JP6964139B2 - 難燃性粘着テープ - Google Patents

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Description

本発明は難燃性粘着テープに関する。
近年、電子・電気分野では製品の安全性確保の観点から、製品を構成する部品について高い難燃性が求められている。例えば、絶縁用途に用いられる粘着テープについて高い難燃性と絶縁性が求められている。従来、粘着テープに難燃性を付与する方法としては、高い難燃性を有するハロゲン系難燃剤、酸化アンチモン等の難燃助剤を粘着剤中に混合することにより、難燃性を付与する方法が一般的であった。しかしながら、これらの難燃剤は燃焼時に有毒ガスを発生し、またアンチモン自体が毒性を有することから、人体への影響が専門家から指摘されていた。
これらの課題を解決するため、例えば特許文献1には、ハロゲン系難燃剤の代わりにポリリン酸エステル系難燃剤を用いる方法が開示されている。また、特許文献2には、難燃剤としてポリリン酸アンモニウムやポリリン酸メラミンのような窒素含有リン酸塩化合物を用いる方法が開示されている。
特表2014−514389号公報 特開2006−219564号公報
しかしながら、特許文献1に記載された方法では、ポリリン酸エステル系難燃剤はハロゲン系難燃剤よりも難燃性能が劣るため、粘着剤中に多量に混合する必要がある。そのため、該難燃剤が粘着剤層の表面に析出し、粘着特性が低下する課題がある。
また、特許文献2に記載された方法では、ポリリン酸アンモニウムを難燃剤として使用した場合、絶縁性の指標であるCTI値(比較トラッキング指数)が低下する課題がある。さらに、ポリリン酸アンモニウムやポリリン酸メラミンは特に高温高湿環境下で分解しやすく、難燃性の低下や、粘着テープの支持体であるポリエステルフィルム等の基材の強度低下が生じる課題がある。
本発明は、高い難燃性及び絶縁性を有し、粘着剤層表面への難燃剤の析出が抑制され、高温高湿下においても高い強度を有する難燃性粘着テープを提供することを目的とする。
本発明に係る難燃性粘着テープは、基材と、前記基材の少なくとも一方の面上に設けられた粘着剤層と、を有する難燃性粘着テープであって、前記粘着剤層が、カチオンとしてメラミン、メラム及びメレムを含むポリリン酸塩を含み、前記ポリリン酸塩に含まれるカチオンとしての前記メラミン、前記メラム及び前記メレムの合計100質量%に対する、前記メラム及び前記メレムの合計の割合が15質量%以上であることを特徴とする。
本発明によれば、高い難燃性及び絶縁性を有し、粘着剤層表面への難燃剤の析出が抑制され、高温高湿下においても高い強度を有する難燃性粘着テープを提供することができる。
本発明に係る難燃性粘着テープは、基材と、前記基材の少なくとも一方の面上に設けられた粘着剤層とを有する。ここで、前記粘着剤層は、難燃剤として、カチオンとしてメラミン、メラム及びメレムを含むポリリン酸塩を含む。また、前記ポリリン酸塩に含まれるカチオンとしての前記メラミン、前記メラム及び前記メレムの合計100質量%に対する、前記メラム及び前記メレムの合計の割合は15質量%以上である。
本発明者等は、カチオンとしてメラミン、メラム及びメレムを含むポリリン酸塩は、粘着剤層に添加した場合にも絶縁性を維持することができ、また粘着剤層表面へ析出しにくいことを見出した。特に、本発明者等は、前記ポリリン酸塩は他の難燃剤と比較して吸水性が低く、高温高湿下においても分解しにくいため、高温高湿下においても高い難燃性を示し、また基材の強度低下を抑制できることを見出した。さらに、本発明者等は、前記ポリリン酸塩に含まれるカチオンとしての前記メラミン、前記メラム及び前記メレムの合計100質量%に対する、前記メラム及び前記メレムの合計の割合が15質量%以上であるときに、前記効果が十分に得られることを見出した。以下、本発明の詳細について説明する。
<基材>
本発明に係る難燃性粘着テープは、粘着剤層を支持する支持体としての基材を有する。前記基材は特に限定されないが、例えば、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリフェニレンサルファイド、ポリイミド、ポリアミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリアセテート、ポリエーテルエーテルケトン等のフィルム基材、ガラスクロス、アセテートクロス、ポリエステル等の布基材、レーヨン不織布、芳香族ポリアミド不織布、ペーパー基材等が挙げられる。特に、前記基材がポリエステルを含む場合、本発明に係るポリリン酸塩を難燃剤として用いることで、高温高湿下においても強度低下をより抑制することができるため好ましい。前記基材は単体で用いてもよく、二種以上を組み合わせて用いてもよい。また、前記基材は、電気絶縁性材料からなる層を少なくとも一層有していてもよい。また、前記基材に対して必要に応じて、紙、布、不織布等を粘着剤や接着剤等で積層した基材を用いてもよい。基材の厚さは特に限定されないが、例えば5〜100μmであることができる。
<粘着剤層>
本発明に係る難燃性粘着テープは、前記基材の少なくとも一方の面上に設けられた粘着剤層を有する。前記粘着剤層は、前記基材の一方の面のみに形成されていてもよく、両方の面に形成されていてもよい。また、前記粘着剤層は、前記基材と直接接して形成されていてもよく、前記基材と前記粘着剤層との間に易接着処理層を設けてもよい。粘着剤層の厚さは特に限定されないが、例えば5〜100μmであることができ、10〜60μmであることが好ましい。
前記粘着剤層は、難燃剤として、カチオンとしてメラミン、メラム及びメレムを含むポリリン酸塩を含む。前記ポリリン酸塩は、例えば下記式(1)に示される構造を有することができる。
Figure 0006964139
前記式(1)において、繰り返し単位数lで示される構造は、カチオンとしてメラミンを含むリン酸塩単位である。繰り返し単位数mで示される構造は、カチオンとしてメラムを含むリン酸塩単位である。繰り返し単位数nで示される構造は、カチオンとしてメレムを含むリン酸塩単位である。カチオンとしてメラミンを含むリン酸塩単位、カチオンとしてメラムを含むリン酸塩単位、及びカチオンとしてメレムを含むリン酸塩単位は、ポリリン酸塩中にランダムに含まれることができる。繰り返し単位数l、m、nはそれぞれ1以上の整数を示す。
なお、本発明における「ポリリン酸塩」とは、必ずしも前記式(1)に示されるように一つのポリリン酸塩化合物がカチオンとしてメラミン、メラム及びメレムを全て含んでいる必要はなく、例えば複数種のポリリン酸塩を含み、全体としてメラミン、メラム及びメレムをカチオンとして含んでいればよい。例えば、本発明における「ポリリン酸塩」は、カチオンとしてメラミン及びメラムを含むポリリン酸塩と、カチオンとしてメラミン及びメレムを含むポリリン酸塩とを含んでもよい。この場合、これらのポリリン酸塩をまとめて本発明における「ポリリン酸塩」と示すことができる。複数種のポリリン酸塩を使用する場合、少なくとも1種は前記式(1)で表されるポリリン酸塩化合物であることが好ましい。なお、これらのポリリン酸塩は市販品として入手可能である。
本発明に係るポリリン酸塩に含まれるカチオンとしてのメラミン、メラム及びメレムの合計100質量%に対する、メラム及びメレムの合計の割合((メラム+メレム)/(メラミン+メラム+メレム)×100)は15質量%以上である。前記割合が15質量%以上であることにより、本発明に係る効果が得られ、特に高温高湿下においても高い強度を有する難燃性粘着テープが得られる。前記割合は20質量%以上90質量%以下であることが好ましく、25質量%以上70質量%以下であることがより好ましく、30質量%以上50質量%以下であることがさらに好ましい。なお、ポリリン酸塩に含まれるカチオンとしてのメラミン、メラム及びメレムの質量割合は、高速液体クロマトグラフィー、UV検出法(230nm)により測定することができる。
本発明に係るポリリン酸塩の吸水率は50%以下であることが好ましく、40%以下であることがより好ましく、30%以下であることがさらに好ましい。前記吸水率が50%以下であることにより、高温高湿下においても基材の強度低下をより抑制することができる。前記吸水率の範囲の下限は特に限定されない。なお、前記吸水率は、後述する方法により測定される値である。
前記粘着剤層中の前記ポリリン酸塩の含有量については、前記粘着剤層が、後述する粘着剤ベースポリマー100質量部に対して、前記ポリリン酸塩を10〜50質量部含むことが好ましい。前記粘着剤層が前記粘着剤ベースポリマー100質量部に対して前記ポリリン酸塩を10質量部以上含むことにより、本発明の効果を十分に得ることができる。また、前記粘着剤層が前記粘着剤ベースポリマー100質量部に対して前記ポリリン酸塩を50質量部以下含むことにより、絶縁性の低下、ポリリン酸塩の粘着剤層表面への析出、粘着剤層の凝集力の低下、及び粘着テープとしての粘着力の低下等を抑制することができる。前記粘着剤層は、前記粘着剤ベースポリマー100質量部に対して、前記ポリリン酸塩を15〜40質量部含むことがより好ましく、20〜30質量部含むことがさらに好ましい。
前記粘着剤層は、難燃剤として、前記ポリリン酸塩に加えてさらにリン酸エステルを含むことができる。前記粘着剤層がさらにリン酸エステルを含むことにより、難燃性をより向上させることができる。前記リン酸エステルは特に限定されないが、例えばトリメチルホスフェート、トリエチルホスフェート、トリブチルホスフェート等の脂肪族リン酸エステル、トリフェニルホスフェート、トリクレジルホスフェート、クレジルジフェニルホスフェート、トリキシレニルホスフェート、クレジル2,6−キシレニルホスフェート、トリス(t−ブチル化フェニル)ホスフェート、トリス(イソプロピル化フェニル)ホスフェート、リン酸トリアリールイソプロピル化物等の芳香族リン酸エステル、レゾルシノールビスジフェニルホスフェート、ビスフェノールAビス(ジフェニルホスフェート)、レゾルシノールビスジキシレニルホスフェート等の芳香族縮合リン酸エステル等が挙げられる。これらの中でも、粘着剤層の凝集力を低下させにくい固体の芳香族モノマー型リン酸エステル、芳香族縮合型リン酸エステルが好ましく、粘着剤との相溶性が良好である観点から、アルキル基が導入された芳香族縮合リン酸エステルがより好ましい。これらのリン酸エステルは、1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
前記粘着剤層が前記リン酸エステルを含む場合、前記粘着剤層中の前記リン酸エステルの含有量については、前記粘着剤層が、後述する粘着剤ベースポリマー100質量部に対して、前記リン酸エステルを1〜30質量部含むことが好ましい。前記粘着剤層が前記粘着剤ベースポリマー100質量部に対して前記リン酸エステルを1質量部以上含むことにより、難燃性をより向上させることができる。また、前記粘着剤層が前記粘着剤ベースポリマー100質量部に対して前記リン酸エステルを30質量部以下含むことにより、絶縁性の低下、リン酸エステルの粘着剤層表面への析出、粘着剤層の凝集力の低下、及び粘着テープとしての粘着力の低下等を抑制することができる。前記粘着剤層は、前記粘着剤ベースポリマー100質量部に対して、前記リン酸エステルを3〜25質量部含むことがより好ましく、5〜20質量部含むことがさらに好ましい。
前記粘着剤層が前記リン酸エステルを含む場合、前記粘着剤層中の前記リン酸エステルと前記ポリリン酸塩との含有比率(リン酸エステル:ポリリン酸塩(質量比))は、1:0.3〜10であることが好ましく、1:0.5〜6であることがより好ましく、1:1〜4であることがさらに好ましい。前記含有比率が1:0.3以上であることにより、本発明の効果を十分に得ることができ、また、粘着剤層の可塑化やリン酸エステルの粘着剤層表面への析出を抑制することができる。また、前記含有比率が1:10以下であることにより、絶縁性をより向上させることができる。
前記粘着剤層は、難燃性の更なる向上の観点から、本発明の効果を損なわない範囲で、前記難燃剤の併用成分として、さらに金属水酸化物、ポリリン酸メラミン以外のメラミン化合物、トリアジン化合物、グアニジン化合物、グアニル尿素化合物、ジシアンジアミド、硼酸化合物等を含むことができる。前記金属水酸化物としては、例えば水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム等が挙げられる。前記メラミン化合物としては、例えば硫酸メラミン、硝酸メラミン、硼酸メラミン、フタル酸メラミン、スルファミン酸メラミン、メラミンシアヌレート等が挙げられる。これらは一種を用いてもよく、二種以上を併用してもよい。
前記粘着剤層が前記併用成分を含む場合、前記粘着剤層中の前記併用成分の含有量については、前記粘着剤層が、後述する粘着剤ベースポリマー100質量部に対して、前記併用成分を0.1〜80質量部含むことが好ましく、0.1〜60質量部含むことがより好ましい。
また、前記難燃剤以外に、難燃助剤を添加してもよい。前記難燃助剤の具体例としては、酸化亜鉛、硫化鉛、酸化錫、錫酸亜鉛、硼酸亜鉛等が挙げられる。これらは一種を用いてもよく、二種以上を併用してもよい。
前記難燃剤及び前記難燃助剤の平均粒径は、0.5〜25μmが好ましく、1〜10μmがより好ましい。前記平均粒径が0.5μm以上であることにより、粉体として取扱いやすくなる。また、前記平均粒径が25μm以下であることにより、粘着剤中に分散した後の安定性が高く、また粘着剤層表面への露出による面荒れが生じにくいため、粘着力が低下しにくい。
前記粘着剤層は、粘着剤としてのベースポリマーである粘着剤ベースポリマーを含むことができる。前記粘着剤ベースポリマーは特に限定されないが、アクリル系粘着剤やゴム系粘着剤を用いることができる。前記アクリル系粘着剤としては、例えば(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルへキシル、(メタ)アクリル酸イソオクチル、(メタ)アクリル酸ノニル、(メタ)アクリル酸イソノニル等の(メタ)アクリル酸エステルモノマーを主成分とし、これに(メタ)アクリル酸、クロトン酸、フマル酸、イタコン酸、(無水)マレイン酸等の官能基を含むモノマーや酢酸ビニル、アクリロニトリル、スチレン、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、2−メチロールエチルアクリルアミド等を必要に応じて共重合させることにより得られるアクリル系粘着剤が挙げられる。
前記ゴム系粘着剤としては、例えば天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、ブチルゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン・イソプレンブロックコポリマー等のエラストマー成分の1種又は2種以上の組み合わせに対して、ロジン系樹脂、テルペン系樹脂、脂肪族系石油樹脂、芳香族系石油樹脂、共重合系石油樹脂、脂環族系石油樹脂、クマロン・インデン樹脂、ピュア・モノマー系樹脂、フェノール系樹脂、キシレン樹脂等を混合して得られるゴム系粘着剤が挙げられる。
前記粘着剤ベースポリマーがアクリル系粘着剤である場合には、イソシアネート化合物、酸無水物、アミン化合物、エポキシ化合物、金属キレート類、アジリジン化合物等の架橋剤を用いて、架橋して用いることが好ましい。また、前記粘着剤ベースポリマーがゴム系粘着剤である場合には、反応性フェノール樹脂、硫黄、チウラム類等の硫黄化合物、マレイミド等の加硫剤を用いて、加硫して用いることが好ましい。前記難燃剤による粘着剤層の可塑化を低減できるためである。
前記粘着剤層は、本発明の効果を損なわない範囲で、必要に応じて、酸化防止剤、耐候剤、軟化剤、安定剤、充填剤、増量剤、補強剤等の各種添加剤を1種又は2種以上を組み合わせて含むことができる。
<セパレータ>
本発明に係る難燃性粘着テープは、必要に応じて粘着剤層上に、さらにセパレータを有することができる。セパレータには離型処理が施されており、使用時にセパレータは粘着剤層から剥離される。セパレータとしては、離型処理が施された、前記基材として用いることができるフィルムや紙、布などを用いることができる。
<難燃性粘着テープの製造方法>
本発明に係る難燃性粘着テープの製造方法は特に限定されないが、例えば本発明に係るポリリン酸塩を含む難燃剤が粘着剤ベースポリマー中に分散した難燃性粘着剤組成物を、基材上に塗工する方法が挙げられる。難燃剤の粘着剤ベースポリマーへの分散方法としては、機械的混練分散法、溶剤分散法、超音波分散法等が挙げられる。難燃性粘着剤組成物の基材上への塗工方法は、例えば、ロールコーターやリバースコーターを用いる方法が挙げられる。難燃性粘着剤組成物を基材の少なくとも一方の面上に1層又は2層以上塗工することができ、必要に応じて加熱することにより、本発明に係る難燃性粘着テープが得られる。
<特性、用途>
本発明に係る難燃性粘着テープに対する、162℃、7日間の加熱促進試験における引張強度保持率は60%以上であることが好ましく、65%以上であることがより好ましく、70%以上であることがさらに好ましい。引張強度保持率が60%以上であることにより、高温高湿下においても高い強度を有することができ、実用上好ましい。引張強度保持率の範囲の上限は特に限定されず、引張強度保持率は高ければ高いほど好ましい。なお、引張強度保持率は、後述する方法により測定される値である。
本発明に係る難燃性粘着テープは、UL510(電気絶縁用テープ規格)燃焼試験において合格することが好ましい。UL510燃焼試験において合格することで、高い難燃性を有することができ、実用上好ましい。
本発明に係る難燃性粘着テープは、JIS C 2134(IEC112)に準じて測定される比較トラッキング指数(CTI値)が600V以上であることが好ましい。前記比較トラッキング指数が600V以上であることにより、高い絶縁性を有することができ、実用上好ましい。
本発明に係る難燃性粘着テープは、電気、電子、OA機器、家電、航空機、船舶、車両等の各分野での使用において、各種機器内部の高温化や蓄熱によっても発火が抑制され、仮に発火しても速やかに消火する機能を有すると共に、経時による変化が少なく更に熱等に耐える粘着力を十分に有している。また、本発明に係る難燃性粘着テープは高い絶縁性を有し、長時間経過しても粘着剤層表面への難燃剤の析出を抑制でき、特に高温高湿下においても基材の強度低下を十分に抑制することができる。
また、その役目を終えて各種機器部品のリサイクル処理を行う場合、廃棄物として焼却しても熱分解により環境や人体に好ましくない有毒な塩素、臭素等を含む含ハロゲン系ガスやホスフィンガス等を発生しない。
本発明に係る難燃性粘着テープは、高い難燃性及び絶縁性と優れた粘着特性を有すると共に、粘着剤層表面への難燃剤析出の抑制、及び高温高湿下における基材強度低下の抑制効果を有する。このため、例えば、トランス類等の電気・電子部品類の絶縁用、電気製品の外装用、建築材料、自動車部品、火気取り扱い現場での養生用、オーディオビジュアル機器、ゲーム機、情報機器等のポータブル電子機器、住宅等に好適に用いることができる。
以下、本発明を実施例で更に具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるものではない。尚、実施例中において「部」及び「%」は、特に断りがない限りそれぞれ「質量部」及び「質量%」を示す。各実施例、比較例で得られた難燃性粘着テープを以下の方法で評価した。
<粘着力>
JIS Z 0237に準じて、SUSからなる被着体に対する粘着力(N/10mm)を測定した。
<保持力>
JIS Z 0237に準じて測定をした。具体的には、SUSからなる被着体への貼着面積を10mm×20mmとし、荷重300g、温度120℃の条件下で30分間放置し、難燃性粘着テープがずれた距離(mm)を測定した。
<ボールタック>
JIS Z 0237に準じて測定した。
<UL510燃焼試験>
UL510(電気絶縁用テープ規格)燃焼試験に準じて燃焼試験を行い、評価した。
<比較トラッキング指数>
JIS C 2134(IEC112)に準じて、比較トラッキング指数(V)を測定した。
<引張強度保持率>
幅25mmの難燃性粘着テープに対して、162℃で7日間、ギヤー式老化試験機(商品名:ギヤー式老化試験機No.102−SHFS、(株)安田精機製作所製)を用いて加熱促進試験を実施した。加熱促進試験前後の引張強度を、引張試験機を用いて、JIS K6251に準拠し、引張速度300mm/分、チャック間100mmの条件で測定し、引張強度保持率を算出した。
<吸水率>
使用したポリリン酸塩を120℃×100%RH×2kg荷重で24時間処理した。処理前後の質量変化を測定し、その変化量(質量増加分)を吸水率とした。
<難燃剤の析出>
難燃性粘着テープを40℃の環境で30日間保管し、目視にて粘着剤層表面への難燃剤の析出の有無を確認した。
<粘着剤ベースポリマーの調製>
ブチルアクリレート75質量部、2−エチルヘキシルアクリレート20質量部、アクリル酸4.5質量部、2−ヒドロキシエチルアクリレート0.5質量部、重合開始剤としてベンゾイルパーオキサイド1質量部を酢酸エチルに溶解し、窒素雰囲気下、67℃で5時間反応させた。得られた液の固形分濃度が40%となるように希釈し、重量平均分子量が約60万のアクリル酸エステル共重合体溶液(以下、「アクリル系粘着剤」と言う)を調製した。
<難燃剤の調製>
(難燃剤A)
PHOSMEL−200(商品名、日産化学工業(株)製)100質量部にポリリン酸メラミン(商品名:MPP−A、(株)三和ケミカル製)33質量部を混合することにより、カチオンとして含まれるメラミン:(メラム及びメレム)の比率(モル比)が7:3である難燃剤Aを調製した。
(難燃剤B)
PHOSMEL−200 100質量部にポリリン酸メラミン(商品名:MPP−A、(株)三和ケミカル製)60質量部を混合することにより、カチオンとして含まれるメラミン:(メラム及びメレム)の比率(モル比)が7.5:2.5である難燃剤Bを調製した。
(難燃剤C)
PHOSMEL−200 100質量部にポリリン酸メラミン(商品名:MPP−A、(株)三和ケミカル製)100質量部を混合することにより、カチオンとして含まれるメラミン:(メラム及びメレム)の比率(モル比)が8:2である難燃剤Cを調製した。
(難燃剤D)
PHOSMEL−200 100質量部にポリリン酸メラミン(商品名:MPP−A、(株)三和ケミカル製)300質量部を混合することにより、カチオンとして含まれるメラミン:(メラム及びメレム)の比率(モル比)が9:1である難燃剤Dを調製した。
[実施例1]
前記調製したアクリル系粘着剤の固形分100質量部に対して、難燃剤として、レゾルシノールビスジキシレニルホスフェート(商品名:PX−200、大八化学工業(株)製)6質量部、ビスフェノールAビス(ジフェニルホスフェート)(商品名:CR−741、大八化学工業(株)製)6質量部、カチオンとしてメラミン、メラム及びメレムを含むポリリン酸塩(商品名:PHOSMEL−200、日産化学工業(株)製、メラミン:(メラム及びメレム)=6:4(モル比))27質量部を添加し、混合・混練機(商品名:HM−3D−5、特殊機化工業(株)製)で練り込み、十分に分散させて混合物を得た。前記混合物にポリイソシアネート架橋剤1.2質量部、及び適量の有機溶剤を加え、均一になるまで十分に撹拌して難燃性粘着剤組成物を得た。前記難燃性粘着剤組成物を、予め易接着処理及び背面離型処理が施された基材である厚さ25μmのポリエステルフィルムの易接着処理面に、乾燥後の粘着剤層の厚さが33μmになるように塗布・乾燥して、難燃性粘着テープを得た。前記難燃性粘着テープに対して前記各評価を行った。結果を表1に示す。
[実施例2]
前記ポリリン酸塩の代わりに前記難燃剤Aを用いた以外は、実施例1と同様に難燃性粘着テープを作製し、評価した。結果を表1に示す。
[実施例3]
前記ポリリン酸塩の代わりに前記難燃剤Bを用いた以外は、実施例1と同様に難燃性粘着テープを作製し、評価した。結果を表1に示す。
[実施例4]
前記ポリリン酸塩の代わりに前記難燃剤Cを用いた以外は、実施例1と同様に難燃性粘着テープを作製し、評価した。結果を表1に示す。
[比較例1]
前記ポリリン酸塩の代わりに前記難燃剤Dを用いた以外は、実施例1と同様に難燃性粘着テープを作製し、評価した。結果を表1に示す。
[比較例2]
前記ポリリン酸塩の代わりにポリリン酸メラミン(商品名:MPP−A、(株)三和ケミカル製)を用いた以外は、実施例1と同様に難燃性粘着テープを作製し、評価した。結果を表1に示す。
Figure 0006964139

Claims (9)

  1. 基材と、前記基材の少なくとも一方の面上に設けられた粘着剤層と、を有する難燃性粘着テープであって、
    前記粘着剤層が、粘着剤ベースポリマーと、カチオンとしてメラミン、メラム及びメレムを含むポリリン酸塩を含み、
    前記粘着剤ベースポリマーがアクリル系粘着剤又はゴム系粘着剤であり、
    前記ポリリン酸塩に含まれるカチオンとしての前記メラミン、前記メラム及び前記メレムの合計100質量%に対する、前記メラム及び前記メレムの合計の割合が15質量%以上であり、
    前記粘着剤ベースポリマー100質量部に対して、前記ポリリン酸塩を10〜30質量部含むことを特徴とする難燃性粘着テープ。
  2. 前記基材がポリエステルを含む請求項1に記載の難燃性粘着テープ。
  3. 前記粘着剤層がさらにリン酸エステルを含む請求項1又は2に記載の難燃性粘着テープ。
  4. 前記ポリリン酸塩の吸水率が50%以下である請求項1からのいずれか1項に記載の難燃性粘着テープ。
  5. 162℃、7日間の加熱促進試験における引張強度保持率が60%以上である請求項1からのいずれか1項に記載の難燃性粘着テープ。
  6. UL510(電気絶縁用テープ規格)燃焼試験において合格することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の難燃性粘着テープ。
  7. JIS C 2134(IEC112)に準じて測定される比較トラッキング指数が600V以上である請求項1からのいずれか1項に記載の難燃性粘着テープ。
  8. 前記粘着剤ベースポリマーがアクリル系粘着剤であって、イソシアネート化合物、酸無水物、アミン化合物、エポキシ化合物、金属キレート類、アジリジン化合物から選択される架橋剤をさらに含む請求項1から7のいずれか1項に記載の難燃性粘着テープ。
  9. 前記粘着剤ベースポリマーがゴム系粘着剤であって、反応性フェノール樹脂、硫黄、チウラム類、マレイミドから選択される加硫剤をさらに含む請求項1から7のいずれか1項に記載の難燃性粘着テープ。
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