JP5144388B2 - 燃料電池スタック - Google Patents

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Description

本発明は、少なくとも第1金属セパレータ、第1電解質・電極構造体、第2金属セパレータ、第2電解質・電極構造体及び第3金属セパレータの順に積層される燃料電池スタックに関する。
例えば、固体高分子型燃料電池は、高分子イオン交換膜からなる固体高分子電解質膜を採用している。この燃料電池では、固体高分子電解質膜の両側に、それぞれ電極触媒層と多孔質カーボンからなるアノード側電極及びカソード側電極を配設した電解質膜・電極構造体(電解質・電極構造体)を、セパレータ(バイポーラ板)によって挟持することにより、単位セルが構成されている。通常、この単位セルを所定数だけ積層した燃料電池スタックが使用されている。
上記の燃料電池では、セパレータの面内に、アノード側電極に対向して燃料ガスを流すための燃料ガス流路(反応ガス流路)と、カソード側電極に対向して酸化剤ガスを流すための酸化剤ガス流路(反応ガス流路)とが設けられている。
上記の反応ガス流路内には、凝縮水や反応による生成水が滞留し易く、燃料ガスや酸化剤ガスがアノード側電極やカソード側電極に良好に供給されないおそれがある。
そこで、例えば、特許文献1に開示されているセパレータが知られている。図8に示すように、セパレータ1は、略長方形の形状を有しており、表面の中央部には、反応ガス流路2a、2bが直線的に複数並設されている。反応ガス流路2a、2bのガス流入端部3a、3bには、流路の断面積が小さくなった第1細路部4a及び第2細路部4bが設けられている。第1及び第2細路部4a、4bには、ガス流入端部3a、3bとガス流出部5a、5bとが存在している。さらに、外部から反応ガスを供給するガス供給口6aと、外部に反応ガスを排出するガス排出口6bとが設けられている。
これにより、反応ガス流路2a、2bの下流の部分でも反応ガスの流速を保つようにすることができ、前記反応ガス流路2a、2bに溜まった生成水を吹き飛ばして排除し、前記反応ガス流路2a、2b全体に亘って発電反応が均一に行われる、としている。
特開2004−207160号公報
ところで、燃料電池では、冷却媒体流路を複数組の単位セル毎に設ける(所謂、間引き冷却)ことにより、前記冷却媒体流路の数を減少させて燃料電池スタック全体の積層方向の短尺化を図る工夫がなされている。
このため、電解質・電極構造体間に介装されるセパレータは、一方の電解質・電極構造体に向かう面に燃料ガス流路が形成されるとともに、他方の電解質・電極構造体に向かう面に酸化剤ガス流路が形成されている。
この場合、セパレータとして金属セパレータが使用される際、この金属セパレータの一方の面に燃料ガス流路が形成されると、前記金属セパレータの他方の面には、前記燃料ガス流路の裏面形状として酸化剤ガス流路が形成されることになる。これにより、金属セパレータの両面には、燃料ガス流路と酸化剤ガス流路とを交互に設ける必要があり、燃料電池全体が大型化するという問題がある。
本発明はこの種の問題を解決するものであり、金属セパレータの両面にそれぞれ反応ガス流路を効率的に設けることができ、排水性を向上させるとともに、コンパクト化を図ることが可能な燃料電池スタックを提供することを目的とする。
本発明は、電解質の両側に一対の電極が配設される少なくとも第1及び第2電解質・電極構造体を有し、第1金属セパレータ、前記第1電解質・電極構造体、第2金属セパレータ、前記第2電解質・電極構造体及び第3金属セパレータの順に積層されるとともに、前記第2金属セパレータは、前記第1電解質・電極構造体に向かう面に第1反応ガス流路を有する一方、前記第2電解質・電極構造体に向かう面に第2反応ガス流路を有する燃料電池スタックに関するものである。
第1反応ガス流路は、第1流路溝部と前記第1流路溝部よりも幅狭な縮幅溝部とを交互に設け、第2反応ガス流路は、第2流路溝部と前記第2流路溝部よりも幅広な拡幅溝部とを交互に設けている。
また、第1流路溝部の幅寸法と第2流路溝部の幅寸法とは、同一寸法に設定されることが好ましい。
さらに、第1反応ガス流路及び第2反応ガス流路は、蛇行する波形状流路に構成されることが好ましい。
さらにまた、第1反応ガス流路は、波形状流路の湾曲乃至屈曲部に縮幅溝部が配置される一方、第2反応ガス流路は、波形状流路の湾曲乃至屈曲部に拡幅溝部が配置されることが好ましい。
本発明では、第1及び第2反応ガス流路が、それぞれ流路幅の変動を繰り返すため、圧力損失が増大して生成水の排出性が良好に向上する。しかも、第1流路溝部と縮幅溝部とが交互に設けられる一方、第2流路溝部と拡幅溝部とが交互に設けられている。これにより、第2金属セパレータの両面には、縮幅溝部と拡幅溝部とを交互に且つ近接して設けることができる。従って、第1及び第2反応ガス流路を容易且つ効率的に形成することが可能になるとともに、セパレータ自体が小型になって燃料電池スタック全体のコンパクト化が確実に図られる。
図1は、本発明の実施形態に係る燃料電池スタック10の分解斜視説明図である。図2は、燃料電池スタック10の、図1中、II−II線断面図であり、図3は、前記燃料電池スタック10の、図1中、III−III線断面図である。
燃料電池スタック10は、複数の発電ユニット12を矢印A方向(水平方向)に積層して構成される(図2及び図3参照)。発電ユニット12は、第1金属セパレータ14、第1電解質膜・電極構造体(MEA)16a、第2金属セパレータ18、第2電解質膜・電極構造体(MEA)16b及び第3金属セパレータ20の順に積層される。
図1に示すように、発電ユニット12の長辺方向(矢印C方向)の上端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、酸化剤ガス、例えば、酸素含有ガスを供給するための酸化剤ガス供給連通孔22a、及び燃料ガス、例えば、水素含有ガスを供給するための燃料ガス供給連通孔24aが設けられる。
発電ユニット12の長辺方向の下端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、燃料ガスを排出するための燃料ガス排出連通孔24b、及び酸化剤ガスを排出するための酸化剤ガス排出連通孔22bが設けられる。
発電ユニット12の短辺方向(矢印B方向)の一端縁部には、矢印A方向に互いに連通して、冷却媒体を供給するための冷却媒体供給連通孔26aが設けられるとともに、前記発電ユニット12の短辺方向の他端縁部には、前記冷却媒体を排出するための冷却媒体排出連通孔26bが設けられる。
第1及び第2電解質膜・電極構造体16a、16bは、例えば、パーフルオロスルホン酸の薄膜に水が含浸された固体高分子電解質膜28と、前記固体高分子電解質膜28を挟持するカソード側電極30及びアノード側電極32とを備える。カソード側電極30及びアノード側電極32は、カーボンペーパ等からなるガス拡散層と、白金合金が表面に担持された多孔質カーボン粒子が前記ガス拡散層の表面に一様に塗布して形成される電極触媒層とを有する。電極触媒層は、固体高分子電解質膜28の両面に形成される。
図1及び図4に示すように、第1金属セパレータ14の第1電解質膜・電極構造体16aに向かう面14aには、酸化剤ガス供給連通孔22aと酸化剤ガス排出連通孔22bとを連通する第1酸化剤ガス流路34が形成される。
第1酸化剤ガス流路34は、矢印C方向(長辺方向)に蛇行して延在する複数の波形状流路に構成されるとともに、第1酸化剤ガス流路溝部34aと前記第1酸化剤ガス流路溝部34aよりも幅広な第1拡幅溝部34bとを交互に設ける。第1拡幅溝部34bは、第1酸化剤ガス流路34の波形状流路の湾曲乃至屈曲部に配置される一方、第1酸化剤ガス流路溝部34aは、前記湾曲乃至屈曲部同士の間に配置される。
第1酸化剤ガス流路34の矢印C方向上端及び下端に位置して入口バッファ部36a及び出口バッファ部36bが設けられる。入口バッファ部36a及び出口バッファ部36bは、複数のエンボス(凸部)を設ける。
第1金属セパレータ14の面14bと、隣接する第3金属セパレータ20の面20bとの間には、第1酸化剤ガス流路34の裏面形状に対応して冷却媒体供給連通孔26aと冷却媒体排出連通孔26bとを連通する第1冷却媒体流路40aが形成される。
図5に示すように、第2金属セパレータ18の第1電解質膜・電極構造体16aに向かう面18aには、燃料ガス供給連通孔24aと燃料ガス排出連通孔24bとを連通する第1燃料ガス流路(第1反応ガス流路)42が形成される。
第1燃料ガス流路42は、矢印C方向(長辺方向)に蛇行して延在する複数の波形状流路に構成されるとともに、第1燃料ガス流路溝部42aと前記第1燃料ガス流路溝部42aよりも幅狭な第1縮幅溝部42bとを交互に設ける。第1縮幅溝部42bは、第1燃料ガス流路42の波形状流路の湾曲乃至屈曲部に配置される一方、第1燃料ガス流路溝部42aは、前記湾曲乃至屈曲部同士の間に配置される。
第1燃料ガス流路42の矢印C方向上端及び下端に位置して入口バッファ部44a及び出口バッファ部44bが設けられる。入口バッファ部44a及び出口バッファ部44bは、複数のエンボス(凸部)を設ける。
第2金属セパレータ18の第2電解質膜・電極構造体16bに向かう面18bには、図6に示すように、酸化剤ガス供給連通孔22aと酸化剤ガス排出連通孔22bとを連通する第2酸化剤ガス流路(第2反応ガス流路)48が形成される。
第2酸化剤ガス流路48は、矢印C方向(長辺方向)に蛇行して延在する複数の波形状流路に構成されるとともに、第2酸化剤ガス流路溝部48aと前記第2酸化剤ガス流路溝部48aよりも幅広な第2拡幅溝部48bとを交互に設ける。第2拡幅溝部48bは、第2酸化剤ガス流路48の波形状流路の湾曲乃至屈曲部に配置される一方、第2酸化剤ガス流路溝部48aは、前記湾曲乃至屈曲部同士の間に配置される。第2酸化剤ガス流路溝部48aは、第1酸化剤ガス流路溝部34aと同一の幅寸法に設定される。
第2酸化剤ガス流路48の矢印C方向上端及び下端に位置して入口バッファ部50a及び出口バッファ部50bが設けられる。入口バッファ部50a及び出口バッファ部50bは、複数のエンボス(凸部)を設ける。
図7に示すように、第3金属セパレータ20の第2電解質膜・電極構造体16bに向かう面20aには、燃料ガス供給連通孔24aと燃料ガス排出連通孔24bとを連通する第2燃料ガス流路54が形成される。
第2燃料ガス流路54は、矢印C方向(長辺方向)に蛇行して延在する複数の波形状流路に構成されるとともに、第2燃料ガス流路溝部54aと前記第2燃料ガス流路溝部54aよりも幅狭な第2縮幅溝部54bとを交互に設ける。第2縮幅溝部54bは、第2燃料ガス流路54の波形状流路の湾曲乃至屈曲部に配置される一方、第2燃料ガス流路溝部54aは、前記湾曲乃至屈曲部同士の間に配置される。第2燃料ガス流路溝部54aは、第1燃料ガス流路溝部42aと同一の幅寸法に設定される。
第2燃料ガス流路54の矢印C方向上端及び下端に位置して入口バッファ部56a及び出口バッファ部56bが設けられる。入口バッファ部56a及び出口バッファ部56bは、複数のエンボス(凸部)を設ける。
第3金属セパレータ20の面20bと、隣接する第1金属セパレータ14の面14bとの間には、冷却媒体供給連通孔26aと冷却媒体排出連通孔26bとを連通する第2冷却媒体流路40bが形成される(図1参照)。
第1金属セパレータ14、第2金属セパレータ18及び第3金属セパレータ20の面には、第1シール部材60、第2シール部材62及び第3シール部材64が一体成形される。
このように構成される燃料電池スタック10の動作について、以下に説明する。
先ず、図1に示すように、燃料電池スタック10を構成する各発電ユニット12では、酸化剤ガス供給連通孔22aに酸素含有ガス等の酸化剤ガスが供給されるとともに、燃料ガス供給連通孔24aに水素含有ガス等の燃料ガスが供給される。さらに、冷却媒体供給連通孔26aに純水やエチレングリコール等の冷却媒体が供給される。
酸化剤ガスは、酸化剤ガス供給連通孔22aから第1金属セパレータ14の第1酸化剤ガス流路34及び第2金属セパレータ18の第2酸化剤ガス流路48に導入される。このため、酸化剤ガスは、第1及び第2電解質膜・電極構造体16a、16bの各カソード側電極30に沿って鉛直下方向に移動する。
一方、燃料ガスは、燃料ガス供給連通孔24aから第2金属セパレータ18の第1燃料ガス流路42及び第3金属セパレータ20の第2燃料ガス流路54に導入される。従って、燃料ガスは、第1及び第2電解質膜・電極構造体16a、16bの各アノード側電極32に沿って鉛直下方向に移動する。
上記のように、第1及び第2電解質膜・電極構造体16a、16bでは、各カソード側電極30に供給される酸化剤ガスと、各アノード側電極32に供給される燃料ガスとが、電極触媒層内で電気化学反応により消費され、発電が行われる。
次いで、カソード側電極30に供給されて消費された酸化剤ガスは、酸化剤ガス排出連通孔22bに排出される。同様に、アノード側電極32に供給されて消費された燃料ガスは、燃料ガス排出連通孔24bに排出される。
また、冷却媒体は、各発電ユニット12間に形成される第1及び第2冷却媒体流路40a、40bに導入される。冷却媒体は、矢印B方向(図1中、水平方向)に沿って流動し、一方の発電ユニット12の第2電解質膜・電極構造体16bと他方の発電ユニット12の第1電解質膜・電極構造体16aとを冷却する。すなわち、冷却媒体は、発電ユニット12内の第1及び第2電解質膜・電極構造体16a、16b間を冷却しない、所謂、間引き冷却した後、冷却媒体排出連通孔26bに排出される。
この場合、本実施形態では、図5及び図6に示すように、第2金属セパレータ18は、面18aに第1燃料ガス流路42を設けるとともに、面18bに第2酸化剤ガス流路48を設けている。さらに、第1燃料ガス流路42は、第1燃料ガス流路溝部42aと前記第1燃料ガス流路溝部42aよりも幅狭な第1縮幅溝部42bとを交互に設ける一方、第2酸化剤ガス流路48は、第2酸化剤ガス流路溝部48aと前記第2酸化剤ガス流路溝部48aよりも幅広な第2拡幅溝部48bとを交互に設けている。
このように、第1燃料ガス流路42及び第2酸化剤ガス流路48は、それぞれ流路幅の変動を繰り返すため、流路内に圧力損失の高い部分が発生し、生成水の排出性が良好に向上するとともに、電極面圧の減少を抑制することができる。
具体的には、例えば、第1燃料ガス流路42において、第1燃料ガス流路溝部42a及び第1縮幅溝部42bの流量が一定であるとすると、第1燃料ガス流路溝部42aの流路断面積ANと第1縮幅溝部42bの流路断面積ADとは、AN>ADの関係を有する。
さらに、第1燃料ガス流路溝部42aの水力直径DNと第1縮幅溝部42bの水力直径DDとは、DN>DDの関係を有するとともに、前記第1燃料ガス流路溝部42aの流速VNと前記第1縮幅溝部42bの流速VDとは、VD>VNの関係を有する。
圧力損失ΔP=λ×(L/D)×(ρV2/2)の関係から、第1燃料ガス流路溝部42aの圧力損失ΔPNと第1縮幅溝部42bの圧力損失ΔPDとは、ΔPD>ΔPNとなり、高い圧力損失が得られる。
しかも、第1燃料ガス流路42の幅狭な第1縮幅溝部42bと、第2酸化剤ガス流路48の幅広な第2拡幅溝部48bとは、矢印B方向に沿って交互に且つ近接して配置されている。
従って、第2金属セパレータ18では、第1燃料ガス流路42と第2酸化剤ガス流路48とを容易且つ効率的に形成することが可能になるとともに、前記第2金属セパレータ18自体が小型化される。このため、燃料電池スタック10全体のコンパクト化が確実に遂行されるという効果が得られる。
なお、本実施形態では、第1燃料ガス流路42及び第2酸化剤ガス流路48は、蛇行する複数の波形状流路に構成されているが、これに限定されるものではなく、例えば、複数の直線状流路に構成されていてもよい。
また、第1燃料ガス流路42の第1縮幅溝部42bは、前記第1燃料ガス流路42の波形状流路の湾曲乃至屈曲部に配置されているが、これに代えて前記第1縮幅溝部42bを前記湾曲乃至屈曲部間に配置してもよい。同様に、第2酸化剤ガス流路48の第2拡幅溝部48bは、前記第2酸化剤ガス流路48の波形状流路の湾曲乃至屈曲部に配置されているが、これに代えて前記第2拡幅溝部48bを前記湾曲乃至屈曲部間に配置してもよい。
本発明の実施形態に係る燃料電池スタックの分解斜視説明図である。 前記燃料電池スタックの、図1中、II−II線断面図である。 前記燃料電池スタックの、図1中、III−III線断面図である。 前記燃料電池スタックを構成する第1金属セパレータの正面説明図である。 前記燃料電池スタックを構成する第2金属セパレータの一方の面の説明図である。 前記第2金属セパレータの他方の面の説明図である。 前記燃料電池スタックを構成する第3金属セパレータの正面説明図である。 特許文献1のセパレータの説明図である。
符号の説明
10…燃料電池スタック 12…発電ユニット
14、18、20…金属セパレータ 16a、16b…電解質膜・電極構造体
22a…酸化剤ガス供給連通孔 22b…酸化剤ガス排出連通孔
24a…燃料ガス供給連通孔 24b…燃料ガス排出連通孔
26a…冷却媒体供給連通孔 26b…冷却媒体排出連通孔
28…固体高分子電解質膜 30…カソード側電極
32…アノード側電極 34、48…酸化剤ガス流路
34a、48a…酸化剤ガス流路溝部 34b、48b…拡幅溝部
40a、40b…冷却媒体流路 42、54…燃料ガス流路
42a、54a…燃料ガス流路溝部 42b、54b…縮幅溝部

Claims (4)

  1. 電解質の両側に一対の電極が配設される少なくとも第1及び第2電解質・電極構造体を有し、第1金属セパレータ、前記第1電解質・電極構造体、第2金属セパレータ、前記第2電解質・電極構造体及び第3金属セパレータの順に積層されるとともに、前記第2金属セパレータは、前記第1電解質・電極構造体に向かう面に第1反応ガス流路を有する一方、前記第2電解質・電極構造体に向かう面に第2反応ガス流路を有する燃料電池スタックであって、
    前記第1反応ガス流路は、第1流路溝部と前記第1流路溝部よりも幅狭な縮幅溝部とを交互に設け、
    前記第2反応ガス流路は、第2流路溝部と前記第2流路溝部よりも幅広な拡幅溝部とを交互に設けることを特徴とする燃料電池スタック。
  2. 請求項1記載の燃料電池スタックにおいて、前記第1流路溝部の幅寸法と前記第2流路溝部の幅寸法とは、同一寸法に設定されることを特徴とする燃料電池スタック。
  3. 請求項1又は2記載の燃料電池スタックにおいて、前記第1反応ガス流路及び前記第2反応ガス流路は、蛇行する波形状流路に構成されることを特徴とする燃料電池スタック。
  4. 請求項3記載の燃料電池スタックにおいて、前記第1反応ガス流路は、前記波形状流路の湾曲乃至屈曲部に前記縮幅溝部が配置される一方、
    前記第2反応ガス流路は、前記波形状流路の湾曲乃至屈曲部に前記拡幅溝部が配置されることを特徴とする燃料電池スタック。
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