JP5151237B2 - 易カット性包装材料及びその包装容器 - Google Patents
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や易接着処理を行ない印刷適性又は塗工適性を向上させて置く必要がある。
まず、12μm厚の延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムに作製する包装容器の仕様に合わせて、使用時にカットして開口する所定位置に、規則的に微細な山状加工を施したキズ加工治具により貫通キズ加工を施した。この貫通キズ加工を施した延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを基材フィルムとして、この基材フィルムの下面に、アンカーコートなしで三井デュポン・ポリオレフィン社製接着性樹脂「AC4228C」を20μm厚で押出し加工して接着性樹脂層を形成した。この接着性樹脂層の下面をコロナ処理して印刷適性及び塗工適性を向上させたのち、文字絵柄を印刷し、バリアコート剤を全面コーティングした。バリアコート剤としては、雲母状無機材料とエチレン・ビニルアルコール共重合体を混合したものを使用した。そして、バリアコート剤層の下面に、ドライラミネーションにより50μm厚の低密度ポリエチレンフィルムを貼り合わせて、巻取り状の実施例1の易カット性包装材料を作製した。次に、この実施例1の易カット性包装材料を用いて製袋、内容物充填、封袋、切断して150×150mmのピロー包装形態の包装容器を作製した。
まず、12μm厚の凸版印刷社製透明バリアフィルム「GL−ARH」に作製する包装容器の仕様に合わせて、使用時にカットして開口する所定位置に、規則的に微細な山状加工を施したキズ加工治具により貫通キズ加工を施した。この貫通キズ加工を施した透明バリアフィルムを基材フィルムとして、この基材フィルムの下面に、アンカーコートなしで三井デュポン・ポリオレフィン社製接着性樹脂「AC4228C」を20μm厚で押出し加工して接着性樹脂層を形成した。この接着性樹脂層の下面をコロナ処理して印刷適性及び塗工適性を向上させたのち、文字絵柄を印刷し、バリアコート剤をキズ加工部分のみにパターンコーティングした。バリアコート剤としては、雲母状無機材料とエチレン・ビニルアルコール共重合体を混合したものを使用した。そして、バリアコート剤層の下面に、ドライラミネーションにより50μm厚の低密度ポリエチレンフィルムを貼り合わせて、
巻取り状の実施例2の易カット性包装材料を作製した。次に、この実施例2の易カット性包装材料を用いて製袋、内容物充填、封袋、切断して150×150mmのピロー包装形態の包装容器を作製した。
まず、12μm厚の延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムに作製する包装容器の仕様に合わせて、使用時にカットして開口する所定位置に、規則的に微細な山状加工を施したキズ加工治具により貫通キズ加工を施した。この貫通キズ加工を施した延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを基材フィルムとして、この基材フィルムの下面に、アンカーコートなしで三井デュポン・ポリオレフィン社製接着性樹脂「AC4228C」を20μm厚で押出し加工して接着性樹脂層を形成した。この接着性樹脂層の下面をコロナ処理しアルミナ蒸着を行ないバリア性を付与した。そして、文字絵柄を印刷し、ドライラミネーションにより50μm厚の低密度ポリエチレンフィルムを貼り合わせて、巻取り状の実施例3の易カット性包装材料を作製した。次に、この実施例3の易カット性包装材料を用いて製袋、内容物充填、封袋、切断して150×150mmのピロー包装形態の包装容器を作製した。
まず、12μm厚の延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムに作製する包装容器の仕様に合わせて、使用時にカットして開口する所定位置に、規則的に微細な山状加工を施したキズ加工治具により貫通キズ加工を施した。この貫通キズ加工を施した延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを基材フィルムとして、この基材フィルムの上面に、バリアコート剤を全面コーティングした。バリアコート剤としては、雲母状無機材料とエチレン・ビニルアルコール共重合体を混合したものを使用した。基材フィルムの下面に、アンカーコートなしで三井デュポン・ポリオレフィン社製接着性樹脂「AC4228C」を20μm厚で押出し加工して接着性樹脂層を形成し、接着性樹脂の下面に、ドライラミネーションにより50μm厚の低密度ポリエチレンフィルムを貼り合わせて、巻取り状の比較例1の易カット性包装材料を作製した。次に、この比較例1の易カット性包装材料を用いて製袋、内容物充填、封袋、切断して150×150mmのピロー包装形態の包装容器を作製した。
まず、12μm厚の延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムに作製する包装容器の仕様に合わせて、使用時にカットして開口する所定位置に、規則的に微細な山状加工を施したキズ加工治具により貫通キズ加工を施した。この貫通キズ加工を施した延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを基材フィルムとして、この基材フィルムの下面に、水性アンカーコート剤をコーティングしながら7μm厚のアルミニューム箔を20μm厚の低密度ポリエチレンで押し出しラミネーションにより貼り合わせた。このアルミニューム箔層の下面に、30μm厚の低密度ポリエチレンフィルムをシーラント層として、20μm厚の低密度ポリエチレンで押し出しラミネーションにより貼り合わせて、巻取り状の比較例2の易カット性包装材料を作製した。次に、この比較例2の易カット性包装材料を用いて製袋、内容物充填、封袋、切断して150×150mmのピロー包装形態の包装容器を作製した。
110,210,310……基材フィルム層
111,211,311……貫通キズ加工
120,220,320……接着性樹脂層
130……印刷インキ層
140,240,340……バリアコート剤層
150,250……接着剤層
160,260,360……シーラント層
Claims (3)
- 易カット性を付与するために所定位置に貫通キズ加工を施した透明なバリアフィルムの下面に、
アンカーコートなしで押出し加工が可能な接着性樹脂層を形成し、
該接着性樹脂層の下面に印刷インキ層を形成し、
該印刷インキ層の下面に雲母状無機材料とエチレン・ビニルアルコール共重合体を混合したバリアコート剤層を形成し、
該バリアコート剤層の下面に接着剤層を形成し、
該接着層の下面にシーラント層を形成したこと
を特徴とする易カット性包装材料。 - 該バリアコート剤層はキズ加工部分のみにパターンコーティングされていることを特徴とする請求項1に記載の易カット性包装材料。
- 請求項1又は請求項2記載の易カット性包装材料を製袋して、
所定位置が前記基材フィルム層に施された貫通キズ加工により易カット性であること
を特徴とする包装容器。
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