JP5156190B2 - Nmr用複合型円筒形コイル - Google Patents

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Description

この発明は、矩形状の導体シートを長軸方向に巻き上げて円筒形とし、この導体シートの短軸方向と直交する円筒形の円形断面が渦巻き状態をなし、かつこの円形断面の中央に被検体を裁置する中空領域を有するNMR用複合型円筒形コイルに関する。
近年、核磁気共鳴(NMR)現象を用いた分析機器は、分子の構造決定等に活用され、広く用いられている。この構造決定では、溶液中の被検体試料の化学シフトを検出する、いわゆる高分解能NMRの手法が用いられる。高分解能NMRでは、複数の鋭いスペクトル線が観測され、これらのスペクトル線を分離して観察できることが性能上重要となる。
このスペクトル観察能力は、NMR装置を用いてスペクトル信号を観察する際のS/N比(signal to noise ratio)に大きく依存する。そして、このS/N比は、特にRF信号の送受信を行うRFコイルに影響される。
このRFコイルには、高いS/N比を実現するために、RF信号が送受信される領域での高いRF磁場均一度、高いQ値等が要求される。これらの条件を達成するために、例えば、円筒形の導電シートが多層に巻かれた渦巻きコイルが用いられる(例えば、非特許文献1参照)。
図11は、この渦巻きコイル10の一例を示す外観図である。渦巻きコイル10は、矩形状の導電シート2、内側リード3および外側リード4を含む。導電シート2は、長軸方向に渦巻き状に巻かれており、全体として円筒形をなす。この円筒形の中央部分には、中空領域5が存在し、円柱状の試料管等の被検体が裁置される。なお、この中空領域5には、導電シート2に流れる電流により、短軸方向に均一なRF磁場B1が形成される。
また、導電シート2の長軸方向端部には、内側リード3および外側リード4が接続されている。内側リード3および外側リード4は、導電シート2とRF信号の入出力を行う入出力端子である。ここで、内側リード3は、中空領域5に接する導電シート2の長軸方向端部に存在し、外側リード4は、円筒形をなす渦巻きコイル10の外周部に位置する。
図12は、渦巻きコイル10の導電シート2を展開した展開図である。導電シート2の下端部に存在する内側リード3は、長軸方向に巻き込まれ、図11に示すような渦巻き状の導電シート2を形成する。
グラント(Grant)他著、「アナリシス オブ マルチレイヤーラジオフレクエンシマイクロコイル フォー ニュークリアマグネティックレゾナンススペクトロスコピー(Analysis of Multilayer Radio Frequency Microcoils for Nuclear Magnetic Resonance Spectroscopy」,アイトリプルイー トランザクション オン マグネティックス(IEEE TRANSACTIONS ON MAGNETICS)、米国、2001年7月、37巻、p.2989〜2998
しかしながら、上記背景技術によれば、中空領域5に形成されるRF磁場の均一度が低下する。すなわち、内側リード3には、RF信号の入出力の際に、導電シート2に流れる電流と直交する方向に同等量の電流が流れる。この電流により形成される中空領域5のRF磁場は、内側リード3が中空領域5に近接するためB1と比較して無視できない大きさになると共に、RF磁場の向きが異なりRF磁場の均一度を乱す要因となる。
さらに、内側リード3および外側リード4は、高周波特性を考慮すると、インダクタンスおよび抵抗の低い、幅の広い導体パターンを用いることが好ましい。しかしながら、内側リード3に幅の広い導体パターンを用いることは、この導体パターンに流れる電流分布が広がることを意味し、ひいてはこの電流分布により形成される中空領域5の不均一磁場領域が広がることにもつながる。
これらのことから、中空領域に形成されるRF磁場の均一度が、入出力端子に流れるRF電流に影響されないNMR用複合型円筒形コイルをいかに実現するかが重要となる。
この発明は、上述した背景技術による課題を解決するためになされたものであり、中空領域に形成されるRF磁場の均一度が、入出力端子に流れるRF電流に影響されないNMR用複合型円筒形コイルを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の発明にかかるNMR用複合型円筒形コイルは、矩形状の第1の導体シートを、前記第1の導体シートの第1の長軸方向に巻き上げを行い円筒形とし、前記第1の導体シートの第1の短軸方向と直交する前記円筒形の円形断面が渦巻き状態をなし、かつ前記円形断面の中央部分に被検体を裁置する第1の中空領域を有する第1の円筒形コイルと、矩形状の第2の導体シートを、前記第1の長軸方向と180度異なる前記第2の導体シートの第2の長軸方向に巻き上げを行い円筒形とし、前記第2の導体シートの短軸方向を前記第1の短軸方向と一致させ、前記第2の導体シートの短軸方向と直交する前記円筒形の円形断面が渦巻き状態をなし、かつ前記円形断面の中央部分に被検体を裁置する前記第1の中空領域と前記短軸方向に連続する第2の中空領域を有する第2の円筒形コイルと、前記第1の中空領域に存在する前記第1の導体シートの長軸方向端部および前記第2の中空領域に存在する前記第2の導体シートの長軸方向端部を電気的に接続する、前記第1および第2の導体シートの短軸方向に延びる幅広の導体シートで形成されたコイル接続部と、前記第1の円筒形コイルの外周部に存在する前記第1の導体シートの長軸方向端部および前記第2の円筒形コイルの外周部に存在する前記第2の導体シートの長軸方向端部に、電気信号の入出力を行う入出力端子とを備える。
この請求項1に記載の発明では、入出力端子を、第1の円筒形コイルおよび第2の円筒形コイルの外周部に位置させる。
また、請求項2に記載の発明にかかるNMR用複合型円筒形コイルは、請求項1に記載の発明において、前記第1の導体シート、前記第2の導体シート、前記コイル接続部および前記入出力端子が、一枚の導体パターンで形成されることを特徴とする。
この請求項2に記載の発明では、NMR用複合型円筒形コイルを、安価で、製造の容易なものとする。
また、請求項3に記載の発明にかかるNMR用複合型円筒形コイルは、請求項2に記載の発明において、前記導体パターンが、前記コイル接続部に長軸方向端部を有し、かつ前記コイル接続部を中央とする対称方向に短軸および長軸が位置する矩形状の第1および第2の導体シートを備えることを特徴とする。
この請求項3に記載の発明では、導体パターンを、第1および第2の導体シートが容易に巻き上げられる形状とする。
また、請求項4に記載の発明にかかるNMR用複合型円筒形コイルは、請求項3に記載の発明において、前記入出力端子は、前記第1および第2の導体シートの前記コイル接続部が存在しない側の長軸方向端部に、前記第1導体シートの短軸方向の長さと前記第2の導体シートの短軸方向の長さと前記コイル接続部の上記短軸方向の長さの和の長さを有する金属板を備えることを特徴とする。
この請求項4に記載の発明では、2つの入出力端子の金属板を、第1の円筒形コイルおよび第2の円筒形コイルを形成する際に、重ね合わすことができる構造にする。
また、請求項5に記載の発明にかかるNMR用複合型円筒形コイルは、請求項4に記載の発明において、前記入出力端子が、前記第1および第2の導体シートの金属板の板面を、平行配置することを特徴とする。
この請求項5に記載の発明では、金属板を、キャパシタとして機能させる。
また、請求項6に記載の発明にかかるNMR用複合型円筒形コイルは、請求項1ないし5のいずれか1つに記載の発明において、前記第1の導体シートおよび前記第2の導体シートが、前記第1の円筒形コイルおよび前記第2の円筒形コイルが対向する側の辺縁部に、前記コイル接続部からの距離に比例して前記短軸方向の前記第1および第2の導体シートの長さを短くする傾きを備えることを特徴とする。
この請求項6に記載の発明では、前記第1の円筒形コイルおよび前記第2の円筒形コイルが対向する側の導体シートの辺縁部が、円筒形コイルの外周に近づく程、離れる。
また、請求項7に記載の発明にかかるNMR用複合型円筒形コイルは、請求項1ないし6のいずれか1つに記載の発明において、前記第1および第2の導体シートが、前記第1の長軸方向および前記第2の長軸方向に、前記円形断面の外円周長さの2倍を越える長さを備えることを特徴とする。
この請求項7に記載の発明では、第1および第2の円筒形コイルの渦巻き状態をなす導体シートを、2層以上の多層構造とする。
以上説明したように、本発明によれば、NMR用複合型円筒形コイルの入出力端子を、円筒形コイルの外周部に設けることとしているので、入出力端子に流れる電流により形成される磁場が、被検体が裁置されるNMR用複合型円筒形コイルの中空領域に及ぼす影響を軽減し、中空領域の磁場均一度を高め、ひいては取得されるNMR信号のS/Nを高いものとする。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるNMR用複合型円筒形コイル(以下、複合型円筒形コイルと称する)を実施するための最良の形態について説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
まず、本実施の形態1にかかるNMR装置100についての概略の構成を図1に示す。図1は、NMR装置100の概略の構成を示す図である。NMR装置100は、静磁場発生装置99、複合型円筒形コイル20、試料管1およびRF送受信部98等を含む。静磁場発生装置99は、超電導あるいは常電導等のマグネットで、複合型円筒形コイル20および試料管1が存在する空間に均一な静磁場B0を発生する。
試料管1は、内部に液体状の検査試料を含む密封されたキャピラリである。複合型円筒形コイル20は、中心部に試料管1を配置した状態で、試料管1に均一なRF磁場B1を照射し、また、試料管1に検査試料が発生するRF磁場を検出する。なお、このRF磁場B1は、静磁場B0と直行する水平方向をなすx軸方向に形成される。
RF送受信部98は、複合型円筒形コイル20にRF磁場B1を発生するためのRF電流を供給し、また、複合型円筒形コイル20が受信したRF電流を受信する。なお、RF送受信部98の後段には、図示しないRF送受信の制御部、受信したRF電流の記録部等が存在する。なお、図中に示されるxyz軸は、すべての図面で共通する方向を指し示す座標軸をなし、図面間の相対的な位置関係を示す。
図2は、複合型円筒形コイル20の全体構成を示す外観図である。複合型円筒形コイル20は、入出力端子24、第1の円筒形コイル21、コイル接続部23、第2の円筒形コイル22および入出力端子25を含む。ここで、入出力端子24、第1の円筒形コイル21、コイル接続部23、第2の円筒形コイル22および入出力端子25は、一枚の導体シート30から構成されている。
図3は、この導体シート30を、xy平面上に展開した展開図である。導体シート30は、銅等の電気導体からなり、入出力シート34、第1の導体シート31、導体接続シート33、第2の導体シート32および入出力シート35を含む。ここで、導体シート30は、導体接続シート33を対称中心として、入出力シート34および第1の導体シート31と、導体接続シート33および第2の導体シート32とが点対称の構造を有する。
第1の導体シート31は、y軸方向に長軸を有する矩形状の導体シートであり、第2の導体シート32もまた同様である。これら第1および第2の導体シート31および32は、長軸方向端部において、導体接続シート33により電気接続される。
一方、導体接続シート33が存在しない第1の導体シート31の長軸方向端部には、長軸方向に伸びた入出力シート34が存在する。同様に、第2の導体シート32の導体接続シート33が存在しない長軸方向端部にも、長軸方向に伸びた入出力シート35が存在する。
ここで、第1の導体シート31は、第1の長軸方向に巻き込まれ、導体シートが渦巻き状に巻き込まれた図1に示す様な多層の第1の円筒形コイル21を形成する。また、同様に、第2の導体シート32は、第2の長軸方向に巻き込まれ、導体シートが渦巻き状に巻き込まれた多層の第2の円筒形コイル22を形成する。
図2に戻り、第1の円筒形コイル21は、中央部分に第1の中空領域26を有する。また、同様に、第2の円筒形コイル22は、図2の第2の円筒形コイル22に隠された中央部分に第2の中空領域27を有する。
ここで、第1の中空領域26および第1の中空領域27は、x軸方向に共通の中心軸を有する円筒空間を形成する。そして、この円筒空間には、被検体である試料管1が配設される。また、この円筒空間には、導体接続シート33からなるコイル接続部23が存在する。コイル接続部23は、第1の円筒形コイル21および第2の円筒形コイル22を、円筒空間内の最短距離で電気接続し、第1の円筒形コイル21に流れる電流が、第2の円筒形コイル22に流れる様にする。
また、入出力シート34および35は、入出力端子24および25を形成する。入出力端子24および25は、RF送受信部98に接続されRF電流信号の入出力を行う。ここで、入出力端子24および25は、共に第1の円筒形コイル21および第2の円筒形コイル22の中央に形成される中空領域とは反対の外側に位置する。
図4(A)は、複合型円筒形コイル20を、z軸方向から見た外観図である。左側に第1の円筒形コイル21、右側に第2の円筒形コイル22が存在し、その間に両円筒形コイルを電気接続するコイル接続部23が存在する。図4(B)は、図4(A)に示した複合型円筒形コイル20の中空領域に試料管1を配置した図である。試料管1は、第1の円筒形コイル21および第2の円筒形コイル22に共通する中空領域を抜く様に配置される。
図5は、複合型円筒形コイル20によるRF磁場形成の動作を、模式的に示した図である。ここで、図5では、わかりやすくするためRF電流が入出力端子24から入力し、入出力端子25から出力する場合のみの電流が流れる向きを矢印で示した。なお、実際には、RF電流であるので、これら電流の向きおよび大きさは、みな共通の時間的変化をする。
まず、RF送受信部98から、入出力端子24を介して入力した入出力電流50は、第1の円筒形コイル21内で第1の電流52で示した方向に流れる。第1の電流52は、渦巻き状に巻かれた第1の円筒形コイル21内を第1の中空領域26に向かって渦巻き状に進み、コイル接続部23に達する。コイル接続部23に達した第1の電流52は、接続部電流51となって、進行方向を変えることなくx軸方向に所定量だけ移動した後に、第2の円筒形コイル22に入力する。
その後、第2の円筒形コイル22に入力した接続部電流51は、第2の中空領域27から、逆の渦巻き状に巻かれた第2の円筒形コイル22内を入出力端子25に向かって、第2の電流53で示す方向に流れる。そして、第2の電流53は、入出力端子25に達し入出力電流54としてRF送受信部98に出力される。
そして、同一の向きに流れる第1の電流52および第2の電流53は、第1の円筒形コイル21および第2の円筒形コイル22が有する第1の中空領域26および第2の中空領域27に、x軸方向を向く均一な磁場B1を形成する。また、接続部電流51は、x軸方向に所定量だけ移動したことによる擾乱磁場を、第1の中空領域26および第2の中空領域27に発生させる。また、入出力電流50および54は、入出力端子24および25の周囲に入出力磁場Bioを発生させる。
ここで、入出力電流50および54は、第1の電流52および第2の電流53と等しい大きさの電流であり、概ね磁場B1に匹敵する大きさの異なる向きの入出力磁場Bioを発生させる。しかし、入出力端子24および25は、共に第1の円筒形コイル21および第2の円筒形コイル22の外側に位置し、第1の中空領域26および第2の中空領域27とは、若干の距離があり、入出力磁場Bioの影響が限定される。ちなみに、図11に示した渦巻きコイル10では、内側リード3が中空領域5から引き出されるために、内側リード3により形成される磁場の影響は、中空領域5に強く及ぶ。
また、接続部電流51は、x軸方向に所定量だけ電流の流れる位置が移動したことによる擾乱磁場を発生させる。しかし、移動距離が隣接する円筒形コイル間の短い距離であり、また、この擾乱磁場の向きが磁場B1と直交する面内にあるため、第1の中空領域26および第2の中空領域27B1に発生される擾乱磁場の影響は、限定されたものとなる。
上述してきたように、本実施の形態1では、渦巻き状に巻かれた第1および第2の円筒形コイルを、コイルの中空領域にあるコイル接続部23で、互いに逆向きの渦巻きを形成するように接続し、入出力端子24および25を共に第1および第2の円筒形コイルの外周部に位置させることとしているので、入出力端子24および25に流れる電流により形成される入出力磁場Bioの第1の中空領域26および第2の中空領域27に対する影響を小さなものとし、ひいては第1の中空領域26および第2の中空領域27に形成されるRF磁場を均一度の高いものにすることができる。
(実施の形態2)
ところで、上記実施の形態1では、複合型円筒形コイル20の入出力端子24および25は、入出力シート34および35からなり、RF送受信部98からの電流信号を入出力することとしたが、この部分に平面の金属板を付加し、この金属板を平行配置することにより、キャパシタとして機能させることもできる。そこで、本実施の形態2では、入出力端子に金属板を設け、キャパシタとして機能させる場合を示すことにする。
図6、複合型円筒形コイル60の全体構成を示す外観図である。ここで、複合型円筒形コイル60は、図1に示した複合型円筒形コイル20に対応するもので、その他の構成は図1に示したNMR装置100と全く同様であるので説明を省略する。
複合型円筒形コイル60は、入出力端子64、第1の円筒形コイル61、コイル接続部63、第2の円筒形コイル62および入出力端子65を含む。ここで、入出力端子64、第1の円筒形コイル61、コイル接続部63、第2の円筒形コイル62および入出力端子65は、一枚の導体シート70から構成されている。
は、この導体シート70を、xy平面上に展開した展開図である。導体シート70は、銅等の電気導体からなり、金属板76、入出力シート74、第1の導体シート71、導体接続シート73、第2の導体シート72、入出力シート75および金属板77を含む。ここで、導体シート70は、導体接続シート73を対称中心として、点対称の構造を有する。
第1の導体シート71は、y軸方向に長軸を有する矩形状の導体シートであり、第2の導体シート72もまた同様である。これら第1および第2の導体シート71および72は、長軸方向端部において、導体接続シート73により電気接続される。
一方、導体接続シート73が存在しない第1の導体シート71の長軸方向端部には、長軸方向に伸びた入出力シート74および金属板76が存在する。同様に、第2の導体シート72の導体接続シート73が存在しない長軸方向端部にも、長軸方向に伸びた入出力シート75および金属板77が存在する。
ここで、第1の導体シート71は、第1の長軸方向に巻き込まれ、導体シートが渦巻き状に巻き込まれた図6に示す様な多層の第1の円筒形コイル61を形成する。また、同様に、第2の導体シート72は、第2の長軸方向に巻き込まれ、導体シートが渦巻き状に巻き込まれた多層の第2の円筒形コイル62を形成する。
図6に戻り、第1の円筒形コイル61および第2の円筒形コイル62は、中央部分に試料管1を配置する中空の円筒空間が存在する。そして、この円筒空間には、導体接続シート73からなるコイル接続部63が存在する。コイル接続部63は、第1の円筒形コイル61および第2の円筒形コイル62を、円筒空間内の最短距離で電気接続し、第1の円筒形コイル61に流れる電流が、第2の円筒形コイル62に流れる様にする。
また、入出力シート74および金属板76、並びに、入出力シート75および金属板77は、入出力端子64および65を形成する。入出力端子64および65は、RF送受信部98に接続されRF電流信号の入出力を行う。ここで、金属板76および77は、x軸方向に重なり合う長さを有し、所定の距離を置いて平行平面板をなすように配置される。
図8は、複合型円筒形コイル60を、z軸方向から見た外観図である。複合型円筒形コイル60の中空領域には、試料管1が配置されている。また、入出力端子64および65は、金属板76および77部分が、重なり合っている。
ここで、所定の距離を置いてz軸方向に重なり合う金属板76および77は、キャパシタとして機能する。そして、このキャパシタは、第1の円筒形コイル61および第2の円筒形コイル62の有するインダクタンスと共に、核磁気共鳴の共振系を構成する。この共振系は、無駄な配線がなくQ値の高いものとなる。なお、金属板76および77の面積および距離は、核磁気共鳴の共振周波数および円筒形コイルのインダクタンスから決定される。
上述してきたように、本実施の形態2では、入出力端子64および65に、金属板76および77を設け、所定の距離を持って平行に配置することとしているので、入出力端子64および65をキャパシタとして機能させ、簡易な構成でQ値の高い共振系を構成することができる。
(実施の形態3)
ところで、上記実施の形態1では、複合型円筒形コイル20の第1の導体シート31および第2の導体シート32は矩形状の形をしており、第1の円筒形コイル61および第2の円筒形コイル62の導体シート間の距離は一定であるとしたが、第1の導体シートおよび第2の導体シートの形状を先細り状とし、第1の円筒形コイルおよび第2の円筒形コイルの導体シート間の距離が、渦巻きの外側に行くほど大きくなるようにし、導体シート間の耐電圧を高くすることもできる。そこで、本実施の形態3では、第1の導体シートおよび第2の導体シートの形状を先細り状とし、耐電圧を高める場合を示すことにする。
8,図9は複合型円筒形コイル80の全体構成を、z軸方向からみた外観図である。ここで、複合型円筒形コイル80は、図1に示した複合型円筒形コイル20に対応するもので、その他の構成は図1に示したNMR装置100と全く同様であるので説明を省略する。
複合型円筒形コイル80は、入出力端子84、第1の円筒形コイル81、コイル接続部83、第2の円筒形コイル82および入出力端子85を含む。ここで、入出力端子84、第1の円筒形コイル81、コイル接続部83、第2の円筒形コイル82および入出力端子85は、一枚の導体シート90から構成されている。
図10は、この導体シート90を、xy平面上に展開した展開図である。導体シート90は、銅等の電気導体からなり、入出力シート94、第1の導体シート91、導体接続シート93、第2の導体シート92および入出力シート95を含む。ここで、導体シート90は、導体接続シート93を対称中心として、点対称の構造を有する。
第1の導体シート91は、y軸方向にあたる長軸方向に第1の傾き96を有する先細り状の導体シートであり、第2の導体シート92もまた同様である。これら第1および第2の導体シート91および92は、長軸方向端部において、導体接続シート93により電気接続される。
一方、導体接続シート93が存在しない第1の導体シート91の長軸方向端部に向かって、第1の傾き96が存在する。第1の傾き96は、第1の円筒形コイル81および第2の円筒形コイル82の導体シートが向き合う側に設けられ、入出力シート94に近づくにつれて短軸であるx軸方向の導体幅が短くなる。また、第2の導体シート92も同様の第2の傾き97を有する。
ここで、第1の導体シート91は、第1の長軸方向に巻き込まれ、導体シートが渦巻き状に巻き込まれた図2に示す様な多層の第1の円筒形コイル81を形成する。また、同様に、第2の導体シート92は、第2の長軸方向に巻き込まれ、導体シートが渦巻き状に巻き込まれた多層の第2の円筒形コイル82を形成する。なお、この際、渦巻き状に巻かれた多層の導体シートは、円筒形コイルの外周に近づく程、第1の円筒形コイル81および第2の円筒形コイル82間の距離が大きくなる。
図9に戻り、第1の円筒形コイル81および第2の円筒形コイル82は、中央部分に試料管1を配置する中空の円筒空間が存在する。そして、この円筒空間には、導体接続シート93からなるコイル接続部83が存在する。コイル接続部83は、第1の円筒形コイル81および第2の円筒形コイル82を、円筒空間内の最短距離で電気接続し、第1の円筒形コイル81に流れる電流が、第2の円筒形コイル82に流れる様にする。
また、入出力シート94および95は、入出力端子84および85を形成する。入出力端子84および85は、RF送受信部98に接続されRF電流信号の入出力を行う。
ここで、入出力端子84および85間に入力されるRF電流は、第1の円筒形コイル81および第2の円筒形コイル82内で電圧降下を発生させる。この電圧降下により生じる第1の円筒形コイル81および第2の円筒形コイル82間の電圧は、入出力端子84および85に近い程大きく、コイル接続部83に近い程小さくなる。
一方、複合型円筒形コイル80では、第1の傾き96および第2の傾き97により、入出力端子84および85に近い程、隣接する円筒形コイル間の導体シート間隔が大きくなり、耐電圧が大きくなる。従って、第1の円筒形コイル81および第2の円筒形コイル82間の耐電圧は、全体として高いものとなり、絶縁破壊等による放電を軽減することができる。
上述してきたように本実施の形態3では、第1の導体シート91および第2の導体シート92は、第1の傾き96および第2の傾き97を有するので、複合型円筒形コイル80の第1の円筒形コイル81および第2の円筒形コイル82間の耐電圧を大きなものとし、絶縁破壊等による放電を軽減することができる。
NMR装置の構成を示す構成図である。 実施の形態1にかかる複合型円筒形コイルの外観を示す外観図である。 実施の形態1にかかる複合型円筒形コイルを構成する導体シートの展開図である。 実施の形態1にかかる複合型円筒形コイルを側面から見た平面図である。 実施の形態1にかかる複合型円筒形コイルの電流の流れを示す説明図である。 実施の形態2にかかる複合型円筒形コイルの外観を示す外観図である。 実施の形態2にかかる複合型円筒形コイルを構成する導体シートの展開図である。 実施の形態2にかかる複合型円筒形コイルを側面から見た平面図である。 実施の形態3にかかる複合型円筒形コイルを側面から見た平面図である。 実施の形態3にかかる複合型円筒形コイルを構成する導体シートの展開図である。 渦巻き型円筒形コイルの外観を示す外観図である。 渦巻き型円筒形コイルを構成する導体シートの展開図である。
符号の説明
1 試料管
2 導電シート
3 内側リード
4 外側リード
5 中空領域
10 渦巻きコイル
20、60,80 複合型円筒形コイル
21、61、81 第1の円筒形コイル
22、62,82 第2の円筒形コイル
23、63、83 コイル接続部
24、25、64、65、84、85 入出力端子
26 第1の中空領域
27 第2の中空領域
30、70、90 導体シート
31、71、91 第1の導体シート
32、72,92 第2の導体シート
33、73、93 導体接続シート
34、35、74,75,94,95 入出力シート
50 入出力電流
51 接続部電流
52 第1の電流
53 第2の電流
54 入出力電流
60 複合型円筒形コイル
76、77 金属板
96 第1の傾き
97 第2の傾き
98 送受信部
99 静磁場発生装置
100 NMR装置

Claims (7)

  1. 矩形状の第1の導体シートを、前記第1の導体シートの第1の長軸方向に巻き上げを行い円筒形とし、前記第1の導体シートの第1の短軸方向と直交する前記円筒形の円形断面が渦巻き状態をなし、かつ前記円形断面の中央部分に被検体を裁置する第1の中空領域を有する第1の円筒形コイルと、
    矩形状の第2の導体シートを、前記第1の長軸方向と180度異なる前記第2の導体シートの第2の長軸方向に巻き上げを行い円筒形とし、前記第2の導体シートの短軸方向を前記第1の短軸方向と一致させ、前記第2の導体シートの短軸方向と直交する前記円筒形の円形断面が渦巻き状態をなし、かつ前記円形断面の中央部分に被検体を裁置する前記第1の中空領域と前記短軸方向に連続する第2の中空領域を有する第2の円筒形コイルと、
    前記第1の中空領域に存在する前記第1の導体シートの長軸方向端部および前記第2の中空領域に存在する前記第2の導体シートの長軸方向端部を電気的に接続する、前記第1および第2の導体シートの短軸方向に延びる幅広の導体シートで形成されたコイル接続部と、
    前記第1の円筒形コイルの外周部に存在する前記第1の導体シートの長軸方向端部および前記第2の円筒形コイルの外周部に存在する前記第2の導体シートの長軸方向端部に、電気信号の入出力を行う入出力端子と、
    を備えるNMR用複合型円筒形コイル。
  2. 前記第1の導体シート、前記第2の導体シート、前記コイル接続部および前記入出力端子は、一枚の導体パターンで形成されることを特徴とする請求項1に記載のNMR用複合型円筒形コイル。
  3. 前記導体パターンは、前記コイル接続部に長軸方向端部を有し、かつ前記コイル接続部を中央とする対称方向に短軸および長軸が位置する矩形状の第1および第2の導体シートを備えることを特徴とする請求項2に記載のNMR用複合型円筒形コイル。
  4. 前記入出力端子は、前記第1および第2の導体シートの前記コイル接続部が存在しない側の長軸方向端部に、前記第1導体シートの短軸方向の長さと前記第2の導体シートの短軸方向の長さと前記コイル接続部の上記短軸方向の長さの和の長さを有する金属板を備えることを特徴とする請求項3に記載のNMR用複合型円筒形コイル。
  5. 前記入出力端子は、前記第1および第2の導体シートの金属板の板面を、平行配置することを特徴とする請求項4に記載のNMR用複合型円筒形コイル。
  6. 前記第1の導体シートおよび前記第2の導体シートは、前記第1の円筒形コイルおよび前記第2の円筒形コイルが対向する側の辺縁部に、前記コイル接続部からの距離に比例して前記短軸方向の前記第1および第2の導体シートの長さを短くする傾きを備えることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載のNMR用複合型円筒形コイル。
  7. 前記第1および第2の導体シートは、前記第1の長軸方向および前記第2の長軸方向に、前記円形断面の外円周長さの2倍を越える長さを備えることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1つに記載のNMR用複合型円筒形コイル。
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