JP5153917B2 - レンズ駆動装置及びレンズ駆動装置の製造方法 - Google Patents

レンズ駆動装置及びレンズ駆動装置の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、カメラ付きの携帯電話等に搭載される小型のレンズ駆動装置及びレンズ駆動装置の製造方法に関する。
従来、小型のレンズ駆動装置として、レンズが保持されたレンズ保持部材を光軸方向に磁気駆動するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のレンズ駆動装置では、外周面にコイルを巻回したレンズ保持部材をベース部材に載置し、上方からヨークを被せることで構成される。ヨークの各側壁部の内側面には、それぞれ磁石が固定されており、レンズ保持部材に保持されたコイルの周囲に磁石が位置付けられている。また、ベース部材とレンズ保持部材との間には、レンズ保持部材を復帰させる板バネが配置されている。そして、レンズ駆動装置は、ヨークと磁石とによって磁気回路を形成し、コイルの通電によって生じる電磁力により板バネの付勢力に抗してレンズ保持部材を光軸方向に移動させている。
特開2010−286532号公報
ところで、薄い金属板により板バネが形成されている場合には、板バネからフープ材(枠体)を切り離す際に、板バネにクセが付いて平坦度が悪化するおそれがある。このため、フープ材に連結された板バネをベース部材に固定した状態で、レーザカットによりフープ材から切り離す方法が考えられる。しかしながら、レーザ光線がベース部材の樹脂成形部分に照射されると、ベース部材の一部が焦げて発塵源が形成されるという問題があった。
本発明はこのような実情に鑑みてなされたものであり、ベース部材に固定された枠付きの板バネから、発塵源を形成することなく枠体を切り離すことができるレンズ駆動装置及びレンズ駆動装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明のレンズ駆動装置は、レンズ体が保持されるレンズ保持部材と、前記レンズ保持部材を光軸方向に移動可能に支持する板バネと、前記板バネを固定すると共に、金属部材を部分的に露出するように設けたベース部材とを備え、レーザカットによる前記板バネからの枠体の切り離しによって前記板バネに形成された切断部位が、前記金属部材から上方に離間した位置に存在しており、前記切断部位に対向する位置に、前記ベース部材から露出した前記金属部材が配置されることを特徴とする。
本発明のレンズ駆動装置の製造方法は、レンズ体が保持されるレンズ保持部材を板バネにより支持させ、金属部材を部分的に露出するようにベース部材に設けたレンズ駆動装置の製造方法であって、枠体に繋ぎ部を介して繋がれた前記板バネを前記ベース部材に固定する工程と、前記金属部材から上方に離間した位置の前記繋ぎ部において、前記板バネから前記枠体をレーザカットによって切り離すと共に、前記板バネに切断部位を形成する工程とを有し、前記切断部位に対向する位置に、前記ベース部材から露出した前記金属部材が配置されていることを特徴とする。
これらの構成によれば、金属部材の上方において板バネから枠体が切り離される。よって、レーザカットによって板バネから枠体を切り離す場合には、レーザ光線が金属部材上に照射されるため、樹脂等で成形されたベース部材の一部が焦げて発塵源になるおそれがない。また、枠体と板バネとがベース部材上で切り離されるため、板バネの切断痕を短く形成することができる。
また本発明は、上記レンズ駆動装置において、前記ベース部材は、前記切断部位に対向する金属部材の下面を下方空間に露出している。この構成によれば、レーザ光線が照射された金属部材が発熱しても、金属部材の下面からベース部材に熱が伝わりにくくなる。よって、樹脂等で成形されたベース部材の一部が発塵源になることを効果的に抑制できる。
また本発明は、上記レンズ駆動装置において、前記レンズ保持部材に取り付けられたコイルと、前記レンズ保持部材を囲うヨークと、前記ヨークと共に前記コイルに作用する磁気回路を形成する磁性部材とを備え、前記金属部材が、前記ヨークに接続されている。この構成によれば、ヨークに接続される金属部材を利用して、ベース部材に発塵源を形成することなく板バネから枠体を切り離すことができる。
また本発明は、上記レンズ駆動装置において、前記切断部位が、前記金属部材から上方に離間した位置に存在している。この構成によれば、ヨークに接続された金属部材から離間した位置で枠体から板バネが切り離されるため、ヨークと板バネとの導通を防止できる。
本発明によれば、ベース部材に固定された枠付きの板バネから、発塵源を形成することなく枠体を切り離すことができる。
本発明に係るレンズ駆動装置の実施の全体斜視図である。 本実施の形態に係るレンズ駆動装置の分解斜視図である。 本実施の形態に係るバネ片からフープ材を切り離す前のロアケース及びバネ片の平面模式図である。 本実施の形態に係るバネ片からフープ材を切り離した後のロアケース及びバネ片の平面模式図である。 本実施の形態に係るレンズ駆動装置の組み立て作業の前半の説明図である。 本実施の形態に係るレンズ駆動装置の組み立て作業の後半の説明図である。 本実施の形態に係るレンズ駆動装置の動作説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。なお、以下のレンズ駆動装置は一例であり、これに限定されるものではない。レンズ駆動装置において、板バネからフープ材を切り離す構成であれば本発明を適用可能である。
図1は、本実施の形態に係るレンズ駆動装置の全体斜視図である。図2は、本実施の形態に係るレンズ駆動装置の分解斜視図である。
図1及び図2に示すように、レンズ駆動装置1は、イメージセンサ(不図示)を実装した基板上に取り付けられており、イメージセンサに対してレンズ体(不図示)を光軸方向に駆動させて焦点距離を調整するものである。レンズ駆動装置1においては、外部端子31が埋設されたロアケース2(ベース部材)上に、下板バネ4(板バネ)を介してレンズ保持部材5が取り付けられている。レンズ保持部材5の周囲には、コイル59が巻回されており、このコイル59を覆うように磁石6付きのヨーク7がロアケース2に固定される。ヨーク7の上面には、上板バネ8を介してトップカバー9が取り付けられる。
ロアケース2は、合成樹脂によって上面視において略矩形枠状に形成されている。ロアケース2の中央には、円形の開口部21が形成されており、この開口部21を介して基板上のイメージセンサを上方に露出させている。ロアケース2の4隅には、下板バネ4の固定用の突起部24が形成されている。突起部24により、ロアケース2上において下板バネ4が前後左右に位置決めされた状態で取り付けられる。
また、ロアケース2には、導電性の金属プレート25(金属部材)がインサート成形されている。金属プレート25は、ロアケース2の4隅において露出され、ヨーク7の4隅に電気的に接続される。また、ロアケース2の隣接する2隅近傍には、一対の外部端子31がインサート成形されている。一対の外部端子31は、導電性の金属板を折り曲げて形成され、上板部32がロアケース2の上面から露出され、側板部33がロアケース2の下面から突出されている。ロアケース2から露出した一対の外部端子31の上板部32は、下板バネ4に電気的に接続される。なお、金属プレート25と外部端子31とは電気的に接続されていない。
下板バネ4は、導電性のリン青銅等によって形成され、一対のバネ片41により構成されている。一対のバネ片41は、ロアケース2の開口部21に沿うように中央に開口を形成するように配置される。各バネ片41は、径方向外側に位置する外側板部42と、径方向内側に位置する内側板部43と、外側板部42及び内側板部43を接続する蛇行形状のバネ板部44とを有している。外側板部42には、ロアケース2の突起部24に対応して挿通孔46が形成され、内側板部43には、レンズ保持部材5の突起部56(図5D参照)に対応して挿通孔45が形成されている。
外側板部42は、挿通孔46からロアケース2の突起部24を突出させて、突起部24の熱カシメによりロアケース2に固定される。内側板部43は挿通孔45からレンズ保持部材5の突起部56を突出させて、突起部56の熱カシメによりレンズ保持部材5に固定される。このように、ロアケース2とレンズ保持部材5は、下板バネ4を介して連結される。また、各バネ片41のバネ板部44は、レンズ保持部材5に対してロアケース2側に向けて付勢力を作用させている。また、一対のバネ片41は、それぞれ一対の外部端子31に電気的に接合されると共に、コイル59の端部に電気的に接合されている。
レンズ保持部材5は、合成樹脂により形成され、内周面に雌ねじ部51が形成された筒状部52と、筒状部52の下端部から径方向外側に突出したフランジ部53とを有している。筒状部52の内側には、外周面に雄ねじ部が形成されたレンズユニット(不図示)が装着される。筒状部52の外周面には、コイル59を内側から支持する4つのコイル支持部54が突出して形成されている。筒状部52に設けたコイル支持部54に、導線が巻回されることで筒状のコイル59が形成される。この場合、コイル59と筒状部52との間には、後述するヨーク7の内壁部74が介在する隙間が形成されている。
レンズ保持部材5の下部には、下板バネ4の固定用の複数の突起部56と、コイル59の両端部が巻きつけられる一対の絡げピン57とが形成されている(図5D参照)。コイル59の一端部は、一方の絡げピン57に巻き付けられた状態で一方のバネ片41に接合され、コイル59の他端部は、他方の絡げピン57に巻き付けられた状態で他方のバネ片41に接合されている。また、レンズ保持部材5の下部には、ロアケース2に当接される4つの脚部58が形成されている。
ヨーク7は、下面を開口した箱型であり、上壁部71にレンズ保持部材5の筒状部52を露出する窓部72が形成されている。また、ヨーク7には、上面視矩形状の外周壁部73の四隅に対して間隔を空けて対向する4つの内壁部74が形成されている。各内壁部74は、コイル59と筒状部52との隙間に挿通される。外周壁部73の内周面の四隅には、それぞれ磁石6(磁性部材)が取り付けられている。磁石6は、ヨーク7の角部に合わせて上面視略台形状に形成され、内壁部74の壁面に対して平行な磁極面を有している。ヨーク7の四隅においては、磁石6と内壁部74との間にコイル59が配置される。
そして、ヨーク7と磁石6とにより磁気回路が形成され、コイル59が通電されることにより、レンズ保持部材5が光軸方向に駆動される。また、ヨーク7の下部は、ロアケース2の金属プレート25に接合される縁部75が形成されている。ヨーク7の上壁部71の四隅には、トップカバー9の取付用の挿通孔76が形成されている。
上板バネ8は、リン青銅等によって形成され、ヨーク7の窓部72よりも小径な開口部81を有している。上板バネ8は、径方向外側に位置する外側板部82と、径方向内側に位置する内側板部83と、外側板部82及び内側板部83を接続する蛇行状のバネ板部84とを有している。外側板部82には、ヨーク7の挿通孔76に対応して挿通孔85が形成されている。また、内側板部83は、筒状部52の上端面に接着剤により固定される。上板バネ8のバネ板部84は、レンズ保持部材5に対してロアケース2側に向けて付勢力を作用させている。
トップカバー9は、合成樹脂により矩形枠状に形成されている。トップカバー9の四隅には、下面から突出する上板バネ8の固定用の突起部91が形成されている。トップカバー9は、上板バネ8の挿通孔85及びヨーク7の挿通孔76に突起部91を挿通させた状態で、突起部91の熱カシメにより、上板バネ8及びヨーク7と一体化される。なお、レンズ駆動装置1の組み立て作業の詳細については後述する。
ここで、図3及び図4を参照して、バネ片とフープ材との切り離しについて説明する。図3は、本実施の形態に係るバネ片からフープ材を切り離す前のロアケース及びバネ片の平面模式図である。図4は、本実施の形態に係るバネ片からフープ材を切り離した後のロアケース及びバネ片の平面模式図である。なお、図3A及び図4Aは上面模式図を示し、図3B及び図4Bはそれぞれ図3A及び図4Aを対角線上で切断した場合の断面模式図を示す。なお、図3及び図4では説明の便宜上、バネ片に固定されたレンズ保持部材については省略している。
図3に示すように、一対のバネ片41は、フープ材93(枠体)に連結された状態で供給されており、ロアケース2に固定された後にフープ材93から切り離されている。一対のバネ片41の外側板部42は、ロアケース2の外側面に沿って延在する細長の直線部66と、直線部66の両端においてロアケース2に固定される一対の固定片67とを有している。一対の固定片67は、ロアケース2の対角線を横切るように斜めに延在しており、直線部66側の略半部においてロアケース2の突起部24に熱カシメによって固定されている。また、一対の固定片67には、蛇行状のバネ板部44を介して内側板部43に連結されている。
一方の固定片67の先端側は、開口部68が形成されており、外部端子31の上板部32上に位置している。この固定片67は、開口部68の内縁部と外部端子31との設置部分がレーザ溶接されることで、外部端子31に電気的に接続される。すなわち、一方の固定片67は、ロアケース2に対する固定位置から外部端子31に向って延在し、外部端子31に接続される接合片となっている。また、各固定片67は、ロアケース2の略対角線上に延在する繋ぎ部69を介してフープ材93に連結されている。
繋ぎ部69の下方には、ロアケース2の4隅に露出した金属プレート25が位置している。ロアケース2の外縁部は、ヨーク7の外周壁部73の下端部に対応して段状に形成されている。下段部26は、金属プレート25の上面94と面一であり、金属プレート25と共にヨーク7を支持する。上段部27は、ロアケース2の四隅において、繋ぎ部69の固定片67側の根元部分を金属プレート25の上方に浮かせるようにロアケース2の開口部21側に入り込んで形成されている。このように、ロアケース2の四隅において、上段部27にバネ片41を支持し、下段部26から金属プレート25を露出させることにより、金属プレート25の上面94から上方に離間した位置に繋ぎ部69が位置付けられる。
図4に示すように、このバネ片41は、金属プレート25の上方において、レーザカットによりフープ材93から切り離される。このレーザカットにおいては、繋ぎ部69の根元部分に対して上方からレーザ光線が照射されることで、金属プレート25の上方に切断部位としての切断面77(レーザカット面)が形成される。この場合、レーザ光線の照射方向の延長線上には金属プレート25が位置しているため、レーザ光線がロアケース2の樹脂成形部分に照射されることがない。よって、ロアケース2が焦がされることがなく、レーザカットによってロアケース2に発塵源が形成されることがない。
また、ロアケース2は、金属プレート25の下面95を下方空間に露出させるように形成されている。すなわち、金属プレート25の下面95において照射方向の延長線上に位置する部分は、ロアケース2の樹脂成形部分に非接触となっている。このため、レーザカット時にレーザ光線によって金属プレート25が加熱された場合であっても、下面95からロアケース2の樹脂成形部分に熱が伝わりにくくなり、ロアケース2を焦がすことがない。よって、金属プレート25に伝わる熱によってロアケース2に発塵源が形成されることが抑制される。このような構成により、発塵源からの異物がイメージセンサ上に入り込むことが抑制される。
また、バネ片41と金属プレート25とが離間されているため、繋ぎ部69のレーザカットによって生じる熱により、バネ片41と金属プレート25とが接合することがない。よって、ヨーク7が金属プレート25を介してバネ片41に導通することを防止することができる。また、バネ片41は、繋ぎ部69の根元部分でフープ材93から切り離されるため、固定片67の残存する切断痕78を短くして、切断痕78をヨーク7の内側に収めている。さらに、本実施の形態においては、ロアケース2にバネ片41を固定した状態で、フープ材93からバネ片41を切り離している。これにより、バネ片41が、例えば30[μm]程度の厚みしかない薄板であっても、切り離し時の反り(クセ)の発生を抑えて、一定の平坦度を維持している。
なお、本実施の形態では、バネ片41に切断痕78が形成される構成としたが、この構成に限定されない。レーザカットによってバネ片41に形成される切断部位が金属プレート25の上方に位置付けられていればよく、バネ片41に切断痕78が形成されなくてもよい。この場合であっても、レーザ光線の照射方向の延長線上には、ロアケース2から金属プレート25が露出されるものとする。
次に、図5を参照して、レンズ駆動装置の組み立て作業について説明する。図5は、本実施の形態に係るレンズ駆動装置の組み立て作業の前半の説明図である。図6は、本実施の形態に係るレンズ駆動装置の組み立て作業の後半の説明図である。なお、以下の組み立て作業は、自動機によって自動で実施可能な作業である。
図5Aに示すように、接着剤によってヨーク7の四隅の角部にそれぞれ磁石6が固定される。このとき、磁石6の磁極面は、ヨーク7の内壁部74の壁面に対して所定の間隔を空けて対向される(図7参照)。次に、図5Bに示すように、ヨーク7の上面に上板バネ8が載置され、上方からトップカバー9が取り付けられる。このとき、トップカバー9の四隅の突起部91が、それぞれ上板バネ8の四隅の挿通孔85及びヨーク7の四隅の挿通孔76に挿通される。そして、トップカバー9の各突起部91が熱カシメされることで、トップカバー9、上板バネ8及びヨーク7が一体化される。
一方、図5Cに示すように、レンズ保持部材5の外周には、コイル59が巻きつけられる。レンズ保持部材5に巻き付けられたコイル59の両端部は、一対の絡げピン57に巻き付けられる。この場合、コイル59の両端部は、レーザ等により絶縁被膜が除去された後に巻き付けられる。
次に、図5Dに示すように、レンズ保持部材5の下部に一対のバネ片41が取り付けられる。一対のバネ片41は、繋ぎ部69を介してフープ材93に繋がれた状態でレンズ保持部材5に供給される。このとき、レンズ保持部材5の突起部56が、それぞれ一対のバネ片41の挿通孔45に挿通される。そして、レンズ保持部材5の突起部56が熱カシメされることで、レンズ保持部材5と一対のバネ片41とが一体化される。また、絡げピン57に巻回されたコイル59の端部と一対のバネ片41の内側板部43とがレーザ半田付けされる。これにより、一対のバネ片41とコイル59の両端部とが電気的に接続される。
図6Aに示すように、ロアケース2上にはコイル59付きのレンズ保持部材5が載置され、一対のバネ片41を介してロアケース2とレンズ保持部材5が取り付けられる。このとき、一対のバネ片41の挿通孔46に、ロアケース2の突起部24が挿通され、突起部24が熱カシメされることで、ロアケース2とレンズ保持部材5とが一体化される。また、一対のバネ片41の固定片67は、それぞれ外部端子31の上板部32にレーザ溶接により接合される。これにより、一対の外部端子31とコイル59の両端部とが、一対のバネ片41を介してコイル59の両端部に電気的に接続される。
次に、図6Bに示すように、レーザカットにより一対のバネ片41からフープ材93が切り離される。このとき、レーザ光線は、ロアケース2の4隅に位置する繋ぎ部69の根元部分に向けて照射される。繋ぎ部69の根元部分がロアケース2上に露出された金属プレート25に対向しているため、レーザ光線がロアケース2の樹脂成形部分に照射されることがない。よって、ロアケース2の樹脂成形部分が焦げることがなく、発塵源の発生が防止される。このようにして、バネ片41には、金属プレート25から上方に離間して切断面77(切断部位)が形成される。
一対のバネ片41からフープ材93が切り離されると、図6Cに示すように、トップカバー9付きのヨーク7が上方から被せられる。このとき、ヨーク7の内壁部74が、レンズ保持部材5のコイル59と筒状部52との隙間に挿通される。これにより、ヨーク7の四隅において、磁石6と内壁部74との間に内壁部74が介在されて磁気回路が形成される。また、ヨーク7の縁部75が、ロアケース2の金属プレート25上に載置され、レーザ溶接によりロアケース2の4隅に位置する金属プレート25に接合される。また、バネ片41に残存した切断痕78は、短く形成されるため、ヨーク7の外周壁部73の内面に接触することがない。
そして、図6Dに示すように、筒状部52の上端面と上板バネ8の内側板部83とに対して、ヨーク7の窓部72を介して接着剤が塗布される。これにより、ヨーク7及びトップカバー9とレンズ保持部材5とが、上板バネ8を介して連結される。このようにして、組み立てられたレンズ駆動装置1は、レンズ保持部材5の上下に設けられた板バネ4、8により、ロアケース2側に向けて付勢されている。そして、レンズ駆動装置1は、レンズ保持部材5の巻き付けられたコイル59が通電されることで、板バネ4、8の付勢力に抗してレンズ保持部材5が光軸方向に移動される。
以下、図7を参照して、レンズ駆動装置の動作について説明する。図7は、本実施の形態に係るレンズ駆動装置の動作説明図である。
図7に示すように、ヨーク7の外周壁部73の四隅に磁石6が固定され、磁石6の磁極面に対向して内壁部74が位置されており、レンズ駆動装置1の四隅に磁気回路が形成される。磁石6と内壁部74との間には、レンズ保持部材5に巻き付けられたコイル59が介在されている。磁気回路は、磁石6の磁極面に発生した磁束線がコイル59を通過して内壁部74に向うように形成されている。レンズ保持部材5は、上板バネ8及び下板バネ4により、ロアケース2側にプリテンションが作用されている。
この初期状態で、コイル59が通電されると、コイル59に対して光軸方向に電磁力が発生する。このコイル59に発生した電磁力により、レンズ保持部材5が、上板バネ8及び下板バネ4の付勢力に抗して光軸方向に移動し、不図示のレンズ体とイメージセンサとの焦点距離が調整される。この場合、ヨーク7の内壁部74と磁石6の磁極面とが平行であるため、コイル59を通過する磁束線の量が多く、磁気回路をレンズ駆動装置1の四隅にしか形成していなくても十分な駆動力を発生させることが可能となる。そして、コイル59に対する通電が停止されると、上板バネ8及び下板バネ4の復帰力により、レンズ保持部材5が初期位置に引き戻される。
以上のように、本実施の形態に係るレンズ駆動装置1によれば、金属プレート25の上方において下板バネ4からフープ材93が切り離される。よって、レーザカットによってレーザ光線が金属プレート25上に照射されるため、ロアケース2の樹脂成形部分の一部が焦げて発塵源が形成されることがない。また、ロアケース2上において、フープ材93と下板バネ4とが切り離されるため、下板バネ4の切断痕78を短くすることが可能である。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
例えば、本実施の形態においては、下板バネの繋ぎ部に対して真上からレーザ光線を照射する構成としたが、この構成に限定されない。レーザ光線の照射方向上に繋ぎ部と金属プレートとが位置すればよく、例えば、斜め上方からレーザ光線を照射してもよい。
また、本実施の形態においては、ロアケースの4隅においてレーザカットされる構成としたが、この構成に限定されない。金属プレート上で板バネからフープ材が切り離される構成であればよい。
また、本実施の形態においては、レーザカットによって下板バネからフープ材が切り離される構成としたが、この構成に限定されない。板バネからフープ材を焼き切る構成であればよく、例えば、ガス溶断により切り離す構成でもよい。
また、本実施の形態においては、金属プレートの上方において下板バネからフープ材が切り離される構成としたが、この構成に限定されない。下板バネ及びフープ材は、ロアケースに設けた金属部材の上方で切り離される構成であればよく、例えば外部端子上で切り離される構成としてもよい。この場合、外部端子に板バネを接触させた状態で、下板バネからフープ材を切り離してもよい。
また、本実施の形態においては、下板バネの切断位置に対向する金属プレートの下面が下方空間に露出される構成としたが、この構成に限定されるものではない。金属プレートの下面がロアケースの樹脂成形部分に接触していてもよい。なお、本実施の形態における下方空間とは、レンズ駆動装置の外部空間に限定されるものではなく、金属プレートの下面とロアケースの樹脂成形部分とを非接触とする空間であればよく、例えばロアケース内に形成される空間でもよい。
また、本実施の形態において、移動機構として磁石とヨークにより磁気回路を形成したが、この構成に限定されない。移動機構は、磁気回路を形成する構成であれば、どのような構成でもよい。
また、本実施の形態において、自動機によりレンズ駆動装置を組み立てる構成としたが、この構成に限定されない。手動によりレンズ駆動装置を組み立てる構成としてもよいし、自動機と手動とを組み合わせてレンズ駆動装置を組み立てる構成としてもよい。
また、本実施の形態において、上記した組み立て順序に限定されるものではない。本実施の形態では、下板バネと外部端子とを接合した後に、下板バネからフープ材を切り離す構成としたが、この構成に限定されない。下板バネをロアケースに固定した後に下板バネからフープ材を切り離す構成であればよい。例えば、下板バネをロアケースに固定した後であれば、下板バネからフープ材を切り離した後に、下板バネと外部端子を接合してもよい。
また、本実施の形態において、熱カシメによりバネ片がレンズ保持部材に固定されたが、この構成に限定されない。板バネをレンズ保持部材に固定可能であれば、どのような方法で固定してもよい。
また、本実施の形態においては、磁性部材として磁石を例示して説明したが、この構成に限定されない。磁性部材は、ヨークと共に磁気回路を形成すれば、どのようなものでもよい。
1 レンズ駆動装置
2 ロアケース(ベース部材)
4 下板バネ(板バネ)
5 レンズ保持部材
6 磁石(磁性部材)
7 ヨーク
8 上板バネ
9 トップカバー
25 金属プレート(金属部材)
31 外部端子
41 バネ片(板バネ)
59 コイル
69 繋ぎ部
77 切断面(切断部位)
78 切断痕
93 フープ材(枠体)
94 上面
95 下面

Claims (4)

  1. レンズ体が保持されるレンズ保持部材と、
    前記レンズ保持部材を光軸方向に移動可能に支持する板バネと、
    前記板バネを固定すると共に、金属部材を部分的に露出するように設けたベース部材とを備え、
    レーザカットによる前記板バネからの枠体の切り離しによって前記板バネに形成された切断部位が、前記金属部材から上方に離間した位置に存在しており、
    前記切断部位に対向する位置に、前記ベース部材から露出した前記金属部材が配置されることを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 前記ベース部材は、前記切断部位に対向する金属部材の下面を下方空間に露出していることを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  3. 前記レンズ保持部材に取り付けられたコイルと、
    前記レンズ保持部材を囲うヨークと、
    前記ヨークと共に前記コイルに作用する磁気回路を形成する磁性部材とを備え、
    前記金属部材が、前記ヨークに接続されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のレンズ駆動装置。
  4. レンズ体が保持されるレンズ保持部材を板バネにより支持させ、金属部材を部分的に露出するようにベース部材に設けたレンズ駆動装置の製造方法であって、
    枠体に繋ぎ部を介して繋がれた前記板バネを前記ベース部材に固定する工程と、
    前記金属部材から上方に離間した位置の前記繋ぎ部において、前記板バネから前記枠体をレーザカットによって切り離すと共に、前記板バネに切断部位を形成する工程とを有し、
    前記切断部位に対向する位置に、前記ベース部材から露出した前記金属部材が配置されていることを特徴とするレンズ駆動装置の製造方法。
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