ装置と、
送信許可を与えた通信端末装置から送信されるデータを受信して、該データを同一通信グループ内の他の通信端末装置へ送信する第2サーバ装置と
を備え、
各通信端末装置は、
少なくとも1つ以上の通信グループのメンバとなることを前記第1サーバ装置へ要求する手段と、
当該通信端末装置がメンバとなっている通信グループのうち、当該通信端末装置がデータの送受信を行う一の通信グループの選択を受付ける手段と、
前記選択された通信グループの情報を前記第1サーバ装置へ通知する手段と、
前記通信グループ内でのデータの送信可否を前記第1サーバ装置に問い合わせする手段と、
前記サーバ装置から送信許可が与えられた場合、前記データを第2サーバ装置へ送信する手段と
を備え、
前記第1サーバ装置は、
通信端末装置が選択をした通信グループの情報を受信する手段と、
第1の通信グループのメンバである一の通信端末装置から送信可否の問い合わせを受信する手段と、
該手段にて前記問い合わせを受信した場合、前記第1の通信グループのメンバである他の通信端末装置のうち、前記第1の通信グループと異なる第2の通信グループのメンバとなっている他の通信端末装置が存在するか否かを判断する判断手段と、
該判断手段にて前記第2の通信グループのメンバとなっている他の通信端末装置が存在すると判断した場合、該他の通信端末装置は前記第2の通信グループ内で送信許可が与えられているか否かを判断する手段と、
該他の通信端末装置に送信許可が与えられていると判断した場合、該他の通信端末装置を前記第2の通信グループから離脱させる旨のメッセージを前記第2サーバ装置へ送信する手段と、
前記第2の通信グループから離脱させる他の通信端末装置がデータの送受信を行うべき通信グループを前記第2の通信グループから前記第1の通信グループに変更する手段と
を備え、
前記第2サーバ装置は、
前記第1サーバ装置から送信されるメッセージを受信する手段と、
前記受信したメッセージを前記第2の通信グループを選択している各通信端末装置へ送信する手段とを備えることを特徴とする通信システム。
(付記3)
少なくとも音声あるいは映像のいずれかを含むデータの送受信を行う複数の通信端末装置をメンバとする複数の通信グループの情報を記憶する手段と、
各通信グループ内で一の通信端末装置に前記データの送信許可を与える手段と、送信許可を与えた通信端末装置から送信されるデータを受信する手段と、
該手段により受信したデータを同一通信グループ内の他の通信端末装置へ送信する手段と、
通信端末装置が選択をした通信グループの情報を該通信端末装置から取得する手段と、
第1の通信グループのメンバである一の通信端末装置からデータの送信可否に係る問い合わせを受信する手段と、
該手段にて問い合わせを受信した場合、前記第1の通信グループのメンバである他の通信端末装置のうち、前記第1の通信グループと異なる第2の通信グループのメンバとなっている他の通信端末装置が存在するか否かを判断する判断手段と、
該判断手段にて前記第2の通信グループのメンバとなっている他の通信端末装置が存在すると判断した場合、該他の通信端末装置は前記第2の通信グループ内で送信許可が与えられているか否かを判断する手段と、
該他の通信端末装置に送信許可が与えられていると判断した場合、該他の通信端末装置を前記第2の通信グループから離脱させる旨の通知を、前記第2の通信グループのメンバとなっている各通信端末装置へ送信する手段と、
前記第2の通信グループから離脱させる他の通信端末装置がデータの送受信を行うべき通信グループを前記第2の通信グループから前記第1の通信グループに変更する手段と
を備えることを特徴とするサーバ装置。
(付記4)
前記第1の通信グループのメンバであり、前記第2の通信グループのメンバでもある通信端末装置に、第2の通信グループにてデータの送信許可が与えられていると判断した場合、該通信端末装置から送信されるデータを受信する手段と、
受信したデータが所定時間以上の無音状態を含むか否かを判断する手段とを備え、
前記データが所定時間以上の無音状態を含むと判断した場合、前記通信端末装置を前記第2の通信グループから離脱させる旨の通知を、該第2の通信グループを選択している各通信端末装置へ送信すると共に、該第2の通信グループから離脱させる通信端末装置がデータの送受信を行うべき通信グループを前記第2の通信グループから前記第1の通信グループに変更するようにしてあることを特徴とする付記3に記載のサーバ装置。
(付記5)
通信グループ毎に優先度の高低を規定してあり、
前記第1の通信グループより優先度が低い通信グループ内で送信許可が与えられた通信端末装置から送信されるデータを受信し、受信したデータから無音状態を含むか否かを判断するようにしてあることを特徴とする付記4に記載のサーバ装置。
(付記6)
前記第1の通信グループのメンバであり、前記第2の通信グループのメンバでもある通信端末装置に、第2の通信グループにて送信許可が与えられていると判断した場合、データの送信を終了させる旨の通知を前記通信端末装置から受信したか否かを判断する手段を備え、
前記通信端末装置からデータの送信を終了させる旨の通知を受信したと判断した場合、前記通信端末装置を前記第2の通信グループから離脱させる旨の通知を、該第2の通信グループを選択している各通信端末装置へ送信すると共に、該第2の通信グループから離脱させる通信端末装置がデータの送受信を行うべき通信グループを前記第2の通信グループから前記第1の通信グループに変更するようにしてあることを特徴とする付記3に記載のサーバ装置。
(付記7)
前記第1の通信グループで送信許可が与えられた通信端末装置から送信されるデータを記憶する記憶手段と、
該記憶手段に記憶したデータを、前記第2の通信グループを離脱させた通信端末装置へ送信する手段と
を備えることを特徴とする付記3に記載のサーバ装置。
(付記8)
前記第2の通信グループから通信端末装置を離脱させる旨の通知を行う場合、前記第2の通信グループ内に仮想的なメンバを生成させ、該仮想的なメンバにデータの送信許可を与える手段を備えることを特徴とする付記3から付記7の何れか1つに記載のサーバ装置。
(付記9)
少なくとも音声あるいは映像のいずれかを含むデータの送受信を行う複数の通信端末装置をメンバとする複数の通信グループの情報を記憶する手段と、
各通信グループ内で一の通信端末装置に前記データの送信許可を与える手段と、
通信端末装置が選択をした通信グループの情報を該通信端末装置から取得する手段と、
第1の通信グループのメンバである一の通信端末装置からデータの送信可否に係る問い合わせを受信する手段と、
該手段にて問い合わせを受信した場合、前記第1の通信グループのメンバである他の通信端末装置のうち、前記第1の通信グループと異なる第2の通信グループのメンバとなっている他の通信端末装置が存在するか否かを判断する判断手段と、
該判断手段にて前記第2の通信グループのメンバになっている他の通信端末装置が存在すると判断した場合、該他の通信端末装置は前記第2の通信グループ内で送信許可が与えられているか否かを判断する手段と、
該他の通信端末装置に送信許可が与えられていると判断した場合、該他の通信端末装置を前記第2の通信グループから離脱させる旨の通知を、前記第2の通信グループのメンバとなっている各通信端末装置へ送信するように外部装置へ指示する手段と、
前記第2の通信グループから離脱させる他の通信端末装置がデータの送受信を行うべき通信グループを前記第2の通信グループから前記第1の通信グループに変更する手段と
を備えることを特徴とするサーバ装置。
(付記10)
前記第1の通信グループのメンバであり、前記第2の通信グループのメンバでもある通信端末装置に送信許可が与えられていると判断した場合、データの送信を終了させる旨の通知を前記通信端末装置から受信したか否かを判断する手段を備え、
前記通信端末装置からデータの送信を終了させる旨の通知を受信したと判断した場合、前記通信端末装置を前記第2の通信グループから離脱させる旨の通知を、前記第2の通信グループを選択している各通信端末装置へ送信するように外部装置へ指示すると共に、該第2の通信グループから離脱させる通信端末装置がデータの送受信を行うべき通信グループを前記第2の通信グループから前記第1の通信グループに変更するようにしてあることを特徴とする付記9に記載のサーバ装置。
(付記11)
前記第2の通信グループから通信端末装置を離脱させる旨の通知を行う場合、前記第2の通信グループ内に仮想的なメンバを生成させ、該仮想的なメンバにデータの送信許可を与える手段を備えることを特徴とする付記10に記載のサーバ装置。
(付記12)
少なくとも音声あるいは映像のいずれかを含むデータの送受信を行う複数の通信端末装置をメンバとする複数の通信グループのうち、前記データの送受信を行う一の通信グループを選択可能な通信端末装置と接続されたサーバ装置において、
外部から取得した少なくとも音声あるいは映像のいずれかを含むデータを、通信グループ内の各通信端末装置へ送信する手段と、
前記データの送信許可が与えられた通信端末装置が存在する第1の通信グループのメンバであり、前記第1の通信グループと異なる第2の通信グループでデータの送信許可が与えられている通信端末装置を該第2の通信グループから離脱させる旨の通知を、前記第2の通信グループを選択している各通信端末装置へ送信する手段と
を備えることを特徴とするサーバ装置。
(付記13)
前記第1の通信グループのメンバであり、前記第2の通信グループ内でデータの送信許可が与えられている通信端末装置からのデータを取得する手段と、
取得したデータが所定時間以上の無音状態を含むか否かを判断する手段とを備え、
前記データが所定時間以上の無音状態を含むと判断した場合、前記通信端末装置を前記第2の通信グループから離脱させる旨の通知を、該第2の通信グループを選択している各通信端末装置へ送信するようにしてあることを特徴とする付記12に記載のサーバ装置。
(付記14)
通信グループ毎に優先度の高低を規定してあり、
前記第1の通信グループより優先度が低い通信グループ内で送信許可が与えられた通信端末装置から送信されるデータを受信し、受信したデータから無音状態を含むか否かを判断するようにしてあることを特徴とする付記13に記載のサーバ装置。
(付記15)
前記第1の通信グループで送信許可が与えられた通信端末装置から送信されるデータを記憶する記憶手段と、
該記憶手段に記憶したデータを、前記第2の通信グループを離脱させた通信端末装置へ送信する手段と
を備えることを特徴とする付記12に記載のサーバ装置。
(付記16)
前記第2の通信グループから通信端末装置を離脱させる旨の通知を行う場合、前記第2の通信グループ内に仮想的なメンバを生成させ、該仮想的なメンバにデータの送信許可を与える手段を備えることを特徴とする付記12から付記15の何れか1つに記載のサーバ装置。
(付記17)
少なくとも音声あるいは映像のいずれかを含むデータの送受信を行う複数の通信端末装置をメンバとする複数の通信グループのうち、前記データの送受信を行う一の通信グループを選択可能な通信端末装置と接続されたサーバ装置を用いて通信制御を行う方法において、
通信端末装置が選択をした通信グループの情報を該通信端末装置から取得し、
前記サーバ装置は、第1の通信グループのメンバである一の通信端末装置からデータの送信可否に係る問い合わせを受信し、
前記問い合わせを受信した場合、前記第1の通信グループのメンバである他の通信端末装置のうち、前記第1の通信グループと異なる第2の通信グループのメンバとなっている他の通信端末装置が存在するか否かを判断し、
前記第2の通信グループのメンバとなっている他の通信端末装置が存在すると判断した場合、該他の通信端末装置は前記第2の通信グループ内で送信許可が与えられているか否かを判断し、
該他の通信端末装置に送信許可が与えられていると判断した場合、該他の通信端末装置を前記第2の通信グループから離脱させる旨の通知を、前記第2の通信グループを選択している各通信端末装置へ送信し、
前記第2の通信グループから離脱させる他の通信端末装置がデータの送受信を行うべき通信グループを前記第2の通信グループから前記第1の通信グループに変更する
ことを特徴とする通信制御方法。
(付記18)
少なくとも音声あるいは映像のいずれかを含むデータの送受信を行う複数の通信端末装置をメンバとする複数の通信グループの情報を記憶してあり、各通信グループ内で一の通信端末装置に前記データの送信許可を与え、送信許可を与えた通信端末装置から送信されるデータを受信して、該データを同一通信グループ内の他の通信端末装置へ送信するコンピュータに通信制御を実行させるコンピュータプログラムにおいて、
コンピュータに、第1の通信グループのメンバである一の通信端末装置からデータの送信可否に係る問い合わせを受信した場合、前記第1の通信グループのメンバである他の通信端末装置のうち、データの送受信を行う通信グループとして前記第1の通信グループと異なる第2の通信グループを選択している通信端末装置が存在するか否かを判断させるステップと、
コンピュータに、前記第2の通信グループに参加中の通信端末装置が存在すると判断した場合、該通信端末装置は前記第2の通信グループ内で送信許可が与えられているか否かを判断させるステップと、
コンピュータに、前記通信端末装置に送信許可が与えられていると判断した場合、前記通信端末装置を前記第2の通信グループから離脱させる旨の通知を、前記第2の通信グループを選択している各通信端末装置へ送信させるステップと、
コンピュータに、前記第2の通信グループから離脱させる通信端末装置がデータの送受信を行うべき通信グループを前記第2の通信グループから前記第1の通信グループに変更させるステップと
を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
(付記19)
少なくとも音声あるいは映像のいずれかを含むデータの送受信を行う複数の通信端末装置をメンバとする複数の通信グループのうち、前記データの送受信を行う一の通信グループを選択可能な通信端末装置と接続されたコンピュータに通信制御を実行させるコンピュータプログラムにおいて、
コンピュータに、外部から取得した少なくとも音声あるいは映像のいずれかを含むデータを、通信グループ内の各通信端末装置へ送信させるステップと、
コンピュータに、前記データの送信許可が与えられた通信端末装置が存在する第1の通信グループのメンバであり、前記第1の通信グループと異なる第2の通信グループでデータの送信許可が与えられている通信端末装置を該第2の通信グループから離脱させる旨の通知を、前記第2の通信グループを選択している各通信端末装置へ送信させるステップと
を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
1 通信制御サーバ
2 通信メディアサーバ
3 通信端末装置
4 通信網
10 制御部
11 補助記憶部
12 記録部
13 記憶部
14 通信部
20 制御部
21 補助記憶部
22 記録部
23 記憶部
24 通信部

Claims (5)

  1. 少なくとも音声あるいは映像のいずれかを含むデータの送受信を行う複数の通信端末装置と、
    複数の通信端末装置をメンバとする複数の通信グループの情報を記憶してあり、各通信グループ内で一の通信端末装置に前記データの送信許可を与え、送信許可を与えた通信端末装置から送信されるデータを受信して、該データを同一通信グループ内の他の通信端末装置へ送信するサーバ装置と
    を備え、
    各通信端末装置は、
    少なくとも1つ以上の通信グループのメンバとなることを前記サーバ装置へ要求する手段と、
    当該通信端末装置がメンバとなっている通信グループのうち、当該通信端末装置がデータの送受信を行う一の通信グループの選択を受付ける手段と、
    前記選択された通信グループ内でのデータの送信可否を前記サーバ装置に問い合わせする手段と、
    前記サーバ装置から送信許可が与えられた場合、前記データをサーバ装置へ送信する手段と
    を備え、
    前記サーバ装置は、
    第1の通信グループを選択した一の通信端末装置から送信可否の問い合わせを受信する手段と、
    該手段にて前記問い合わせを受信した場合、前記第1の通信グループのメンバである他の通信端末装置のうち、前記第1の通信グループと異なる第2の通信グループのメンバとなっている他の通信端末装置が存在するか否かを判断する判断手段と、
    該判断手段にて前記第2の通信グループを選択している他の通信端末装置が存在すると判断した場合、該他の通信端末装置は前記第2の通信グループ内で送信許可が与えられているか否かを判断する手段と、
    該他の通信端末装置に送信許可が与えられていると判断した場合、該他の通信端末装置を前記第2の通信グループから離脱させる旨の通知を、前記第2の通信グループのメンバとなっている各通信端末装置へ送信する手段と、
    前記第2の通信グループから離脱させる他の通信端末装置がデータの送受信を行うべき通信グループを前記第2の通信グループから前記第1の通信グループに変更する手段と
    を備えることを特徴とする通信システム。
  2. 少なくとも音声あるいは映像のいずれかを含むデータの送受信を行う複数の通信端末装置と、
    複数の通信端末装置をメンバとする複数の通信グループの情報を記憶してあり、各通信グループ内で一の通信端末装置に前記データの送信許可を与える第1サーバ装置と、
    送信許可を与えた通信端末装置から送信されるデータを受信して、該データを同一通信グループ内の他の通信端末装置へ送信する第2サーバ装置と
    を備え、
    各通信端末装置は、
    少なくとも1つ以上の通信グループのメンバとなることを前記第1サーバ装置へ要求する手段と、
    当該通信端末装置がメンバとなっている通信グループのうち、当該通信端末装置がデータの送受信を行う一の通信グループの選択を受付ける手段と、
    前記選択された通信グループの情報を前記第1サーバ装置へ通知する手段と、
    前記通信グループ内でのデータの送信可否を前記第1サーバ装置に問い合わせする手段と、
    前記サーバ装置から送信許可が与えられた場合、前記データを第2サーバ装置へ送信する手段と
    を備え、
    前記第1サーバ装置は、
    通信端末装置が選択をした通信グループの情報を受信する手段と、
    第1の通信グループのメンバである一の通信端末装置から送信可否の問い合わせを受信する手段と、
    該手段にて前記問い合わせを受信した場合、前記第1の通信グループのメンバである他の通信端末装置のうち、前記第1の通信グループと異なる第2の通信グループのメンバとなっている他の通信端末装置が存在するか否かを判断する判断手段と、
    該判断手段にて前記第2の通信グループのメンバとなっている他の通信端末装置が存在すると判断した場合、該他の通信端末装置は前記第2の通信グループ内で送信許可が与えられているか否かを判断する手段と、
    該他の通信端末装置に送信許可が与えられていると判断した場合、該他の通信端末装置を前記第2の通信グループから離脱させる旨のメッセージを前記第2サーバ装置へ送信する手段と、
    前記第2の通信グループから離脱させる他の通信端末装置がデータの送受信を行うべき通信グループを前記第2の通信グループから前記第1の通信グループに変更する手段と
    を備え、
    前記第2サーバ装置は、
    前記第1サーバ装置から送信されるメッセージを受信する手段と、
    前記受信したメッセージを前記第2の通信グループを選択している各通信端末装置へ送信する手段とを備えることを特徴とする通信システム。
  3. 少なくとも音声あるいは映像のいずれかを含むデータの送受信を行う複数の通信端末装置をメンバとする複数の通信グループの情報を記憶する手段と、
    各通信グループ内で一の通信端末装置に前記データの送信許可を与える手段と、送信許可を与えた通信端末装置から送信されるデータを受信する手段と、
    該手段により受信したデータを同一通信グループ内の他の通信端末装置へ送信する手段と、
    通信端末装置が選択をした通信グループの情報を該通信端末装置から取得する手段と、
    第1の通信グループのメンバである一の通信端末装置からデータの送信可否に係る問い合わせを受信する手段と、
    該手段にて問い合わせを受信した場合、前記第1の通信グループのメンバである他の通信端末装置のうち、前記第1の通信グループと異なる第2の通信グループのメンバとなっている他の通信端末装置が存在するか否かを判断する判断手段と、
    該判断手段にて前記第2の通信グループのメンバとなっている他の通信端末装置が存在すると判断した場合、該他の通信端末装置は前記第2の通信グループ内で送信許可が与えられているか否かを判断する手段と、
    該他の通信端末装置に送信許可が与えられていると判断した場合、該他の通信端末装置を前記第2の通信グループから離脱させる旨の通知を、前記第2の通信グループのメンバとなっている各通信端末装置へ送信する手段と、
    前記第2の通信グループから離脱させる他の通信端末装置がデータの送受信を行うべき通信グループを前記第2の通信グループから前記第1の通信グループに変更する手段と
    を備えることを特徴とするサーバ装置。
  4. 少なくとも音声あるいは映像のいずれかを含むデータの送受信を行う複数の通信端末装置をメンバとする複数の通信グループのうち、前記データの送受信を行う一の通信グループを選択可能な通信端末装置と接続されたサーバ装置を用いて通信制御を行う方法において、
    通信端末装置が選択をした通信グループの情報を該通信端末装置から取得し、
    前記サーバ装置は、第1の通信グループのメンバである一の通信端末装置からデータの送信可否に係る問い合わせを受信し、
    前記問い合わせを受信した場合、前記第1の通信グループのメンバである他の通信端末装置のうち、前記第1の通信グループと異なる第2の通信グループのメンバとなっている他の通信端末装置が存在するか否かを判断し、
    前記第2の通信グループのメンバとなっている他の通信端末装置が存在すると判断した場合、該他の通信端末装置は前記第2の通信グループ内で送信許可が与えられているか否かを判断し、
    該他の通信端末装置に送信許可が与えられていると判断した場合、該他の通信端末装置を前記第2の通信グループから離脱させる旨の通知を、前記第2の通信グループを選択している各通信端末装置へ送信し、
    前記第2の通信グループから離脱させる他の通信端末装置がデータの送受信を行うべき通信グループを前記第2の通信グループから前記第1の通信グループに変更する
    ことを特徴とする通信制御方法。
  5. 少なくとも音声あるいは映像のいずれかを含むデータの送受信を行う複数の通信端末装置をメンバとする複数の通信グループの情報を記憶してあり、各通信グループ内で一の通信端末装置に前記データの送信許可を与え、送信許可を与えた通信端末装置から送信されるデータを受信して、該データを同一通信グループ内の他の通信端末装置へ送信するコンピュータに通信制御を実行させるコンピュータプログラムにおいて、
    コンピュータに、第1の通信グループのメンバである一の通信端末装置からデータの送信可否に係る問い合わせを受信した場合、前記第1の通信グループのメンバである他の通信端末装置のうち、データの送受信を行う通信グループとして前記第1の通信グループと異なる第2の通信グループを選択している通信端末装置が存在するか否かを判断させるステップと、
    コンピュータに、前記第2の通信グループに参加中の通信端末装置が存在すると判断した場合、該通信端末装置は前記第2の通信グループ内で送信許可が与えられているか否かを判断させるステップと、
    コンピュータに、前記通信端末装置に送信許可が与えられていると判断した場合、前記通信端末装置を前記第2の通信グループから離脱させる旨の通知を、前記第2の通信グループを選択している各通信端末装置へ送信させるステップと、
    コンピュータに、前記第2の通信グループから離脱させる通信端末装置がデータの送受信を行うべき通信グループを前記第2の通信グループから前記第1の通信グループに変更させるステップと
    を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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