JP5146083B2 - データ中継装置、回線交換サーバ、情報処理端末、通信システム、データ中継方法、データ中継プログラム - Google Patents
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Description
このような遠隔協働システムにおいてユーザが利用する端末で動作するプログラムは、音声で会話する通話システムと資料や図、Webページなどのデータを同期して操作するデータ操作システムとが一つのプログラム上で動作することにより、会話しながらデータを操作するといった仕組みを提供している。
この電話の利用方法において、電話の通話先のユーザがかかってきた電話を取ることができない状況であった場合、通話元からの通話音声を記録しておき、後ほど通話先が再度電話を取ることができる状況になった際に、記録された通話音声を再生し、通話元の伝言を聞く不在時録音機能は留守番電話として一般によく利用されている。
また、IP電話システムにおいても不在時録音機能と同等の機能が提供されてきている。IP電話システムでの不在時録音機能の実現方法においては、従来通り電話機そのものに通話音声の録音機能を付加し、電話がかかってきた時点で通話音声を録音する実現形態もあるが、携帯電話などで実現されているように通話先の電話機が不通であった場合、交換機側で通話音声を録音し、通話先の電話機が通話できる状態になった時点で交換機に問い合わせ、通話音声を取得、再生する実現方法もある。
特許文献2では、ユーザが所有している複数の電話機の留守電メッセージを交換機において集中的に録音することで、ユーザが電話機によらず交換機側に録音された留守電メッセージを取得再生することができる。
しかし、特許文献1のように電話システムと遠隔協働システムが別々のアプリケーションプログラムとして動作し、また電話システムとデータ操作システムを管理するサーバコンピュータが別個に必要な場合、電話システムでは従来通り、通話音声の記録は可能であるが、データ操作システムにおいては通話先がいない状態でデータの操作を残すことができない。
また、特許文献2のようなシステムでは、電話機のメッセージしか残すことができず、遠隔協働システムとの連携については考慮されていない。
図1は、本発明に係る通信システムの構成を示す図である。
本通信システムは、複数の電話機1間の通話を制御する回線交換サーバ2と、ユーザが情報処理端末3を操作したときの操作情報を一時的に蓄積するための不在操作情報蓄積サーバ(データ中継装置)4と、を備えている。
ID取得手段302は、情報処理端末3を利用しているユーザのID(identifier、個体識別符号)もしくは情報処理端末3が連携している電話機1の電話番号を取得する。
通話連携手段303は、ID取得手段302にて取得したIDもしくは電話番号を端末側送受信手段301を介して不在操作情報蓄積サーバ4に送信し、情報処理端末3と電話機1との連携を制御する。
アプリケーションプログラム304は、ファイル交換機能、チャット機能、共有ホワイトボード機能、資料閲覧機能などのアプリケーション機能をユーザに提供する。
このような中継サーバを備えた遠隔協働システムとしては既知の構成を利用することができる。
回線交換サーバ2は、回線交換手段201と、不在通話手段202と、不在通話状態記録手段203と、不在通話状態通知手段204と、不在操作情報検出手段205と、を備える。
不在通話手段202は、通話先となる電話機1が不通であったり一定期間呼び出しに応じないなど正常に通話できない場合に不在通話状態として通話元の電話機1の音声を録音する。そして、通話先の電話機1が通話に応答できるようになった時、先に録音した音声を不在再生状態として再生する。
不在通話状態記録手段203は、通話状態を記録する。不在通話状態記録手段203が記録する通話状態としては、各電話機の不在通話状態および不在再生状態である。
不在通話状態通知手段204は、電話機1の通話状態を不在操作情報蓄積サーバ4に通知する。
不在操作情報検出手段205は、電話機1に関連した情報処理端末3による不在操作情報が不在操作情報蓄積サーバ4に蓄積されているか否かを検出する。
不在操作情報蓄積サーバ4は、サーバ側送受信手段401と、不在状態検出手段402と、不在操作情報蓄積手段403と、不在操作情報記憶手段404と、不在操作情報送信手段405と、を備える。
不在状態検出手段402は、回線交換サーバ2にて記録されている通話状態を検出する。すなわち、対象となる電話機が不在通話状態であるかまたは不在再生状態であるかを検出する。
不在操作情報蓄積手段403は、情報処理端末3から送信されてきたアプリケーションプログラム304の操作情報を不在操作情報として蓄積する。
不在操作情報記憶手段404は、不在操作情報をハードディスクやメモリなどの記憶装置に記憶しておく。
不在操作情報送信手段405は、情報処理端末3からの要求に応じて不在操作情報記憶手段404に蓄積された不在操作情報を情報処理端末3に送信する。
また、図1の回線交換サーバ2において、不在通話手段202、不在通話状態記録手段203、不在通話状態通知手段204、不在操作情報検出手段205が一つの回線交換サーバ2に含まれているが、それぞれを独立したプログラムとして実装し、一般的なプロセス間通信技術などを用いて相互に連携させても構わない。
また、図1の情報処理端末3において、端末側メッセージ送受信手段301、ID通知手段302、通話連携手段303、アプリケーションプログラム304が一つの情報処理端末3に含まれているが、それぞれを独立したプログラムとして実装し、一般的なプロセス間通信技術などを用いて相互に連携させても構わない。
連絡を取りたい相手が通話時に不在であって電話での通話および情報処理端末を利用した操作情報の共有がその場では実行できない場合に、通話内容や操作内容を一時的に記録しておく記録処理について説明する。
図2は、不在通話状態になるまでの動作手順を示すフローチャートである。
ユーザは通常の電話をかける方法を用いて、電話機1で他のユーザに対して発呼を行う(ステップS201)。一般的にこの方法は電話機1に付属した数字ボタンを押して、相手先の電話番号を入力することにより行う。なお、PC上で動作する電話ソフトウェアを利用する場合は、PCの数字キーを押したり、画面に表示されるボタンを押したりして電話をかけるが、電話をかける方法は特に限定されるものではない。
この方法は、回線交換サーバ2がIP電話システムであれば、SIP(Session Initial Protocol)プロトコルや、H.323プロトコルなどを用いて実現されるが、その方法は特に限定されるものではない。
このとき、回線交換手段201は、発呼要求を受け取った時点で、その発呼に関連する通話を一意に特定できるID(セッションID)を発行する。そして、回線交換手段201は、セッションID、通話元の電話番号および通話先の電話番号を関連づけて記憶しておく。
なお、このような回線交換手段201での通話開始要求の処理については既知であるので、その詳細は省略する。
すなわち、電話機1のユーザに対して発呼先が不在であるため音声の録音を開始する旨通知し、電話機1から送信される音声を録音する(ステップS205)。
このとき、不在通話手段202は、回線交換手段201で発行されたセッションID、通話元の電話番号および通話先の電話番号を関連づけて記憶する。
なお、このような不在通話手段202での通話音声録音機能は既知であるので、その詳細は省略する。
不在通話状態記録手段203に記録される不在通話情報としては、通話元電話番号、通話先電話番号、不在通話の録音が開始された時間(状態変更時刻)および回線交換手段201で発行されたセッションIDである。
例えば、電話番号「1001」の通話元から電話番号「1002」の通話先へ2008年1月29日13時30分15秒に不在通話が開始された場合、この不在通話情報はセッションIDとともに以下のような不在通話状態記録表に記録される。
これにより、不在通話音声の受付処理が完了し、そして、このように相手方が不在である場合に、通話音声の録音開始に続いて情報処理端末による操作を受け付ける操作情報の受付処理が行われる。
図3は、情報処理端末3が起動されたときに、回線交換サーバと不在操作情報蓄積サーバとが情報をやり取りして連携を確立する動作手順を示すフローチャートである。
すると、通話連携手段303は、ユーザが利用している電話機1の電話番号をID取得手段302を介して取得する(ステップS302)。
さらに、通話連携手段303は、取得された電話番号をIDとして通知するID通知メッセージを端末側送受信手段301を介して不在操作情報蓄積サーバ4に送信する(ステップS303)。
情報処理端末3を利用しているユーザの電話機1の電話番号が"1001"であることを示すID通知メッセージの一例を示す。
ID文字列を不在操作情報蓄積サーバ4に送信する場合は、不在操作情報蓄積サーバ4において、ID文字列から電話番号を取得するための仕組みを別途用意しておく。
また、ID取得手段302においてIDを取得するか電話番号を取得するかは、情報処理端末3の事前設定もしくはアプリケーションプログラム304からの指定により決定される。その取得方法としては、ユーザが直接入力する、あるいは、あらかじめ設定された値もしくは別システムで管理されている値を利用するなどの方法が考えられる。
不在状態検出手段402は、ID通知メッセージに含まれる電話番号を抜き出し、回線交換サーバ2の不在通話状態通知手段204に対して当該電話番号に関する電話機1の通話状態の検出を要求する不在状態検出要求メッセージを送信する(ステップS304)。
電話番号1001の通話状態の検出要求をする場合に送信される不在状態検出要求メッセージの一例を以下に示す。
不在通話状態記録手段203で記録されている電話番号のなかに該当する番号があるとき(ステップS305:はい)、続いて、その該当する番号の通話状態をさらに調べる(ステップS306)。
そして、その通話状態が不在通話状態である場合(ステップS306:はい)、不在通話状態通知手段204は、不在操作情報蓄積サーバ4に向けて不在通話状態であることを示す不在通知メッセージを送信する(ステップS307)。
電話番号「1001」が電話番号「1002」に対する通話において不在通話状態であり、そのセッションIDが「A0001」であり、不在通話状態になった時刻が2008年1月29日13時30分15秒である場合、不在通知メッセージを次のように構成することが一例として挙げられる。
ここで、電話番号1001が不在通話状態記録手段203で記憶されていないことを示す不在通知メッセージを次のように構成することが一例として挙げられる。
さらに、不在状態検出手段402は、不在通知メッセージの内容を調べ、問い合わせた電話番号が不在通話状態である場合には、不在通知メッセージに含まれる通話元電話番号、通話先電話番号、セッションID、不在通話の開始時刻を不在操作情報蓄積手段403に渡す。
不在操作情報蓄積手段403は、この受け取った不在通話状態に関する情報を不在操作情報記憶手段404にセッション情報記録表の項目として記録する(ステップS310)。
セッションID「A0001」の通話元電話番号が「1001」番で、通話先電話番号が「1002」番であり、不在通話の開始時刻が2008年1月29日13時30分15秒である場合、セッション情報記録表を次のように構成することが例として挙げられる。
この状態で、情報処理端末3を利用してユーザが操作を行うとこの操作情報が不在操作蓄積サーバに送信され、不在操作蓄積サーバにて受け付られる。
図4のステップS401からステップS406は、情報処理端末3から不在操作蓄積サーバに向けて送信された操作情報を不在操作情報蓄積サーバに蓄積処理する動作手順を示すフローチャートである。
通話連携手段303は、受け取った不在通知メッセージの内容を判断して、不在通話状態であると判断すると(ステップS402:はい)、アプリケーションプログラム304に対して処理の開始を通知し、アプリケーションプログラム304をユーザが操作できるようにする(ステップS403)。
ユーザがアプリケーションプログラム304を操作すると(ステップS404)、アプリケーションプログラム304はその操作情報を不在操作情報として端末側送受信手段301を介して送信する(ステップS405)。
例えば、アプリケーションプログラム304としてのチャットツールにより"Hello"という文字列を入力操作した場合、以下のような不在操作情報が不在操作情報蓄積サーバ4に送信される。
不在操作情報記憶手段403は、受け取った情報を、受信時刻とともに不在操作情報記録表に蓄積する(ステップS406)。
以後、情報処理端末3から不在操作情報が送付されてきた際には、ステップS404〜ステップS406を繰り返し、不在操作情報蓄積手段403に不在操作情報を蓄積していく。
図5は、電話機1での不在通話が終了した場合の動作手順を示すフローチャートである。
ユーザが電話機1で用件を全て録音し不在通話を終了した時(ステップS501)、不在通話状態記録手段203は終了した不在通話に関連する情報を不在通話情報記録表から削除する(ステップS502)。
さらに、不在通話状態記録手段203は、不在通話状態通知手段204に対して不在操作情報蓄積サーバ4に不在通話が終了したことを通知するよう指示し、不在通話状態通知手段204により、不在通話の終了を通知する不在通知メッセージが不在状態検出手段402に送信される(ステップS503)。
また、不在状態検出手段402は、不在操作情報蓄積手段403に対して、不在通話メッセージに含まれる通話元電話番号、通話先電話番号、セッションIDに該当する不在操作情報の蓄積を終了するよう通知し、不在操作情報蓄積手段403は不在操作の蓄積を停止する(ステップS505)。
次に、不在通話の通話先の電話機1が通話可能状態になったときに、不在通話録音と不在操作情報とを再生して通話先に送信する再生処理について説明する。
まず、不在通話の通話先の電話機1が通話可能状態になったときに、不在通話音声の再生処理と不在操作が在るか否かを通知する処理について説明する。
図6は、不在通話音声の再生処理と不在操作が在るか否かを通知する処理の動作手順を示すフローチャートである。
不在通話があった場合、電話機1に実装された不在通話の通知機能によりユーザに対して不在通話の確認を促す(ステップS604)。ユーザは電話機1を用いて予め定められた操作を行い、回線交換サーバ2の不在通話手段202に接続し、不在通話の再生を要求する。一般的に不在通話手段202は、過去に記録された不在通話の通話先電話番号を検索し、接続された電話機1の電話番号と照らし合わせて記録された不在通話を再生する(ステップS605)。
セッションID「A0001」、通話元電話番号「1001」からの不在通話に対して、電話番号「1002」で、2008年1月29日15時20分5秒から不在通話が再生されている場合、不在通話状態記録表は例えば次のように更新される。
不在操作情報蓄積手段403にセッションID及び接続元電話番号に関連した不在操作情報があるかどうか問い合わせる場合、不在操作情報検出手段205は、例えば、以下のような不在操作検出要求メッセージを送信する。
不在操作情報記憶手段404に一致する項目があったことを示す不在操作通知メッセージとしては次のものが例として挙げられる。
この時の通知方法としては、「ピッピッピ」などの電子音を用いてもよく、音声で不在操作情報があることを知らせてもよく、電話機1の特殊な機能を利用してもよい。
図7は、不在操作を情報処理端末3に送信する処理の動作手順を示すフローチャートである。
同時に、不在状態検出手段402は、受信した不在通知メッセージの内容を調べ、問い合わせた電話番号が不在再生状態である場合、不在操作情報送信手段405に対して、不在通知メッセージに含まれる通話元電話番号、通話先電話番号、セッションID、不在再生を開始した時刻を渡す。
また、セッションIDが一致する項目を不在操作情報記憶手段404に記憶された順に不在操作情報記憶手段404から読み出して取得する(ステップS704)。そして、不在操作情報送信手段405は、情報処理端末3に対して不在操作情報として送信するところ(ステップS708)、この時、不在操作情報送信手段405から情報処理端末3へ不在操作情報を送信するタイミングは次の式で導かれる(ステップS705)。
また、操作情報送信時刻がまだ先の場合(ステップS706:いいえ)、不在操作情報送信手段405は不在操作の送信を操作情報送信時刻まで待機し(ステップS707)、その時刻になった時点で送信を実施する(ステップS708)。
情報処理端末3は、端末側送受信手段301で不在通知メッセージを受信すると(ステップS401)、不在通知メッセージを通話連携手段303に渡し、不在再生状態であると判断した場合(ステップS709:はい)、アプリケーションプログラム304に対して処理の開始を通知し、アプリケーション操作の再生状態を開始する(ステップS710)。
そして、この受信により取得された不在操作情報がアプリケーションプログラム304に渡されて操作が再現される(ステップS712)。
図8は、不在通話音声の再生および不在操作の再生が終了した際の処理の動作手順を示すフローチャートである。
この時の不在通知メッセージの例を以下に示す。
また、不在状態検出手段402は、サーバ側送受信手段401を介して情報処理端末3に不在通知メッセージを送信して不在再生の終了を通知する(ステップS804)。
また、本発明の実施の形態における各構成要素は、その機能をハードウェア的に実現することはもちろん、コンピュータとプログラムとで実現してもよい。プログラムは、磁気ディスクや半導体メモリなどのコンピュータ可読記録媒体に記録されて提供されてもよい。そして、コンピュータの立ち上げ時などにコンピュータに読み取られ、そのコンピュータの動作を制御することにより、そのコンピュータを前述した実施の形態における構成要素として機能させてもよい。
Claims (13)
- 電話機同士の通話接続を行いかつ通話先が不在である場合には不在通話音声を録音する機能を有する回線交換サーバに接続されているとともに、通信元のユーザの情報処理端末上で動作するアプリケーションプログラムの操作情報を一時的に蓄積したのちに通信先の情報処理端末へ中継送信するデータ中継装置であって、
通話先電話機が不通であり通話先ユーザが電話に応答しない通話先電話機の不在状態を前記回線交換サーバを介して検出する不在状態検出手段と、
前記不在状態検出手段にて通話先電話機が不在状態であることが検出された状態において通信元の前記情報処理端末から送信されてきたアプリケーションプログラムの操作情報を通信先情報処理端末への不在操作情報として蓄積する不在操作情報蓄積手段と、
前記不在状態検出手段にて通信先電話機が不在状態から不在通話音声を再生する不在再生状態になったことが検出された際に前記不在操作情報蓄積手段に蓄積された不在操作情報を通信先情報処理端末に送信する不在操作情報送信手段と、を備える
ことを特徴とするデータ中継装置。 - 請求項1に記載のデータ中継装置において、
前記不在状態検出手段は、通話先電話機が不在状態である場合に前記回線交換サーバ内に録音される不在通話音声ごとに与えられるセッションIDおよびこのセッションIDのもとに関連づけられた通話元電話機の識別ID、通話先電話機の識別IDおよび録音開始時刻を不在通話状態に関する情報として前記回線交換サーバを介して取得するとともに前記不在操作蓄積手段に送り、
前記不在操作情報蓄積手段は、前記不在通話状態に関する情報をセッション情報記録表にて記録するとともに、通信元の情報処理端末からの不在操作情報をこの不在操作情報を受け付けた不在操作情報受付時刻および前記セッションIDと合わせて不在操作情報記録表にて記録する
ことを特徴とするデータ中継装置。 - 請求項2に記載のデータ中継装置において、
前記不在操作情報蓄積手段は、前記回線交換サーバからの不在操作情報検出の要求に対して前記不在操作情報記録表中で前記回線交換サーバから問い合わされたセッションID及び通話先電話機の識別IDに一致する項目があるか否かを検索し、その検索結果を前記回線交換サーバを介して通話先電話機からユーザに告知させる
ことを特徴とするデータ中継装置。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載のデータ中継装置において、
前記不在状態検出手段は、前記回線交換サーバを介して通話先電話機の不在状態を検出する際に前記回線交換サーバから不在通話音声を再生する不在再生状態であると通知された場合、これを前記不在操作情報送信手段に送り、
前記不在操作情報送信手段は、前記情報処理端末に対し不在再生状態であることを通知するとともに、前記不在操作情報記録表に基づいて前記情報処理端末に対して前記不在操作情報を送信する
ことを特徴とするデータ中継装置。 - 請求項4に記載のデータ中継装置において、
前記不在操作情報送信手段は、不在操作情報を送信するにあたり、不在操作情報を受信した時刻と不在通話が開始された時刻との差分を不在通話の再生が開始された時刻に足した時刻を不在操作情報を送信するタイミングとしての操作情報送信時刻として求め、
現在時刻が前記操作情報送信時刻を過ぎる場合には、その不在操作情報を送信し、
現在時刻が前記操作情報送信時刻に至っていない場合には、現在時刻が前記操作情報送信時刻になるまで待機したのちにその不在操作情報を送信する
ことを特徴とするデータ中継装置。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載のデータ中継装置に接続されているとともに電話機同士の通話接続を行う回線交換サーバであって、
電話機間の通話接続を制御するための回線交換手段と、
通話先となる電話機が不在である場合に通話元の電話機を不在通話状態としてその音声を録音し、かつ、通話先の電話機が通話に応答できるようになった場合に不在再生状態として録音した音声を再生する不在通話手段と、
電話機の不在通話状態および不在再生状態を不在通話情報として記録する不在通話状態記録手段と、
前記不在通話情報を前記データ中継装置に通知する不在通話状態通知手段と、
電話機に連携した情報処理端末による不在操作情報を前記データ中継装置から検出する不在操作情報検出手段と、を備える
ことを特徴とする回線交換サーバ。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載のデータ中継装置にてデータ中継される情報処理端末であって、
当該情報処理端末を利用しているユーザが利用している電話機の識別IDを前記データ中継装置に送信して当該情報処理端末と前記電話機の連携を確立させる通話連携手段と、
通信先の情報処理端末と操作内容を共有する機能をユーザに提供するアプリケーションプログラムと、を備え、
データ中継装置から不在通話状態に関する情報を受けた状態でユーザがアプリケーションプログラムを操作した場合に、
通話連携手段は、前記アプリケーションプラグラムの操作内容と前記不在通話状態に関する情報と対にして前記データ中継装置に送信させる
ことを特徴とする情報処理端末。 - 請求項7に記載の情報処理端末において、
前記データ中継装置から送信される不在操作情報を前記アプリケーションプログラムにて実行する
ことを特徴とする情報処理端末。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載のデータ中継装置と、
請求項6に記載の回線交換サーバと、
請求項7または請求項8に記載の情報処理端末と、を備える通信システム。 - 電話機同士の通話接続を行いかつ通話先が不在である場合には不在通話音声を録音する機能を有する回線交換サーバに接続されている回線交換サーバを介して通話先電話機の不在状態を検出する不在状態検出の工程と、
前記不在状態検出の工程にて通話先電話機が不在状態であることが検出された状態において通信元の情報処理端末から送信されてきたアプリケーションプログラムの操作情報を通信先情報処理端末への不在操作情報として蓄積する不在操作情報蓄積の工程と、
前記不在状態検出の工程にて通信先電話機が不在状態から不在通話音声を再生する不在再生状態になったことが検出された際に前記不在操作情報蓄積の工程にて蓄積された不在操作情報を通信先情報処理端末に送信する不在操作情報送信の工程と、を備える
ことを特徴とするデータ中継方法。 - 電話機同士の通話接続を行いかつ通話先が不在である場合には不在通話音声を録音する機能を有する回線交換サーバに接続されているとともに、通信元のユーザの情報処理端末上で動作するアプリケーションプログラムの操作情報を一時的に蓄積したのちに通信先の情報処理端末へ中継送信するデータ中継装置にコンピュータを組み込んで、このコンピュータを、
通話先電話機が不通であり通話先ユーザが電話に応答しない通話先電話機の不在状態を前記回線交換サーバを介して検出する不在状態検出手段と、
前記不在状態検出手段にて通話先電話機が不在状態であることが検出された状態において通信元の前記情報処理端末から送信されてきたアプリケーションプログラムの操作情報を通信先情報処理端末への不在操作情報として蓄積する不在操作情報蓄積手段と、
前記不在状態検出手段にて通信先電話機が不在状態から不在通話音声を再生する不在再生状態になったことが検出された際に前記不在操作情報蓄積手段に蓄積された不在操作情報を通信先情報処理端末に送信する不在操作情報送信手段と、して機能させる
ことを特徴とするデータ中継プログラム。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載のデータ中継装置に接続されているとともに電話機同士の通話接続を行う回線交換サーバの回線交換方法であって、
電話機間の通話接続を制御するための回線交換の工程と、
通話先となる電話機が不在である場合に通話元の電話機を不在通話状態としてその音声を録音し、かつ、通話先の電話機が通話に応答できるようになった場合に不在再生状態として録音した音声を再生する不在通話の工程と、
電話機の不在通話状態および不在再生状態を不在通話情報として記録する不在通話状態記録の工程と、
前記不在通話情報を前記データ中継装置に通知する不在通話状態通知の工程と、
電話機に連携した情報処理端末による不在操作情報を前記データ中継装置から検出する不在操作情報検出の工程と、を備える
ことを特徴とする回線交換方法。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載のデータ中継装置に接続されているとともに電話機同士の通話接続を行う回線交換サーバにコンピュータを組み込んで、
このコンピュータを、
電話機間の通話接続を制御するための回線交換手段と、
通話先となる電話機が不在である場合に通話元の電話機を不在通話状態としてその音声を録音し、かつ、通話先の電話機が通話に応答できるようになった場合に不在再生状態として録音した音声を再生する不在通話手段と、
電話機の不在通話状態および不在再生状態を不在通話情報として記録する不在通話状態記録手段と、
前記不在通話情報を前記データ中継装置に通知する不在通話状態通知手段と、
電話機に連携した情報処理端末による不在操作情報を前記データ中継装置から検出する不在操作情報検出手段と、して機能させる
ことを特徴とする回線交換プログラム。
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