JP5150436B2 - 耐熱性粘着テープ - Google Patents
耐熱性粘着テープ Download PDFInfo
- Publication number
- JP5150436B2 JP5150436B2 JP2008247282A JP2008247282A JP5150436B2 JP 5150436 B2 JP5150436 B2 JP 5150436B2 JP 2008247282 A JP2008247282 A JP 2008247282A JP 2008247282 A JP2008247282 A JP 2008247282A JP 5150436 B2 JP5150436 B2 JP 5150436B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- adhesive tape
- heat
- resin composition
- flame
- nonwoven fabric
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Adhesive Tapes (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Description
粘着テープの諸特性を向上させるうえでは、粘着テープの使用量を多くすることも必要となる。諸特性を発揮するために一定の巻回数及び特定の厚さが必要となる。一定の巻回数以上の巻回数をとすれば、必要とされる厚さを達成することはできる。一定の巻回数程度の巻回数とすると、必要とされる厚さを達成することは難しいことがある。生産性を図るうえからは、一定の巻回数程度の巻回数とし、必要とされる厚さを確実に達成することが必要となる。
そのためには、粘着テープを構成する支持体は、特定の厚さを確保することが必要であり、巻回数に応じて全体として必要とされる厚さとすること及びそのために柔軟性を有していることが要求されている。
前記の要求に応えるために、粘着テープを構成する支持体は樹脂加工してその目的に応じている。支持体にエポキシ樹脂を含浸させると、電気的、機械的及び熱的な特性に優れたものであり、他の絶縁材料として用いられる材料との相溶性がよいことから、エポキシ樹脂が常用される。
具体的には、200nm〜600nmの波長で重合を開始させることができる、少なくとも1種の有機金属カチオン開始剤0.1〜2%、及び少なくとも1種の促進剤を含む光重合したエポキシ組成物により被塗された基材を含む柔軟テープ支持体の発明がある(特許文献1、特許文献2 )。
前記の発明では重合の際に大がかりな装置を必要とするばかりでなく、テープの支持体は適当な柔軟性を有していないことから、光重合法を用いる方法は適切でない。このため、本発明者らはエポキシ樹脂を重合させるためにメラミン樹脂による硬化を行って製造してきた。しかしながら、この場合にはホルムアルデヒドの大量発生が見られる。エポキシ樹脂の硬化に際してホルムアルデヒドの発生を防止する適当な方法が無く、エポキシ樹脂以外の樹脂を利用することが求められている。
(1)既存の難燃耐熱性粘着テープでは難燃耐熱性粘着テープの支持体に問題があること、具体的には、従来の難燃耐熱性粘着テープの支持体は樹脂を浸漬した不織布で構成されており、この樹脂を浸漬した不織布に粘着剤層を設けて耐熱性粘着テープを形成していることを見出した。
その理由は、支持体と粘着剤は直接接触している結果、得られる難燃耐熱性粘着テープの厚みは十分でない。そこで、難燃耐熱性粘着テープの支持体は、樹脂組成物を不織布に含浸してなる含浸シートとし、少なくともその一方の面に樹脂組成物が少なくとも1層以上積層されてなることとして、厚みを確保した積層シートを完成させ、この積層シートの片面又は両面に粘着剤層を設けることにより、難燃耐熱性粘着テープの厚さを意図する厚さにすることができる。
(2)難燃耐熱性粘着テープを前記のように厚くしたにもかかわらず電気絶縁性、耐熱性及び柔軟性を保つことは以下のようにして可能となる。前記樹脂組成物の樹脂分であるポリエステルポリウレタンを採用し、このポリエステルポリウレタンを、開発された架橋技術により硬化、架橋することにより、電気絶縁性、耐熱性を上昇させることができると共に、耐熱性粘着テープに柔軟性を与えることができる。樹脂組成物には、難燃剤を添加することにより、耐熱性粘着テープ及び耐熱性粘着テープを構成する支持体を難燃化させることができる。結果として、実用性の高い耐熱性、又は難燃耐熱性電気絶縁用粘着テープを開発することができた。
(3)以上の(1)及び(2)の結果、該難燃耐熱性粘着テープは、高い電気絶縁性、耐熱性、難燃性、及び必要とする厚み及び柔軟性を併せて要する耐熱性粘着テープを得ることができる。
難燃耐熱性粘着テープは、高い耐熱性とある程度以上の厚みと柔軟性を併せて要する用途には十分に対応することができる。
(4)前記樹脂組成物の樹脂分としてポリエステルポリウレタンを採用し、硬化、架橋することは以下のようにして行った。
不織布は、坪量10〜100g/m2のポリエステル不織布とし、この不織布にポリエステルポリウレタン樹脂組成物を含浸してなる含浸シートの少なくとも一方の面に該樹脂組成物による層を少なくとも1層以上積層させ、更にポリエステルポリウレタン樹脂を架橋剤により硬化、架橋させてなるテープ支持体は、エポキシ樹脂と同等の電気的、機械的及び熱的な特性を有し、且つ柔軟性に優れ、新規な耐熱性粘着テープの支持体を得ることができ、難燃耐熱性粘着テープの支持体、難燃耐熱性粘着テープ、電気絶縁用難燃耐熱性粘着テープを得ることを可能にする。
(5)上記の含浸シートの少なくとも一方の面にポリエステルポリウレタン樹脂組成物が少なくとも1層以上積層されてなる耐熱性粘着テープの支持体の少なくとも一方の面に粘着剤層を設けて粘着テープを得ることができる。粘着剤としては、ゴム系、アクリル系、シリコーン系、ポリビニールエーテル系粘着剤から選択される少なくとも1種類の粘着剤を用いることができる。又、難燃剤を添加することにより電気絶縁用難燃耐熱性粘着テープを得ることができる。
(6)得られた電気絶縁用難燃耐熱性粘着テープについて以下の試験を行い、その特性を確認した。
(a)定められた高温下に長時間(187℃×7日)の間、熱劣化することによる粘着テープの絶縁性、及び強度等の試験結果が、劣化が起こりにくい性質〔加熱後保持率:絶縁破壊電圧100%以上、引張強さ70%以上、伸び80%以上〕を示し、及びIEC Pub.60085(1984)による耐熱区分が、F種絶縁(155℃)であると言う耐熱性粘着テープの特徴を有すること。
(b)UL510耐湿性試験において,絶縁破壊電圧の保持率が、90%以上であり、耐湿性に優れていること。
(c)JIS C 2134(IEC112)に準じて測定された比較トラッキング指数(CTI値)が、600V以上であり、汚染や潤湿の環境下、600Vの高い印加電圧においても表面に沿っての炭化絶縁破壊並びに厚み方向への炭化絶縁破壊を共に良好に抑制することができる特性を有すること。
(d)UL510〔電気絶縁用テープ規格〕燃焼試験においても、合格すると言う難燃特性を有すること。
(e)耐熱性、電気絶縁性、難燃性、粘着特性等が、従来の電気絶縁用難燃耐熱性粘着テープより優れていること。
すなわち本発明は、
支持体の少なくとも一方の面に粘着剤層が設けられている耐熱性粘着テープであって、
前記支持体は、樹脂分がポリエステルポリウレタン樹脂である樹脂組成物を坪量が10〜150g/m 2 の不織布に含浸してなる含浸シートの少なくとも一方の面に前記樹脂組成物による層が少なくとも1層以上積層されてなる支持体であり、
前記ポリエステルポリウレタン樹脂は、有機ジイソシアネート(A)、分子量500〜5000のポリエステルジオール(B)、分子量500未満の鎖延長剤(C)を反応させて得られるポリエステルポリウレタン樹脂であり、
以下の(a)及び(b)を満たすことを特徴とする耐熱性粘着テープである。
(a)187℃の高温下に7日間熱劣化試験の結果が、劣化が起こりにくい性質〔加熱後保持率:絶縁破壊電圧100%以上、引張強さ70%以上、伸び80%以上〕をもつこと、及びIECPub.60085(1984)による耐熱区分が、F種絶縁(155℃)である。
(b)UL510耐湿性試験において,絶縁破壊電圧の保持率が、90%以上である。
本発明の難燃耐熱性粘着テープは、耐熱性、耐トラッキング性、難燃性及び粘着特性に優れることから,具体的な用途として、バリア用(スイッチングトランス、コンデンサー、スペーサー等)、リチウム電池パック内の絶縁用、電池パッケージ用、層間絶縁用(トランスの1次一2次間等)、コイル用等を挙げることが可能である。
又、難燃耐熱性粘着テープ支持体の含浸シート(1)と粘着剤層(3)、又は含浸シート(1)と樹脂組成物層(2)と粘着剤層(3)は良く接着している状態である。
不織布の引っ張り強度を満足するために不織布の厚みは、特に限定されるものではないが、30〜150μm、好ましくは50〜100μmである。
使用されるポリエステル不織布は、坪量は、広い範囲のものが使用可能であるが、10〜150g/m2、好ましくは15〜100g/m2である。又、本発明で使用する不織布として、特に限定されないが、一般に23℃での流れ方向(MD)と幅方向(TD)の引っ張り強度がいずれも1.0〜3.5kgf/20mmである不織布を使用することが好ましい。
坪量が15〜100g/m2の範囲のものが好適に使用される。坪量が15g/m2未満では、得られた粘着テープの強度が不足して再剥離の用途があった場合は、テープ切れが発生する恐れがあるし、100g/m2超となると、強度は十分でも作業時にテープの柔軟性、カット性等が悪くなるのみならず、価格面でも不利となる。不織布の坪量は、より好ましくは30〜80g/m2の範囲である。
サン、4,4’−ジイソシアネートシクロヘキシルメタン、イソホロンジイソシアネート等が挙げられる。
架橋剤については、後述する。
難燃剤については、後述する。
又、必要に応じてポリエステル不織布の片面のみにポリエステルポリウレタン樹脂組成物を積層させる場合には、ポリエステル不織布の片面のみにポリエステルポリウレタン樹脂組成物の溶液を噴霧又は塗布することにより積層させて、乾燥する方法もある。
具体的には、塩素系難燃剤は、塩素化パラフィン、デクロラン、パークロロシクロデカン、及びハロゲン化リン酸エステル等がある。ここで、パークロロシクロデカンとは、1,2,3,4,7,8,9,10,13,13,14,14−ドデカクロロー1,4,4A,5,6,6A,7,10,10A,11,12,12A−ドデカハイドロー1,4:7,10−ジメタノジベンゾ(A,E)シクロオセテンを意味する。商品名「DECHLORANEPLUS」として市販されているものが使用できる。又、ハロゲン化リン酸エステルとしては、2−トリス(ジクロロプロピル)ホスフェート及び2−トリス(クロロプロピノレ)ホスフェート等が使用できる。
臭素系難燃剤は、ヘキサブロモベンゼン、デカブロモジフェニルエーテル、テトラブロモビスフェノールA、ヘキサブロモシクロドデカン、ビス(テトラブロモフタルイミド)エタン等がある。
アンチモン系では、三酸化アンチモン等がある。
難燃剤の添加割合は、ポリエステルポリウレタン樹脂100重量部に対して20から200重量部である。
架橋剤には、各種ポリイソシアネート、特にジイソシアネートを用いることができ、特に、トリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、メチレンジイソシアネートの1種以上が好ましい。
これらの架橋剤は、トリメチロールプロパン等の水酸基を複数有するものに変性した架橋剤、又はジイソシアネート化合物3分子が結合したイソシアヌレート型の架橋剤として用いることが特に好ましい。これらの架橋剤は、樹脂の官能基と反応して架橋する。架橋剤の添加量は樹脂100重量部に対し、10〜40重量部とすることが好ましい。
これらのゴム系粘着剤は単独、或いは複数種類を混合して使用することができる。
“(メタ)アクリル酸エステル”との用語は、本明細書中においては、アクリル酸エステル及び/又はメタクリル酸エステルを意図している。又、本明細書中における“(メタ)”とは全て上記と同様のことを意図している。
又、(メタ)アクリル酸アルキルエステルに共重合される共重合性モノマーとしては、(メタ)アクリル酸のヒドロキシアルキルエステル(例えば、ヒドロキシエチルエステル、ヒドロキシブチルエステル、ヒドロキシヘキシルエステル等)、(メタ)アクリル酸グリシジルエステル、(メタ)アクリル酸、イタコン酸、無水マレイン酸、(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリル酸N一ヒドロキシメチルアミド、(メタ)アクリル酸アノレキノレアミノアルキルエステルを挙げることができる。
アクリル系ポリマー(a)としては、(メタ)アクリル酸アルキルエステル系ポリマーが好ましい。前記アクリル系オリゴマー(b)の重量平均分子量は1万以上10万以下であることが好ましい。又、前記粘着剤は、アクリノレ系ポリマー(a)100重量部に対して、更に可塑剤1〜10重量部と、粘着付与樹脂5〜100重量部とを含有していてもよい。アクリル系ポリマー(a)と、アクリル系オリゴマー(b)との溶解度パラメーター(SP値)の差は、1.0[(J/cm3)1/2]以上であることが好ましい。
ポリエステルポリウレタン樹脂(商品名:デスモコール540 バイエルマテリアルサイエンス社製)100部のメチルエチルケトンとトルエンの溶解液を撹拌しながら、塩素系難燃剤(商品名:デクロラン#35 オキシデンタルケムカル社製)40部、三酸化アンチモン20部を徐々に添加し,難燃剤を充分に分散させた後、ポリイソシアネート20部、及び適量の有機溶剤を加え、均一になるまで充分に撹拌し、ポリエステルポリウレタン樹脂組成物(以下樹脂組成物Aと言う)を調製した。
ポリエステルポリウレタン樹脂(商品名:ニポラン2304 濃度35% 日本ポリウレタン社製)286部の溶液を撹拌しながら、塩素系難燃剤(商品名:デクロラン#35 オキシデンタルケムカル社製)40部、三酸化アンチモン20部を徐々に添加し,難燃剤を充分に分散させた後、ポリイソシアネート20部、及び適量の有機溶剤を加え、均一になるまで充分に撹拌し、ポリエステルポリウレタン樹脂組成物(以下樹脂組成物Bと言う)を調製した。
エポキシ樹脂溶液(商品名:YP−50EK濃度35% 東都化成社製)の固形物100部に対して、メラミン樹脂(商品名:サイメルー211 濃度80% 三井東圧化学社製)25部を添加した混合溶液を撹拌しながら、塩素系難燃剤(商品名:デクロラン#35 オキシデンタルケムカル社製)40部、三酸化アンチモン20部を徐々に添加し,難燃剤を充分に分散させた後、適量の有機溶剤を加え、均一になるまで充分に撹拌し、エポキシ樹脂組成物(以下樹脂組成物Cと言う)を調製した。
ブチルアタリレート75部、2−エチルヘキシルアクリレート20部、アクリル酸4.5部、2一ヒドロキシエチルアクリレート0.5部、重合開始剤としてベンゾイルパーオキサイド1部を酢酸エチルに溶解し、窒素ガス雰囲気下、67℃で5時間反応させ、固形分を40%に希釈し、重量平均分子量約60万のアクリル酸エステル共重合体液体(以下アクリル系粘着剤と言う)を調製した。
アクリル系粘着剤の固形分100部に対して、テルペンフェノール樹脂(商品名:YSポリスター2100 ヤスハラケミカル社製)12部を予め溶解させた溶液、塩素系難燃剤(商品名:デクロラン#35 オキシデンタルケムカル社製)20部と三酸化アンチモン10部を予め溶剤で均一に分散させたもの、ポリイソシアネート4部、及び適量の有機溶剤を加え、均一になるまで充分に撹拌し、粘着剤組成物を調製した。
前記調製した樹脂組成物Aを、坪量60g/m2のポリエステル不織布(商品名:マリックス ユニチカ社製)に含浸・乾燥して得られた含浸シートの片面に、同樹脂組成物を乾燥後の全体の厚さが120μmになるように塗布して得られた基材シートの含浸面に、上記調製した粘着剤組成物を乾燥後の全体の厚さが150μmになるように塗布して、本発明の難燃耐熱性粘着テープを得た。
前記調製した樹脂組成物Aを、坪量60g/m2のポリエステル不織布(商品名:マリックス ユニチカ社製)に含浸・乾燥して得られた含浸シートの両面に、同樹脂組成物を乾燥後の全体の厚さが160μmになるようにそれぞれ塗布して得られた基材シートの片面に、上記調製した粘着剤組成物を乾燥後の全体の厚さが200μmになるように塗布して、本発明の難燃耐熱性粘着テープを得た。
前記調製した樹脂組成物Bを、坪量60g/m2のポリエステル不織布(商品名:マリックス ユニチカ社製)に含浸・乾燥して得られた含浸シートの片面に、同樹脂組成物を乾燥後の全体の厚さが120μmになるように塗布して得られた基材シートの含浸面に、上記調製した粘着剤組成物を乾燥後の全体の厚さが150μmになるように塗布して、本発明の難燃耐熱性粘着テープを得た。
前記調製した樹脂組成物Cを、坪量60g/m2のポリエステル不織布(商品名:マリックス ユニチカ社製)に含浸・乾燥して得られた含浸シートの片面に、同樹脂組成物を乾燥後の全体の厚さが120μmになるように塗布して得られた基材シートの含浸面に、上記調製した粘着剤組成物を乾燥後の全体の厚さが150μmになるように塗布して、難燃耐熱性粘着テープを得た。
保持率(%)=加熱後の測定値÷常態の測定値×100
保持率(%)=耐湿試験後の測定値÷常態の測定値×100
2:樹脂組成物による層
3:粘着剤層
4:背面剤層
Claims (10)
- 支持体の少なくとも一方の面に粘着剤層が設けられている耐熱性粘着テープであって、
前記支持体は、樹脂分がポリエステルポリウレタン樹脂である樹脂組成物を坪量が10〜150g/m 2 の不織布に含浸してなる含浸シートの少なくとも一方の面に前記樹脂組成物による層が少なくとも1層以上積層されてなる支持体であり、
前記ポリエステルポリウレタン樹脂は、有機ジイソシアネート(A)、分子量500〜5000のポリエステルジオール(B)、分子量500未満の鎖延長剤(C)を反応させて得られるポリエステルポリウレタン樹脂であり、
以下の(a)及び(b)を満たすことを特徴とする耐熱性粘着テープ。
(a)187℃の高温下に7日間熱劣化試験の結果が、劣化が起こりにくい性質〔加熱後保持率:絶縁破壊電圧100%以上、引張強さ70%以上、伸び80%以上〕をもつこと、及びIECPub.60085(1984)による耐熱区分が、F種絶縁(155℃)である。
(b)UL510耐湿性試験において,絶縁破壊電圧の保持率が、90%以上である。 - 前記樹脂組成物は、架橋剤により硬化されていることを特徴とする請求項1に記載の耐熱性粘着テープ。
- 前記不織布が、坪量10〜100g/m2のポリエステル不織布であることを特徴とする請求項1又は2に記載の耐熱性粘着テープ。
- 前記樹脂組成物には、難燃剤が添加されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の耐熱性粘着テープ。
- 前記難燃剤は、ハロゲン系、アンチモン系、燐系、金属水酸化物系、窒素系であることを特徴とする請求項4に記載の耐熱性粘着テープ。
- 前記粘着剤層が,ゴム系、アクリル系、シリコーン系、ポリビニールエーテル系粘着剤から選択される少なくとも1種からなることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の耐熱性粘着テープ。
- 前記粘着層には、難燃剤が添加されていることを特徴とする1〜6のいずれか1項に記載の耐熱性粘着テープ。
- JIS C 2134(IEC112)に準じて測定された比較トラッキング指数(CTI値)が、600V以上であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の耐熱性粘着テープ。
- UL510〔電気絶縁用テープ規格〕燃焼試験において、合格することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の耐熱性粘着テープ。
- 電気絶縁用であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の耐熱性粘着テープ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008247282A JP5150436B2 (ja) | 2008-09-26 | 2008-09-26 | 耐熱性粘着テープ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008247282A JP5150436B2 (ja) | 2008-09-26 | 2008-09-26 | 耐熱性粘着テープ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010076261A JP2010076261A (ja) | 2010-04-08 |
JP5150436B2 true JP5150436B2 (ja) | 2013-02-20 |
Family
ID=42207271
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008247282A Expired - Fee Related JP5150436B2 (ja) | 2008-09-26 | 2008-09-26 | 耐熱性粘着テープ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5150436B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101342168B1 (ko) | 2012-01-10 | 2013-12-18 | 세계화학공업(주) | 난연성 표면 보호용 점착테이프 |
CN108307640B (zh) * | 2015-04-21 | 2021-10-26 | 株式会社寺冈制作所 | 粘着片 |
JP6540217B2 (ja) | 2015-05-14 | 2019-07-10 | 藤倉化成株式会社 | 粘着剤組成物 |
WO2017037981A1 (ja) * | 2015-08-31 | 2017-03-09 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 非水電解質二次電池 |
WO2020137575A1 (ja) * | 2018-12-25 | 2020-07-02 | Dic株式会社 | 粘着テープ |
KR102511185B1 (ko) * | 2022-02-21 | 2023-03-21 | 네이쳐홀릭 주식회사 | 조류 충돌 방지용 기능성 테이프 및 이의 제조 방법 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62181376A (ja) * | 1985-10-14 | 1987-08-08 | Kuraray Co Ltd | ポリウレタン接着剤組成物 |
CA2144418A1 (en) * | 1992-10-09 | 1994-04-28 | Krishnamurthy Sridhar | Epoxy impregnated tape backing |
JP3776954B2 (ja) * | 1995-07-22 | 2006-05-24 | 日東電工株式会社 | シ−トまたはテ−プ状絶縁材 |
JP3284205B2 (ja) * | 1997-02-28 | 2002-05-20 | 日立化成ポリマー株式会社 | 強化粘着テープ |
JP2008024827A (ja) * | 2006-07-21 | 2008-02-07 | Teraoka Seisakusho:Kk | 難燃性粘着テープ |
-
2008
- 2008-09-26 JP JP2008247282A patent/JP5150436B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010076261A (ja) | 2010-04-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5150436B2 (ja) | 耐熱性粘着テープ | |
JP4450419B2 (ja) | 難燃性粘着テープ | |
JP5699314B2 (ja) | フラットケーブル用被覆材およびそれを使用したフラットケーブル | |
JP2009519367A (ja) | 熱可塑性ポリウレタン(tpu)フィルムよりなる巻きテープ | |
TWI441895B (zh) | 難燃黏著片 | |
JP2009519366A (ja) | 熱可塑性ポリウレタン(tpu)フィルムよりなる巻きテープ | |
JP2009519365A (ja) | 熱可塑性ポリウレタン(tpu)フィルムよりなる巻きテープ | |
JP2014114373A (ja) | 接着性樹脂組成物並びにそれを用いた接着フィルム及びフラットケーブル | |
JP4494999B2 (ja) | 難燃性粘着テープ | |
JP6611948B2 (ja) | 接着剤組成物及び該接着剤から製造される物品 | |
US11674010B2 (en) | Flame-retardant polyurethane foam | |
WO2014118878A1 (ja) | 難燃性粘着テープ及びケーブルハーネス結束用粘着テープ | |
JP5606352B2 (ja) | 難燃性粘着剤組成物、難燃性粘着テープおよび難燃性粘着シート | |
JP5205323B2 (ja) | 非ハロゲン系難燃積層フィルムおよびフラットケーブル | |
WO2010018061A1 (de) | Wickelband aus einer tpu-folie mit coextrudiertem release | |
US6607827B2 (en) | Flame-retardant pressure-sensitive adhesive composition and flame-retardant pressure-sensitive adhesive tape | |
JP5485720B2 (ja) | 難燃性粘着剤組成物及びこの組成物を用いた難燃性粘着テープ | |
JP2010061885A (ja) | 非ハロゲン系難燃積層フィルムおよびフラットケーブル | |
JP6882933B2 (ja) | 化粧シート、及び化粧シートの製造方法 | |
JP2004189771A (ja) | 難燃性接着混和物 | |
JP6942520B2 (ja) | 粘着樹脂組成物 | |
JP6964139B2 (ja) | 難燃性粘着テープ | |
JP2003086029A (ja) | フラットケーブル被覆材およびそれを用いたフラットケーブル | |
KR100642284B1 (ko) | 비할로겐계 난연성 접착필름, 및 이를 포함하는 플랫케이블 | |
WO2020155153A1 (en) | Transparent flame-retardant compositions and labels including same |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20110624 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20110707 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110902 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120703 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120710 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120906 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20121002 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121101 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121120 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121203 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 5150436 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151207 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |