本発明の一実施の形態について図1〜図10、図21〜23を参照して説明する。図2は、本実施形態である通信ネットワークシステム1の概略構成を示している。図2に示すように、通信ネットワークシステム1は、複数の携帯電話機(通信端末)2および複数の写真撮影プリント装置(通信端末)3が通信ネットワーク4を介してサーバ(サーバ装置)10に接続された構成である。
携帯電話機2は、例えば携帯電話網やPHS(登録商標:Personal Handyphone System)電話網などの無線電話網による電話機能を有するとともに、該無線電話網を用いたデータ通信機能を有する通信端末である。なお、携帯電話機2以外にも、利用者が利用でき、かつ通信ネットワーク4に接続できる機器であれば、固定電話機、PDA(Personal Digital Assistant)、PC(Personal Computer)などの任意の通信端末を本発明に適用することができる。
写真撮影プリント装置3は、利用者の撮影処理を行い、該撮影処理による撮影画像に対して背景の合成や落書きなどの編集処理を行い、該編集処理により作成された編集画像を所定の形式で印刷する装置である。本実施形態では、写真撮影プリント装置3は、データ通信機能を有しており、上記撮影処理による撮影画像、および/または、上記編集処理による編集画像を、通信ネットワーク4を介してサーバ10に送信することができる。
ここで、写真撮影プリント装置3について、図21〜23を用いてより詳細に説明する。
まず、写真撮影プリント装置3の外観構成について、図21を参照しながら説明する。図21は、写真撮影プリント装置3の斜視図である。この写真撮影プリント装置3は、ユーザの写真を撮影する撮影部102と、撮影した写真(撮影画像)に対して落書きなどの編集をユーザに行わせる編集部103と、ユーザが編集を行った写真(編集画像)をプリント紙に出力する印刷部104とを有している。図21の(a)は写真撮影プリント装置3における撮影部102側からの外観を示し、図21の(b)は編集部103および印刷部104側からの外観を示している。
図22は、編集部103aの正面図である。なお、編集部103bの構成は、編集部3aと同様であるので、ここでは図示しない。編集部3bは、編集部3aの対面に設けられている。以下では、まとめて編集部103として説明する。
編集部103は、ユーザが撮影部102による撮影工程を終了した後に、撮影画像に対して落書きなどの編集工程を実行するためのものであり、タッチパネル部131、タッチペン132、および、音声出力部133などで構成される。編集部103の各部は、制御部110によって制御される。上述の各部の詳細については後述する。
図23は、印刷部104の正面図である。本実施形態では、編集部103aおよび編集部103bの側面に印刷部104を設けており、したがって、図23は、編集部103の側面を表している。印刷部104は、ユーザが編集部103による編集工程を終了した後の編集画像をシール紙にプリントして、プリントしたシール紙を排出するものである。本実施形態では、編集部103側面に、プリント排出口144aおよび144bが設けられており、編集部103aにて編集が行われた編集画像のシール紙は、プリント排出口144aから排出され、編集部103bにて編集が行われた編集画像のシール紙は、プリント排出口144bから排出される。
上述のような構成の写真撮影プリント装置3において、ユーザは、まず撮影部102が備えられた撮影空間に入って撮影工程を実行し、その後、編集部103(編集部103aまたは編集部103b)が備えられた編集空間に移動して編集工程を実行し、印刷部104により撮影画像または編集画像のプリントされたシール紙を印刷空間にて受け取る、という流れでゲームの一連の工程を楽しむ。
そして、本実施の形態の写真撮影プリント装置3においては、複数枚の撮影を行うことが可能であり、撮影した複数枚の撮影画像に編集工程を実施した画像データを全てサーバ10へ送信することができる。
以上のように、写真撮影プリント装置3は、撮影部102と編集部103とが別の空間に設けられている。よって、一組のユーザが編集部3において編集処理を行っている時でも、他のユーザが撮影処理を開始することが可能となっている。これにより、回転率を向上させることが可能である。
また、編集部103における編集処理には、基本的には制限時間が設けられている。これに対して、別の利用者が撮影処理に入るまで編集処理時間を無制限にし、他のユーザが撮影処理を開始した時点から、編集処理に制限時間を設けるようにしてもよい。
また、本実施形態に係る写真撮影プリント装置3は図21の(a)および(b)に示すとおり、編集部103を2つ備える構造となっており、第1の編集部103aと第2の編集部103bとが対面に設置されている。このように、編集部103を撮影部102よりも多く設けることで、ボトルネックとなっている編集工程に係る処理時間を分散し、回転率を向上させることが可能である。しかし、本発明の写真撮影プリント装置3は、上述の構成に限定されない。編集部103の設置位置は特に限定しないし、また、設置数も、編集部103を1つ設ける構成としてもよいし、設置場所が確保できれば、3つ以上の編集部103を設けるようにしてもよい。
次に、図24を用いて、写真撮影プリント装置3における制御部110および写真撮影プリント装置3の各部の動作について説明する。図24は、本実施形態に係る写真撮影プリント装置3の要部構成を示すブロック図である。
本発明の写真撮影プリント装置3は、図24に示すとおり、撮影部102、編集部103、印刷部104、通信部106、制御部110、および、記録部150を備えた構成となっている。
制御部110は、写真撮影プリント装置1が備える上述の各部の動作を統括的に制御するものである。この制御部110は、例えばPC(personal computer)ベースのコンピュータによって構成される。そして、各種構成の動作制御は、制御プログラムをコンピュータに実行させることによって行われる。このプログラムは、例えばCD−ROMなどのリムーバブルメディアに記録されているものを読み出して使用する形態であってもよいし、ハードディスクなどにインストールされたものを読み出して使用する形態であってもよい。また、この制御部110がインターネットなどの通信ネットワークに接続された構成とする場合、この通信ネットワークを介して上記プログラムをダウンロードしてハードディスクなどにインストールして実行する形態なども考えられる。
写真撮影プリント装置3は、上記したハードディスクなどの不揮発性の記憶装置によって構成される記録部150を備える。この記録部150に記憶される内容としては、上記制御プログラム、OS(Operating System)プログラム、その他の各種プログラム、カメラ部123における動作設定値、撮影画像および編集画像の画像データなどが挙げられる。上記カメラ部123における動作設定値としては、写真撮影プリント装置3出荷時やメンテナンス時などに設定されるホワイトバランスの値、撮影画像の明暗などを調整する際の画像処理に関する各種パラメータ値などが挙げられる。
撮影部102は、撮影工程を実行するものであり、硬貨処理部121、照明部122、カメラ部123、撮影画像表示部124、カメラ画像表示部125、および、操作部126により構成されている。なお、ここには図示しないが、撮影部102には、ユーザにある動作を促すよう音声案内を行うための音声出力部が含まれていてもよい。
硬貨処理部121は、ユーザから料金の徴収を行う際の硬貨投入/返却処理を行うものである。所定の硬貨が投入されたと判定すると、制御部110に通知する。そして、制御部110は、硬貨処理部121からの通知を受け取ると、課金処理を行う。すなわち、制御部110は、硬貨処理部121からの通知をカウントし、ユーザが投入した金額に応じて、ユーザに対する各種動作を制御する。
照明部122は、撮影時にストロボランプなどの写真閃光灯として機能するとともに、通常時の照明として機能するものである。本実施形態では、光源としてフラッシュランプを使用しているが、蛍光灯などのような連続光を発する光源を使用することもできる。また、フラッシュランプの近傍に蛍光灯などを補助光源として設けることもできる。連続光の光源や補助光源を使用することにより、撮影前のライブビュー画像から撮影時の写りを推測することができる。
カメラ部123は、主にユーザを被写体として写真撮影を行うものであり、例えばレンズ群、絞り、CCD(charge coupled device)撮像素子などを備えたデジタルカメラによって構成される。カメラ部123は、全身撮影とクローズアップ撮影との両方に対応できるように、例えば使用するレンズ群および絞りを切り替えられるような構成となっている。
撮影画像表示部124は、ユーザにユーザインターフェイスを提供するものであり、各種画像や各種操作ボタン等を表示する。操作部126は、写真撮影プリント装置3に対するゲームの操作をユーザが行うための指示信号を入力する入力デバイスである。本実施形態では、操作部126を撮影画像表示部124と一体としたタッチパネルとして実現する。すなわち、撮影画像表示部124に、操作ボタンなどのGUI画面を表示する。撮影画像表示部124の表示画面がユーザの指(または、タッチペンなどのポインティングデバイス)により押下されることにより、その位置に対応するボタンや画像を示す指示信号が、写真撮影プリント装置3内部に入力される。
撮影画像表示部124は、例えば、液晶表示素子等のフラットパネルディスプレイやCRTなどの表面にタッチパネルが設けられて構成されている。カメラ部123が撮影した撮影画像を撮影画像表示部124に表示することにより、ユーザは、撮影画像を確認することができる。なお、本実施形態では、操作部126を撮影画像表示部124と一体に設けたタッチパネルとして構成することとしたが、これに限定されず、操作部126を、例えば、テンキーや十字キーなどが設けられたリモコンや、キーボードなどの入力デバイスとして構成してもよい。
カメラ画像表示部125は、カメラ部123がとらえるリアルタイムの映像、すなわち、撮影前のライブビュー画像を表示するものである。カメラ画像表示部125にライブビュー画像を表示することにより、ユーザは前もって写りを確認して撮影に臨むことができる。
編集部103は、編集工程を実行するものであり、タッチパネル部131およびタッチペン132により構成されている。編集部103には、さらに、音声出力部133が含まれていてもよい。
タッチパネル部131は、ユーザにユーザインターフェイスを提供するものであり、編集画像表示部131aおよび操作受付部131bにより構成される。編集画像表示部131aは、編集工程における編集の対象となる画像(編集対象画像)や、撮影画像に編集を施した結果(合成画像)を表示するものである。操作受付部131bは、タッチペンなどのポインティングデバイスを用いることにより入力されたユーザの指示信号を受け付けて、写真撮影プリント装置3内部に伝達するものである。
タッチペン132は、画像編集処理などにおいて、タッチパネル部131上で細かな操作入力をユーザが行うためのものであり、タッチパネル部131の近くに配備される。ユーザは、このタッチペン132をタッチパネル部131に接触または接近させることによって、処理の進行に応じて表示されるボタンを選択したり、落書きなどの画像描画を行ったりすることができる。
例えば、タッチパネル部131の画面がタッチペン132で押下されることにより、その位置に対応するボタンや画像を示す指示信号が、写真撮影プリント装置3内部に入力される。これにより、ユーザは、撮影画像に落書きを施したり、スタンプを押したり、また、印刷の対象となる印刷対象画像を選択したりすることができる。
なお、本実施形態では、複数のユーザが容易に画像編集を行うようにするために、タッチペン132を2本配備しているが、構成の簡略化のために、1本のみを配備することもできるし、3人以上のユーザのために、3本以上を配備することもできる。同様に、タッチペン132を複数個配備することもできる。
音声出力部133は、各種操作上のガイダンス音声や効果音などを出力するものであり、写真撮影プリント装置3の適所に配備される。この音声出力部133としては、例えばスピーカが用いられる。
印刷部104は、印刷対象として選択された撮影画像および/または編集画像を印刷することにより印刷工程を実行するものであり、IDタグリーダ/ライタ部141、および、プリンタ部142により構成されている。この印刷部4に対して、写真プリントの出力媒体となるシール紙145と、IDタグ146とが、シール紙ユニット143としてセットで納入されるようになっている。
プリンタ部142は、出力すべき画像データが制御部110から送られてくると、その画像データに基づいてシール紙146に印刷するものである。このプリンタ部142としては、例えば昇華型プリンタが用いられる。なお、昇華型プリンタを用いる場合には、シール紙146およびIDタグ145に加えて、昇華型用インクフィルムがセットとなって納入されることになる。
IDタグリーダ/ライタ部141は、IDタグ145に記録されている各種識別情報を読み出して制御部110に出力する。IDタグ145は、メモリ機能を有するICチップなどによって構成されるものである。上記識別情報としては、固有ID、用紙枚数、用紙種類、および、インク固有の色情報(インクフィルムがセットとなっている場合)などが挙げられる。
制御部110は、IDタグリーダ/ライタ部141で読み取った識別情報に基づいて、装着されたシール紙146およびインクフィルムが、当該写真撮影プリント装置3において利用可能なものであるかを判定し、利用可能である場合にのみプリンタ部142を動作可能とする。すなわち、写真撮影プリント装置3において指定されているシール紙146およびインクフィルム以外は使用できないように設定されていることになる。
また、IDタグ145に記録されている用紙枚数情報に基づいて、シール紙を使用するたびに用紙枚数をカウントダウンしていくことによって、残りの用紙枚数を把握することが可能となる。よって、残りの用紙枚数が少なくなってきた際に、これを表示手段などによって警告するような構成としておけば、ユーザの利用中に用紙切れを起こすというような不具合を回避することが可能となる。
なお、用紙枚数をカウントダウンする際には、IDタグ145に記録されている用紙枚数情報も書き換えることが望ましい。これにより、用紙を使い切った場合には、IDタグ145に記録されている用紙枚数情報も0となり、このIDタグ145を無効にすることが可能となる。
また、IDタグ145に記録されている用紙種類情報や、インク固有の色情報を読み出すことによって、これらを考慮して画像データの色成分などを補正することにより、そのシール紙146やインクフィルムに的確な画像出力を行うことが可能となる。
IDタグ145としては、無線(ワイヤレス)によりデータ通信を行うことが可能な非接触型IDタグと、端子が設けられた接触型IDタグとがあり、IDタグリーダ/ライタ部141としては、これらの何れか一方あるいは両方に対応したものとなる。
なお、上述の例では、利用可能なシール紙146であるか否かを確認するために、IDタグ145を利用しているが、これに限定されるものではなく、例えば、シール紙146およびインクフィルムを梱包する梱包材などにプリントされているバーコードなどを利用する構成としてもよい。しかしながら、バーコードを用いる場合には、含めることのできる情報量が少ないことや、例えば用紙枚数のカウントダウンによる情報の書き換えができない、などの問題がある。
なお、本実施形態では、シール紙146として、粘着シートおよび該粘着シートの粘着面に貼り付けられている剥離シートからなるシールシートを想定しているが、これに限定されない。シール紙146の代わりに、通常の紙状媒体である紙状シートを用いるように本発明の写真撮影プリント装置3を構成することもできる。
また、本発明の写真撮影プリント装置3は、カーテン部127を備えていてもよい。カーテン部127は、撮影画像の背景となるカーテンを提供するものである。カーテンは、さまざまな色や模様を施されたものが用意され、撮影時に、ユーザが自由に選択できたり、写真撮影プリント装置3が自動で選択したりする。これら複数のカーテンは、撮影空間の背面(撮影部2の対面)に重ねて配置されており(図21の(a)および(b))、撮影時には、選択されたカーテンが、被写体の背後に写るよう、最前面に設置される。選択されたカーテンの設置は、制御部110の背景制御部115がカーテン部127を制御することにより実行してもよいし、ユーザ自身が手動で行う構成としてもよい。
また、本実施形態では、カーテン部127が複数のカーテンを提供する構成としたが、これに限定されない。カーテン部127で設置可能なカーテンを1種類としてもよい。この場合は、合成用の背景画像を複数種類用意して、編集工程においてユーザが所望する背景画像を合成するようにすれば、カーテンの種類が1つしかなくても、ユーザの多様な好みに対応することができる。
次に、写真撮影プリント装置3の制御部110および記録部150についてより詳細に説明する。図24に示すとおり、制御部110は、さらに内部に撮影画像取得部111、画像編集部112、印刷画像作成部113、通信処理部114、および背景制御部115を有している。なお、背景制御部115については、上記したとおりであるので、ここでは説明を省略する。
記録部150は、撮影画像を記録する撮影画像記録部151、画像編集において提供される、背景画像、フレーム画像、スタンプ画像などの編集用画像を記録する編集用画像記録部152、編集画像に関する情報を記録する編集画像情報記録部153、および印刷画像を記録する印刷画像記録部154を含んでいる。
撮影画像取得部111は、被写体の撮影によって作成された撮影画像をカメラ部123から取得するものである。撮影画像取得部111は、取得した撮影画像を撮影画像記録部151に記録する。
画像編集部112は、ユーザの操作にしたがって、撮影画像に対し画像編集を実行するものである。画像編集の例としては、編集用画像記録部152から読み出した背景画像および/またはフレーム画像を追加したり、編集用画像記録部152から読み出したスタンプ画像を任意の位置に追加したり、タッチペンによる落書きを追加したりすることなどが挙げられる。しかしながら、画像編集は、上述した例に限定されず、写真撮影プリント装置1に接続された何らかの入力手段(入力部)をユーザが操作することによって、編集が実行され、当初の撮影画像に変更が加えられた結果としての合成画像を得られる編集であれば、どのような処理内容の編集工程であってもよい。
そして、画像編集部112は、合成画像情報に含まれるデータや編集内容に関する編集画像情報を編集画像情報記録部153に記録している。
印刷画像作成部113は、複数の分割領域のそれぞれに、該分割領域のサイズに合わせた編集画像を配置した印刷画像を作成するものである。印刷画像における編集画像のサイズおよび配置は、通常、ユーザが複数のパターンの中から1つを選択することによって決定されるが、ユーザが自由に決定してもよいし、写真撮影プリント装置3がランダムに決定しても良い。印刷画像作成部113は、作成した印刷画像記録部154に記録する。そして、制御部110は、適当なタイミングで印刷画像記録部154に記録された印刷画像をシール紙146に印刷するようにプリンタ部142に指示する。
通信処理部114は、通信インタフェースである通信部6を介して外部装置との通信処理を実行するものである。この通信処理部114は、合成画像情報および付加情報の送受信処理を実行するとともに、合成画像情報の送受信にともなって合成画像情報を適宜のデータ形式に変換する処理を行う。
以上が、写真撮影プリント装置3についての説明である。
通信ネットワーク4には、インターネット、LAN(Local Area Network)など、公知の通信ネットワークを利用することができる。また、通信ネットワーク4に利用される通信回線には、公衆通信回線、専用線、ISDN(Integrated Services Digital Network)など、公知の通信回線を利用することができる。
サーバ10は、各ユーザの個人情報を携帯電話機2および/または写真撮影プリント装置3から取得し、取得した個人情報を含む個人ページを作成して、上記各ユーザの携帯電話機2などに提供するものである。上記個人情報の例としては、ニックネームなどの上記ユーザの名称、プロフィール、および日記の他、携帯電話機2および/または写真撮影プリント装置3にて作成された画像、該画像のサムネイル画像などが挙げられる。
すなわち、サーバ10は、写真撮影プリント装置3で撮影した画像を取得して個人ページを作成するものである。また、サーバ10は、写真撮影プリント装置3で撮影した画像のうち、1枚だけでなく、写真撮影プリント装置3で撮影した全ての画像を取得するものである。
なお、本願に記載の「ページ」は、例えばウェブページのように、サーバ10が携帯電話機2などの通信端末に送信して表示するためのデータを意味する。上記ページには、通常、テキストデータおよび画像データが含まれており、さらに、音声データが含まれていてもよい。
また、サーバ10は、携帯電話機2や写真撮影プリント装置3等で作成した画像や、携帯電話機2で作成したメモ等から、所望の画像およびメモを所望の位置に配置したアルバム(一覧表示画面、ボード)を含むアルバムページを作成するものである。そして、作成したアルバムページを携帯電話機2に提供することにより、携帯電話機2において該アルバムページを表示することができる。なお、アルバムとは、表示画面上で、画像やメモをともに表示している領域をいう。
本実施の形態では、サーバ10は、携帯電話機2や写真撮影プリント装置3で作成した画像のみならず、携帯電話機2で作成したメモ等もメモ用背景画像と合成した上で、該画像とともに所望の位置に配置したアルバムとして表示させるアルバムページを作成する。これにより、ユーザは、画像だけでなくメモも同時に、所望の位置で表示されたページを視認することができる。また、メモは文字だけの素っ気ないものではなく、メモ用背景画像と合成されることで、画像とバランスの取れた表示とすることができる。
次に、各構成の詳細について説明する。なお、本実施形態の携帯電話機2、写真撮影プリント装置3、および通信ネットワーク4は、現在市販されている一般的な機器を利用できるので、これらの詳細な説明を省略する。
図1は、サーバ10の概略構成を示している。図1に示すように、サーバ10は、制御部12、記憶部13、および通信部11を含む構成である。制御部12は、サーバ10の各種構成の動作を統括的に制御するものである。この制御部12は、例えばPCベースのコンピュータによって構成される。そして、各種構成の動作制御は、制御プログラムを上記コンピュータに実行させることによって行われる。
このプログラムは、例えばCD−ROMなどのリムーバブルメディアに記録されているものを読み出して使用する形態であってもよいし、ハードディスクなどにインストールされたものを読み出して使用する形態であってもよい。また、この制御部12がインターネットなどの通信ネットワークに接続された構成とする場合、この通信ネットワークを介して上記プログラムをダウンロードしてハードディスクなどにインストールして実行する形態なども考えられる。
記憶部13は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクなどの記憶装置を備える。記憶部13に記憶される内容としては、制御部12における各種構成の制御動作を行うための制御プログラム、OS(Operating System)プログラム、その他各種プログラムおよび各種データが挙げられる。
通信部11は、通信ネットワーク4を介して携帯電話機2、写真撮影プリント装置3と通信を行うためのものである。通信部11は、制御部12から受信した各種データを、通信ネットワーク4上でのデータ通信に適した形式に変換した後、通信ネットワーク4上に送信する。また、通信部11は、通信ネットワーク4上から受信した各種データを装置内部のデータ形式に変換した後、制御部12に送信する。
次に、制御部12および記憶部13の詳細について説明する。なお、以下では、サーバ10の制御部12と携帯電話機2または写真撮影プリント装置3との間のデータ通信において、データを中継する通信ネットワーク4および通信部11の説明を省略する。
図1に示すように、制御部12は、画像登録部(編集手段)14、メモ登録部(編集手段)15、指示取得部16、表示ページ作成部17、検索部18、合成画像作成部(選択手段)19、画像位置決定部(配置決定手段)20、およびアルバムページ作成部(アルバムページ作成手段)21を含む構成である。また、記憶部13は、画像DB(データベース)(データ記憶部)22、メモDB(データ記憶部)23、および表示DB24を記憶している。
画像登録部14は、通信部11を介して、携帯電話機2や写真撮影プリント装置3から取得した画像データを画像DB22へ記憶させるものである。なお、画像登録部14は、画像データだけでなく、画像に付随する各種情報である、画像を撮影した時の天気、撮影した場所(スポット)、撮影日時、撮影した都道府県、撮影した時の気分、画像に対するコメント等を示すデータも画像DB22へ記憶させる。
なお、画像登録部14は、写真撮影プリント装置3で撮影された画像のうち、1枚のみの取得に限らず、写真撮影プリント装置3で撮影した画像全てを取得する。これにより、ユーザは、後述するアルバムページで、写真撮影プリント装置3で撮影した画像全てを確認することができ、撮影したときの雰囲気や状況を思い出すことができる。
また、画像登録部14は、画像DB22に記憶されている画像データの編集指示を受け付け、該編集を反映した画像データを画像DB22に記憶させる。
メモ登録部15は、通信部11を介して、携帯電話機2や写真撮影プリント装置3から取得したメモデータをメモDB23へ記憶させるものである。なお、メモ登録部15は、メモデータだけでなく、メモに付随する各種情報である、日付、メモを書いた時の気分、メモを表示させるときの背景となるデザインを指定する情報もメモDB23へ記憶させる。ここで、メモデータとは、ユーザによって入力された文章データ(テキストデータ)およびそのタイトル(テキストデータ)である。またデザインとはメモの背景となる画像データである。なお、このメモの背景となる画像データ(メモ用背景画像)は、表示DB24に記憶されている。
また、メモ登録部15は、メモDB23に記憶されているメモデータの編集指示を受け付け、該編集を反映したメモデータをメモDB23に記憶させる。
指示取得部16は、通信部11を介して、携帯電話機2や写真撮影プリント装置3からサーバ10に対するユーザからの指示を取得し、取得した指示の内容に基づいて、検索部18、合成画像作成部19、および画像位置決定部20の少なくとも1つに上記指示を示す情報を送信する。例えば、サーバ10に対する指示が、画像データやメモデータの検索であれば、指示取得部16は、検索部18に対し、画像データやメモデータを検索させるための指示を示す情報を送信する。また、画像やメモのアルバム表示、または特定の画像、メモを表示させる指示であれば、指示取得部16は、合成画像作成部19に対し、当該指示を示す情報を送信する。
検索部18は、指示取得部16から検索指示を示す情報を受信すると、検索対象となるデータを画像DB22およびメモDB23から検索し、結果を示す情報を表示ページ作成部17へ送信する。なお、検索を行うに当たり、画像データであれば、撮影した場所(スポット)、撮影日時、気分、コメントを検索項目として用いることが可能である。また、メモデータであれば、タイトル、本文、日付、気分を検索項目として用いることが可能である。
合成画像作成部19は、指示取得部16からコンテンツ表示を示す指示を受信すると、画像DB22、メモDB23、および表示DB24から該コンテンツを示すデータを取得し、表示ページ作成部17へ送信する。また、コンテンツが複数のデータを合成したものであれば、画像DB22、メモDB23、および表示DB24から該コンテンツを示す画像データを合成し、合成したコンテンツデータを表示ページ作成部17へ送信する。また、コンテンツデータおよび合成したコンテンツデータのサムネイル画像を作成し、表示DB24へ記憶させる。
ここで、コンテンツとは、メモ用背景画像と合成したメモデータや画像データをいう。
例えば、コンテンツとして画像データを表示する指示であれば、該画像データを画像DB22から取得し、表示ページ作成部17へ送信する。また、コンテンツとしてメモデータを表示する指示であれば、メモDB23からメモデータを取得し、該メモデータに対応づけられているメモの背景となるデザインデータ(メモ用背景画像)を表示DB24から取得し、メモデータおよびデザインデータを合成したコンテンツデータを表示ページ作成部17へ送信する。
画像位置決定部20は、指示取得部16からコンテンツを配置する位置を示す情報を受信すると、当該コンテンツが示された位置へ配置されることを示す配置情報を、当該画像と対応づけて、画像DB22またはメモDB23に記憶させる。また、表示DB24に記憶されている当該コンテンツのサムネイル画像とも対応づけて、表示DB24に配置情報を記憶させる。
アルバムページ作成部21は、表示DB24に記憶されている背景画像(例えば、ボード画像)上に、同じく表示DB24に記憶されている画像やメモのサムネイル画像をともに表示するアルバムを含むアルバムページを作成し、表示ページ作成部17へ送信する。なお、このアルバムにおける画像やメモの配置位置は、画像位置決定部20で決定した配置情報に基づいている。
例えば、図3に示すように、ボード31を10区画に分け、それぞれの区画に対応して番号を割り当て、その番号に対応する区画へ画像を貼付し、アルバムを作成する。なお、この区画の数は、10区画に限られるものではなく、上から3−3−3の9区画や、上から2−3−2の7区画など、適当に設定できる。
また、アルバムページ作成部21は、画像DB22およびメモDB23に記憶されている画像データやメモデータが編集されると、アルバム上の画像やメモに対し、該編集を反映させる。
表示ページ作成部17は、検索部18、合成画像作成部19、アルバムページ作成部21から受信した情報に基づいて、通信部11を介して接続されている携帯電話機2に表示させる画面を作成するものである。表示ページ作成部17が作成する画面としては、検索部18が検索した結果を示す画面、合成画像作成部19から受信した画像データまたは合成画像データ等のコンテンツを表示する画面、アルバムページ作成部21から受信したアルバムページを表示する画面が挙げられる。
画像DB22は、ユーザに対応した画像データを記憶しているデータベースである。図4に、画像DB22に記憶されているデータベースの例を示す。図4に示すように、画像DB22には、画像データに対応づけて、画像を撮影した時の天気、撮影した場所(スポット)、撮影日時、撮影した都道府県、撮影した時の気分、画像に対するコメント、アルバムにおける配置位置が記憶されている。
図4に示した例では、画像Aと画像Bとが記憶されており、画像Aと対応づけられているデータは、天気が「はれ」、撮影スポットが「東京タワー」、撮影日時が「2007年3月10日」、都道府県が「東京都」、気分が「しあわせ」、コメントはなし、配置もなしである。また、画像Bと対応づけられているデータは、天気が「くもり」、撮影スポットが「六本木ヒルズ」、撮影日時が「2007年3月13日」、都道府県が「東京都」、気分が「ドキドキ」、コメントはなし、配置は「3」である。
メモDB23は、ユーザに対応したメモデータを記憶しているデータベースである。図5に、メモDB23に記憶されているデータベースの例を示す。図5に示すように、メモDB23には、メモデータに対応づけて、メモのタイトル、本文、日付、メモを書いた時の気分、メモを表示させるときの背景となるデザイン、アルバムにおける配置位置が記憶されている。
なお、上述した画像データに対応づけられている各種項目は、写真撮影プリント装置3から取得することが可能である。そして、画像データに対応づけられている各種項目を用いて画像データを管理することにより、上記項目を用いて画像データの検索、ソート等が可能となる。これにより、よりユーザの要望に応じた画像データの管理が可能となる。
また、上述した項目は、写真撮影プリント装置3から取得することができるので、ユーザが直接、手動で入力しなくてはならないという手間を省くことができる。
図5に示した例では、メモaとメモbとが記憶されており、メモaに対応づけられているデータは、タイトルが「カラオケ」、本文が「みんなでカラオケに行った。□□さんって歌うまい。負けた…。」、日付が「2007年10月10日」、気分が「酔ってます」、デザインが「ハート」、配置が「5」となる。また、メモbに対応づけられているデータは、タイトルが「誕生日」、本文が「今日は、誕生日なのに誰からもおめでとうと言われなかった…。」、日付が「2008年1月1日」、気分が「笑えた」、デザインが「誕生日ケーキ」、配置が「9」となる。
表示DB24は、画像DB22に記憶されている画像データやメモDB23に記憶されているメモデータに対応づけられる表示データ(例えば、メモデータの背景となるハートや誕生日ケーキの画像データ)や、これらのデータを表示するときの背景となる背景データ(例えば、コルクボードに似せた画像データ)、メモデータと背景とを合成した合成データや画像データのサムネイル画像、サムネイル画像の配置情報、アルバムページ等を記憶している。
なお、本実施の形態では、画像データをJPEG(joint photographic expert group)形式、メモデータ、デザインデータ、背景となるボードデータをBMP(bit map)形式、合成された画像またはメモをGIF(graphics interchange format)形式で作成しているが、これに限られるものではない。
次に、本実施の形態における処理の流れについて説明する。まず、画像を登録する処理の流れについて図6を用いて説明する。図6は、携帯電話機2を用いて、画像を登録する処理の流れを示すフローチャートである。
画像を登録する場合、画像のIDを直接入力する場合と電子メールに記載されているリンクをクリックすることにより画像のIDを入力する場合とがある。
ここで、画像のIDとは、写真撮影プリント装置3で撮影した画像を示すIDであり、写真撮影プリント装置3で印刷した画像等に記載されている。また、電子メールは、写真撮影プリント装置3で撮影を行ったときに、電子メールアドレスを入力することにより送信されるものである。
画像のIDを直接入力する場合、表示ページ作成部17は、画像ID入力ページを送信する(S601)。そして、IDの入力を受け付ける(S602)。なお、電子メールに記載されたリンクをクリックする場合、このリンクをクリックすることにより、サーバ10は、画像IDを受け付ける。
そして、画像登録部14は、上記IDが示す画像が有効期限内か否かを判断し(S603)、有効期限が経過していれば(S603でNO)、表示ページ作成部17は、期限が経過している旨を示すページを作成し、送信する。
一方、有効期限内であれば(S603でYES)、画像登録部14は、画像が上限枚数内か否かを判断し(S605)、上限枚数を超えていれば(S605でNO)、表示ページ作成部17は、画像DB22に記憶されている画像のうち、何れかの画像を削除するように求めるページを作成し、送信する(S606)。そして、何れかの画像が削除されると(S607)、画像登録ページを作成、送信する(S608)。
また、画像が上限枚数以内であれば(S605でYES)、表示ページ作成部17は、画像登録ページを作成、送信する(S608)。そして、画像登録部14は、画像の登録を受け付け(S610)、処理が終了する。なお、この画像登録のときに、天気、撮影スポット、気分、コメント等を登録することができる。
次に、登録されている画像をアルバム(ボード)に貼付する処理の流れについて説明する。図7は、登録されている画像をアルバムに貼付する処理の流れを示すフローチャートである。
まず、表示ページ作成部17は、アルバムに貼付する画像を選択するための選択ページを作成、送信する(S701)。そして、貼付する画像が選択されると(S702)、表示ページ作成部17は、選択された画像をアルバムのどこに配置するかを選択させる配置位置選択ページを作成、送信する(S703)。そして、配置位置が選択されると、画像位置決定部20は、当該位置に既に別の画像が存在しないかを判断する(S704)。そして、既に選択位置に画像が存在しているのであれば(S704でYES)、表示ページ作成部17は、ユーザに対し、上書きしてもいいかどうかを確認する確認ページを作成、送信する(S705)。そして、ユーザの選択が上書きをしてもよいというのであれば(S705でYES)、そのまま画像を貼付し(S708)、上書きしないというのであれば(S705でNO)、S703へ戻る。
一方、選択位置に既に画像が存在しないのであれば(S704でNO)、画像位置決定部20は、選択された画像と同じ画像が既にアルバムに貼付されていないかを判断する(S706)。
そして、既に同じ画像が貼付されているのであれば(S706でYES)、表示ページ作成部17は、既に同じ画像が貼付されているが、それでも選択した画像を貼付するか否かをユーザに確認する確認ページを作成、送信する(S707)。そして、ユーザが、それでも画像を貼付するという選択をした場合は(S707でYES)、画像を貼付し(S708)、画像を貼付しないという選択をした場合は(S707でNO)、そのまま処理を終了する。
一方、同じ画像が貼付されていないのであれば(S706でNO)、画像位置決定部20は、選択された画像を選択された配置位置に貼付する(S708)。以上で、処理の流れは終了する。
次に、メモを登録し、貼付する処理の流れについて説明する。図8は、メモを登録し、貼付する処理の流れを示すフローチャートである。
まず、表示ページ作成部17は、メモ受け付けページを作成、送信する(S801)。そして、メモの背景となるデザインの選択を受け付ける(S802)。そして、タイトル、本文の入力を受け付けると(S803)、表示ページ作成部17は、メモの配置位置を選択するための配置位置選択ページを作成、送信する(S804)。そして、画像位置決定部20は、選択された配置位置にメモを貼付する(S805)。以上で処理の流れが終了する。
次に、画像データまたはメモデータを検索する処理の流れについて説明する。図9は、画像データまたはメモデータを検索する処理の流れを示すフローチャートである。
まず、表示ページ作成部17は、検索ページを作成、送信する(S901)。そして、検索部18は、検索条件を受け付けると(S902)、当該検索条件で、画像DB22およびメモDB23を検索する。そして、表示ページ作成部17は、検索結果を示すページを作成、送信する(S903)。以上で、処理の流れは終了する。
なお、上述した実施の形態では、アルバムは、画像またはメモがすべて表示されている状態で並べたものとして説明したが、これに限られるものではない。例えば、図10に示すように、画像またはメモが一部重なった状態で表示されるアルバムであってもよい。この場合であっても、それぞれの区画に対応して番号を割り当てる等により上述した方法でアルバムを作成することが可能である。
また、重なった状態で、かつ、いくつかの画像またはメモが傾いた状態で表示させることも可能である。この傾いた状態で表示させることは、例えば特許文献1に記載の公知の技術を用いて可能であるので、その説明は省略する。
また、アルバムを含む共有ページを複数作成し、それぞれを特定のユーザに対してのみ公開することも可能である。例えば、複数の共有ページをそれぞれ「友人用」、「仕事仲間用」、「恋人用」にし、「友人用」は、特定の友人に対して、「仕事仲間用」は仕事仲間に対して、「恋人用」は恋人に対して公開することも可能である。
〔実施例〕
次に、通信ネットワークシステム1の具体例について、図11〜図20を参照して説明する。図11〜図20は、サーバ10から送信され、携帯電話機2にて表示される各種ページの一例と、各種ページ間のリンクの様子を示している。なお、以下で、携帯電話機2に表示される各種ページは、携帯電話機2がサーバ10に要求することより取得するものである。
図11の(a)に示すように、まず、ユーザの携帯電話機2は、ユーザ自身の個人ページをサーバ10に要求して取得することにより、携帯電話機2に第1個人ページ(アルバムページ)D10が表示される。また、図11の(b)に示すように、第2個人ページD11も第1個人ページD10と同様に、携帯電話機2からサーバ10へ要求することで取得でき、表示される。
なお、第1個人ページとは、所望の画像やメモを所望の位置に配置したボード(アルバム、一覧表示画面)を含むページである。また、第2個人ページとは、画像DB22やメモDB23に記憶されている画像やメモが予め設定されている順序で表示されるページである。
また、第1個人ページの最初に表示される2枚の画像IMG_a、IMG_bは、ユーザが、写真撮影プリント装置3から送信した直近の全ての画像である。ここでは、2枚の画像を表示したが、これに限らず、写真撮影プリント装置3から送信した画像全てを表示することができる。このようにすることで、利用者は、直近の画像を撮影したときのことを思い出すことができ、本実施の形態の娯楽性を向上することができる。
次に、画像登録をする場合について、図12を用いて説明する。携帯電話機2のユーザは、画像通知メールD21を受信し、画像通知メールD21に記載されているリンクをクリックする。リンクに記載されているURL(uniform resource locator)に誤りがなければ、有効期限内か否か、会員か否か、上限枚数内か否かが判断され、携帯電話機2に画像登録ページD26が表示される。画像登録ページD26で、ユーザは、天気、撮影スポット、気分を選択し、コメントを記載して確認ボタンを押すと、画像登録確認画面D28が表示される。
一方、URLに誤りがあれば、URLエラー画面D23が表示される。また、有効期限が切れていれば、有効期限切れ画面D25が表示される。また、上限枚数を超えていれば、画像登録エラー画面D27が表示される。また、非会員であれば、非会員用のトップページが表示される。
また、画像のIDを入力する場合は、ユーザは、ID入力画面(画像ID入力ページ)D22を要求して、取得する。そして、入力したIDに誤りがなければ、上述した流れと同様に、有効期限ないか否か、会員か否か、上限枚数ないか否かが判断される。一方、入力したIDに誤りがあれば、エラー画面D24が表示される。
次に、登録された画像をボード(アルバム)に貼付する場合について、図13を用いて説明する。携帯電話機2のユーザは、貼付する画像を選択し、画像表示画面D31に表示させる。そして、「ボードに貼る」を選択すると、ボード貼り付け画面(配置位置選択画面)D32が表示される。そして、画像を貼付する位置を選択すると、上書きか否か、同一画像が存在するか否かが判断されて、画像貼付確認画面D33が表示される。
一方、上書きであれば、上書き確認画面D37が表示され、ユーザの選択に応じて、ボード貼り付け画面D32または画像貼付確認画面D33へ進む。また、同一画像が存在すれば、同一画像確認画面D38が表示される。
また、画像表示画面D31で、削除が選択されると、当該画像がボードに貼付されているか否かを判断し、削除確認画面D34、または削除確認画面D35を表示する。そして、削除が選択されると削除完了画面D36が表示される。
次に、メモを作成する場合について、図14を用いて説明する。携帯電話機2のユーザは、サーバ10に要求することにより、第2個人ページD41を取得する。そして、「メモを作成する」を選択すると、上限枚数内か否かが判断され、メモデザイン選択画面D42が表示される。そして、メモデザインを選択すると、デザイン確認画面D43が表示される。そして、デザインを確認すると、メモ作成画面(メモ受け付けページ)D44が表示される。このメモ作成画面D44で、日付、タイトル、本文、気分を入力し、「OK」を選択すると、エラーがないか判断され、メモ作成確認画面D46が表示される。
一方、エラーがあれば、メモ作成エラー画面D45が表示される。
次に、メモをボードに貼付する場合について、図15を用いて説明する。メモ作成確認画面D51(D46)で、「OK」を押すと、メモ作成完了画面(配置位置選択ページ)D52が表示される。ここで、メモを貼付したい位置を選択でき、位置を選択すると、エラーがないか判断され、メモ貼付画面D53が表示される。
一方、選択した位置に、既に別の画像またはメモが貼付されている場合は、上書き確認画面D55が表示される。また、エラーがあれば、エラー確認画面D54が表示される。
次に、予め登録されているメモをボードに貼付する場合について、図16を用いて説明する。予め登録されているメモからボードに貼付するメモを選択すると、メモ画像画面D61が表示される。ここで、「ボードに貼る」を選択すると、貼付位置選択画面D62が表示され、貼付位置が選択されると、エラーがないか判断され、貼付確認画面D63が表示される。
一方、選択した貼付位置に、既に別に画像やメモが存在する場合、上書き確認画面D65が表示される。また、エラーがあれば、エラー画面D64が表示される。
また、メモ画像画面D61で、「削除する」が選択されると、対象となるメモが既にボードに貼付されているか否かを判断し、削除確認画面D66または削除確認画面D67が表示される。そして、削除確認画面D66または削除確認画面D67で、「削除する」が選択されると、削除完了画面D68が表示される。
次に、画像やメモを検索する場合について、図17を用いて説明する。第2個人ページD71において、検索条件を設定の上、「検索」を選択すると、検索条件に該当したものがあれば、検索結果画面D72が表示され、検索条件に該当するものがなければ、検索結果画面D73が表示される。
次に、ボードに貼付された画像またはメモを編集する場合について、図18を用いて説明する。まず、画像に関連付けられているコメントを編集する場合、第1個人ページのボードから当該画像を選択することで、画像表示画面D81が表示される。ここで、「コメントを編集する」を選択すると、画像編集画面D82が表示される。そして、コメントを編集し、「確認」を選択すると、エラーがないか判断され、画像確認画面D84が表示される。一方、エラーがあれば、エラー画面D83が表示される。
また、メモを編集する場合、第1個人ページのボードから当該メモを選択することで、メモ表示画面D85が表示される。ここで、「メモを編集する」を選択すると、メモ編集画面D86が表示される。そして、メモを編集し、「確認」を選択すると、エラーがないか判断され、メモ確認画面D88が表示される。一方、エラーがあれば、エラー画面D87が表示される。
次に、ボードの貼付位置を設定した後、メモを編集する場合について、図19を用いて説明する。第1個人ページD91に表示されているボードにおいて、画像やメモが貼付されていない部分を選択すると、ボード貼付画面D92が表示される。ここで、「新しくメモを作成する」を選択すると、メモデザイン選択画面D93が表示される。そして、メモデザインを選択すると、メモデザイン確認画面D94が表示される。ここで、「OK」を選択すると、メモ編集画面D95が表示される。メモ編集画面D95でメモの編集が行われ、「OK」が選択されると、エラーがないか判断され、メモ確認画面D96が表示される。一方、エラーがあれば、エラー画面D97が表示される。
次に、第2個人ページから画像に関連づけられたコメント、またはメモを編集する場合について、図20を用いて説明する。画像に関連づけられたコメントを編集する場合、第2個人ページから当該画像を選択することで、画像表示画面D201が表示される。ここで、「コメントを編集する」を選択すると、画像編集画面D202が表示される。そして、コメントを編集し、「確認」を選択すると、エラーがないか判断され、画像編集確認画面D203が表示される。一方、エラーがあれば、エラー画面D204が表示される。
また、メモを編集する場合、第2個人ページから当該メモを選択することで、メモ表示画面D205が表示される。ここで、「メモを編集する」を選択すると、メモ編集画面D206が表示される。そして、メモを編集し、「OK」を選択すると、エラーがないか判断され、メモ編集確認画面D207が表示される。一方、エラーがあれば、エラー画面D208が表示される。
本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
最後に、サーバ10の各ブロック、特に制御部12は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPU(central processing unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、サーバ10は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムを格納したROM、上記プログラムを展開するRAM、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアであるサーバ10の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記サーバ10に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU(microprocessor unit))が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM(compact disc read-only memory)/MO(magneto-optical)/MD(Mini Disc)/DVD(digital versatile disk)/CD−R(CD Recordable)等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM(erasable programmable read-only memory)/EEPROM(electrically erasable and programmable read-only memory)/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、サーバ10を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN(local area network)、ISDN(integrated services digital network)、VAN(value-added network)、CATV(community antenna television)通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE(institute of electrical and electronic engineers)1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(asynchronous digital subscriber loop)回線等の有線でも、IrDA(infrared data association)やリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR(high data rate)、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。