JP5143417B2 - 電気泳動表示装置、制御装置、制御方法、および表示システム - Google Patents

電気泳動表示装置、制御装置、制御方法、および表示システム Download PDF

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Description

本発明は、帯電粒子の電気泳動を利用した表示装置等に関するものである。
帯電粒子の電気泳動を利用した表示装置等においては、例えば、一対の電極に電圧を所定時間印加することで、一対の電極間に配置された一の帯電粒子を透明に形成された一方の電極側に移動させ所定色の表示を行い、上記一対の電極に上記所定時間と同じ時間電圧を印加することで、一対の電極間に配置された他の帯電粒子を上記一方の電極側に移動させ上記所定色とは異なる色表示を行う。このような表示装置においては、表示の切り替え回数が多くなるにつれ、コントラストが低下するという問題点がある。
これは一の帯電粒子が、これとは極性の異なる他の帯電粒子に比べ移動しやすく、且つ、一の帯電粒子を移動させる際の電圧の印加時間と他の帯電粒子を移動させる際の電圧の印加時間とが同じである場合、移動しやすい一の帯電粒子に対して電界が必要以上に作用し、この一の帯電粒子が表示面側に位置する電極に過剰に押しつけられ、強固に凝集して表示の焼付きが生じることによるものと考えられる。また、移動しにくい他の粒子に対しては電界が十分に作用せず、この他の粒子が表示面側まで十分に移動しないことによるものと考えられる。
このような技術的課題の解決を図るため、帯電粒子の短径と長径との比を特定範囲とした技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、粒子の移動速度等を均一にする等を目的として、着色樹脂粒子の外殻部に電荷調整手段を適用する技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−295233号公報 特開2006−227620号公報
しかしながら、粒子を製造するにあたっては、その形状や大きさを一様にすることは技術的に困難であり、ある一定の幅を有した粒子とならざるを得ない。これを均一化するため、所定の大きさ、形状とはならない粒子を分級処理等により排除することも考えられるが、製造コストの増大となるため好ましくない。
粒子に電荷調整手段を適用する場合であっても上記同様に、全ての粒子の外殻部に対して一様に調整手段を適用することは難しく、また、粒子の大きさにバラツキがある場合には、電荷調整効果が減じてしまう。
本発明は、以上のような技術的課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、鮮明な表示と高いコントラスト表示が可能で、且つ表示品位の低下を抑制可能な電気泳動表示装置を提供することにある。
かかる目的のもと、本発明が適用される電気泳動表示装置は、第1の電極と、第1の電極の対向位置に配置される第2の電極とを備え、少なくとも、分散媒、第1の帯電粒子、および第1の帯電粒子とは極性が異なる第2の帯電粒子とを含む電気泳動インクが、第1の電極と第2の電極との間に配設される電気泳動表示パネルと、電気泳動表示パネルの第1の電極と第2の電極に対して電圧を印加する印加手段と、電気泳動表示パネルの表示変更に際して、第1の帯電粒子を第1の電極方向に移動させるために第1の条件で電圧を印加し、第2の帯電粒子を第1の電極方向に移動させるために第1の条件とは異なる第2の条件で電圧を印加するように印加手段を制御する制御手段と、を含む。
ここで、制御手段は、印加手段により印加される電圧の時間積分値を、第1の条件と第2の条件とで異ならせることを特徴とすることができる。また、制御手段は、分散媒中における第1の帯電粒子の移動速度が第2の帯電粒子よりも大きい場合に、第1の条件における時間積分値を第2の条件における時間積分値よりも小さくすることを特徴とすることができる。
また、本発明を制御装置と捉えた場合、本発明が適用される制御装置は、第1の電極と、第1の電極の対向位置に配置される第2の電極とを備え、少なくとも、分散媒、第1の帯電粒子、および第1の帯電粒子とは極性が異なる第2の帯電粒子とを含む電気泳動インクが、第1の電極と第2の電極との間に配設される電気泳動表示パネルに対する電圧の印加を制御する制御装置であって、電気泳動表示パネルの表示変更に際して、第1の帯電粒子を第1の電極方向に移動させるために第1の条件で電圧を印加する第1の印加手段と、第2の帯電粒子を第1の電極方向に移動させるために第1の条件とは異なる第2の条件で電圧を印加する第2の印加手段とを有する。
ここで、第1の印加手段は、第2の条件とは電圧の印加時間、大きさ、および印加回数の少なくとも一つが異なる第1の条件で電圧を印加することを特徴とすることができる。また、第1の印加手段は、分散媒中における第1の帯電粒子の移動速度が第2の帯電粒子よりも大きい場合に、第2の条件よりも印加時間が短い第1の条件で電圧を印加し、第2の条件よりも大きさが小さい第1の条件で電圧を印加し、又は、第2の条件よりも印加回数が少ない第1の条件で電圧を印加することを特徴とすることができる。
また、制御方法と捉えた場合、本発明が適用される制御方法は、第1の電極と、第1の電極の対向位置に配置される第2の電極とを備え、少なくとも、分散媒、第1の帯電粒子、および第1の帯電粒子とは極性が異なる第2の帯電粒子とを含む電気泳動インクが、第1の電極と第2の電極との間に配設される電気泳動表示パネルに対する電圧の印加を制御する制御方法であって、電気泳動表示パネルの表示変更に際して、第1の帯電粒子を第1の電極方向に移動させるために第1の条件で電圧を印加し、第2の帯電粒子を第1の電極方向に移動させるために第1の条件とは異なる第2の条件で電圧を印加することを特徴とする。
ここで、第1の条件と第2の条件とで印加される電圧の時間積分値が異なることを特徴とすることができる。また、第1の条件と第2の条件とで印加される電圧の印加時間、大きさ、および印加回数の少なくとも一つが異なることを特徴とすることができる。
また、本発明を表示システムと捉えた場合、本発明が適用される表示システムは、第1の電極と、第1の電極の対向位置に配置される第2の電極とを備え、少なくとも、分散媒、第1の帯電粒子、および第1の帯電粒子とは極性が異なる第2の帯電粒子とを含む電気泳動インクが、第1の電極と第2の電極との間に配設される電気泳動表示パネルと、電気泳動表示パネルの第1の電極と第2の電極に対して電圧を印加する印加手段と、を各々備えた複数の電気泳動表示装置と、複数の電気泳動表示装置の各々に設けられた電気泳動表示パネルの表示変更に際して、第1の帯電粒子を第1の電極方向に移動させるために第1の条件で電圧を印加し、第2の帯電粒子を第1の電極方向に移動させるために第1の条件とは異なる第2の条件で電圧を印加するように複数の電気泳動表示装置の各々に設けられた印加手段を制御する制御端末と、を含む。
本発明によれば、鮮明な表示と高いコントラスト表示が可能で、且つ表示品位の低下を抑制可能な電気泳動表示装置を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る電気泳動表示装置を示す概略構成図である。
同図に示す電気泳動表示装置1は、電界の作用により可逆的に視認状態を変化させることが可能な表示装置である。この電気泳動表示装置1は、電気泳動表示パネル10と、この電気泳動表示パネル10を制御する制御装置20とから概略構成されている。なお、このような電気泳動表示装置1は、例えば、時計、カレンダー、電子ペーパー、スーパーマーケット、コンビニエンスストアなどにおいて使用される電子棚札などに用いられる。
詳細は後述するが、電気泳動表示パネル10は、共通電極、画素電極、および帯電粒子を分散させた電気泳動インクなどから構成され、文字、数字、図形などの表示を行う。
制御装置20は、ドライバ30と、制御部40とを備えている。
ドライバ30には、不図示の電源部から2種類の電圧が印加された状態となっており、また、ドライバ30には、複数のスイッチング部が設けられた状態となっている。なお、ドライバ30の詳細については後述する。
制御部40は、CPU(Central Processing Unit)と、プログラム等が記録されるROM(Read Only Memory)とで構成され、ドライバ30を介して、電気泳動表示パネル10を制御する。また、本電気泳動表示装置1の外部にホストコンピューターなどの制御端末が別途設けられた場合には、インターフェース部(不図示)を介し、この制御端末と制御部40とを接続し、制御端末と制御部40との通信を可能とする。
次に、電気泳動表示パネル10およびドライバ30について詳細に説明する。
図2は、電気泳動表示パネル10およびドライバ30について説明する図である。なお、本図においては、図1で示した制御部40の図示を省略している。
電気泳動表示パネル10は、電界の向きを制御することにより所望の表示を得ることが可能なパネルである。また、本電気泳動表示パネル10は、低コスト、視野角が通常の印刷物並に広いなどの長所を有している。さらに、本電気泳動表示パネル10は、電力を加えないでも表示が維持される表示のメモリー性を備えており、この結果、消費電力が小さいというメリットを有している。
より詳細に説明すると、本実施形態における電気泳動表示パネル10は、基板11と、対向基板12と、共通電極13と、画素電極14と、帯電粒子を分散させた電気泳動インク15とを備えている。また、電気泳動表示パネル10は、基板11と対向基板12との間にこれら基板間の隙間を規定値に保つための隙間材(不図示)と、基板11および対向基板12の端部に上記電気泳動インク15の外部への漏れだしを防止する封止材(不図示)とを備えている。
基板11は、電気泳動表示パネル10のベースとなる部材であるとともに、画素電極14等の部材を支持する機能を有している。
対向基板12は、基板11と同様に電気泳動表示パネル10のベースとなる部材である。また、対向基板12は、電気泳動インク15を挟んで基板11の対向位置に配設される。さらに、対向基板12は、基板11に所定の隙間を介して貼着された状態となっている。また、対向基板12は、共通電極13等の部材を支持する機能を有している。
第1の電極としての共通電極13は、対向基板12の内面全体にわたり形成されている。また、この共通電極13には、ドライバ30から所定の電圧が印加される構成となっている。
第2の電極としての画素電極14は、基板11の内面且つ共通電極13の対向位置に、複数設けられている。また、画素電極14には、共通電極13と同様にドライバ30から所定の電圧が印加される構成となっている。また、画素電極14は、マトリクス表示可能なドット状の電極だけでなく、セグメント状の電極であっても良い。また、画素電極14と基板11から構成される電極基板としては、液晶で広く用いられているようなTFT基板とすることもできる。
ここで、電気泳動表示パネル10においては、少なくとも一方側が表示面(観測面)となる。このため、表示面側における基板および電極については透明であることが必要である。なお、この透明とは半透明や有色透明も含む概念である。そこで、本実施形態においては、上記対向基板12および共通電極13を透明な材料を用いる構成としている。また、本実施形態においては、対向基板12および共通電極13を透明な材料を用い対向基板12側を表示面とする構成としたが、基板11および画素電極14についても透明な材料を用いれば他方側も表示面とすることができる。また、電気泳動表示パネル10に対して可撓性が求められる場合、基板11および対向基板12には、フィルム状あるいはシート状の樹脂基板が用いられる。
基板11および対向基板12には、例えば樹脂材料を用いることができる。なお、表示面側に位置する対向基板12のように透明性が要求される場合、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエーテルスルホン(PES)、ポリカーボネート(PC)などが用いられる。
共通電極13および画素電極14には、例えばアルミニウムや銅などの一般的な導電材料を用いることができる。なお、表示面側に位置する共通電極13のように透明性が要求される場合、例えば、ITO(インジウムスズ酸化物)等の導電性酸化物などが用いられる。この導電性酸化物は、画素電極14に対して用いることももちろん可能である。
電気泳動インク15は、基板11と対向基板12との間に封入された状態となっている。また、本実施形態においては、この電気泳動インク15は、正に帯電した白粒子15aと、負に帯電した黒粒子15bと、これらの粒子を分散させる分散媒15cとから構成されている。
第1の帯電粒子としての白粒子15aには、例えば酸化チタン等の白色顔料や、白色の樹脂粒子、または白色に着色された樹脂粒子等を用いることができる。
第2の帯電粒子としての黒粒子15bには、例えばチタンブラック、カーボンブラック等の黒色顔料や、黒色に着色された樹脂粒子等を用いることができる。
また、これら粒子は、コントラスト表示可能な範囲で様々な色の粒子を任意に用いることも可能であり、白と赤、白と青、黄色と黒などのような組合せとすることもできる。
分散媒15cには、従来より電気泳動表示に用いられている種々の低誘電率有機溶媒などを用いることが可能であり、分散媒15には、分散剤や電荷制御剤等の添加剤を添加して用いることもできる。
印加手段の1つとして機能するドライバ30は、制御部40からの命令を受け共通電極13および各画素電極14に電圧を印加する。また、ドライバ30は、不図示の電源部から印加された2種類の電圧(Vp,Vs)から一の電圧を選択可能とする複数のスイッチング部(不図示)を備えるとともに、各スイッチング部に対応して設けられた複数の出力端子(不図示)を備えている。各スイッチング部にて選択された一の電圧は、出力端子を介して共通電極13および画素電極14に印加される。ここで、本実施形態においては、ドライバ30に、電圧Vpとして50Vが、電圧Vsとして0V(接地電圧)が印加された状態となっている。
次に、本実施形態における電気泳動表示パネル10の動作について説明する。
図3は、電気泳動表示パネル10の動作を説明するための図である。
本実施形態における共通電極13および画素電極14には、上述のとおり、ドライバ30から電圧が印加される。電圧の印加方法にはいくつかの手法が提案されているが、本実施形態においては、画素電極14のみならず共通電極13に対しても2種類の電圧から一の電圧を選択的に印加する所謂コモン振りを採用している。
まず、本実施形態における電気泳動表示パネル10にて表示を行う場合、まず全体を白表示とするリセット動作が実行され、次いで表示動作が実行される。そして、表示動作がなされた後、表示が変更される表示変更動作が繰り返される。
リセット動作を行う場合、図3(a)に示すように、共通電極13に対して電圧Vs(=0V)が印加され、全ての画素電極14に対して電圧Vp(=50V)が印加される。この結果、画素電極14から共通電極13に向かう電界が発生し、正に帯電した白粒子15aは共通電極13に向かって移動し、負に帯電した黒粒子15bは画素電極14に向かって移動する。このため、表示面側に位置する共通電極13側に白粒子15aが位置し、全体が白表示となる。
次いで、表示動作が実行される。本実施形態においては、一部が黒表示となる場合の動作について説明する。白表示の一部を黒表示とする場合、図3(b)に示すように、共通電極13に対して電圧Vp(=50V)、黒表示を行おうとする領域に対応した画素電極14(図中中央の画素電極14)に対して電圧Vs(=0V)、表示の変更を行わない領域(表示を維持する領域)に対応した画素電極14(図中両端の画素電極14)に電圧Vp(=50V)が印加される。
この結果、電圧Vs(=0V)が印加された画素電極14と共通電極13との間に共通電極13から画素電極14に向かう電界が発生し、この電界が発生した部分において黒表示がなされる。また、電圧Vp(=50V)が印加された画素電極14と共通電極13とはほぼ等電位となる。即ち、電界の強度が実質的にゼロとなる。このため、白粒子15aおよび黒粒子15bの移動が抑制されこの部分においては黒表示がなされず、白表示のまま維持される。そして、このような表示動作がなされた後、表示が変更される表示変更動作が繰り返されていく。
次に、表示変更動作について説明する。本実施形態における表示変更動作は、消去を要する黒表示を白表示へと変更するステップ(以下、「消去ステップ」と称する)と、白表示を黒表示へと変更するステップ(以下、「書き込みステップ」と称する)の2つのステップにより構成される。なお、この2つのステップは、消去ステップの方が、書き込みステップより先に実行される。
図4は、表示変更動作を説明するための図である。
図4(a)は、消去ステップにおける電気泳動表示パネル10の状態を示している。
この消去ステップにおいては、共通電極13に電圧Vs(=0V)が印加され、白表示へと変更する領域(表示を消去する領域)に対応した画素電極14に電圧Vp(=50V)が印加される。また、白表示への変更を行う領域以外の領域(表示状態を維持する領域)に対応した画素電極14には電圧Vs(=0V)が印加される。この結果、所定領域が白表示へと変更されるとともに、この所定領域以外の領域においては、表示状態が維持される。
例えば、図中中央の黒表示を白表示へと変更し表示の消去を行う場合、共通電極13に電圧Vs(=0V)が印加され、図中中央の画素電極14に電圧Vp(=50V)が印加される。この結果、図中中央の黒表示は白表示へと変更される。また、図中両端の画素電極14には、共通電極13に印加される電圧と同じ電圧Vs(=0V)が印加され、この両端に位置する画素電極14に対応した領域においては、表示状態が維持される。なお、本消去ステップにおいては、上記電圧Vsおよび電圧Vpは、所定時間Ts印加される。
次に、書き込みステップについて説明する。
図4(b)は、書き込みステップにおける電気泳動表示パネル10の状態を示している。
書き込みステップにおいては、共通電極13に電圧Vp(=50V)が印加され、黒表示へと変更する領域に対応した画素電極14に電圧Vs(=0V)が印加される。また、黒表示への変更を行う領域以外の領域(表示状態を維持する領域)に対応した画素電極14に電圧Vp(=50V)が印加される。この結果、所定領域が黒表示へと変更されるとともに、この所定領域以外の領域においては、表示状態が維持される。
例えば、図中右端の白表示を黒表示へと変更し書き込みを行う場合、共通電極13に電圧Vp(=50V)が印加され、図中右端の画素電極14に電圧Vs(=0V)が印加される。この結果、図中右端の白表示は黒表示へと変更される。また、図中中央および左端の画素電極14には、共通電極13に印加される電圧と同じ電圧Vp(=50V)が印加され、図中中央および左端に位置する画素電極14に対応した領域においては、表示状態が維持される。なお、書き込みステップにおいては、上記電圧Vsおよび電圧Vpは、所定時間Tk印加される。
ここで、従来の電気泳動表示装置においては、上記電圧印加時間Ts,Tkについて、Ts:Tk=1:1とする構成が提案されている。
ところで、このような構成において、上記消去ステップを行った場合、電圧が、白粒子15aの移動に要する時間よりも長く印加されてしまう場合がある。換言すると、分散媒15c中における白粒子15aの移動速度が、黒粒子15bの移動速度よりも大きい場合、消去ステップにおいて電界が作用した際、早期に共通電極13に達する。このため、一律にTs:Tk=1:1の関係で電圧の印加を行ってしまうと、白粒子15aが共通電極13に達しているにも関わらず電圧印加が行われてしまう場合がある。この結果、白粒子15aが共通電極13に過剰に押しつけられ、強固に凝集してしまうおそれがある。そして、白粒子15aが共通電極13に強固に凝集してしまうと、白表示の焼き付きが生じてしまい、後に黒表示を行った際に表示が白みがかり、表示の鮮明さとコントラストが低下してしまう。
また、上記従来の構成において、書き込みステップを行った場合、電圧が、黒粒子15bの移動に要する時間よりも短く印加される場合がある。換言すると、黒粒子15bの分散媒15c中における移動速度が、白粒子15aの移動速度よりも小さい場合、黒粒子15bは、移動しにくいため共通電極13に達するまでに時間を要するが、一律にTs:Tk=1:1の関係で電圧印加を行うと、黒粒子15bが共通電極13に達する前に電圧印加が停止されしまう場合がある。この結果、黒粒子15bが共通電極13側に十分に移動せず、黒表示が白みがかった状態となり、表示の鮮明さとコントラストが低下してしまう。なお、白粒子15aが共通電極13に強固に凝集してしまう不具合や、黒粒子15bが共通電極13側に十分に移動しないという不具合は、上記図3(a)で示したリセット動作や、図3(b)で示した表示動作においても発生する。
即ち、従来の電圧印加方法では、粒子の移動しやすさに対応させて電圧印加を行っていなかったため、粒子が十分に移動しているにも関わらず電圧印加が行われたり、粒子が十分に移動していないにも関わらず電圧印加が停止されたりし、表示の鮮明さとコントラストが低下するという不具合があった。そこで、本実施形態においては、粒子の移動しやすさに対応させた電圧印加を行う構成としている。以下、表示変更動作を一例に挙げて本実施形態における電圧印加方法を説明する。
図5は、共通電極13および画素電極14に印加される電圧(V)を示したものである。なお、本図においては、印加電圧(V)を、画素電極14から共通電極13に向かって電界が形成される場合を正で示し、共通電極13から画素電極14に向かって電界が形成される場合を負で示している。
上述のとおり、本実施形態においては、粒子の移動しやすさに対応させた電圧印加を行う構成としている。具体的に説明すると、本実施形態においては、消去ステップにおいて第1の条件で電圧を印加し、書き込みステップにおいて第2の条件で電圧を印加する構成としている。より具体的には、消去ステップにおける電圧の印加時間と、書き込みステップにおける電圧の印加時間とを異ならせる構成としている。更に具体的に説明すると、同図に示すように、消去ステップを行う際、即ち白粒子15aを画素電極14から共通電極13に向かう方向に移動させ消去を要する黒表示を白表示へと変更する際、共通電極13および消去を行う領域に対応した画素電極14に対して正方向に立ち上がるパルス状電圧、詳細には50Vのパルス状電圧を時間T1印加する構成としている(以下、黒表示を白表示へと変更するために印加されるパルス状電圧を、「消去パルス」と称する)。なお、時間T1は、画素電極14近傍に位置する白粒子15aが共通電極13に向かって移動するのに要する時間よりも長く、また、多量の白粒子15aの共通電極13への張り付きが発生してしまう時間よりも短く設定されている。また、時間T1や後述する時間T2等は、制御部40に設けられたタイマー部(不図示)により管理される。
また、書き込みステップを行う際、即ち黒粒子15bを共通電極13に向かって移動させ黒表示へと変更する際、共通電極13および書き込みを行う領域に対応した画素電極14に対して負方向に立ち上がるパルス状電圧、詳細には−50Vのパルス状電圧を時間T2印加する構成としている(以下、白表示を黒表示へと変更するために印加されるパルス状電圧を「表示パルス」と称する)。なお、この時間T2は、白粒子15aよりも移動しにくい黒粒子15bに対応させて、上記時間T1よりも長く設定されている。また、時間T2は、画素電極14近傍に位置する黒粒子15bが共通電極13に向かって移動するのに要する時間よりも長く、また、多量の黒粒子15bの共通電極13への張り付きが発生してしまう時間よりも短く設定されている。
本実施形態においては、上述のとおり、移動しやすい白粒子15aを移動させる消去ステップにおいて共通電極13および画素電極14に対して時間T1で電圧を印加するとともに、白粒子15aよりも移動しにくい黒粒子15bを移動させる書き込みステップにおいて共通電極13および画素電極14に対して上記時間T1よりも長い時間T2で電圧を印加する構成としている。
換言すると、消去ステップにおいて共通電極13および画素電極14に対して印加される電圧を時間で積分した時間積分値と、書き込みステップにおいて共通電極13および画素電極14に対して印加される電圧を時間で積分した時間積分値とを異なる(非等価)ようにしている。より具体的には、消去ステップにおいて共通電極13および画素電極14に対して印加される電圧を時間で積分した時間積分値が、書き込みステップにおいて共通電極13および画素電極14に対して印加される電圧を時間で積分した時間積分値よりも小さくなる構成としている。
この結果、消去ステップにおいて白粒子15aに作用する電界の時間積分値が、書き込みステップにおいて黒粒子15bに作用する電界の時間積分値よりも小さくなる。このため、消去ステップにおける白粒子15aの移動量と、書き込みステップにおける黒粒子15bの移動量との差を、従来の電圧印加方法に比べ小さくすることが可能となる。この結果、従来の電圧印加方法よりも白粒子15aが共通電極13に張り付きにくくなるとともに、従来の電圧印加方法よりも黒粒子15bを共通電極13側に移動させることが可能となる。この結果、従来よりもコントラストを高めることができる。
また、本実施形態においては、上述のとおり、時間T1は、画素電極14近傍に位置する白粒子15aが共通電極13に向かって移動するのに要する時間よりも長く、また、多量の白粒子15aの共通電極13への張り付きが発生してしまう時間よりも短く設定されている。また、時間T2を、画素電極14近傍に位置する黒粒子15bが共通電極13に向かって移動するのに要する時間よりも長く、また、多量の黒粒子15bの共通電極13への張り付きが発生してしまう時間よりも短く設定されている。
この結果、白粒子15aおよび黒粒子15bが共通電極13に到達するとともに、多量の白粒子15aおよび黒粒子15bが共通電極13に張り付くことが抑制される。この結果、より確実にコントラストを高めることができる。
なお、書き込みステップにおいて電圧印加時間T2で電圧を印加した際、この印加時間T2は黒粒子15bに対応させたものであるため、白粒子15aに対して電界が過剰に作用し、白粒子15aが画素電極14へ張り付いてしまうおそれがある。しかしながら、本実施形態においては、共通電極13側を表示面としているため、白粒子15aが表示面側に張り付いてしまうことによるコントラストの低下は発生しない。
ここで、本実施形態の効果を検証するため、以下に示すような実験を行った。
図6は、本実施形態における電圧印加方法、および、従来の電圧印加方法におけるコントラスト値等を示したものである。
本発明者は、本実施形態における電圧印加方法で表示変更動作を2000回行った。そして、10回目、1000回目、1500回目、および2000回目の表示変更動作終了時点における白表示のY値、黒表示のY値を測定した。また、本発明者は、この白表示のY値および黒表示のY値を用いてコントラスト値を取得した。
より具体的には、消去ステップにおける電圧の印加時間T1を0.3秒、書き込みステップにおける電圧の印加時間T2を0.7秒、即ち、T1:T2=3:7の関係で電圧を印加する構成とし、この構成で表示変更動作を2000回行った。そして、10回目、1000回目、1500回目、および2000回目の表示変更動作終了時点における白表示のY値、黒表示のY値を測定するとともに、コントラスト値を取得した。
また、本発明者は、比較例として上記従来の1:1の関係の電圧印加方法で、表示変更動作を2000回行い、上記と同様に10回目、1000回目、1500回目、および2000回目の表示変更動作終了時点における白表示のY値、黒表示のY値を測定した。また、本発明者は、この白表示のY値および黒表示のY値を用いてコントラスト値を取得した。
より具体的には、消去ステップにおける電圧の印加時間を0.5秒、書き込みステップにおける電圧の印加時間を0.5秒、即ち、1:1の関係で電圧を印加する構成とし、この構成で表示変更動作を2000回行った。そして、10回目、1000回目、1500回目、および2000回目の表示変更動作終了時点における白表示のY値、黒表示のY値を測定するとともに、コントラスト値を取得した。
なお、上記両実験における共通の条件等は、下記のとおりである。
・白粒子15a…酸化チタン(平均直径0.3〜0.5μm)
・黒粒子15b…カーボンブラックで着色されたアクリル樹脂粒子(平均直径5μm)
・分散媒15c…キシレン
・共通電極13と画素電極14との間隙…50μm
・印加電圧の大きさ…±50V
・Y値の測定方法…スガ試験機株式会社製分光測色計(型名:MSC-IS-2B)を用いD65(10°)で分光測色反射測定にて、任意の3点におけるY値を測定し、その平均値を用いた。
・コントラスト値の取得方法…除算、(白表示のY値)/(黒表示のY値)を行い、この除算結果をコントラスト値として取得した。
この結果、図6に示すように、比較例である従来の電圧印加方法よりも本実施形態における電圧印加方法の方が、白表示におけるY値が大きいものとなった。Y値は、その値が大きいほど明度が高く、その値が小さいほど明度が小さいことを意味している。このため、従来の電圧印加方法よりも本実施形態における電圧印加方法の方が、白表示をより白く表示出来ていることが分かる。
また、従来の電圧印加方法よりも本実施形態における電圧印加方法の方が、黒表示におけるY値が小さいものとなった。Y値は、上述のとおり、その値が小さいほど明度が小さいことを意味している。このため、従来の電圧印加方法よりも本実施形態における電圧印加方法の方が、黒表示をより黒く表示できていることが分かる。
さらに、図6のコントラスト値の欄にも表示してあるとおり、従来の電圧印加方法よりも本実施形態における電圧印加方法の方が、コントラスト値を大きくすることができた。
即ち、従来の電圧印加方法よりも本実施形態における電圧印加方法の方が、白表示における白の度合いが強く、また、黒表示における黒の度合いが強いことが判明した。また、従来の電圧印加方法よりも本実施形態における電圧印加方法の方が、コントラスト値が大きくなることが判明した。
また、印加回数を増していくに従い、本実施形態の電圧印加方法におけるY値と従来の電圧印加方法のおけるY値の差が大きくなり、更には、本実施形態の電圧印加方法におけるコントラスト値と従来の電圧印加方法におけるコントラスト値の差が大きくなることが判明した。この結果により、本実施形態における電圧印加方法は、印加回数が大きくなってもY値の変動が少ない、すなわち鮮明な表示と高いコントラスト表示が可能で、且つ表示品位の低下を抑制することができることが判明した。
なお、電気泳動表示パネル10(図2参照)の使用時間や、表示変更動作の実行回数(表示の変更回数)等により帯電粒子15a,15bの耐電特性などが変化していく。このため、当初、消去ステップにおける電圧印加時間をT1、書き込みステップにおける電圧印加時間をT2としていたとしても、上位使用時間や上記実行回数により、コントラストが低下してしまう場合がある。このため、電気泳動表示パネル10の使用時間や、表示変更動作の実行回数等に応じて、電圧印加時間T1、電圧印加時間T2や、電圧印加時間T1と電圧印加時間T2との比率を再設定することが望ましい。なお、上記使用時間や実行回数の把握は制御部40にて把握される。また、電圧印加時間T1や、上記比率等の再設定は制御部40により行われる。
―第2の実施形態―
次に、第2の実施形態について説明する。
図7は、第2の実施形態における電圧の印加方法を示したものである。
上記第1の実施形態においては、電圧の印加時間を変えることでコントラスト等の上昇を図っていたが、本実施形態においては、電圧の印加時間を変えずに印加する電圧の大きさを変えることでコントラストの上昇を図っている。
詳細に説明すると、本実施形態における印加方法は、消去ステップおよび書き込みステップの両ステップにおいて、共通電極13および画素電極14に対して同じ時間T3で電圧を印加する構成としている。その一方で、消去ステップが行われる際、共通電極13および画素電極14に印加する電圧をV2とするとともに、書き込みステップが行われる際の共通電極13および画素電極14に印加する電圧を上記電圧V2よりも絶対値の大きいV1(―50V)としている。
電圧の印加方法には様々な態様が考えられるが、本実施形態のように消去ステップにおける電圧の印加時間と、書き込みステップにおける電圧の印加時間とを、従来の電圧印加方法のように等しいものとすることもできる。しかしながら、この場合、上述のとおりコントラストが低下してしまうという問題が発生する。そこで、本実施形態においては、消去ステップにおける電圧の印加時間と、書き込みステップにおける電圧の印加時間とを等しくするものの、印加する電圧の大きさを異ならせることでコントラストの上昇を図っている。
より具体的に説明すると、本実施形態における白粒子15aは、上述の通り、黒粒子15bよりも移動しやすい状態にある。このため、それほど強い(大きい)電圧を印加しないでも共通電極13側に移動させることができる。また、強い電圧を印加してしまうと、多量の白粒子15aが共通電極13に張り付いてしまうおそれがある。
また、本実施形態における黒粒子15bは、上述のとおり白粒子15aよりも移動しにくい状態にある。このため、黒粒子15bを移動させる際、印加電圧が小さい状態にあると、黒粒子15bが共通電極13側に十分に移動しないおそれがある。
そこで、本実施形態においては、消去パルスの電圧値よりも表示パルスの電圧値を大きくする構成、換言すると、消去ステップにおける印加電圧の大きさよりも、書き込みステップにおける印加電圧の大きさの方を大きくする構成とし、消去ステップにおいて白粒子15aに作用する電界の時間積分値が、書き込みステップにおいて黒粒子15bに作用する電界の時間積分値よりも小さくなるようにしている。この結果、コントラストの上昇が可能となる。
なお、上記電圧V2は、画素電極14近傍に位置する白粒子15aが共通電極13まで到達可能な値に、また、多量の白粒子15aの共通電極13への張り付きが発生してしまう値よりも小さく設定されている。また、上記電圧V1は、画素電極14近傍に位置する黒粒子15bが共通電極13まで到達可能な値に、また、多量の黒粒子15bの共通電極13への張り付きが発生してしまう値よりも小さく設定されている。
本実施形態においてもその効果を検証するため、上記第1の実施形態と同様の実験を行った。
図8は、本実施形態における電圧印加方法、および、比較例の電圧印加方法におけるコントラスト値等を示したものである。
本発明者は、本実施形態における電圧印加方法で表示変更動作を2000回行った。そして、10回目、1000回目、1500回目、および2000回目の表示変更動作終了時点における白表示のY値、黒表示のY値を測定した。また、本発明者は、この白表示のY値および黒表示のY値を用いてコントラスト値を取得した。
より具体的には、消去ステップにおいて印加される電圧の電圧値V2を40V、書き込みステップにおいて印加される電圧の電圧値V1を−60V(絶対値で60V)、即ち、V1:V2=4:6の関係で電圧を印加する構成とし、この構成で表示変更動作を2000回行った。そして、10回目、1000回目、1500回目、および2000回目の表示変更動作終了時点における白表示のY値、黒表示のY値を測定するとともに、コントラスト値を取得した。なお、消去ステップにおいて印加される電圧値V2を40Vよりも低下させたところ、白粒子15aが十分に動作しなくなるということが判明した。このため、消去ステップにおいて印加される電圧V2は、上述のとおり40Vとした。
また、本発明者は、比較例として1:1の関係にある電圧値で、表示変更動作を2000回行い、上記と同様に、10回目、1000回目、1500回目、および2000回目の表示変更動作終了時点における白表示のY値、黒表示のY値を測定した。また、本発明者は、この白表示のY値および黒表示のY値を用いてコントラスト値を取得した。
より具体的には、消去ステップにおいて印加される電圧の電圧値V2を50V、書き込みステップにおいて印加される電圧の電圧値V1を−50V(絶対値で50V)、即ち、V1:V2=1:1の関係で電圧を印加する構成とし、この構成で表示変更動作を2000回行った。そして、10回目、1000回目、1500回目、および2000回目の表示変更動作終了時点における白表示のY値、黒表示のY値を測定するとともに、コントラスト値を取得した。なお、電圧の印加時間T3は、本実施形態における電圧印加方法および比較例における電圧印加方法とも0.5秒とした。また、両実験における共通の条件等は、上記第1の実施形態における実験条件等と同様であり、詳細な説明は省略する。
この結果、図8に示すように、比較例における電圧印加方法よりも本実施形態における電圧印加方法の方が、白表示におけるY値が大きいものとなった。このため、比較例における電圧印加方法よりも本実施形態における電圧印加方法の方が、白表示をより白く表示出来ていることが分かる。また、比較例における電圧印加方法よりも本実施形態における電圧印加方法の方が、黒表示におけるY値が小さいものとなった。このため、比較例における電圧印加方法よりも本実施形態における電圧印加方法の方が、黒表示をより黒く表示できていることが分かる。
さらに、図8のコントラスト値の欄にも表示してあるとおり、比較例における電圧印加方法よりも本実施形態における電圧印加方法の方が、コントラスト値を大きくすることができた。
即ち、比較例における電圧印加方法よりも本実施形態における電圧印加方法の方が、白表示における白の度合いが強く、また、黒表示における黒の度合いが強いことが判明した。また、比較例における電圧印加方法よりも本実施形態における電圧印加方法の方が、コントラスト値が大きくなることが判明した。
また、印加回数を増していくに従い、本実施形態の電圧印加方法におけるY値と従来の電圧印加方法のおけるY値の差が大きくなり、更には、本実施形態の電圧印加方法におけるコントラスト値と従来の電圧印加方法におけるコントラスト値の差が大きくなることが判明した。この結果により、本実施形態における電圧印加方法は、印加回数が大きくなってもY値の変動が少ない、すなわち鮮明な表示と高いコントラスト表示が可能で、且つ表示品位の低下を抑制することができることが判明した。
―第3の実施形態―
次に第3の実施形態について説明する。
図9は、第3の実施形態における電圧の印加方法を示したものである。
上記第1、第2の実施形態においては、表示変更動作を行う際、所定値の電圧を一定時間連続的に印加する構成となっていた。ところで、このように連続的に電圧を印加する場合、白粒子15aや黒粒子15bの移動速度が大きくなる。このため、白粒子15aや黒粒子15bが共通電極13まで到達した際、共通電極13に張り付きやすくなってしまう。また、白粒子15aおよび黒粒子15bに電界が多く作用するため、白粒子15aおよび黒粒子15bが初期状態とは異なる帯電特性となりやすくなる。そこで、本実施形態においては、印加時間が第1の実施形態および第2の実施形態よりも短い消去パルスおよび表示パルスを複数回印加する構成としている。
詳細に説明すると、本実施形態における印加方法は、まず、消去ステップにおいて、共通電極13および画素電極14に対して、印加時間T6、+50Vの消去パルスを、N1回印加する構成としている。さらに、本実施形態における印加方法は、書き込みステップにおいて、共通電極13および画素電極14に対して、印加時間T6、−50Vの表示パルスを上記N1よりも多いN2回印加する構成としている。
この結果、本実施形態においても、消去ステップにおいて白粒子15aに作用する電界の時間積分値が、書き込みステップにおいて黒粒子15bに作用する電界の時間積分値よりも小さくなる。このため、消去ステップにおける白粒子15aの移動量と、書き込みステップにおける黒粒子15bの移動量との差を、従来の電圧印加方法に比べ小さくすることが可能となる。この結果、従来の電圧印加方法よりも白粒子15aが共通電極13に張り付きにくくなるととともに、従来の電圧印加方法よりも黒粒子15bを共通電極13側に移動させることが可能となる。この結果、従来よりもコントラストを高めることができる。
なお、上記時間T6や印加回数N1は、画素電極14近傍に位置する白粒子15aが共通電極13まで到達可能な値に、また、多量の白粒子15aの共通電極13への張り付きが発生してしまう値よりも小さく設定されている。また、上記時間T6や印加回数N2は、画素電極14近傍に位置する黒粒子15bが共通電極13まで到達可能な値に、また、多量の黒粒子15bの共通電極13への張り付きが発生してしまう値よりも小さく設定されている。また、詳細な説明は省略するが、本実施形態においても、上記と同様の実験を行った。この結果、第1の実施形態、第2の実施形態と同様の効果を得られることが確認できた。
―第4の実施形態―
次に第4の実施形態について説明する。
図10は、第4の実施形態における電圧の印加方法を示したものである。
同図に示すように、本実施形態においては、消去ステップにおいて印加時間T9、電圧値+50Vの消去パルスが印加され、次いで印加時間T10、電圧値+50Vの消去パルスがN3回印加される構成となっている。また、書き込みステップにおいて、印加時間T10、電圧値−50Vの表示パルスがN3回印加され、次いで印加時間T9、電圧値−50Vの表示パルスが印加される構成となっている。
なお、消去ステップにおける印加時間T9と書き込みステップにおける印加時間T9は等しく、また、消去ステップにおける印加時間T10と書き込みステップにおける印加時間T10は等しい状態となっている。また、消去ステップにおける電圧値と書き込みステップにおける電圧値とは絶対値が等しい状態となっている。さらに、消去ステップにおける印加回数N3と書き込みステップにおける印加回数N3とは等しい状態となっている。この結果、本実施形態においては、消去ステップを行う際に共通電極13および画素電極14に印加される電圧の時間積分値と、書き込みステップを行う際に共通電極13および画素電極14に印加される電圧の時間積分値とが等しい状態となっている。
本発明者は、上記実験と同様に、本実施形態における電圧の印加方法にて消去ステップおよび書き込みステップを繰り返し、白表示におけるY値等を測定等した。この結果、上記第1の実施形態で示した従来の電圧印加方法(印加時間が単に1対1の関係にある電圧印加方法)よりも本実施形態における電圧印加方法の方が、白表示における白の度合いが強く、また、黒表示における黒の度合いが強いことが判明した。また、従来の電圧印加方法よりも本実施形態における電圧印加方法の方が、コントラスト値が大きくなることが判明した。
上述の実施形態においては、消去ステップを行う際に印加する電圧の時間積分値を、書き込みステップを行う際に印加する電圧の時間積分値よりも小さくすることでコントラストの上昇等を図っていた。一方で、本実施形態のように消去ステップにおける時間積分値と書き込みステップにおける時間積分値とが等しい場合であっても、消去ステップにおける電圧の印加形態と、書き込みステップにおける電圧の印加形態を異ならせることでコントラストの上昇等を図ることができる。
ところで、上記実施形態においては、制御部40にタイマー部(不図示)を設ける構成としたが、制御部40以外にタイマー部を設け、このタイマー部により上記時間T1等を管理する構成とすることもできる。以下、この点について説明する。
図11は、複数台の電気泳動表示装置1により構成した表示システムの概略を示した概略構成図である。
同図に示すように、本表示システムは、ネットワークに接続された複数(本実施形態においては3つ)の電気泳動表示装置1と、同じくネットワークに接続され電気泳動表示装置1の各々を個別に制御する制御端末70とから構成されている。
各電気泳動表示装置1は、図1で示した電気泳動表示装置1と同様に、電気泳動表示パネル10と、制御装置20とを備えている。また、制御装置20は、ドライバ30と、制御部40とを備えている。また、本実施形態においては、制御部40と制御端末70とを接続し、制御部40と制御端末70の通信を可能とするインターフェース部50が設けられている。なお、各装置(各部)の構成、機能については、図1で示した電気泳動表示装置1と同様であるため、説明を省略する。
制御端末70は、上述のとおり、電気泳動表示装置1の各々を個別に制御する。また、制御端末70は、タイマー部(不図示)を備えている。
上記電気泳動表示装置1においては、制御部40の内部にタイマー部を備え、このタイマー部を用いて上記印加時間T1,T2,T3,T6等を管理していた。しかしながら、複数の電気泳動表示装置1を備えた表示システムの場合、各電気泳動表示装置1にタイマー部を設けてしまうと、システム全体のコストアップを招いてしまう。そこで、本実施形態においては、制御端末70にタイマー部(不図示)を設け、この制御端末70にて上記印加時間T1,T2,T3,T6等を管理する構成としている。
また、電気泳動表示装置1は、家庭等で用いられる時計のように単一の形態で用いられるばかりでなく、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの電子棚札のように、複数台の形態で用いられる場合がある。このように、複数台の電気泳動表示装置1が用いられる場合、各電気泳動表示装置1に対応して設けられた制御装置20により、各電気泳動表示パネル10を制御する形態とすると、管理上煩雑となる。そこで、本実施形態においては、各電気泳動表示装置1と、制御端末70とをネットワークを介して接続し、制御端末70により各電気泳動表示装置1を管理する構成としている。
なお、上記実施の形態で示したような処理を実行するプログラムは、記憶媒体、プログラム伝送装置の形態とすることもできる。すなわち、コンピュータ装置に実行させるプログラムを、CD−ROM、DVD、メモリ、ハードディスク等の記憶媒体に、コンピュータ装置が読み取り可能に記憶させることができる。また、プログラムを記憶させたCD−ROM、DVD、メモリ、ハードディスク等の記憶手段と、この記憶手段から当該プログラムを読み出し、当該プログラムを実行する装置側に、コネクタ、あるいはインターネットやLAN等のネットワークを介して当該プログラムを伝送する伝送手段とを備えるプログラム伝送装置とすることもできる。これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更したりすることが可能である。
本実施形態に係る電気泳動表示装置を示す概略構成図である。 電気泳動表示パネルおよびドライバについて説明する図である。 電気泳動表示パネルの動作を説明するための図である。 表示変更動作を説明するための図である。 共通電極および画素電極に印加される電圧(V)を示したものである。 本実施形態における電圧印加方法、および、従来の電圧印加方法におけるコントラスト値等を示したものである。 第2の実施形態における電圧の印加方法を示したものである。 第2実施形態における電圧印加方法、および、比較例の電圧印加方法におけるコントラスト値等を示したものである。 第3の実施形態における電圧の印加方法を示したものである。 第4の実施形態における電圧の印加方法を示したものである。 複数台の電気泳動表示装置により構成した表示システムの概略を示した概略構成図である。
符号の説明
1…電気泳動表示装置、10…電気泳動表示パネル、13…共通電極、14…画素電極、
15a…白粒子、15b…黒粒子、20…制御装置、30…ドライバ、40…制御部、70…制御端末

Claims (7)

  1. 第1の電極と、当該第1の電極の対向位置に配置される第2の電極とを備え、少なくとも、分散媒、第1の帯電粒子、および当該第1の帯電粒子とは極性が異なる第2の帯電粒子とを含む電気泳動インクが、当該第1の電極と当該第2の電極との間に配設される電気泳動表示パネルと、
    前記電気泳動表示パネルの前記第1の電極と前記第2の電極に対して電圧を印加する印加手段と、
    前記電気泳動表示パネルの表示変更に際して、前記第1の帯電粒子を前記第1の電極方向に移動させるために第1の条件で電圧を印加し、前記第2の帯電粒子を当該第1の電極方向に移動させるために当該第1の条件とは異なる第2の条件で電圧を印加するように前記印加手段を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記印加手段によって前記第1の電極と前記第2の電極に対して電圧が印加され前記第1の帯電粒子が当該第1の電極方向に移動する際の移動速度の方が、当該電圧と絶対値の等しい電圧であって極性が当該電圧とは異なる電圧が当該第1の電極と当該第2の電極に対して印加され前記第2の帯電粒子が当該第1の電極方向に移動する際の移動速度よりも大きくなるように前記電気泳動表示パネルは構成され、
    前記制御手段は、前記印加手段により印加される電圧の時間積分値を、前記第1の条件と前記第2の条件とで異ならせるとともに、当該第1の条件における時間積分値を当該第2の条件における時間積分値よりも小さくすることを特徴とする電気泳動表示装置。
  2. 第1の電極と、当該第1の電極の対向位置に配置される第2の電極とを備え、少なくとも、分散媒、第1の帯電粒子、および当該第1の帯電粒子とは極性が異なる第2の帯電粒子を含む電気泳動インクが、当該第1の電極と当該第2の電極との間に配設されるとともに、当該第1の電極と当該第2の電極に対して電圧が印加され当該第1の帯電粒子が当該第1の電極方向に移動する際の移動速度の方が、当該電圧と絶対値の等しい電圧であって極性が当該電圧とは異なる電圧が当該第1の電極と当該第2の電極に対して印加され当該第2の帯電粒子が当該第1の電極方向に移動する際の移動速度よりも大きくなるように構成された電気泳動表示パネルに対する電圧の印加を制御する制御装置であって、
    前記電気泳動表示パネルの表示変更に際して、前記第1の帯電粒子を前記第1の電極方向に移動させるために前記第1の電極と前記第2の電極に電圧を印加する第1の印加手段と、前記第2の帯電粒子を当該第1の電極方向に移動させるために当該第1の電極と当該第2の電極に電圧を印加する第2の印加手段と、を有し、
    前記第1の印加手段が電圧を印加する際の電圧の時間積分値の方が、前記第2の印加手段が電圧を印加する際の電圧の時間積分値よりも小さくなるように、当該第1の印加手段による電圧の印加および当該第2の印加手段による電圧の印加が行われることを特徴とする制御装置。
  3. 電圧の印加時間、大きさ、および印加回数の少なくとも一つが互いに異なるように前記第1の印加手段による電圧の印加および前記第2の印加手段による電圧の印加が行われることで、当該第1の印加手段が電圧を印加する際の電圧の時間積分値の方が、当該第2の印加手段が電圧を印加する際の電圧の時間積分値よりも小さくされることを特徴とする請求項2記載の制御装置。
  4. 前記第1の印加手段が電圧を印加する際の印加時間の方が前記第2の印加手段が電圧を印加する際の印加時間よりも短くなるように当該第1の印加手段および当該第2の印加手段による電圧の印加が行われ、又は、当該第1の印加手段が電圧を印加する際の電圧の絶対値の方が当該第2の印加手段が電圧を印加する際の電圧の絶対値よりも小さくなるように当該第1の印加手段および当該第2の印加手段による電圧の印加が行われ、又は、当該第1の印加手段が電圧を印加する際の印加回数の方が当該第2の印加手段が電圧を印加する際の印加回数よりも少なくなるように当該第1の印加手段および当該第2の印加手段による電圧の印加が行われることで、当該第1の印加手段が電圧を印加する際の電圧の時間積分値の方が、当該第2の印加手段が電圧を印加する際の電圧の時間積分値よりも小さくされることを特徴とする請求項3記載の制御装置。
  5. 第1の電極と、当該第1の電極の対向位置に配置される第2の電極とを備え、少なくとも、分散媒、第1の帯電粒子、および当該第1の帯電粒子とは極性が異なる第2の帯電粒子を含む電気泳動インクが、当該第1の電極と当該第2の電極との間に配設されるとともに、当該第1の電極と当該第2の電極に対して電圧が印加され当該第1の帯電粒子が当該第1の電極方向に移動する際の移動速度の方が、当該電圧と絶対値の等しい電圧であって極性が当該電圧とは異なる電圧が当該第1の電極と当該第2の電極に対して印加され当該第2の帯電粒子が当該第1の電極方向に移動する際の移動速度よりも大きくなるように構成された電気泳動表示パネルに対する電圧の印加を制御する制御方法であって、
    前記電気泳動表示パネルの表示変更に際して、前記第1の帯電粒子を前記第1の電極方向に移動させるために前記第1の電極と前記第2の電極に電圧を印加し、前記第2の帯電粒子を当該第1の電極方向に移動させるために当該第1の電極と当該第2の電極に電圧を印加するとともに、当該第1の帯電粒子を当該第1の電極方向に移動させるために印加する当該電圧の時間積分値の方が、当該第2の帯電粒子を当該第1の電極方向に移動させるために印加する当該電圧の時間積分値よりも小さくなるように電圧の印加を制御する制御方法。
  6. 前記第1の帯電粒子を前記第1の電極方向に移動させるために電圧を印加するときと、前記第2の帯電粒子を当該第1の電極方向に移動させるために電圧を印加するときとで、電圧の印加時間、大きさ、および印加回数の少なくとも一つを異ならせ、当該第1の帯電粒子を当該第1の電極方向に移動させるために印加する当該電圧の時間積分値の方を、当該第2の帯電粒子を当該第1の電極方向に移動させるために印加する当該電圧の時間積分値よりも小さくすることを特徴とする請求項5記載の制御方法。
  7. 第1の電極と、当該第1の電極の対向位置に配置される第2の電極とを備え、少なくとも、分散媒、第1の帯電粒子、および当該第1の帯電粒子とは極性が異なる第2の帯電粒子を含む電気泳動インクが、当該第1の電極と当該第2の電極との間に配設されるとともに、当該第1の電極と当該第2の電極に対して電圧が印加され当該第1の帯電粒子が当該第1の電極方向に移動する際の移動速度の方が、当該電圧と絶対値の等しい電圧であって極性が当該電圧とは異なる電圧が当該第1の電極と当該第2の電極に対して印加され当該第2の帯電粒子が当該第1の電極方向に移動する際の移動速度よりも大きくなるように構成された電気泳動表示パネルと、当該電気泳動表示パネルの当該第1の電極と当該第2の電極に対して電圧を印加する印加手段と、を各々備えた複数の電気泳動表示装置と、
    前記複数の電気泳動表示装置の各々に設けられた前記電気泳動表示パネルの表示変更に際して、前記第1の帯電粒子を前記第1の電極方向に移動させるための電圧が前記第1の電極と前記第2の電極に印加され、前記第2の帯電粒子を当該第1の電極方向に移動させるための電圧が当該第1の電極と当該第2の電極に印加され、且つ、当該第1の帯電粒子を当該第1の電極方向に移動させるために印加する当該電圧の時間積分値の方が、当該第2の帯電粒子を当該第1の電極方向に移動させるために印加する当該電圧の時間積分値よりも小さくなるように、当該複数の電気泳動表示装置の各々に設けられた前記印加手段を制御する制御端末と、
    を含む表示システム。
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