JP5150285B2 - 櫛付きキャップ - Google Patents

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本発明は、ボトルの口部に取り付け可能な櫛付きキャップに関する。
この種の櫛付きキャップとして、従来、例えば下記特許文献1に示されているような、内容物を収容したボトルの口部に取り付け可能なキャップ本体部と、このキャップ本体の上面に設けられた櫛部と、を備えた構成が知られている。上記した櫛部には、一列に並列された複数の櫛歯が備えられている。この櫛歯のうち、隣り合う櫛歯に対向する櫛歯並列方向の側面には、ボトル内の内容物を吐出させるための吐出口が形成されている。また、櫛歯の内部には、上記した吐出口とキャップ本体部の内側とを連通する連通孔が形成されている。この櫛付きキャップでは、ボトル内に収容された内容物が上記した連通孔を通って吐出口から吐出されるので、吐出口から内容物を吐出させるとともに櫛部で毛髪を梳かすことにより、毛髪に内容物を塗布することができる。
特許第3950601号公報
しかしながら、上記した従来の櫛付きキャップでは、内容物を吐出する吐出口が櫛歯並列方向の側面にだけ形成されており、内容物が隣り合う櫛歯間にのみ吐出されるので、櫛部全体に内容物が絡み付かない場合がある。これにより、内容物の吐出量が不足し、内容物の塗布量が不十分になる場合がある。
本発明は、上記した従来の問題が考慮されたものであり、内容物の吐出量を増加させて一度に多量の内容物を吐出させ、十分な量の内容物を塗布することができる櫛付きキャップを提供することを目的としている。
本発明に係る櫛付きキャップは、内容物を収容したボトルの口部に取り付け可能なキャップ本体部と、該キャップ本体部の上面に設けられ、複数の櫛歯が一列に並設された櫛部と、を備え、複数の前記櫛歯は、それぞれの側面に、前記内容物を吐出させるための吐出口が形成されるとともに、それぞれの内部に、前記キャップ本体部の内側と前記吐出口とを連通する連通孔が形成された櫛付きキャップにおいて、複数の前記櫛歯にはそれぞれ、前記吐出口として、複数の前記櫛歯が並ぶ方向である櫛歯並列方向の櫛歯側面に第一吐出口が、前記並列方向に沿って当該櫛歯を貫通して形成されているとともに、前記櫛歯並列方向に直交する方向の櫛歯側面に第二吐出口が、前記並列方向に直交する方向に沿って当該櫛歯を貫通して形成されていることを特徴としている。
このような特徴により、ボトル内に収容された内容物が、連通孔を通って、櫛歯並列方向の櫛歯側面に形成された第一吐出口から吐出されるとともに、櫛歯並列方向に直交する方向の櫛歯側面に形成された第二吐出口から吐出されるので、隣り合う櫛歯の間、及び、櫛部の側面部分に内容物がそれぞれ吐出され、櫛部の広範囲の部分に内容物が吐出される。
また、本発明に係る櫛付きキャップは、前記第一吐出口及び前記第二吐出口のうちの何れか一方が他方よりも櫛歯先端側に配設されていることが好ましい。
このように、櫛歯軸線方向の位置が異なる第一及び第二吐出口から内容物がそれぞれ吐出されるので、より一層広範囲の部分に内容物が吐出される。
また、本発明に係る櫛付きキャップは、前記第一吐出口及び前記第二吐出口のうちの少なくとも一方が、前記連通孔を形成するコア金型にキャビティ金型の一部を接触させて成形することによりその接触部分に形成された開口であることが好ましい。
これにより、櫛歯を貫通するピン金型で第一吐出口や第二吐出口を成形する場合に比べて、成形金型の構造が簡素化されるとともに成形金型の組み立て作業や脱型作業が容易となる。
また、本発明に係る櫛付きキャップは、前記櫛歯に、前記第二吐出口に対して間隔をあけて対向配置された壁部が設けられていることが好ましい。
これにより、第二吐出口から吐出された内容物が壁部の内側(第二吐出口側)に溜まり、内容物が垂れ落ちにくくなる。
本発明に係る櫛付きキャップによれば、櫛部の広範囲の部分に内容物が吐出されるので、内容物の吐出量を増加し、一度に多量の内容物を吐出させることができ、十分な量の内容物を塗布することができる。
以下、本発明に係る櫛付きキャップの実施の形態について、図面に基いて説明する。
[第一の実施の形態]
まず、図1から図3に基いて、第一の実施の形態について説明する。
図1は本実施の形態における櫛付きキャップ1の平面図であり、図2は図1に示すA−A間の半断面図であり、図3は図1に示すB−B間の半断面図である。
なお、本実施の形態では、櫛付きキャップ1の開口端側(図2における下側)を下方とし、その反対側(図2における上側)を上方とする。また、後述する櫛歯8が並べられた櫛歯並列方向(図1における横方向)をX方向とし、X方向に直交する方向(図1における縦方向)をY方向とする。また、上下方向に延在する図2に示す符号L0は、櫛付きキャップ1の中心軸線であり、以下、キャップ軸L0と記す。また、図2に示す符号L1は、後述する櫛歯8の中心軸線であり、以下、櫛歯軸L1と記す。
図1〜図3に示すように、櫛付きキャップ1は、図示せぬボトルの口部に取り付けられたポリプロピレン、ポリエチレン等の合成樹脂製の部材であり、その概略構成としては、上記口部に螺着されるキャップ本体部2と、複数の櫛歯8が並設された櫛部3と、を備えている。上記した図示せぬボトルは、内部に毛染め剤等の内容物が収容されたスクイズボトルであり、その胴部がスクイズ変形可能で復元自在な可撓性を有している。
キャップ本体部2は、円環状の天板部4と、天板部4の外縁部から下方に向かって垂下された外筒部5と、天板部4の内縁部から下方に向かって垂下された内筒部6と、を備えている。外筒部5は、図示せぬボトルの口部の外側に被せられる円筒形状のものであり、その内周面には、上記口部の外周面に形成された雄ネジに螺着される雌ネジ50が形成され、また、その外周面には、上下方向に延在する凸条部51がキャップ周方向に間隔をあけて複数配設されている。内筒部6は、図示せぬボトルの口部の内側に挿入される円筒形状のものであり、その外周面は、上記口部の上端部の内周面に摺接される。
櫛部3は、キャップ本体部2の天板部4の上面に設けられた中空の基台部7と、基台部7の上面に突設された複数の櫛歯8と、基台部7の上面に突設されて隣り合う櫛歯8のY方向の両端部間にそれぞれ配設された副櫛歯9と、を備えている。
基台部7は、天板部4の内縁部から上方に向けて膨出された略ドーム状の形状になっており、図1に示すように平面視においてX方向に長い略楕円形状になっており、その下端面は開口されており、キャップ本体部2の内筒部6の内側に連通されている。
櫛歯8は、キャップ軸L0に平行する平板状の部材であり、図3に示すように上方に向かうに従い漸次縮幅された尖形状になっている。櫛歯8の先端部及び側端部はそれぞれ断面視円弧形状になっている。複数の櫛歯8は、図1に示すように、櫛歯8の先端側(上側)からみて、それぞれY方向に沿って互いに平行に配置されているとともに、X方向に一定間隔をおいて一列に並列されている。
上記した櫛歯8の内部には、後述する吐出口81A,81Bと上記したキャップ本体部2の内側とを連通する連通孔80が形成されている。連通孔80は、櫛歯軸L1方向(上下方向)に延在する孔である。連通孔80は、基台部7の内側空間を介してキャップ本体部2の内側に連通される孔であり、櫛歯基端側に配設されたY方向に長い長孔部80aと、その長孔部の上方に配設された丸穴状の細孔部80bと、から構成されている。長孔部80aの下端は、基台部7の内側に向けて開放されている。また、細孔部80bは、長孔部80aの上端のY方向の中央部分から上方に向けて延設されており、細孔部80bの下端は、長孔部80aの内側に向けて開放されている。
また、櫛歯8の側面には、図示せぬボトル内の内容物を吐出させるための吐出口81A,81Bが形成されている。この吐出口81A,81Bとしては、隣り合う櫛歯8に対向するX方向の櫛歯側面8aに形成された第一吐出口81Aと、Y方向の櫛歯側面8bに形成された第二吐出口81Bと、があり、櫛歯8には、異なる方向に向いた第一吐出口81A及び第二吐出口81Bがそれぞれ形成されている。
第一吐出口81Aは、X方向に延在して複数の櫛歯8を貫通する図示せぬピン金型により形成された横孔であり、第二吐出口81Bよりも櫛歯8先端側に配設されている。この第一吐出口81Aは、櫛歯8の先端部に形成されており、連通孔80の先端(細孔部80bの上端)に連通されている。詳しく説明すると、櫛歯8の上端部のY方向の中央部分には、X方向に貫通する丸孔状の貫通孔83が形成されており、この貫通孔83の軸方向(X方向)の中央部分に連通孔80の細孔部80bの上端が連通されており、上記した貫通孔83の両端がそれぞれ第一吐出口81Aとなっている。つまり、第一吐出口81Aは、櫛歯8のX方向の両側面にそれぞれ形成されており、櫛歯軸L1を挟んで対称に形成されている。また、第一吐出口81Aの開口面積は、第二吐出口81Bの開口面積よりも大きくなっている。
第二吐出口81Bは、連通孔80を形成するための図示せぬコア金型に図示せぬキャビティ金型の一部(縦喰い切りピン)を接触させて成形することにより、その接触部分に形成された縦喰い切り孔である。この第二吐出口81Bは、櫛歯8の軸方向中間部に形成されており、連通孔80の中間部分(長孔部80a)に連通されている。また、第二吐出口81Bは、櫛歯8のY方向の両側面にそれぞれ形成されており、櫛歯軸L1を挟んで対称に形成されている。詳しく説明すると、櫛歯8の側端部には、X方向の一方側からみて略L字状に切り欠いた切り欠き部82がそれぞれ形成されている。この切り欠き部82を形成するための図示せぬ縦喰い切りピンの先端部には、ピン軸に対して傾斜した当接面が形成されている。また、連通孔80を形成するための図示せぬコア金型のうち、長孔部80aを形成する矩形部分の上側の隅角部には、コア金型の中心軸線に対して傾斜した当接面が形成されている。そして、上記した縦喰い切りピンの当接面とコア金型の当接面とを当接させることにより、成型時に、上記した当接部分に樹脂等が回らなくなり、切り欠き部82の入隅部分に、長孔部80aの上側の隅角部に開口された第二吐出口81Bが形成される。なお、上記したコア金型や縦喰い切りピンの当接面は、傾斜面でなくてもよく、縦喰い切りピンやコア金型の中心軸線に対して直交した平面であってもよい。上記した第二吐出口81Bの開口面は、上方に向かうに従い櫛歯8径方向内側に傾斜されており、櫛歯軸L1を挟んで対称に形成された一対の第二吐出口81B,81Bは、図3に示すように、X方向の縦断面視においてハ字状に形成されている。
次に、上記した構成からなる櫛付きキャップ1の作用について説明する。
まず、櫛歯8の先端を頭皮に当てる。詳しく説明すると、図示せぬボトルの胴部を把持し、吐出容器を上下反転させて櫛歯8の先端を頭皮に当接させる。
次に、吐出口81A,81Bから所定量の内容物をそれぞれ吐出させながら、櫛部3により毛髪を梳かし、上記した内容物を毛髪に塗布する。
詳しく説明すると、図示せぬボトルの胴部を指等で押圧してスクイズ変形させる。これにより、ボトルの内圧が上昇し、ボトル内の内容物が、基台部7内から連通孔80内を通って吐出口81A,81Bからそれぞれ吐出される。このとき、異なる方向に向いた第一吐出口81A及び第二吐出口81Bからそれぞれ内容物が吐出されるので、内容物が四方に吐出され、櫛部3の広範囲の部分に内容物が吐出される。すなわち、内容物は、隣り合う櫛歯8の間、及び、櫛歯8のY方向の側方(櫛部3の側面部分)にそれぞれ吐出される。特に、上記した櫛付きキャップ1では、第一吐出口81Aが第二吐出口81Bよりも櫛歯先端側に配設されているので、より一層広範囲の部分に内容物が吐出される。すなわち、第一吐出口81Aから櫛部3の先端部分に内容物が吐出されるとともに、第二吐出口81Bから櫛部3の中間部分に内容物が吐出される。
また、櫛付きキャップ1を櫛歯8が並べられた方向(X方向)と直交する方向に頭皮に沿って移動させる。これにより、吐出口23から吐出された内容物が毛髪に塗布される。
また、上記スクイズ変形を解除して、ボトル3の内圧を低下させることにより、内容物の吐出が停止される。
上記した櫛付きキャップ1によれば、第一吐出口81A及び第二吐出口81Bから内容物が四方に吐出され、櫛部3の広範囲の部分に内容物が吐出されるので、内容物の吐出量が増加し、一度に多量の内容物を吐出させることができ、十分な量の内容物を塗布することができる。
また、第一吐出口81Aが第二吐出口81Bよりも櫛歯先端側に配設されており、より広範囲の部分に内容物が吐出されるので、より多量の内容物を一度に吐出させることができ、内容物の塗布ムラを防止することができる。
また、第二吐出口81Bが、連通孔80を形成するコア金型にキャビティ金型の一部を接触させて成形することによりその接触部分に形成された開口であるため、Y方向に貫通するピン金型で、櫛歯8のY方向の側面8bに第二吐出口を形成する場合に比べ、成形金型の構造が簡素化されるとともに成形金型の組み立て作業や脱型作業が容易となる。これにより、櫛付きキャップ1の成形工程が容易となり、櫛付きキャップ1の生産性を向上させることができる。
[第二の実施の形態]
次に、図4から図6に基いて、第二の実施の形態について説明する。
図4は本実施の形態における櫛付きキャップ1の平面図であり、図5は図4に示すC−C間の半断面図であり、図6は図4に示すD−D間の半断面図である。
なお、上述した第一の実施の形態と同様の構成については、第一の実施の形態と同様の符号を付してその説明を省略する。
図4から図6に示すように、櫛歯8には、第二吐出口81Bに対して間隔をあけて対向配置された壁部84が設けられている。詳しく説明すると、壁部84は、切り欠き部82の下面(櫛歯軸L1の垂直面に平行する面)に立設されており、第二吐出口81B及び切り欠き部82の側面(櫛歯軸L1に平行する面)との間に隙間をあけて配設されている。この壁部84の幅(X方向の寸法)は、櫛歯8の幅(X方向の寸法)と略同等の長さになっており、また、壁部84の高さは第二吐出口81Bの上端よりも櫛歯先端側(上方)に延びている。すなわち、櫛歯8の側端部に、櫛歯先端側が開いた櫛歯軸L1方向に延在する切り込み部85が形成されており、その切り込み部85の一方側(櫛歯軸L1側)の側面の下端部に第二吐出口81Bが形成され、切り込み部85の他方側に壁部84が設けられている。
上記したように、櫛歯8に壁部84が設けられた構成の櫛付きキャップ1では、第二吐出口81Bから内容物を吐出させる際、第二吐出口81Bから吐出された内容物が壁部84と切り欠き部82の側面との間に溜まり、内容物が垂れ落ちにくくなる。これにより、第二吐出口81Bからの吐出量を増加させて櫛部3に多量の内容物を絡み付けることができ、内容物の塗布量不足を防止することができる。
[第三の実施の形態]
次に、図7から図9に基いて、第三の実施の形態について説明する。
図7は本実施の形態における櫛付きキャップ1の平面図であり、図8は図7に示すE−E間の半断面図であり、図9は図7に示すF−F間の半断面図である。
なお、上述した第一、第二の実施の形態と同様の構成については、第一、第二の実施の形態と同様の符号を付してその説明を省略する。
図7から図9に示すように、櫛歯8の内部には、櫛歯軸L1方向に延在する丸孔状の連通孔80´が形成されている。この連通孔80´の上端は、櫛歯8の先端部に形成された貫通孔83内に開放され、連通孔80´の下端は、基台部7の内側に向けて開放されている。また、櫛歯8のY方向の櫛歯側面8bには、櫛歯8をY方向に貫通する図示せぬピン金型により形成された第二吐出口81Cが形成されている。この第二吐出口81Cは、櫛歯8の軸方向中間部に形成されており、連通孔80´の中間部分に連通されている。詳しく説明すると、櫛歯8の中間部には、Y方向に貫通するとともに連通孔80´と交差する丸孔状の貫通孔86が形成されており、この貫通孔86の両端がそれぞれ第二吐出口81Cとなっている。
上記した構成からなる櫛付きキャップ1によれば、第一及び第二の実施の形態のように、喰い切り成形することなく第二吐出口81Cが形成されるので、櫛歯8の側端部に切り欠き部82や切り込み部85等が形成されず、櫛歯8が滑らかな形状に形成される。これにより、櫛歯8の櫛通りが良くなり、内容物をスムーズに塗布することができる。
以上、本発明に係る櫛付きキャップの実施の形態について説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、上記した実施の形態では、X方向の櫛歯側面8aに形成された第一吐出口81Aが、Y方向の櫛歯側面8bに形成された第二吐出口81Bよりも櫛歯先端側(上側)に配設されているが、本発明は、第二吐出口81Bが第一吐出口81Aよりも櫛歯先端側(上側)に配設されていてもよい。さらに、本発明は、第一吐出口81Aと第二吐出口81Bとの櫛歯軸L1方向の位置が同一にすることも可能である。
また、上記した実施の形態では、X方向の櫛歯側面8aに形成された第一吐出口81Aが、X方向に延在して複数の櫛歯8を貫通する図示せぬピン金型により形成された横孔になっているが、本発明は、X方向の櫛歯側面8aに形成された第一吐出口が、連通孔80,80´を形成するコア金型にキャビティ金型の一部を接触させて成形することによりその接触部分に形成された開口であってもよい。
また、上記した実施の形態では、櫛歯先端側に配設された一方の吐出口(第一吐出口81A)が他方の吐出口(第二吐出口81B)よりも開口面積が大きくなっているが、本発明は、第一吐出口81A及び第二吐出口81Bの開口面積を同等にすることも可能であり、或いは、櫛歯先端側に配設された一方の吐出口の開口面積を他方の吐出口の開口面積よりも小さくすることも可能である。
また、上記した実施の形態では、複数の櫛歯8がキャップ軸L0に対する仮想垂直面に沿って並べられており、複数の櫛歯8がキャップ軸L0方向に突出されているが、本発明は、櫛歯の向きは適宜変更可能である。例えば、複数の櫛歯がキャップ軸L0と平行な仮想平面に沿って並べられ、複数の櫛歯がキャップ軸L0に直交する方向に突出されていてもよく、或いは、複数の櫛歯がキャップ軸L0に対して傾斜した仮想平面に沿って並べられ、複数の櫛歯がキャップ軸L0に対して傾斜した方向に突出されていてもよい。
また、上記した実施の形態では、スクイズボトルに櫛付きキャップ1が取り付けられているが、本発明に係る櫛付きキャップをスクイズボトル以外のボトルに取り付けることも可能である。例えば、シリンダ内をピストンが往復移動する構成のポンプにより内容物を吐出させる吐出容器やエアゾール容器等に本発明に係る櫛付きキャップ適用することも可能であり、その他の構成の吐出容器に適用することも可能である。
た、上記した実施の形態では、複数の櫛歯8が直線的に並べられているが、本発明は、複数の櫛歯8が曲線的に並べられていてもよ
また、上記した実施の形態では、キャップ本体部2が図示せぬボトルの口部に螺着される構成になっているが、本発明は、螺着以外の方法でキャップ本体部2をボトル口部に取り付けてもよく、例えば、アンダーカット嵌合によってキャップ本体部2を口部に取り付けてもよい。
また、上記した実施の形態では、平板形状の櫛歯8が備えられているが、本発明は、櫛歯の形状を適宜変更することが可能であり、例えば、棒状の櫛歯が設けられていてもよい。






その他、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第一の実施の形態を説明するための櫛付きキャップの平面図である。 本発明の第一の実施の形態を説明するための図1に示すA−A間の断面図である。 本発明の第一の実施の形態を説明するための図1に示すB−B間の断面図である。 本発明の第二の実施の形態を説明するための櫛付きキャップの平面図である。 本発明の第二の実施の形態を説明するための図4に示すC−C間の断面図である。 本発明の第二の実施の形態を説明するための図4に示すD−D間の断面図である。 本発明の第三の実施の形態を説明するための櫛付きキャップの平面図である。 本発明の第三の実施の形態を説明するための図7に示すE−E間の断面図である。 本発明の第三の実施の形態を説明するための図7に示すF−F間の断面図である。
符号の説明
1 櫛付きキャップ
2 キャップ本体部
3 櫛部
8 櫛歯
80,80´ 連通孔
81A 第一吐出口(吐出口)
81B,81C 第二吐出口(吐出口)
84 壁部

Claims (4)

  1. 内容物を収容したボトルの口部に取り付け可能なキャップ本体部と、該キャップ本体部の上面に設けられ、複数の櫛歯が一列に並設された櫛部と、を備え、
    複数の前記櫛歯は、それぞれの側面に、前記内容物を吐出させるための吐出口が形成されるとともに、それぞれの内部に、前記キャップ本体部の内側と前記吐出口とを連通する連通孔が形成された櫛付きキャップにおいて、
    複数の前記櫛歯にはそれぞれ、前記吐出口として、複数の前記櫛歯が並ぶ方向である櫛歯並列方向の櫛歯側面に第一吐出口が、前記並列方向に沿って当該櫛歯を貫通して形成されているとともに、前記櫛歯並列方向に直交する方向の櫛歯側面に第二吐出口が、前記並列方向に直交する方向に沿って当該櫛歯を貫通して形成されていることを特徴とする櫛付きキャップ。
  2. 請求項1記載の櫛付きキャップにおいて、
    前記第一吐出口及び前記第二吐出口のうちの何れか一方は、他方よりも櫛歯先端側に配設されていることを特徴とする櫛付きキャップ。
  3. 請求項1または2に記載の櫛付きキャップにおいて、
    前記第一吐出口及び前記第二吐出口のうちの少なくとも一方が、前記連通孔を形成するコア金型にキャビティ金型の一部を接触させて成形することによりその接触部分に形成された開口であることを特徴とする櫛付きキャップ。
  4. 請求項1から3の何れか一項に記載の櫛付きキャップにおいて、
    前記櫛歯には、前記第二吐出口に対して間隔をあけて対向配置された壁部が設けられていることを特徴とする櫛付きキャップ。
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