JP5152479B2 - 流量計入力信号発生器および流量計システム - Google Patents

流量計入力信号発生器および流量計システム Download PDF

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Description

本発明は、流量計入力信号発生器に関し、特に、位相差または時間差を有する信号を発生する流量計入力信号発生器に関するものである。
流量、圧力などを制御するプロセス制御において、一般に、配管などを流れる流体の流量は流量計により測定される。以下に、流量計の一つであるコリオリ式流量計20について図5を用いて説明する。
図5において、コリオリ式流量計20は検出器1および変換器10を備えており、このうち、検出器1は、測定チューブ(図示しない)、上流センサ2、下流センサ3、駆動部4および温度センサ5を備え、変換器10は、位相差/周波数演算部11、流量/密度演算部12、駆動回路部13および温度演算部14を備えている。
検出器1の上流センサ2および下流センサ3の出力は変換器10の位相差/周波数演算部11に入力され、変換器10の駆動回路部13の出力は検出器1の駆動部4に入力され、検出器1の温度センサ5の出力は変換器10の温度演算部14に入力される。
検出器1において、測定流体が流れる測定チューブは駆動部4により振動され、この振動は、測定チューブの上下流部近傍に設けられた上流センサ2および下流センサ3により、電気信号(上流検出信号SAおよび下流検出信号SB)として検出される。
上流検出信号SAと下流検出信号SBのと間には流量に対応した位相差Φを有しており、位相差/周波数演算部11は、上流検出信号SAおよび下流検出信号SBに基づいて、上流検出信号SAまたは下流検出信号SBの振動周波数、位相差Φを演算する。
また、測定チューブに設けられた温度センサ5は、測定チューブの温度に対応した温度検出信号ST1を温度演算部14へ出力する。温度演算部14は温度検出信号ST1に基づいて測定チューブの温度ST2を演算する。
流量/密度演算部12は、位相差/周波数演算部11および温度演算部14から位相差Φ、周波数f(f0、fv、fcを含む)および温度ST2を受け取り、下記式(1)より流体の密度D、下記式(2)より流体の質量流量QMを演算する。
Figure 0005152479
Figure 0005152479
ここで、K2を定数、測定流体が空の状態における測定チューブの振動周波数をf0、測定流体が充満している状態における測定チューブの振動周波数をfv、流量測定時における測定チューブの振動周波数をfcとする。f(ST2)は温度補正項、f(D)は密度補正項である。
なお、駆動回路部13は、位相差/周波数演算部11から上流検出信号SAまたは下流検出信号SBに関連する信号を受け取り、この信号に基づいて検出器1の駆動部4へ駆動信号SDを出力する。
なお、上述したコリオリ式流量計20と同様の構成および動作について、下記特許文献1、2に開示されている。
特開平7−181069号公報 特開平8−29229号公報
コリオリ式流量計20は、製造時に、f(ST2)に含まれる定数および定数K2などを校正するほか、流体の密度Dおよび質量流量QMの演算などの動作確認を行うことがある。また、コリオリ式流量計20が、ユーザーのサイトに設置された状態で動作不良などが疑われた場合、同様に動作確認を行うことがある。
このような校正および動作確認は、実際に測定チューブに測定流体を流して行う必要があるため、多くの費用および作業時間を必要とする。
このような場合、上流検出信号SAおよび下流検出信号SBのように位相差Φを有する信号を発生する信号発生器が、検出器1の代替として使用できれば、校正および動作確認は少ない費用および作業時間で行うことができる。
しかし、質量流量の測定精度の基準となる公称流量が測定チューブに流れたとき、位相差Φは数mrad(ミリラジアン)となる。このため、測定精度0.1%に対する位相差Φの精度は数μrad(マイクロラジアン)を必要とするとともに、位相差Φの安定性も必要とする。
このような高精度および高安定な位相差を有する信号を出力でき、位相差を変更できる信号発生器は非常に高価なものとなる。
本発明の目的は、流量計入力信号発生器に関し、高精度および高安定な位相差を有する複数の信号を出力できるとともに、位相差を変更できる安価な流量計入力信号発生器を提供することである。
このような目的を達成するために、請求項1の発明は、
流量計への入力信号を発生する流量計入力信号発生器において、
クロック信号を発生するクロック発生部と、
前記クロック信号を分周した第1分周信号を出力する第1分周部と、
前記第1分周信号に基づいてリセット信号を発生するリセット発生部と、
変更可能な分周比に基づいて前記クロック信号を分周し、前記リセット信号によりリセットされる第2分周信号を発生する第2分周部と、
前記第2分周信号に基づいて前記第1分周信号を遅延した遅延信号を出力する遅延信号発生部と、
を備え
前記遅延信号発生部は、
前記第1分周信号を論理否定した第1分周反転信号と前記第2分周信号との論理積信号を発生する第1論理回路部と、
前記第1分周信号と前記第2分周信号との論理積信号を発生する第2論理回路部と、
前記第1論理回路部の論理積信号をリセット入力とし前記第2論理回路部の論理積信号をセット入力として前記遅延信号を出力するRSフリップフロップ部と、
を具備することを特徴とする。
請求項の発明は、請求項に記載の流量計入力信号発生器において、
前記リセット信号の時間幅は前記クロック信号の半周期以上一周期以下であることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1または2に記載の流量計入力信号発生器において、
前記第1分周部および前記第2分周部は同期カウンタであることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1または2に記載の流量計入力信号発生器において、
前記第1分周部および前記第2分周部はシフトレジスタであることを特徴とする。
請求項の発明は、
流量信号を検出する検出器と、流量を演算し前記検出器を駆動する変換器との間に、前記変換器への入力信号を発生する流量計入力信号発生器を介在させた流量計システムにおいて、
前記流量計入力信号発生器は、
前記検出器の検出信号を逓倍したクロック信号を発生するクロック発生部と、
前記クロック信号を分周した第1分周信号を前記変換器へ出力する第1分周部と、
前記第1分周信号に基づいてリセット信号を発生するリセット発生部と、
変更可能な分周比に基づいて前記クロック信号を分周し、前記リセット信号によりリセットされる第2分周信号を発生する第2分周部と、
前記第2分周信号に基づいて前記第1分周信号を遅延した遅延信号を前記変換器へ出力する遅延信号発生部と、
を備え、
前記遅延信号発生部は、
前記第1分周信号を論理否定した第1分周反転信号と前記第2分周信号との論理積信号を発生する第1論理回路部と、
前記第1分周信号と前記第2分周信号との論理積信号を発生する第2論理回路部と、
前記第1論理回路部の論理積信号をリセット入力とし前記第2論理回路部の論理積信号をセット入力として前記遅延信号を出力するRSフリップフロップ部と、
を具備することを特徴とする。

請求項の発明は、請求項に記載の流量計システムにおいて、
前記クロック発生部はPLL回路部であることを特徴とする。
本発明によれば、流量計入力信号発生器に関し、クロック信号に基づいて位相差を発生することにより、高精度および高安定な位相差を有する複数の信号を出力できるとともに、位相差を変更できる安価な流量計入力信号発生器を実現できる。
また、このような流量計入力信号発生器を検出器の代替として使用することにより、製造時またはユーザーのサイトにおいて行われる校正および動作確認を、少ない費用および作業時間で行うことができる。
[第1の実施例]
図1は、本発明を適用した流量計入力信号発生器100のブロック図であり、これを用いて第1の実施例を説明する。
本実施例の流量計入力信号発生器100は、クロック信号CLKに基づいて、高精度および高安定な位相差を有する第1分周信号DIV1および遅延信号DLYを外部へ出力するものである。
流量計入力信号発生器100は、クロック発生部30、周波数設定部31、第1分周部40、リセット発生部50、第2分周部60、分周比設定部61および遅延信号発生部70を備えている。
図1において、周波数設定部31からの周波数設定信号FSETはクロック発生部30に入力され、クロック発生部30からのクロック信号CLKは第1分周部40および第2分周部60に入力される。なお、周波数設定値は、キーボードなどの入力装置(図示しない)のほか通信装置(図示しない)などにより、周波数設定部31へ入力することができる。
第1分周部40の出力は、第1分周信号DIV1および第1分周反転信号NDIV1であり、第1分周反転信号NDIV1は、第1分周信号DIV1を論理否定した信号である。
第1分周反転信号NDIV1はリセット発生部50に入力され、リセット発生部50からのリセット信号RSTは第2分周部60のリセット入力部RESに入力される。
分周比設定部61からの分周比設定信号DSETは第2分周部60に入力され、第2分周部60からの第2分周信号DIV2、第1分周信号DIV1および第1分周反転信号NDIV1は遅延信号発生部70に入力される。
第1分周信号DIV1は、出力端子T101を介して外部に出力される。なお、分周比設定値は、キーボードなどの入力装置(図示しない)のほか通信装置(図示しない)などにより、分周比設定部61へ入力することができる。
遅延信号発生部70は、第1論理回路部71、第2論理回路部72およびRSフリップフロップ部73を備えている。
第1分周反転信号NDIV1および第2分周信号DIV2は第1論理回路部71に入力され、第1論理回路部71はこれらの入力信号の論理積信号を出力する。また、第1分周信号DIV1および第2分周信号DIV2は第2論理回路部72に入力され、第2論理回路部72はこれらの入力信号の論理積信号を出力する。
第1論理回路部71の出力は、RSフリップフロップ部73のリセット端子RにRSリセット信号RFFとして入力され、第2論理回路部72の出力は、RSフリップフロップ部73のセット端子SにRSセット信号SFFとして入力される。RSフリップフロップ部73からの遅延信号DLYは、出力端子T100を介して外部に出力される。
つぎに、流量計入力信号発生器100について、分周比設定部61の分周比を2分周にしたときの動作を図2を用いて説明する。図2は、タイミングチャートであり、横軸に時間(最下段に表示)、縦軸に電圧を表している。
クロック信号CLK(a)は、周波数設定信号FSETに基づいて設定された周波数を有する信号であり、クロック信号CLK(a)の一周期Tclkは時刻t0からt1までの時間である。なお、周波数設定値を変更することにより、クロック信号CLK(a)の周波数を変更することができる。
第1分周信号DIV1(b)は、クロック信号CLK(a)を分周した信号であり、第1分周反転信号NDIV1(c)は、第1分周信号DIV1(b)を論理否定した信号である。第1分周信号DIV1(b)および第1分周反転信号NDIV1(c)の電圧は、時刻t0、t2およびt4において変化する。なお、クロック信号CLK(a)の周波数を変更することにより、第1分周信号DIV1(b)および第1分周反転信号NDIV1(c)の周波数を変更することができる
リセット信号RST(d)は、第1分周反転信号NDIV1(c)の電圧変化に基づいて、ローレベル電圧となった後にハイレベル電圧に戻るパルス状の信号である。なお、リセット信号RST(d)は、第1分周信号DIV1(b)の電圧変化に基づいてパルス状に変化する信号であってもよい。時刻t0、t2およびt4において、パルス状のリセット信号RST(d)が図1に示すリセット発生部50から出力される。
リセット発生部50は、例えば、単安定マルチバイブレータから構成され、内部の抵抗およびキャパシターの抵抗値および容量値によって、パルス時間幅(ローレベル電圧の時間幅)を変更することができる。
図2に戻り、第2分周信号DIV2(e)は、分周比設定信号DSETに基づいて設定された分周比によってクロック信号CLK(a)を分周するとともに、リセット信号RST(d)のローレベル電圧の間リセットされる信号である。分周比は2分周であるため、第2分周信号DIV2(e)の半周期はクロック信号CLK(a)の一周期Tclkであり、時刻t0、t2およびt4において第2分周信号DIV2(e)はリセットされる。
RSフリップフロップ部73のRSリセット信号RFF(f)は、時刻t0からt2までの間にはローレベル電圧となり、時刻t2からt4までの間には第2分周信号DIV2(e)の信号となる。
RSフリップフロップ部73のRSセット信号SFF(g)は、時刻t0からt2までの間には第2分周信号DIV2(e)の信号となり、時刻t2からt4までの間にはローレベル電圧となる。
遅延信号DLY(h)は、時刻t1においてハイレベル電圧に変化して(セット動作)、時刻t3においてローレベル電圧に変化する(リセット動作)。
これらの動作により、第1分周信号DIV1(b)、およびこの信号を第2分周信号DIV2(e)の半周期遅延した遅延信号DLY(h)が、流量計入力信号発生器100から外部へ出力される。
ここで、遅延信号DLY(h)の遅延時間は、クロック信号CLK(a)の一周期Tclkである。第1分周信号DIV1(b)の一周期をTtubeとすると、第1分周信号DIV1(b)と遅延信号DLY(h)との位相差Φ(rad)は、下記式(3)により表すことができる。
Figure 0005152479
つぎに、分周比設定部61の分周比を3分周にしたときの動作について、図3のタイミングチャートを用いて説明する。以下に、図2と相違する部分を中心に説明する。なお、分周比設定値を変更することにより、第2分周部60の分周比を変更することができる。
分周比は3分周であるため、第2分周信号DIV2(e)の半周期はクロック信号CLK(a)の一周期半(時刻t10からt11までの時間)であり、時刻t10、t12およびt14において第2分周信号DIV2(e)はリセットされる。
遅延信号DLY(h)は、時刻t11においてハイレベル電圧に変化して(セット動作)、時刻t13においてローレベル電圧に変化する(リセット動作)。
ここで、遅延信号DLY(h)の遅延時間は、クロック信号CLK(a)の一周期半である。第1分周信号DIV1(b)と遅延信号DLY(h)との位相差Φ(rad)は、下記式(4)により表すことができる。
Figure 0005152479
そして、分周比設定部61の分周比をN分周にしたとき、第1分周信号DIV1(b)と遅延信号DLY(h)との位相差Φ(rad)は、下記式(5)により表すことができる。
Figure 0005152479
式(5)において、位相差Φは、クロック信号CLK(a)の一周期Tclkを第1分周信号DIV1(b)の一周期Ttubeで除算したものである。第1分周信号DIV1(b)は、クロック信号CLK(a)を分周した信号であるため、周囲温度の変動によりクロック信号CLK(a)の周波数(周期)が変動しても、位相差Φは変動せず安定である。また、分周比設定部61の分周比Nを変更することにより、位相差Φを変更することができる。
ここで、第1分周信号DIV1(b)の一周期Ttubeを0.01秒、クロック信号CLK(a)の一周期Tclkを0.01μ秒とすれば、式(3)より(2分周のとき)、位相差Φは、数μradとなり高精度とすることができる。
なお、流量計入力信号発生器100は、安価なデジタル回路部品(例えば、汎用の論理回路部品など)などで構成することができる。
また、図1において、出力端子T101およびT100を介して第1分周信号DIV1および遅延信号DLYが変換器10の位相差/周波数演算部11に入力され、変換器10の温度演算部14に抵抗110が接続される。
なお、抵抗110は、検出器1の温度センサ5(図5参照)が測温抵抗体の場合の代替回路であり、温度センサ5が熱電対の場合には直流電圧(図示しない)を温度演算部14に入力する。温度演算部14は、測温抵抗体の抵抗値または熱電対の起電力(直流電圧)と温度との換算を用いて、抵抗110の抵抗値または直流電圧に対応した温度値を演算する。
位相差/周波数演算部11は、第1分周信号DIV1および遅延信号DLYに基づいて、第1分周信号DIV1または遅延信号DLYの周波数、位相差Φを演算する。
流量/密度演算部12は、位相差/周波数演算部11および温度演算部14から位相差Φ、周波数および温度値を受け取り、前述した式(1)より流体の密度D、式(2)より流体の質量流量QMを演算する。
これにより、変換器10は、流量計入力信号発生器100を使用して、式(1)(2)に含まれる定数の校正のほか、密度Dおよび質量流量QMの演算などの動作確認を行うことができる。
本実施例によって、流量計入力信号発生器に関し、クロック信号に基づいて位相差を発生することにより、高精度および高安定な位相差を有する複数の信号を出力できるとともに、位相差を変更できる安価な流量計入力信号発生器を実現できる。
さらに、このような流量計入力信号発生器を検出器の代替として使用することにより、製造時またはユーザーのサイトにおいて行われる校正および動作確認を、少ない費用および作業時間で行うことができる。
また、リセット発生部50は、クロック信号CLKを受け取り、この信号の半周期以上一周期以下のパルス時間幅(ローレベル電圧の時間幅)を有するリセット信号RSTを発生することができる。
これにより、リセット発生部50は、クロック信号CLKを基準にしたリセット信号RSTにより、第2分周部60をリセットすることができる。
また、第1分周部40および第2分周部60は、同期カウンタまたはシフトレジスタを用いることができ、バイナリーカウンタ、プログラムカウンタであってもよい。
同期カウンタを用いることにより、第1分周部40および第2分周部60は、分周回路による遅れの影響を小さくすることができる。
[第2の実施例]
図4は、本発明を適用した流量計入力信号発生器101、検出器1および変換器10のブロック図であり、これを用いて第2の実施例を説明する。図1と同一のものは同一符号を付し説明を省略する。
本実施例は、流量計入力信号発生器101、検出器1および変換器10を備えた流量計システム200である。以下において、第1の実施例との相違点を中心に説明する。
検出器1において、測定流体が流れる測定チューブ(図示しない)は駆動部4により振動(駆動)される。この振動は、測定チューブの上下流部近傍に設けられた上流センサ2および下流センサ3により、電気信号(上流検出信号SAおよび下流検出信号SB)として検出される。
上流検出信号SAは、流量計入力信号発生器101のクロック発生部80に入力され、クロック発生部80は、入力された上流検出信号SAを逓倍したクロック信号CLKを出力する。クロック発生部80は、PLL(Phase Locked Loop)回路を用いてもよい。
なお、周波数設定部81は、クロック発生部80へ、逓倍比設定信号TSETを出力し逓倍比を設定する。逓倍比設定値を変更することにより、クロック発生部80の逓倍比およびクロック信号CLKの周波数を変更することができる。
クロック信号CLKは、図2におけるクロック信号CLK(a)と同様の信号となり、第1分周信号DIV1(b)の一周期Ttubeは、分周比設定部61の設定値により、測定チューブの振動周期と同じ周期にすることができる。なお、クロック発生部80には下流検出信号SBを入力してもよい。
式(3)で示される位相差Φを有する第1分周信号DIV1および遅延信号DLYが、出力端子T100およびT101を介して変換器10の位相差/周波数演算部11へ入力される。位相差/周波数演算部11は、第1分周信号DIV1および遅延信号DLYに基づいて、第1分周信号DIV1または遅延信号DLYの周波数、位相差Φを演算する。
また、検出器1において、測定チューブに設けられた温度センサ5は、測定チューブの温度に対応した温度検出信号ST1を変換器10の温度演算部14へ出力する。温度演算部14は温度検出信号ST1に基づいて測定チューブの温度ST2を演算する。
変換器10の流量/密度演算部12は、位相差/周波数演算部11および温度演算部14から位相差Φ、周波数および温度ST2を受け取り、前述した式(1)より流体の密度D、式(2)より流体の質量流量QMを演算する。
なお、変換器10の駆動回路部13は、位相差/周波数演算部11から第1分周信号DIV1または遅延信号DLYに関連する信号を受け取り、この信号に基づいて検出器1の駆動部4へ駆動信号SDを出力する。
本実施例によって、流量計入力信号発生器に実際の検出器を接続することにより、実際の検出器を振動させて、製造時またはユーザーのサイトにおいて校正および動作確認を行うことができる。
第1の実施例および第2の実施例において、コリオリ式流量計を用いて説明したが、流量計入力信号発生器100、101により発生する位相差Φは時間差でもある。このため、流量計入力信号発生器100、101は、複数信号間の位相差のほか、時間差を測定演算する装置にも使用することができる。
例えば、超音波を測定チューブへ発射する発射波信号と、測定チューブからの反射波信号との時間差を測定演算する超音波流量計にも使用することができる。
また、流量計入力信号発生器100、101の外部への出力は、第1分周信号DIV1および遅延信号DLYの2つの出力としたが、位相差を有する3つ以上の出力を備えてもよい。
なお、本発明は、前述の実施例に限定されることなく、その本質を逸脱しない範囲で、さらに多くの変更および変形を含むものである。
本発明を適用した流量計入力信号発生器100のブロック図である。 図1において、2分周した場合のタイミングチャート図である。 図1において、3分周した場合のタイミングチャート図である。 本発明を適用した流量計システム200のブロック図である。 背景技術におけるコリオリ式流量計20のブロック図である。
符号の説明
30 クロック発生部
40 第1分周部
50 リセット発生部
60 第2分周部
70 遅延信号発生部
100 流量計入力信号発生器

Claims (6)

  1. 流量計への入力信号を発生する流量計入力信号発生器において、
    クロック信号を発生するクロック発生部と、
    前記クロック信号を分周した第1分周信号を出力する第1分周部と、
    前記第1分周信号に基づいてリセット信号を発生するリセット発生部と、
    変更可能な分周比に基づいて前記クロック信号を分周し、前記リセット信号によりリセットされる第2分周信号を発生する第2分周部と、
    前記第2分周信号に基づいて前記第1分周信号を遅延した遅延信号を出力する遅延信号発生部と、
    を備え
    前記遅延信号発生部は、
    前記第1分周信号を論理否定した第1分周反転信号と前記第2分周信号との論理積信号を発生する第1論理回路部と、
    前記第1分周信号と前記第2分周信号との論理積信号を発生する第2論理回路部と、
    前記第1論理回路部の論理積信号をリセット入力とし前記第2論理回路部の論理積信号をセット入力として前記遅延信号を出力するRSフリップフロップ部と、
    を具備することを特徴とする流量計入力信号発生器。
  2. 前記リセット信号の時間幅は前記クロック信号の半周期以上一周期以下であることを特徴とする請求項に記載の流量計入力信号発生器。
  3. 前記第1分周部および前記第2分周部は同期カウンタであることを特徴とする請求項1または2に記載の流量計入力信号発生器。
  4. 前記第1分周部および前記第2分周部はシフトレジスタであることを特徴とする請求項1または2に記載の流量計入力信号発生器。
  5. 流量信号を検出する検出器と、流量を演算し前記検出器を駆動する変換器との間に、前記変換器への入力信号を発生する流量計入力信号発生器を介在させた流量計システムにおいて、
    前記流量計入力信号発生器は、
    前記検出器の検出信号を逓倍したクロック信号を発生するクロック発生部と、
    前記クロック信号を分周した第1分周信号を前記変換器へ出力する第1分周部と、
    前記第1分周信号に基づいてリセット信号を発生するリセット発生部と、
    変更可能な分周比に基づいて前記クロック信号を分周し、前記リセット信号によりリセットされる第2分周信号を発生する第2分周部と、
    前記第2分周信号に基づいて前記第1分周信号を遅延した遅延信号を前記変換器へ出力する遅延信号発生部と、
    を備え、
    前記遅延信号発生部は、
    前記第1分周信号を論理否定した第1分周反転信号と前記第2分周信号との論理積信号を発生する第1論理回路部と、
    前記第1分周信号と前記第2分周信号との論理積信号を発生する第2論理回路部と、
    前記第1論理回路部の論理積信号をリセット入力とし前記第2論理回路部の論理積信号をセット入力として前記遅延信号を出力するRSフリップフロップ部と、
    を具備することを特徴とする流量計システム。
  6. 前記クロック発生部はPLL回路部であることを特徴とする請求項に記載の流量計システム。
JP2007225042A 2007-08-31 2007-08-31 流量計入力信号発生器および流量計システム Expired - Fee Related JP5152479B2 (ja)

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