JP2013017557A5 - - Google Patents
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Description
本発明は、時計機能を有する炊飯器に関するものである。
従来、この種の炊飯器は図3に示すように構成していた。以下、その構成について説明する。
図3に示すように、炊飯の操作を行なう操作部29と、炊飯器の動作状態や現在時刻を表示する表示部20と、現在時刻情報の電波を受信する電波受信手段21と、操作部29および電波受信手段21からの各信号を処理し炊飯の動作制御と表示部20の表示制御を行なうマイコン22と、現在時刻をカウントする時計23と、オフ時は制御手段27の消費電力量がゼロとなる主電源スイッチ24とを設けている。
ここで、マイコン22は、現在時刻設定手段を構成しており、電波受信手段21より現在時刻情報を有する電波を受信することにより、現在時刻を設定するようにしていた(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、前記従来の構成では、炊飯器が通常設置される場所である台所では、電波を受信する環境としては適していないことが多い。よって、電波が必ず受信できる環境ではなかったため、現在時刻を設定しようとしても、電波受信環境により設定できないことがあるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、炊飯器が通常設置される場所である台所
等にあっても、容易に現在時刻を設定できるようにし、タイマー予約炊飯時に確実に希望通りの炊き上がり時刻にご飯を炊き上げることができる炊飯器を提供することを目的とする。
等にあっても、容易に現在時刻を設定できるようにし、タイマー予約炊飯時に確実に希望通りの炊き上がり時刻にご飯を炊き上げることができる炊飯器を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の炊飯器は、炊飯器本体内に鍋を着脱自在に収納し、鍋を加熱する加熱手段を制御手段により制御するよう構成し、制御手段は、時計と現在時刻設定手段と磁界信号通信手段と操作部とを有し、現在時刻設定手段は現在時刻情報を有する磁界信号を受信することにより現在時刻を設定するようにしたものである。
本発明の炊飯器は、使用者が現在時刻を設定したい場合に、制御手段にある磁界信号通信手段に磁界信号を発生させる携帯端末機器等を接触または近づけることにより現在時刻を容易に設定することができる。
第1の発明は、炊飯器本体と、前記炊飯器本体内に着脱自在に収納される鍋と、前記鍋を加熱する加熱手段と、前記加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、時計と現在時刻設定手段と磁界信号通信手段と操作部とを有し、前記現在時刻設定手段は現在時刻情報を有する磁界信号を受信することにより現在時刻を設定するようにしたものであり、使用者が現在時刻を設定したい場合に、制御手段にある磁界信号通信手段に現在時刻情報を有した磁界信号を受信することにより現在時刻を容易に設定できるようにしたものであり、現在時刻設定用の操作部を有しないので、操作部の煩雑さを解消することができ、タイマー予約炊飯時に確実に希望通りの炊き上がり時刻にご飯を炊き上げることができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、現在時刻設定手段は、一定時間毎に現在時刻を設定するようにしたものであり、炊飯器の時計を常に磁界信号からの現在時刻情報と同じ時刻にすることができる。
第3の発明は、上記第1の発明において、表示動作を行う表示部を備え、前記表示部に、時刻設定の動作状態を示す時刻設定表示部を設けたものであり、時刻設定の動作状態を認識することができ、時計の時刻が実際の時刻と合っていることを確認することができる。
第4の発明は、上記第1の発明において、タイマー予約キーと炊飯キーとを備え、前記タイマー予約キーと前記炊飯キーの2つでタイマー予約炊飯の操作を行うようにしたものであり、タイマー予約炊飯用の時刻設定キーを別途設けることなくタイマー予約炊飯を行うことができるので、タイマー予約炊飯時のキー操作の煩雑さを解消することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における炊飯器の上面図、図2は同炊飯器の断面図であ
る。
図2に示すように、炊飯器本体1は、有底筒状の鍋収納部1aを有し、鍋2を着脱自在に収納する。蓋3はヒンジ軸4により軸支し、開閉自在に炊飯器本体1の上面開口部を覆っている。
図1は、本発明の実施の形態1における炊飯器の上面図、図2は同炊飯器の断面図であ
る。
図2に示すように、炊飯器本体1は、有底筒状の鍋収納部1aを有し、鍋2を着脱自在に収納する。蓋3はヒンジ軸4により軸支し、開閉自在に炊飯器本体1の上面開口部を覆っている。
鍋2は鍋収納部1aの底部に設けた加熱手段である底誘導コイル5により誘導加熱される。電源ケーブル8aを交流電源に接続すると電力が供給され、高周波電力供給部8bより底誘導コイル5に高周波電力が供給される。
底センサ6は鍋2の温度を検知し、制御手段7へ信号を送る。制御手段7は底センサ6からの信号により高周波電力供給部8bの底誘導コイル5へ供給する通電量を可変し、鍋2の加熱量を制御することで鍋2の温度を適温に制御する。
制御手段7には、図1に示すように、炊飯の操作を行う操作部9と、炊飯器の動作状態や現在時刻を表示する表示部10と、現在時刻情報の磁界信号を受信する磁界信号通信手段15と、底センサ6、操作部9および磁界信号通信手段15からの各信号を処理し炊飯の動作制御と表示部10の表示制御を行うマイコン12と、現在時刻をカウントする時計13と、オフ時は制御手段7の消費電力量がゼロとなる主電源スイッチ14とを設けている。
ここで、マイコン12は、現在時刻設定手段を構成しており、磁界信号通信手段15より現在時刻情報を有する携帯端末機器から磁界信号を受信することにより、現在時刻を設定するようにしている。
磁界信号通信手段15は例えば通信用コイルを使用したものがあり、携帯端末機器との接触または近傍に近づけることにより磁界による通信を可能にしたものである。
表示部10には、現在時刻を表示する現在時刻表示部10aと時刻設定の動作状態を表示する時刻設定表示部10bとを設けている。操作部9には、炊飯キー9aとタイマー予約キー9bとを設けている。
表示部10には、現在時刻を表示する現在時刻表示部10aと時刻設定の動作状態を表示する時刻設定表示部10bとを設けている。操作部9には、炊飯キー9aとタイマー予約キー9bとを設けている。
上記構成において動作を説明する。まず、現在時刻を設定する場合について説明する。交流電源に電源ケーブル8aを接続すると、マイコン12は磁界信号通信手段15を通して磁界信号による現在時刻情報を受信する。
磁界信号による現在時刻情報としては、携帯端末機器が使用している現在時刻がその1つに挙げられ、ユーザーが普段使用している現在時刻となっている。
マイコン12は磁界信号通信手段15で受信した現在時刻情報に従ってユーザーが普段使用している現在時刻を認識し、時計13の時刻をユーザーが普段使用している現在時刻に設定するとともに、現在時刻表示部10aにユーザーが普段使用している時刻を表示する。
このようにして、容易に現在時刻が設定され、かつユーザーが普段使用している現在時刻表示が可能となる。
そして、時刻設定の動作中は表示部10の時刻設定表示部10bに時刻設定の動作中の旨を表示する。これにより、使用者は現在時刻の設定が確実に行われているのを認識でき、表示部10の現在時刻表示部10aの時刻が正しい時刻であることを認識できる。
つぎに、タイマー予約炊飯の動作について説明する。タイマー予約キー9bを押すと、
タイマー予約炊飯設定モードとなり、表示部10の現在時刻表示部10aに炊き上がり時刻が表示される。引き続きタイマー予約キー9bを押すと、キーを押すたびに炊き上がり時刻が例えば10分毎に変更される。希望の炊き上がり時刻となった時点で炊飯キー9aを押すとタイマー予約炊飯を開始する。
タイマー予約炊飯設定モードとなり、表示部10の現在時刻表示部10aに炊き上がり時刻が表示される。引き続きタイマー予約キー9bを押すと、キーを押すたびに炊き上がり時刻が例えば10分毎に変更される。希望の炊き上がり時刻となった時点で炊飯キー9aを押すとタイマー予約炊飯を開始する。
マイコン12が指定した時刻に炊き上がるように所定の時刻に底センサ6よりの鍋2の温度に応じて高周波電力供給部8bより供給される高周波電力を制御し、炊飯を行う。マイコン12は常に正確な時刻を把握しているので、確実に希望した炊き上がり時刻にご飯が炊き上がる。
これにより、従来のような時刻設定キーを必要とせずにタイマー予約炊飯が行えるので、操作するキーの数が減り、タイマー予約炊飯時のキー操作の煩雑さが解消できる。また、電波受信の環境が悪い台所においても設定可能となる。
以上のように、本実施の形態においては、制御手段7は、時計13と現在時刻設定手段を構成するマイコン12と磁界信号通信手段15とを有し、マイコン12は現在時刻情報を有する携帯端末機器等からの磁界信号を受信することにより現在時刻を設定するようにしたので、使用者が現在時刻を設定したい場合に容易に現在時刻を設定することができ、現在時刻設定用の操作部を有しないので、操作部の煩雑さを解消することができ、タイマー予約炊飯時に確実に希望通りの炊き上がり時刻にご飯を炊き上げることができる。
また、マイコン12は、一定時間毎に現在時刻を設定するようにしたので、炊飯器の時計を常に現在時刻情報を有した磁界信号と同じ現在時刻にすることができる。
また、表示部10に、時刻設定の動作状態を示す時刻設定表示部10bを設けたので、時刻設定の動作状態を認識することができ、時計13の時刻が実際の時刻と合っていることを確認することができる。
また、タイマー予約キー9bと炊飯キー9aの2つでタイマー予約炊飯の操作を行うようにしたので、タイマー予約炊飯用の時刻設定キーを別途設けることなくタイマー予約炊飯を行うことができるので、タイマー予約炊飯時のキー操作の煩雑さを解消することができる。
以上のように、本発明にかかる炊飯器は、使用者が容易に現在時刻を設定することができ、現在時刻情報を有する携帯端末機器等からの磁界信号を常に受信できる状態であれば、使用者が現在時刻の設定をせずとも自動的に現在時刻設定ができ、現在時刻の設定が不要となるとともに、タイマー予約炊飯時に確実に希望通りの炊き上がり時刻にご飯を炊き上げることができるので、時計機能を有する炊飯器の用途に有効である。
1 炊飯器本体
2 鍋
5 底誘導コイル(加熱手段)
7,27 制御手段
12,22 マイコン(現在時刻設定手段)
13,23 時計
15 磁界信号通信手段
10、20 表示部
10b 時刻設定表示部
9a 炊飯キー
9b タイマー予約キー
2 鍋
5 底誘導コイル(加熱手段)
7,27 制御手段
12,22 マイコン(現在時刻設定手段)
13,23 時計
15 磁界信号通信手段
10、20 表示部
10b 時刻設定表示部
9a 炊飯キー
9b タイマー予約キー
Claims (4)
- 炊飯器本体と、前記炊飯器本体内に着脱自在に収納される鍋と、前記鍋を加熱する加熱手段と、前記加熱手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、時計と現在時刻設定手段と磁界信号通信手段と操作部とを有し、前記現在時刻設定手段は現在時刻情報を有する磁界信号を受信することにより現在時刻を設定するようにした炊飯器。
- 現在時刻設定手段は、一定時間毎に現在時刻を設定するようにした請求項1に記載の炊飯器。
- 表示動作を行う表示部を備え、前記表示部に、時刻設定の動作状態を示す時刻設定表示部を設けた請求項1に記載の炊飯器。
- タイマー予約キーと炊飯キーとを備え、前記タイマー予約キーと前記炊飯キーの2つでタイマー予約炊飯を行うようにした請求項1に記載の炊飯器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011151558A JP2013017557A (ja) | 2011-07-08 | 2011-07-08 | 炊飯器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011151558A JP2013017557A (ja) | 2011-07-08 | 2011-07-08 | 炊飯器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013017557A JP2013017557A (ja) | 2013-01-31 |
JP2013017557A5 true JP2013017557A5 (ja) | 2014-08-07 |
Family
ID=47689624
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011151558A Pending JP2013017557A (ja) | 2011-07-08 | 2011-07-08 | 炊飯器 |
Country Status (1)
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Families Citing this family (2)
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JP2006271460A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-10-12 | Tiger Vacuum Bottle Co Ltd | 通信機能付炊飯器 |
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2011
- 2011-07-08 JP JP2011151558A patent/JP2013017557A/ja active Pending
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