JP5142787B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は加熱調理器に関するものであり、特に、鍋などの被加熱物を状態が異なる天板上の領域間で移動させたときあるいは種類の異なる調理器間で移動させたときの、調理状態の継続性に関するものである。
従来の加熱調理器においては、レシピカードまたは食品包装のRFIDタグからレシピを読み取って調理を支援する仕組みを備え、温度センサーによって容器の温度を管理しながら、レシピの調理ステップ毎にタイムスタンプを発生して調理時間を管理するとともに、上記読み取ったレシピを容器のRFIDタグに書き込むことで、他の加熱天板に容器を移動しても、この容器のRFIDタグに書き込まれたレシピに基づいて調理を継続する技術が公開されている(例えば特許文献1参照)。
また、別の調理器においては,被加熱物の着脱によって調理器本体への電源供給を入切し、電源が切になった時点での調理状態をマイコンによって記憶手段に記憶しておき、電源供給が再開されたとき、マイコンの制御の下で記憶手段に記憶された調理状態(メニュー、予約時刻、加熱行程、調理物の温度状況、調理加熱の経過時間など)に基いて炊飯や保温などの動作を再開する技術が公開されている(例えば特許文献2参照)。
特開2006−517334号公報(第8頁、図1) 特開平11−276344号公報(第7頁〜第8頁、図3〜図6)
しかしながら、特許文献1に記載された従来の加熱調理器では、RFIDタグに記憶された情報の交信を前提としているため、RFIDリーダー/ライタが必須であり、システムの価格が高くなるという問題があった。
また、特許文献2に記載された従来の加熱調理器では、被加熱物の移動については開示されていない。
本発明は、上記のような課題を解決するために為されたものであり、主な目的は被加熱物の天板上の状態の異なる領域間での移動あるいは異なる種類の加熱調理器間での移動において、RFID技術を用いることなく、調理を自動継続可能な誘導加熱調理器を得ることにある。
本発明に係る加熱調理器は、被加熱物載置され、加熱領域を有する天板と、天板の下方に配置され、加熱領域における被加熱物を加熱する複数の加熱手段と、天板に載置された物体占有領域を検出して出力る検出手段と、被加熱物固有の特徴と加熱履歴を記憶する記憶手段と、検出手段の出力に基づいて物体天板上の位置を推定しさらに出力に基づいて物体の特徴を抽出する制御手段と、を備え、制御手段は、検出手段の出力に基づいて抽出した特徴と記憶手段に記憶された被加熱物の特徴に基づいて物体と被加熱物の同一性を判断し、同一で且つ位置が加熱領域内で変化したことを検出した場合には被加熱物が加熱領域内で移動したと判断し、被加熱物の記憶手段に記憶された加熱履歴に基づいて現在の加熱内容を決定して加熱手段に設定するものである。
本発明に係る加熱調理器によれば、被加熱物載置され、加熱領域を有する天板と、天板の下方に配置され、加熱領域における被加熱物を加熱する複数の加熱手段と、天板に載置された物体占有領域を検出して出力る検出手段と、被加熱物固有の特徴と加熱履歴を記憶する記憶手段と、検出手段の出力に基づいて物体天板上の位置を推定しさらに出力に基づいて物体の特徴を抽出する制御手段と、を備え、制御手段は、検出手段の出力に基づいて抽出した特徴と記憶手段に記憶された被加熱物の特徴に基づいて物体と被加熱物の同一性を判断し、同一で且つ位置が加熱領域内で変化したことを検出した場合には被加熱物が加熱領域内で移動したと判断し、被加熱物の記憶手段に記憶された加熱履歴に基づいて現在の加熱内容を決定して加熱手段に設定することにより、調理中に被加熱物を移動しても、記憶された移動前の火力などを移動先で自動的に再設定するので、ユーザーはRFIDリーダライタなど高価な機器を使用することなく調理中の被加熱物を天板上の異なる状態の位置に移動しても、あるいは異なる種類の調理器へ移動しても引き続き快適に調理することが可能になる。
実施の形態1.
図1は、本発明に係る加熱調理器の実施の形態1を示す斜視図である。同図に示す加熱調理器1は、本体2の天面に天板3が配置され、フレーム4にて本体2に保持されている。この天板3の上面に表記された加熱範囲を示すサークル5、6、7は、被加熱物30を加熱するための載置位置を示すものである。本体2の下部手前左側には魚などの焼き物料理等の調理が可能な収納式調理器8が引き出し自在に設けられている。
なお、加熱部として従来用いられてきた加熱コイルとほぼ同じ径を持つコイルを配置することも可能であるが、このコイルよりも小さい複数の加熱コイルを多数分散配置して用いることにより鍋などの被加熱物を天板3上の自由な位置に配置できるようにすることも可能である。このような方式を実現するための構成と動作については、特願2007−267673に記載されている通りであり、図21に示すように天板3の下方に加熱コイル8a〜8tが分散配置されている。また、図21において41は各加熱コイルに高周波電流を流す回路、9eは電源スイッチ、42は表示手段、40は加熱コイル8a〜8t、回路41および表示手段42を収納する筐体、9a〜9dは使用者が電力調整を行なう前面操作部を表す。加熱コイル8a〜8tは、コイル径が100mm以下のものを、コイルの縁と縁の距離が20mm以下、加熱コイルの総面積が天板下面面積に対して50%となるように奥行き方向と横方向に複数個配置する。また、図示されていないが、コイル径が加熱コイル8a〜8tよりも小さい加熱コイルが、加熱コイル8a〜8t間の空いたスペースを埋めるように配置される。
本体下部手前右側には操作手段としての操作部9が設けられており、ここでの操作により、加熱出力の調整や調理器への設定などの操作・設定情報が入力可能である。さらに本実施の形態1においてはフレーム4の本体2手前側上面にも操作手段としての操作部10が設けられており、この操作部10での操作も加熱出力の調整や調理器への設定などの操作・設定情報が操作部9と同様に入力可能である。また、トッププレート3上面には、操作部9、10で入力された操作・設定情報や出力中の火力を表示するための透明窓11〜16が設けられている。なお、操作部9には、収納式調理器8の操作部も含まれている。
また、図2は本発明に係る加熱調理器の実施の形態1における天板3のレイアウトを示す平面図であり、同時に加熱部のレイアウトを示している。図2に示すように加熱部は、所謂3口型の加熱部を構成しており、手前に2つの誘導加熱コイル17、18が設けられ、それぞれ天板3上のサークル5,6に対応している。また、この2つの誘導加熱コイル17、18後方に1つのラジエントヒーターあるいは誘導加熱コイル19が設けられており、サークル7に対応している。
また、図3は図2とは別の天板3のレイアウトを示す平面図であり、同時に加熱部のレイアウトを示している。図3に示すように加熱部は、手前側の加熱領域21と後方の保温領域22とから構成されており、加熱領域21には2つの誘導加熱コイル17、18が設けられ、保温領域22にはヒーター19よりも小径のヒーター20(火力も保温や煮込み料理ができる程度に小さい)が複数設けられている。なお、図2、図3に加熱部の例を示したが、加熱部の個数や加熱手段はこれに限られない。
また、図4は図3に示す加熱調理器を用いた場合の被加熱物30の加熱領域21から保温領域22への移動を示す概念図である。
また、図5は図3に示す加熱調理器を用いた場合の被加熱物30の加熱領域21から他の加熱調理器として収納式調理器8への移動を示す概念図である。ここで、図5に示す収納式調理器8は、長時間の煮込み調理に対応した収納式の調理機器である。また、図6は、被加熱物30の収納式調理器8への収納と被加熱物30検出用の被加熱物センサー23との位置関係を示す図である。図6に示すように収納式調理器8には被加熱物がぴったり収まるように細工されており、収納式調理器8の底には被加熱物30が収容されると、被加熱物30の重量によってONするような被加熱物センサー23が設けられている。このON信号を本体2内の図示しない基板に設けられた制御手段74に送ることにより、制御手段74は収納式調理器8に被加熱物30が収容されたことを認識することができる。
また、図7は、本発明に係る加熱調理器の実施の形態1における回路構成を示すブロック図である。図7に示すように加熱調理器は、商用交流電力を直流電力に変換するコンバータ71とコンバータ71の出力を高周波の交流電力に変換するインバータ72と、操作部73を用いてユーザーによって設定された火力設定情報に基づいて、出力周波数を設定し、PWM演算を行い、インバータ駆動信号を生成してインバータ72を制御する制御手段74と、インバータ72によって駆動され共振コンデンサ75とともに動作して高周波磁界を発生する誘導加熱コイル17(18)と、ラジエントヒーターあるいは誘導加熱コイル19と、誘導加熱コイル17(18)の中心または近傍およびラジエントヒーターあるいは誘導加熱コイル19の近傍に設けられ、天板3上の被加熱物30の有無及び大きさ、形状などを検出するセンサー76aと、誘導加熱コイル17(18)の中心または近傍およびラジエントヒーターあるいは誘導加熱コイル19の近傍に設けられ、天板3上の被加熱物30の温度を検出する温度センサー76bと、センサー76a,76bから出力された信号を増幅して基準値と比較してノイズを除去し、A/D変換する鍋検出回路77と、天板3の周囲に設けられた表示部78とから構成される。
なお、図7において、誘導加熱コイル17(18)、共振コンデンサ75、温度センサー76bは1つだけ示されているが、実際には加熱部に対応して複数配置されている。なお、センサー76aは1個だけ設けてもよいし、加熱部に対応して複数設けてもよい。
また、制御手段74が鍋検出回路77の出力に基づいて被加熱物30が無いと判定した場合には、誘導加熱コイル17(18)に高周波電流を供給しないようにインバータ72を制御する。
また、制御手段74はマイクロコンピュータやDSPなどで構成され、被加熱物30の有無を判断するときには鍋検出回路77の出力を予め記憶手段79に設定した基準値と比較し、この出力が基準値を超えたときに被加熱物30有りと判定し、被加熱物30の位置と大きさを判断する。
また、インバータ72からの高周波電流の周波数が共振周波数のときに誘導加熱コイル17(18)は最大の磁界すなわち最大加熱力を出力する。
なお、センサー76aとして、発光手段および受光手段等、被加熱物30が天板3上に載置されている領域を検知できる手段が用いられる。
また、被加熱物30の温度検出用の温度センサー76bとして例えば公知のサーミスタなどの赤外線を検出する赤外線検出手段が用いられる。
また、上記説明では被加熱物30として鍋を例に挙げて説明したが、鍋に限定されるものでなく、他の金属製容器(特に鉄系容器)でも良い。
次に、実施の形態1の動作について図1を参照しながら説明する。
ユーザーは、まず本体2の側面や前面に設けられた主電源スイッチを投入する。これにより、電力が加熱調理器に供給され、制御手段74は動作を開始し、センサー76aを用いて天板3上に被加熱物30が載置されたか否かを所定の周期で定期的に監視する。次に、ユーザーは、天板3の加熱領域21に被加熱物30を載置する。これにより、制御手段74は、センサー76aにより加熱領域21に被加熱物30が載置されたことを検出し、設定情報の入力を促す。次に、調理者は操作部9,10を用いてレシピと利用者人数などの情報を設定する。なお、予め、記憶手段79にはレシピ毎に、投入すべき食材の種類と利用者1人当たりの量、レシピを構成する全ての調理ステップと調理時間、かき回し命令やフライパンのスライド命令、火力レベルなどを対応させたテーブル類が記憶されており、ユーザーはこのレシピと人数を入力するだけで、レシピから必要な情報が記憶手段79から取り出され、入力された人数に基づいて、食材の量や加熱時間などが自動計算され、ユーザーへ計算結果投入すべき食材とその量を提供して支援すると共に自動調理が可能な部分については、自動的に調理を実行する。また、加熱温度は温度センサー76bによってリアルタイムに検出され、制御手段74はこの検出温度と目標温度との差分が0になるようにフィードバック制御を行う。なお、上記のように自動調理モードを設定する構成に限らず、運転モードと火力を入力する手動運転、例えば手動で通常加熱や揚げ物加熱の温度設定等を行う構成にしても良い。
一方、被加熱物30を移動させる場合には、次のケースが考えられる。
(1) 天板3上の加熱領域21内を移動させる。
(2) 天板3上の加熱領域21から保温領域22へ移動させる。
(3) 天板3上の保温領域22から加熱領域21へ移動させる。
(4) 天板3から収納式調理器8へ移動させる。
(5) 収納式調理器8から天板3へ移動させる。
(6) 当該加熱調理器の天板3から他の加熱調理器へ移動させる。
(7) 他の加熱調理器から当該加熱調理器の天板3へ移動させる。
本実施の形態1では、上記(1)〜(7)の内、(1)〜(5)について説明し、(6)〜(7)については実施の形態2で説明する。
(1)被加熱物30を天板3上の加熱領域21内で移動させる場合、
制御手段74は、記憶手段79に記憶された被加熱物30の前回の配置位置が加熱領域21であり、検出された被加熱物30の特徴(底径あるいは底の形状)が同じで被加熱物30が同一と判断され、しかも被加熱物30の今回の配置位置が前回と異なったこと(移動)を検出したが、今回検出した領域は再び加熱領域21である場合、被加熱物30が天板3上の加熱領域21内で移動したと判断し、記憶手段79に記憶された加熱履歴に基づいて前回の調理ステップを継続実行する。
(2)被加熱物30を天板3上の加熱領域21から保温領域22へ移動させる場合、
制御手段74は、記憶手段79に記憶された被加熱物30の前回の配置位置が加熱領域21であり、検出された被加熱物30の特徴(底径あるいは底の形状)が同じで被加熱物30が同一と判断され、しかも被加熱物30の今回の配置位置が前回と異なったこと(移動)を検出したが、今回検出した領域は保温領域22である場合、被加熱物30が天板3上の加熱領域21から保温領域22へ移動したと判断し、記憶手段79に記憶された加熱履歴に基づいて加熱調理を中断し、保温行程を実行する。
(3)被加熱物30を天板3上の保温領域22から加熱領域21へ移動させる場合、
制御手段74は、記憶手段79に記憶された被加熱物30の前回の配置位置が保温領域22であり、検出された被加熱物30の特徴(底径あるいは底の形状)が同じで被加熱物30が同一と判断され、しかも被加熱物30の今回の配置位置が前回と異なったこと(移動)を検出したが、今回検出した領域は加熱領域21である場合、被加熱物30が天板3上の保温領域22から加熱領域21へ移動したと判断し、記憶手段79に記憶された加熱履歴に基づいて保温行程を中断し、加熱調理を実行する。加熱履歴に完了の旨記憶されていた場合には調理を最初から開始する。
(4)被加熱物30を天板3から収納式調理器8へ移動させる場合、
制御手段74は、記憶手段79に記憶された被加熱物30の前回の配置位置が天板3であり、被加熱物センサー23がOFFからONに変化した場合(すなわち前回OFFで今回ONの場合)、被加熱物30が天板3から収納式調理器8へ移動したと判断し、天板3の加熱部への電力供給を停止するとともに、記憶手段79に記憶された加熱履歴に基づいて収納式調理器8での加熱調理を継続実行する。なお、加熱履歴にすでに調理完了の旨が記憶されていた場合には調理を最初から開始する。
(5)被加熱物30を収納式調理器8から天板3へ移動させる場合、
制御手段74は、被加熱物センサー23がONからOFFに変化し(すなわち前回ONで今回OFF)、記憶手段79に記憶された被加熱物30の今回の配置位置が天板3である場合、被加熱物30が収納式調理器8から天板3へ移動したと判断し、収納式調理器8への電力供給を停止するとともに、被加熱物30が加熱領域21に移動した場合には記憶手段79に記憶された加熱履歴に基づいて収納式調理器8で行っていた加熱調理を天板3上で継続実行する。また被加熱物30が収納式調理器8から保温領域22に移動した場合は、加熱履歴に基づいて保温行程を実行する。
図8〜図10は、以上の動作を実行するための動作を説明するフローチャートである。
次に、上記の動作について図8〜図10を用いて説明する。
まず、制御手段74は、予めシステム導入時に設定された周期(時間遅れ)毎に、加熱物(誘導加熱コイル17(18)およびラジエントヒーターあるいは誘導加熱コイル19あるいは保温領域22のヒーター20)近傍のセンサー76aおよび被加熱物センサー23を用いて被加熱物30が天板3または収納式調理器8にあるか否かを監視し、何もなければ見つかるまで繰り返し実行する(ステップS801〜S803、S821)。この監視シーケンスにおいて、被加熱物30が天板3上に見つかると、制御手段74はセンサー76aの出力に基づいてこの被加熱物30の天板3上の載置位置(すなわち、天板3上のどの加熱物の上に載置されているのか)と大きさおよび形状を推定し(ステップS804)、記憶手段79に記憶する(ステップS805)。次に、制御手段74は、被加熱物センサー23がONからOFFに変化したか否か(即ち、前回ONで今回OFFか否か)を調べ、Yesならば、被加熱物30が収納式調理器8から天板3へ移動したと判断し、被加熱物センサー23がOFFした旨を記憶手段79に書き込み(ステップS825)、ステップS815へ飛んで、収納式調理器8での火力出力を停止するとともに、天板3上に移動した被加熱物30が保温領域22に移動した場合にはこの被加熱物30に対して保温行程を実行し(ステップS817〜S818)、被加熱物30が加熱領域21に移動した場合には加熱履歴を記憶手段79から読み込み、この加熱履歴に基づいて引き続き加熱調理を実行する(ステップS819〜S820)。
ステップS806において、被加熱物センサー23がONからOFFに変化しなかった場合、つまり、もともと収納式調理器に被加熱物が載置されていない場合あるいは収納式調理器に被加熱物が載置されている場合、制御手段74は被加熱物30の収納式調理器8から天板3への移動はなかったものと判断し、自動モードが設定されているか調べる(ステップS807)。自動モードが設定されていればステップS811へ飛ぶ。ユーザーの入力操作が有ったか否かを調べる(ステップS807)。ステップS807において自動モードが設定されていなければ、開始ボタンが押下されたか調べる(ステップS808)。ユーザーが設定情報を手動入力して最後に開始ボタンを押すと、制御手段74はユーザーによって入力された設定情報を取得して記憶手段79に記憶して(ステップS809〜S810)、ステップS811へ進む。次に、制御手段74は記憶手段79に記憶されている被加熱物の載置位置の情報すなわち被加熱物30の前回の中心位置、大きさ、形状などの情報を読み出し、センサー76aで検出された大きさと同じ被加熱物30が記憶手段79にあるかサーチし、同一のものが見つかれば、この被加熱物30の記憶手段79に記憶されている前回の載置位置(中心位置)と今回検出された載置位置(中心位置)との差分を算出し、差分が有るか否かを調べる(ステップS811〜S814)。差分が有れば、制御手段74は被加熱物30が天板3上で移動したと判断し、移動前の加熱部の火力を停止させて(ステップS815)、ステップS816へ進む。差分がなければ、そのままステップS816へ進む。次に、制御手段74は、被加熱物30を検出した領域が保温領域22の場合には、温度センサー76bを用いて被加熱物30の温度が記憶手段79に記憶されている目標保温温度になるように制御する。すなわち、温度センサー76bの検出温度が目標温度以上ならば、冷めるまで待ち、検出温度が目標保温温度以下ならば、加熱部に電力を供給して温度を上げるように制御する(ステップS817〜S818)。また、制御手段74は、被加熱物30を検出した領域が加熱領域21の場合には、記憶された加熱履歴に基づいて温度センサー76bを用いながら被加熱物30の加熱調理を実行する(ステップS819〜S820)。
一方、ステップS801〜S803、S821での監視中にステップS821において、被加熱物センサー23がOFFからONに切り替わった場合、制御手段74は被加熱物30が収納式調理器8へ移動したと判断し、被加熱物センサー23がONになった旨を記憶手段79に書込むとともに、記憶手段79に記憶された加熱履歴に基づいて、引き続き加熱調理を継続する(ステップS821〜S824)。加熱調理が完了したら再びステップS801へ戻り、監視を再開する。
なお、本発明の加熱調理器は、調理においてもユーザーの手間を少なくするための支援サービスの機能を有している。すなわち、調理に当たり、図11(a)に示すように加熱調理器の画面にレシピのメニューを表示して、ユーザーに好みのものを選択させ、且つ利用人数を入力するように促す。そこで、ユーザーが好みのレシピを選択して、人数を入力すると、図11(b)に示すように、選択されたレシピとこのレシピに必要な食材と必要量が制御手段74によって計算され、画面に表示される。従って、ユーザーはこの画面の表示内容に従って食材を準備し、開始ボタンを押すと、自動モードが設定されていれば、制御手段74は、予めレシピ毎に記憶手段79に記憶されている設定情報(レシピを構成する複数の調理ステップ、調理時間、火力など)を読み出してこの内容に基づいて調理ステップ毎に、温度センサー76bの出力に基づいて調理を実行する。また、ユーザーの介入が必要な場合には、その旨を画面に表示するとともに音声報知を行う。このように、ユーザーは最小限必要な操作を行うだけで済み、余裕を持ちながら快適な調理を楽しむことができる。また、余力を安全面への注意などに向けることができる。
図12は、加熱調理器を自動モードに設定した場合の制御手段74の動作を示す概略フローチャートである。次に、自動モードにおける制御手段74の動作について図12を用いて説明する。
制御手段74は、加熱調理において、自動モードが起動されると、まず図11(a)の入力画面を表示し、入力情報の設定を促す(ステップS1201)。次に、ユーザーがレシピを選択して人数を入力すると、このレシピを検索キーとして記憶手段79から関連するファイルをサーチして、該当するファイルを読み出す。このファイルには関連する食材と1人当たりの必要量、レシピを構成する調理ステップとその調理時間、火力情報、温度情報などの調理に必要な情報が埋め込まれている。そこで、制御手段74はユーザーによって入力された「人数」を各食材の1人当たりの必要量に乗算して各食材の必要量を算出し、画面に表示する(ステップS1201〜S1205)。また、食材を準備してユーザーが開始ボタンを押すと、調理ステップ毎に進行状況を示すために表示手段に表示され且つ記憶手段79に書き込みながら調理ステップを実行する(ステップS1206〜S1210)。そして、全ステップが完了したら、終了メッセージを表示部78に出力して、加熱調理シーケンスを完了してリターンする(S1209〜S1211)。なお、このとき、内蔵するスピーカを用いて報知音を発生するとより効果的である。
なお、上記の説明では自動調理をする場合について説明したが、自動調理をする場合に限らず、被加熱物の移動を検知した場合に単に移動前の加熱状態を継続することも可能である。このように構成すれば、被加熱物を移動する度に火力を再設定する必要がなく、非常に使い勝手が良くなる。特に、被加熱物を自由な位置に載置できるような誘導加熱調理器の場合、他の被加熱物の位置に応じて被加熱物を少し移動させる動作が多くなるため、被加熱物の移動を検知して加熱状態を継続することによる効果は大きい。
実施の形態2.
本実施の形態2では、被加熱物30を本発明に係る加熱調理器の天板3から他の加熱調理器へ移動させるケースあるいはその逆のケースについて説明する。実施の形態1における(6)〜(7)の部分に関する説明である。
図13は、本発明に係る加熱調理器の実施の形態2における回路構成を示すブロック図である。図13において、通信部80とアンテナ81を追加した以外は図7と同様である。
(6)被加熱物30を本発明の加熱調理器の天板3から他の加熱調理器へ移動させる場合、
ここでは他の加熱調理器の一例としてオーブンレンジ24を対象にして説明する。
図14に示すように被加熱物30を本発明の加熱調理器の天板3からオーブンレンジ24へ移動すると、本発明の加熱調理器の設定情報が移動先のオーブンレンジ24へ送信され、オーブンレンジ24では、図15に示すような画面が表示される。そこで、ユーザーが表示内容を見て問題ないと判断すれば、自動モードで開始ボタンを押すことにより、引き続き加熱調理を継続実行することができる。また、表示内容をオーブンレンジ24の特性に合わせて修正したい場合には、一部手直ししてから開始ボタンを押すことで自動モードあるいは手動モードで加熱調理を継続できる。
(7)被加熱物30を他の加熱調理器から本発明の加熱調理器の天板3へ移動させる場合、
ここでは他の加熱調理器の一例としてオーブンレンジ24を対象にして説明する。
被加熱物30をオーブンレンジ24から本発明の加熱調理器の天板3へ移動すると、移動先である本発明の加熱調理器では、図15と似た画面が表示され、ユーザーが表示内容を見て問題ないと判断すれば、自動モードで開始ボタンを押すことにより、引き続き加熱調理を継続実行することができる。また、表示内容を本発明の加熱調理器の特性に合わせて修正したい場合には、一部手直ししてから開始ボタンを押すことで自動モードあるいは手動モードで加熱調理を継続できる。
図16〜図18は、以上の動作を実行するための動作を説明するフローチャートであり、図19はこのときの送信処理を示すフローチャートであり、図20はこのときの受信処理を示すフローチャートである。
次に、上記の動作について図16〜図20を用いて説明する。
まず、制御手段74は、予めシステム導入時に設定された周期(時間遅れ)毎に、加熱物(誘導加熱コイル17(18)およびラジエントヒーター19あるいは保温領域22のヒーター20)近傍のセンサー76aおよび被加熱物センサー23を用いて被加熱物30が天板3または収納式調理器8にあるか否かを監視し、何もなければ見つかるまで繰り返し実行する(ステップS1601〜S1603、S1625)。この監視シーケンスにおいて、被加熱物30が見つかると、制御手段74はセンサー76aの出力に基づいてこの被加熱物30の天板3上の載置位置(すなわち、天板3上のどの加熱物の上に載置されているのか)と大きさおよび形状を推定し(ステップS1604)、記憶手段79に記憶する(ステップS1605)。次に、制御手段74は、被加熱物センサー23がONからOFFに変化したか否か(即ち、前回ONで今回OFFか否か)を調べ、Yesならば、被加熱物30が収納式調理器8から天板3へ移動したと判断し、被加熱物センサー23がOFFした旨を記憶手段79に書き込み(ステップS1629)、ステップS1617へ飛んで、収納式調理器8での火力出力を停止するとともに、天板3上に移動した被加熱物30が保温領域22に移動した場合にはこの被加熱物30に対して保温行程を実行し(ステップS1619〜S1621)、被加熱物30が加熱領域21に移動した場合には加熱履歴を記憶手段79から読み込み、この加熱履歴に基づいて引き続き加熱調理を実行する(ステップS1623〜S1624)。
ステップS1606において、被加熱物センサー23がONからOFFに変化しなかった場合、制御手段74は被加熱物30の収納式調理器8から天板3への移動はなかったものと判断し、外部の加熱調理器から加熱履歴情報を受信済みか否かを調べる(ステップS1607)。受信済みであれば、ステップS1612へ飛ぶ。ステップS1607において、受信済みでなければ、自動モードが設定されているか調べる(ステップS1608)。自動モードが設定されていればステップS1612へ飛ぶ。ステップS1608において自動モードが設定されていなければ、開始ボタンが押下されたか調べる(ステップS1609)。ユーザーが設定情報を手動入力して最後に開始ボタンを押すと、制御手段74はユーザーによって入力された設定情報を取得して記憶手段79に記憶して(ステップS1610〜S1611)、ステップS1612へ進む。次に、制御手段74は記憶手段79に記憶されている被加熱物の載置位置の情報すなわち被加熱物30の前回の中心位置、大きさ、形状などの情報を読み込み、センサー76aで検出された大きさと同じ被加熱物30が記憶手段79にあるかサーチし、同一のものが見つかれば、この被加熱物30の記憶手段79に記憶されている前回の載置位置(中心位置)と今回検出された載置位置(中心位置)との差分を算出する(ステップS1612〜S1614)。次に、制御手段74は外部の加熱調理器から受信が有ったか否かを調べ、受信が有ったら、送信元の加熱調理器の火力を停止させる(ステップS1617)。ステップS1615において、外部の加熱調理器からの受信が無い場合には、制御手段74は前回の載置位置(中心位置)と今回の載置位置(中心位置)との間に差分が有るか否かを調べる(ステップS1616)。差分が有れば、制御手段74は被加熱物30が天板3上で移動したと判断し、移動前の加熱部の火力を停止させて(ステップS1617)、ステップS1618へ進む。差分がなければ、そのままステップS1618へ進む。次に、制御手段74は、被加熱物30を検出した領域が保温領域22の場合には、温度センサー76bを用いて被加熱物30の温度が記憶手段79に記憶されている目標保温温度になるように制御する。すなわち、温度センサー76bの検出温度が目標温度以上ならば、冷めるまで待ち、検出温度が目標保温温度以下ならば、加熱部に電力を供給して温度を上げるように制御する(ステップS1619〜S1620)。また、制御手段74は、被加熱物30を検出した領域が加熱領域21の場合には、記憶された加熱履歴に基づいて温度センサー76bを用いながら被加熱物30の加熱調理を実行する(ステップS1623〜S1624)。
また、制御手段74は、ステップS1621において、被加熱物30を検出した領域が保温領域22と加熱領域21のいずれでもない場合には、本発明とは異なる加熱調理器へ移動したかもしれないため、念のため、加熱履歴情報で高周波を変調した後、通信部80およびアンテナ81を介して、周辺の加熱調理器へ同報送信する(ステップS1622)。これにより、この加熱履歴を受信した加熱調理器は、画面にこれらの情報の表示を行い、被加熱物30の継続調理を実行することができる。なお通信周波数はブルーツースなどの近距離通信に最適な2.4GHzなどを用いることができる。
一方、ステップS1601〜S1603、S1625での監視中にステップS1625において、制御手段74が被加熱物センサー23がOFFからONに切り替わったことを検出すると、制御手段74は被加熱物30が収納式調理器8へ移動したと判断し、被加熱物センサー23がONになった旨を記憶手段79に書込むとともに、記憶手段79に記憶された加熱履歴に基づいて、引き続き加熱調理を継続する(ステップS1625〜S1628)。加熱調理が完了したら再びステップS1601へ戻り、監視を再開する。
なお、ステップS1622における同報送信を行う場合には、図19に示すように、まず、送信先(ここでは或る加熱調理器)のアドレスを設定した(ステップSS1901)上で、送信元アドレスを指定して送信要求を通信部80及びアンテナ81を介して送信し(ステップSS1902)、受信許可を受信するまで待つ(ステップS1903)。送信先からアンテナ81及び通信部80を介して受信許可を受信すると、制御手段74は加熱履歴情報を記憶手段79から読み込んだ上で、高周波に変調した上で通信部80及びアンテナ81を介して送信する(ステップS1904〜S1906)。送信が終了したら(ステップS1906のYes)、全ての送信先への送信が終了するまで、次の送信先のアドレスを設定した(ステップS1907〜S1908)上で、ステップS1902へ戻り、再び送信元アドレスの指定、送信要求送信、加熱履歴送信を繰り返す。全ての送信先への送信が終了したら(ステップS1908のYes)、リターンして同報送信処理を終了する。
また、外部の加熱調理器から受信する場合には、図20に示すように外部の加熱調理器から送信要求があるか否かを予め設定した周期(システム導入時に決定する)で周期的に監視する(ステップS2001〜S2002)。外部の加熱調理器からアンテナ81及び通信部80を介して送信要求を受信すると、制御手段74は受信許可を通信部80及びアンテナ81を介して送信した上で、外部の加熱調理器から加熱履歴を受信する(ステップS2003〜S2004)。そして、受信が終了したら受信済みのフラグをセットして(ステップS2006)、ステップS2001へ戻る。
なお、表示部78は液晶ディスプレーでも他の適当なディスプレー装置であってもよい。同様に、操作部73は掃除の簡単な膜型キーパッドでも他の入力装置、例えば1つ以上のスイッチやボタンでもよい。
本発明に係る加熱調理器の実施の形態1を示す斜視図である。 本発明に係る加熱調理器の実施の形態1における天板3のレイアウトを示す平面図である。 図2とは別の天板3のレイアウトを示す平面図である。 図3に示す加熱調理器を用いた場合の被加熱物30の加熱領域21から保温領域22への移動を示す概念図である。 図3に示す加熱調理器を用いた場合の被加熱物30の加熱領域21から他の加熱調理器として収納式調理器8への移動を示す概念図である。 被加熱物30の収納式調理器8への収納と被加熱物30検出用の被加熱物センサー23との位置関係を示す図である。 本発明に係る加熱調理器の実施の形態1における回路構成を示すブロック図である。 本発明に係る加熱調理器の実施の形態1の動作を示すフローチャートである。(その1) 本発明に係る加熱調理器の実施の形態1の動作を示すフローチャートである。(その2) 本発明に係る加熱調理器の実施の形態1の動作を示すフローチャートである。(その3) 本発明に係る加熱調理器の実施の形態1における調理開始時の画面例を示す図である。 本発明に係る加熱調理器の実施の形態1における調理の動作を示すフローチャートである。 本発明に係る加熱調理器の実施の形態2における回路構成を示すブロック図である。 被加熱物30の天板3から他の加熱調理器(オーブンレンジ24)への移動を示す概念図である。 被加熱物30を天板3から他の加熱調理器(オーブンレンジ24)へ移動する場合の移動先の加熱調理器(オーブンレンジ24)の画面例を示す図である。 本発明に係る加熱調理器の実施の形態2の動作を示すフローチャートである。(その1) 本発明に係る加熱調理器の実施の形態2の動作を示すフローチャートである。(その2) 本発明に係る加熱調理器の実施の形態2の動作を示すフローチャートである。(その3) 本発明に係る加熱調理器の実施の形態2の動作を示すフローチャートである。(その4) 本発明に係る加熱調理器の実施の形態2の動作を示すフローチャートである。(その5) 本発明に係る加熱調理器の実施の形態1を示す構成図である。
符号の説明
1 加熱調理器、2 本体、3 天板、4 フレーム、5、6、7 サークル、8 収納式調理器、8a〜8t 加熱コイル、9 操作部、9a〜9d 操作部、9e 電源スイッチ、10 操作部、11〜16 透明窓、17、18 誘導加熱コイル、19 ラジエントヒーター、20 ヒーター、21 加熱領域、22 保温領域、23 被加熱物センサー、24 オーブンレンジ、30 被加熱物(鍋)、40 筐体、41 回路、42 表示手段、71 コンバータ、72 インバータ、73 操作部、74 制御手段、75 共振コンデンサ、76a センサー、76b 温度センサー、77 鍋検出回路、78 表示部、79 記憶手段、80 通信部、81 アンテナ。

Claims (7)

  1. 加熱物載置され、加熱領域を有する天板と、
    前記天板の下方に配置され、前記加熱領域における前記被加熱物を加熱する複数の加熱手段と、
    前記天板に載置された物体占有領域を検出して出力る検出手段と、
    前記被加熱物固有の特徴と加熱履歴を記憶する記憶手段と、
    記検出手段の出力に基づいて前記物体の前記天板上の位置を推定しさらに前記出力に基づいて前記物体の特徴を抽出する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記検出手段の出力に基づいて抽出した特徴と前記記憶手段に記憶された被加熱物の特徴に基づいて前記物体と前記被加熱物の同一性を判断し、同一で且つ前記位置が前記加熱領域内で変化したことを検出した場合には前記被加熱物が前記加熱領域内で移動したと判断し、前記被加熱物の前記記憶手段に記憶された加熱履歴に基づいて現在の加熱内容を決定して前記加熱手段に設定することを特徴とする加熱調理器。
  2. 加熱物載置され、加熱領域と保温領域とを有する天板と、
    前記天板の下方に配置され、前記加熱領域における被加熱物を加熱する第1の加熱手段と、
    前記天板の下方に配置され、前記保温領域における被加熱物を加熱する第2の加熱手段と、
    前記天板に載置された物体の占有領域を検出して出力る検出手段と、
    前記被加熱物固有の特徴と前記第1の加熱手段による加熱履歴を記憶する記憶手段と、
    記検出手段の出力に基づいて前記物体の前記天板上の位置を推定しさらに前記出力に基づいて前記物体の特徴を抽出する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記検出手段の出力に基づいて抽出した特徴と前記記憶手段に記憶された前記被加熱物の特徴に基づいて前記物体と前記被加熱物の同一性を判断し、同一で且つ前記位置が前記加熱領域から前記保温領域に変化したことを検出した場合には前記被加熱物が前記加熱領域から前記保温領域へ移動したと判断し、前記被加熱物の前記記憶手段に記憶された加熱履歴に基づいて現在の加熱内容を決定して前記第2の加熱手段に設定することを特徴とする加熱調理器。
  3. 加熱物載置され、加熱領域と保温領域とを有する天板と、
    前記天板の下方に配置され、前記加熱領域における被加熱物を加熱する第1の加熱手段と、
    前記天板の下方に配置され、前記保温領域における被加熱物を加熱する第2の加熱手段と、
    前記天板に載置された物体の占有領域を検出して出力る検出手段と、
    前記被加熱物固有の特徴と前記第2の加熱手段による加熱履歴を記憶する記憶手段と、
    記検出手段の出力に基づいて前記物体の前記天板上の位置を推定しさらに前記出力に基づいて前記物体の特徴を抽出する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記検出手段の出力に基づいて抽出した特徴と前記記憶手段に記憶された前記被加熱物の特徴に基づいて前記物体と前記被加熱物の同一性を判断し、同一で且つ前記位置が前記保温領域から前記加熱領域に変化したことを検出した場合には前記被加熱物が前記保温領域から前記加熱領域へ移動したと判断し、前記被加熱物の前記記憶手段に記憶された加熱履歴に基づいて現在の加熱内容を決定して前記第1の加熱手段に設定することを特徴とする加熱調理器。
  4. 外部の加熱調理器と通信する通信手段を備え、
    前記制御手段は、前記被加熱物が前記天板以外へ移動したと判断すると、前記被加熱物の特徴と加熱履歴を前記通信手段を介して前記外部の加熱調理器へ同報通信することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の加熱調理器。
  5. 外部の加熱調理器と通信する通信手段を備え、
    前記制御手段は、前記被加熱物の特徴と加熱履歴を前記外部の加熱調理器から前記通信手段を介して受信すると、前記物体が前記天板へ載置されたか否かを判断し、載置されと判断すると、前記検出手段の出力に基づいて抽出した特徴と前記受信した被加熱物の特徴に基づいて前記物体と前記被加熱物の同一性を判断し、同一の場合には前記受信した加熱履歴に基づいて現在の加熱内容を決定して前記加熱手段に設定することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の加熱調理器。
  6. 前記被加熱物固有の特徴は、少なくとも前記被加熱物の大きさ及び形状のいずれかを含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の加熱調理器。
  7. 経過時間を計測するタイマーと、
    入力手段と、
    前記被加熱物の温度を検知する赤外線検出手段と、を備え、
    前記記憶手段は、レシピとレシピを構成する少なくとも1つの調理ステップとを対応させて記憶し、
    前記被加熱物の加熱履歴は、前記入力手段によって外部から設定されたレシピ、前記記憶手段から得られた最終調理ステップ、前記赤外線検出手段によって検出された温度、前記タイマーから得られた調理における経過時間を含むことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の加熱調理器。
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