JP2023005988A - 時間計測装置及び時間計測方法 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023005988000001
【課題】計測精度を向上させることができる時間計測装置及び時間計測方法を提供する。
【解決手段】計測開始時点から計測終了時点までの対象期間の時間長を計測する時間計測装置100であって、時間計測装置100は、基準周期で低速クロックパルスを生成する低速クロック生成部11Aと、低速クロックパルスよりも周期が短い高速クロックパルスを生成する高速クロック生成部11Bと、第1基準期間においてカウントされた高速クロックパルスのパルス数である第1基準パルス数と、第2基準期間においてカウントされた高速クロックパルスのパルス数である第2基準パルス数と、を取得し、いずれか一方を基準パルス数として選択する基準選択部15と、基準パルス数と、基準パルス数がカウントされた期間の時間長と、基準周期の時間長と、低速クロックカウンタのカウント数と、超過期間と同じ時間長の期間における高速クロックカウンタのカウント数と、に基づいて、対象期間の時間長を算出する時間計算部17と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、時間計測装置及び時間計測方法に関する。
従来、基準周期の低速クロックと、基準周期よりも短い周期の高速クロックと、を組み合わせてこれらのパルス数をカウントすることによって、計測開始時点から計測終了時点までの対象期間の時間長を計測する時間計測装置が知られている(特許文献1参照)。この時間計測装置は、計測開始時点から、計測終了時点以降に到来した基準周期と同期する計測経過時点までの概要期間を低速クロックで計測し、計測終了時点から計測経過時点までの超過期間を高速クロックで計測し、超過期間を概要期間から減算することで、対象期間の時間長を計測している。
一般に、高速クロックの周期は、生成開始時には安定せず、時間の経過とともに周期が変化してしまう。このため、上述した時間計測装置は、最初の基準周期分の高速クロックのパルス数と、最初の基準周期に隣接する次の基準周期分の高速クロックのパルス数と、の中間のパルス数である基準クロック数を設定し、この基準クロック数と、超過期間における高速クロックのパルス数と、基準周期の時間長と、に基づいて超過期間に相当する低速クロックのパルス数を計算することで、測定誤差の低減を図っている。
特開2020-204472号公報
対象期間の時間長と基準周期の時間長とに応じて超過期間の時間長は変化するが、上述した時間計測装置では、超過期間の時間長によらず同じように計測を行うため、基準クロック数の選び方及び超過期間の時間長によっては、計測精度にばらつきが発生する場合があり、更なる計測精度の向上が求められていた。
本発明は、上記課題を解決するものであり、計測精度を向上させることができる時間計測装置及び時間計測方法を提供することを目的とする。
本発明に係る時間計測装置は、計測開始時点から計測終了時点までの対象期間の時間長を計測する時間計測装置であって、基準周期で低速クロックパルスを生成する低速クロック生成部と、低速クロックパルスよりも周期が短い高速クロックパルスを、第1時点から基準周期の第1数倍の時間が経過するまでの第1基準期間、第2時点から基準周期の第1数とは異なる第2数倍の時間が経過するまでの第2基準期間、及び計測終了時点から計測終了時点以降に基準周期と同期する超過時点までの超過期間と同じ時間長の期間において生成する高速クロック生成部と、低速クロック生成部が生成した低速クロックパルスのパルス数を、計測開始時点から超過時点までの期間においてカウントする低速クロックカウンタと、高速クロック生成部が生成した高速クロックパルスのパルス数を、第1基準期間、第2基準期間、及び超過期間と同じ時間長の期間においてカウントする高速クロックカウンタと、第1基準期間においてカウントされた高速クロックパルスのパルス数である第1基準パルス数と、第2基準期間においてカウントされた高速クロックパルスのパルス数である第2基準パルス数と、を取得し、超過期間の時間長に応じて、第1基準パルス数及び第2基準パルス数のいずれか一方を基準パルス数として選択する基準選択部と、基準パルス数と、前記基準パルス数がカウントされた期間の時間長と、前記超過期間と同じ時間長の期間における高速クロックカウンタのカウント数と、基準周期の時間長と、低速クロックカウンタのカウント数と、に基づいて、対象期間の時間長を算出する時間計算部と、を備えることを特徴とするものである。
本発明によれば、超過期間の時間長に応じて、時間長が異なる第1基準パルス数及び第2基準パルス数のいずれか一方を基準パルスとして選択し、この基準パルス数と、基準周期の時間長と、低速クロックカウンタのカウント数と、超過期間における高速クロックカウンタのカウント数と、に基づいて対象期間の時間長を算出するので、例えば、高速クロックパルスの周期が生成開始から時間の経過とともに変化する場合であっても、超過期間の時間長を高い精度で測定することが可能となり、対象期間の時間長の計測精度を向上させることができる。
実施の形態1に係る時間計測装置のハードウェア構成の一部を示すブロック図である。 実施の形態1に係る制御部が行う処理を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る制御部が時間計測を行う際に、超過期間の時間長が1基準周期分に近い場合のタイミングチャートである。 実施の形態1に係る制御部が時間計測を行う際に、超過期間の時間長が2基準周期分に近い場合のタイミングチャートである。 実施の形態1に係る制御部が時間計測を行う際に、超過期間の時間長が1.5基準周期分に近い場合のタイミングチャートである。 実施の形態1に係る時間計測装置が行う処理の計算過程を示すブロック図である。 実施の形態2に係る制御部が行う処理を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る制御部が時間計測を行う際に、超過期間の時間長が1基準周期分に近い場合のタイミングチャートである。 実施の形態2に係る制御部が時間計測を行う際に、超過期間の時間長が2基準周期分に近い場合のタイミングチャートである。 実施の形態3に係る制御部が時間計測を行う際に、超過期間の時間長が1基準周期分に近い場合のタイミングチャートである。 実施の形態3に係る制御部が時間計測を行う際に、超過期間の時間長が2基準周期分に近い場合のタイミングチャートである。
以下、本発明に係る実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
先ず、実施の形態1に係る時間計測装置100の構成について、図1を用いて説明する。図1は、時間計測装置100のハードウェア構成の一部を示すブロック図である。実施の形態1に係る時間計測装置100は、例えば、不図示の超音波流量計等に搭載されて、互いに異なる時刻に入力された2つの信号の間の期間である対象期間Tmの時間長を、低速クロックパルス及び高速クロックパルスを用いて計測する装置である。
超音波流量計は、例えば、電圧の印加で発振することによって、略一定の周期で駆動パルスを出力する出力振動子と、出力振動子に対して距離を存して配置され、駆動パルスが入力されることによって振動するとともに、振動を電気信号へ変換する入力振動子と、を有し、駆動パルスの出力に伴って時間計測装置100へスタートパルスPstartを出力し、入力振動子が駆動パルスを検知した際に時間計測装置100へストップパルスPstopを出力する。例えば、超音波流量計は、入力振動子に入力された振動の振幅が所定の閾値を超えた後、振幅が0になった時点を、駆動パルスを検知した時点(ゼロクロス点)であると判定し、時間計測装置100へストップパルスPstopを出力する。
実施の形態1に係る時間計測装置100は、例えば、上記超音波流量計等からスタートパルスPstartとストップパルスPstopとが互いに異なる時刻に入力された際に、これら2つの信号の間の期間である対象期間Tmの時間長を算出して出力する。言い換えると、時間計測装置100は、例えば、スタートパルスPstartが入力された時刻である計測開始時点からストップパルスPstopが入力された時刻である計測終了時点までの対象期間Tmの時間長、即ちこれら2つの信号が入力された時刻の時間差を算出して出力する。
時間計測装置100は、信号が入力される入力部10と、低速クロックパルスCLを生成する低速クロック生成部11Aと、高速クロックパルスを生成する高速クロック生成部11Bと、低速クロック生成部11Aが生成した低速クロックパルスのパルス数をカウントする低速クロックカウンタ13Aと、高速クロック生成部11Bが生成した高速クロックパルスのパルス数をカウントする高速クロックカウンタ13Bと、高速クロック生成部11Bによる高速クロックパルスの生成期間を制御するためのイネーブル信号ENを生成するイネーブル信号生成部14と、基準選択部15と、対象期間Tmの時間長を算出するための各種情報を記憶する記憶部16と、対象期間Tmの時間長を算出する時間計算部17と、時間計測装置100の各構成を制御する制御部12と、を備えている。基準選択部15については、後述する。
時間計測装置100は、図示しないCPU、ROM、RAM、I/Oポート等を有する処理回路を有しており、当該処理回路によって、入力部10、低速クロック生成部11A、高速クロック生成部11B、低速クロックカウンタ13A、高速クロックカウンタ13B、イネーブル信号生成部14、基準選択部15、記憶部16、時間計算部17及び制御部12の各機能が実現される。
入力部10は、時間計測装置100が接続される装置からの信号が入力される。例えば、上述した超音波流量計等から、スタートパルスPstartとストップパルスPstopとが入力される。入力部10は、信号の入力を受けると、低速クロック生成部11Aと、高速クロック生成部11Bと、に信号を出力する。
低速クロック生成部11Aは、所定の期間において略一定の周期である基準周期で、低速クロックパルスCLを生成する。例えば、低速クロック生成部11Aは、電圧を印加することによって発振する発振子を有し、矩形波等の低速クロックパルスCLを生成する。また、例えば、低速クロックカウンタ13Aは、入力部10から信号が入力されたことに基づいて、低速クロックパルスCLの生成を開始する。低速クロック生成部11Aが生成した低速クロックパルスCLは、低速クロックカウンタ13Aに向けて出力される。
高速クロック生成部11Bは、基準周期よりも短い周期で、高速クロックパルスCHを生成する。例えば、高速クロック生成部11Bは、リングオシレータ等の高周波タイプのクロックパルス生成回路によって構成され、矩形波である高速クロックパルスCHを生成する。また、例えば、高速クロック生成部11Bは、時間計測装置100にストップパルスPstopが入力されたことに基づいて、高速クロックパルスCHの生成を開始する。高速クロック生成部11Bが生成した高速クロックパルスCHは、高速クロックカウンタ13Bに向けて出力される。
低速クロックカウンタ13Aは、所定の期間において低速クロック生成部11Aが出力した低速クロックパルスCLのパルス数をカウントして積算する。例えば、低速クロックカウンタ13Aは、時間計測装置100にスタートパルスPstartが入力されたことに基づいて、低速クロックパルスCLのカウントを開始する。
高速クロックカウンタ13Bは、所定の期間において高速クロック生成部11Bが出力した高速クロックパルスCHのパルス数をカウントして積算する。例えば、高速クロックカウンタ13Bは、時間計測装置100にストップパルスPstopが入力されたことに基づいて、高速クロックパルスCHのカウントを開始する。
一般に、計測開始時点から計測終了時点までの対象期間Tmの時間長を時間計測装置によって計測する場合、時間計測装置は、低速クロックパルスと高速クロックパルスとを組合せることにより、計測する。
例えば、時間計測装置は、まず、低速クロックパルスCLの生成を開始する計測開始時点から、計測終了時点以降に基準周期と同期する超過時点までの期間である計測期間において、基準周期で生成した低速クロックパルスCLのパルス数をカウントする。言い換えると、時間計測装置は、まず、計測開始時点から、計測終了時点以降であって計測開始時点からの経過時間が基準周期の整数倍となる超過時点までの期間である計測期間Tにおいて、基準周期で生成した低速クロックパルスCLのパルス数をカウントする。
また、時間計測装置は、基準周期と高速クロックパルスの周期とに基づいて、計測終了時点から超過時点までの期間である超過期間において生成した高速クロックパルスCHのパルス数のカウント数を、この期間に生成した低速クロックパルスCLのパルス数に換算する。
次に、時間計測装置は、計測期間における低速クロックパルスCLのカウント数から、超過期間における低速クロックパルスCLの換算値を減算する。これにより、時間計測装置は、対象期間Tmの低速クロックパルスCLのパルス数を取得し、このパルス数と低速クロックパルスCLの周期である基準周期とを乗算することによって、対象期間Tmの時間長を算出する。
ところで、高速クロックパルス生成部として、例えば、リングオシレータなどの高周波タイプのクロックパルス生成回路を用いた場合、高速クロックパルスを生成する際に要する消費電力は、低速クロックに比較して大きいため、計測開始時点から計測終了時点に亘って高速クロックパルスを生成するのではなく、時間計測に必要な期間、例えば、超過期間でのみ高速クロックパルスを生成することで、消費電力を抑制することができる望ましい。しかしながら、このような高速クロックパルスは、クロックパルスの生成から十分な時間が経過するまでは周期が安定せず、周期が時間の経過とともに変化する場合がある。
このため、実施の形態1では、時間計測装置100は、高速クロック生成部11Bに、基準周期の整数倍の時間長において高速クロックパルスCHを生成させ、その際の高速クロックパルスCHのカウント数と、超過期間における高速クロックパルスCHのカウント数と、に基づいて、超過期間において生成された低速クロックパルスCLのパルス数を算出している。例えば、超過期間において生成された高速クロックパルスCHのカウント数を、1基準周期分の時間長において生成された高速クロックパルスCHのカウント数で割ると、超過期間において生成された低速クロックパルスCLのパルス数を算出することができる。
これにより、高速クロックパルスCHのカウント中に高速クロックパルスCHの周期が変化する場合であっても、超過期間において生成された低速クロックパルスCLのパルス数を算出することができる。
また、高速クロックパルスを生成する際、回路構成によっては、クロックパルスの生成から十分な時間が経過するまで時間の経過とともに周期が拡大する、又は時間の経過とともに周期が縮小する場合がある。このような場合、基準周期の整数倍の時間長で生成した高速クロックパルスCHのカウント数と、超過期間における高速クロックパルスCHのカウント数と、に基づいて、超過期間において生成された低速クロックパルスCLのパルス数を算出しようとしても、高速クロックパルスCHを生成する基準周期の整数倍の時間長と、超過期間の時間長と、の差の大きさによっては、十分な精度が得られない場合がある。
このため、実施の形態1では、互いに時間長が異なる複数の期間において高速クロックパルスCHを生成し、得られた複数の高速クロックパルスCHのカウント数と、超過期間において生成された高速クロックパルスCHのカウント数と、を用いることによって、超過期間において生成された低速クロックパルスCLのパルス数を、より高い精度で算出することを可能としている。
実施の形態1に係る時間計測装置100は、高速クロックカウンタ13Bが、第1時点から基準周期の第1数倍の時間長が経過するまでの第1基準期間において生成した高速クロックパルスCHのカウント数を第1基準パルス数としてカウントし、第2時点から基準周期の第1数とは異なる第2数倍の時間長が経過するまでの第2基準期間において生成した高速クロックパルスCHのカウント数を第2基準パルス数としてカウントし、基準選択部15が、超過期間の時間長に応じて第1基準パルス数又は第2基準パルス数のいずれか一方を基準パルス数として選択し、この基準パルス数と、超過期間と同じ時間長の期間において生成された高速クロックパルスCHのカウント数と、に基づいて、超過期間において生成された低速クロックパルスCLのパルス数を算出している。
例えば、実施の形態1に係る時間計測装置100は、計測終了時点以降に最初に基準周期と同期する時点を超過時点とした場合、高速クロックカウンタ13Bが、計測開始時点から1基準周期分の時間長が経過するまでの第1基準期間において生成した高速クロックパルスCHのカウント数を第1基準パルス数としてカウントし、第1基準期間よりも後でかつ対象期間内の第2時点から2基準周期分の時間長が経過するまでの第2基準期間において生成した高速クロックパルスCHのカウント数を第2基準パルス数としてカウントし、基準選択部15が、第1基準パルス数又は第2基準パルス数のいずれか超過期間の時間長に近い方を基準パルス数として選択し、超過期間において生成された高速クロックパルスCHのカウント数と基準パルス数との比に基づいて、超過期間において生成された低速クロックパルスCLのパルス数を算出する。
なお、基準選択部15は、3つ以上のパルス数から、いずれか1つのパルス数を基準パルス数として選択するように構成されていてもよい。
これにより、実施の形態1に係る時間計測装置100は、第1基準期間及び第2基準期間のうち、超過期間の時間長に近いいずれか一方の期間における高速クロックカウンタ13Bのカウント数である基準パルス数と、超過期間における高速クロックカウンタのカウント数と、の比に基づいて、超過期間において生成された低速クロックパルスCLのパルス数を算出しているので、例えば、高速クロックパルスの周期が生成開始から時間の経過とともに拡大又は縮小する場合であっても、超過期間の時間長を高い精度で測定することが可能となり、対象期間の時間長の計測精度を向上させることができる。
以下、実施の形態1に係る時間計測装置100の制御部12が行う処理の詳細について説明する。図2は、実施の形態1に係る制御部12が行う処理を示すフローチャートである。図3は、実施の形態1に係る時間計測装置が時間計測を行う際に、超過期間ΔTの時間長が1基準周期分(基準周期Tsと同じ時間長)に近い場合のタイミングチャートである。図4は、実施の形態1に係る時間計測装置が時間計測を行う際に、超過期間ΔTの時間長が2基準周期分(基準周期Tsの2倍の時間長)に近い場合のタイミングチャートである。図5は、実施の形態1に係る時間計測装置が時間計測を行う際に、超過期間ΔTの時間長が1.5基準周期分(基準周期Tsの1.5倍の時間長)に近い場合のタイミングチャートである。
制御部12は、まず、入力部10に対してスタートパルスPstartの入力があったか否かを判定する(ステップST1)。この処理において、制御部12は、例えば、超音波流量計等からの入力信号であるスタートパルスPstartの入力部10への入力の有無を判定することにより、時間長を算出する対象である対象期間Tmが開始されたか否かを判定している。なお、スタートパルスPstartが、計測開始時点を示す第1信号を構成する。
ステップST1の処理において、スタートパルスPstartの入力がない場合(ステップST1のNO)、制御部12は、対象期間Tmが未だ開始されていないと判定し、以降の処理を待機する。
ステップST1の処理において、スタートパルスPstartの入力があった場合(ステップST1のYES)、制御部12は、時間長を算出する対象である対象期間Tmが開始されたと判定し、対象期間Tmが開始された時刻である計測開始時点t0において、低速クロック生成部11Aによる低速クロックパルスCLのカウントを開始する(ステップST2)。また、制御部12は、計測開始時点t0において、イネーブル信号生成部14からイネーブル信号ENを出力させ、高速クロック生成部11Bに第1基準パルス数を取得するための高速クロックパルスCHの生成を開始させる。
計測開始時点t0から1基準周期分の時間が経過した時刻t1に達すると、制御部12は、高速クロック生成部11Bに高速クロックパルスCHの生成を終了させて、計測開始時点t0から1基準周期分の時間、即ち基準周期Tsの1倍の時間が経過するまでの第1基準期間P1における高速クロックパルスCHのカウント数を、第1基準パルス数として記憶部16に記憶させる(ステップST3)。この処理において、制御部12は、超過期間の時間長が1基準周期分の時間長に近い場合の基準パルス数として、1基準周期分の時間長において生成される高速クロックパルスCHのパルス数である第1基準パルス数を記憶部16に記憶させている。
ステップST3の処理を行うと、制御部12は、第1基準期間P1において高速クロックパルスCHの生成を開始してから所定期間が経過したか否かを判定する(ステップST4)。この処理において、所定期間とは、予め決められた基準周期Tsの整数倍の期間であって、例えば、この所定期間の後で高速クロックパルスCHの生成を開始した場合の高速クロックパルスCHの周期に、第1基準期間P1において高速クロックパルスCHを生成した影響が無いか、又は影響が無視できる程小さくなる期間である。
ステップST4の処理において、第1基準期間P1で高速クロックパルスCHの生成を開始してから所定期間が経過していない場合(ステップST4のNO)、制御部12は、以降の処理を待機する。
ステップST4の処理において、第1基準期間P1で高速クロックパルスCHの生成を開始してから所定期間が経過した時刻t4に達している場合(ステップST4のYES)、制御部12は、イネーブル信号生成部14からイネーブル信号ENを出力させ、高速クロック生成部11Bに第2基準パルス数を取得するための高速クロックパルスCHの生成を開始させる(ステップST6)。
計測開始時点t0から2基準周期分の時間が経過した時刻t5に達すると、制御部12は、高速クロック生成部11Bに高速クロックパルスCHの生成を終了させて、計測開始時点t4から2基準周期分の時間、即ち基準周期Tsの2倍の時間が経過するまでの第2基準期間P2における高速クロックパルスCHのカウント数を、第2基準パルス数として記憶部16に記憶させる(ステップST7)。この処理において、制御部12は、超過期間の時間長が2基準周期分の時間長に近い場合の基準パルス数として、2基準周期分の時間長において生成される高速クロックパルスCHのパルス数である第2基準パルス数を記憶部16に記憶させている。
ステップST7の処理を行うと、制御部12は、第1基準パルス数及び第2基準パルス数に基づいて、第1基準パルス数と、第2基準パルス数の2分の1の値と、の平均値である第3基準パルス数を算出し、記憶部16に記憶させる(ステップST8)。この処理において、制御部12は、超過期間ΔTの時間長が1.5基準周期分の時間長に近い場合の基準パルス数として、第1基準パルス数と、第2基準パルス数の2分の1の値と、の平均値である第3基準パルス数を算出して記憶部16に記憶させている。制御部12は、第2基準期間の時間長が基準周期Tsの2倍であることに基づいて、第2基準パルス数を2で割った値と、第1基準パルス数との平均値を算出している。
ステップST8の処理を行うと、制御部12は、ストップパルスPstopの入力があったか否かを判定する(ステップST9)。この処理において、制御部12は、例えば、超音波流量計等からの入力信号であるストップパルスPstopの入力部10への入力の有無を判定することにより、時間長を算出する対象である対象期間Tmが終了したか否かを判定している。ステップST9の処理において、ストップパルスPstopの入力がない場合(ステップST9のNO)、制御部12は、対象期間Tmが未だ終了していないと判定し、以降の処理を待機する。なお、実施の形態1において、ストップパルスPstopが、計測終了時点を示す第2信号を構成する。
ステップST9の処理において、ストップパルスPstopの入力があった場合(ステップST9のYES)、制御部12は、時間長を算出する対象である対象期間Tmが終了したと判定し、ストップパルスPstopが入力された時刻である計測終了時点t8において、高速クロック生成部11Bに高速クロックパルスCHの生成を開始させる(ステップST11)。この処理において、制御部12は、超過期間ΔTにおいて生成される低速クロックパルスCLのパルス数を算出するため、計測終了時点t8から、計測終了時点t8以降に基準周期Tsと同期する超過時点t9までの超過期間ΔTにおいて、高速クロックパルスCHの生成を高速クロック生成部11Bに開始させている。
実施の形態1では、計測終了時点t8から1基準周期Ts以上の時間が経過した以降、最初に基準周期Tsと同期する時点、例えば、低速クロックパルスの立ち上がりを検知した時点を超過時点t9とする。これにより、実施の形態1において、超過期間ΔTの時間長は、1基準周期分以上かつ2基準周期分未満となる。
高速クロック生成部11Bが高速クロックパルスCHの生成を開始してから、時刻が超過時点t9に達すると、制御部12は、基準選択部15に、計測終了時点t8から超過時点t9までの超過期間ΔTの時間長が、第1基準期間P1の時間長、即ち1基準周期分の時間長に近いか否かを判定させる(ステップST12)。言い換えると、制御部12は、基準選択部15に、超過期間ΔTの時間長が、第1基準期間P1の時間長に近いと判定される範囲にあるか否かを判定させる。
例えば、制御部12は、基準選択部15に、超過期間ΔTの時間長が1基準周期分以上かつ4/3基準周期分(基準周期Tsの4/3倍の時間長)未満の範囲にあるか否かを判定させる。この処理において、制御部12は、基準選択部15に超過期間ΔTの時間長と、第1基準期間P1の時間長と、を比較させ、基準パルス数として第1基準パルス数を選択すべきか否かを判定させている。
ステップST12の処理において、超過期間ΔTの時間長が第1基準期間P1の時間長に近い場合(ステップST12のYES)、制御部12は、基準選択部15に、第1基準パルス数、第2基準パルス数及び第3基準パルス数のうちから第1基準パルス数を基準パルス数として選択させる(ステップST13)。この処理において、制御部12は、超過期間ΔTの時間長が第1基準期間P1の時間長に近いことに基づいて、基準選択部15に基準パルス数として第1基準パルス数を選択させている。
ステップST12の処理において、超過期間ΔTの時間長が第1基準期間P1の時間長に近くない場合(ステップST12のNO)、制御部12は、基準選択部15に、超過期間ΔTの時間長が、第2基準期間P2の時間長、即ち2基準周期分の時間長に近いか否かを判定させる(ステップST14)。言い換えると、制御部12は、基準選択部15に、超過期間ΔTの時間長が、第2基準期間P2の時間長に近いと判定される範囲にあるか否かを判定させる。例えば、制御部12は、基準選択部15に、超過期間ΔTの時間長が5/3基準周期分(基準周期Tsの5/3倍の時間長)以上かつ2基準周期分未満の範囲にあるか否かを判定させる。この処理において、制御部12は、基準選択部15に超過期間ΔTの時間長と、第2基準期間P2の時間長と、を比較させ、基準パルス数として第2基準パルス数を選択すべきか否かを判定させている。
ステップST14の処理において、超過期間ΔTの時間長が第2基準期間P2の時間長に近い場合(ステップST14のYES)、制御部12は、基準選択部15に、第1基準パルス数、第2基準パルス数及び第3基準パルス数のうちから第2基準パルス数を基準パルス数として選択させる(ステップST16)。この処理において、制御部12は、超過期間ΔTの時間長が第2基準期間P2の時間長に近いことに基づいて、基準選択部15に基準パルス数として第2基準パルス数を選択させている。
このように、実施の形態1において、制御部12は、基準選択部15に、超過期間ΔTの時間長が所定の範囲内にある場合、第1基準期間P1及び第2基準期間P2のいずれか一方を基準パルスとして選択させている。具体的には、制御部12は、基準選択部15に、超過期間ΔTの時間長が所定の範囲内にある場合、第1基準期間P1及び第2基準期間P2のうち、時間長が超過期間ΔTに近い方を基準パルスとして選択させている。より具体的には、制御部12は、基準選択部15に、超過期間ΔTの時間長が、1基準周期分以上かつ4/3基準周期分未満、及び5/3基準周期分以上かつ2基準周期分未満の範囲内にある場合、第1基準期間P1及び第2基準期間P2のうち、時間長が超過期間ΔTに近い方を基準パルスとして選択させている。
ステップST14の処理において、超過期間ΔTの時間長が第2基準期間P2の時間長に近くない場合(ステップST14のNO)、制御部12は、基準選択部15に、第1基準パルス数、第2基準パルス数及び第3基準パルス数のうちから第3基準パルス数を基準パルス数として選択させる(ステップST17)。例えば、超過期間ΔTの時間長が5/3基準周期分未満である場合、制御部12は、基準選択部15に、第1基準パルス数、第2基準パルス数及び第3基準パルス数のうちから第3基準パルス数を基準パルス数として選択させる。この処理において、制御部12は、超過期間ΔTの時間長が1.5基準周期分の時間長に近いこと、例えば、超過期間ΔTの時間長が4/3基準周期分以上かつ5/3基準周期分未満であることに基づいて、基準選択部15に基準パルス数として第3基準パルス数を選択させている。
ステップST13、ステップST16又はステップST17の処理を行うと、制御部12は、時間計算部17に、基準パルス数と、基準パルス数がカウントされた期間の時間長と、超過期間ΔTにおける高速クロックパルスCHのカウント数と、に基づいて、超過期間ΔTにおいて生成された低速クロックパルスCLのパルス数を算出させる(ステップST18)。
図6は、実施の形態1に係る時間計測装置が行う処理の計算過程を示すブロック図である。基準パルス数として第1基準パルス数が選択されている場合、例えば、制御部12は、時間計算部17に、超過期間ΔTにおける高速クロックパルスCHのカウント数を第1基準パルス数で割ることで、超過期間ΔTにおいて生成された低速クロックパルスCLのパルス数を算出させる。この処理において、制御部12は、時間計算部17に、超過期間ΔTにおける高速クロックパルスCHのカウント数を第1基準パルス数で割ることで、超過期間ΔTにおいて生成された低速クロックパルスCLのパルス数(超過期間ΔTの時間長が1基準周期分の何倍であるか)を算出させている。
基準パルス数として第2基準パルス数が選択されている場合、例えば、制御部12は、時間計算部17に、超過期間ΔTにおける高速クロックパルスCHのカウント数を第2基準パルス数で割り、得られた値を2で割ることで、超過期間ΔTにおいて生成された低速クロックパルスCLのパルス数を算出させる。この処理において、制御部12は、時間計算部17に、超過期間ΔTにおける高速クロックパルスCHのカウント数を第2基準パルス数で割って得られた値を、基準パルス数がカウントされた期間の時間長が2基準周期分であることに基づいて2で割ることで、超過期間ΔTにおいて生成された低速クロックパルスCLのパルス数(超過期間ΔTの時間長が1基準周期分の何倍であるか)を算出させている。
なお、基準パルス数として上述した第3基準パルス数(不図示)が選択されている場合、例えば、制御部12は、時間計算部17に、超過期間ΔTにおける高速クロックパルスCHのカウント数を第3基準パルス数で割ることで、超過期間ΔTにおいて生成された低速クロックパルスCLのパルス数を算出させる。この場合も同様に、制御部12は、時間計算部17に、超過期間ΔTにおける高速クロックパルスCHのカウント数を第1基準パルス数で割ることで、超過期間ΔTにおいて生成された低速クロックパルスCLのパルス数(超過期間ΔTの時間長が1基準周期分の何倍であるか)を算出させる。なお、超過期間ΔTにおいて生成された低速クロックパルスCLのパルス数は、超過パルス数を構成する。
ステップST18の処理を行うと、制御部12は、時間計算部17に、超過期間ΔTにおいて生成された低速クロックパルスCLのパルス数と、計測期間Tにおいて生成された低速クロックパルスCLのパルス数と、基準周期Tsと、に基づいて、対象期間Tmの時間長を算出させる(ステップST19)。例えば、制御部12は、時間計算部17に、計測期間Tにおいて生成された低速クロックパルスCLのパルス数から超過期間ΔTにおいて生成された低速クロックパルスCLのパルス数を減算した値に、基準周期Tsを乗算することで、対象期間Tmの時間長を算出させる。
ステップST19の処理を行うと、制御部12は、時間計算部17に算出させた対象期間Tmの時間長を出力する(ステップST20)。
このように、実施の形態1に係る時間計測装置100は、超過期間ΔTの時間長に応じて、時間長が異なる第1基準パルス数及び第2基準パルス数のいずれか一方を基準パルスとして選択し、この基準パルス数と、基準周期Tsの時間長と、低速クロックカウンタのカウント数と、超過期間ΔTにおける高速クロックカウンタのカウント数と、に基づいて対象期間Tmの時間長を算出するので、例えば、高速クロックパルスの周期が生成開始から時間の経過とともに変化する場合であっても、超過期間の時間長を高い精度で測定することが可能となり、対象期間Tmの時間長の計測精度を向上させることができる。
また、実施の形態1に係る時間計測装置100は、高速クロック生成部11Bが対象期間Tm内の第1時点から開始される第1基準期間P1と、対象期間Tm内の第2時点から開始される第2基準期間と、において、基準パルス数を計測するための高速クロックパルスCHを生成する。一般に、高速クロックパルスCHの周期は、装置の温度等の環境の条件に影響を受けて、計測毎に誤差が生じる場合があるが、このように対象期間Tmの計測を行う期間内に基準パルス数の計測を合わせて行うことにより、対象期間Tmの時間長を計測する際の環境の条件での基準パルス数を計測することができるので、対象期間Tmの時間長の計測精度を向上させることができる。また、対象期間Tmの開始前に基準パルス数の計測を行ってから対象期間Tmの時間長の算出を開始するよりも、全体の処理に必要な時間を短縮することができる。
なお、実施の形態1において、制御部12は、時間計算部17に、基準パルス数と、超過期間ΔTにおける高速クロックパルスCHのカウント数と、基準周期Tsの時間長と、に基づいて、超過期間ΔTにおいて生成された低速クロックパルスCLのパルス数を算出させているが、制御部は、少なくとも上記基準パルス数と、超過期間ΔTにおける高速クロックパルスCHのカウント数と、基準周期Tsの時間長と、に基づいて超過期間ΔTにおいて生成された低速クロックパルスCLのパルス数を算出すればよく、上記数値に加えて、他の数値に基づいて超過期間ΔTにおいて生成された低速クロックパルスCLのパルス数を算出させてもよい。
例えば、制御部は、時間計算部に、基準パルス数と、超過期間ΔTにおける高速クロックパルスCHのカウント数と、基準周期Tsの時間長と、計測終了時点t8よりも駆動パルスの半周期Td分の時間が経過した時刻、即ち計測終了時点t8となるストップパルスPstopが入力された時点以降、次にストップパルスPstopが入力されてから超過期間ΔTと同じ長さの時間が経過した時刻までの追加計測期間における高速クロックパルスCHのカウント数と、に基づいて、超過期間ΔTにおいて生成された低速クロックパルスCLのパルス数を算出させてもよい。
具体的には、制御部は、時間計算部に、基準パルス数と、超過期間ΔTにおける高速クロックパルスCHのカウント数及び追加計測期間における高速クロックパルスCHのカウント数の平均値と、基準周期Tsの時間長と、に基づいて、超過期間ΔTにおいて生成された低速クロックパルスCLのパルス数を算出させてもよい。これにより、1回の超過期間ΔTにおける高速クロックパルスCHのカウント数と、基準パルス数と、基準周期Tsと、に基づいて超過期間ΔTにおいて生成される低速クロックパルスCLのパルス数の算出を行う場合と比較して、超過期間ΔTに生成される高速クロックパルスCHのカウント数の精度を向上させることができるので、対象期間Tmの時間長の計測精度を向上させることができる。
また、実施の形態1において、時間計測装置100は、基準パルス数と、基準パルス数がカウントされた期間の時間長と、基準周期の時間長と、低速クロックカウンタのカウント数と、超過期間における高速クロックカウンタのカウント数と、に基づいて、対象期間の時間長を算出するように構成されているが、これに限定されない。時間計測装置は、基準パルス数と、基準パルス数がカウントされた期間の時間長と、基準周期の時間長と、低速クロックカウンタのカウント数と、超過期間と同じ時間長の期間における高速クロックカウンタのカウント数と、に基づいて、対象期間の時間長を算出するように構成されていればよく、超過期間と同じ時間長の期間とは、超過期間そのものでもよいし、超過期間と同じ時間長となる超過期間とはことなる期間であってもよい。
次に、本発明に係る実施の形態2について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態2.
図7は、実施の形態2に係る制御部212が行う処理を示すフローチャートである。図8は、実施の形態2に係る時間計測装置200が時間計測を行う際に、超過期間ΔTの時間長が1基準周期分に近い場合のタイミングチャートである。図9は、実施の形態2に係る時間計測装置200が時間計測を行う際に、超過期間ΔTの時間長が2基準周期分に近い場合のタイミングチャートである。
実施の形態2は、実施の形態1に対し、基準パルス数の計測手順及び超過期間ΔTにおいて生成される低速クロックパルスCLのパルス数を算出する手順が異なるが、他の構成及び他の処理については同様であり、実施の形態1と同様の内容については同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態2に係る制御部212は、対象期間Tmの時間長の計測精度を向上させるため、基準パルス数の計測、及び超過期間ΔTにおいて生成される低速クロックパルスCLのパルス数の算出を行うに際し、駆動パルスの周期に合わせて複数回高速クロックパルスCHの生成を行う。
例えば、制御部212は、実施の形態1と同様、高速クロック生成部11Bに、第1時点t2から基準周期分の時間が経過する時刻t3までの第1基準期間P1、第2時点である時刻t6から2基準周期分の時間が経過する時刻t7までの第2基準期間P2において、高速クロックパルスCHを生成させるが、制御部212は、これに加えて、第1時点t2よりも駆動パルスの半周期分前、即ちストップパルスPstopの入力周期分前の時点から第1基準期間P1と同じ長さの時間が経過した時点t1までの第3基準期間P3、及び第2時点t6よりも駆動パルスの半周期分前の時点t4から第2基準期間P2と同じ長さの時間が経過した時点までの第4基準期間P4においても、高速クロックパルスCHを生成させる。
なお、実施の形態2において、第3基準期間P3の開始時点である、第1時点t2よりも駆動パルスの半周期分前の時点は、計測開始時点t0としている。
また、実施の形態2においては、入力部10に対して、入力振動子に入力された振動の振幅が所定の閾値を超えた後、振幅が0になる毎に、ストップパルスPstopが入力される。即ち、実施の形態2においては、入力部10に対して、駆動パルスの半周期Tdと同じ入力周期でストップパルスPstopが複数回繰り返し入力される。なお、実施の形態2において、ストップパルスPstopは、計測終了時点を示す信号を含み、入力周期で複数回繰り返される第2信号を構成する。
制御部212は、実施の形態1と同様、高速クロック生成部11Bに、計測終了時点t8、即ちストップパルスPstopの入力があった時点から、計測終了時点t8以降に基準周期Tsと同期する超過時点t9までの超過期間ΔTにおいて高速クロックパルスCHを生成させるが、制御部212は、これに加えて、計測終了時点t8よりも駆動パルスの半周期Td分の時間が経過した時刻t10、即ち計測終了時点t8となるストップパルスPstopが入力された時点以降、次にストップパルスPstopが入力されてから超過期間ΔTと同じ長さの時間が経過した時刻t11までの追加計測期間ΔT1において、高速クロックパルスCHを生成させる。なお、実施の形態2において、追加計測期間ΔT1は、超過期間ΔTと同じ時間長の期間を構成する。
制御部212は、基準選択部15に、超過期間ΔTの時間長に応じて、第1基準期間P1において生成された高速クロックパルスCHのカウント数である第1基準パルス数及び第2基準期間P2において生成された高速クロックパルスCHのカウント数である第2基準パルス数のいずれか一方を基準パルス数として選択させて、基準選択部15に選択させた基準パルス数と、基準パルス数がカウントされた期間の時間長と、追加計測期間ΔT1における高速クロックカウンタのカウント数と、に基づいて、超過期間ΔTにおける低速クロックパルスCLのパルス数である超過パルス数を算出する。
図7において、制御部212は、まず、入力部10に対してスタートパルスPstartの入力があったか否かを判定する(ステップST1)。
ステップST1の処理において、スタートパルスPstartの入力があった場合(ステップST1のYES)、制御部212は、時間長を算出する対象である対象期間Tmが開始されたと判定し、スタートパルスPstartが入力された時刻である計測開始時点t0において、低速クロック生成部11Aに低速クロックパルスCLの生成を開始させる(ステップST2)。また、制御部12は、イネーブル信号生成部14からイネーブル信号ENを出力させ、高速クロック生成部11Bに、第1基準期間P1において安定した周期で高速クロックパルスを生成可能とさせるための準備期間としての第3基準期間P3の開始時点である計測開始時点t0において、高速クロックパルスCHの生成を開始させる。
計測開始時点t0から1基準周期分の時間が経過した時刻t1に達すると、制御部212は、第3基準期間P3が終了したと判定し、高速クロック生成部11Bに高速クロックパルスCHの生成を終了させる。
ステップST2の処理を行うと、制御部212は、t0において高速クロックパルスCHの生成を開始してから、4基準周期分(基準周期Tsの4倍)の時間が経過したか否かを判定する(ステップST33)。この処理において、制御部212は、高速クロックパルスCHの生成を開始してから、第1基準期間P1において高速クロックパルスCHの生成を開始する時点である、駆動パルスの半周期Td分の時間が経過した時点t2に達したか否かを判定している。
ステップST33の処理において、t0において高速クロックパルスCHの生成を開始してから4基準周期分の時間が経過していない場合(ステップST33のNO)、制御部212は、以降の処理を待機する。
ステップST33の処理において、t0で高速クロックパルスCHの生成を開始してから4基準周期分の時間が経過している場合(ステップST33のYES)、高速クロック生成部11Bに第1基準パルス数を取得するための高速クロックパルスCHの生成を開始させる(ステップST34)。
時点t2から1基準周期分の時間が経過した時刻t3に達すると、制御部212は、高速クロック生成部11Bに高速クロックパルスCHの生成を終了させて、時点t2から1基準周期分の時間、即ち基準周期Tsの1倍の時間が経過するまでの第1基準期間P1における高速クロックパルスCHのカウント数を、第1基準パルス数として記憶部16に記憶させる(ステップST36)。この処理において、制御部212は、超過期間の時間長が1基準周期分の時間長に近い場合の基準パルス数として、1基準周期分の時間長において生成される高速クロックパルスCHのパルス数である第1基準パルス数を記憶部16に記憶させている。
ステップST36の処理を行うと、制御部12は、第1基準期間P1において高速クロックパルスCHの生成を開始してから所定期間が経過したか否かを判定する(ステップST37)。この処理において、所定期間とは、予め決められた基準周期Tsの整数倍の期間であって、例えば、この所定期間の後で高速クロックパルスCHの生成を開始した場合の高速クロックパルスCHの周期に、第1基準期間P1において高速クロックパルスCHを生成した影響が無いか、又は影響が無視できる程小さくなる期間である。
ステップST37の処理において、第1基準期間P1で高速クロックパルスCHの生成を開始してから所定期間が経過していない場合(ステップST37のNO)、制御部212は、以降の処理を待機する。
ステップST37の処理において、第1基準期間P1で高速クロックパルスCHの生成を開始してから所定期間が経過した時刻t4に達している場合(ステップST37のYES)、制御部12は、イネーブル信号生成部14からイネーブル信号ENを出力させ、高速クロック生成部11Bに、第2基準期間P2において安定した周期で高速クロックパルスを生成可能とさせるための準備期間としての第4基準期間P4の開始時点である計測開始時点t4において、高速クロックパルスCHの生成を開始させる(ステップST38)。
計測開始時点t4から2基準周期分の時間が経過した時刻t5に達すると、制御部212は、第4基準期間P4が終了したと判定し、高速クロック生成部11Bに高速クロックパルスCHの生成を終了させる。
ステップST38の処理を行うと、制御部212は、t4において高速クロックパルスCHの生成を開始してから、4基準周期分の時間が経過したか否かを判定する(ステップST39)。この処理において、制御部212は、高速クロックパルスCHの生成を開始してから、第2基準期間P2において高速クロックパルスCHの生成を開始する時点である、駆動パルスの半周期Td分の時間が経過した時点t6に達したか否かを判定している。
ステップST39の処理において、t4において高速クロックパルスCHの生成を開始してから4基準周期分の時間が経過していない場合(ステップST39のNO)、制御部212は、以降の処理を待機する。
ステップST39の処理において、t4で高速クロックパルスCHの生成を開始してから4基準周期分の時間が経過している場合(ステップST39のYES)、高速クロック生成部11Bに第2基準パルス数を取得するための高速クロックパルスCHの生成を開始させる(ステップST41)。
時点t6から2基準周期分の時間が経過した時刻t7に達すると、制御部212は、高速クロック生成部11Bに高速クロックパルスCHの生成を終了させて、時点t6から2基準周期分の時間、即ち基準周期Tsの2倍の時間が経過するまでの第2基準期間P2における高速クロックパルスCHのカウント数を、第2基準パルス数として記憶部16に記憶させる(ステップST42)。この処理において、制御部212は、超過期間の時間長が2基準周期分の時間長に近い場合の基準パルス数として、2基準周期分の時間長において生成される高速クロックパルスCHのパルス数である第2基準パルス数を記憶部16に記憶させている。
ステップST42の処理を行うと、制御部212は、1度目のストップパルスPstopの入力があったか否かを判定する(ステップST9)。
ステップST9の処理において、ストップパルスPstopの入力がない場合(ステップST9のNO)、制御部212は、対象期間Tmが未だ終了していないと判定し、以降の処理を待機する。
ステップST9の処理において、1度目のストップパルスPstopの入力があった場合(ステップST9のYES)、制御部212は、時間長を算出する対象である対象期間Tmが終了したと判定し、ストップパルスPstopが入力された時刻である計測終了時点t8において、高速クロック生成部11Bに高速クロックパルスCHの生成を開始させる(ステップST44)。この処理において、制御部12は、超過期間ΔTにおいて生成される低速クロックパルスCLのパルス数を算出するための追加計測期間ΔT1において安定した周期で高速クロックパルスCHを生成させるため、計測終了時点t8から、計測終了時点t8以降に基準周期Tsと同期する超過時点t9までの超過期間ΔTにおいて、高速クロックパルスCHの生成を高速クロック生成部11Bに開始させている。
ステップST44の処理を行うと、制御部212は、2度目のストップパルスPstopの入力があったか否かを判定する(ステップST46)。この処理において、制御部212は、計測終了時点t8において高速クロックパルスCHの生成を開始してから4基準周期分の時間が経過した時点である、追加計測期間ΔT1が開始される時点t10に達したか否かを判定している。
ステップST46の処理において、2度目のストップパルスPstopの入力がない場合(ステップST46のNO)、制御部212は、以降の処理を待機する。
ステップST46の処理において、1度目のストップパルスPstopの入力があった場合(ステップST46のYES)、制御部212は、追加計測期間ΔT1が開始されたと判定し、ストップパルスPstopが入力された時刻である計測終了時点t10において、高速クロック生成部11Bに高速クロックパルスCHの生成を開始させる(ステップST47)。この処理において、制御部12は、超過期間ΔTにおいて生成される低速クロックパルスCLのパルス数を算出するための追加計測期間ΔT1において高速クロックパルスCHの生成を高速クロック生成部11Bに開始させている。
追加計測期間ΔT1における高速クロックパルスCHの生成を開始した後、1基準周期分の時間が経過してから、最初に基準周期Tsと同期する時点t11に達すると、制御部212は、高速クロック生成部11に高速クロックパルスCHの生成を終了させる。言い換えると、追加計測期間ΔT1における高速クロックパルスCHの生成を開始してから、超過期間ΔTと同じ時間が経過すると、制御部212は、高速クロック生成部11に高速クロックパルスCHの生成を終了させる。
ステップST47の処理を行うと、制御部212は、基準選択部15に、計測終了時点t8から超過時点t9までの超過期間ΔTの時間長が、第1基準期間P1の時間長、即ち1基準周期分の時間長に近いか否かを判定させる(ステップST12)。
ステップST12の処理において、超過期間ΔTの時間長が第1基準期間P1の時間長に近い場合(ステップST12のYES)、制御部12は、基準選択部15に、第1基準パルス数、第2基準パルス数及び第3基準パルス数のうちから第1基準パルス数を基準パルス数として選択させる(ステップST13)。
ステップST12の処理において、超過期間ΔTの時間長が第1基準期間P1の時間長に近くない場合(ステップST12のNO)、制御部212は、基準選択部15に、第1基準パルス数及び第2基準パルス数のうちから第2基準パルス数を基準パルス数として選択させる(ステップST51)。この処理において、制御部12は、超過期間ΔTの時間長が第2基準期間P2の時間長に近いことに基づいて、基準選択部15に基準パルス数として第2基準パルス数を選択させている。
ステップST13又はステップST51の処理を行うと、制御部212は、時間計算部17に、基準パルス数と、基準パルス数がカウントされた期間の時間長と、追加計測期間ΔT1における高速クロックパルスCHのカウント数と、に基づいて、超過期間ΔTにおいて生成された低速クロックパルスCLのパルス数を算出させる(ステップST52)。
例えば、制御部212は、時間計算部17に、追加計測期間ΔT1における高速クロックパルスCHのカウント数を第1基準パルス数で割ることで、超過期間ΔTにおいて生成された低速クロックパルスCLのパルス数を算出させる。この処理において、制御部12は、時間計算部17に、超過期間ΔTと同じ時間長の期間である追加計測期間ΔT1における高速クロックパルスCHのカウント数を第1基準パルス数で割ることで、超過期間ΔTにおいて生成された低速クロックパルスCLのパルス数を算出させている。
基準パルス数として第2基準パルス数が選択されている場合、例えば、制御部212は、時間計算部17に、追加計測期間ΔT1における高速クロックパルスCHのカウント数を第2基準パルス数で割り、得られた値を2で割ることで、超過期間ΔTにおいて生成された低速クロックパルスCLのパルス数を算出させる。この処理において、制御部212は、時間計算部17に、超過期間ΔTと同じ時間長の期間である追加計測期間ΔT1における高速クロックパルスCHのカウント数を第2基準パルス数で割って得られた値を、基準パルス数がカウントされた期間の時間長が2基準周期分であることに基づいて2で割ることで、超過期間ΔTにおいて生成された低速クロックパルスCLのパルス数を算出させている。
ステップST52の処理を行うと、制御部212は、時間計算部17に、超過期間ΔTにおいて生成された低速クロックパルスCLのパルス数と、計測期間Tにおいて生成された低速クロックパルスCLのパルス数と、基準周期Tsと、に基づいて、対象期間Tmの時間長を算出させる。(ステップST53)
第1基準期間P1、第2基準期間P2及び追加計測期間ΔT1において生成された高速クロックパルスCHは、これらの直前の期間である第3基準期間P3、第4基準期間P4及び超過期間ΔTにおいて生成された高速クロックパルスCHよりも、周期が安定している。このため、実施の形態2に係る時間計測装置200は、実施の形態1で生成した、基準パルス数及び超過期間ΔTにおける高速クロックパルスCHのカウント数よりも、周期が安定している状態の高速クロックパルスCHのカウント数に基づいて超過期間ΔTにおいて生成される低速クロックパルスCLのパルス数の算出を行うことができるので、対象期間Tmの時間長の計測精度を向上させることができる。
なお、実施の形態2において、制御部212は、基準選択部15に、超過期間ΔTの時間長によらず、第1基準パルス数及び第2基準パルス数のいずれか一方を基準パルス数として選択させるように構成されているが、これに限定されない。制御部は、基準選択部に、超過期間ΔTの時間長に応じて、第1基準パルス数及び第2基準パルス数のいずれか一方を基準パルス数として選択させるように構成されていればよく、例えば、実施の形態1と同様に、制御部は、基準選択部に、超過期間ΔTの時間長が所定の範囲にある場合に、第1基準パルス数及び第2基準パルス数のいずれか一方を基準パルス数として選択させるように構成されていてもよい。
次に、本発明に係る実施の形態3について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態3.
図10は、実施の形態3に係る時間計測装置が時間計測を行う際に、超過期間ΔTの時間長が1基準周期分に近い場合のタイミングチャートである。図11は、実施の形態3に係る時間計測装置が時間計測を行う際に、超過期間ΔTの時間長が2基準周期分に近い場合のタイミングチャートである。
実施の形態3は、実施の形態2に対し、基準パルス数の計測手順及び超過期間ΔTにおいて生成される低速クロックパルスCLのパルス数を算出する手順が異なるが、他の構成及び他の処理については同様であり、実施の形態1と同様の内容については同一符号を付して説明を省略する。
実施の形態3に係る時間計測装置300の制御部312は、計測終了時点t8以降に、超過期間ΔTと同じ時間長の複数の期間において生成した高速クロックパルスCHのカウント数の平均値を算出し、当該平均値と、基準パルス数と、基準周期Tsと、に基づいて、超過期間ΔTにおける低速クロックパルスCLのパルス数を算出する。これにより、実施の形態1及び実施の形態2のように、1回の超過期間ΔT又は1回の追加計測期間ΔT1における高速クロックパルスCHのカウント数と、基準パルス数と、基準周期Tsと、に基づいて超過期間ΔTにおいて生成される低速クロックパルスCLのパルス数の算出を行う場合と比較して、超過期間ΔTに生成される高速クロックパルスCHのカウント数の精度を向上させることができるので、対象期間Tmの時間長の計測精度を向上させることができる。
以上説明したいずれの実施の形態においても、対象期間Tmを算出する際の計算手順としては様々な手順が考えられ、上述した計算手順には、数学的に等価な手順を含むものとする。例えば、上述した実施の形態において、時間計測装置100は、対象期間Tmを算出する際、計測期間Tにおいて生成された低速クロックパルスCLのパルス数から超過期間ΔTにおいて生成された低速クロックパルスCLのパルス数を減算した値に、基準周期Tsを乗算することで、対象期間Tmの時間長を算出しているが、計測期間Tにおいて生成された低速クロックパルスCLのパルス数に基準周期Tsを乗算して得られた計測期間Tの時間長から、超過期間ΔTにおいて生成された低速クロックパルスCLのパルス数に基準周期Tsを乗算して得られた超過期間ΔTの時間長を減算して、対象期間Tmの時間長を算出してもよい。
11A 低速クロック生成部
11B 高速クロック生成部
13A 低速クロックカウンタ
13B 高速クロックカウンタ
15 基準選択部
17 時間計算部
100,200,300 時間計測装置
P1 第1基準期間
P2 第2基準期間
P3 第3基準期間
P4 第4基準期間
t0 計測開始時点(第1時点)
t4 第2時点
t8 計測終了時点
Ts 基準周期
Tm 対象期間
ΔT 超過期間
ΔT1 追加計測期間

Claims (7)

  1. 計測開始時点から計測終了時点までの対象期間の時間長を計測する時間計測装置であって、
    基準周期で低速クロックパルスを生成する低速クロック生成部と、
    前記低速クロックパルスよりも周期が短い高速クロックパルスを、第1時点から前記基準周期の第1数倍の時間が経過するまでの第1基準期間、第2時点から前記基準周期の前記第1数とは異なる第2数倍の時間が経過するまでの第2基準期間、及び前記計測終了時点から前記計測終了時点以降に前記基準周期と同期する超過時点までの超過期間と同じ時間長の期間において生成する高速クロック生成部と、
    前記低速クロック生成部が生成した低速クロックパルスのパルス数を、前記計測開始時点から前記超過時点までの期間においてカウントする低速クロックカウンタと、
    前記高速クロック生成部が生成した高速クロックパルスのパルス数を、前記第1基準期間、前記第2基準期間、及び前記超過期間と同じ時間長の期間においてカウントする高速クロックカウンタと、
    前記第1基準期間においてカウントされた高速クロックパルスのパルス数である第1基準パルス数と、前記第2基準期間においてカウントされた高速クロックパルスのパルス数である第2基準パルス数と、を取得し、前記超過期間の時間長に応じて、前記第1基準パルス数及び前記第2基準パルス数のいずれか一方を基準パルス数として選択する基準選択部と、
    前記基準パルス数と、前記基準パルス数がカウントされた期間の時間長と、前記基準周期の時間長と、前記低速クロックカウンタのカウント数と、前記超過期間と同じ時間長の期間における前記高速クロックカウンタのカウント数と、に基づいて、前記対象期間の時間長を算出する時間計算部と、を備える
    ことを特徴とする時間計測装置。
  2. 前記基準選択部は、前記第1基準期間及び前記第2基準期間のうち、時間長が前記超過期間に近い方を前記基準パルス数として選択する
    ことを特徴とする請求項1記載の時間計測装置。
  3. 前記時間計算部は、前記基準パルス数と、前記基準パルス数がカウントされた期間の時間長と、前記基準周期の時間長と、前記超過期間と同じ時間長の期間における前記高速クロックカウンタのカウント数と、に基づいて、前記超過期間において前記低速クロック生成部が生成可能な低速クロックパルスの超過パルス数を算出し、前記超過パルス数と、前記基準周期の時間長と、前記低速クロックカウンタのカウント数と、に基づいて、前記対象期間の時間長を算出する
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の時間計測装置。
  4. 前記高速クロック生成部は、前記対象期間内の前記第1時点から開始される前記第1基準期間と、前記対象期間内の前記第2時点から開始される前記第2基準期間と、において高速クロックパルスを生成する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の時間計測装置。
  5. 計測開始時点を示す第1信号と、計測終了時点を示す信号を含み、入力周期で複数回繰り返される第2信号と、が入力される入力部を備え、
    前記高速クロック生成部は、前記計測終了時点よりも前記入力周期が経過した時点から、前記超過期間と同じ長さの時間が経過した時点までの追加計測期間において前記高速クロックパルスを生成し、
    前記高速クロックカウンタは、前記追加計測期間において前記高速クロック生成部が生成した高速クロックパルスのパルス数をカウントし、
    前記時間計算部は、前記基準パルス数と、前記基準パルス数がカウントされた期間の時間長と、前記超過期間における前記高速クロックカウンタのカウント数と、前記基準周期の時間長と、前記低速クロックカウンタのカウント数と、に基づいて、前記対象期間の時間長を算出する
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載の時間計測装置。
  6. 前記高速クロック生成部は、前記第1時点よりも前記入力周期分前の時点から前記第1基準期間と同じ長さの時間が経過した時点までの第3基準期間、及び前記第2時点よりも前記入力周期分前の時点から前記第2基準期間と同じ長さの時間が経過した時点までの第4基準期間において生成する、
    ことを特徴とする請求項5記載の時間計測装置。
  7. 計測開始時点から計測終了時点までの対象期間の時間長を計測する時間計測方法であって、
    低速クロック生成部が、基準周期で低速クロックパルスを生成するステップと、
    高速クロック生成部が、前記低速クロックパルスよりも周期が短い高速クロックパルスを、第1時点から前記基準周期の第1数倍の時間が経過するまでの第1基準期間、第2時点から前記基準周期の前記第1数とは異なる第2数倍の時間が経過するまでの第2基準期間、及び前記計測終了時点から前記計測終了時点以降に前記基準周期と同期する超過時点までの超過期間と同じ時間長の期間において生成するステップと、
    低速クロックカウンタが、前記低速クロック生成部が生成した低速クロックパルスのパルス数を、前記計測開始時点から前記超過時点までの期間においてカウントするステップと、
    高速クロックカウンタが、前記高速クロック生成部が生成した高速クロックパルスのパルス数を、前記第1基準期間、前記第2基準期間、及び前記超過期間と同じ時間長の期間においてカウントするステップと、
    基準選択部が、前記第1基準期間においてカウントされた高速クロックパルスのパルス数である第1基準パルス数と、前記第2基準期間においてカウントされた高速クロックパルスのパルス数である第2基準パルス数と、を取得し、前記超過期間の時間長に応じて、前記第1基準パルス数及び前記第2基準パルス数のいずれか一方を基準パルス数として選択するステップと、
    時間計算部が、前記基準パルス数と、前記基準パルス数がカウントされた期間の時間長と、前記基準周期の時間長と、前記低速クロックカウンタのカウント数と、前記超過期間と同じ時間長の期間における前記高速クロックカウンタのカウント数と、に基づいて、前記対象期間の時間長を算出するステップと、を備えた
    ことを特徴とする時間計測方法。
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