JP5156246B2 - 水田用農薬の改良固形製剤 - Google Patents

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本発明は水田用農薬の改良固形製剤に関する。さらに特定的に、本発明は、田植え時に使用するための顆粒散布機による散布の時に、散布機が閉塞することなく、安定して排出され得る水田農薬用改良固形製剤に関する。
近年、農作物栽培においては、病気、有害昆虫及び雑草の省力抑制が益々必要とされてきている。
例えば、水稲作における雑草抑制においては、一回の散布で雑草を抑制することができる、水稲用の一発有害生物防除剤(one−shot pesticides)が開発されてきており、また、それらの省力適用方法として、田植え時に使用するための顆粒散布機の使用による農薬の固形製剤の散布方法が開発されている(例えば、「イノベーター・マクベエ(INNOVATOR−MAKUBEE)」、丸山製作所製(MARUYAMA
MFg.,Co.Inc.)、商品名)。
田植え時に使用するための顆粒散布機による化学品散布において、例えば、農薬の固形製剤は、田植え時に使用するための顆粒散布機のホッパー部分に供給され、次いでホッパー出口付近にある網目(mesh)を通過した後、シャッター部分へとつながる流路を通過し、そしてシャッターの開放により排出される。
しかしながら、固形製剤は種々の物理的性質(かさ密度、粒度、粒長等)を有するので、ホッパーの出口部分とシャッター部分の間で固形製剤が詰まり、該散布機による散布時に排出量の減少又は閉塞が生じて、農薬の散布に支障をきたすという問題が生じている。
固形製剤の詰まりは、ホッパー部分の網目の目開きを広げるか及び/又はホッパーからシャッター部分への流路を大きくすることにより避けることができる。しかしながら、詰まりの原因は複雑であり、田植え時に使用するための顆粒散布機の改良のみならず、固形製剤の形態等の改良による詰まりの問題の解決も要望されている。
田植え時に使用するための顆粒散布機に供給されるべき固形製剤の形態等の改良による詰まりの解決を目的とする徹底的な研究の結果、今回、農薬活性成分を含有する柱状の顆粒の形態の固形製剤において、ある粒長を有する顆粒の数を制限すると、田植え時に使用するための顆粒散布機の適用量減少や閉塞なしで、固形製剤の散布を円滑に且つ安定して行ない得ることが見出され、本発明を完成するに至った。
今回、固形製剤が農薬活性成分を含んでなり、それは柱状顆粒であり且つ3.5mm以上の粒長を有する柱状顆粒の数が該固形製剤のグラム当たり6個以下であることを特徴とする水田用農薬の改良固形製剤が見出された。
さらに、田植え時に使用するための顆粒散布機を使用することにより、上記の改良固形製剤を田植えと同時に水田に適用することを特徴とする水田中の有害生物の抑制方法が水田中の有害生物の抑制に十分に適用され得ることも見出された。
本明細書において、固形製剤の「粒長」は、柱状の顆粒の縦方向の2つの底面の間の距離を意味する。
本発明に従う水田用農薬の改良固形製剤は、田植え時に使用するための顆粒散布機により、詰まらずに安定して散布される。
本発明に従う固形製剤中に含有されるべき農薬活性成分として、水田に適用される農薬が含まれる。特定的には、例えば、種々の殺虫剤(殺ダニ剤)、殺菌・殺カビ剤(fungiciedes)、除草剤(植物調整剤)、薬害軽減剤(safener)等のような化学品中に有効成分として含有される生物活性化合物及び農業肥料等を挙げることができる。それらを単独の薬剤として又は2種もしくはそれより多くの組み合わせにおいて使用することができる。より特定的には、以下の農薬活性成分を例として挙げることができるが、それらに制限されるべきではない。
除草的に活性な化合物として、例えば、アニロホス(anilofos)、ベンチオカルブ(benthiocarb)、ブタクロル(butachlor)、カフェンストロール(cafenstrole)、クミルロン(cumyluron)、インダノファン(indanofan)、ジメピペレート(dimepiperate)、フェントラザミド(fentrazamide)、メフェナセット(mefenacet)、オキサジアゾン(oxadiazon)、オキサジクロメホン(oxaziclomefone)、ペントキサゾン(pentoxazone)、プレチラクロル(pretilachlor)、ピリブチカルブ(pyributycarb)、ピリフタリド(pyriftalid)、テニルクロル(thenylchlor)、オキサジアルギル(oxadiargyl)、ブタミホス(butamifos)、エスプロカルブ(esprocarb)、ジチオピル(dithiopyr)、エトベンザニド(etobanzanid)、ピリメノバックメチル(pyrimenobac−methyl)、HOK−201、シハロホップブチル(cyhalofop−butyl)、メタミホップ(metamifop)、クロメプロップ(clomeprop)、シクロスルファムロン(cyclosulfamuron)、ベンフレセート(benfuresate)、ベンスルフロンメチル(bensulfuron−methyl)、ベンゾビシクロン(benzobicyclon)、ベンゾフェナップ(benzofenap)、ブロモブチド(bromobutide)、ダイムロン(dymron)、ジメタメトリン(dimethametryn)、エトキシスルフロン(ethoxysulfuron)、イマゾスルフロン(imazosulfuron)、ピラゾレート(pyrazolate)、ピラゾスルフロンエチル(pyrazosulfuron−ethyl)、キノクラミン(quinoclamine)、ピラゾキシフェン(pyrazoxifen)、ハロスルフロン(halosulfuron)、ピラクロニル(pyraclonil)、ピリミスルファン(pyrimisulfan)(KUH021)、TH−547、メソトリオン(mesotrione)、ペノクスラム(penoxsulam)、オルソスルファムロン(orthosulfamuron)、シメトリン(simetryn)、ベンタゾン(bentazone)等を挙げることができる。上記の例の他に、水田用除草剤として用いることができる除草的に活性な化合物が含まれ得る。
殺虫的に活性な化合物として、例えば、ネオニコチニル型殺虫剤、フェニルピラゾール型殺虫剤、カルバメート型殺虫剤及びピレスロイド型殺虫剤から成る群より選ばれる少なくとも一種の化合物を挙げることができる。上記のネオニコチニル型殺虫剤の好適例として、イミダクロプリド(imidacloprid)、チアクロプリド(thiacloprid)、アセタミプリド(acetamiprid)、クロチアニジン(clothianidin)、チアメトキサム(thiamethoxam)、ジノテフラン(dinotefuran)等を挙げることができる。フェニルピラゾール型殺虫剤の好適例として、フィプロニル(fipronil)、エチプロール(ethiprole)等を挙げることができる。カルバメート型殺虫剤の好適例として、プロポクスル(propox
ur)、フェノブカルブ(fenobucarb)、ベンフラカルブ(benfuracarb)、カルボスルファン(carbosulfan)等を挙げることができる。ピレスロイド型殺虫剤の好例として、エトフェンプロックス(ethofanprox)、シクロサール(cyclosal)等を挙げることができる。
殺菌・殺カビ的に活性な化合物として、例えば、カルプロパミド(carpropamid)、トリシクラゾール(tricyclazole)、プロベナゾール(probenazole)、ピロキロン(pyroquilon)、ジクロシメット(dichlocimet)、チアジニル(tiadinil)、イソプロチオラン(isoprothiolane)、IBP、フェノキサニル(fenoxanil)、アゾキシストロビン(azoxystrobin)、メトミノストロビン(metominostrobin)等を挙げることができる。
本発明に従う水田用農薬の改良固形製剤を、農薬において一般に使用される通常の固形製剤形態にすることができ、例えば、それを粒剤、顆粒水和剤(water dispersible granules)等のような製剤形態に調製することができる。
これらの水田用農薬の改良固形製剤は、それ自体既知の方法に従って調製することができる。例えば、農薬活性成分を担体又は固体の希釈剤及び必要に応じて、界面活性剤、結合剤、分解防止剤、安定剤、着色剤等の助剤と混合し、顆粒とすることによってそれらを調製することができる。
担体の特定的な例として下記のものを挙げることができるが、担体はそれらのみに制限されるものではない。例えば、クレー、カオリン、セリサイト、ジークライト、タルク、酸性白土、炭酸カルシウム、ケイソウ土、ゼオライト等のような鉱物の微粉;トウモロコシ澱粉等のような有機材料;合成ケイ酸アルミニウム等のような無機物質が挙げられる。中でも、クレー、タルク及び炭酸カルシウムが好適である。
界面活性剤の特定的な例として下記を挙げることができるが、界面活性剤はそれらのみに制限されるものではない。アニオン性界面活性剤として、例えば、硫酸アルキル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテル硫酸、ポリオキシエチレンベンジル(もしくはスチリル)フェニルエーテル硫酸又はポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロックポリマー硫酸のナトリウム、カルシウム又はアンモニウム塩;スルホン酸アルキル、ジアルキルスルホスクシネート、アルキルベンゼンスルホン酸、モノ−もしくはジ−アルキルナフタレンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸−ホルムアルデヒド−縮合物、リグニンスルホン酸、ポリオキシアルキレンアルキルフェニルエーテルスルホン酸又はポリオキシエチレンアルキルエーテルスルホスクシネートのナトリウム、カルシウム、アンモニウム又はアルカノールアミン塩;ポリオキシエチレンアルキルエーテルホスフェート、ポリオキシエチレンモノ−もしくはジ−アルキルフェニルエーテルホスフェート、ポリオキシエチレンベンジル(もしくはスチリル)フェニルエーテルホスフェート、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロックポリマーホスフェートのナトリウムもしくはカルシウム塩等を挙げることができる。、また、非イオン性界面活性剤として、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル−ホルムアルデヒド−縮合物、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロックポリマー、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロックポリマーアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンベンジル(又はスチリル)フェニルエーテル、ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロックポリマーベンジル(もしくはスチリル)フェニルエーテル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンカスターオイルエーテル等を挙げることができる。
結合剤の特定的な例として下記を挙げることができるが、結合剤はそれらのみに制限されるものではない。例えば、可溶性デンプン、カルボキシメチルデンプン、デキストリン等のようなデンプン型天然物質;アルギン酸ナトリウム、アラビアゴム、ゼラチン、カゼイン等のような天然物質;メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム塩等のようなセルロース誘導体;ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコール−ビニルアルキルエーテルコポリマー;ポリアクリルアミド;アクリル酸、メタクリル酸又はそれらのエステルもしくは塩のポリマー又はコポリマー;ポリエチレングリコール、ポリエチレンオキシド;アクリル酸エステル、塩化ビニル、酢酸ビニル又はスチレンなどのポリマー又はコポリマーのエマルジョン;エチレンと酢酸ビニルとのコポリマーのエマルジョン;酢酸ビニルとアクリル酸エステルのコポリマーのエマルジョン等を挙げることができる。中でも、ポリビニルアルコール、デキストリン及びカルボキシメチルセルロースカリウム塩が好適である。
本発明に従う水田用農薬の改良固形製剤は、一般的な固形製剤(粒剤、顆粒水和剤等)の調製方法と同じ方法で容易に調製することができる。助剤の組成、整粒機(particle sizing machine)又は微粉砕機を用いる処理及び/又は篩別等の条件により、該固形製剤の粒長を制御することができる。
本発明に従う水田用農薬の改良固形製剤は、例えば、農薬組成物と充填剤のような助剤を混合し、次いで水及び助剤化学品を加えて混練し、押し出し造粒機の使用により造粒することによって調製することができる。得られる固形製剤が比較的長い顆粒を含有する場合、乾燥前に生成物を整粒機(例:マルメライザー(MARUMERIZER)、不二パウダル(Fuji Paudal co.,ltd)社製)に通過させるか、顆粒を微粉砕機(例:ハンマーミルなど)に通過させることによってそれらを軽く崩壊させることにより、あるいは篩別の時点に篩の網目を調整することにより、それらを取り除くことができる。篩として、押し出し径よりもわずかに大きい網目の大きさを有する篩を選ぶのが好ましい(例えば、押し出し径が1mmの場合、1.40mm又は1.18mmの網目の大きさを有する篩)。最適の網目の大きさは、篩別装置の原理、運転条件などにより経験的に決定することができる。
上記の如くして調製される本発明に従う水田用農薬の改良固形製剤は、一般に0.01〜95重量%、好ましくは0.1〜30重量%の範囲内の農薬活性成分を含有することができる。
しかしながら、農薬の種類等に従って含有量を適切に変えることができる。
本発明に従う水田用農薬の改良固形製剤を、散布などのような方法により水田に適用することができる。好ましくは、田植え時に使用するための顆粒散布機を用いることにより、田植えと同時にそれを水田に適用することができる。
田植え時に使用するための顆粒散布機は、例えば田植機に装着することができ、田植えと同時に農薬を散布することができる機械である。その特定的な例として、「イノベーター・マクベエ」(丸山製作所製、商品名)を挙げることができる。
本発明に従う水田用農薬の改良固形製剤は、例えば、田植え時に使用するための顆粒散布機の使用により田植えと同時に適用するのに適している。固形製剤の散布量として、例えば、固形製剤として水田1ヘクタール当たり1〜60kg、好ましくは2.5〜30kgの範囲内の量を挙げることができる。
田植え時に使用するための顆粒散布機を用いて水田に適用するのに適した本発明に従う水田用農薬の改良固形製剤は、柱状顆粒の形態を有することができる。例えば、円柱、四角柱などのような多角柱、好ましくは円柱、特に好ましくは直円柱を挙げることができる。
本発明に従う水田用農薬の改良固形製剤は、好ましくは一般に0.3〜1.7mm、特に0.5〜1.2mmの範囲内の底面の直径(円柱の場合それは円の直径を示し、多角柱の場合それは多角形の最大の対角線距離を示す。下記でそれらを集合的に「粒径」と呼ぶ)を有する。
本発明に従う水田用農薬の改良固形製剤は、望ましくは長い粒長を有する顆粒を可能な限り少なく含有する。田植え時に使用するための顆粒散布機の適用量の減少や閉塞を避けるために、3.5mm以上の粒長を有する柱状顆粒の数が固形製剤のグラム当り6個以下であることが重要である。下記で挙げる試験実施例2に示すとおり、その数が6個より多いと適用量が減少し、数が大きいと閉塞が起こる。これらの場合、それらは田植え時に使用するための顆粒散布機による散布に適していない。
次いで、以下の実施例により本発明をさらに特定的に記述する。しかしながら、本発明は全くそれらのみに制限されるべきではない。
調製実施例1:(製剤A)
フェントラザミド 2.0重量部
ベンスルフロン−メチル 0.75重量部
鉱物微粉及び助剤 97.25重量部
上記の量のフェントラザミド、ベンスルフロン−メチル、鉱物微粉及び助剤を混合した後、適量の水を加え、混練して混練生成物を得、それを押し出し造粒機(押し出し径0.8mm)の使用により造粒する。得られる顆粒を崩壊させ、篩別し、本発明の固形製剤を得る。
調製実施例2:(製剤B)
シクロスルファムロン 0.6重量部
ダイムロン 4.0重量部
フェントラザミド 2.0重量部
鉱物微粉及び助剤 93.4重量部
調製実施例1と同じ方法で上記の組成物を造粒し、崩壊させ、1070μmの篩を用いて篩別し、本発明の固形製剤を得る。
調製実施例3:(製剤C)
フェントラザミド 2.0重量部
ブロモブチド 9.0重量部
ベンスルフロン−メチル 0.75重量部
鉱物微粉及び助剤 88.25重量部
調製実施例1と同じ方法で上記の組成物を造粒し、崩壊させ、1180μmの篩を用いて篩別し、本発明の固形製剤を得る。
調製実施例4:(製剤D)
フェントラザミド 2.0重量部
ブロモブチド 7.5重量部
ベンスルフロン−メチル 0.51重量部
ダイムロン 4.5重量部
鉱物微粉及び助剤 85.49重量部
調製実施例1と同じ方法で上記の組成物を造粒し、崩壊させ、1180μmの篩を用いて篩別し、本発明の固形製剤を得る。
調製実施例5:(比較a)
フェントラザミド 2.0重量部
ブロモブチド 7.5重量部
ベンスルフロン−メチル 0.51重量部
ダイムロン 4.5重量部
鉱物微粉及び助剤 85.49重量部
調製実施例1の通りに上記の組成物を造粒し(しかし崩壊させない)、比較製剤を得る。
調製実施例6:(比較b)
シクロスルファムロン 0.2重量部
ペントキサゾン 1.5重量部
鉱物微粉及び助剤 98.3重量部
調製実施例1の通りに上記の組成物を造粒し(しかし崩壊させない)、比較製剤を得る。
調製実施例7:(比較c)
シクロスルファムロン 0.6重量部
ダイムロン 4.0重量部
フェントラザミド 2.0重量部
鉱物微粉及び助剤 93.4重量部
調製実施例1の通りに上記の組成物を造粒し(しかし崩壊させない)、比較製剤を得る。
試験例1:3.5mm以上の粒長を有する顆粒の数の測定方法
1kgの固形製剤を約4gに縮分し、重量を測定する(Wg)。3.5mm以上の粒長を有する顆粒の数を測定し(T)、次式により3.5mm以上の粒長を有する顆粒の1g当たりの数を算出する。
3.5mm以上の粒長を有する顆粒の1グラム当たりの数(個/g)=T÷W
上記の方法により、前記調製実施例で得られた各製剤の3.5mm以上の粒長を有する顆粒の1グラム当たりの数を得る。結果を表1に示す。
Figure 0005156246
試験例2:田植え時に使用するための顆粒散布機による散布試験(適用量の変化)
田植え時に使用するための顆粒散布機として「イノベーター・マクベエ」(丸山製作所製、商品名)を用いることにより、ホッパー中に各固形製剤(約4kg)を入れて15分間運転(散布)を行った後、さらに15分間の運転時間中の1分毎に適用量(g)を測定する。適用量の変化を次式により算出する。
適用量の変化(g/分)=各1分間における適用量(g)÷最初の1分間における適用量(g)
各固形製剤の適用量の判定基準は以下のとおりである。
安定:15回の測定中12回以上の測定で、適用量の変化が0.90〜1.10である。
減少:15回の測定中10回以下の測定で、適用量の変化が0.90〜1.10であるか、又は1回でも適用量の変化が0.80以下である。
閉塞:測定回数の半数以上で、適用量の変化が0.50以下である。
「安定」という判定の結果を有する固形製剤は田植え時に使用するための顆粒散布機による散布に適していると判断され、「減少」又は「閉塞」と判定される固形製剤は散布に不適当と判断される。
製剤A〜D及び比較製剤a〜cを用いて上記の試験を行った。それらの適用量の変化の結果を表2に示す。
Figure 0005156246

Claims (3)

  1. 固形製剤が農薬活性成分としてフェントラザミド、ベンスルフロン−メチル、シクロスルファムロン、ダイムロン又はブロモブチド及びさらに担体として鉱物の微粉を含んでなり、それは柱状顆粒であり且つ3.5mm以上の粒長を有する柱状顆粒の数が該固形製剤のグラム当たり1.8個ないし6個以下であることを特徴とする水田用農薬の改良固形製剤。
  2. 田植え時に使用するための顆粒散布機を使用することにより、請求項1に記載の水田用農薬の改良固形製剤を田植えと同時に水田に適用することを特徴とする水田中の有害生物の抑制方法。
  3. 水田中の有害生物の抑制のための請求項1に記載の改良固形製剤の使用。
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