JP2007324772A - サーバ - Google Patents

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Abstract

【課題】 グループ通話において何ら通話が行われない無通話状態の時間を短縮することを可能とするサーバを提供する。
【解決手段】 グループ通話を管理するグループ通話サーバ200が、グループ通話に対して通話データを送信する権利である送信権を割り当てている移動局10によって送信される通話データを監視するグループ通話処理部230及び監視タイマ(通話データ)240を備え、グループ通話処理部230は、監視タイマ(通話データ)240のタイムアウトを検出した場合に、移動局10に割り当てている送信権を他の移動局10に対して開放する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、グループ通話を管理するサーバに関する。
従来、複数の移動局を含むグループ内で音声信号などの通話データが送受信されるグループ通話(例えば、PTT;Push−To−Talk)が一般的に広く知られている。
このようなグループ通話では、通話データを送信する権限(以下、送信権)がグループに含まれる一の移動局に割り当てられ、グループに含まれる他の移動局は、送信権を有する一の移動局によって送信される通話データを受信する。
例えば、グループ通話が行われる通信システムは、SIP(Session Initiation Protocol)が用いられるパケット交換NWと回線交換NWとを含む。
また、このような通信システムによるグループ通話においては、各移動局は、グループ通話サーバへログインすることを回線交換NWを通じて促され、パケット交換NWを通じてグループ通話サーバにログインする。これによって、グループ通話は、グループ通話サーバによって管理され、パケット交換NW上で行われる(例えば、非特許文献1)。
"SIP:Session Initiation Protocol"、RFC3261
しかしながら、移動局は、電波状態が良いエリア内に常に位置しているとは限られず、パケット交換NWの圏外に移動する場合がある。従って、上述した送信権が割り当てられた移動局が、送信権を保有したままパケット交換NWの圏外に移動してしまうと、グループ通話において何ら通話が行われない無通話状態が生じてしまう。
このようにして生じる無通話状態の時間が長くなると、送信権を有していない移動局のユーザの利便性が低下してしまう。
そこで、本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、グループ通話において何ら通話が行われない無通話状態の時間を短縮することを可能とするサーバを提供することを目的とする。
本発明の一の特徴は、グループ通話を管理するサーバ(SMSサーバ100、グループ通話サーバ200)が、前記グループ通話に対して通話データを送信する権利である送信権を割り当てている移動局である送信権保有移動局によって送信される信号(通話データや接続応答)を監視する監視部(グループ通話処理部230、監視タイマ(通話データ)240、制御部120、監視タイマ(接続確認)130)と、前記監視部によって監視される前記信号が所定期間に亘って検出されない場合に、前記送信権保有移動局に割り当てている前記送信権を他の移動局に対して開放する開放部(グループ通話処理部230)とを備えることを要旨とする。
かかる特徴によれば、サーバは、送信権保有移動局によって送信される信号が所定期間に亘って検出されない場合に、送信権保有移動局に割り当てている送信権を開放することによって、送信権保有移動局が送信権を保有したままネットワークの圏外などに移動することに起因して生じる無通話時間を短縮することができる。
本発明の一の特徴は、本発明の上述した特徴において、前記監視部によって監視される前記信号が前記所定期間に亘って検出されない場合に、前記送信権保有移動局がネットワークに接続されているか否かを確認する確認信号を前記送信権保有移動局に送信する送信部(送受信部(移動局側)140)をサーバがさらに備え、前記監視部は、前記確認信号に応じて前記送信権保有移動局が返信する返信信号をさらに監視し、前記開放部は、前記送信部によって前記確認信号が送信されてから所定の受付期間内に、前記監視部によって監視される前記返信信号が検出されない場合に、前記送信権保有移動局に割り当てている前記送信権を他の移動局に対して開放することを要旨とする。
本発明によれば、グループ通話において何ら通話が行われない無通話状態の時間を短縮することを可能とするサーバを提供することができる。
[第1実施形態]
(通信システムの構成)
以下において、本発明の第1実施形態に係る通信システムについて、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る通信システムの構成を示す図である。
図1に示すように、通信システムは、基地局30を含む回線交換NW300と、基地局40を含むパケット交換NW400と、回線交換NW300に接続されたSMSサーバ100と、パケット交換NW400に接続されたグループ通話サーバ200とを有する。なお、SMSサーバ100及びグループ通話サーバ200は接続されている。
なお、第1実施形態では、基地局30及び基地局40が別々の基地局であるものとして説明するが、これに限定されるものではない。具体的には、回線交換NW300及びパケット交換NW400の両方に含まれる一の基地局が基地局30及び基地局40が有する機能を併せ持っていてもよい。
複数の移動局10(移動局10a〜移動局10d)は、通信システムに接続可能な携帯電話端末である。具体的には、各移動局10は、回線交換NW300に含まれる基地局30及びパケット交換NW400に含まれる基地局40と接続可能である。
回線交換NW300は、回線交換によって通信が行われるネットワーク(例えば、cdma2000で用いられる1x網)であり、移動局10が通信を行う際に移動局10のアドレス登録が必要とされないネットワークである。一方、パケット交換NW400は、パケット交換によって通信が行われるネットワーク(例えば、cdma2000で用いられるEV−DO(Evolution Data Optimized)網)であり、移動局10が通信を行う際に移動局10のアドレス登録が必要とされるネットワークである。
また、パケット交換NW400では、一の移動局10(発信側移動局)と、一の移動局10によって指定された他の移動局10(指定移動局)のうち、発信側移動局からの呼び出しに応答した移動局10とによってグループ通話が開始される。
なお、以下において、発信側移動局と指定移動局とを含むグループを初期グループと称し、発信側移動局が移動局10aであり、指定移動局が移動局10b〜移動局10dであるものとして説明する。
また、第1実施形態に係るグループ通話では、グループ通話に参加している移動局10は、グループ通話に参加していない移動局10をグループ通話に参加させるために、グループ通話に参加していない移動局10を呼び出すことが可能である。
ここで、グループ通話とは、音声信号のみを通話データとして送受信するPTT(Push−To−Talk)や音声信号及び映像信号を通話データとして送受信するIP−TVを含む。また、グループ通話では、グループ通話に参加する移動局10のいずれかに、通話データを送信する権利である送信権(発言権)が割り当てられる。
SMSサーバ100は、上述したように、回線交換NW300に接続されており、グループ通話サーバ200へのアドレス登録を要求するSMS(登録要求)を指定移動局に送信する。また、SMSサーバ100は、移動局10が回線交換NW300に接続されているか否かを確認するためのSMS(接続確認)を、送信権が割り当てられた移動局10に送信する。なお、SMSサーバ100の詳細については後述する(図4を参照)。
グループ通話サーバ200は、グループ通話を管理するサーバである。具体的には、グループ通話サーバ200は、グループ通話の開始を要求するINVITE(新規)を発信側移動局から受信すると、SMS(登録要求)の送信を要求するSMS(送信要求)をSMSサーバ100に送信する。続いて、グループ通話サーバ200は、グループ通話サーバ200にアドレスが登録された指定移動局にINVITE(新規)を送信する。また、グループ通話サーバ200は、INVITE(新規)に応答した指定移動局と発信側移動局との間で通話データが送受信されるグループ通話を開始する。なお、グループ通話サーバ200の詳細については後述する(図2を参照)。
(グループ通話サーバの構成)
以下において、本発明の第1実施形態に係るグループ通話サーバの構成について、図面を参照しながら説明する。図2は、本発明の第1実施形態に係るグループ通話サーバ200を示すブロック図である。
図2に示すように、グループ通話サーバ200は、送受信部(移動局側)210と、グループ通話管理DB220と、グループ通話処理部230と、監視タイマ(通話データ)240と、送受信部(サーバ側)250とを有する。
送受信部(移動局側)210は、SIPで規定された各種メッセージ(例えば、INVITE(新規)、INFO(参加者通知)、100Trying、180Ringing、200OK、ACK、BYE)を送受信する。なお、送受信部(移動局側)210は、パケット交換NW400を通じて、これらの各種メッセージを移動局10と送受信する。また、送受信部(移動局側)210は、送信権が割り当てられた移動局10から通話データを受信して、送信権が割り当てられていない他の移動局10に通話データを送信する。
送受信部(移動局側)210は、送信権の割当てを要求する送信権割当て要求を移動局10から受信する。また、送受信部(移動局側)210は、送信権が移動局10に割り当てられた場合には、送信権が割り当てられたことを示す送信権割当て通知をその移動局10に送信する。
グループ通話管理DB220は、グループ通話を管理するための情報を記憶するデータベースである。具体的には、グループ通話管理DB220は、図3に示すように、移動局10を特定する情報(移動局識別子欄)と、移動局10が初期グループに含まれているか否かを示す情報(初期グループ欄)と、移動局10がグループ通話に参加しているか否かを示す情報(参加メンバー欄)と、送信権が割り当てられている移動局10を特定する情報(送信権欄)とを記憶している。
ここで、移動局識別子欄の情報は、移動局10を特定可能な情報であればよく、移動局10の識別子、移動局10の電話番号、移動局10のSIPアドレス、移動局10のユーザ名などである。
初期グループ欄には、移動局10が初期グループに含まれる場合に「○」が記憶され、移動局10が初期グループに含まれない場合に「×」が記憶される。なお、上述したように、初期グループに含まれない移動局10であっても、グループ通話に参加している移動局10から呼び出されれば、グループ通話に途中参加することが可能である。
参加メンバー欄には、現在移動局10がグループ通話に参加している場合に「○」が記憶され、移動局10がグループ通話に参加していない場合に「×」が記憶される。
送信権欄には、移動局10に送信権が割り当てられている場合に「○」が記憶され、移動局10に送信権が割り当てられていない場合に「×」が記憶される。
グループ通話処理部230は、グループ通話を管理する。例えば、グループ通話処理部230は、発信側移動局からINVITE(新規)を受信した場合には、SMS(登録要求)の送信要求の送信を送受信部(サーバ側)250に指示する。
グループ通話処理部230は、送信権の割当てを要求する送信権割当て要求を移動局10から受信した場合に、送信権が他の移動局10に既に割り当てられているか否かに応じて、送信権割当て要求を送信した移動局10に送信権を割り当てる。すなわち、グループ通話処理部230は、送信権が他の移動局10に割り当てられていない場合に、送信権割当て要求を送信した移動局10に送信権を割り当てる。
続いて、グループ通話処理部230は、送信権が割り当てられたことを示す送信権割当て通知の送信を送受信部(移動局側)210に指示する。なお、送受信部(移動局側)210は、送信権が割り当てられた移動局10に対して送信権割当て通知を送信する。
また、グループ通話処理部230は、送信権が割り当てられた移動局10から受信する通話データを監視する。具体的には、グループ通話処理部230は、通話データを受信する毎に、所定の監視時間を監視タイマ(通話データ)240にセットする。
続いて、グループ通話処理部230は、監視タイマ(通話データ)240がタイムアウトした場合には、SMS(接続確認)の送信要求の送信を送受信部(サーバ側)250に指示する。
さらに、グループ通話処理部230は、送信権が割り当てられた移動局10が回線交換NW300に接続されていないことを示すメッセージ(後述するSMS(タイムアウト通知)を受信した場合には、グループ通話に参加している他の移動局10(参加メンバー)に対して、その移動局10に割り当てられた送信権を開放する。具体的には、グループ通話処理部230は、グループ通話管理DB220の送信権欄を「○」から「×」に更新する。
監視タイマ(通話データ)240は、送信権が割り当てられた移動局10から通話データを受信していない時間、すなわち、無通話時間を計時するタイマである。
送受信部(サーバ側)250は、グループ通話処理部230の指示に応じて、SMS(登録要求)の送信要求やSMS(接続確認)の送信要求をSMSサーバ100に送信する。
(SMSサーバの構成)
以下において、本発明の第1実施形態に係るSMSサーバの構成について、図面を参照しながら説明する。図4は、本発明の第1実施形態に係るSMSサーバ100の構成を示すブロック図である。
図4に示すように、SMSサーバ100は、送受信部(サーバ側)110と、制御部120と、監視タイマ(接続確認)130と、送受信部(移動局側)140とを有する。
送受信部(サーバ側)110は、上述したSMS(登録要求)の送信要求やSMS(接続確認)の送信要求をグループ通話サーバ200から受信する。また、送受信部(サーバ側)110は、制御部120の指示に応じて、送信権が割り当てられた移動局10が回線交換NW300に接続されていないことを示すメッセージ(後述するSMS(タイムアウト通知)をグループ通話サーバ200に送信する。
制御部120は、SMSサーバ100の全体の動作を制御する。具体的には、制御部120は、SMS(登録要求)の送信要求を受信した場合に、SMS(登録要求)の送信を送受信部(移動局側)140に指示する。
また、制御部120は、SMS(接続確認)の送信要求を受信した場合に、SMS(接続確認)の送信を送受信部(移動局側)140に指示する。ここで、制御部120は、SMS(接続確認)の送信を指示する毎に、所定の受付時間を監視タイマ(接続確認)130にセットする。また、制御部120は、SMS(接続確認)に応じて移動局10が返信する接続応答を受信した場合には、監視タイマ(接続確認)130によるカウントを停止する。
さらに、制御部120は、監視タイマ(接続確認)130がタイムアウトした場合には、送信権が割り当てられた移動局10が回線交換NW300に接続されていないことを示すSMS(タイムアウト通知)の送信を送受信部(サーバ側)110に指示する。
監視タイマ(接続確認)130は、送信権が割り当てられた移動局10が回線交換NW300に接続されているか否かを判定する時間を計時するタイマである。
送受信部(移動局側)140は、制御部120の指示に応じて、SMS(登録要求)を指定移動局に送信する。また、送受信部(移動局側)140は、制御部120の指示に応じて、送信権が割り当てられた移動局10にSMS(接続確認)を送信する。さらに、送受信部(移動局側)140は、送信権が割り当てられた移動局10が回線交換NW300に接続されている場合には、その移動局10がSMS(接続確認)に応じて返信する接続応答を受信する。
(通信システムの動作)
以下において、本発明の第1実施形態に係る通信システムの動作について、図面を参照しながら説明する。図5及び図6は、本発明の第1実施形態に係る通信システムの動作を示すシーケンス図である。なお、図5及び図6では、上述したように、発信側移動局が移動局10aであり、指定移動局が移動局10b〜移動局10dであるものとして説明する。また、図5及び図6では、SIPで規定された各種処理の一部(例えば、INFO(参加者通知)、100Trying、180Ringing、200OK、ACK、BYEなどの送受信)については省略されている点に留意すべきである。
図5に示すように、ステップ10において、移動局10aは、グループ通話サーバ200にアドレス登録(ログイン)を行う。
ステップ11において、移動局10aは、グループ通話を開始するために、INVITE(新規)をグループ通話サーバ200に送信する。なお、INVITE(新規)は、指定移動局(移動局10b〜移動局10d)を識別する識別子を含む。
ステップ12において、グループ通話サーバ200は、指定移動局に対するSMS(登録要求)の送信要求をSMSサーバ100に送信する。
ステップ13b〜ステップ13dにおいて、SMSサーバ100は、各指定移動局にSMS(登録要求)を送信する。
ステップ14b〜ステップ14dにおいて、各指定移動局は、グループ通話サーバ200にアドレス登録(ログイン)を行う。
ステップ15b〜ステップ15dにおいて、グループ通話サーバ200は、各指定移動局を呼び出すためのINVITE(新規)を各指定移動局に送信する。
ステップ16b及びステップ16dにおいて、移動局10b及び移動局10dは、INVITE(新規)に応答する。一方、ステップ16cにおいて、移動局10cは、INVITE(新規)に応答しない。
ステップ17において、移動局10cは、グループ通話サーバ200に対するアドレス登録を解除する。なお、移動局10cは、グループ通話に参加している移動局10から呼び出されれば、グループ通話に途中参加することが可能である。
ステップ18において、移動局10a、移動局10b及び移動局10dを参加メンバーとするグループ通話が開始する。
ステップ19において、移動局10dは、グループ通話に対して通話データを送信する権限である送信権の割り当てを要求する送信権割り当て要求をグループ通話サーバ200に送信する。
ステップ20において、グループ通話サーバ200は、いずれの移動局10にも送信権が割り当てられていないため、移動局10dに送信権を割り当てる。
ステップ21において、グループ通話サーバ200は、送信権を割り当てたことを示す送信権割り当て通知を移動局10dに送信する。
続いて、図6に示すように、ステップ30において、移動局10a、移動局10b及び移動局10dを参加メンバーとするグループ通話が継続している。なお、送信権は、移動局10dに割り当てられている。
ステップ31において、移動局10dは、回線交換NW300の圏外に移動する。なお、一般的に、回線交換NW300は、パケット交換NW400と同等のサービスエリア、又は、パケット交換NW400よりも広いサービスエリアを有している。従って、移動局10dが回線交換NW300の圏外に移動することは、パケット交換NW400の圏外に移動することと同義として考えることができる。
ステップ32において、グループ通話サーバ200は、送信権が割り当てられた移動局10dが送信する通話データを監視する。具体的には、グループ通話サーバ200は、移動局10dから通話データを受信する毎に監視タイマ(通話データ)240に所定の監視時間をセットする。
ステップ33において、グループ通話サーバ200は、監視タイマ(通話データ)240のタイムアウトを検出する。
ステップ34において、グループ通話サーバ200は、移動局10dに対するSMS(接続確認)の送信要求をSMSサーバ100に送信する。
ステップ35において、SMSサーバ100は、SMS(接続確認)を移動局10dに送信するとともに、監視タイマ(接続確認)130に所定の受付時間をセットする。
ステップ36において、SMSサーバ100は、移動局10dが回線交換NW300の圏外に移動に移動しているため、監視タイマ(接続確認)130のタイムアウトを検出する。
ステップ37において、SMSサーバ100は、送信権が割り当てられた移動局10dが回線交換NW300に接続されていないことを示すSMS(タイムアウト通知)をグループ通話サーバ200に送信する。
ステップ38において、グループ通話サーバ200は、移動局10dに割り当てられた送信権を移動局10aや移動局10bに対して開放する。
(作用及び効果)
本発明の第1実施形態に係るサーバ(SMSサーバ100及びグループ通話サーバ200)によれば、グループ通話処理部230は、監視タイマ(通話データ)240がタイムアウトした後に、送信権が割り当てられた移動局10が回線交換NW300に接続されていないことを確認した場合に、グループ通話に参加している他の移動局10に対して送信権を開放する。
従って、ユーザが意図的に無通話状態を生じさせているのか、ネットワークの圏外であるために不可避的に無通話状態が生じているのかを区別しながら、無通話状態の短縮を図ることができる。
なお、第1実施形態では、グループ通話処理部230は、移動局10が回線交換NW300に接続されていないことを確認することによって、移動局10がパケット交換NW400に接続されていないことを間接的に確認している。
[第2実施形態]
以下において、本発明の第2実施形態について説明する。なお、以下においては、上述した第1実施形態と第2実施形態との相違点について主として説明する。
具体的には、上述した第1実施形態では、監視タイマ(通話データ)240がタイムアウトした後に、送信権が割り当てられた移動局10が回線交換NW300に接続されていないことを確認した場合に、その移動局10に割り当てられた送信権を開放した。
これに対して、第2実施形態では、監視タイマ(通話データ)240がタイムアウトした後に、送信権が割り当てられた移動局10がパケット交換NW400に接続されていないことを確認した場合に、その移動局10に割り当てられた送信権を開放する。
なお、第1実施形態でSMSサーバ100が有していた監視タイマ(接続確認)130は、第2実施形態では、グループ通話サーバ200が有しているものとする。
(通信システムの動作)
以下において、本発明の第2実施形態に係る通信システムの動作について、図面を参照しながら説明する。図7は、本発明の第2実施形態に係る通信システムの動作を示すシーケンス図である。なお、図7に示す処理は、上述した図5に示したステップ21に続く処理である。また、図7に示すステップ40〜ステップ43は、図6に示したステップ30〜ステップ33と同様であるため、その説明については省略する。
図7に示すように、ステップ44において、グループ通話サーバ200は、送信権が割り当てられた移動局10dがパケット交換NW400に接続されているか否かを確認するためのINFO(接続確認)を移動局10dに送信する。
ステップ45において、グループ通話サーバ200は、移動局10dがパケット交換NW400の圏外に移動に移動しているため、監視タイマ(接続確認)のタイムアウトを検出する。
ステップ46において、グループ通話サーバ200は、移動局10dに割り当てられた送信権を移動局10aや移動局10bに対して開放する。
(作用及び効果)
本発明の第2実施形態に係るグループ通話サーバ200によれば、グループ通話処理部230は、監視タイマ(通話データ)240がタイムアウトした後に、送信権が割り当てられた移動局10がパケット交換NW400に接続されていないことを確認した場合に、グループ通話に参加している他の移動局10に対して送信権を開放する。
従って、ユーザが意図的に無通話状態を生じさせているのか、ネットワークの圏外であるために不可避的に無通話状態が生じているのかを区別しながら、無通話状態の短縮を図ることができる。
[その他の実施形態]
本発明は上述した実施形態によって説明したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、上述した第1実施形態及び第2実施形態では、SMSサーバ100とグループ通話サーバ200とが別々なサーバであるものとして説明したが、これに限定されるものではない。具体的には、回線交換NW300及びパケット交換NW400の両方に接続された一のネットワークサーバが、SMSサーバ100の機能及びグループ通話サーバ200の機能を併せ持っていてもよい。
また、上述した第1実施形態及び第2実施形態では、監視タイマ(通話データ)240がタイムアウトした後に、送信権が割り当てられた移動局10がネットワーク(回線交換NW300又はパケット交換NW400)に接続されているか否かを確認して、ネットワークに接続されていない場合に、他の移動局10に対して送信権を開放するが、これに限定さえるものではない。具体的には、監視タイマ(通話データ)240がタイムアウトした時点で、他の移動局10に対して送信権を開放してもよい。この場合には、SMSサーバ100又はグループ通話サーバ200は、SMS(接続確認)又はINFO(接続確認)を送信する必要がなく、監視タイマ(接続確認)を有していなくてもよい。
本発明の第1実施形態に係る通信システムを示す図である。 本発明の第1実施形態に係るグループ通話サーバ200を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るグループ通話管理DB220に記憶された情報を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係るSMSサーバ100を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る通信システムの動作を示すシーケンス図である(その1)。 本発明の第1実施形態に係る通信システムの動作を示すシーケンス図である(その2)。 本発明の第2実施形態に係る通信システムの動作を示すシーケンス図である。
符号の説明
10・・・移動局、30・・・基地局、40・・・基地局、100・・・SMSサーバ、110・・・送受信部(サーバ側)、120・・・制御部、130・・・監視タイマ(接続確認)、140・・・送受信部(移動局側)、200・・・グループ通話サーバ、210・・・送受信部(移動局側)、220・・・グループ通話管理DB、230・・・グループ通話処理部、240・・・監視タイマ(通話データ)、250・・・送受信部(サーバ側)、300・・・回線交換NW、400・・・パケット交換NW

Claims (2)

  1. グループ通話を管理するサーバであって、
    前記グループ通話に対して通話データを送信する権利である送信権を割り当てている移動局である送信権保有移動局によって送信される信号を監視する監視部と、
    前記監視部によって監視される前記信号が所定期間に亘って検出されない場合に、前記送信権保有移動局に割り当てている前記送信権を他の移動局に対して開放する開放部とを備えることを特徴とするサーバ。
  2. 前記監視部によって監視される前記信号が前記所定期間に亘って検出されない場合に、前記送信権保有移動局がネットワークに接続されているか否かを確認する確認信号を前記送信権保有移動局に送信する送信部をさらに備え、
    前記監視部は、前記確認信号に応じて前記送信権保有移動局が返信する返信信号をさらに監視し、
    前記開放部は、前記送信部によって前記確認信号が送信されてから所定の受付期間内に、前記監視部によって監視される前記返信信号が検出されない場合に、前記送信権保有移動局に割り当てている前記送信権を前記他の移動局に対して開放することを特徴とする請求項1に記載のサーバ。
JP2006150695A 2006-05-30 2006-05-30 サーバ Pending JP2007324772A (ja)

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JP2011030099A (ja) * 2009-07-28 2011-02-10 Fujitsu Ltd 通信システム、サーバ装置、通信制御方法及びコンピュータプログラム

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JP2008508795A (ja) * 2004-07-29 2008-03-21 モトローラ・インコーポレイテッド 無線通信における接続障害に関連するコストを低減するために使用される方法及びシステム

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