JP5154177B2 - 車両用シート - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載される車両用シートに関する。
例えば、車両が後方から衝突された場合等にヘッドレストを略車両前方側へ移動させ、車両乗員の頭部とヘッドレストの間隔を狭める所謂「アクティブヘッドレスト」の一例が下記特許文献1に開示されている。
この種のアクティブヘッドレストでは、シートバックの内部で左右方向を軸方向とする軸周りにランバーサポート機構が回動可能に支持されていると共に、スプリングによってランバーサポート機構が前方側へ付勢されている。後方から衝突された場合等の慣性で車両乗員が急激に車両後方へ移動しようとした際にシートバックにかかる荷重がスプリングの付勢力に抗してランバーサポート機構を後方へ回転し、これに伴い一端がランバーサポートに連結されたワイヤが掛け回された一対のプーリが互いに離間する。
一対のプーリが離間することでワイヤの他端が大きく引っ張られ、これにより、ワイヤの他端に連結されたヘッドレストの上下調節機構が引っ張られる。このように、ワイヤに連結されたヘッドレストの上下調節機構が引っ張られることで上下調節機構はシート後方側へ移動し、これに連動してヘッドレストを略車両前方側へ移動する。
特開2005−212596公報
ところで、上記の上下調節機構は、機構基部の左右両端に設けられたピンが、バックフレームに取り付けられた一対の取付けブラケットの案内孔に入り込んでおり、これらの案内孔に各ピンが案内されながら機構基部が昇降しつつ上下調節機構はシートの前後に移動する。
このため、左右の各案内孔の内周部とピンとの間の摩擦抵抗の差や、案内孔やピン、更には、バックフレームや取付ブラケット等の各部材の寸法誤差、機構基部に対するピンの組み付け誤差やバックフレームに対する取付ブラケットの組付誤差等に起因して上下調節機構が上昇する際に上下調節機構の左右何れかの一方の側が他方の側よりも下方に位置するような傾きが上下調節機構に生じる可能性があった。このような傾きは上下調節機構の円滑な移動、ひいては、ヘッドレストの円滑な移動を妨げるため、改良の余地が多分に残されていた。
本発明は、上記事実を考慮して、ヘッドレストを円滑に移動させることができるアクティブヘッドレスト機構を備えた車両用シートを得ることが目的である。
請求項1に記載の本発明に係る車両用シートは、左右一対の脚部を有すると共に、前記一対の脚部の一方と他方とをコネクティングブラケットによって一体的に連結したヘッドレストが、前記一対の脚部を介してシートバックの上側で前記シートバックに連結されたシート本体と、前記シートバックに設けられると共に、前記シートバックの前方側からの荷重を受けることで所定方向に変位する可動部を有する荷重検出手段と、前記前記可動部に機械的に連結されて前記可動部の変位に伴い昇降するラックバーと、前記コネクティングブラケットにおける一対の脚部の一方の側に機械的に連結されると共に前記ラックバーに噛み合い、前記ラックバーの昇降に伴い回動し、一方の回動力によって前記コネクティングブラケットにおける前記一対の脚部の一方の側を上昇させる第1ギヤと、前記コネクティングブラケットにおける前記一対の脚部の他方の側に機械的に連結されると共に前記ラックバーに噛み合い、前記ラックバーの昇降に伴い回動し、前記コネクティングブラケットにおける前記一対の脚部の一方の側を前記第1ギヤが上昇させる際の前記ラックバーの移動に従う回動力によって前記コネクティングブラケットにおける前記一対の脚部の他方の側を上昇させる第2ギヤと、前記一対の脚部の上昇に伴い前記一対の脚部の前記ヘッドレスト側を前方へ変位させる前方変位手段と、を備えている。
請求項1に記載の本発明に係る車両用シートでは、ヘッドレストを構成する左右一対の脚部の一方と他方とがコネクティングブラケットによって一体的に連結される。シート本体のシートバックに前方からの荷重がかかり、この荷重が荷重検出手段に作用すると、荷重検出手段の可動部が変位する。この可動部の変位により可動部に連結されたラックバーが上昇又は下降する。このラックバーの上昇又は下降によりラックバーに噛み合う第1ギヤ及び第2ギヤが略同時に回動する。第1ギヤはその回動力でヘッドレストのコネクティングブラケットにおける一方の脚部のを上昇させ、第2ギヤはその回動力でヘッドレストのコネクティングブラケットにおける他方の脚部のを上昇させる。このように一対の脚部を一体的に連結するコネクティングブラケットの各脚部の側に第1ギヤ又は第2ギヤの回動力が伝えられてコネクティングブラケット、ひいては一対の脚部がそれぞれ上昇し、一対の脚部は上昇することで前方変位手段によってヘッドレストの側が前方に変位する。これにより、ヘッドレストは本車両用シートに着座した乗員の頭部に接近する方向へ変位する。
このように、本発明に係る車両用シートでは、ラックギヤの昇降で第1ギヤ及び第2ギヤの双方が回転し、第1ギヤ及び第2ギヤの各回転力が一対の脚部にそれぞれ付与されることで一対の脚部の双方が移動させられるため、一対の脚部が円滑で且つ確実に移動し、これにより、ヘッドレストが円滑で且つ確実に前方へ変位する。
請求項2に記載の本発明に係る車両用シートは、請求項1に記載の本発明において、前記シート本体の前後方向に沿った向きに前記第1ギヤ及び前記第2ギヤの回転軸方向を沿わせて、前記シート本体の左右方向に沿った向きに前記第1ギヤと前記第2ギヤとを並べて設けると共に、前記左右方向に沿った前記ラックバーの両端に前記第1ギヤ及び前記第2ギヤの各々が噛合可能なギヤを形成し、前記第1ギヤと前記第2ギヤとの間に前記ラックバーを設けたことを特徴としている。
請求項2に記載の本発明に係る車両用シートでは、第1ギヤ及び第2ギヤの各々の回転軸の向きがシート本体の前後方向に沿っており、更に、シート本体の左右方向に沿った向きに第1ギヤと第2ギヤとが並んだ状態で設けられる。この第1ギヤと第2ギヤとの間にラックバーが配置され、シート本体の左右方向に沿ったラックバーの両端に形成されたギヤの一方に第1ギヤが噛み合い、他方に第2ギヤが噛み合う。このように、本発明に係る車両用シートでは、いわば、同一平面上でラックバーに第1ギヤ及び第2ギヤが噛み合うため、ラックバーが昇降して第1ギヤ及び第2ギヤを回転させた際に、第1ギヤ及び第2ギヤの何れかの一方の回転力が何れかの他方の回転軸を傾けるように作用することがない。このため、ラックバーの昇降で第1ギヤ及び第2ギヤの双方が円滑に回転し、ひいては、ヘッドレストの一対の脚部を円滑に上昇させてヘッドレストが円滑に前方へ変位する。
以上説明したように、請求項1に記載の本発明に係る車両用シートでは、ヘッドレストの一対の脚部を円滑で且つ確実に移動させて、ヘッドレストを円滑で且つ確実に前方へ変位させることができる。
請求項2に記載の本発明に係る車両用シートでは、第1ギヤ及び第2ギヤの双方を円滑に回転させることができ、この結果、ヘッドレストの一対の脚部を更に円滑に移動させることができ、ヘッドレストを更に円滑に前方へ変位させることができる。
〔第1の実施の形態の構成〕
<車両用シート10の基本構成>
図1には本発明の第1の実施の形態に係る車両用シート10の要部の構成が斜視図により示されている。
この図に示されるように車両用シート10はシート本体としてのシートバック12を備えている。シートバック12はシートバック12の骨格部材を構成するシートバックフレーム14を備えている。シートバックフレーム14は一対のサイドフレーム16を備えている。これらのサイドフレーム16は車両用シート10の幅方向に沿って厚さ方向の板状に形成され、車両用シート10の幅方向に互いに対向するように配置されている。
これらのサイドフレーム16の下端側にはロアフレーム18が設けられている。ロアフレーム18は車両用シート10の前後方向に沿って厚さ方向の板状に形成されている。ロアフレーム18の長手方向一端は一方のサイドフレーム16に固定され、ロアフレーム18の長手方向他端は他方のサイドフレーム16に固定されている。これにより、両サイドフレーム16の下端側がロアフレーム18によって一体的に連結されている。
また、両サイドフレーム16の上端側にはアッパパイプ20が設けられている。アッパパイプ20は断面円形のパイプ材を車両用シート10の下方側へ向けて開口するように略凹字形状(又は略U字形状)に湾曲することで形成されている。このアッパパイプ20の長手方向一端は一方のサイドフレーム16の上端に固着されており、アッパパイプ20の長手方向他端はサイドフレーム16の上端に固着されている。これにより、両サイドフレーム16の上端がアッパパイプ20によって一体的に連結されている。
以上の構成のシートバックフレーム14は、ウレタン樹脂等により形成されたパッド部22により被覆され、更に、パッド部22は布や皮等により形成された図示しない表皮材によって被覆される。
以上の構成のシートバック12の上側には、ヘッドレスト可動機構としてのアクティブヘッドレスト装置24を構成するヘッドレスト26が配置されている。シートバック12の下側に設けられる図示しないシートクッションに着座した乗員の後頭部をヘッドレスト26に寄り掛からせることができる。
<アクティブヘッドレスト装置24の構成>
(荷重検出部28の構成)
図1に示されるように、ヘッドレスト26を含めて構成されるアクティブヘッドレスト装置24は荷重検出手段としての荷重検出部28を備えている。荷重検出部28は検出部本体30と受圧板32とにより構成されている。ここで、図2には検出部本体30を拡大した斜視図が示されており、図3には検出部本体30の分解斜視図が示されている。
これらの図に示されるように、検出部本体30はライトハウジング34を備えている。ライトハウジング34は厚さ方向が車両用シート10の幅方向に沿った底壁36を備えている。また、ライトハウジング34は周壁38を備えている。周壁38は底壁36の外周部に沿って形成されており、このため、ライトハウジング34は車両用シート10の左方へ向けて開口した有底形状となっている。この車両用シート10の幅方向に沿ったライトハウジング34の左方にはレフトハウジング40が設けられている。レフトハウジング40は厚さ方向が車両用シート10の幅方向に沿った底壁42を備えている。また、レフトハウジング40は周壁44を備えている。周壁44は底壁42の外周部に沿って形成されており、このため、レフトハウジング40は車両用シート10の右方へ向けて開口した有底形状となっている。
周壁44の外周部には固定部46が形成されている。固定部46からは車両用シート10の幅方向右方へ向けて図示しない固定ピンが突出形成されている。この固定ピンが形成された固定部46に対応して周壁38の外周部には固定部48が形成されている。固定部48には車両用シート10の幅方向左方へ向けて開口した孔が形成されており、この孔へ固定部46の固定ピンが入り込んでレフトハウジング40がライトハウジング34に固定され、ライトハウジング34とレフトハウジング40とは互いに開口端が閉止されて全体的に中空形状となる。
さらに、ライトハウジング34の固定部48及びレフトハウジング40の固定部46にはそれぞれ取付片50が形成されている。この取付片50を貫通するボルトが上記のロアフレーム18を更に貫通したうえでナットが螺合することにより、ライトハウジング34及びレフトハウジング40がロアフレーム18に固定される。
一方、検出部本体30は揺動片54を備えている。揺動片54は揺動片本体56を備えている。この揺動片本体56には車両用シート10の幅方向に沿って軸方向とされた軸部58が形成されている。軸部58の一端に対応してライトハウジング34の底壁36には、車両用シート10の幅方向に沿った左方へ向けて開口した断面円形の軸受部60が形成されている。これに対して、軸部58の他端に対応してレフトハウジング40の底壁42には車両用シート10の幅方向に沿った右方へ向けて開口した断面円形の軸受部62が軸受部60に対して同軸的に形成されている。軸受部60は軸部58の一端を回動自在に軸支し、軸受部62は軸部58の他端を回動自在に軸支している。
揺動片本体56の軸部58とは反対側は、ライトハウジング34の周壁38に形成された切欠部64とレフトハウジング40の周壁44に形成された切欠部66とにより構成された矩形の開口部68からライトハウジング34及びレフトハウジング40の外部へ突出している。さらに、揺動片本体56の軸部58とは反対側には連結部70が形成されており、可動部としてのスライダ72の連結軸74が車両用シート10の幅方向を軸方向とする軸周りに回動可能に連結部70に連結されている。スライダ72の連結軸74とは反対側は開口部68を通過してライトハウジング34及びレフトハウジング40の内側に入り込んでいる。
スライダ72の連結軸74とは反対側にはシャフト取付部76が形成されており、車両用シート10の幅方向に沿って軸方向とされたスライドシャフト78がシャフト取付部76に設けられている。このシャフト取付部76の軸方向一端に対応してライトハウジング34の底壁36には、車両用シート10の幅方向に沿った左方へ向けて開口したガイド溝80が形成されている。
これに対して、軸部58の他端に対応してレフトハウジング40の底壁42には車両用シート10の幅方向に沿った右方へ向けて開口したガイド溝82が形成されている。ガイド溝80、82は共に車両用シート10の高さ方向に沿って長手方向とされた長孔形状とされており、各々の短幅方向の内幅寸法はスライドシャフト78の外径寸法よりも僅かに大きく、ガイド溝80はガイド溝80に入り込んだスライドシャフト78の一端をガイド溝80の長手方向にガイド可能で、ガイド溝82はガイド溝82に入り込んだスライドシャフト78の他端をガイド溝82の長手方向にガイド可能とされている。
長孔形状のガイド溝80、82の長手方向両端のうち、軸受部60、62に近い側にスライドシャフト78が位置した状態で、連結部70をライトハウジング34及びレフトハウジング40の内方側へ押し込むように押圧すると、スライダ72の連結軸74が連結部70に対して回動しつつ連結部70と共にライトハウジング34及びレフトハウジング40の内方側へ移動する。この移動に伴い、シャフト取付部76はスライドシャフト78と共に軸受部60、62に軸支された軸部58から離間するようにガイド溝80、82に案内されて移動する構造になっている。
開口部68から突出した連結部70の前方側に受圧板32が設けられる。受圧板32は車両用シート10の前後方向に沿って厚さ方向の板状に形成されており、厚さ方向一方の面(後面)が連結部70に対向している。図4に示されるように、この受圧板32に対応してシートバック12のパッド部22には凹部84が形成されている。凹部84はパッド部22のロアフレーム18に係合してロアフレーム18に支持される係合部86よりも上側でパッド部22の背面で開口している。
図5に示されるように、この凹部84にはサポータ88が設けられている。サポータ88はパッド部22よりも硬質な金属又は合成樹脂材により形成されており、凹部84の内面に接着剤等により固着され、又は、パッド部22を成形する際にサポータ88がインサート成形されることでサポータ88が凹部84の内側に設けられている。サポータ88は凹部84の開口方向と略同方向へ向けて開口した凹形状とされている。また、サポータ88の内周形状は受圧板32の外周形状よりも小さい。
但し、サポータ88の底部近傍には、サポータ88の開口径方向内方へ向けて開口した取付溝90がサポータ88の内周方向に沿って連続して形成されており、受圧板32は外周部とその近傍が取付溝90の内側へ入り込むことでサポータ88に保持される。サポータ88の開口方向とは反対側、すなわち、車両用シート10の前方側からパッド部22及びサポータ88の底部を介して受圧板32に押圧力が伝わると、受圧板32は対向する連結部70に接近して連結部70を押圧する構成となっている。
一方、図3に示されるように、上述したスライドシャフト78はプレート100に形成された孔98を貫通しており、プレート100がスライドシャフト78と共にガイド溝80、82に案内されて移動することで、スライドシャフト78にケーブル96が引っ張られ、また、スライドシャフト78によるケーブル96の引っ張りが解除される構成になっている。ケーブル96はチューブ102を通過して、その他端は摺動ユニット110に導かれている。
(摺動ユニット110の構成)
図6には摺動ユニット110の構成が分解斜視図により示されている。
この図に示されるように、摺動ユニット110は左右一対のユニットブラケット112を備えている。これらのユニットブラケット112は適宜に湾曲又は屈曲した板状部材とされており、一方のユニットブラケット112は一方のサイドフレーム16側でアッパパイプ20にねじ等で固定され、他方のユニットブラケット112は他方のサイドフレーム16側でアッパパイプ20にねじ等で固定されている。
これらのユニットブラケット112にはベースプレート114が取り付けられる。ベースプレート114は基本的に厚さ方向が車両用シート10の前後方向に沿うが、適宜に屈曲又は湾曲された板材とされている。ベースプレート114の前方側には左右一対のブラケットガイド116が設けられている。一対のブラケットガイド116の一方は、一方のサイドフレーム16の側でねじ等によってベースプレート114に固定されており、他方のブラケットガイド116は他方のサイドフレーム16の側でねじ等によってベースプレート114に固定されている。
これらのブラケットガイド116にはベースプレート114の側へ向けて開口した断面凹形状のガイド部本体118が形成されている。このガイド部本体118に対応して上記のベースプレート114にはブラケットガイド116の側へ向けて開口した断面凹形状に屈曲されたベース側ガイド部120が形成されている。ベース側ガイド部120はガイド部本体118と対向するように形成されており、このガイド部本体118とベース側ガイド部120との間には脚部としてのヘッドレストブラケット122が配置される。
ヘッドレストブラケット122は車両用シート10の略上下方向へ向けて長手方向とされた断面矩形の筒形状に形成されている。ヘッドレストブラケット122の外周形状はガイド部本体118とベース側ガイド部120とが対向した状態での内周形状よりも充分に小さく、ヘッドレストブラケット122はガイド部本体118及びベース側ガイド部120の内側で車両用シート10の上下方向に移動可能であると共に、ガイド部本体118やベース側ガイド部120に干渉されるまで車両用シート10の前後方向へもヘッドレストブラケット122は移動可能である。
ベース側ガイド部120の上端側ではベースプレート114に壁状のガイド部124が形成されている。ガイド部124は一端がベース側ガイド部120の底部上端に繋がっている。ガイド部124の他端は一端よりも車両用シート10の上方で且つ前方側に位置しており、このガイド部124の他端部がヘッドレストブラケット122の外周一部に当接する。ガイド部124の他端側ではベースプレート114にブラケットガイド部126が形成されている。ブラケットガイド部126はベース側ガイド部120と同様にガイド部本体118側へ向けて開口した凹形状とされているが、車両用シート10の幅方向に沿ったブラケットガイド部126の内幅寸法は同方向に沿ったヘッドレストブラケット122の幅寸法よりも極僅かに大きい程度とされている。
一方、ヘッドレストブラケット122の下端部近傍の後方にはシャフト128がヘッドレストブラケット122に対して一体的に設けられている。このシャフト128は、前方変位手段を構成する正面視矩形のブロック状に形成されたスライダ130が回動自在に軸支している。スライダ130に対応して上記のブラケットガイド116には、スライダ130と共に前方変位手段を構成するスライダガイド部132が形成されている。このスライダガイド部132に対向してベースプレート114には、スライダ130やスライダガイド部132と共に前方変位手段を構成するスライダガイド面134が形成されている。スライダ130はスライダガイド部132とスライダガイド面134との間に介在しており、スライダガイド部132とスライダガイド面134とに案内されて車両用シート10の上下方向にスライド可能となっている。
但し、スライダガイド部132とスライダガイド面134とは、その対向方向が車両用シート10の前後方向に対して上下方向に傾斜しており、このため、スライダ130はスライダガイド部132及びスライダガイド面134に案内されて上方へスライドするにつれて、車両用シート10の後方側へ変位する。
ここで、図9の(A)、(B)の模式図に示されるように、スライダ130が上方へスライドするにつれてスライダ130が後方へ変位することで、ヘッドレストブラケット122の下端側も後方へ変位する。このように、下端側が後方へ変位することで、ヘッドレストブラケット122はブラケットガイド部126の凹面に沿って回動し、これにより、ブラケットガイド部126との当接部位よりも上側ではヘッドレストブラケット122が前方に回動する。
図6に示されるように、以上のような動作をするヘッドレストブラケット122の先端側(上端側)には断面矩形の筒状に形成されたガイドスペーサ136が装着され、更に、上記のヘッドレスト26が取り付けられる。これに対して、ヘッドレストブラケット122の基端側(下端側)の後方にはコネクティングブラケット138が設けられている。コネクティングブラケット138は車両用シート10の幅方向に沿って長手で前後方向に沿って厚さ方向とされた板状に形成されており、その一端には一方のヘッドレストブラケット122が連結され他端には他方のヘッドレストブラケット122が連結されている。
このコネクティングブラケット138の長手方向略中央の後方にはカバープレート140が配置されており、更に、カバープレート140の後方には、第1ギヤとしてのセクタギヤ142と、第2ギヤとしてのセクタギヤ144とが配置されている。これらのセクタギヤ142、144は左右対称形状に形成されており、セクタギヤ142、144の各々は、車両用シート10の幅(左右)方向に離間した状態でベースプレート114とカバープレート140とにより車両用シート10の前後方向を軸方向とする軸周りに回動可能に軸支されている。
図7及び図8に示されるように、これらのセクタギヤ142とセクタギヤ144との間にはラックバー146が設けられている。ラックバー146は長手方向が車両用シート10の上下方向に沿った角棒形状に形成されており、その長手方向一端(下端)には上述したケーブル96の他端が係止されている。また、車両用シート10の幅(左右)方向に沿ったラックバー146の幅方向両端部にはラック歯(ギヤ)が形成されている。ラックバー146の幅方向一端部に形成されたラック歯と他端部に形成されたラック歯とは互いに同一ピッチに設定されており、ラックバー146の幅方向一端部に形成されたラック歯はセクタギヤ142に噛み合い、ラックバー146の幅方向他端部に形成されたラック歯はセクタギヤ144に噛み合っている。このように、ラックバー146とセクタギヤ142、144と車両用シート10の幅方向に平行な同一平面上で互いに噛み合っている。
さらに、セクタギヤ142、144の回動中心を介してギヤ部とは反対側には孔部154がそれぞれ形成されている。各孔部154にはテーパピン156が装着されている。テーパピン156は、金属又は合成樹脂材により形成されて基端部がセクタギヤ142、144に取り付けられたピン本体に、合成樹脂材により形成された被覆部を被覆することで形成されている。テーパピン156の被覆部はベースプレート114とは反対側へ向けて先細のテーパ状とされている。これらのテーパピン156はコネクティングブラケット138に形成された一対の長孔158の各々に入り込んでいる。
一対の長孔158の一方はコネクティングブラケット138の長手方向中央よりも一端側に形成され、他方の長孔158はコネクティングブラケット138の長手方向中央よりも他端側に形成されている。これらの長孔158は車両用シート10の幅方向に沿って長手とされており、その短幅方向の内幅寸法は、テーパピン156の基端部における外径寸法よりも小さく形成されており、長孔158に入り込んだテーパ形状のテーパピン156はテーパ面が長孔158の内周縁部に圧接している。
ラックバー146が昇降し、これに伴いセクタギヤ142、144が回動すると、セクタギヤ142、144の各々に装着されたテーパピン156が長孔158の内周部を押圧してコネクティングブラケット138を上下に移動させる構造になっている。
〔第1の実施の形態の作用、効果〕
次に、アクティブヘッドレスト装置24の動作の説明を通して動作面での本実施の形態の作用並びに効果について説明する。
アクティブヘッドレスト装置24を備えた本車両用シート10では、例えば、本車両用シート10を搭載した車両が後方から他の車両に追突される等の反動で、車両用シート10に着座した乗員の身体がシートバック12を前方側から押圧すると(すなわち、車両用シート10に着座した乗員が勢いよくシートバック12に凭れ掛かると)、乗員の身体からの押圧力を受けた受圧板32が後方へ移動する。後方へ移動した受圧板32は揺動片54の連結部70を後方へ押圧する。
受圧板32に連結部70が押圧された揺動片54は軸部58周りにスライダ72を回動し、これにより、連結部70に連結されたスライダ72はスライドシャフト78をガイド溝80、82の他端側へ移動させる。このように、スライドシャフト78が移動するとプレート100を介してケーブル96が引っ張られる。ケーブル96が引っ張られることで、図7に示されるように、ラックバー146が下降すると、ラックバー146の幅方向一端部に形成されたラック歯に噛み合うセクタギヤ142が回動すると共に、ラックバー146の幅方向他端部に形成されたラック歯に噛み合うセクタギヤ144が回動する。
このようにセクタギヤ142及びセクタギヤ144の双方が回動すると、セクタギヤ142、144の各々に装着されたテーパピン156が長孔158の内周部、すなわち、コネクティングブラケット138を押し上げる。コネクティングブラケット138が押し上げられることで両ヘッドレストブラケット122が上方へ移動するが、このヘッドレストブラケット122の上方への移動に伴い、スライダ130がスライダガイド部132及びスライダガイド面134に案内されて上方へスライドする。
上述したように、スライダ130がスライダガイド部132及びスライダガイド面134に案内されて上方へスライドするにつれて、車両用シート10の後方側へ変位し、これに伴い、ヘッドレストブラケット122の下端側も後方へ変位する。このように、ヘッドレストブラケット122は上昇しつつ下端側が後方へ変位することで、ヘッドレストブラケット122はブラケットガイド部126の凹面に沿って回動し、これにより、ブラケットガイド部126との当接部位よりも上側ではヘッドレストブラケット122が前方に回動する。これにより、ガイドスペーサ136を介してヘッドレストブラケット122に連結されたヘッドレスト26は前方側へ変位する。
ヘッドレスト26が前方へ変位する前の状態で車両用シート10に着座した乗員の後頭部がヘッドレスト26に当接していないのであれば(ヘッドレスト26よりも乗員の後頭部が前方に位置しているのであれば)、上記のようにヘッドレスト26が前方へ変位することでヘッドレスト26が乗員の後頭部に接近し、ヘッドレスト26と乗員の後頭部との間の隙間を小さくする。これにより、他の車両に追突される等の反動で、車両用シート10に着座した乗員の頭部が後方へ移動した場合でも、頭部を大きく後方へ移動させることなく早急にヘッドレスト26で乗員の頭部を受け止めることができる。
ここで、本車両用シート10に適用されるアクティブヘッドレスト装置24では、ラックバー146の下降に伴い、ラックバー146に噛み合うセクタギヤ142が一方のヘッドレストブラケット122を押し上げると共に、ラックバー146に噛み合うセクタギヤ144が他方のヘッドレストブラケット122を押し上げる。このように、両方のヘッドレストブラケット122が同時に押し上げられることで、ヘッドレストブラケット122が押し上げられる際に左右にこじれが生じることがない。これにより、ヘッドレストブラケット122を円滑で且つ確実に押し上げることができ、ヘッドレスト26を確実に前方へ変位させることができる。
しかも、セクタギヤ142、144及びラックバー146は、本車両用シート10の略左右方向に平行な同一平面上で噛み合うため、ラックバー146が昇降してセクタギヤ142、144が回転した際に、セクタギヤ142、144の何れかの一方の回転力が何れかの他方の回転軸を傾けるように作用することがない。このため、ラックバー146の昇降でセクタギヤ142、144の双方を円滑に回転させることができ、ひいては、双方のヘッドレストブラケット122を円滑に上昇させてヘッドレスト26を円滑で且つ確実に前方へ変位させることができる。
さらに、本車両用シート10に適用されるアクティブヘッドレスト装置24では、長孔158に入り込んだテーパ形状のテーパピン156はテーパ面が長孔158の内周縁部に圧接している。このため、両テーパピン156の上昇開始と同時に両長孔158の内周部を長孔158で押圧できる。これによっても、ヘッドレストブラケット122を確実に同時に押し上げることができ、ヘッドレスト26を確実に前方へ変位させることができる。
また、本車両用シート10に適用されるアクティブヘッドレスト装置24では、スライダ130が正面視で矩形となっている。このため、正面視におけるスライダ130の四辺のうち、スライダガイド部132及びスライダガイド面134に沿った辺の長さ分に応じたスライダガイド部132及びスライダガイド面134との接触面積を有する。このため、スライダガイド部132及びスライダガイド面134との当接部位における面圧を低減できる。これにより、スライダ130を確実にスライドさせることができ、ひいては、ヘッドレストブラケット122を確実に上昇させて前方へ変位させることができる。
しかも、長孔158に入り込んだテーパ形状のテーパピン156はテーパ面が長孔158の内周縁部に圧接しているため、通常時においてセクタギヤ142やセクタギヤ144に生じるガタをコネクティングブラケット138で抑えることができる。これにより、通常時における静粛性能を向上できる。
本発明の第1の実施の形態に係る車両用シートの要部の概略を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る車両用シートの荷重検出手段の検出部の斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る車両用シートの荷重検出手段の検出部の分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る車両用シートの荷重検出手段の受圧部とパッドを示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る車両用シートの荷重検出手段の受圧部とパッドの断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る車両用シートの摺動ユニットの分解斜視図である。 摺動ユニットの要部の概略的な正面図である。 摺動ユニットが作動した状態を示す図7に対応した正面図である。 摺動ユニットを模式的に示す図で、(A)は動作前を示し、(B)は動作後を示す図である。
符号の説明
10 車両用シート
12 シートバック(シート本体)
26 ヘッドレスト
28 荷重検出部(荷重検出手段)
72 スライダ(可動部)
130 スライダ(前方変位手段)
132 スライダガイド部(前方変位手段)
134 スライダガイド面(前方変位手段)
142 セクタギヤ(第1ギヤ)
144 セクタギヤ(第2ギヤ)
146 ラックバー

Claims (2)

  1. 左右一対の脚部を有すると共に、前記一対の脚部の一方と他方とをコネクティングブラケットによって一体的に連結したヘッドレストが、前記一対の脚部を介してシートバックの上側で前記シートバックに連結されたシート本体と、
    前記シートバックに設けられると共に、前記シートバックの前方側からの荷重を受けることで所定方向に変位する可動部を有する荷重検出手段と、
    前記前記可動部に機械的に連結されて前記可動部の変位に伴い昇降するラックバーと、
    前記コネクティングブラケットにおける一対の脚部の一方の側に機械的に連結されると共に前記ラックバーに噛み合い、前記ラックバーの昇降に伴い回動し、一方の回動力によって前記コネクティングブラケットにおける前記一対の脚部の一方の側を上昇させる第1ギヤと、
    前記コネクティングブラケットにおける前記一対の脚部の他方の側に機械的に連結されると共に前記ラックバーに噛み合い、前記ラックバーの昇降に伴い回動し、前記コネクティングブラケットにおける前記一対の脚部の一方の側を前記第1ギヤが上昇させる際の前記ラックバーの移動に従う回動力によって前記コネクティングブラケットにおける前記一対の脚部の他方の側を上昇させる第2ギヤと、
    前記一対の脚部の上昇に伴い前記一対の脚部の前記ヘッドレスト側を前方へ変位させる前方変位手段と、
    を備える車両用シート。
  2. 前記シート本体の前後方向に沿った向きに前記第1ギヤ及び前記第2ギヤの回転軸方向を沿わせて、前記シート本体の左右方向に沿った向きに前記第1ギヤと前記第2ギヤとを並べて設けると共に、前記左右方向に沿った前記ラックバーの両端に前記第1ギヤ及び前記第2ギヤの各々が噛合可能なギヤを形成し、前記第1ギヤと前記第2ギヤとの間に前記ラックバーを設けたことを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
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